JPH10187173A - 通信カラオケシステムに付帯する保守システム - Google Patents

通信カラオケシステムに付帯する保守システム

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JPH10187173A
JPH10187173A JP8347842A JP34784296A JPH10187173A JP H10187173 A JPH10187173 A JP H10187173A JP 8347842 A JP8347842 A JP 8347842A JP 34784296 A JP34784296 A JP 34784296A JP H10187173 A JPH10187173 A JP H10187173A
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host device
communication
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JP8347842A
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Takeshi Sekizawa
武史 関澤
Hideki Tawara
秀規 俵
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Daiichikosho Co Ltd
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Daiichi Kosho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保守端末の不正運用を防止する。 【解決手段】 保守端末30は信用調査手段を実行し、
演奏端末20から端末IDと稼働ログを読み取ってホス
ト装置10に通信により伝え、ホスト装置10が端末I
Dと稼働ログを分析して正当性を判断し、その結果を保
守端末30に通信により伝え、保守端末30は演奏端末
20は正当あるいは不当である旨の通知を受けたときに
データコピー手段および許可代行手段といった保守サー
ビスの実行が可能あるいは不可能となる。別構成とし
て、ホスト装置10は、各演奏端末20について決定し
た継続使用許可付与の適否リストを、保守端末30に対
して適時な通信の機会に伝達しておく。保守端末30は
演奏端末20から読み取った端末IDについて継続使用
許可付与の適否リストを確認し、その結果が適当あるい
は不適当であるかに応じて保守サービスの実行が可能あ
るいは不可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信カラオケシス
テムに付帯する保守システムに関し、特に保守端末の不
正運用防止技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
====通信カラオケに対する通常の保守サービス==
== <通信カラオケ> カラオケボックスやスナック等で利
用される多数の通信カラオケ演奏端末は、周知の通り、
蓄積されたカラオケデータを利用者の指定によって再生
して歌唱者の音声とともに伴奏音楽をスピーカに出力
し、かつ背景画像の合成された歌詞画像をディスプレイ
に出力するものである。図1に示すように、このような
演奏端末20が多数、電話回線網などの公衆回線網を介
して通信カラオケ事業者(カラオケベンダー)が運営す
るホスト装置10と結ばれ、各種情報のやりとりが行わ
れている。
【0003】<通常の保守サービス> ホスト装置は、
保守サービスとして各演奏端末毎に個別に定期的な通信
を行い、主に次の〜のような保守サービスを行う。
【0004】カラオケデータの配信:新譜などの不足
分のカラオケデータを配信して適宜な記憶手段に蓄積さ
せる。 演奏カウンタロックの解除:演奏端末の演奏回数が所
定の制限値を超えると演奏できなくする演奏カウンタロ
ック機能が各演奏端末に組み込まれている。これは、運
用料金支払の滞納といった演奏端末の不正な運用を防止
するもので、例えばある演奏端末の演奏ロックカウンタ
が3000になると自動的に演奏ができなくなるのであ
る。 稼働ログの集信:ホスト装置は、各演奏端末が生成記
録していた自己の演奏回数や新譜カラオケデータの受信
履歴といった稼働状況を稼働ログとして集信する。
【0005】以上の他、新規に演奏端末が店舗に導入さ
れると、稼働を開始するために開局手続といったことを
