JPH07254100A - 駐車場管理システム - Google Patents

駐車場管理システム

Info

Publication number
JPH07254100A
JPH07254100A JP1251795A JP1251795A JPH07254100A JP H07254100 A JPH07254100 A JP H07254100A JP 1251795 A JP1251795 A JP 1251795A JP 1251795 A JP1251795 A JP 1251795A JP H07254100 A JPH07254100 A JP H07254100A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
parking lot
vehicle
parking
communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1251795A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Takahashi
旬一 高橋
Hiroshi Hatashita
博 畑下
Toshio Nagashima
敏夫 長嶋
Shiro Horii
志朗 堀井
Yasunari Tanaka
泰成 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP1251795A priority Critical patent/JPH07254100A/ja
Publication of JPH07254100A publication Critical patent/JPH07254100A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】駐車場内の駐車可能な空きスペースの位置情報
等の、利用者にとって有益な情報を提供する駐車場管理
システムを実現すること。 【構成】車両の駐車を行なう車両スペースごとに設け、
当該スペースに車両が存在するか否かを検出する複数の
検出装置50、60、70、80と、駐車場内の、駐車
可能な車両スペースが存在する位置の情報である位置情
報を求める処理を行なう処理装置100と、与えられた
位置情報を送信する通信装置90と、駐車場に入場する
車両ごとに備えられ、前記通信装置からの前記位置情報
を受信する端末装置10、20、30、40とを備え
る。そして、処理装置は、各検出装置が検出した情報を
参照し、駐車可能な車両スペースの位置情報を求め、求
めた位置情報を通信装置に与える処理を行なうシステム
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の車両を駐車する
駐車場の駐車場管理システムに関し、特に、駐車場の有
効利用を図ることを可能にするシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】駐車場の入場・退場を、紙のカード等に
よって管理することは多いが、駐車場内を案内するよう
なシステムは、殆ど提供されていない。
【0003】駐車場の管理システムとしては、管理専門
の人(駐車場管理者)が、全ての車両の入場から退場ま
でを監視し、車両が駐車可能な空きスペースを見つけだ
し、空きスペースに駐車するように、車両の運転者に指
示する案内方法が通常行なわれている。
【0004】なお、既に提案されている駐車場管理シス
テムとしては、特開平3−37800号公報に記載され
ているものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、商店等が所
有する駐車場においては、限られた面積で商店経営を行
なうため、駐車場の有効利用は、たいへん重要な問題で
ある。このため立体駐車場や、地下に設けられた駐車場
が多くなっているのが現状である。
【0006】しかしながら、立体駐車場等では見通しが
悪いため、駐車場管理者や利用者は、空いている駐車場
所を見つけ難いという問題点があった。
【0007】また、商店等での買物を終えて帰る際に、
自分の車両の駐車位置を忘れる場合等も多いため、この
ような場合、自己の車両の駐車位置を見つけ難い、出口
がわかり難い等、利用者にとって不便であるという問題
を有していた。
【0008】もちろん、このような不便性ばかりでな
く、車両が混雑しやすくなり駐車場の利用効率が低下す
るため駐車場の所有者としても、収益性が悪い等の問題
があった。
【0009】そこで本発明の目的は、前記した従来技術
の各々の問題点を解決し、利用者が利用しやすく、利用
効率も向上させることができる駐車場管理システムを提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、本発
明の目的を達成するためには、以下の手段が考えられ
る。
【0011】すなわち、複数の車両を駐車する駐車場の
管理システムにおいて、駐車位置に車両を駐車させるこ
とができるか否かを検出する検出装置と、該検出装置か
らの情報を入力とし、該情報を用いて、駐車可能な場所
を求める処理を少なくとも行う処理装置と、該処理装置
から出力される信号を入力とし、無線通信用の信号に変
調、出力する通信装置と、該無線通信用の信号を受信、
復調して、駐車場における、駐車可能な場所が存在する
位置情報を、駐車を行なう利用者に知らせるための端末
装置とを有して構成されるシステムである。
【0012】
【作用】まず、検出装置は、駐車位置に車両を駐車させ
ることができるか否かを検出する。
【0013】処理装置は、検出装置からの情報を入力と
し、該情報を用いて、駐車可能な場所を求める処理を行
う。
【0014】さらに、通信装置は、処理装置から出力さ
れる信号を入力とし、無線通信用の信号に変調、出力す
る。
【0015】そして、駐車を行なう利用者が車両等に備
えた端末装置は、通信装置が出力した、無線通信用の信
号を受信、復調して、駐車場における、駐車可能な場所
が存在する位置情報を、駐車を行なう利用者に知らせ
る。
【0016】以上のようにして、駐車場に車両の駐車を
行なおうとする利用者に、駐車可能なスペースが存在す
る位置の情報を提供することが可能となり、円滑な駐車
場の利用が可能になり、駐車場の運営も容易となる。
【0017】
【実施例】以下、本発明にかかる実施例について図面を
参照しつつ説明する。
【0018】図1は、本発明にかかる駐車場管理システ
ムの第1実施例を示すブロック図である。
【0019】10、20、30、40は、通信端末装
置、50、60、70、80は、車両検出装置、90
は、通信装置、100は処理装置である。
【0020】(通信)端末装置は、例えば、駐車場に入
場する直前に、駐車場を管理する管理者が、車両の運転
者に手渡し、運転者が自車両内に配置することによっ
