JPH07254515A - 巻鉄心 - Google Patents

巻鉄心

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JPH07254515A
JPH07254515A JP6046017A JP4601794A JPH07254515A JP H07254515 A JPH07254515 A JP H07254515A JP 6046017 A JP6046017 A JP 6046017A JP 4601794 A JP4601794 A JP 4601794A JP H07254515 A JPH07254515 A JP H07254515A
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/24Magnetic cores
    • H01F27/25Magnetic cores made from strips or ribbons
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F41/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
    • H01F41/02Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
    • H01F41/0206Manufacturing of magnetic cores by mechanical means
    • H01F41/0213Manufacturing of magnetic circuits made from strip(s) or ribbon(s)

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  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トロイダル巻線が適用される変圧器の巻鉄心
に関し、トロイダル変圧器の特性を十分に発揮すること
ができ、しかも、高い生産性をもってトロイダル変圧器
を作製することのできる巻鉄心の提供を目的とする。 【構成】 トロイダル巻線が適用される変圧器の巻鉄心
であって、該巻鉄心11の長手方向の両端部分11c,11d の
断面形状を、円形形状または楕円形形状として形成する
ように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は巻鉄心に関し、特に、ト
ロイダル巻線が適用される変圧器の巻鉄心に関する。近
年、音響機器およびコンピュータシステムのモニタ装置
等に使用する変圧器として、漏れ磁束(リーケージフラ
ックス)が少なく薄型軽量化が可能なトロイダル巻線が
適用される変圧器(トロイダル変圧器)が注目されてい
る。そして、トロイダル変圧器を高い生産性をもって作
製すると共に、該トロイダル変圧器の性能を十分に発揮
させることのできるトロイダル変圧器の巻鉄心の提供が
要望されている。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の巻鉄心の一例を示す図であ
り、図9(a) は一般的なトロイダル変圧器に使用する巻
鉄心111 の平面図を示し、図9(b) は図9(a) における
切断線9B−9Bに沿った巻鉄心111 の断面図を示して
いる。図9(a) および(b) において、参照符号111aは巻
鉄心111 を構成する帯状材料(ストライプ状の方向性珪
素鋼板)の巻き始め部分、111bは帯状材料の巻き終わり
部分、111cは巻鉄心111 の上方部分、111dは巻鉄心111
の下方部分、そして、200 はコイル部分(巻線:トロイ
ダル巻線)を示している。
【0003】図9(a) および(b) に示されるように、従
来の一般的なトロイダル変圧器に使用する巻鉄心は、薄
い板状(例えば、0.2〜0.3mm程度)の方向性珪素鋼
板を円柱形形状の治具(図4参照)に複数回(例えば、
数百回程度)巻き取って形成されている。この従来のト
ロイダル変圧器用の巻鉄心は、図9(a) および(b) に示
されるように、断面形状が矩形形状(縦長の長方形形
状)で平面形状がドーナツ形状となっている。そして、
この断面形状が矩形形状の巻鉄心111 の表面に絶縁フィ
ルム等を被せ、その上に銅線(エナメル線等:200)をト
ロイダル巻線法により巻回して変圧器を作製するように
なっている。
【0004】ところで、巻線(コイル)だけに着目した
場合、円形断面の鉄心が理想のものと考えられている。