最初に行う。これは前記〜の保守サービスを行うた
めの登録手続であって、この手続を行わないと保守サー
ビスが受けられなくなるとともに、ホスト装置も当該演
奏端末の稼働ログを集信できないため運用料金の支払請
求ができなくなる。
【0006】ホスト装置は、前記で得られた稼働ログ
を分析して不正運用の有無やその内容及び程度の判断を
行う。例えば演奏回数や新譜カラオケデータの補充等に
応じた運用料金の支払いに滞納がないか、あってもどの
程度の滞納かなどの判断を行うのである。この判断に基
づいて次回の保守サービスの内容が決まり、不正運用の
演奏端末に対して演奏カウンタロックの解除や新譜カラ
オケデータの補充といった保守サービスを停止するなど
の制裁措置が執られるのである。
【0007】このような制裁措置はその不正の内容や程
度に応じて分かれており、例えば料金支払の滞納が軽微
な場合には、演奏端末のディスプレイに警告メッセージ
を表示させるだけに止めて保守サービスは不足なく行っ
たり、ある許容範囲を超えた不正運用の場合には、新譜
カラオケデータは補充するものの、演奏カウンタロック
の解除は実行しなかったり、反対に演奏カウンタロック
の解除は実行するものの、新譜カラオケデータは補充し
なかったりする。また取扱業者がデモンストレーション
用に使用している演奏端末について、デモンストレーシ
ョンにしては演奏回数があまりにも多すぎる、あるいは
夜の特定の時間に毎日集中して演奏されているなど、営
業として利用している疑いが濃厚である場合には、演奏
カウンタロックの解除は行わない。
【0008】====保守端末による保守サービス==
== 前述した演奏端末への保守サービスは、通常では電話回
線網を介してホスト装置が遠隔に実行するのであるが、
このようなリモート保守が実行できない場合がある。そ
こで、ホスト装置の代行として携帯型の保守端末をサー
ビスマン(保守サービス業者)が持ち込んで演奏端末に
対して保守サービスを行う。保守端末による保守サービ
スの事例としては例えば次の通りである。
【0009】<店舗における回線の不接続> 演奏端末
とホスト装置とを結ぶ電話回線が外部との会話で用いら
れる電話回線と共用となっている場合には、予め定めら
れた新譜カラオケデータの配信時間にホスト側に接続で
きるように切り替えておかなければならない。ところが
うっかり忘れて切り替えておかなかった場合、当然なが
ら新譜カラオケデータの補充ができないのに加えて、新
譜カラオケデータの補充と同時に実行される演奏ロック
カウンタの解除もなされない。このほか、演奏端末から
延びた電話回線コードのプラグが何らかの原因ではずれ
てしまって通信が成立しない場合も保守サービスが受け
られなくなる。運用の都合上、最後に新譜カラオケデー
タの補充がなされてから所定期間(例えば5週間)以上
ホスト装置と接続しないと、たとえホスト装置と接続で
きたとしても保守サービスが受けられないようになって
いる。
【0010】<取扱業者で在庫されていた演奏端末>
買い手の決まっていない演奏端末が、取扱業者の倉庫で
在庫として例えば半年以上眠っていて、いざ買い先の店
舗にデリバリーする際には、眠っていた半年分の新譜カ
ラオケデータを補充する必要がでてくる。前述したよう
な運用の都合上の理由で公衆回線網と接続してもホスト
装置からは補充してもらえないので保守端末によって保
守サービスを行うのである。
【0011】<取扱業者のデモンストレーション機>
前述したとおり、取扱業者は演奏端末を店舗などに売り
込むためにデモンストレーション機を所有している。こ
のデモンストレーション機は、実際に演奏して利益を上
げるものではないため、前記の開局手続を経ておらず、
このため新譜カラオケデータの補充はされないが、定期
的なホスト装置との通信の他に保守端末でも演奏カウン
タロックの解除をしてデモンストレーションに差し支え
ないようにしている。
【0012】<可搬型カラオケ端末の保守> 宴会やパ
ーティの会場に持ち込んで使うための可搬型カラオケ端
末は、スナックなどの店舗で用いられるタイプのような
ホスト装置と接続可能な公衆回線網に常時つながってい
るものと違い、新譜カラオケデータの補充などの保守サ
ービスを受けるために定期的に公衆回線網と接続した
り、あるいは定期的にやってくるサービスマンの持ち込
んだ保守端末で保守サービスを受ける。
【0013】<制裁措置の執られていた演奏端末の復旧
> 前述したような不正運用が行われて演奏カウンタロ
ックの解除が施されず、また新譜カラオケデータの補充
がなされていないままの演奏端末について、滞納してい