て、これから駐車を行なう全車両に対して装着されるこ
とになる。
【0021】また、(車両)検出装置は、例えば、駐車
場内の各駐車可能なスペースごとに予め設置しておけば
よい。
【0022】さらに、通信装置90および検出装置5
0、60、70、80と、処理装置100とは、電線ケ
ーブル、光ファイバ等の情報伝送可能な通信媒体によっ
て接続されている。
【0023】なお、処理装置は、管理者が通常存在する
場所に設置しておけば良い。また、図示はしないが、処
理装置には、各検出装置からの車両の有無の情報や、通
信装置90に送る情報等を観測可能な表示装置を設けた
構成も考えられる。また、処理装置に電源部を設け、該
電源部から電源供給用のケーブルによって通信装置90
や検出装置に電源を供給する構成にしても良い。
【0024】端末装置は、無線信号を受信・復調する受
信部と、ROM等に予め定めたプログラムにしたがって
得られたデータを処理するマイクロプロセッサと、処理
したデータ等を表示するための液晶ディスプレイ等の表
示部を有して構成にすることにより、実現することがで
きる。
【0025】検出装置は、例えば、圧力センサによって
車両の重量を検出することにより車両の有無を判断する
手段や、超音波、電磁波等を利用して、所定位置からの
距離を測定する距離センサの出力信号に基づいて、車両
の接近(即ち、所定場所における車両の有無)を検出す
る手段等によって実現することができ、さらに、車両の
有無に関する情報(空き情報)を処理装置100に送信
する送信部も有した構成にしておけばよい。
【0026】処理装置100は、ROM等に予め内蔵さ
れているプログラムに従って動作するマイクロ・プロセ
ッサを有して構成により実現でき、このマイクロプロセ
ッサは、各検出装置から送られくる、車両の有無に関す
る情報を参照し、駐車可能なスペースの存在位置を示す
情報である、空きスペース情報を生成し、通信装置90
へ情報を出力する処理を行なう。
【0027】駐車場管理システムとしての一連の動作を
説明すると以下のようになる。
【0028】まず、各検出装置50、60、70、80
によって検出された空き情報は、処理装置100に送ら
れる。
【0029】そして、処理装置100では、受信した空
き情報を参照し、駐車可能なスペースの存在位置を把握
し、空き情報に基づいて各端末装置に提供する空きスペ
ース情報を生成して、通信装置90に送信する。
【0030】さらに、通信装置90は、受信した情報を
無線信号に変調し、各端末装置に対して、変調信号を送
信する。
【0031】その結果、各車両に備えられている通信端
末装置10、20、30、40が、無線信号を受信し、
復調処理を行ない、情報を表示部に表示することによ
り、利用者に空きスペース情報を提供する。
【0032】なお、利用者に、空きスペース情報を提供
する方法として、端末装置に液晶ディスプレイ等の表示
部を設けた構成とし、視覚的に情報を通知する方法につ
いて説明したが、端末装置にスピーカを設けた構成とし
て、聴覚的に情報を通知する方法や、表示部およびスピ
ーカの双方を設けた構成とし、視覚的および聴覚的なに
利用者に情報を通知することも可能である。
【0033】端末装置に表示部を設けた場合、例えば、
駐車場の各フロアーについて平面図状に表示し、そのう
ちの空きスペースに相当する部分を特定色で塗りつぶす
表示を行ない、視覚的に空きスペース情報を提供するこ
とが考えられる。また、立体駐車場の場合、一度に全フ
ロアーの表示を行なわずに、インクリメントボタン、デ
クリメントボタンと端末装置に設けた構成とし、インク
リメントボタンを押すことによって、順次、上の階(上
のフロアー)の表示に切り換え、一方、デクリメントボ
タンを押すことによって、順次、下の階(下のフロア
ー)の表示に切り換えるようにして、空きスペースを把
握しやすい表示機能をもたせた構成にすることも考えら
れる。
【0034】一方、端末装置にスピーカを設けた構成と
した場合、例えば、さらに音声合成LSIを内蔵し、端
末装置内に設けた信号処理装置が、通信装置90から受
信した空きスペース情報を発するように、前記音声合成
LSIの動作を制御することが考えられる。一例とし
て、入場門に近い位置に存在する空きスペースから順
に、空きスペースの存在位置を音声にて通知することが
考えられる。
【0035】検出装置50、60、70、80から処理
装置に送られる情報は、処理装置100によって一括し
て処理され、端末装置は、処理装置100によって処理
された情報を、通信装置90を介して受信するのみで、
本実施例における動作を実現可能とする。
【0036】このため、各端末装置を構成する部品の部
品点数を低減でき、大幅な低コスト化を実現することが
できる。もちろん、端末装置自体も、小型・軽量とな
る。このことは、多数の端末装置を必要とするシステム
において、コスト低減等の面で特に重要となる。
【0037】大型表示装置を駐車場の入口近傍に設置
し、空きスペースを利用者に知らせる駐車場管理システ
ムにおいては、ある特定の場所で、空きスペースの存在
位置を確認することができるのみであり、いかなる場所
でも空きスペースの存在位置を、確認することは不可能
である。これに対し、本実施例では、無線通信によって
端末装置に必要な情報を伝送するため、無線信号の届く
エリア内においては、いかなる場用においても、通信装
置から送信された情報を得ることが可能となるため、駐
車場の利用者にとっては便利なシステムとなり、駐車場
内での渋滞等の発生を防止でき、駐車場の利用効率も著
しく向上する。
【0038】次に、図2に、本発明にかかる駐車場管理
システムの第2実施例を示すブロック図を示す。
【0039】端末装置10、20、30、40は、第1
実施例にて説明した、通信装置90から送信される無線
信号の受信機能のほかに、端末装置ごとに予め定められ
ているIDや、利用者側からの情報提供要請(サービス
・リクエスト)等の情報を、通信装置側に送信する送信
部も備えている。
【0040】また、通信装置90は、第1実施例にて説
明した無線信号の送信機能のほかに、各端末装置10、
20、30、40から送信される無線信号を、受信、復
調して、処理装置100へ情報を送信する送信部も備え
ている。
【0041】さらに、処理装置100は、第1実施例に
て説明した機能のほかに、通信装置90から送信される
情報を受信し、予め定めた処理を行なう機能も備えてい
る。
【0042】例えば、端末装置に設けたファンクション
ボタンを押すと、「出口を案内してほしい旨」の情報
を、IDとともに通信装置90に送信する。処理装置で
は、これらの情報を受信して、出口を案内する案内図を
表示させる処理を行なうべく通信装置90を介して、案
内図を表示させるデータを、IDとともに送信する。
【0043】各端末装置は、送られてきたIDが自己の
IDと一致すると判断したとき、案内図を表示する処理