この円形断面の鉄心(巻鉄心)の技術に関しては、従来
より多数の特許出願および実用新案登録出願がなされて
おり、具体的に、例えば、特公昭60-28375号公報, 特公
昭61-22851号公報, 特公平5-29289号公報等が知られて
いる。
【0005】しかしながら、これらの公報に開示されて
いる技術は、巻線を巻回するための円筒状のコイルボビ
ンの適用が前提となっており、巻鉄心の断面形状として
は極力真円に近いものが追求されている。しかしなが
ら、トロイダル変圧器の鉄心は、その断面形状を高さ方
向に長く形成し、変圧器として取り付けた場合の占有面
積を小さくすると共に、その直径を短くして重量を軽減
する必要がある。さらに、鉄心の断面形状を矩形形状と
した方が、変圧器としての占有率(容積に対する鉄と銅
の占める割合)が高くなるため、通常、矩形(長方形)
の程度は、高さ1に対して巻厚0.9〜0.3程度とされて
いる。その結果、従来技術におけるトロイダル変圧器の
鉄心としては、上述した図9に示す断面形状が矩形形状
の巻鉄心が専ら使用されることになっている。尚、フェ
ライト鉄心等、金型によって自由に成形できる材質のト
ロイダル変圧器の鉄心は、本件発明の対象外のものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図10は図9の巻鉄心
にトロイダル巻線を施した様子を示す図である。ここ
で、図10に示す巻鉄心111 の断面は、図9(b) の断面
図における右側部分の巻鉄心111 に対応している。図1
0に示されるように、従来のトロイダル変圧器に使用す
る巻鉄心111 は、断面形状が矩形形状となっているため
に、この巻鉄心111 に対して銅線2をトロイダル巻線法
により巻き付けてコイル(トロイダル巻線)200を形成す
るとき、例えば、巻鉄心111 の内側(巻き始め部分)111
a とコイル200 の内側(ドーナツ形状の内部)の最内周
部分200aとの間、および、巻鉄心111 の外側(巻き終わ
り部分)111b とコイル200 の外側(ドーナツ形状の外
部)の最内周部分200bとの間に空隙400 が生じてしま
う。同様に、巻鉄心111 の上方部分111cとコイル200 の
上方部分の最内周部分200cとの間、および、巻鉄心111
の下方部分111dとコイル200 の下方部分の最内周部分20
0dとの間にも空隙400 が生じることになる。
【0007】このように、鉄心(巻鉄心)111とコイル20
0 との間に空隙400 が存在すると、巻線2(コイル200)
が脹らんでコイル200 の寸法が増大すると共に、鉄心11
1 に対して巻線を1巻きするのに要する長さ(銅線の一
巻当たりの長さ)が長くなって巻線の抵抗値が増大す
る。さらに、鉄心111 とコイル200 との間の空隙400 に
より、唸りや振動が生じることにもなっている。
【0008】さらに、図10に示されるように、巻鉄心
111 とコイル200 とは、該鉄心の角部分500 において接
することになり、また、この角部分500 において巻線2
が曲げられることになる。そして、巻線2(コイル200)
を鉄心111 に無理に密着させるために、巻線(例えば、
エナメル線)2を叩くことが行われるが、この場合、特
に、角部に過度な応力が掛かり、銅線(巻線2)のエナ
メル塗膜が破損したり、銅線内部に歪みが生じて銅固有
の抵抗値が増大したり、巻線の抵抗値が増大して、該ト
ロイダル変圧器が設けられた音響機器の音質を劣化させ
る等の問題が生じることにもなっている。
【0009】ところで、従来、トロイダル変圧器の巻線
作業時において、巻線の整列性を保持することができず
に巻線密度の不均等による漏れ磁束の増加や、巻線作業
に多大の時間を要するといった問題は、従来、トロイダ
ル変圧器の宿命であると言われていた。このようなトロ
イダル変圧器において、例えば、鉄心の断面の角部分を
削れば上述した問題点の多くが改善されるものと考えら
れる。
【0010】しかしながら、例えば、矩形形状の断面を
有する鉄心を旋盤等を使用し、切削(研削)加工により
面取り(丸み付け)を行うと、切削加工行程等に相当の
時間が必要になるだけでなく、切削等に使用する刃物が
消耗し、また、切削加工等により生じた歪みやバリによ
って鉄心の特性が劣化することにもなる。このような鉄
心の特性劣化は、たとえ、焼鈍処理を行ったとしても回
復困難なものである。また、バリの発生は、各帯状材料
層の間における絶縁を破壊して短絡回路を作ることにな
るため、鉄損を大幅に増加させることにもなってしま
う。さらに、削り落とされた鉄心の角部分は、全て材料
(帯状素材)の損失となるため、不経済でもある。
