JPH0725518A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH0725518A
JPH0725518A JP17077493A JP17077493A JPH0725518A JP H0725518 A JPH0725518 A JP H0725518A JP 17077493 A JP17077493 A JP 17077493A JP 17077493 A JP17077493 A JP 17077493A JP H0725518 A JPH0725518 A JP H0725518A
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JP
Japan
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sheet
rollers
recording
sub
pair
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Pending
Application number
JP17077493A
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English (en)
Inventor
Seiji Iwaishi
誠治 岩石
Sadao Hiraiwa
定夫 平岩
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Kowa Co Ltd
Original Assignee
Kowa Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録用シートを搬送して画像を記録する画像
記録装置において、安価に実現できる構成で、シートの
搬送方向に対する傾きを修正でき、副走査用の搬送を高
精度に行なえ、シート全面に記録が可能で、記録後のシ
ートの逆送も可能にする。 【構成】 フィルム3はローラー5〜8により送られ、
ローラー8の対の離間によって鉛直な搬送通路を落下す
るが、シャッター10で水平に受け止められ、搬送方向
に対する傾きが修正される。シャッター10が離脱し、
ローラー15の対が開き、停止した状態でローラー11
により副走査方向への搬送が開始され、ローラー11と
ガイド14間でレーザービームLの主走査で記録がなさ
れる。フィルム後端部がローラー11から離れる直前に
ローラー15が接近、回転し、搬送がリレーされる。リ
レーミスによるフィルム落下がストッパー16aで阻止
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像記録装置に関し、更
に詳細には、記録用シートを副走査方向に搬送し、該シ
ートに対し記録手段による主走査を行なって画像を記録
する画像記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の装置の一例として、感光性シー
トフィルムを搬送ローラーにより副走査方向に搬送し、
このフィルムに対してレーザービームで主走査を行なう
ことにより画像を記録する画像記録装置(撮影装置)が
知られている。
【0003】この装置では、多数の未露光フィルムを収
納した供給マガジンからフィルムを自動的に1枚づつ取
り出して副走査方向に搬送しながらレーザービームで主
走査を行なって画像を記録し、その後、自動的にレシー
ブマガジンに搬送して収納するか、或いはフィルムを現
像機に送って現像処理を行なわせるようになっている。
【0004】しかし、このような装置では、フィルムが
主走査、副走査の行なわれる記録部まで搬送されるうち
に斜行や蛇行を起こして搬送方向に対して傾いてしま
い、画像の記録がフィルムに対して相対的に傾いてなさ
れたり、搬送に支障が生じたりすることがあるという問
題があった。
【0005】一方、上記の装置の従来の構成では、副走
査のためのフィルムの搬送を2対の搬送ローラーで行な
うようになっていた。しかし、この構成では2対の搬送
ローラーの外周速度を高精度に一致させないと、フィル
ムの搬送速度が変動して副走査を高精度に行なえない
し、外周速度を高精度に一致させるにはコストがかかっ
てしまうという問題があった。
【0006】この問題に対処する構成として、特開平2
−281250号により、一対の搬送ローラーだけで副
走査の搬送を行ない、そのローラーに対して記録用シー
トの搬送方向に沿って上流側のごく近傍にシート位置規
制手段を設け、この規制手段と前記副走査用ローラーと
の間でレーザービームの主走査を行なう構成が提案され
ている。
【0007】しかし、この構成では、記録用シートの先
端がレーザービームの主走査位置より下流側の副走査用
ローラーに達するまでの送りは副走査でないので、その
間は記録がなされず、記録用シートの先端部において主
走査位置と副走査用ローラー間の距離に相当する所定寸
