JPH07254512A - インダクタンス及びトランス - Google Patents

インダクタンス及びトランス

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JPH07254512A
JPH07254512A JP1087395A JP1087395A JPH07254512A JP H07254512 A JPH07254512 A JP H07254512A JP 1087395 A JP1087395 A JP 1087395A JP 1087395 A JP1087395 A JP 1087395A JP H07254512 A JPH07254512 A JP H07254512A
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JP
Japan
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conductor
conductor pattern
spiral
piece
conductor piece
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Withdrawn
Application number
JP1087395A
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English (en)
Inventor
Mitsuharu Ikeda
光治 池田
Masahiko Amano
正彦 天野
Yoshihiro Tanigawa
嘉浩 谷川
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 平面型のトランスにおいて、スルーホールを
用いずに渦巻き状の導体パターンの外側に電極を導き出
すことを可能にする。 【構成】 絶縁性基材2に形成された1次または2次コ
イルをなす渦巻き状の導体パターン1a、1bの内側の
端末部3a、3bに一端を接続された導体片5a、5b
が、前記導体パターン1a、1bの内側の端末部3a、
3bから電極を引き出す役割を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルタ等に利用され
る平面型のインダクタンス、及びバラン(平衡−不平衡
変換回路)等の信号伝送用トランスとして利用される平
面型のトランスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の平面型のトランスは、図8に示す
ように、プリント基板2’の両面に導体パターン1a、
1bを渦巻き状に形成して1次、2次コイルとし、前記
導体パターン1a、1bは、その内側の端末部3a、3
bを、この端末部3a、3bに接続して設けられたスル
ーホール7a、7bを介して、前記導体パターン1a、
1bと異なる面に形成された引き出し用導体パターン4
a、4bに接続することにより、電極を引き出してい
る。上記のような構成の導体パターン1a、1bが形成
されたプリント基板2’において、導体パターン1a、
1bの内側と外側に開口部8を設け、前記開口部8を貫
通し、1次、2次の導体パターン1a、1bを覆うよう
に磁性材(図示せず)を配するようになっている。
【0003】また、従来のインダクタンスの一方式とし
て、平面型のインダクタンスがある。従来の平面型のイ
ンダクタンスは、上述の平面型のトランスにおいて、2
次コイルとしての導体パターン1bをなくした構成で実
現できる。
【0004】
【発明の解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成のトランスでは、渦巻き状の導体パターン1
a、1bの内側の端末部3a、3bから外側に電極を導
き出すためにはスルーホ−ル7a、7bが必要であるた
め、プリント基板2’上にスルーホール7a、7bを形
成しなければならず、そのための工程が余分に必要にな
るという問題があった。インダクタンスにおいてもトラ
ンスと同様の問題があった。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、スルーホールを用い
ずに渦巻き状の導体パターンの外側に電極を導き出すこ