た運用料金の支払がなされるなどして不正運用扱いの理
由が解消された場合も、保守端末で保守サービスを受け
る。
【0014】以上説明したような事例における保守端末
による保守サービスは次のように実行される。
【0015】<保守サービスの準備> 保守端末はホス
ト装置から保守サービスに必要な情報のやりとりが予め
なされている。すなわち、図1に示すように多数の保守
端末30が公衆回線網を介してホスト装置10に接続さ
れて定期的な通信が個別に行われ、最新の新譜カラオケ
データの補充がなされる。もちろん、このデータは保守
対象の演奏端末20に補充するためのものである。この
とき、保守端末30が演奏端末20に保守サービスを行
った際に取得した演奏端末20について最新の稼働ログ
をホスト装置10は取得する。
【0016】<保守サービスの実行> 保守端末が担当
の演奏端末に対して行う保守サービスは、通常ホスト装
置が直接おこなっているものと同様であり、蓄積されて
いるカラオケデータをその不足分に応じてコピーして補
充するとともに演奏カウンタロックの解除を行って演奏
が継続して行えるようにする他、演奏端末の稼働ログも
取得する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した保守サー
ビスを実行できる保守端末にあっては、悪用すると例え
ば次のような不正運用の事例が発生する可能性がある。
【0018】<稼働停止状態の演奏端末の不正な復旧>
ホスト装置に対して稼働を停止する旨の通告を自ら行
った演奏端末や、支払滞納などの不正運用によって運用
停止扱いとなったものについて、保守端末によって新譜
カラオケデータの補充を行ったり、演奏カウンタロック
の解除といった保守サービスを不正に受け、営業的な稼
働を続行してしまう。運用停止扱いの演奏端末の稼働に
ついては、ホスト装置は、稼働ログを取得せず、運用料
金の支払請求をしないため、本来得られるべき運用料金
の回収ができない。
【0019】<未開局状態の演奏端末の不正な稼働>
店舗が演奏端末を購入していざ稼働するにあたり、前述
したように開局手続を経た後に稼働が許可される。とこ
ろが、保守端末を不正に使用すれば、開局手続をしない
まま保守サービスを行え、やはり本来得られるべき運用
料金の回収ができない。
【0020】<取扱業者のデモンストレーション機の不
正使用> 演奏端末のデモンストレーション機は実際営
業用に活用しないから運用料金の支払請求は行われな
い。また、デモンストレーション演奏に支障がでないよ
うに演奏ロックカウンタの解除は行うとともに定期的に
ホスト装置と接続して稼働ログは取得している。ところ
が稼働ログを分析してみて、デモンストレーションにし
ては演奏回数があまりにも多過ぎて実際に営業用に活用
されている可能性があるものは演奏ロックカウンタの解
除は行わないようになっている。ところが、保守端末を
不正に使用すれば開局手続を経ていないにも関わらず新
譜カラオケデータの補充を含め保守サービスを行え、運
用料金の回収ができない稼働を野放ししてしまうことに
なる。
【0021】本発明はこのような問題を防ぐためになさ
れたものであり、その目的は、保守端末の不正運用がで
きないようにした通信カラオケシステムに付帯する保守
システムを提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係る通信カラオケシステムに付帯する保守
システムは基本的につぎの各要件(1)〜(5)を備え
たことを特徴とするものである(請求項1)。
【0023】(1)カラオケ利用者が操作する多数のカ
ラオケ演奏端末と、これら演奏端末の保守サービス業者
が取り扱う多数の保守端末と、通信カラオケ事業者が運
営するホスト装置とが通信回線網で結合される。
【0024】(2)ホスト装置は各演奏端末および各保
守端末と個別に通信し、ホスト装置から各端末に新譜カ
ラオケデータを配信して蓄積させるとともに、各端末に
て生成記録している稼働ログをホスト装置に集信する。
【0025】(3)ホスト装置は、各演奏端末から集信
した前記稼働ログを分析し、各演奏端末に継続使用許可
を与えるか否かを決定し、許可すべきと判断した演奏端
末に対しては適時な通信の機会に継続使用許可を伝達す
る。演奏端末は無許可稼働の禁止手段を備えており、ホ
スト装置から前記継続使用許可が伝達されない状態では
ある限度を超えて継続稼働できなくなる。
【0026】(4)演奏端末と保守端末とは適宜な伝送
路で接続して通信可能である。保守端末は前記伝送路で
接続された演奏端末に対し、自らに蓄積されているカラ
