JPH07254511A - インダクタンス及びトランス - Google Patents

インダクタンス及びトランス

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JPH07254511A
JPH07254511A JP30768994A JP30768994A JPH07254511A JP H07254511 A JPH07254511 A JP H07254511A JP 30768994 A JP30768994 A JP 30768994A JP 30768994 A JP30768994 A JP 30768994A JP H07254511 A JPH07254511 A JP H07254511A
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JP
Japan
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conductor pattern
spiral
transformer
inductance
end portion
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Withdrawn
Application number
JP30768994A
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English (en)
Inventor
Mitsuharu Ikeda
光治 池田
Masahiko Amano
正彦 天野
Yoshihiro Tanigawa
嘉浩 谷川
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スルーホールを用いずに渦巻き状の導体パタ
ーンの外側に電極を導き出すことを可能にした平面型の
インダクタンス及びトランスを提供する。 【構成】 コイルをなす渦巻き状の導体パターン1aを
形成した柔軟性を備えた絶縁縁性基材2の前記導体パタ
ーン1aと同一面の折り曲げ部2aに、接続用導体パタ
ーン6aを形成し、折り曲げ部2aを折り曲げたとき
に、接続用導体パターン6aにより、渦巻き状の導体パ
ターン1aの内側の端末部3aと接続用導体パターン6
aの端末部とが接続されることにより、渦巻き状の導体
パターン1aの内側の端末部3aを渦巻き状の導体パタ
ーン1aの外側へ導き出すようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルタ等に利用され
る平面型のインダクタンス、及びバラン(平衡−不平衡
変換回路)等の信号伝送用トランスとして利用される平
面型のトランスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の平面型のトランスは、図6に示す
ように、プリント基板2’の両面に導体パターン1a、
1bを渦巻き状に形成して1次、2次コイルとし、前記
導体パターン1a、1bは、その内側の端末部3a、3
bを、この端末部3a、3bに接続して設けられたスル
ーホール7a、7bを介して、前記導体パターン1a、
1bと異なる面に形成された引き出し用導体パターン4
a、4bに接続することにより、電極を引き出してい
る。上記のような構成の導体パターン1a、1bが形成
されたプリント基板2’において、導体パターン1a、
1bの内側と外側に開口部8を設け、前記開口部8を貫
通し、1次、2次の導体パターン1a、1bを覆うよう
に磁性材(図示せず)を配するようになっている。
【0003】また、従来のインダクタンスの一方式とし
て、平面型のインダクタンスがある。従来の平面型のイ
ンダクタンスは、上述の平面型のトランスにおいて、2
次コイルとしての導体パターン1bをなくした構成で実
現できる。
【0004】
【発明の解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成のトランスでは、渦巻き状の導体パターン1
a、1bの内側の端末部3a、3bから外側に電極を導
き出すためにはスルーホ−ル7a、7bが必要であるた
め、プリント基板2’上にスルーホール7a、7bを形
成しなければならず、そのための工程が余分に必要にな
るという問題があった。インダクタンスにおいてもトラ