を行なう。なお、このような処理は、端末装置が備える
信号処理装置が行なうようにしておけば良い。
【0044】本実施例によれば、各端末装置が、送信機
能を有するため、各々の端末装置に対してIDを付与す
ることができ、個別の情報サービスを利用者に提供する
ことができる。利用者が、必要とする情報を送信する旨
を、自分の端末装置から要求することができる。
【0045】また、図3に、本発明にかかる駐車場管理
システムの他の構成例である第3実施例を示すが、本構
成では、新たに通信装置260を設け、通信装置を複数
台備えた構成にしている。
【0046】これにより、端末装置−通信装置間の通信
可能エリアを狭くして(スポット的にして)、既知であ
る通信装置の位置から、端末装置から送信される無線情
報を検出することによって端末装置の存在位置を検出す
ることができる。
【0047】このように、端末装置の存在位置を検出す
ることができるならば、例えば、IDの送受信を行なわ
ずとも、処理装置100は、通信可能エリアを狭くした
通信装置によって、案内図を表示させるデータを送るべ
き端末装置に、案内図表示データを送信しても、他の端
末装置の表示内容を変更してしまう確率は、極めて少な
くなる。
【0048】このように処理装置100が、各端末装置
の存在位置を把握することができる機能を付加した構成
にすることにより、端末装置からの、「現在位置から、
最も近い出口を案内してほしい」旨の要求に対して処理
装置100が指示を送信することが可能となる。また、
同様に、駐車場に入場し、駐車可能な空きスぺースを探
す際に、入場した位置から最も近い場所を案内したり、
最も出口に近い場所を案内したりすることも可能とな
る。このため、利用者が空きスぺースを探す時間を、短
縮化すことができるようになり、駐車場の利用効率の向
上を図ることが可能となる。
【0049】また、利用者が駐車場から退場する場合、
即ち帰る場合に、自分の所有する車両を駐車した位置を
忘れてしまうようなことがある。このような場合には、
予め、自分の車両の駐車位置を、端末装置または処理装
置100(特定の機能ボタンを押すことにより、入力し
た駐車位置情報を端末装置から処理装置100に送信
し、登録させる構成にしておく)登録し、必要に応じて
登録された情報をアクセス可能にしておけば、利用者が
自己の所有する車両の駐車位置を容易に把握することが
可能となる。
【0050】図4に、本発明に使用する送受信機能を有
する端末装置のブロック図(a)および外観図(b)の
一例を示す。
【0051】本実施例にかかる(通信)端末装置10
は、処理装置との間で無線通信を行なう機能を有する送
受通信装置11と、送受信に関する信号処理を行なう信
号処理装置12、必要な情報を表示する表示装置13
と、送信すべきデータ等を信号処理装置12に与える機
能を有するデ−タ入力装置14とを有して構成される。
【0052】さらに、押すことによってスイッチ機能を
有するボタン等によって実現される方向表示装置兼デ−
タ入力装置16や、押すことによってスイッチ機能を有
し、ファンクションキーとして作用するサービス・リク
エスト用データ入力装置17、18、19を備えてい
る。なお、表示装置13として、液晶表示装置15を採
用している。また、方向表示装置兼デ−タ入力装置16
の、各方向指示部(図中、矢印で示す)は、LEDを有
した構成にしておき、本LEDは、押す操作により点灯
したり、また、通信装置から受け取る情報に従って点灯
および消灯動作が行なわれる。図4で、黒色の矢印は、
現在点灯中であることを表す。
【0053】送受通信装置11は、図2において説明し
た通信装置90から送信されてくる無線信号を入力し、
入力情報を復調して出力する処理を行なう。信号処理装
置12は、通信装置11から与えられる情報と、利用者
が情報の提供を要求するために操作するデータ入力装置
14、即ち、方向表示装置兼データ入力装置16、また
は、サービス・リクエスト用データ入力装置17、1
8、19からの情報を入力し、予め定められたプログラ
ムに従って、表示装置13(即ち、液晶表示装置15)
文字、図形等の表示を行なったり、方向表示装置兼デー
タ入力装置16を構成するLEDを点灯するための信号
を出力する。
【0054】具体的には、表示装置13は、空きスペー
スの位置情報を文字にて表示したり、駐車場の各フロア
ーを平面的に表示し、空きスペースの存在位置に、特定
のマークを表示すること等を行なう。各サービス・リク
エスト用データ入力装置17、18、19は、それ自身
が押されることにより、特定の処理が行なわれるため
の、ファンクションキーとして機能する。例えば、駐車
場から退場する際に出口の情報を処理装置に問いあわ
せ、出口位置を表示装置13に表示させる処理を行なわ
せる旨の機能ボタンが、サービス・リクエスト用データ
入力装置17である場合、利用者は、サービス・リクエ
スト用データ入力装置17を押すことにより、出口位置
を容易に把握することができる。信号処理装置12は、
このようなファンクションキーに対応した処理を行なう
機能を有している。また、処理装置側も、送られてくる
情報に応じて、必要な情報を時分割で端末装置側に送れ
ば良い。
【0055】そして、信号処理装置12は、送られてき
た情報が、要求した処理に対する情報である場合に限っ
て、予め定めた処理を行なうことによって、他の端末装
置に対する情報を取り込み処理することを避けることが
できる。もっとも、端末装置固有の識別情報も付加して
送信することにより、他の端末装置に対して送信した情
報を用いた誤った処理を行なうことは無くなる。
【0056】このように、信号処理装置12は、前記入
力された情報に基づき予め内蔵してあるプログラムに従
って送信用の情報を生成し、送受通信装置11に出力す
る。
【0057】そして、送受通信装置11は、情報を無線
信号に変換して、図2において説明した通信装置90に
対して、該無線信号を送信する。
【0058】本実施例で示した構成によって、送受信機
能を有した小型、軽量の端末装置を実現することができ
る。
【0059】図5は、本発明にかかる駐車場管理システ
ムの第4実施例を示すブロック図である。
【0060】図1、2、3、4と同一符号のものは、同
一機能を有する構成要素である。
【0061】本実施例では、検出装置と処理装置を接続
する中継装置を設けた点に特徴がある。
【0062】具体的には、検出装置50、60と処理装
置100との間に、中継装置110を設け、さらに、検
出装置70、80と処理装置100との間に、中継装置
120を設けた構成になっている。
【0063】検出装置50、60から出力される検出情
報は、中継装置110に入力され、同様に、検出装置7
0、80から出力される検出情報は、中継装置120に
入力される。中継装置110、120は、入力された情
報を、時間的、周波数的、あるいは、スペクトラム拡散