【0011】本発明は、上述した従来のトロイダル変圧
器の巻鉄心が有する課題に鑑み、トロイダル変圧器の特
性を十分に発揮することができ、高い生産性をもってト
ロイダル変圧器を作製することのできる巻鉄心の提供を
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、トロイ
ダル巻線が適用される変圧器の巻鉄心であって、該巻鉄
心11;12;13の長手方向の両端部分11c,11d;12c,12d;13c,
13d の断面形状を、円形形状または楕円形形状として形
成したことを特徴とする巻鉄心が提供される。
【0013】
【作用】本発明の巻鉄心によれば、巻鉄心11;12;13の長
手方向の両端部分11c,11d;12c,12d;13c,13d の断面形状
が円形形状または楕円形形状として形成される。これに
よって、巻線(2) と巻鉄心11;12;13とを十分に密着さ
せ、トロイダル変圧器の特性を十分に発揮すると共に、
高い生産性をもってトロイダル変圧器を作製することが
できる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る巻鉄心の
実施例を説明する。図1は本発明に係る巻鉄心の第1の
実施例を示す図であり、図1(a) は本発明の第1実施例
としてのトロイダル変圧器に使用する巻鉄心11の平面
図を示し、図1(b) は図1(a) における切断線1B−1
Bに沿ったトロイダル変圧器の巻鉄心11の断面図を示
している。
【0015】図1(a) および(b) において、参照符号11
a は巻鉄心11を構成する帯状材料(図3(b) 参照)の巻
き始め部分、11b は帯状材料の巻き終わり部分、11c は
巻鉄心11の上方部分、11d は巻鉄心11の下方部分、そし
て、20はコイル部分(巻線:トロイダル巻線)を示し
ている。図1(a) および図1(b) に示されるように、本
第1実施例のトロイダル変圧器に使用する巻鉄心は、薄
い板状(例えば、0.2〜0.3mm程度)の方向性珪素鋼
板を円柱形形状の治具(図4(a) および(b) 参照)に複
数回(例えば、数百回程度)巻き取って形成される。こ
の本第1実施例のトロイダル変圧器用の巻鉄心11は、図
1(b) に示されるように、長手方向の両端部分11c,11d
の断面形状が円形形状(半円形形状)として形成されて
いる。すなわち、図9(b) に示す従来のトロイダル変圧
器の巻鉄心111 において、巻鉄心111(11) の上方部分11
1c(11c) および下方部分111d(11d) の断面形状を、それ
ぞれ半円形形状として形成するようになっている。尚、
本第1実施例の巻鉄心11における巻き始め部分11a およ
び巻き終わり部分11b の断面形状は、上方端部分および
下方端部分が巻鉄心11の上方部分11c および下方部分11
d に対応して曲線形状となっているが、その他の部分は
図9(b) に示す従来の巻鉄心111 と同様に直線形状とな
っている。
【0016】さらに、本第1実施例の巻鉄心11の平面形
状は、図1(a) に示されるように、ドーナツ形状となっ
ている。そして、この巻鉄心11の表面に絶縁フィルム等
を被せ、その上に銅線(エナメル線等:20)をトロイダル
巻線法により巻回して変圧器(トロイダル変圧器)を作
製することになる。図2は図1の巻鉄心にトロイダル巻
線を施した様子を示す図である。ここで、図2に示す巻
鉄心11の断面は、図1(b) の断面図における右側部分の
巻鉄心11に対応している。
【0017】図2に示されるように、本第1実施例の巻
鉄心11は、長手方向の両端部分11c,11d の断面形状が円
形形状(半円形形状)として形成されているために、こ
の巻鉄心11に対して銅線2をトロイダル巻線法により巻
き付けてコイル(トロイダル巻線)20を形成するとき、
例えば、巻鉄心11の内側(巻き始め部分)11aとコイル20
の内側(ドーナツ形状の内部)の最内周部分20a との
間、および、巻鉄心11の外側(巻き終わり部分)11bとコ
イル20の外側(ドーナツ形状の外部)の最内周部分20b
との間は密接し、図10に示すような従来例における空
隙400 は生じない。同様に、巻鉄心11の上方部分11c と
コイル20の上方部分の最内周部分20c との間、および、
巻鉄心11の下方部分11d とコイル20の下方部分の最内周
部分20d との間も密接し、図10に示すような空隙400
は生じることがない。
【0018】これにより、巻線2(コイル20) は脹らむ
ことなく、コイル20の寸法を最小限に抑えることがで
き、また、鉄心11に対して巻線を1巻きするのに要する
