JP2001034895A - 案内システムおよび案内用端末 - Google Patents

案内システムおよび案内用端末

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JP2001034895A
JP2001034895A JP11210267A JP21026799A JP2001034895A JP 2001034895 A JP2001034895 A JP 2001034895A JP 11210267 A JP11210267 A JP 11210267A JP 21026799 A JP21026799 A JP 21026799A JP 2001034895 A JP2001034895 A JP 2001034895A
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JP11210267A
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English (en)
Inventor
Minoru Sekiguchi
実 関口
Kuniharu Takayama
訓治 高山
Yoshiharu Maeda
芳晴 前田
Hirohisa Naito
宏久 内藤
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駐車場等の案内システムに関し,入場車を駐
車場内の空き駐車スペース (空きロット) まで確実に案
内するシステムを提供する。 【解決手段】 空きロット管理部11で場内の空きロット
を把握し,地図作成部12で空きロットの地図を作成して
おく。入場車検出部13で入場車を検出したなら,経路作
成部16で最寄りの空きロットまでの経路データを作成
し, 入場車の車載端末20に地図と経路データを送信す
る。車載端末20は,地図受信表示部21と経路受信表示部
23で地図および経路データを受信し, ディスプレイ等に
表示して, 空きロットまで案内する。ドライバが, 受信
した地図を用いて別の空きロットを予約したときは, 予
約処理部15により予約を受け, 経路作成部16で予約空き
ロットまでの経路データを作成して車載端末20に送信す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,例えば駐車場内の
空き駐車スペース(空きロットと呼ぶ)の案内システム
に係り,詳しくは,空きロットまでの経路や駐車場内の
地図を車載端末に送信することによって,空きロットま
での確実な経路案内等を可能とする案内システムおよび
案内用端末に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の基本的な駐車場内の案内システム
は,駐車場入り口において満車あるいは空車状態を表示
し,駐車場内のどこかに空きロットがある場合にはゲー
トを開き,駐車場利用者は,各自が空きロットを探し
て,そこに駐車するという方式であった。また,この方
式を改良し,駐車の状況を自動的に把握し,空き駐車ス
ペースの位置を駐車場利用者に対して案内することを可
能とする駐車場管理装置(特開平6−124400号公
報)が開示されている。
【0003】また,駐車場に設けたトランスミッタと車
両に搭載された非接触カードとの間でデータの授受を行
って,車両を駐車スペースに案内する駐車場案内装置
(実開平6−52000号公報)も開示されている。さ
らにこのシステムでは,空き駐車スペースをあらかじめ
選択し,それを入り口付近にある表示画面に案内表示す
ることができる。
【0004】このような方式は,テレビカメラ等を用い
て空きロットを検出し,駐車場内の満車,空車状態,あ
るいは空きロットの位置を駐車場の入り口付近にある案
内表示部に表示し,それを見た駐車場利用者がその空き
ロットまで移動することを基本としていた。
【0005】また,駐車場における指定駐車位置まで迷
わずに到達できるように道案内の表示を行う駐車場位置
案内装置(特開平7−225899号公報)や車両案内
装置(特開平8−297800号公報)も考案されてい
る。これらの装置は光学的情報表示手段やディスプレイ
を用いて進行方向を表示することによって,空きロット
への案内を行うものである。
【0006】また,自動車の駐車場誘導情報の提供及び
駐車場管理システム(特開平10−122886号公
報)は,オンライン・リアルタイム・ナビゲーションシ
ステムを用いて,走行中の車に空き駐車場情報を提供
し,駐車場の予約とそこまでの道案内を行うシステムで
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の基本的な駐車場
案内システムは,満車と空車とを示すだけで,空きロッ