方式等のコードを用い通信方法等によって、多重化伝送
し、処理装置100へ出力する。したがって、処理装置
100に伝送可能な情報量が多くなり、非常に広い駐車
スペースを有する駐車場の管理も行なえることになる。
【0064】すなわち、中継装置110、120によっ
て、処理装置100に入力される車両検出に関する情報
を集約するため、検出装置と処理装置100との間の接
続用ケーブルの総数を削減し、システムコストを低減す
るとともに、本駐車場管理システムを適用可能な駐車場
の広さの限界を拡大することが、容易に行なえる。
【0065】また、検出装置が備えるケーブル線を短く
でき、情報伝送用のインタフェイス回路を、特別な回路
に置き換えてシステム構築するようなことも不要にな
る。このため、各検出装置のコストを低減でき、多数の
検出装置を備えたシステムのコストの増加を抑制する点
で極めて有利である。
【0066】また、中継装置110、120と通信装置
90を複合化(即ち、一体化して製造する)することに
より、製造およびシステム設置のコストを低減すること
ができる。このような複合化を行なえば、中継装置11
0、120と処理装置100との間の通信、および、通
信装置90と処理装置100との間の通信で伝送される
情報を多重化でき、ケーブル線の線数を減少させること
により、設備保守も容易となり、保守性の向上も図れ
る。
【0067】次に、図6に、本発明にかかる駐車場管理
システムの第5実施例のブロック図を示す。
【0068】図1、2、3、4、5と同一符号のものは
同一機能を有する構成要素である。
【0069】本実施例は、駐車場に入場する車両の種類
を識別する機能を有する車種認識装置130を新たに設
けた点に特徴がある。
【0070】車種認識装置130は、例えば、車両の長
さを測定するセンサおよび車両の長さに対応する車種情
報を記憶している記憶装置と、該記憶装置の記憶内容お
よびセンサが検出した車両の長さ情報を参照して、車種
を特定する処理を行なう処理装置とを有して構成され
る。なお、車種認識装置130は、例えば、駐車場の入
口付近に設置しておけばよい。なお、上記センサは、超
音波や光を使用した公知の測定装置を用いれば良い。
【0071】またこの方法以外として、例えば、図4に
おいて説明した通信端末装置を使用する場合、データ入
力装置14を操作して、利用者が車種を直接入力し、入
力された情報が送信され、通信装置90を介して、処理
装置100が車種情報を認識可能な構成にしておくのも
よい。
【0072】そして、例えば、処理装置側に、車種に対
応した車両の大きさ、形状に関する情報を予め記憶して
ある記憶装置を備えた構成にしておく。
【0073】車種認識装置130が車種を把握し、車種
情報を処理装置100に送信した場合、処理装置100
は、受け取った車種情報に基づいて、記憶装置に格納さ
れている、車種に対応する車両の大きさ、形状に関する
情報を獲得する。
【0074】そして、例えば、通常の車両は駐車可能で
あるが、それ以外の車両に対する特別駐車スペースが存
在する駐車場内において、処理装置100は、前記獲得
した情報に基づいて、前記特別駐車スペースに駐車すべ
き車両であると判断した場合、特別駐車スペースに駐車
するように推奨することが可能となる。
【0075】なお、前記「通常の車両」とは、例えば、
最大幅2.5(m)以内の車両であり、これ以外の車両
は、特別駐車スペースに駐車する対象となる。
【0076】以上のように本実施例によれば、利用者の
便宜を図ることができ、駐車場内の空間を有効活用でき
る。
【0077】次に、図7に、本発明にかかる駐車場管理
システムの第6実施例のブロック図を示す。
【0078】図1、2、3、4、5、6と、同一符号の
ものは同一機能を有する構成要素である。
【0079】本実施例は、駐車場の外部から送られてく
る情報を受信するための外部情報入手装置140を設け
た点に特徴がある。
【0080】すなわち、道路交通情報等の各種各様の情
報を提供するサービスが行なわれている場合、駐車場外
部から送られてくる該情報を、駐車場の内部で入手する
手段を備え、入手した情報を処理装置100に入力する
構成とする。
【0081】例えば、情報を入手する外部情報入手装置
140としては、電話回線を介したパソコン・ネットワ
ークへのアクセスや、VICS(Vehicle Information
andCommunication System:道路交通情報通信システ
ム)等の各種情報の提供のサービスを行なう装置に、ア
クセス可能な装置が考えられる。
【0082】処理装置100が、外部情報入手装置14
0から受け取ったこれらの情報を、通信装置90を介し
て各端末装置によって、駐車場内にいる利用者に提供す
ることが可能となり、駐車場の外部の様子によって退場
する出口を決定したり、退場後の道路を選択することが
でき、利用者の便宜に供することができる。また、駐車
場内においても、前記各種情報の提供を利用することが
でき、利用者にとってたいへん便利である。
【0083】なお、利用者は、外部情報を利用したい場
合には、端末装置に備えられた特定のサービス・リクエ
スト用データ入力装置を操作すれば、外部情報の提供を
うけられるように、端末装置を構成しておけば良い。
【0084】次に、図8に、本発明にかかる駐車場管理
システムの第7実施例のブロック図を示す。
【0085】図1〜図7と同一符号のものは同一機能を
有する構成要素である。
【0086】本実施例では、新たに、端末装置150、
通信装置160、および精算装置170を設けた点に特
徴がある。通信装置160と精算装置170は接続さ
れ、さらに、接続装置170が処理装置100に接続さ
れた構成となっており、各装置間で、情報の伝送が行な
われる。
【0087】さて、例えば、駐車場を備える大型の店舗
において、利用者が複数の売場で買物を行なう場合、各
々の売場によって精算を行う必要があり、利用者にとっ
て不便である。そこで、一例として、通信装置160と
精算装置170を各精算場所に設置するものとする。ま
た、利用者は、買物をする際には、端末装置を携帯して
買物をするものとする。
【0088】そして、精算時には、端末装置に備えられ
た特定のサービス・リクエスト用データ入力装置を操作
することにより、端末装置の利用者の情報が、通信装置
160に送られ、精算装置170は、この利用者の情報
と精算情報とを、処理装置100に送信する。
【0089】そして、処理装置100は、各端末装置に
よって識別される利用者の、合計の支払額を演算し、す
べての購入終了時に一括して支払うようにすることによ
って、複数売場での精算の手間を簡略化することができ
る。このような処理を行なうためには、処理装置100
が、利用者と合計支払額とを対応づけて記憶しておく記
憶装置を内蔵する構成にしておけば良い。また、買物終
了時には、端末装置に備えられた特定のサービス・リク