長さ(銅線の一巻当たりの長さ)も必要最小なものとな
り巻線の抵抗値の増大を抑えることができる。さらに、
鉄心11とコイル20とが密接するために、唸りや振動の発
生も抑えることができる。
【0019】さらに、図10を参照して説明した従来の
巻鉄心111 の角部分500 における問題も解消することが
できる。すなわち、本第1実施例の巻鉄心11において
は、巻線2(コイル20) を鉄心11に無理に密着させる必
要が無いため、巻線2を叩いて生じる銅線(巻線2)の
エナメル塗膜の破損や、銅線内部の歪みによる抵抗値の
増大等を防止することができ、該トロイダル変圧器の特
性を十分に発揮して、例えば、音響機器の音質等を設計
者の期待通りのものとすることができる。
【0020】このように、本第1実施例の巻鉄心によれ
ば、従来、トロイダル変圧器の宿命であると言われてい
た問題点、例えば、巻線の整列性を保持することができ
ずに巻線密度の不均等による漏れ磁束の増加や、巻線作
業に多大の時間を要するといった問題点を大幅に改善し
て、高い生産性をもってトロイダル変圧器を作製するこ
とができる。
【0021】図3は本発明の巻鉄心の第1の実施例にお
ける断面形状および該巻鉄心を帯状素材から切り抜くパ
ターンの一例を示す図である。ここで、図3(a) に示す
第1実施例の巻鉄心11は、上述した図1(b) および図2
に示す巻鉄心11に対応している。また、図3(b)(以下の
図5(b),図6(b),図7(b),図8(b) も同様)は、帯状素
材(帯状材料)の長さ方向を約1/200 程度に縮小して
示している。
【0022】図3(b) に示されるように、図3(a) に示
す第1実施例の巻鉄心11は、帯状素材31を2本の切り抜
き線311 および312 に沿って連続的に切り抜くことによ
り、2つ(2条)の帯状材料31a および31b を取り出す
ようになっている。ここで、1つの巻鉄心11は、例え
ば、連続的に切り抜かれた帯状材料31a において、予め
定められた単位長さ(単位長さ部分)310 を後述する治
具4を使用して複数回(例えば、数百回)巻き取ること
により作製する。すなわち、治具4を使用した巻鉄心11
の作製を連続的に行うようになっている。これにより、
トロイダル変圧器の巻鉄心の生産性を大幅に向上させる
ことができる。
【0023】また、図3(b) に示されるように、本第1
実施例の巻鉄心11において、帯状素材31から複数(図3
(b) では2つ)の帯状材料31a,31b を切り抜く場合、該
複数の帯状材料の内の隣接する2つの帯状材料31a,31b
を一方の帯状材料31a の最大幅位置MAX 近傍および最小
幅位置MIN 近傍が他方の帯状材料31b の最小幅位置MIN
近傍および最大幅位置MAX 近傍に対応するように密着さ
せて切り抜くようになっている。これにより、帯状素材
31の利用効率を向上させることができる。すなわち、帯
状素材31から帯状材料31a,31b を切り抜いた残りの部分
(余材として廃棄する部分)31cを低減することができ
る。尚、本第1実施例では、余材として廃棄する部分31
c は1つ(1条)だけでよいことになる。
【0024】さらに、図3(b) に示されるように、本第
1実施例の巻鉄心11は、複数の帯状材料31a,31b の内の
1つの帯状材料31a を帯状素材31の一方の直線状縁部分
をそのまま利用して一方側が直線状となるように切り抜
いている。これにより、帯状素材31における切り抜き線
の数を削減することが可能となる。図3(b) の実施例で
は、2本の切り抜き線311 および312 により、2つの帯
状材料31a および31bを切り抜くことができる。
【0025】ここで、上述した第1実施例、或いは、後
述する第2実施例〜第5実施例において、1つの帯状素
材31(32;33;34;35) から切り抜く帯状材料31a,31b(32a,
32b;33a,33b;34a;35a)は、1条または2条とされている
が、1つの帯状素材からより多く(3条,4条,5条,
……)の帯状材料を切り抜くようにすることができるの
はいうまでもない。
【0026】図4は所定形状に切り抜いた帯状材料を治
具に巻き取ってトロイダル変圧器の巻鉄心を作製する様
子を示す図であり、図4(a) は正面図を示し、図4(b)
は右側面図(図4(a) において参照符号Bから見た図)
を示している。図4(a) および(b) に示されるように、
トロイダル変圧器の巻鉄心11は、上述した図3(b) に示
す帯状材料31a における予め定められた単位長さ(単位
長さ部分)310を円柱形形状の治具4に巻き取って作製す
る。すなわち、治具4を該治具を構成する円柱形の軸を