トがどこにあるのかまでを案内していないので,場内に
入った車は,空きロットを自分で探す必要があった。ま
た,空きロットがどこにあるかわからないため,空きロ
ットへの誘導を人手で行う必要があった。さらに,適当
な位置で空きロットができるまで待機する車が生じ,そ
れが場内において渋滞を引き起こし,なかなか駐車でき
ないことがあるといった弊害も起きていた。
【0008】そのため,改良されたシステムにおいて
は,ディスプレイや光学式表示装置を利用して空きロッ
トまでの誘導を行っていたが,従来は,所定の位置で直
進・右折などを表示するだけであるので,現在位置から
空きロットまでの全体経路がわからないといった欠点
や,表示装置の表示内容が複数の車両から同時に見えて
しまい,混乱を招く恐れがあるなどの欠点があった。
【0009】また,車両搭載のナビゲーションシステム
を利用したシステムでは,駐車場までの案内は行うが,
駐車場の内部までの案内は考慮していない。
【0010】本発明の目的は,例えば,入場時に駐車場
内の地図と空きロットまでの経路を各車の車載端末に送
信し,車載端末でその経路を確認しながら場内を移動す
ることによって,空きロットまでの確実な案内を可能と
する駐車場内などの案内システムを提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明の駐車場等の案内システムでは,例えば駐車
場管理システムと車載端末とを設け,駐車場管理システ
ムには,空きロット管理手段,地図・経路作成手段,地
図・経路送信手段,予約処理手段,入場車検出手段を備
え,車載端末には,地図・経路受信手段,地図・経路表
示手段,予約処理手段を備えたことを特徴とする。
【0012】本発明は,以下のように作用する。駐車場
管理システムの空きロット管理手段において,駐車場内
の空きロットの位置を把握し,地図・経路作成手段によ
り空きロットの位置がわかる地図を作成しておく。
【0013】駐車場の入り口に車両が来ると,駐車場管
理システムの入場車検出手段により入場車を検出し,空
きロットがあれば,地図・経路作成手段により直ちに最
寄りの空きロットまでの経路を生成し,地図・経路送信
手段により駐車場内の地図とともにその経路をその入場
車の車載端末に送信する。
【0014】車載端末側では,地図・経路受信手段によ
り受信した駐車場内の地図と経路が地図・経路表示手段
により表示され,もしくは音声によって案内される。入
場車のドライバは,その表示された経路や音声情報をた
よりに指定された空きロットまで移動して駐車する。
【0015】さらに,駐車場管理システムおよび車載端
末に予約処理手段を設けて,入口において,地図・経路
送信手段により空きロットの地図を車載端末に送信し,
車載端末から空きロットの予約を受け付け,地図・経路
作成手段により予約された空きロットまでの経路を生成
し,この経路データを地図・経路送信手段により車載端
末に送信する。
【0016】以上の処理を実行することによって,駐車
場内の空きロットまでの確実な案内を行うことができ
る。本発明は,駐車場に限らず,同様な案内システムに
適用することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】〔第1の実施の形態〕図1に,本
発明の第1の実施の形態に係るシステム構成例を示し,
図2に,その駐車場管理システムと車載端末の処理の流
れの概要を示す。
【0018】空きロット管理部11では,駐車場の空き
ロットをテレビカメラ等の空きロット検出センサによっ
て検出し(ステップS1),地図作成部12において駐
車場内の空きロット地図を作成(更新)しておく(ステ
ップS2)。空きロット地図は,入場待ち時間短縮のた
め,空きロットの状態が変更になった時点で書き換えて
おくのがよい。空きロット地図は,例えば図3に示すよ
うなもので,図3中,網掛けで示す枠部分は既に駐車さ
れている占有ロットを示し,空白の枠部分は空きロット
を示している。
【0019】ある車両が駐車場の入口に来ると,入場車
検出部13で入場した車両(入場車)を検出し(ステッ
プS3),場内に空きロットがある場合には,直ちに最
寄りの空きロットまでの経路データを経路作成部16で
作成する(ステップS4)。作成した経路の例を,図3
では,空きロット地図中に太い実線で示し,その車両に
割り当てた空きロットは,太い枠および斜線の矩形(C
9)で示している。この場合,入口(P0)→P1→P
2→PC9という経路データが作成される。
【0020】作成した経路データを場内の空きロット地
図とともに,地図送信部14および経路送信部17から
無線等によって,車載端末20に送信する(ステップS
5)。地図を送信するのは,通常,駐車場内の詳しい地
図までは,現在のCDやDVDには記載されていないか