法だけ記録が行なわれないことになる。また、仮に記録
終了後に副走査用ローラーの逆回転により記録用シート
を逆送することを考えると、逆送時にシートがシート位
置規制手段につっかえないように、記録時にシートの後
端がまだ位置規制手段のスリットに入っている時点でシ
ート搬送を停止して記録を終了しなければならず、この
場合、シート後端部に記録を行なえないことになる。
【0008】なお、シート位置規制手段と副走査用ロー
ラーの配置を逆にして副走査用ローラーより下流側で主
走査を行なうものとすると、シート後端が副走査用ロー
ラーから離れた後は副走査の搬送を行なえないので、記
録用シートの後端部において上記の所定寸法だけ記録が
行なえないことになる。また記録後の逆送を考えると、
副走査用ローラーがシート後端部を挟持している時点で
記録を終了しなければならず、この点でもシート後端部
に記録を行なえない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した事情
に鑑みてなされたもので、上述した種類の画像記録装置
において、記録用シートの搬送方向に対する傾きを修正
できる構成を提供することを第1の課題とする。
【0010】また、安価に実現できる構成で、記録用シ
ートの副走査用の搬送を高精度に行なうことができ、し
かも記録用シートの全面に記録が可能で、記録後の記録
用シートの逆送も可能な構成を提供することを第2の課
題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の画像記録装置によれば、第1の構成とし
て、記録用シートの搬送通路の一部をほぼ鉛直に形成す
るとともに、該通路の鉛直部の途中に、前記シート先端
縁をほぼ水平な所定角度で受け止める受け止め部材を挿
入、離脱可能に設け、前記シートの搬送時に、前記受け
止め部材を前記通路の鉛直部の途中に挿入した状態で、
前記シートを前記通路の鉛直部で自由落下させて受け止
め部材で受け止めることにより、前記シート先端縁をほ
ぼ水平な所定角度にするように構成した。
【0012】また、第2の構成として、記録用シートの
搬送通路に沿って前後して配置され、それぞれ前記シー
トの両面に接し回転して前記シートを搬送する2対の搬
送ローラーと、該2対のローラー間で前記シートの走行
位置を規制するガイド部材により前記シートを副走査方
向に搬送し、該2対のローラー間で前記シートに対し記
録手段による主走査を行なって画像を記録する画像記録
装置において、前記2対のローラーのうち前記搬送通路
に沿って後ろ側のローラー対を接離可能に構成する。そ
して、前記シートを副走査方向に搬送する場合、まず前
記後ろ側のローラー対を離間かつ停止させた状態で、前
側のローラー対の回転により前記シートを搬送し、前記
シートの後端が前側のローラー対から離れる直前に後ろ
側のローラー対を接近かつ回転させて後ろ側のローラー
対による搬送を開始するようにした。
【0013】また、第3の構成として、記録用シートの
副走査方向への搬送を行なうための搬送通路がほぼ鉛直
に形成されるとともに、該搬送通路の途中の上下に、前
記副走査方向への搬送を行なう手段として、前記シート
の両面に接し回転して前記シートを下方向に搬送する2
対の搬送ローラーが設けられる。また、前記搬送通路の
下端部に前記シートを受け止めるストッパーが設けられ
る。そして、副走査のため前記搬送通路で前記シートを
下方向に搬送する場合、まず前記2対のローラーのうち
下側のローラー対を離間かつ停止させた状態で、上側の
ローラー対の回転により前記シートを搬送し、前記シー
トの後端が上側のローラー対から離れる直前に下側のロ
ーラー対を接近かつ回転させて下側のローラー対による
搬送を開始するようにし、かつ、前記シートの後端が上
側のローラー対から離れる直前に前記シートの先端が前
記ストッパーに当接し、前記シートの落下が阻止される
ようにした。
【0014】また、第4の構成として、記録用シートの
搬送通路に沿って前後して配置され、それぞれ前記シー
トの両面に接し回転して前記シートを搬送する2対の搬
送ローラーと、該2対のローラー間で前記シートの走行
位置を規制するガイド部材により前記シートを副走査方
向に搬送し、該2対のローラー間で前記シートに対し記
録手段による主走査を行なって画像を記録する画像記録
装置において、前記シートの全長にわたる副走査の搬送
が終了した時点で前記シートの後端部が前記2対のロー
ラー間で前記ガイド部材の規制を受ける位置にあるよう
にする。そして、前記終了時点で前記ローラーによる前
記シートの搬送を停止した後、前記ローラーを逆転させ
て前記シートを前記ガイド部材の規制のもとに副走査の
搬送時と同一の搬送通路で逆送するようにした。
【0015】
【作用】上記の第1の構成によれば、記録用シートを搬
送通路の鉛直部で自由落下させて受け止め部材で受け止
めることにより、記録シート先端縁をほぼ水平な所定角
度にし、記録用シートの搬送方向に対する傾きを修正す
ることができる。