とを可能にした平面型のインダクタンス及びトランスを
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
絶縁性基材に渦巻き状の導体パターンを形成しコイルと
したインダクタンスにおいて、前記渦巻き状の導体パタ
ーンの内側の端末部に、導電性を有する導体片の一端を
接続し、前記導体片の他端を前記渦巻き状の導体パター
ンの外側に到達するように配置し、かつ、前記導体片と
前記導体パターンとが交差する部分には両者間に絶縁部
を形成するようにしたことを特徴とするものである。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載のイ
ンダクタンスにおいて、前記絶縁性基材には少なくとも
1つの開口部を形成し、該開口部を貫通する磁性材を設
けてなることを特徴とするものである。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載のインダクタンスにおいて、前記導体片を直
線状に形成したことを特徴とするものである。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求
項3記載のインダクタンスにおいて、前記絶縁部の形成
を、前記導体片と前記導体パターンとの間に、前記導体
片と前記導体パターンとの接続部を除いて、絶縁材を設
けるようにして行うようにしたことを特徴とするもので
ある。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求
項3記載のインダクタンスにおいて、前記絶縁部の形成
を、前記導体片を折り曲げて凹部を設け、前記導体パタ
ーンと交差する部分に前記凹部が対応するように配置す
ることにより行うようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求
項3記載のインダクタンスにおいて、前記絶縁部の形成
を、前記導体片の厚みを薄くすることにより凹部を設
け、前記導体パターンと交差する部分に前記凹部が対応
するように配置することにより行うようにしたことを特
徴とするものである。
【0012】請求項7記載の発明は、請求項1乃至請求
項6記載のインダクタンスにおいて、前記導体パターン
の内側の端末部と前記端末部に接続される導体片の一端
の内、少なくとも一方に、前記導体パターンおよび前記
導体片の幅より広い幅を有する電極部を形成したことを
特徴とするものである。
【0013】請求項8記載の発明は、絶縁性基材に、1
次コイルをなす導体パターン及び2次コイルをなす導体
パターンを形成し、前記1次または2次コイルの少なく
とも一方を渦巻き状に形成したトランスにおいて、前記
1次または2次コイルをなす渦巻き状に形成された導体
パターンの内側の端末部に導電性を有する導体片の一端
を接続し、前記導体片の他端を前記渦巻き状の導体パタ
ーンの外側に到達するように配置し、かつ、前記導体片
と前記渦巻き状の導体パターンとが交差する部分には両
者間に絶縁部を形成するようにしたことを特徴とするも
のである。
【0014】請求項9記載の発明は、請求項8記載のト
ランスにおいて、前記絶縁性基材には少なくとも1つの
開口部を形成し、該開口部を貫通する磁性材を設けてな
ることを特徴とするものである。
【0015】請求項10記載の発明は、請求項8または
請求項9記載のトランスにおいて、前記導体片を直線状
に形成したことを特徴とするものである。
【0016】請求項11記載の発明は、請求項8乃至請
求項10記載のトランスにおいて、前記1次及び2次コ
イルをなす導体パターンを共に渦巻き状に形成するよう
にしたことを特徴とするものである。
【0017】請求項12記載の発明は、請求項8乃至請
求項11記載のトランスにおいて、前記絶縁部の形成
を、前記導体片と前記渦巻き状の導体パターンとの間
に、前記導体片と前記渦巻き状の導体パターンとの接続
部を除いて、絶縁材を設けるようにして行うようにした
ことを特徴とするものである。
【0018】請求項13記載の発明は、請求項8乃至請
求項11記載のトランスにおいて、前記絶縁部の形成
を、前記導体片を折り曲げて凹部を設け、前記渦巻き状
の導体パターンと交差する部分に前記凹部が対応するよ
うに配置することにより行うようにしたことを特徴とす
るものである。
【0019】請求項14記載の発明は、請求項8乃至請