ンスと同様の問題があった。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、スルーホールを用い
ずに渦巻き状の導体パターンの外側に電極を導き出すこ
とを可能にした平面型のインダクタンス及びトランスを
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
柔軟性を有する絶縁性基材に渦巻き状の導体パターンを
形成しコイルとしたインダクタンスにおいて、前記渦巻
き状の導体パターンの内側の端末部を渦巻き状の導体パ
ターンの外側へ導き出すための接続用導体パターンを、
前記絶縁性基材上の渦巻き状の導体パターンと同一面に
形成し、該接続用導体パターンが形成された部分を折り
曲げたときに接続用導体パターンの一端が前記渦巻き状
の導体パターンの内側の端末部に接続されるようにし、
かつ、前記渦巻き状の導体パターンと前記接続用導体パ
ターンの交差する部分に絶縁部を形成するようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載のイ
ンダクタンスにおいて、前記絶縁性基材には少なくとも
1つの開口部を形成し、該開口部を貫通する磁性材を設
けてなることを特徴とするものである。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載のインダクタンスにおいて、前記接続用導体
パターンを直線状に、かつ交差する渦巻き状導体パター
ンと直交するように形成したことを特徴とするものであ
る。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求
項3記載のインダクタンスにおいて、前記渦巻き状の導
体パターンの内側の端末部、前記接続用導体パターンの
端末部の内、少なくともいずれかに導体パターンの幅よ
り幅広の電極部を形成するようにしたことを特徴とする
ものである。
【0010】請求項5記載の発明は、柔軟性を有する絶
縁性基材に1次コイルをなす導体パターンと2次コイル
をなす導体パターンを形成し、前記1次または2次コイ
ルの少なくとも一方を渦巻き状に形成してなるトランス
において、前記1次または2次コイルをなす渦巻き状の
導体パターンの内側の端末部を渦巻き状の導体パターン
の外側へ導き出すための接続用導体パターンを、前記絶
縁性基材上の渦巻き状の導体パターンと同一面に形成
し、該接続用導体パターンが形成された部分を折り曲げ
たときに接続用導体パターンが前記渦巻き状の導体パタ
ーンの内側の端末部と前記引き出し用導体パターンの一
端とに接続されるようにし、かつ、前記1次及び2次コ
イルをなす導体パターンと前記接続用導体パターンの交
差する部分に、絶縁部を形成するようにしたことを特徴
とするものである。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項5記載のト
ランスにおいて、前記1次及び2次コイルをなす導体パ
ターンを共に渦巻き状に形成するとともに、各々前記絶
縁性基材の異なる面に互いに対向するような位置に配置
したことを特徴とするものである。
【0012】請求項7記載の発明は、請求項5または請
求項6記載のトランスにおいて、前記絶縁性基材には少
なくとも1つの開口部を形成し、該開口部を貫通する磁
性材を設けてなることを特徴とする請求項5または請求
項6記載のトランス。
【0013】請求項8記載の発明は、請求項5乃至請求
項7記載のトランスにおいて、前記接続用導体パターン
を直線状に、かつ交差する渦巻き状導体パターンと直交
するように形成したことを特徴とするものである。
【0014】請求項9記載の発明は、請求項5乃至請求
項8記載のトランスにおいて、前記渦巻き状の導体パタ
ーンの内側の端末部、前記接続用導体パターンの端末部
の内、少なくともいずれかに導体パターンの幅より幅広
の電極部を形成するようにしたことを特徴とするもので
ある。
【0015】
【作用】請求項1記載の発明によるインダクタンスは、
コイルをなす渦巻き状の導体パターンを形成した柔軟性
を備えた絶縁縁性基材の前記導体パターンと同一面の折
り曲げ部に、接続用導体パターンを形成し、折り曲げ部
を折り曲げたときに、接続用導体パターンにより、渦巻
き状の導体パターンの内側の端末部と接続用導体パター
ンの端末部とが接続されることにより、渦巻き状の導体
パターンの内側の端末部を渦巻き状の導体パターンの外
側へ導き出すようになっている。