オケデータを演奏端末の蓄積部にコピーするデータコピ
ー手段と、演奏端末の前記無許可稼働禁止手段に対して
継続使用許可を与える許可代行手段と、前記データコピ
ー手段および前記許可代行手段を実行するのに先立って
当該演奏端末の正当性を調べる信用調査手段とを有す
る。
【0027】(5)保守端末は前記信用調査手段を実行
し、該当の演奏端末から端末IDと前記稼働ログを読み
取って、それを前記ホスト装置に通信により伝えて判断
を依頼し、この依頼を受けたホスト装置が前記端末ID
と前記稼働ログを分析して正当性を判断し、その結果を
依頼主の前記保守端末に通信により伝え、前記保守端末
ではホスト装置から該当の演奏端末は正当あるいは不当
である旨の通知を受けたときに前記前記データコピー手
段および前記許可代行手段の実行が可能あるいは不可能
となる。
【0028】また、以上の構成要件(1)〜(5)を備
えた通信カラオケシステムに付帯する保守システムにお
いて、前記要件(5)に代えて次の要件(6)と(7)
を備えたことを特徴とする(請求項2)。
【0029】(6)前記ホスト装置は、各演奏端末につ
いて決定した前記継続使用許可の適否リストを前記保守
端末に対して適時な通信の機会に伝達しておく。
【0030】(7)前記保守端末は前記信用調査手段を
実行し、該当の演奏端末から読み取った端末IDについ
て前記適否リストを確認し、その結果が適当あるいは不
適当であるかに応じて前記データコピー手段および前記
許可代行手段の実行が可能あるいは不可能となる。
【0031】さらに、前記適否リストは前記継続使用許
可を禁止すべき前記演奏端末のIDリストであることと
する(請求項3)。
【0032】
【発明の実施の形態】本形態の通信カラオケシステムに
付帯する保守システムについて、前述した従来の技術と
共通する部分で説明が重複する箇所は省略し、特徴的な
技術を中心にして説明する。その技術とは、保守端末が
前述した保守サービスを実行するのに先立って保守対象
の演奏端末もしくは保守端末自身が正当なものか不当な
ものかを判断する信用調査を行い、この調査を実行する
ことなしに保守サ−ビスが実行できない点である。先ず
この調査の実行を説明するに先立って保守サービスの実
際面について説明する。
【0033】====保守端末や演奏端末の具体的な構
成および接続形態==== 保守端末30はノ−ト型のパソコンで構成され、図2に
示すように、これにはハ−ドディスク装置30aが外付
けされている。このハ−ドディスク装置30aには新譜
などのカラオケデ−タがホスト装置10との適宜な通信
の際に蓄積されている。
【0034】ホスト装置10との通信の際にハードディ
スク装置30aはSCSI切替機と呼ばれるアダプタ4
0を介して保守端末30と接続される。
【0035】また、演奏端末20に接続して新譜カラオ
ケデータなどをコピーする際にはハードディスク装置3
0aは演奏端末20と接続されるようにアダプタ40で
切り替えられ、演奏端末20はハードディスク装置30
aに直接アクセスでき、新譜カラオケデータのコピーが
効率よく行える。
【0036】アダプタ40の切替制御は保守端末30の
プリンタポートから行う。
【0037】保守端末30と演奏端末20とはアダプタ
40を介してRS−232Cケーブルで直結され、保守
端末30はこのケーブルを通じて演奏端末20に対して
制御信号を送出して新譜カラオケデータのコピーや演奏
カウンタロック解除などを指示したり、端末IDや稼働
ログを取得し、保守端末30の内蔵ハードディスクなど
に稼働ログを蓄積したりする。または、演奏端末20に
対して稼働ログをハードディスク装置30aへ転送させ
るように制御信号で指示してもよい。
【0038】====保守サービス時におけるホスト装
置への信用調査依頼==== 本形態では、図2に示すように、同時に公衆回線網を介
してアダプタ40経由で保守端末30はホスト装置10
と接続される。保守サ−ビスの実行に先立って、保守端
末30は保守対象の演奏端末20について信用調査を実
行する。すなわち、演奏端末20から端末IDおよび稼
働ログを読み出してホスト装置10にその正当性を照会
するのである。ホスト装置10は、前述した従来の演奏
端末と直接に接続した場合と同様に稼働ログを分析して
その正当性を判断しておき、ホスト装置10の管理する
すべての演奏端末の内で正当でないものについて作成し
た不正端末IDリストを保守端末30に送り返す。この
不正端末IDリストに挙げられた端末IDは、警告メッ
セージを表示させるだけに止めて不足なく保守サービス