エスト用データ入力装置を操作することにより、処理装
置100の、合計の支払額の演算動作を起動する構成に
しておけばよい。
【0090】本実施例によれば、利用者にとっては、精
算時間を節約することができ、また、店舗の経営者にと
っては精算に係る販売員を減少させることができる。
【0091】また、店舗の出口付近に通信装置を設置し
て、店舗を出ようとする人が支払済みか否かを調査し、
未払いの状態であれば出口から出ようとするときにブザ
ーを鳴らすなどして未払いの状態であることを通知でき
るようにすることもできる。
【0092】このためには、一旦、精算時に操作するた
めの、特定のサービス・リクエスト用データ入力装置を
操作した後は、買物終了時に操作する、特定のサービス
・リクエスト用データ入力装置を操作するまで特定の無
線信号を送信するように端末装置を構成するとともに、
店舗の出口付近に設置した通信装置は、該特定の無線信
号を受信したとき、備え付けたブザーを駆動するように
構成すれば良い。
【0093】次に、図9に、本発明にかかる駐車場管理
システムの第8実施例のブロック図を示す。
【0094】本実施例においては、大型の店舗に付随す
る駐車場に、本発明を適用した場合について具体的に説
明する。
【0095】駐車場のそばには、精算装置180が存在
する。本システムは、交通情報センタ190と、処理セ
ンタ200と、2つの通信ポスト210と、駐車スペー
スごとに設けた車両検出装置220と、車両250内に
設置された端末装置230と、車種認識装置240とを
有して構成される。
【0096】通信ポスト210は、第3実施例で説明し
た中継装置、および、第1〜第6実施例で説明した通信
装置90の、双方の機能を有している。このような構成
にすることにより、車両検出装置220−処理装置10
0間の接続と、通信装置90−処理装置100間の接続
を兼用させることができ、部品点数および部品コストの
低減や設置コストの低減、保守の簡易化を図ることがで
きる。
【0097】以下動作の一例について説明する。
【0098】a)駐車スペースに車両が存在しない車両
検出装置220から、車両が駐車されていない旨の情報
が、通信ポスト210に送られ、該通信ポスト210に
より、かかる情報を、無線(または光)等を使用して、
処理センタ200に伝送する。
【0099】b)一方、車種認識装置240によって車
両の全長が測定され、その情報は処理センタ200に通
知されている。
【0100】c)車両250内の通信端末装置230か
ら、空いている駐車スペースの存在位置を教えて欲しい
旨の要求が、無線信号に変調され送信される。通信ポス
ト210では、受信・復調した通信端末装置230から
の情報を、処理センタ200に送信する。
【0101】処理センタ200ではa)、b)、c)の
情報に基づいて、予め定められているプログラムに従っ
た処理を行なう。
【0102】例えば、空き駐車スペースの存在位置で最
も店舗入口に近く、かつ、車両250の大きさに適合し
た駐車位置を推奨することを決定し、通信ポスト210
に送信する。そして、通信ポスト210では、受信した
情報を通信端末装置230に送信する。さらに、通信端
末装置230では、受信・復調した情報に基づいて表示
装置に推奨された駐車位置を表示する。
【0103】利用者は、推奨された駐車スペースの存在
位置に車両250を駐車する。
【0104】次に、利用者は、通信端末装置230を携
帯して店舗内に入り、品物を購入する度に、通信端末装
置230を店員に渡す。店員が精算のためのファンクシ
ョンキーを押すと、精算装置180から処理センタ20
0に、通信端末装置230のID番号と金額の情報が伝
送され、記憶装置に登録される。
【0105】処理センタ200では、通信端末装置23
0を持つ利用者の各売場での明細を把握しているので、
複数の売場で品物を購入した後、利用者は最後に精算す
る精算所でだけで、処理センタで演算された合計金額を
支払えば各売場で別々に支払う場合に比べて簡便であ
る。なお、最後に精算する際には、店員が精算終了、合
計演算を行なわせるためのファンクションキーを押す操
作を行なうことにより、処理センタ200から、精算装
置180側に合計金額の情報を送信する。店員はこの情
報に基づいて、精算作業を行なう。
【0106】利用者が支払を終え、駐車場へ向かうとき
に、処理センタ200または通信端末装置230には、
車両250を駐車した位置が記録されているため、通信
端末装置230に駐車位置を表示する等を行なうことに
よって、容易に駐車位置を把握できることになる。最も
簡単には、これは、車両から出るときに、通信端末装置
230が備える入力装置によって駐車位置を記憶してお
くことによっても実現できる。もちろん、前述したよう
に特定のファンクションキーを押す操作により、処理セ
ンタ200に問いあわせても良い。
【0107】さて、車両250の駐車位置に利用者が到
着し、車両250の中から自分の帰宅する方向の道路交
通情報を把握するために、交通情報センタ190から送
られる情報を通信端末装置230を用いて入手して帰路
を決定し、駐車場の出口に向かう。前述したように、特
定のファンクションキーを押す操作により、交通情報セ
ンタ190からの情報を入手する操作を行なう。
【0108】次に、通信端末装置の配布および回収方法
の一例について説明する。
【0109】通信端末装置の配布は、駐車場の管理者
が、入り口付近で各車両の運転者に配布すれば良い。な
お、各通信端末装置には、異なったID番号が付与され
ており、特定のファンクションキーを押す操作により、
IDと、退場する旨のリクエスト信号を、処理センタ2
00側に送信する構成になっている。
【0110】利用者が退場する際に回収するシステムに
おいては、出口にゲートを設け、駐車場の管理者が、通
信端末装置の返却を確認してから、ゲートを開く操作を
行なうことにより、確実に通信端末装置を回収すること
ができる。
【0111】また、利用者が通信端末装置を所有してお
り返却する必要のない場合には、該利用者の通信端末装
置と、返却すべき通信端末装置を区別する手段を設けた
構成にする。
【0112】例えば、利用者が出口付近で、IDと、退
場する旨のリクエスト信号を、処理センタ200側に送
信するための、前記特定のファンクションキーを押す操
作が行なわれると、通信端末装置のID番号によって処
理センタ200で両者を区別し、返却の必要のないID
番号を持つ通信端末装置を持った利用者が駐車場から出
ようとする場合にはゲ−トを開き、返却すべきID番号
を持つ通信端末装置を持った利用者が駐車場から出よう
とする場合には返却が確認されてからゲ−トを開くこと
ようにすることができる。ゲートの開閉は、例えば、駐
車場の管理者が作業により行なえば良い。
【0113】また、返却すべきID番号を持つ通信端末
装置を利用者に渡すときに、自動車のナンバーを処理セ