【0016】また、第2の構成によれば、記録用シート
の副走査方向への搬送を2対の搬送ローラーにより行な
うが、大部分の搬送は前側のローラーだけで行ない、後
端部の搬送だけ後ろ側のローラーにリレーして行なうの
で、記録用シートの全長にわたる副走査が可能であって
シート全面の画像記録が可能であるうえに、高精度の副
走査が可能である。
【0017】また、第3の構成によれば、記録用シート
の副走査方向への搬送を2対の搬送ローラーにより下方
向に搬送して行ない、その際に記録用シートを上側のロ
ーラーから下側のローラーにリレーするが、そのリレー
のミスによるシートの落下を確実に阻止することができ
る。
【0018】また、第4の構成によれば、2対の搬送ロ
ーラーで記録用シートの全長にわたる副走査の搬送を行
ない、シート全面に画像記録をした上で、シートを副走
査の搬送時と同一の搬送通路で逆送することができる。
【0019】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を説明す
る。ここでは上述のように感光性シートフィルムに対し
レーザービームの主走査で画像を記録する画像記録装置
を例示する。この装置は例えば医療用の画像記録に用い
られるものとし、図3に示すように感光性シートフィル
ム3の画像記録領域の周囲の余白部分である周縁部を黒
枠として記録する黒枠露光を行なうものとする。医療用
画像を記録したフィルムは普通シャウカステンにかけら
れ、裏側から照明を入れて観察されるため、観察者の眼
に余分な光線が入らぬように黒枠露光が行なわれる。
【0020】図1は本発明の画像記録装置の実施例の構
成を示している。この画像記録装置において記録処理
(撮影処理)を受ける感光性シートフィルムの流れに沿
って装置全体の構成および動作を説明する。
【0021】図1において装置本体1に装填されたサプ
ライマガジン2内には未露光の感光性シートフィルム3
が積層して収納されている。サプライマガジン2に収納
されたフィルム3は、図示しないモーターによって駆動
される吸着盤4によって最上層の1枚が吸着して取り出
され、対の搬送ローラー(以下、単にローラーという)
5,6,7により順次送られる。このローラー5〜7及
び後述のローラー8,11,15の各対はそれぞれ不図
示のモーターにより回転駆動され、フィルム3の両面に
接して回転してフィルム3を送る。
【0022】ローラー7以降のフィルム搬送通路はほぼ
鉛直に形成されている。フィルム3はローラー7からロ
ーラー8に送られる。ローラー8以下のフィルム搬送通
路は完全に鉛直に形成されており、その通路に沿って2
対の副走査用の搬送ローラー11,15が設けられてい
る。ローラー8,11,15の各対は、それぞれの一方
(図中右側)のローラーが不図示のプランジャーの駆動
により移動し、他方(左側)のローラーに対して矢印で
示すように接離できるようになっている。ローラー1
1,15間にはフィルム3の走行位置を規制するスリッ
ト状のフィルムガイド14が設けられている。
【0023】また、ローラー10の上側近傍には、フィ
ルム3の先端縁を水平に受け止めるシャッター10が設
けられており、不図示の駆動手段により矢印で示すよう
に移動され、フィルム搬送通路に挿入、離脱できるよう
になっている。シャッター10の上下近傍のそれぞれに
はフィルム3を検知するフォトセンサー9,12が設け
られている。
【0024】ローラー8により送られたフィルム3の先
端がフォトセンサー9の位置に到達したとき、センサー
9による検知に応じて上記プランジャーの駆動によりロ
ーラー8の対の右側が離され、フィルム3は鉛直な通路
内を自由落下する。しかし、このときシャッター10が
搬送通路に挿入されており、自由落下するフィルム3の
先端縁を水平に受け止め、フィルム3を止める。これに
より、フィルム3の先端縁はここでのフィルム搬送方向
である鉛直方向に直交する所定角度である水平にされ、
それまでの搬送途中でフィルム3が斜行し搬送方向に対
し傾いていた場合はそれが修正される。この状態で、画
像書き込みを指示する信号の入力を待つ。
【0025】次に画像書き込み指示の信号が入力される
と、シャッター10が開かれ、フィルム3は再び自由落
下し、第1の副走査用ローラー11に達する。このと
き、ローラー11の対は接して回転しており、第2の副
走査用ローラー15の対は離間して停止している。
【0026】ローラー11の回転によりフィルム3は副
走査用に一定のスピードで送られ、フィルムガイド14
内に送りこまれるが、ここでレーザースキャナーユニッ
ト13から発射されたレーザービームLがミラー21を
介して導かれ、ローラー11とフィルムガイド14上端
の間のスペースでフィルム3に対し主走査が行なわれ
る。なお、主走査は、フォトセンサー12がフィルム3
の先端を検知した時点で開始されるが、当初は画像信号
の無い(全黒の)レーザービームの走査でフィルム先端
から前述の黒枠露光を行ない、所定時間(例えば約0.