求項11記載のトランスにおいて、前記絶縁部の形成
を、前記導体片の厚みを薄くすることにより凹部を設
け、前記渦巻き状の導体パターンと交差する部分に前記
凹部が対応するように配置することにより行うようにし
たことを特徴とするものである。
【0020】請求項15記載の発明は、請求項8乃至請
求項14記載のトランスにおいて、前記渦巻き状の導体
パターンの内側の端末部と前記端末部に接続される導体
片の一端の内、少なくとも一方に、前記導体パターンお
よび前記導体片の幅より広い幅を有する電極部を形成し
たことを特徴とするものである。
【0021】
【作用】請求項1記載の発明によるインダクタンスは、
絶縁性基材に形成されたコイルをなす渦巻き状の導体パ
ターンの内側の端末部に一端を接続された導体片が、渦
巻き状の導体パターンの内側の端末部から電極を引き出
す役割を有し、スルーホールを設けることなしに電極を
引き出すことができるのである。
【0022】請求項2記載の発明によるインダクタンス
は、請求項1記載のインダクタンスにおいて、絶縁性基
材に設けた開口部に貫通させた磁性材により、コイルの
インダクタンス値を大きくすることができるのである。
【0023】請求項3記載の発明によるインダクタンス
は、請求項1または請求項2記載のインダクタンスにお
いて、導体片を直線状に形成しており、導体片と渦巻き
状の導体パターンとの対向部分が少なくなるので、容量
成分を小さくすることができる。
【0024】請求項4記載の発明によるインダクタンス
は、請求項1乃至請求項3記載のインダクタンスにおい
て、導体片と渦巻き状の導体パターンとの間に、導体片
と渦巻き状の導体パターンとの接続部を除いて設けた絶
縁材により、導体片と渦巻き状の導体パターンとが短絡
することを防止しているのである。
【0025】請求項5記載の発明によるインダクタンス
は、請求項1乃至請求項3記載のインダクタンスにおい
て、導体片を折り曲げて凹部を設け、渦巻き状の導体パ
ターンと交差する部分に凹部が対応するように配置する
ことにより、導体片と渦巻き状の導体パターンとが短絡
することを防止しているのである。
【0026】請求項6記載の発明によるインダクタンス
は、請求項1乃至請求項3記載のインダクタンスにおい
て、導体片の厚みを薄くすることにより凹部を設け、渦
巻き状導体パターンと交差する部分に凹部が対応するよ
うに配置することにより、導体片と渦巻き状の導体パタ
ーンとが短絡することを防止しているのである。
【0027】請求項7記載の発明によるインダクタンス
は、請求項1乃至請求項6記載のインダクタンスにおい
て、渦巻き状の導体パターンの内側の端末部とこの端末
部に接続される導体片の一端の内、少なくとも一方に、
渦巻き状の導体パターンおよび導体片の幅より広い幅を
有する電極部を設けており、導体片と渦巻き状の導体パ
ターンを接続する際の位置ずれによる未接続および接続
不良をなくすことができるのである。
【0028】請求項8記載の発明によるトランスは、絶
縁性基材に形成された1次または2次コイルをなす渦巻
き状の導体パターンの内側の端末部に一端を接続された
導体片が、渦巻き状の導体パターンの内側の端末部から
電極を引き出す役割を有し、スルーホールを設けること
なしに電極を引き出すことができるのである。
【0029】請求項9記載の発明によるトランスは、請
求項8記載のトランスにおいて、絶縁性基材に設けた開
口部に貫通させた磁性材により、コイルのインダクタン
ス値を大きくすることができるのである。
【0030】請求項10記載の発明によるトランスは、
請求項8または請求項9記載のトランスにおいて、導体
片を直線状に形成しており、導体片と渦巻き状の導体パ
ターンとの対向部分が少なくなるので、容量成分を小さ
くすることができる。
【0031】請求項11記載の発明によるトランスは、
請求項8乃至請求項10記載のトランスにおいて、1
次、2次コイルをなす導体パターンをともに渦巻き状に
形成しており、1次、2次コイルをなす導体パターン間
のコイル結合が高くなるのである。
【0032】請求項12記載の発明によるトランスは、
請求項8乃至請求項11記載のトランスにおいて、前記
導体片と前記渦巻き状の導体パターンとの間に、導体片
と渦巻き状の導体パターンとの接続部を除いて設けた絶
縁材により、導体片と渦巻き状の導体パターンとが短絡