を実行するものや、保守サービスの一部しか実行しない
ものなど、従来技術の項で説明したような不正運用の内
容や程度に応じて分けられている。保守端末30は受け
取った不正端末IDリストにおいて接続中の演奏端末I
Dがなければ、不足なく保守サービスを実行し、あった
場合にはその内容に応じた保守サ−ビスを実行したり、
一切禁止したりする。
【0039】また前記不正端末IDリストにあっては、
保守端末の担当する演奏端末分のみ、参照可能であった
り、ホスト装置から得ることができるようにしてもよ
い。
【0040】以上説明した信用調査においては、演奏端
末の正当性のみについてホスト装置に判断の依頼を行っ
ていたが、合わせて保守端末自身の正当性の照会も行う
ようにすることにより、保守端末を用いた不正運用のよ
り確実な防止を図ることができる。すなわち、保守サー
ビス時にホスト装置は保守端末のIDを得て、当該保守
端末が担当管理する複数の演奏端末について前記の信用
調査結果に応じ、保守端末の保守サービスの実行を許可
したり禁止したりするのである。例えば、ある保守端末
(取扱業者)が担当管理する演奏端末の内で不正端末I
Dリストに挙げられたものが所定の台数を越えていた
り、不正運用しているために演奏カウンタロックを解除
してはいけないものが解除されるといった、ホスト装置
の許可判断に反した保守サービスが行われたことが発見
された場合には、保守端末のディスプレイに警告メッセ
ージが出たり、あるいは保守操作が無効になったり、一
部の保守サービスの実行のみが許可されたりする。
【0041】====予め得ておいた信用調査結果に応
じた保守サービス==== 前記形態では、保守サービス時においてホスト装置に信
用調査依頼を行っていたが、ここで説明する別形態とし
ては、保守サービス時にはホスト装置と通信せずに予め
得ておいた信用調査結果に応じて保守サービスを実行す
るのである。すなわち、この信用調査結果は、前記形態
と同じ不正端末IDリストであり、保守端末が新譜カラ
オケデータの補充などを受けた適宜な通信の機会にホス
ト装置から得ておく。そして実際に保守サービスを実行
する際に保守対象の演奏端末から読みとったIDに関し
て不正端末IDリストを参照して保守サービスを実行す
る。この保守サービスの内容は前記形態と同様である。
【0042】以上説明した信用調査においては、演奏端
末の正当性のみに応じて保守サービスが行われていた
が、合わせて保守端末自身の正当性の照会も行うように
することにより、保守端末を用いた不正運用のより確実
な防止を図ることができる。すなわち、予め得ておいた
前記の信用調査結果の内容に保守端末自身の調査結果も
含まれており、実際に保守サービスを行う時点で自身の
調査結果に応じて前記形態と同様に保守端末のディスプ
レイに警告メッセージがでたり、あるいは保守操作が無
効になったり、一部の保守サービスのみが実行できたり
する。
【0043】====保守端末の不正運用自己禁止機構
==== 例えば前述した可搬型の演奏端末でホスト装置と定期的
な通信を行わずに保守端末のみで保守サービスを受ける
ような場合、その稼働ログをホスト装置は直接取得でき
ずにこれが蓄積された保守端末から得ることになる。不
正のない円滑な運用を確保するため不正判定材料となる
稼働ログを早く得る必要があり、そのために次の二つ
(イ)(ロ)の不正運用自己禁止機構が保守端末に設け
られている。
【0044】(イ)オフライン通信日数カウンタ:保守
端末が自己および担当の演奏端末の稼働ログをホスト装
置に送るなどの通信を行ってから新たな通信を行うまで
に、所定の日数(例えば30日)が経過すると演奏端末
との接続ができないなどの操作制限が課される。
【0045】(ロ)オフラインコピー台数カウンタ:保
守端末が、前記(イ)同様、最後に通信を行ってから新
たな通信を行うまでに、新譜カラオケデータの補充(コ
ピー)を実行した演奏端末の台数が所定の数(例えば3
0)以上になると前記(イ)同様の操作制限がなされ
る。
【0046】前記(イ)(ロ)の操作制限はホスト装置
と通信を行うことにより解除可能となる。また前記の所
定日数および所定コピー台数以内にホスト装置との通信
がなされると当該カウンタはリセットされるとともに新
たに起動される。
【0047】
【発明の効果】本発明の通信カラオケシステムに付帯す
る保守システムにあっては、保守端末を用いてデータコ
ピー手段および許可代行手段を実行する際に、先ず当該
演奏端末の正当性を調べる信用調査手段を実行し、ホス
ト装置の判断結果に応じてデータコピー手段および許可