らであり,車載端末20用のCDやDVDに,もしこの
ような詳細な地図も収録されているならば,地図データ
を送信する必要はなく,経路データのみを送信する。
【0021】車載端末20では,その経路データおよび
地図を地図受信表示部21・経路受信表示部23で受信
し(ステップS6),受信した地図および経路データや
案内テキスト等のデータを車載ディスプレイ等に表示す
る(ステップS7)。音声データの場合には,音声案内
を行い,空きロットまでの案内を行う。
【0022】図4に経路データの例を示す。経路データ
は例えば経路案内用マークアップ言語を用いて記述す
る。以下,この言語で記述されたテキストをナビスクリ
プトと呼ぶことにする。経路案内用マークアップ言語
は,W3C(World Wide Web Consortium )において制
定された拡張可能なマークアップ言語(XML:eXtens
ible Markup Language)のサブセットとして新たに定義
した案内用のスクリプトを記述するためのマークアップ
言語である。
【0023】経路案内用マークアップ言語を用いて記述
したナビスクリプトにおいて,<title> や </title> あ
るいは<name>や</name> のように,< と> で括られたも
のをタグという。タグのうち,</で始まらないものを開
始タグといい,</で始まるものを終了タグという。開始
タグと終了タグは, <title>や </title> あるいは<nam
e>や</name> のように,対として使用される。この対を
タグセットと呼ぶ。また,<inst id = "inst-01"> にお
けるidのようなものをそのタグの属性といい,inst-01
のようなものをその属性の値という。ナビスクリプトは
対であるタグセットの階層構造によって記述される。タ
グセットの間に挟まれた部分に,タグセットがない場
合,その部分をそのタグの内容ということにする。
【0024】ナビスクリプトは,ナビスクリプト言語の
タグ,属性,および内容を用いて構成される。例えば,
次のようなナビスクリプトがあったとする。
【0025】 このナビスクリプトで,<navi>と</navi> の間の<time>
と</time> で囲まれた部分(○)と,<info>と</info>
で囲まれた部分 (□) とは,「○の時刻に,□の案内情
報を,出力する」ということを意味する。
【0026】また, というようなナビスクリプトにおいて,<navi>と</navi
> の間の,<point> と</point>で囲まれた部分 (○)
と,<info> と</info> で囲まれた部分 (□) とは,
「○の場所で,□の案内情報を,出力する」ということ
を意味する。この案内情報の出力の部分で,<text>…</
text> は文字データの表示による出力,<voice> …</vo
ice>は音声データの音声出力を指示している。
【0027】具体的な,記述例を以下に説明する。
【0028】<time> 12:00 </time> は,「12:00 に」という絶対的な時刻の表示であり, <time> +5sec </time> は,「1つ前のインストラクションの 5秒後に」という
相対的な時刻の表示であり, <time> -10min </time> は,「1つ後のインストラクションの10分前に」という
相対的な時刻の表示である。
【0029】また, <longitude> ○○ </longitude> <latitude> ○○ </latitude> は,緯度・経度という座標による,直接的な場所の絶対
的表示であり, <name> ○○ </name> <address> ○○ </address> <phone> ○○ </phone> は,それぞれ名称,住所,電話番号による,間接的な場
所の絶対的表示である。また, <location> +1.0km </location> は,「前の地点の 1km過ぎで」という相対的な場所の表
示であり, <location> -1.0km </location> は,「次の地点の 1km手前で」という相対的な場所の表
示である。
【0030】 <name> ○○国立公園 </name> <address> ○○区○○町 </address> <zip> 123-4567 </zip> は,名称,住所,郵便番号による,間接的な場所範囲の
表示である。
【0031】 <route> <name>国道 1号線 </name> </route> は,名称によるルートの指定であるが, <route src = "route-data.dat"> </route> は,データファイルによるルート情報の指定であり, <route func = "route-function.fnc"> </route> は,関数によるルート情報の指定である。