することを防止しているのである。
【0033】請求項13記載の発明によるトランスは、
請求項8乃至請求項11記載のトランスにおいて、導体
片を折り曲げて凹部を設け、渦巻き状の導体パターンと
交差する部分に凹部が対応するように配置することによ
り、導体片と渦巻き状の導体パターンとが短絡すること
を防止しているのである。
【0034】請求項14記載の発明によるトランスは、
請求項8乃至請求項11記載のトランスにおいて、導体
片の厚みを薄くすることにより凹部を設け、渦巻き状導
体パターンと交差する部分に凹部が対応するように配置
することにより、導体片と渦巻き状の導体パターンとが
短絡することを防止しているのである。
【0035】請求項15記載の発明によるトランスは、
請求項8乃至請求項14記載のトランスにおいて、渦巻
き状の導体パターンの内側の端末部と端末部に接続され
る導体片の一端の内、少なくとも一方に、導体パターン
および導体片の幅より広い幅を有する電極部を設けてお
り、導体片と導体パターンを接続する際の位置ずれによ
る未接続および接続不良をなくすことができるのであ
る。
【0036】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面に基づ
き説明する。図1は、本発明の一実施例に係る平面型の
トランスを示す分解斜視図であり、図2は同上のX−
X’での断面図である。
【0037】絶縁性基材としてのプリント基板2の一方
の面に1次コイルを成す渦巻き形状の導体パターン1a
を形成し、他方の面に2次コイルを成す渦巻き形状の導
体パターン1bを形成し、プリント基板2の導体パター
ン1a、1bの内側の部分及び外側の部分に設けた開口
部8を通して、フェライト等からなるI形及びE形の磁
性材11a、11bをプリント基板2を上下からはさみ
付けるとともに、導体パターン1a、1bを覆うように
配置し磁心としている。導体パターン1a、1bは、例
えば、プリント基板2上に銅膜を積層させた後エッチン
グによって形成される。
【0038】5a、5bは、導体片であり、各々、その
一端を半田または導電性ペースト10a、10bにより
導体パターン1a、1bの内側の端末部3a、3bに接
続される。このとき、導体片5a、5bが導体パターン
1a、1bと交差する部分には、レジスト等の絶縁材9
が形成され、導体片5a、5bと導体パターン1a、1
bとが短絡しないようにしてある。また、6a、6bも
導体片であり、その一端が各々導体パターン1a、1b
の外側端末部に接続される。導体片5a、5b、6a、
6bは、1次、2次コイルとしての導体パターン1a、
1bの電極の引き出し線として機能するのである。
【0039】なお、本実施例では、導体パターン1a、
1bの形状としては、角状の渦巻き形状としたが、必ず
しも角状になっている必要はなく、円形の渦巻き形状等
でも良い。
【0040】また、導体片5a、5bは直線状に、かつ
導体パターン1a、1bと直交するように形成している
ので、対向部分が短くなり、導体片5a、5bと導体パ
ターン1a、1bとの間の容量成分を小さくすることが
できる。
【0041】また、共に渦巻き状に形成された導体パタ
ーン1a、1bを各々対向して配置されるようにしてい
るので、1次、2次コイル間の結合の高いトランスとす
ることができる。
【0042】ここで、図3に示すように、導体片5a、
5b、6a、6bを予めリードフレーム12に形成して
おき、このリードフレーム12にプリント基板2を取り
付けるようにすれば、導体片5a、5b、6a、6bの
形成を一度に行うことが可能となり、製造工程が簡略化
され、安価で製造容易なトランスとすることができる。
【0043】図4は本発明に係る他の実施例を示す断面
図であり、導体片5a、5bの替わりに、折り曲げによ
り、凹部を形成した導体片13a、13bを用い、導体
パターン1a、1bと交差する部分に前記凹部が位置す
るように設置したものである。本実施例によれば、導体
片13a、13bと導体パターン1a、1bとの間に空
間が形成されることになり、絶縁材を設けることなし
に、導体片13a、13bと導体パターン1a、1b間
の短絡を防止することができる。
【0044】図5は本発明に係る他の実施例を示す断面
図であり、導体片5a、5bの替わりに、その厚みを薄
くして凹部を形成した導体片14a、14bを用い、導