2秒)後に画像信号の記録が開始される。
【0027】画像の書き込みが行われている間は第2の
副走査用ローラー15の対は離間しており回転もしない
ので、第1の副走査用ローラー11による副走査に悪影
響を与えることがない。
【0028】画像領域の走査が終り、後端側の黒枠領域
の走査に入り、フィルム3の後端がローラー11から離
れる直前に、プランジャーの駆動によりローラー15の
対が接近するとともに、モーターの駆動により回転を開
始し、フィルム3の搬送を開始する。すなわち副走査の
搬送がローラー11からローラー15にリレーされるこ
とになる。このリレーを行なう瞬間に若干の副走査の乱
れが生じるおそれがあるが、このとき黒枠領域の走査を
行なっているので問題は無い。
【0029】この後、フィルム3の後端がレーザービー
ムの主走査位置を通過するまで主走査とともに副走査の
搬送を行なった後、ストップする。すなわちフィルム3
の後端まで黒枠露光をしてストップする。この時、フィ
ルム3の後端部(上端部)はまだフィルムガイド14に
入っている。
【0030】次に、ローラー15が逆回転され、フィル
ム3を書き込み時と逆に上方向へ送る。この時、フィル
ム3の後端はまだガイド14の中にあるので、フィルム
3は書き込み時と全く同じフィルム通路に導かれる。す
なわち、フィルムガイド14は、単に副走査用搬送時の
フィルムの位置規制を行なうだけでなく、フィルム3の
逆送時にフィルムが必ず書き込み時と同じ通路を戻るよ
うに案内するためのものでもある。
【0031】また、この時にローラー8がローラー15
と同方向に同スピードで回転され、フィルム3はローラ
ー15からローラー8により更に上方へ逆送され、固定
式の通路切り換え板17によりローラー18へ導かれ、
更にローラー18,19により搬送され、レシーブマガ
ジン20に送り込まれて収納され、フィルム1枚の撮影
動作が終了する。
【0032】ところで、前述した副走査用の搬送時でロ
ーラー11からローラー15に搬送をリレーするとき、
ローラー11,15が同時にフィルム3を搬送する時間
が短い程、副走査の搬送に乱れが少なく、画像に影響が
少ないが、あまり短くするとタイミングのずれでフィル
ムを落下させてしまう事故が生じてくる。
【0033】そこで本実施例では、ローラー15より下
の鉛直なフィルム搬送通路の下端部に、フィルム3を止
めるストッパー16a〜16cを設け、ローラー11か
らローラー15にリレーする寸前(フィルム後端がロー
ラー11から離れる直前)にフィルム3の先端が例えば
ストッパー16aに当り、その後、搬送されるフィルム
3の搬送分は点線3bの様にカールさせて吸収するよう
にしてフィルム落下を防止する構成となっている。
【0034】ここで3個のストッパー16a〜16cを
設けたのは、使用するフィルムの各サイズに対応してス
トッパーの位置(高さ)を変更するためである。その変
更のための機構を図2により説明する。図2は図1中の
矢印A−Aによりストッパー部を上方から見た図であ
る。
【0035】図2に示すように、ストッパー16a〜1
6cは取付軸22に対し所定角度(ここでは90゜)間
隔で設けられており、図1に示すように互いに異なる高
さに取り付けられている。また、図2に示すように、取
付軸22に取り付けられたストッパー16a〜16c
は、フィルム通路25の両側近傍のそれぞれに配置され
ており、プーリ23とタイミングベルト24を介して連
動する。そして不図示のモーターの駆動により取付軸2
2が回転し、ストッパー16a〜16cのいずれかを選
択してフィルム搬送通路25に挿入し、使用できるよう
になっている。
【0036】図2ではストッパー16aがフィルム搬送
通路25に挿入された状態が示されており、ストッパー
16aは図1で示されたように位置が最も高いので、一
番短いフィルムのストッパーとなる。この状態から取付
軸21を図2中反時計方向に90°回してストップする
と、中間の高さのストッパー16bが通路25に挿入さ
れ、中間の長さのフィルムのストッパーとなり、更に9
0°回転すると、最も低いストッパー16cが通路25
に挿入され、一番長いフィルムのストッパーとなる。こ
のようにして異なるフィルムサイズに対応して、副走査
の搬送時のローラー11,15のリレーを支障なく行な
うことができる。
【0037】以上のような本実施例によれば、フィルム
搬送通路の一部に形成した鉛直な通路部分でフィルム3
を自由落下させ、その先端縁をシャッター10で水平に
受け止めることにより、フィルム3の搬送時の斜行、蛇
