JP2000067391A - 駐車場端末装置の遠隔管理方式 - Google Patents

駐車場端末装置の遠隔管理方式

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JP2000067391A
JP2000067391A JP10236855A JP23685598A JP2000067391A JP 2000067391 A JP2000067391 A JP 2000067391A JP 10236855 A JP10236855 A JP 10236855A JP 23685598 A JP23685598 A JP 23685598A JP 2000067391 A JP2000067391 A JP 2000067391A
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Ikuo Munakata
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管理者の設備負担を少なくし、データ改ざん
をしにくくする。 【解決手段】 各駐車場の端末装置には当該駐車場を管
理する特定利用者のみがそのID番号nにより通信する
ことができ、駐車場端末装置のメンテナンス、又は監
視、又は精算情報の収集、又は運用情報の収集をするこ
とができる。このとき、駐車場端末装置は通信により特
定利用者がどのような利用をしたかの履歴を記録してお
く。ネットワークの管理者は例えば定期的に各駐車場の
端末装置に管理者のID番号mにより順次接続し、履歴
の読み出しを行う。管理者は、この履歴に基づいてネッ
トワークの利用料金を請求することができ、さらに、駐
車場端末装置の外部からデータの変更がされたか否か判
断することが出来、駐車場端末装置に対して改ざんが行
われた場合でも、容易に探索することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、駐車場の端末装置で
ある駐車券発行機、駐車料金精算機を遠隔から管理する
システムであり、複数のメンテナンス会社と複数の駐車
場端末装置をネットワークで接続し、ネットワークの利
用状況を最上位の管理者で管理するものである。
【0002】
【従来の技術】これまで駐車場端末装置を遠隔から、駐
車場端末装置のメンテナンス、または監視、または精算
情報の収集、または運用情報の収集を管理するためのシ
ステムは、メンテナンス会社が自社の管理する駐車場に
対して独自に構築している。
【0003】従ってメンテナンス会社間の接続はなく、
ネットワークは1つのメンテナンス会社に複数の駐車場
が接続する状態で、閉じている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】メンテナンス会社が所
有する個々のシステムを集約するネットワークを構築す
る場合、この集約ネットワークの管理者からそれぞれの
ネットワーク会社に例えば放射状の接続が必要であり、
その接続のために要する管理者の設備負担が大きい。
【0005】また、ホスト装置上では上記管理対象のデ
ータすなわち、駐車場端末装置のメンテナンス情報、及
び監視情報、及び精算情報、及び運用情報の改ざんが容
易であり、上記のように個々のシステムを集約するネッ
トワークを構築したときに、管理者が、メンテナンス会
社が所有するホスト装置からネットワークの利用状況を
収集する場合、管理者側にとってデータの信頼性に問題
がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る駐車場端末
装置の遠隔管理方式においては、ネットワーク管理者の
管理の下にあるネットワークに接続する駐車場端末装置
に対し当該駐車場を管理する特定利用者がアクセスして
ネットワーク利用するに際し、駐車場端末装置は特定利
用者のID番号nを伴うアクセスがあった場合に通信可
能とするとともに当該通信により駐車場端末装置に対す
る利用の履歴を記録しておき、管理者のID番号mを伴
うアクセスがあった場合に通信可能とするとともに駐車
場端末装置から前記利用の履歴の読み出しを許可するも
のである。
【0007】
【作用】各駐車場の端末装置には当該駐車場を管理する
特定利用者のみがそのID番号nにより通信回線を介し
て通信することができ、駐車場端末装置のメンテナン
ス、または監視、または精算情報の収集、または運用情
報の収集をすることができる。このとき、駐車場端末装
置は通信により前記特定利用者が上記したもののうちど
のような利用をしたかの履歴を記録しておく。ネットワ
ークの管理者は例えば定期的に各駐車場の端末装置に管
理者のID番号mにより順次接続し、履歴の読み出しを
行う。管理者は、この履歴から、ネットワークの利用状
況を知ることが出来、この履歴に基づいて利用料金の請
求をすることが出来、さらに、駐車場端末装置の外部か
らデータの変更がされたか否か判断することが出来、駐
車場端末装置に対して改ざんが行われた場合でも、容易
に探索することが可能となる。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例について図を参照して
説明する。
【0009】図1は、この発明を実施するための駐車場
ネットワークの構成例であり、1はネットワーク管理者
のホスト装置、2はメンテナンス会社のホスト装置、3
は公衆回線、4はメンテナンス会社が管理する駐車場、
5は駐車場利用車の利用料金を精算する精算機、6は精
算機5のMPU(microprocessor unit)、7はネット
ワークアダプタ、8はネットワークの利用状況を記憶す
るメモリー、9はネットワークアダプタ7のMPU、1
0は公衆回線のモデムである。メンテナンス会社が複数