【0016】請求項2記載の発明によるインダクタンス
は、請求項1記載のインダクタンスにおいて、絶縁性基
材に設けた開口部に貫通させた磁性材により、コイルの
インダクタンス値を大きくすることができるのである。
【0017】請求項3記載の発明によるインダクタンス
は、請求項1または請求項2記載のインダクタンスにお
いて、接続用導体パターンを直線状、かつ交差する渦巻
き状の導体パターンと直交するように形成しており、接
続用導体パターンと渦巻き状の導体パターンの対向部分
が少なくなり、容量成分を小さくすることができる。
【0018】請求項4記載の発明によるインダクタンス
は、請求項1乃至請求項3記載のインダクタンスにおい
て、渦巻き状の導体パターンの内側端末部、接続用導体
パターンの端末部の内、少なくともいずれかに導体パタ
ーンの幅より幅広の電極部を形成することにより、渦巻
き状の導体パターンと接続用導体パターンを接続する際
の位置ずれによる未接続、接続不良をなくすことができ
る。
【0019】請求項5記載の発明によるトランスは、1
次あるいは2次コイルをなす渦巻き状の導体パターンを
形成した柔軟性を備えた絶縁縁性基材の前記導体パター
ンと同一面の折り曲げ部に、接続用導体パターンを形成
し、折り曲げ部を折り曲げたときに、接続用導体パター
ンにより、前記渦巻き状の導体パターンの内側の端末部
と接続用導体パターンの端末部とが接続されることによ
り、渦巻き状の導体パターンの内側の端末部を渦巻き状
の導体パターンの外側へ導き出すようになっている。
【0020】請求項6記載の発明によるトランスは、請
求項5記載のトランスにおいて、渦巻き状に形成した1
次および2次コイルをなす導体パターンを各々絶縁生基
材の異なる面に互いに対向するような位置に形成するこ
とにより、1次および2次コイルをなす導体パターン間
のコイル結合を大きくすることができるのである。
【0021】請求項7記載の発明によるトランスは、請
求項5または請求項6記載のトランスにおいて、絶縁性
基材に設けた開口部に貫通させた磁性材により、コイル
のインダクタンス値を大きくすることができるのであ
る。
【0022】請求項8記載の発明によるトランスは、請
求項5乃至請求項7記載のトランスにおいて、前記接続
用導体パターンを直線状に、かつ交差する渦巻き状の導
体パターンと直交するように形成しており、前記接続用
導体パターンと前記導体パターンの対向部分が少なくな
るので、容量成分を小さくすることができる。
【0023】請求項9記載の発明によるトランスは、請
求項5乃至請求項8記載のトランスにおいて、渦巻き状
の導体パターンの内側端末部、前記接続用導体パターン
の端末部の内、少なくともいずれかに導体パターンの幅
より幅広の電極部を形成することにより、前記渦巻き状
の導体パターンと前記接続用導体パターンを接続する際
の位置ずれによる未接続、接続不良をなくすことができ
る。
【0024】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面に基づ
き説明する。図1は、本発明の一実施例に係る平面型の
トランスを示す分解斜視図であり、図2は同上に関し、
フレキシブル基板を折り曲げた状態を示す略断面図であ
る。
【0025】2は柔軟性を備えた絶縁性基材としてのフ
レキシブル基板であり、厚さ数十μmのポリイミドのよ
うな絶縁性フィルムが使用される。フレキシブル基板2
の一方の面に1次コイルをなす渦巻き状の導体パターン
1aを形成し、他方の面に2次コイルを成す渦巻き状の
導体パターン1bを形成し、フレキシブル基板2の導体
パターン1a、1bの内側の部分及び外側の部分に設け
た開口部8を貫通するように、フェライト等からなるI
形及びE形の磁性材11a、11bをプリント基板2を
上下からはさみ付けるとともに、導体パターン1a、1
bを覆うように配置し磁心としている。この磁心によ
り、1次、2次コイルをなす導体パターン1a、1bの
インダクタンス値が大きくなるようにしている。導体パ
ターン1a、1bは、例えば、フレキシブル基板2上に
銅膜を積層させた後エッチングによって形成される。
【0026】5a、5bは、フレキシブル基板2上に形
成される電極用導体パターンであり、各々、渦巻き状の
導体パターン1a、1bの外側に配置される。電極用導
体パターン5a、5bは、導体パターン1a、1bの内
側の端末部3a、3bからの導き出した電極を他の回路