中心として回転し、中心維持ガイドローラ41(42)を使用
し、帯状材料31a の幅方向における中心線31a'を治具4
の幅方向の中心位置4'に一致させるようにして巻き取
る。これにより、例えば、帯状材料31a および31bのよ
うな切り抜き形状のものでも、治具4に巻き取った場合
に、鉄心11の上方部分11c と下方部分11d とが中心線(3
1a',4') に対して対称な形状となる。ここで、中心維持
ガイドローラ41(42)は、切り抜かれた帯状材料31a(310)
の幅方向の両側を一対のガイドローラ41,42 で挟むよう
に保持することにより、帯状材料31a中心線31a'と治具
4の中心位置4'とを一致させるようにするものである。
【0027】尚、図4(a) および(b) に示した治具4に
対する帯状材料31a(310)の巻き取り処理は、以下の第2
実施例〜第5実施例に対しても同様に適用される。ま
た、図4(b) において、治具4の幅(円柱形の高さに対
応)は、帯状材料31a(310)の最大幅(MAX) よりも長く描
かれているが、この治具4の幅は、巻き取る帯状材料の
最大幅と同じ、或いは、帯状材料の最大幅よりも小さく
してもよい。
【0028】図5は本発明の巻鉄心の第2の実施例にお
ける断面形状および該巻鉄心を帯状素材から切り抜くパ
ターンの一例を示す図である。図5(a) に示されるよう
に、本第2実施例の巻鉄心12は、該巻鉄心12の長手方向
の両端部分12c および12d の断面形状が楕円形形状とし
て形成されている。また、巻鉄心12の巻始め部分12a お
よび巻終わり部分12b の断面形状も楕円形形状として形
成されている。これにより、鉄心12とコイル(20)との密
着性を向上させることができる。その結果、コイル(20)
の寸法を最小限に抑え、また、巻線の抵抗値の増大を抑
え、そして、唸りや振動の発生を抑えることができる。
さらに、コイル(20)を鉄心12に無理に密着させる必要が
無いため、エナメル塗膜の破損や、銅線内部の歪みによ
る抵抗値の増大等を防止することができる。
【0029】図5(b) に示されるように、図5(a) に示
す第2実施例の巻鉄心12は、帯状素材32を2本の切り抜
き線321 および322 に沿って連続的に切り抜くことによ
り、2条の帯状材料32a および32b を取り出すようにな
っている。ここで、1つの巻鉄心12は、例えば、連続的
に切り抜かれた帯状材料32b において、帯状材料32bの
幅方向における中心線32b'を治具4の幅方向の中心位置
4'に一致させるようにして、予め定められた単位長さ
(単位長さ部分)320 を該治具4を使用して複数回巻き
取ることにより作製する(図4参照)。
【0030】また、図5(b) に示されるように、帯状素
材32から複数(図5(b) では2つ)の帯状材料32a,32b
を切り抜く場合、一方の帯状材料32a の凸部および凹部
を他方の帯状材料32b の凹部および凸部に対応させて切
り抜き、該2つの帯状材料32a および32b の間に位置す
る帯状素材32の余り32c を廃棄するようになっている。
これにより、帯状素材32の利用効率を向上させることが
できる。すなわち、帯状素材32から帯状材料32a,32b を
切り抜いた残りの部分(余材として廃棄する部分)32cを
低減することができる。尚、本第2実施例では、余材と
して廃棄する部分32c は1つ(1条)だけでよいことに
なる。
【0031】さらに、図5(b) に示されるように、複数
の帯状材料の内の2つの帯状材料32a および32b は、帯
状素材32の直線状縁部分をそのまま利用して一方側が直
線状となるように切り抜くようになっている。これによ
り、帯状素材32における切り抜き線の数を削減すること
が可能となる。図5(b) の実施例では、2本の切り抜き
線321 および322 により、2つ(2条)の帯状材料32a
および32b を切り抜くことができる。
【0032】図6は本発明の巻鉄心の第3の実施例にお
ける断面形状および該巻鉄心を帯状素材から切り抜くパ
ターンの一例を示す図である。図6(a) に示されるよう
に、本第3実施例の巻鉄心は、巻鉄心13の断面形状を楕
円形形状として形成するようになっている。言い換える
と、巻鉄心13の長手方向の両端部分13c および13d の断
面形状を楕円形形状として形成し、且つ、巻鉄心13の巻
始め部分13a および巻終わり部分13b の断面形状を楕円
形形状として形成するようになっている。これにより、
鉄心13とコイル(20)との密着性をより一層向上させるこ
とができる。その結果、コイル(20)の寸法を最小限に抑