ンタ200に登録しておき、駐車場から出ようとする自
動車が登録されたナンバーである場合には通信端末装置
が返却されるまでゲ−トを開かないようにすることによ
って通信端末装置を回収することができる。
【0114】次に、図10に、本発明にかかる駐車場管
理システムの第9実施例のブロック図を示す。
【0115】本実施例において、図9に示した第8実施
例と異なる点は、通信ポスト210と通信端末装置23
0との間の無線通信媒体として、漏洩ケーブルを使用す
る点である。
【0116】図10において、図9と同一符号のものは
同一機能を有する構成要素である。
【0117】図10において、車両251には、通信端
末装置231が設置されており、図に示すように、漏洩
ケーブル270、271が駐車場に設置されている。
【0118】漏洩ケーブルは、同軸ケーブルを構成する
外部導体の所定箇所にスリットを設けた構造を有してお
り、ケーブルの内部導体で伝送される電気信号によっ
て、前記スリットから電波の放射が行なわれる。一般の
アンテナのように、放射電波の強度は、放射地点からの
距離に反比例して弱まるのではなく、漏洩ケーブルによ
り形成される電磁界強度は、ある所定の距離を超えると
急に弱まる性質を有する点に特徴がある。このため、所
定の距離より外側に位置する外部に対して、電磁界の影
響は及びにくいという特徴を有する。また、漏洩ケーブ
ルは、スリットの形状を所望の形状に設計することによ
り、電波を放射する位置や、放射される電波の指向性等
を、所望の状態に設定することができるという特徴を有
する。
【0119】本実施例では、車両250、251内に配
置された通信端末装置230、231と、通信ポスト2
10との間の情報の通信は、通信ポスト210に接続し
た漏洩ケーブル270、271を介して無線で行なわ
れ、また、通信ポスト210と処理センタ200との間
の情報の通信は、無線あるいは有線で行なわれる。
【0120】本実施例によれば、漏洩ケーブルを、通信
ポスト210に通常備える、電波を送受信するアンテナ
の代わりに用いることによって、駐車場内のあらゆる地
点で良好な無線通信が可能となり、駐車場の外部には電
磁界の影響を及ぼしにくいという特徴を持ったシステム
を提供することを可能とする。これにより、駐車場外に
存在する各種機器に影響を与えることは殆ど無くなる。
【0121】なお、処理センタ200から送られてくる
無線信号を、通信ポスト210を介して、漏洩ケーブル
270、271に入力し、各端末装置に与えるシステム
だけでも、コストの低い、保守性に優れた、情報伝送シ
ステムを提供することができる。
【0122】次に、図11に、本発明にかかる駐車場管
理システムの第10実施例のブロック図を示す。図10
と同一符号のものは同一機能を有する構成要素である。
【0123】図11に示すように、漏洩ケーブル27
2、273を配置している。
【0124】本実施例において、図10に示した第9の
実施例と異なる点は、車両検出装置220を設けずに、
漏洩ケーブルを用いることにより、第9実施例で述べた
無線通信のみならず、車両検出をも行う点である。
【0125】本実施例は、漏洩ケーブル272、273
の位置検出機能を利用することで、車両の駐車状況を検
出するものであり、情報通信と位置検出とを実現でき
る。走行中の車両位置をも検出し活用すれば、より木目
の細かい駐車場管理が期待できる。
【0126】さて、漏洩ケーブルによる車両の存在位置
の検出方法について、図12を参照して説明する。
【0127】まず、信号発生装置280によってパルス
状の矩形波信号を発生させる。
【0128】該矩形波信号は、結合器290に入力され
る。
【0129】次に、結合器290より出力される信号
は、漏洩ケーブル270に入力され、車両側に形成され
たスリットから、自由空間へ放射される。
【0130】放射された信号の一部は、車両250や車
両251によって反射され、漏洩ケーブル内に戻って来
る。戻ってきた信号は結合器290に入力される。
【0131】そして、信号発生装置280から出力され
る信号および漏洩ケーブルから戻って来る信号は、結合
器290を介して信号解析装置300に入力される。
【0132】すなわち、信号解析装置300では、最初
に信号発生装置280からの送信信号が入力され、遅れ
て車両250からの反射信号、さらに遅れて車両251
からの反射信号が入力される。この様子を図12(b)
に示す。
【0133】ここで、送信信号からの各反射波の遅延時
間を測定することによって、どの駐車スペースに車両が
存在するのかを検出することができ、各反射波の大きさ
によって漏洩ケーブルからの距離を検出することが可能
である。
【0134】すなわち、スリットからの電磁波の放射方
向に車両が存在する場合には、漏洩ケーブルの端からス
リットまでの距離をL(m)、漏洩ケーブル内のパルス
信号の速度をV(m/s)とすると、送出信号の送出か
ら、2L/V(s)後にパルスが反射信号として発生す
る。したがって、予め、各駐車スペースの存在位置に対
応する、反射パルスの発生時を、記憶しておき、反射パ
ルスの発生時間を計測し、把握することによって、各駐
車スペースにおける車両の存在を把握できる。
【0135】以上の実施例においては通信端末装置、車
両検出装置、通信装置、処理装置の台数を限定して説明
したが、これに限るものではなく本発明を適用する駐車
場の規模や経済的理由によって各装置の台数を増減する
ことによって適用するシステムに適した構成にすること
により本発明を広く利用することができる。
【0136】以上の実施例において車両検出装置−処理
装置間、または、通信装置−処理装置間の接続方法とし
ては、ケーブルを用いた有線方式、高周波信号を用いた
無線方式、光空間伝送を用いた無線方式等が適用でき、
用途に応じて方式を変更することが可能であることはい
うまでもない。
【0137】以上説明してきたように本発明によれば、
駐車場内の駐車可能な空きスペースの位置情報等の、利
用者にとって有益な情報を提供する駐車場管理システム
を実現できる。
【0138】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、車両検出装置からの情報に基づいて処理装置が情報
を処理し、通信装置を用いて無線信号を送信し、送信さ
れた情報を通信端末装置で受信・復調し、利用者に情報
を提供することにより、利用者は、瞬時に駐車可能な空
きスペースの存在位置を把握することができ、駐車場の
利用効率の向上が図れる。
【0139】また、処理装置が一括処理した情報を、端
末装置で受信、復調、表示するため、端末装置の小型
化、低価格化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第1実施例のブロック図であ
る。
【図2】本発明にかかる第2実施例のブロック図であ
る。
【図3】本発明にかかる第3実施例のブロック図であ