に接続するためのものである。
【0027】6a、6bは接続用導体パターンであり、
フレキシブル基板2の導体パターン1a、1bや電極用
導体パターン5a、5bが形成される部分の外側の折り
曲げ部2a、2bに形成される。折り曲げ部2aは、接
続用導体パターン6aの形成される面がフレキシブル基
板2の導体パターン1aの形成された面と対向するよう
に折り曲げられ、折り曲げ部2bは、接続用導体パター
ン6bの形成される面がフレキシブル基板2の導体パタ
ーン1bの形成された面と対向するように折り曲げられ
る。接続用導体パターン6a、6bは、折り曲げ部2
a、2bを折り曲げたときに、接続用導体パターン6
a、6bの両端部が各々導体パターン1aの内側の端末
部3aと電極用導体パターン5aの端末部および、導体
パターン1bの内側の端末部3bと電極用導体パターン
5bの端末部に接続されるような位置に配置されるので
ある。なお、これらの接続は半田又は導電性ペースト等
が使用される。
【0028】ここで、接続用導体パターン6a、6bが
導体パターン1a、1bと交差する部分は、図2のよう
に、折り曲げ部2a、2bをふくらませるように変形さ
せ、両者間に絶縁部となる空隙部を設けることにより、
両者の短絡を防止している。
【0029】なお、本実施例では、導体パターン1a、
1bの形状としては、角状の渦巻き形状としたが、必ず
しも角状になっている必要はなく、円形の渦巻き形状等
でも良い。
【0030】また、接続用導体パターン6a、6bは直
線状に、かつ導体パターン1a、1bと直交するように
形成しているので、対向部分が短くなり、接続用導体パ
ターン6a、6bと導体パターン1a、1bとの間の容
量成分を小さくすることができ、高周波特性が向上す
る。
【0031】また、共に渦巻き状に形成された導体パタ
ーン1a、1bを各々対向して配置されるようにしてい
るので、1次、2次コイル間の結合の高いトランスとす
ることができる。
【0032】また、10は導体パターン1a、1b、接
続用導体パターン6a、6b、電極用導体パターン5
a、5bの端末部に形成される電極部であり、導体パタ
ーン幅(数十μm)より幅広(数mm程度)に形成され
る。電極部10どうしを接続することにより、接続用導
体パターン6a、6bと電極用導体パターン5a、5b
と導体パターン1a、1bとを接続する際の、磁性材1
1a、11bあるいはプリント基板2の位置のずれによ
る未接続や接続不良をなくすることができる。
【0033】本実施例によれば、渦巻き状に形成された
導体パターン1a、1bの内側の端末部3a、3bから
電極を引き出すために、フレキシブル基板2にスルーホ
ールを設ける必要がなくなる。また、接続用導体パター
ン6a、6bは予め折り曲げ部2a、2bに形成されて
おり、折り曲げ部2a、2bを折り曲げることにより位
置合わせを行うので、端末部3a、3bと接続用導体パ
ターン6a、6bとの位置合わせが容易となり、製造容
易になるとともに、製造信頼性が高くなるのである。
【0034】図3は本発明に係る他の実施例を示す略断
面図であり、接続用導体パターン6a、6bが導体パタ
ーン1a、1bと交差する部分に、レジスト等の絶縁材
9を形成し、この絶縁材9により、両者の短絡を防止し
ている。
【0035】なお、磁性材11a、11bとしては、I
型とE型の組み合わせの他に、L型とF型、コ字型とT
字型の組み合わせ等も考えられる。
【0036】以上、トランスの場合についての実施例を
述べたが、本発明に係るインダクタンスの場合は、上記
トランスの実施例において、1次、2次コイルをなす導
体パターンが一方だけ形成された状態を考えればよい。
つまり、インダクタンスの一実施例となる図4の分解斜
視図に示すように、図1で示したトランスの実施例にお
いて、2次コイルをなす導体パターン1b、電極用導体
パターン5b、電極用導体パターン5bの一端に形成さ
れた電極10、折り曲げ部2b、折り曲げ部2b上に形
成された接続用導体パターン6b、および接続用導体パ
ターン6bの両端に形成された電極部10をなくした構
成となっている。なお、本実施例においては、図1で示
した実施例と同一箇所には同一符号を付して説明を省略
する。また、図5は図4に関し、フレキシブル基板を折
り曲げた状態を示す略断面図であり、絶縁部として絶縁
材9を用いた場合の例を示す。本実施例にあっても、上
述のトランスの実施例において奏した効果と同様の効果