え、また、巻線の抵抗値の増大を抑え、そして、唸りや
振動の発生を抑えることができる。さらに、コイル(20)
を鉄心13に無理に密着させる必要が無いため、エナメル
塗膜の破損や、銅線内部の歪みによる抵抗値の増大等を
防止することができる。
【0033】図6(b) に示されるように、図6(a) に示
す第3実施例の巻鉄心13は、帯状素材33を3本の切り抜
き線331,332 および333 に沿って連続的に切り抜くこと
により、2条の帯状材料33a および33b を取り出すよう
になっている。ここで、1つの巻鉄心13は、例えば、連
続的に切り抜かれた帯状材料33a において、帯状材料33
a の幅方向における中心線33a'を治具4の幅方向の中心
位置4'に一致させるようにして、予め定められた単位長
さ(単位長さ部分)330 を該治具4を使用して複数回巻
き取ることにより作製する(図4参照)。
【0034】また、図6(b) に示されるように、帯状素
材33から複数(図6(b) では2つ)の帯状材料33a,33b
を切り抜く場合、該複数の帯状材料の内の隣接する2つ
の帯状材料33a,33b を一方の帯状材料33a の最大幅位置
MAX 近傍および最小幅位置MIN 近傍が他方の帯状材料33
b の最小幅位置MIN 近傍および最大幅位置MAX 近傍に対
応して密着させるようになっている。これにより、帯状
素材33の利用効率を向上させることができる。すなわ
ち、帯状素材33から帯状材料33a,33b を切り抜いた残り
の部分(余材として廃棄する部分)33c,33dを低減するこ
とができる。尚、本第3実施例では、余材として廃棄す
る部分31c および31d は2つ(2条)となるが、帯状素
材33の両側縁部分に欠陥が存在している場合には、この
欠陥個所を余材として廃棄する部分31c,31d に割り当て
ることができる。すなわち、切り抜かれた帯状材料33a
および33b には、欠陥が存在する可能性のある帯状素材
33の両側縁部分が除かれることになり、巻鉄心13の特性
を維持する上で好ましい。
【0035】図7は本発明の巻鉄心の第4の実施例にお
ける断面形状および該巻鉄心を帯状素材から切り抜くパ
ターンの一例を示す図である。図7(a) に示されるよう
に、本第4実施例の巻鉄心14は、該巻鉄心14の角部分14
e,14f,14g,14h の断面形状を、曲線状に丸み付けして形
成するようになっている。これにより、鉄心13とコイル
(20)との密着性を図9に示す従来例よりも向上させるこ
とができる。その結果、コイル(20)の寸法を最小限に抑
え、また、巻線の抵抗値の増大を抑え、そして、唸りや
振動の発生を抑えることができる。さらに、コイル(20)
を鉄心13に無理に密着させる必要が無いため、エナメル
塗膜の破損や、銅線内部の歪みによる抵抗値の増大等を
防止することができる。
【0036】図7(b) に示されるように、図7(a) に示
す第4実施例の巻鉄心14は、帯状素材34を1本の切り抜
き線341 に沿って連続的に切り抜くことにより、1条の
帯状材料34a を取り出すようになっている。ここで、1
つの巻鉄心14は、例えば、連続的に切り抜かれた帯状材
料34a において、帯状材料34a の幅方向における中心線
34a'を治具4の幅方向の中心位置4'に一致させるように
して、予め定められた単位長さ(単位長さ部分)340 を
該治具4を使用して複数回巻き取ることにより作製する
(図4参照)。
【0037】さらに、図7(b) に示されるように、本第
4実施例においては、帯状材料34aを帯状素材34の一方
の直線状縁部分をそのまま利用して一方側が直線状とな
るように切り抜いている。これにより、帯状素材34にお
ける切り抜き線の数を削減することが可能となる。図7
(b) の実施例では、1本の切り抜き線341 により、1つ
(1条)の帯状材料34a を切り抜くことができる。
【0038】図8は本発明の巻鉄心の第5の実施例にお
ける断面形状および該巻鉄心を帯状素材から切り抜くパ
ターンの一例を示す図である。図8(a) に示されるよう
に、本第5実施例の巻鉄心15は、該巻鉄心15の角部分15
e,15f,15g,15h の断面形状を直線状に面取りして形成す
るようになっている。言い換えると、本第5実施例の巻
鉄心15は、該巻鉄心15の長手方向の両端部分15c および
15d の断面形状を多角形形状として形成し、且つ、該巻
鉄心15の巻始め部分15a および巻終わり部分15b の断面
形状を多角形形状として形成するようになっている。
尚、図8(a) に示す巻鉄心の断面形状以外に、巻鉄心15
自身の断面形状を6角形形状、8角形形状、12角形形
状等の形状とすることもできる。