体パターン1a、1bと交差する部分に前記凹部が位置
するように設置したものである。本実施例によれば、導
体片14a、14bと導体パターン1a、1bとの間に
空間が形成されることになり、絶縁材を設けることなし
に、導体片14a、14bと導体パターン1a、1b間
の短絡を防止することができる。
【0045】図6は本発明に係る他の実施例を示す分解
斜視図であり、導体片5a、5b、6a、6bの各接続
端末部および導体パターン1a、1bの両端末部に、パ
ターン幅(数十μm)より幅広(数mm程度)の電極部
15を形成し、各電極部15どうしを接続するようにし
ている。
【0046】本実施例によれば、導体片5a、5b、6
a、6bと導体パターン1a、1bとを接続する際の、
導体片5a、5b、6a、6bあるいはプリント基板2
の位置のずれによる未接続および接続不良をなくすこと
ができる。
【0047】なお、磁性材11a、11bとしては、I
型とE型の組み合わせの他に、L型とF型、コ字型とT
字型の組み合わせ等も考えられる。
【0048】以上ではトランスの場合についての実施例
を述べたが、本発明に係るインダクタンスの場合は、上
記トランスの実施例において1次、2次コイルをなす導
体パターンが一方だけ形成された状態を考えればよい。
つまり、インダクタンスの一実施例となる図7の分解斜
視図に示すように、図6で示したトランスの実施例にお
いて、2次コイルをなす導体パターン1b、端末部3b
及び導体片5b、6bをなくすとともに、導体片5aと
しては図5で示した導体片14aを用いた構成となって
いる。なお、本実施例においては、トランスの実施例と
基本的構成要素は同等であるので、同一箇所には同一符
号を付して説明を省略する。本実施例にあっても、上述
のトランスの実施例において奏した効果と同様の効果を
奏する平面型のインダクタンスが提供できるのである。
【0049】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、絶縁性基
材に形成されたコイルをなす渦巻き状の導体パターンの
内側の端末部に一端を接続された導体片が、渦巻き状の
導体パターンの内側の端末部から電極を引き出す役割を
有するようにしたので、スルーホールを設けることなし
に渦巻き状の導体パターンの外側に電極を引き出すこと
ができるのである。
【0050】請求項2記載の発明によるインダクタンス
は、請求項1記載のインダクタンスにおいて、絶縁性基
材に設けた開口部に磁性材を貫通させるようにしたの
で、コイルのインダクタンス値を大きくすることができ
るのである。
【0051】請求項3記載の発明によるインダクタンス
は、請求項1または請求項2記載のインダクタンスにお
いて、導体片を直線状に形成するようにしたので、導体
片と渦巻き状の導体パターンとの対向部分が少なくな
り、容量成分を小さくすることができる。
【0052】請求項4記載の発明によるインダクタンス
は、請求項1乃至請求項3記載のインダクタンスにおい
て、導体片と渦巻き状の導体パターンとの間に、導体片
と渦巻き状の導体パターンとの接続部を除いて絶縁材を
設けるようにしたので、導体片と渦巻き状の導体パター
ンとが短絡することが防止できるのである。
【0053】請求項5記載の発明によるインダクタンス
は、請求項1乃至請求項3記載のインダクタンスにおい
て、導体片を折り曲げて凹部を設け、渦巻き状の導体パ
ターンと交差する部分に凹部が対応するように配置する
ようにしたので、導体片と渦巻き状の導体パターンとが
短絡することが防止できるのである。
【0054】請求項6記載の発明によるインダクタンス
は、請求項1乃至請求項3記載のインダクタンスにおい
て、導体片の厚みを薄くすることにより凹部を設け、渦
巻き状導体パターンと交差する部分に凹部が対応するよ
うに配置するようにしたので、導体片と渦巻き状の導体
パターンとが短絡することが防止できるのである。
【0055】請求項7記載の発明によるインダクタンス
は、請求項1乃至請求項6記載のインダクタンスにおい
て、渦巻き状の導体パターンの内側の端末部とこの端末
部に接続される導体片の一端の内、少なくとも一方に、
渦巻き状の導体パターンおよび導体片の幅より広い幅を
有する電極部を設けるようにしたので、導体片と渦巻き
状の導体パターンを接続する際の位置ずれによる未接続
および接続不良をなくすことができるのである。