行による搬送方向に対する傾きを確実に修正することが
でき、前記の傾きによる記録画像の傾きの問題や搬送上
の問題を防止でき、装置の信頼性を向上できる。
【0038】また、副走査の搬送は2対のローラー1
1,15でリレーして行ない、その間で主走査を行なう
ので、フィルム全面に渡って主走査して画像記録を行な
うことができる。しかも副走査の搬送の大部分は1対の
ローラー11だけにより行ないフィルムガイド14によ
り走行位置を規制するので高精度に副走査を行なうこと
ができる。フィルムがローラー11から15へ引き渡さ
れる時に若干の副走査の乱れが生じるおそれがあるが、
その時点ではフィルムの後端部で黒枠の記録を行なって
いるので問題はない。そして、従来の2対のローラーで
副走査用搬送を行なう場合のように2対のローラーの外
周速度を高精度に一致させる必要がなく、それに要する
コストを省くことができる。
【0039】また、記録終了後にフィルム3をフィルム
ガイド14で導いて記録と同じ通路を逆送し、レシーブ
マガジン20に送るので、記録部へのフィルム搬送通路
の一部と記録後のレシーブマガジン20へのフィルム搬
送通路の一部を共用することができ、そのぶんスペース
を節約でき、装置全体を小型化できる。
【0040】なお、上述の構成において、フィルム3を
自由落下させる通路の鉛直部は、自由落下さえ可能であ
れば厳密に鉛直でなくても良い。またシャッター10に
より受け止めるフィルム3の先端縁の角度も必ずしも水
平に限るものではなく、必要に応じて水平から少し傾い
た所定角度でも良い。
【0041】また、レーザービームで主走査を行なう画
像記録装置に限らず、例えばインクジェット方式やサー
マル方式など他の記録方式で主走査を行なう画像記録装
置でも上述と同様の構成を適用して同様の効果を期待す
ることができる。
【0042】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の画像記
録装置によれば、記録用シートを搬送通路の一部に形成
した鉛直部で自由落下させて受け止め部材で受け止める
ことにより、記録シート先端縁をほぼ水平な所定角度に
し、記録用シートの搬送方向に対する傾きを修正するこ
とができる。
【0043】また、記録用シートの副走査方向への搬送
を2対の搬送ローラーにより行なう構成において、大部
分の搬送は前側のローラーだけで行ない、シート後端部
の搬送だけ後ろ側のローラーにリレーして行なうように
したので、安価に実現できる構成で、記録用シートの全
長にわたる副走査が可能であってシート全面の画像記録
が可能であるうえに、高精度の副走査が可能となる。
【0044】また、記録用シートの副走査方向への搬送
を2対の搬送ローラーにより下方向に搬送して行ない、
その際に記録用シートを上側のローラーから下側のロー
ラーにリレーする構成において、リレーする直前にシー
トの先端がストッパーに当接するようにして、リレーの
ミスによるシートの落下を確実に阻止することができ
る。
【0045】また、2対の搬送ローラーと、その間に配
置されたガイド部材により記録用シートを副走査方向に
搬送し、該2対のローラー間で記録手段による主走査を
行なって画像を記録する構成において、シート全長にわ
たる副走査の搬送が終了した時点でシート後端部が前記
2対のローラー間で前記ガイド部材の規制を受ける位置
にあるようにして、シート全面に画像記録をした上で、
シートを副走査の搬送時と同一の搬送通路で逆送するこ
とができるなどの優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像記録装置の実施例の本発明に
関わる構成を示す概略的な断面図である。
【図2】図1の矢印A−Aによる矢視図である。
【図3】フィルムの黒枠露光を示した説明図である。
【符号の説明】
1 装置本体 2 サプライマガジン 3 感光性シートフィルム 4 吸着盤 5〜8,18,19 搬送ローラー 9,12 フォトセンサ− 10 シャッター 11,15 副走査用搬送ローラー 13 レーザースキャナーユニット 16a〜16c ストッパー 20 レシーブマガジン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録用シートを収納部から記録部へ搬送
    して該シートに対し画像を記録する画像記録装置におい
    て、 記録用シートの搬送通路の一部をほぼ鉛直に形成すると
    ともに、 該通路の鉛直部の途中に、前記シート先端縁をほぼ水平