【0032】また,各々のインストラクションを実行す
るか否かの条件を,案内の利用者に関する情報,移動手
段に関する情報,周囲に関する情報などが,ある値に等
しいか否か,または,ある範囲(の集合) に属するか否
かによって記述することができる。
【0033】このように,時間情報,場所情報,案内情
報およびその他のインストラクションの構成要素をタグ
によって識別するマークアップ言語(ナビスクリプト言
語)によって記述されるナビスクリプトは,複数のイン
ストラクションを直列に実行することを指示する記述お
よび複数のインストラクションを並列に実行することを
指示する記述が可能である。本実施の形態における駐車
場案内システムも,以上のような経路案内用マークアッ
プ言語を用いることによって汎用化が実現される。
【0034】図4に示す経路データでは,例えば,地図
上に予約した空きロットC9までの経路を表示し,入場
車が所定の地点P1に到達する直前に,案内文「直進し
てください。」をディスプレイ25に表示したり,スピ
ーカから音声によって案内する。図5に,音声案内に用
いる音声データの例を示す。
【0035】図6は,ナビゲーション機能を持つ車両の
構成例を示す。車両が,例えば図6に示すような各手段
を備えたナビゲーション機能を持つ場合には,地図上に
経路を表示するだけでなく,経路の誘導が可能であり,
音声案内も曲がり角の手前などでタイミングよく行うこ
とができる。その際,屋内駐車場では,GPS(Global
Positionig System)24を利用できないので,ジャイ
ロと加速度計などを利用した慣性航法が必要となるが,
カーナビゲーションシステムで標準搭載されていること
が多い慣性航法装置27を利用して行う。駐車場内の要
所に車両検出センサを設置し,通過する車両に,前記経
路案内用マークアップ言語で記述された場所データによ
って現在位置を通知するようにしてもよい。
【0036】また,駐車する空きロットをドライバが予
約できるようにしてもよい。ドライバは,車載端末20
の予約処理部22により,駐車場管理システム10が指
定した空きロットに駐車するならば,そのまま空きロッ
トを予約する。別の場所(ロット)を予約したければ,
別ロットの指定操作によって別の空きロットを指定す
る。駐車場管理システム10の予約処理部15は,予約
された空きロットまでの経路データ作成し,経路送信部
17により車載端末20へ送信する。
【0037】なお,駐車場管理システム10は,入場車
検出後に地図と最寄りの空きロットまでの経路データを
送信する代わりに,地図のみを送信し,経路データは,
ドライバからの予約処理の後に作成して,送信するよう
にしてもよい。
【0038】図7は,空きロットの予約処理を行える場
合の駐車場管理システムと車載端末の処理の流れの概要
を示す図である。空きロット管理部11で,駐車場の空
きロットを検出し(ステップS10),地図作成部12
において駐車場内の空きロット地図を更新しておき(ス
テップS11),入場車検出部13で入場車を検出した
なら次のステップに進み(ステップS12),場内に空
きロットがある場合には,地図を地図送信部14から無
線等によって,車載端末20に送信する(ステップS1
3)。
【0039】車載端末20では,地図を地図受信表示部
21で受信し(ステップS14),車載ディスプレイ等
に表示し(ステップS15),ドライバは,表示された
地図からタッチパネル等を介して,駐車する空きロット
を予約する(ステップS16)。
【0040】駐車場管理システム10では,予約処理部
15で空きロットの予約を受け付けると(ステップS1
7),その空きロットまでの経路データを経路作成部1
6で作成し(ステップS18),経路送信部17により
車載端末20に送信する(ステップS19)。車載端末
20では,経路データを経路受信表示部23で受信し
(ステップS20),車載ディスプレイ等に表示する
(ステップS21)。
【0041】これにより,ドライバは,表示された経路
を見て空きロットまで移動することができる。
【0042】〔第2の実施の形態〕駐車場内において
は,普通,入場する経路と退場する経路とは異なるの
で,退場時にも経路案内できるほうが望ましい。そこ
で,本発明の第2の実施の形態では,入場時またはその
後に,退場時に必要となる出口までの経路(退場経路)
も作成・送信する。ドライバは,退場時にその退場経路
を利用して退場する。なお,車載端末20で,その他の
目標位置が設定されている場合には,現在位置から出口
までの退場経路を,その目標位置までの経路の最初に付
加して,当初の目的地が変わらないように案内する。こ
の場合には,図1に示す車載端末20の構成に加えて,
退場開始を検出する手段を設ける。