【0056】請求項8記載の発明によるトランスは、絶
縁性基材に形成された1次または2次コイルをなす渦巻
き状の導体パターンの内側の端末部に一端を接続された
導体片が、渦巻き状の導体パターンの内側の端末部から
電極を引き出す役割を有するようにしたので、スルーホ
ールを設けることなしに渦巻き状の導体パターンの外側
に電極を引き出すことができるのである。
【0057】請求項9記載の発明によるトランスは、請
求項8記載のトランスにおいて、絶縁性基材に設けた開
口部に磁性材を貫通させるようにしたので、コイルのイ
ンダクタンス値を大きくすることができるのである。
【0058】請求項10記載の発明によるトランスは、
請求項8または請求項9記載のトランスにおいて、導体
片を直線状に形成するようにしたので、導体片と渦巻き
状の導体パターンとの対向部分が少なくなり、容量成分
を小さくすることができるのである。
【0059】請求項11記載の発明によるトランスは、
請求項8乃至請求項10記載のトランスにおいて、1
次、2次コイルをなす導体パターンをともに渦巻き状に
形成したので、1次、2次コイルをなす導体パターン間
のコイル結合を高くすることができるのである。
【0060】請求項12記載の発明によるトランスは、
請求項8乃至請求項11記載のトランスにおいて、前記
導体片と前記渦巻き状の導体パターンとの間に、導体片
と渦巻き状の導体パターンとの接続部を除いて絶縁材を
設けるようにしたので、導体片と渦巻き状の導体パター
ンとが短絡することが防止できるのである。
【0061】請求項13記載の発明によるトランスは、
請求項8乃至請求項11記載のトランスにおいて、導体
片を折り曲げて凹部を設け、渦巻き状の導体パターンと
交差する部分に凹部が対応するように配置するようにし
たので、導体片と渦巻き状の導体パターンとが短絡する
ことが防止できるのである。
【0062】請求項14記載の発明によるトランスは、
請求項8乃至請求項11記載のトランスにおいて、導体
片の厚みを薄くすることにより凹部を設け、渦巻き状導
体パターンと交差する部分に凹部が対応するように配置
するようにしたので、導体片と渦巻き状の導体パターン
とが短絡することが防止できるのである。
【0063】請求項15記載の発明によるトランスは、
請求項8乃至請求項14記載のトランスにおいて、渦巻
き状の導体パターンの内側の端末部と端末部に接続され
る導体片の一端の内、少なくとも一方に、導体パターン
および導体片の幅より広い幅を有する電極部を設けるよ
うにしたので、導体片と導体パターンを接続する際の位
置ずれによる未接続および接続不良をなくすことができ
るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】同上のX−X’での断面図である。
【図3】同上に係る導体片の形成の1態様を示す斜視図
である。
【図4】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図7】本発明の他の実施例を示す分解斜視図である。
【図8】従来例に係る平面型のトランスの概略構成を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1a、1b 導体パターン 2 プリント基板 3a、3b 端末部 5a、5b 導体片 6a、6b 導体片 8 開口部 9 絶縁材 11a、11b 磁性材

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性基材に渦巻き状の導体パターンを
    形成しコイルとしたインダクタンスにおいて、前記渦巻
    き状の導体パターンの内側の端末部に、導電性を有する
    導体片の一端を接続し、前記導体片の他端を前記渦巻き
    状の導体パターンの外側に到達するように配置し、か
    つ、前記導体片と前記導体パターンとが交差する部分に
    は両者間に絶縁部を形成するようにしたことを特徴とす
    るインダクタンス。
  2. 【請求項2】 前記絶縁性基材には少なくとも1つの開
    口部を形成し、該開口部を貫通する磁性材を設けてなる
    ことを特徴とする請求項1記載のインダクタンス。
  3. 【請求項3】 前記導体片を直線状に形成したことを特
    徴とする請求項1または請求項2記載のインダクタン
    ス。