    な所定角度で受け止める受け止め部材を挿入、離脱可能
    に設け、 前記シートの搬送時に、前記受け止め部材を前記通路の
    鉛直部の途中に挿入した状態で、前記シートを前記通路
    の鉛直部で自由落下させて受け止め部材で受け止めるこ
    とにより、前記シート先端縁をほぼ水平な所定角度に
    し、その後、受け止め部材を離脱させて前記シートを搬
    送するように構成したことを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 記録用シートの搬送通路に沿って前後し
    て配置され、それぞれ前記シートの両面に接し回転して
    前記シートを搬送する2対の搬送ローラーと、 該2対のローラー間で前記シートの走行位置を規制する
    ガイド部材を有し、 前記2対のローラーとガイド部材により前記シートを副
    走査方向に搬送し、該2対のローラー間で前記シートに
    対し記録手段による主走査を行なって画像を記録する画
    像記録装置において、 前記2対のローラーのうち前記搬送通路に沿って後ろ側
    のローラー対を接離可能に構成し、 前記シートを副走査方向に搬送する場合、まず前記後ろ
    側のローラー対を離間かつ停止させた状態で、前側のロ
    ーラー対の回転により前記シートを搬送し、前記シート
    の後端が前側のローラー対から離れる直前に後ろ側のロ
    ーラー対を接近かつ回転させて後ろ側のローラー対によ
    る搬送を開始するようにしたことを特徴とする画像記録
    装置。
  3. 【請求項3】 記録用シートを副走査方向に搬送し、該
    シートに対し記録手段により主走査を行なって画像を記
    録する画像記録装置において、 前記シートの副走査方向への搬送を行なうための搬送通
    路がほぼ鉛直に形成されるとともに、 該搬送通路の途中の上下に、前記副走査方向への搬送を
    行なう手段として、前記シートの両面に接し回転して前
    記シートを下方向に搬送する2対の搬送ローラーが設け
    られ、 更に、前記搬送通路の下端部に前記シートを受け止める
    ストッパーが設けられ、 副走査のため前記搬送通路で前記シートを下方向に搬送
    する場合、まず前記2対のローラーのうち下側のローラ
    ー対を離間かつ停止させた状態で、上側のローラー対の
    回転により前記シートを搬送し、前記シートの後端が上
    側のローラー対から離れる直前に下側のローラー対を接
    近かつ回転させて下側のローラー対による搬送を開始す
    るようにし、 かつ、前記シートの後端が上側のローラー対から離れる
    直前に前記シートの先端が前記ストッパーに当接し、前
    記シートの落下が阻止されるようにしたことを特徴とす
    る画像記録装置。
  4. 【請求項4】 記録用シートの搬送通路に沿って前後し
    て配置され、それぞれ前記シートの両面に接し回転して
    前記シートを搬送する2対の搬送ローラーと、 該2対のローラー間で前記シートの走行位置を規制する
    ガイド部材を有し、 前記2対のローラーとガイド部材により前記シートを副
    走査方向に搬送し、該2対のローラー間で前記シートに
    対し記録手段による主走査を行なって画像を記録する画
    像記録装置において、 前記シートの全長にわたる副走査の搬送が終了した時点
    で前記シートの後端部が前記2対のローラー間で前記ガ
    イド部材の規制を受ける位置にあるようにし、 前記終了時点で前記ローラーによる前記シートの搬送を
    停止した後、前記ローラーを逆転させて前記シートを前
    記ガイド部材の規制のもとに副走査の搬送時と同一の搬
    送通路で逆送するようにしたことを特徴とする画像記録
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012236698A (ja) * 2011-05-12 2012-12-06 Oki Electric Industry Co Ltd 媒体処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012236698A (ja) * 2011-05-12 2012-12-06 Oki Electric Industry Co Ltd 媒体処理装置

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