【0039】これにより、鉄心13とコイル(20)との密着
性を図9に示す従来例よりも向上させることができる。
その結果、コイル(20)の寸法を最小限に抑え、また、巻
線の抵抗値の増大を抑え、そして、唸りや振動の発生を
抑えることができる。さらに、コイル(20)を鉄心13に無
理に密着させる必要が無いため、エナメル塗膜の破損
や、銅線内部の歪みによる抵抗値の増大等を防止するこ
とができる。尚、本第5実施例の場合、例えば、トロイ
ダル変圧器の巻鉄心として、巻線(コイル20) と鉄心と
の過度の密着を嫌う場合(例えば、鉄心と巻線の間の静
電容量を小さくしたい場合等)であって、従来の断面形
状が矩形形状の鉄心が有する問題を低減したいという要
求に適したものである。
【0040】図8(b) に示されるように、図8(a) に示
す第5実施例の巻鉄心15は、帯状素材35を1本の切り抜
き線351 に沿って連続的に切り抜くことにより、1条の
帯状材料35a を取り出すようになっている。ここで、1
つの巻鉄心15は、例えば、連続的に切り抜かれた帯状材
料35a において、帯状材料35a の幅方向における中心線
35a'を治具4の幅方向の中心位置4'に一致させるように
して、予め定められた単位長さ(単位長さ部分)350 を
該治具4を使用して複数回巻き取ることにより作製する
(図4参照)。
【0041】さらに、図8(b) に示されるように、本第
5実施例においては、帯状材料35aを帯状素材35の一方
の直線状縁部分をそのまま利用して一方側が直線状とな
るように切り抜いている。これにより、帯状素材35にお
ける切り抜き線の数を削減することが可能となる。図8
(b) の実施例では、1本の切り抜き線351 により、1つ
(1条)の帯状材料35a を切り抜くことができる。
【0042】上述したように、本実施例のトロイダル変
圧器の巻鉄心によれば、銅線が鉄心に良くなじみ、密着
度が向上すると共に、銅線に無理が掛かって歪み等が生
じることがなく、銅線の一巻き当たりの長さを短縮する
ことができる。さらに、巻線の整列性が向上して占積率
が良好なものとなり、しかも、従来の矩形断面の欠点を
解決して、巻線作業を容易ならしめる効果を有する巻鉄
心を高い生産性をもって作製することができ、トロイダ
ル変圧器が有する本来の特性を十分に発揮させることが
できる。
【0043】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明の巻鉄心
によれば、巻鉄心の形状を改良することにより、巻線と
巻鉄心との密着性が向上してトロイダル変圧器の特性を
十分に発揮することができると共に、高い生産性をもっ
てトロイダル変圧器を作製することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る巻鉄心の第1の実施例を示す図で
ある。
【図2】図1の巻鉄心にトロイダル巻線を施した様子を
示す図である。
【図3】本発明の巻鉄心の第1の実施例における断面形
状および該巻鉄心を帯状素材から切り抜くパターンの一
例を示す図である。
【図4】所定形状に切り抜いた帯状材料を治具に巻き取
ってトロイダル変圧器の巻鉄心を作製する様子を示す図
である。
【図5】本発明の巻鉄心の第2の実施例における断面形
状および該巻鉄心を帯状素材から切り抜くパターンの一
例を示す図である。
【図6】本発明の巻鉄心の第3の実施例における断面形
状および該巻鉄心を帯状素材から切り抜くパターンの一
例を示す図である。
【図7】本発明の巻鉄心の第4の実施例における断面形
状および該巻鉄心を帯状素材から切り抜くパターンの一
例を示す図である。
【図8】本発明の巻鉄心の第5の実施例における断面形
状および該巻鉄心を帯状素材から切り抜くパターンの一
例を示す図である。
【図9】従来の巻鉄心の一例を示す図である。
【図10】図9の巻鉄心にトロイダル巻線を施した様子
を示す図である。
【符号の説明】
11,12,13,14,15…巻鉄心 2…銅線(エナメル線) 20…トロイダル巻線(コイル) 31,32,33,34,35…帯状素材 31a,31b;32a,32b;33a,33b;3
4a;35a…帯状材料 31c;32c;33c,33d;34b;35b…余
材 4…治具 41,42…中心維持ガイドローラ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トロイダル巻線が適用される変圧器の巻
    鉄心であって、 該巻鉄心(11;12;13)の長手方向の両端部分(11c,11d;12
    c,12d;13c,13d) の断面形状を、円形形状または楕円形