あればそのホスト装置もその数だけ接続し、メンテナン
ス会社が管理する駐車場が複数あれば必要な分だけ接続
できる。
【0010】メンテナンス会社は自分が管理する駐車場
を遠隔管理したい場合、予め、メンテナンス会社はネッ
トワーク管理者にネットワークへの加入を申し込む。ネ
ットワーク管理者は、申し込みのあった駐車場4の精算
機5のMPU6に、ネットワークアダプタ7を取り付け
る。さらに、ネットワーク管理者は、メンテナンス会社
毎に特定利用者としての異なるID番号nを与え、その
ホスト装置2にも当該ID番号nを与え、同一のメンテ
ナンス会社が管理する駐車場毎の各メモリー8に同一の
ID番号nを登録しておく。このとき、同一のID番号
nの登録とともに、駐車場を識別するため各駐車場毎に
異なる駐車場番号pを各メモリー8に登録しておく。
【0011】メンテナンス会社がそのホスト装置2によ
り、管理対象である1つの駐車場4の情報、例えば精算
情報を収集する場合、公衆回線3を介してネットワーク
アダプタ7にアクセスする。モデム10はアクセスを受
け付け、MPU9に公衆回線3を介してホスト装置2か
らのデータを流す。MPU9はデータ中のID番号が、
メモリー8に記憶登録したID番号nと比較照合し一致
していれば、精算機5のMPU6から所定期間(例えば
前回収集時から今回まで)の精算情報を収集し、モデム
10からホスト装置2に送る。このとき、MPU9はネ
ットワークの利用状況としてこの精算情報の収集を行っ
たID番号と、日時をメモリー8に記憶する。その後、
通信を終了し、モデム10を公衆回線3への通信路から
解放する。
【0012】また、精算機5で釣り銭切れなどの故障が
発生した場合、精算機5のMPU6はネットワークアダ
プタ7のMPU9に故障の発生と種類を知らせる。MP
U9はメモリー8にあるID番号を相手先として、モデ
ム10から公衆回線3を介してメンテナンス会社のホス
ト装置2を呼び出し、故障の発生と種類を知らせる。ネ
ットワークアダプタ7のMPU9はこの故障通知を行っ
たID番号と、日時をメモリー8に記憶し、通信を終了
し、モデム10を公衆回線3への通信路から解放する。
【0013】ネットワークの利用状況を把握するため、
ネットワーク管理者はホスト装置1から、公衆回線3を
介してネットワーク利用の駐車場端末装置を順次アクセ
スしていく。駐車場4のモデム10がアクセスされる
と、ホスト装置1は管理者固有のID番号mをMPU9
に通知する。番号mはメモリー8の内容にアクセス可能
なスーパーバイザーIDであり、このID番号mによ
り、ネットワーク管理者のホスト装置1は、メモリー8
の内容を収集することができる。ここで、ネットワーク
の管理者は、ID番号nのメンテナンス会社と駐車場番
号pの駐車場4との間で、1回の精算データ収集と、1
回の故障通知があったことを知り、ID番号nのメンテ
ナンス会社に、当該駐車場4の分として請求できる。こ
のメンテナンス会社が駐車場4の他に管理している駐車
場があれば、これらを合計して請求することもできる。
さらに、履歴を解析することにより、駐車場端末装置の
外部からデータの変更がされたか否か判断することが出
来、駐車場端末装置に対して改ざんが行われた場合で
も、容易に探索することが可能となる。
【0014】実施例として駐車場4の精算機5ついての
み説明したが、駐車券発行機についてもこれをMPU6
に接続し、その運用情報データを順次MPU6から情報
を収集し、ネットワークアダプタ7のMPU9によりメ
ンテナンス会社のホスト装置2に対し情報を提供するこ
とができ、駐車券の用紙切れなどの故障が発生した場合
にも、その発生と種類をホスト装置2に通知することが
出来る。さらに、ネットワーク管理者は駐車券発行機に
起因する利用状況を記録したメモリー8の内容をも収集
することができる。
【0015】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、ネットワーク管理者は既存の通信回線を用いるこ
とができ、少ない負担で広範囲のネットワークを構成す
ることができる。また、特定利用者のID番号で、その
利用者とその者が管理する駐車場との間で通信すること
ができ、管理者のID番号mで、その管理者はネットワ
ークに加入する特定利用者のネットワーク利用状況を読
み出すことができるので、容易に駐車場端末装置のデー
タを改ざんすることはできず、安全なシステムを構成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】駐車場ネットワークの構成例である。
【符号の説明】
1…(ネットワーク管理者の)ホスト装置、2…(メン
テナンス会社の)ホスト装置、3…公衆回線、4…駐車
場、5…精算機、6…MPU、7…ネットワークアダプ
タ、8…メモリー、9…MPU、10…モデム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク管理者の管理の下にあるネ
    ットワークに接続する駐車場端末装置に対し当該駐車場
    を管理する特定利用者がアクセスしてネットワーク利用
    する駐車場端末装置の遠隔管理方式において、駐車場端
    末装置は特定利用者のID番号nを伴うアクセスがあっ
    た場合に通信可能とするとともに当該通信により駐車場
    端末装置に対する利用の履歴を記録しておき、管理者の
    ID番号mを伴うアクセスがあった場合に通信可能とす
    るとともに駐車場端末装置から前記利用の履歴の読み出
    しを許可することを特徴とした駐車場端末装置の遠隔管
    理方式。
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