を奏する平面型のインダクタンスが提供できるのであ
る。
【0037】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、コイルを
なす渦巻き状の導体パターンを形成した柔軟性を備えた
絶縁縁性基材の前記導体パターンと同一面の折り曲げ部
に、接続用導体パターンを形成し、折り曲げ部を折り曲
げたときに、接続用導体パターンにより、渦巻き状の導
体パターンの内側の端末部と接続用導体パターンの端末
部とが接続されることにより、渦巻き状の導体パターン
の内側の端末部を渦巻き状の導体パターンの外側へ導き
出すようにしたので、スルーホールを用いずに渦巻き状
の導体パターンの外側に電極を導き出すことを可能にし
た平面型のインダクタンスが提供できた。
【0038】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載のインダクタンスにおいて、絶縁性基材に設けた開口
部に磁性材を貫通させるようにしたので、コイルのイン
ダクタンス値を大きくすることができるのである。
【0039】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは請求項2記載のインダクタンスにおいて、接続用導
体パターンを直線状、かつ交差する渦巻き状導体パター
ンと直交するように形成したので、接続用導体パターン
と渦巻き状導体パターンの対向部分が少なくなり、容量
成分を小さくすることができる。
【0040】請求項4記載の発明によれば、請求項1乃
至請求項3記載のインダクタンスにおいて、渦巻き状の
導体パターンの内側端末部、接続用導体パターンの端末
部の内、少なくともいずれかに導体パターンの幅より幅
広の電極部を形成するようにしたので、渦巻き状の導体
パターンと接続用導体パターンを接続する際の位置ずれ
による未接続、接続不良をなくすことができる。
【0041】請求項5記載の発明によれば、1次あるい
は2次コイルをなす渦巻き状の導体パターンを形成した
柔軟性を備えた絶縁縁性基材の前記導体パターンと同一
面の折り曲げ部に、接続用導体パターンを形成し、折り
曲げ部を折り曲げたときに、接続用導体パターンによ
り、前記渦巻き状の導体パターンの内側の端末部と接続
用導体パターンの端末部とが接続されることにより、渦
巻き状の導体パターンの内側の端末部を渦巻き状の導体
パターンの外側へ導き出すようにしたので、スルーホー
ルを用いずに渦巻き状の導体パターンの外側に電極を導
き出すことを可能にした平面型のトランスが提供でき
た。
【0042】請求項6記載の発明によれば、請求項5記
載のトランスにおいて、渦巻き状に形成した1次および
2次コイルをなす導体パターンを各々絶縁生基材の異な
る面に互いに対向するような位置に形成するようにした
ので、1次および2次コイルをなす導体パターン間のコ
イル結合を大きくすることができるのである。
【0043】請求項7記載の発明によれば、請求項5ま
たは請求項6記載のトランスにおいて、絶縁性基材に設
けた開口部に磁性材を貫通させるようにしたので、コイ
ルのインダクタンス値を大きくすることができるのであ
る。
【0044】請求項8記載の発明によれば、請求項5乃
至請求項7記載のトランスにおいて、前記接続用導体パ
ターンを直線状に、かつ交差する渦巻き状の導体パター
ンと直交するように形成したので、前記接続用導体パタ
ーンと前記渦巻き状の導体パターンの対向部分が少なく
なるので、容量成分を小さくすることができる。
【0045】請求項9記載の発明によれば、請求項5乃
至請求項8記載のトランスにおいて、渦巻き状の導体パ
ターンの内側端末部、前記接続用導体パターンの端末部
の内、少なくともいずれかに導体パターンの幅より幅広
の電極部を形成するようにしたので、前記渦巻き状の導
体パターンと前記接続用導体パターンを接続する際の位
置ずれによる未接続、接続不良をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るトランスを示す分解斜
視図である。
【図2】同上に係りフレキシブル基板を折り曲げた状態
を示す略断面図である
【図3】本発明の他の実施例に係るトランスを示す略断
面図である。
【図4】本発明の他の実施例に係るインダクタンスを示
す略断面図である。
【図5】同上に係りフレキシブル基板を折り曲げた状態
を示す略断面図である