る。
【図4】通信端末装置の構成例を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明にかかる第4実施例のブロック図であ
る。
【図6】本発明にかかる第5実施例のブロック図であ
る。
【図7】本発明にかかる第6実施例のブロック図であ
る。
【図8】本発明にかかる第7実施例のブロック図であ
る。
【図9】本発明にかかる第8実施例のブロック図であ
る。
【図10】本発明にかかる第9実施例のブロック図であ
る。
【図11】本発明にかかる第10実施例のブロック図で
ある。
【図12】第10実施例の説明図である。
【符号の説明】
10…(通信)端末装置、15…液晶表示装置、16…
方向表示装置兼データ入力装置、17…サービス・リク
エスト用データ入力装置、18…サービス・リクエスト
用データ入力装置、19…サービス・リクエスト用デー
タ入力装置、20…(通信)端末装置、30…(通信)
端末装置、40…(通信)端末装置、50(車両)検出
装置、60…(車両)検出装置、70…(車両)検出装
置、80…(車両)検出装置、90…通信装置、100
…処理装置、11…通信装置、12…信号処理装置、1
3…表示装置、14…データ入力装置、110…中継装
置、120…中継装置、130…車種認識装置、140
…外部情報入手装置、150…通信端末装置、160…
通信装置、170…精算装置、180…精算所、190
…交通情報センタ、200…処理センタ、210…通信
ポスト、220…車両検出センサ、230…通信端末装
置、231…通信端末装置、240…車種認識装置、2
50…車両、251…車両、260…通信装置、270
…漏洩ケーブル、271…漏洩ケーブル、272…漏洩
ケーブル、273…漏洩ケーブル、280…信号発生装
置、290…結合器、300…信号解析装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀井 志朗 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 田中 泰成 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の車両を駐車する駐車場の管理システ
    ムにおいて、 駐車位置に車両を駐車させることができるか、否かを検
    出する検出装置と、 該検出装置からの情報を入力とし、該情報を用いて処理
    を行う処理装置と、 該処理装置から出力される信号を入力とし、無線通信用
    の信号に変調し出力する通信装置と、 該無線通信用の信号を受信し復調して、駐車場の駐車可
    能な場所を利用者に知らせることのできる端末装置とを
    備えたことを特徴とする駐車場管理システム。
  2. 【請求項2】端末装置が情報を通信装置に送信する機能
    を備え、 通信装置が端末装置からの情報を受信する機能と、受信
    した端末装置からの情報を処理装置に伝達する機能とを
    備え、 処理装置が通信装置からの情報を処理する機能を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の駐車場管理システム。
  3. 【請求項3】1つ以上の検出装置の出力を入力とし、該
    検出装置の情報を処理装置に出力する中継装置を備えた
    ことを特徴とする、請求項1または2記載の駐車場管理
    システム。
  4. 【請求項4】車両の車種情報を認識する認識手段を備
    え、 前記処理装置は、前記認識手段によって認識した車種情
    報に基づいて、前記通信装置が、端末装置に送信する情
    報を制御する機能を備えたことを特徴とする、請求項
    1、2または3記載の駐車場管理システム。
  5. 【請求項5】駐車場の外部の情報を入手する外部情報入
    手手段を備え、 前記処理装置は、該外部情報入手手段が入手した外部情
    報を、前記通信装置を介して、前記端末装置に送信する
    機能を備えたことを特徴とする、請求項1、2、3また
    は4記載の駐車場管理システム。
  6. 【請求項6】駐車料金の精算に関する情報を少なくとも
    含む精算情報を生成する機能を有する精算装置を設け、 前記精算装置は、さらに、前記処理装置および前記通信
    装置との間で、精算情報を通信する機能を備えることを
    特徴とする、請求項2、3、4または5記載の駐車場管
    理システム。
  7. 【請求項7】請求項1、2、3、4、5、6記載の駐車
    場管理システムにおいて、前記通信装置の末端が電波を
    漏洩する漏洩ケーブルで構成されていることを特徴とす
    る駐車場管理システム。
  8. 【請求項8】請求項7記載の駐車場管理システムにおい
    て、前記漏洩ケーブルに、パルス信号を入力し、入力パ
    ルスが反射し戻ってくるまでの時間を参照して車両の存
    在を検出する検出装置を備えたことを特徴とする駐車場
    管理システム。
  9. 【請求項9】複数の車両を駐車する駐車場における駐車
    可能位置を少なくとも提供する駐車場管理システムであ
    って、 車両の駐車を行なう車両スペースごとに設け、当該スペ
    ースに車両が存在するか否かを検出する複数の検出装置
    と、駐車場内の、駐車可能な車両スペースが存在する位
    置の情報である位置情報を求める処理を少なくとも行な
    う処理装置と、与えられた位置情報を送信する通信装置
    と、駐車場に入場する車両ごとに備えられ、前記通信装
    置からの前記位置情報を受信する端末装置とを備え、 前記処理装置は、前記各検出装置が検出した情報を参照
    し、駐車可能な車両スペースの位置情報を求め、求めた
    位置情報を前記通信装置に与える処理を行なうことを特
    徴とする駐車場管理システム。
  10. 【請求項10】請求項9において、前記各端末装置およ
    び前記通信装置は、両装置間で双方向通信機能を有し、 前記処理装置は、端末装置から送信されてきた送信情報
    を、前記通信装置を介して受信し、前記送信情報の種類
    に対応して予め定められた処理を行ない、処理結果を、
    前記通信装置を介して対応する端末装置に送信する処理
    を行なうことを特徴とする駐車場管理システム。
  11. 【請求項11】与えられた無線信号を受信するための端
    末装置に、情報を無線信号で与える情報システムであっ
    て、 情報を生成し無線信号として送信する処理装置と、該処
    理装置が送信する情報を入力して前記端末装置に送信す
    る機能を有する漏洩ケーブルとを有する情報システム。