代行手段の実行が許可される。
【0048】したがって、不正な運用を行った演奏端末
に対してはデータコピー手段および許可代行手段が実行
されることが許可されず、保守端末が勝手に保守サービ
スを不正に実行することが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来および本発明に共通する通信カラオケシス
テムに付帯する保守システムのブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態による通信カラオケシステ
ムに付帯する保守システムのブロック図である。
【符号の説明】
10 ホスト装置 20 演奏端末 30 保守端末 30a ハードディスク装置 40 アダプタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信カラオケシステムに付帯する保守シ
    ステムであって、つぎの要件(1)〜(5)を備えたこ
    とを特徴とする。 (1)カラオケ利用者が操作する多数のカラオケ演奏端
    末と、これら演奏端末の保守サービス業者が取り扱う多
    数の保守端末と、通信カラオケ事業者が運営するホスト
    装置とが通信回線網で結合される。 (2)ホスト装置は各演奏端末および各保守端末と個別
    に通信し、ホスト装置から各端末に新譜カラオケデータ
    を配信して蓄積させるとともに、各端末にて生成記録し
    ている稼働ログをホスト装置に集信する。 (3)ホスト装置は、各演奏端末から集信した前記稼働
    ログを分析し、各演奏端末に継続使用許可を与えるか否
    かを決定し、許可すべきと判断した演奏端末に対しては
    適時な通信の機会に継続使用許可を伝達する。演奏端末
    は無許可稼働の禁止手段を備えており、ホスト装置から
    前記継続使用許可が伝達されない状態ではある限度を超
    えて継続稼働できなくなる。 (4)演奏端末と保守端末とは適宜な伝送路で接続して
    通信可能である。保守端末は前記伝送路で接続された演
    奏端末に対し、自らに蓄積されているカラオケデータを
    演奏端末の蓄積部にコピーするデータコピー手段と、演
    奏端末の前記無許可稼働禁止手段に対して継続使用許可
    を与える許可代行手段と、前記データコピー手段および
    前記許可代行手段を実行するのに先立って当該演奏端末
    の正当性を調べる信用調査手段とを有する。 (5)保守端末は前記信用調査手段を実行し、該当の演
    奏端末から端末IDと前記稼働ログを読み取って、それ
    を前記ホスト装置に通信により伝えて判断を依頼し、こ
    の依頼を受けたホスト装置が前記端末IDと前記稼働ロ
    グを分析して正当性を判断し、その結果を依頼主の前記
    保守端末に通信により伝え、前記保守端末ではホスト装
    置から該当の演奏端末は正当あるいは不当である旨の通
    知を受けたときに前記前記データコピー手段および前記
    許可代行手段の実行が可能あるいは不可能となる。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の通信カラオケシステムに
    付帯する保守システムにおいて、前記要件(5)に代え
    て次の要件(6)と(7)を備えたことを特徴とする。 (6)前記ホスト装置は、各演奏端末について決定した
    前記継続使用許可の適否リストを前記保守端末に対して
    適時な通信の機会に伝達しておく。 (7)前記保守端末は前記信用調査手段を実行し、該当
    の演奏端末から読み取った端末IDについて前記適否リ
    ストを確認し、その結果が適当あるいは不適当であるか
    に応じて前記データコピー手段および前記許可代行手段
    の実行が可能あるいは不可能となる。
  3. 【請求項3】 前記適否リストは前記継続使用許可を禁
    止すべき前記演奏端末のIDリストであることを特徴と
    する請求項2記載の通信カラオケシステムに付帯する保
    守システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010072985A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Fujitsu Ltd モバイル端末、作業用デバイス、データ管理システム及びプログラム
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