【図6】従来例に係る平面型のトランスを示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1a、1b 導体パターン 2 フレキシブル基板 2a、2b 折り曲げ部 3a、3b 端末部 5a、5b 電極用導体パターン 6a、6b 接続用導体パターン 8 開口部 9 絶縁材 10 電極部 11a、11b 磁性材

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟性を有する絶縁性基材に渦巻き状の
    導体パターンを形成しコイルとしたインダクタンスにお
    いて、前記渦巻き状の導体パターンの内側の端末部を渦
    巻き状の導体パターンの外側へ導き出すための接続用導
    体パターンを、前記絶縁性基材上の渦巻き状の導体パタ
    ーンと同一面に形成し、該接続用導体パターンが形成さ
    れた部分を折り曲げたときに接続用導体パターンの一端
    が前記渦巻き状の導体パターンの内側の端末部に接続さ
    れるようにし、かつ、前記渦巻き状の導体パターンと前
    記接続用導体パターンの交差する部分に絶縁部を形成す
    るようにしたことを特徴とするインダクタンス。
  2. 【請求項2】 前記絶縁性基材には少なくとも1つの開
    口部を形成し、該開口部を貫通する磁性材を設けてなる
    ことを特徴とする請求項1記載のインダクタンス。
  3. 【請求項3】 前記接続用導体パターンを直線状に、か
    つ交差する渦巻き状導体パターンと直交するように形成
    したことを特徴とする請求項1または請求項2記載のイ
    ンダクタンス。
  4. 【請求項4】 前記渦巻き状の導体パターンの内側の端
    末部、前記接続用導体パターンの端末部の内、少なくと
    もいずれかに導体パターンの幅より幅広の電極部を形成
    するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3
    記載のインダクタンス。
  5. 【請求項5】 柔軟性を有する絶縁性基材に1次コイル
    をなす導体パターンと2次コイルをなす導体パターンを
    形成し、前記1次または2次コイルの少なくとも一方を
    渦巻き状に形成してなるトランスにおいて、前記1次ま
    たは2次コイルをなす渦巻き状の導体パターンの内側の
    端末部を渦巻き状の導体パターンの外側へ導き出すため
    の接続用導体パターンを、前記絶縁性基材上の渦巻き状
    の導体パターンと同一面に形成し、該接続用導体パター
    ンが形成された部分を折り曲げたときに接続用導体パタ
    ーンが前記渦巻き状の導体パターンの内側の端末部と前
    記引き出し用導体パターンの一端とに接続されるように
    し、かつ、前記1次及び2次コイルをなす導体パターン
    と前記接続用導体パターンの交差する部分に、絶縁部を
    形成するようにしたことを特徴とするトランス。
  6. 【請求項6】 前記1次及び2次コイルをなす導体パタ
    ーンを共に渦巻き状に形成するとともに、各々前記絶縁
    性基材の異なる面に互いに対向するような位置に配置し
    たことを特徴とする請求項5記載のトランス。
  7. 【請求項7】 前記絶縁性基材には少なくとも1つの開
    口部を形成し、該開口部を貫通する磁性材を設けてなる
    ことを特徴とする請求項5または請求項6記載のトラン
    ス。
  8. 【請求項8】 前記接続用導体パターンを直線状に、か
    つ交差する渦巻き状導体パターンと直交するように形成
    したことを特徴とする請求項5乃至請求項7記載のトラ
    ンス。
  9. 【請求項9】 前記渦巻き状の導体パターンの内側の端
    末部、前記接続用導体パターンの端末部の内、少なくと
    もいずれかに導体パターンの幅より幅広の電極部を形成
    するようにしたことを特徴とする請求項5乃至請求項8
    記載のトランス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020161725A (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 株式会社ダイヘン トランス

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