  4. 【請求項4】 前記絶縁部の形成を、前記導体片と前記
    導体パターンとの間に、前記導体片と前記導体パターン
    との接続部を除いて、絶縁材を設けるようにして行うよ
    うにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の
    インダクタンス。
  5. 【請求項5】 前記絶縁部の形成を、前記導体片を折り
    曲げて凹部を設け、前記導体パターンと交差する部分に
    前記凹部が対応するように配置することにより行うよう
    にしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3記載のイ
    ンダクタンス。
  6. 【請求項6】 前記絶縁部の形成を、前記導体片の厚み
    を薄くすることにより凹部を設け、前記導体パターンと
    交差する部分に前記凹部が対応するように配置すること
    により行うようにしたことを特徴とする請求項1乃至請
    求項3記載のインダクタンス。
  7. 【請求項7】 前記導体パターンの内側の端末部と前記
    端末部に接続される導体片の一端の内、少なくとも一方
    に、前記導体パターンおよび前記導体片の幅より広い幅
    を有する電極部を形成したことを特徴とする請求項1乃
    至請求項6記載のインダクタンス。
  8. 【請求項8】 絶縁性基材に、1次コイルをなす導体パ
    ターン及び2次コイルをなす導体パターンを形成し、前
    記1次または2次コイルの少なくとも一方を渦巻き状に
    形成したトランスにおいて、前記1次または2次コイル
    をなす渦巻き状に形成された導体パターンの内側の端末
    部に導電性を有する導体片の一端を接続し、前記導体片
    の他端を前記渦巻き状の導体パターンの外側に到達する
    ように配置し、かつ、前記導体片と前記渦巻き状の導体
    パターンとが交差する部分には両者間に絶縁部を形成す
    るようにしたことを特徴とするトランス。
  9. 【請求項9】 前記絶縁性基材には少なくとも1つの開
    口部を形成し、該開口部を貫通する磁性材を設けてなる
    ことを特徴とする請求項8記載のトランス。
  10. 【請求項10】 前記導体片を直線状に形成したことを
    特徴とする請求項8または請求項9記載のトランス。
  11. 【請求項11】 前記1次及び2次コイルをなす導体パ
    ターンを共に渦巻き状に形成するようにしたことを特徴
    とする請求項8乃至請求項10記載のトランス。
  12. 【請求項12】 前記絶縁部の形成を、前記導体片と前
    記渦巻き状の導体パターンとの間に、前記導体片と前記
    渦巻き状の導体パターンとの接続部を除いて、絶縁材を
    設けるようにして行うようにしたことを特徴とする請求
    項8乃至請求項11記載のトランス。
  13. 【請求項13】 前記絶縁部の形成を、前記導体片を折
    り曲げて凹部を設け、前記渦巻き状の導体パターンと交
    差する部分に前記凹部が対応するように配置することに
    より行うようにしたことを特徴とする請求項8乃至請求
    項11記載のトランス。
  14. 【請求項14】 前記絶縁部の形成を、前記導体片の厚
    みを薄くすることにより凹部を設け、前記渦巻き状の導
    体パターンと交差する部分に前記凹部が対応するように
    配置することにより行うようにしたことを特徴とする請
    求項8乃至請求項11記載のトランス。
  15. 【請求項15】 前記渦巻き状の導体パターンの内側の
    端末部と前記端末部に接続される導体片の一端の内、少
    なくとも一方に、前記導体パターンおよび前記導体片の
    幅より広い幅を有する電極部を形成したことを特徴とす
    る請求項8乃至請求項14記載のトランス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6768410B1 (en) * 2001-04-19 2004-07-27 Murata Manufacturing Co., Ltd Laminated balun transformer

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