    形状として形成したことを特徴とする巻鉄心。
  2. 【請求項2】 トロイダル巻線が適用される変圧器の巻
    鉄心であって、 該巻鉄心(15)の長手方向の両端部分(15c,15d) の断面形
    状を、多角形形状として形成したことを特徴とする巻鉄
    心。
  3. 【請求項3】 トロイダル巻線が適用される変圧器の巻
    鉄心であって、 該巻鉄心(12;13) の巻始め部分(12a;13a) および巻終わ
    り部分(12b;13b) の断面形状を、円形形状または楕円形
    形状として形成したことを特徴とする巻鉄心。
  4. 【請求項4】 トロイダル巻線が適用される変圧器の巻
    鉄心であって、 該巻鉄心(15)の巻始め部分(15a) および巻終わり部分(1
    5b) の断面形状を、多角形形状として形成したことを特
    徴とする巻鉄心。
  5. 【請求項5】 トロイダル巻線が適用される変圧器の巻
    鉄心であって、 該巻鉄心(13)の断面形状を、楕円形形状として形成した
    ことを特徴とする巻鉄心。
  6. 【請求項6】 トロイダル巻線が適用される変圧器の巻
    鉄心であって、 該巻鉄心(14)の角部分(14e,14f,14g,14h) の断面形状
    を、曲線状に丸み付けして形成したことを特徴とする巻
    鉄心。
  7. 【請求項7】 トロイダル巻線が適用される変圧器の巻
    鉄心であって、 該巻鉄心(15)の角部分(15e,15f,15g,15h) の断面形状
    を、直線状に面取りして形成したことを特徴とする巻鉄
    心。
  8. 【請求項8】 前記巻鉄心を、帯状素材(31;32;33;34;3
    5)を連続的に切り抜いて所定形状の帯状材料(31a,31b;3
    2a,32b;33a,33b;34a;35a) を取り出し、該各帯状材料の
    予め定められた単位長さ(310;320;330;340;350) を治具
    (4) に巻き取って作製するようにしたことを特徴とする
    請求項1〜7の何れかの巻鉄心。
  9. 【請求項9】 前記治具(4) は円柱形形状であり、該円
    柱形の軸を中心として該治具(4) を回転することで前記
    各帯状材料の予め定められた単位長さ(310;320;330;34
    0;350) を巻き取って巻鉄心を作製するようにしたこと
    を特徴とする請求項8の巻鉄心。
  10. 【請求項10】 前記各帯状材料の予め定められた単位
    長さ(310;320;330;340;350) の巻き取り処理を、当該各
    帯状材料の幅方向における中心線(31a';32b';33a';34
    a';35a')を前記治具(4) の幅方向の中心位置(4')に一致
    させて巻き取るようにしたことを特徴とする請求項9の
    巻鉄心。
  11. 【請求項11】 前記帯状素材(31;33) から所定形状の
    帯状材料を切り抜く処理を、複数の帯状材料(31a,31b;3
    3a,33b) を切り抜き、該複数の帯状材料の内の隣接する
    2つの帯状材料(31a,31b;33a,33b) を一方の帯状材料(3
    1a;33a) の最大幅位置近傍および最小幅位置近傍が他方
    の帯状材料(31b;33b) の最小幅位置近傍および最大幅位
    置近傍に対応するように密着させて切り抜くようにした
    ことを特徴とする請求項8の巻鉄心。
  12. 【請求項12】 前記帯状素材(31;32) から所定形状の
    帯状材料を切り抜く処理を、複数の帯状材料(31a,31b;3
    2a,32b) を切り抜き、該複数の帯状材料の内の1つまた
    は2つの帯状材料(31a;32a,32b) を前記帯状素材(31;3
    2) の直線状縁部分をそのまま利用して一方側が直線状
    となるように切り抜くようにしたことを特徴とする請求
    項8の巻鉄心。
  13. 【請求項13】 前記帯状素材(32)の直線状縁部分を利
    用して切り抜きを行う帯状材料(32a,32b) は2つであ
    り、一方の帯状材料(32a) の凸部および凹部を他方の帯
    状材料(32b) の凹部および凸部に対応させて切り抜き、
    該2つの帯状材料(32a,32b) の間に位置する帯状素材(3
    2)の余り(32c) を廃棄するようにしたことを特徴とする
    請求項12の巻鉄心。
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