JP1251795A 1994-01-31 1995-01-30 駐車場管理システム Pending JPH07254100A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1251795A JPH07254100A (ja) 1994-01-31 1995-01-30 駐車場管理システム

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP910794 1994-01-31
JP6-9107 1994-01-31
JP1251795A JPH07254100A (ja) 1994-01-31 1995-01-30 駐車場管理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07254100A true JPH07254100A (ja) 1995-10-03

Family

ID=26343765

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1251795A Pending JPH07254100A (ja) 1994-01-31 1995-01-30 駐車場管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07254100A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07225899A (ja) * 1994-02-14 1995-08-22 Shimadzu Corp 駐車位置案内装置
JPH09147298A (ja) * 1995-11-20 1997-06-06 Nissin Electric Co Ltd 駐車場管理装置
JP2000067391A (ja) * 1998-08-24 2000-03-03 Mitsubishi Precision Co Ltd 駐車場端末装置の遠隔管理方式
JP2001034895A (ja) * 1999-07-26 2001-02-09 Fujitsu Ltd 案内システムおよび案内用端末
JP2010055591A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Jacobian Innovation Unlimited Llc 位置識別
JP2011066576A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Toshiba Corp パーキング無線通信システム
WO2013035874A1 (ja) * 2011-09-09 2013-03-14 株式会社Jvcケンウッド 情報提供装置、情報提供システム、及び、情報提供方法
CN104464373A (zh) * 2014-12-23 2015-03-25 浪潮(北京)电子信息产业有限公司 一种基于云计算的信息引导方法及系统

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07225899A (ja) * 1994-02-14 1995-08-22 Shimadzu Corp 駐車位置案内装置
JPH09147298A (ja) * 1995-11-20 1997-06-06 Nissin Electric Co Ltd 駐車場管理装置
JP2000067391A (ja) * 1998-08-24 2000-03-03 Mitsubishi Precision Co Ltd 駐車場端末装置の遠隔管理方式
JP2001034895A (ja) * 1999-07-26 2001-02-09 Fujitsu Ltd 案内システムおよび案内用端末
JP2010055591A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Jacobian Innovation Unlimited Llc 位置識別
JP2011066576A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Toshiba Corp パーキング無線通信システム
WO2013035874A1 (ja) * 2011-09-09 2013-03-14 株式会社Jvcケンウッド 情報提供装置、情報提供システム、及び、情報提供方法
CN104464373A (zh) * 2014-12-23 2015-03-25 浪潮(北京)电子信息产业有限公司 一种基于云计算的信息引导方法及系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101012288B1 (ko) 이동식 안내로봇 및 그 시스템
JP3767285B2 (ja) 移動体案内システム
KR100828088B1 (ko) 광고판 결합 실시간 주차안내시스템 및 그 운용방법.
WO2007067840A2 (en) Method and system for locating parked car
US7885643B2 (en) Information communication system
CN207409148U (zh) 停车装置、停车场服务设备及停车位管理系统
JPH07254100A (ja) 駐車場管理システム
KR20110133753A (ko) 유저단말기를 이용한 주차 예약안내 시스템
JP2002340571A (ja) 情報提供システムおよび車載端末および情報提供端末および配車端末および配車装置
KR20040021745A (ko) 주차관리 시스템 및 방법
JP3208025B2 (ja) 被検知物体探索装置
KR100594433B1 (ko) 이동통신단말기를 이용한 교통수단의 승,하차 관리장치 및 그 제어방법
KR20080111611A (ko) 네트워크를 통한 주차 서비스 시스템과 그 방법
KR200448715Y1 (ko) 주차 위치 안내가 가능한 엘리베이터
JP4128403B2 (ja) 顧客紹介システムおよび顧客紹介方法
KR101527206B1 (ko) 주차 관리 시스템 및 방법
JP2002074119A (ja) 配車予約システム
KR20060057150A (ko) 주차 정보 무인 안내 시스템
JP2004086762A (ja) 顧客誘導および顧客分散システムと顧客誘導および顧客分散方法
KR20070109529A (ko) 주차장 온라인 관리 장치와 주차 관리 장치 및 그 방법과그를 이용한 주차장 온라인 운영 시스템
JP4301603B2 (ja) 自動車の駐車場情報提供方法
JP7306794B2 (ja) タクシー配車管理方法およびタクシー配車管理システム
KR100999595B1 (ko) Rf통합카드 시스템 및 이를 이용한 예약관리방법
JP3477847B2 (ja) 駐車場管理システム
JPH11167697A (ja) 駐車施設