【0043】入場時に,入場経路とともに退場経路を送
信する場合には,入場経路と区別できるような表示形式
で退場経路も表示する。退場経路を音声で案内する場合
には,目的の空きロットに到達して停車または駐車した
後に,再度エンジンが始動されたようなときに退場開始
と判断して,音声案内を再生する。停車または駐車の判
断は,エンジンを停止したことや,その空きロットに,
ある一定時間以上停車していたことなどから判断でき
る。
【0044】図8は,入場経路と退場経路を同時に送信
する場合の駐車場管理システムと車載端末の処理の流れ
の概要を示す図である。
【0045】駐車場管理システム10では,駐車場の空
きロットを検出し(ステップS30),駐車場内の空き
ロット地図を更新しておき(ステップS31),入場車
を検出したなら次のステップに進み(ステップS3
2),場内に空きロットがある場合には,直ちに入口か
ら最寄りの空きロットまでの入場経路およびその空きロ
ットから出口までの退場経路を作成する(ステップS3
3)。図9に,退場経路を表示した地図の例を示す。図
9の空きロット地図において太い実線(PC9→P3→
P4→P5)は退場経路を示す。作成した経路データを
地図とともに,無線等によって車載端末20に送信する
(ステップS34)。
【0046】車載端末20では,地図と入場経路および
退場経路を受信し(ステップS35),地図と入場経路
を車載ディプレイ等に表示して案内する(ステップS3
6)。
【0047】ドライバが,この入場経路に従って空きロ
ットに駐車した後(ステップS37),再度もしくは一
定時間経過後のエンジン始動等により退場を開始すると
(ステップS38),既に受信しておいた退場経路を車
載ディスプレイ等に表示し(ステップS39),音声デ
ータの場合には,音声案内を行う。車両は,出口(P
5)までの経路案内に従って退場する(ステップS4
0)。
【0048】入場時以外の時間に退場経路を送信するよ
うな場合には,車載端末20から自車が退場することを
駐車場管理システム10に通知する必要がある。例え
ば,車載端末20に退場ボタン等の退場通知手段を設け
て,退場経路の送信依頼(退場依頼データ)を送信する
ことで通知する。
【0049】図10に退場依頼データの例を示す。この
退場依頼データも,前述した経路案内用マークアップ言
語によって記述されたものである。入場時に作成した経
路データに付与されたID等が記述された退場依頼デー
タを駐車場管理システム10に送信する。この退場依頼
データのIDをみれば,どこに駐車している車両からの
退場経路送信依頼かがわかるので,経路作成部16は,
その空きロットから出口までの退場経路を作成し,経路
送信部17は,その退場経路データを送信する。これに
より,退場案内が行えるようになる。
【0050】図11は,入場時以外の時に退場経路を送
信するような場合の駐車場管理システムと車載端末の処
理の流れの概要を示す図である。駐車場管理システム1
0では,駐車場の空きロットを検出し(ステップS5
0),駐車場内の空きロット地図を更新しておき(ステ
ップS51),入場車を検出したなら次のステップに進
み(ステップS52),場内に空きロットがある場合に
は,直ちに入口から最寄りの空きロットまでの入場経路
データを作成し(ステップS53),地図と入場経路デ
ータを送信した後(ステップS54),退場待ち処理で
待機する(ステップS55)。
【0051】車載端末20では,地図と入場経路データ
を受信して(ステップS56),地図と入場経路を表示
し(ステップS57),地図中に示された空きロットで
駐車する(ステップS58)。
【0052】その後,駐車している車両が退場を開始し
て(ステップS59),退場依頼データにより退場通知
を行うと(ステップS60),駐車場管理システム10
では退場通知を検出して(ステップS61),その空き
ロットから出口までの退場経路データを作成し(ステッ
プS62),作成した退場経路データを車載端末20へ
送信し(ステップS63),退場車検出を待つ(ステッ
プS64)。車載端末20では,退場経路データを受信
して(ステップS65),退場経路を地図上に表示し
(ステップS66),駐車場を退場する(ステップS6
7)。
【0053】駐車場管理システム10では,出口で退場
車を検出したならば,空きロット地図を更新するステッ
プS50の処理へ戻る。
【0054】なお,ステップS53の処理で,入場経路
を作成するときに,退場経路についても作成しておき,
その後に退場通知を受け付けたときに,作成しておいた
退場経路データを送信するようにしてもよい。
【0055】〔第3の実施の形態〕また,別の実施の形
態として,駐車場の入口において入場案内表示を車載端
末に表示するようにしてもよい。図12に,この場合の
本発明のシステム構成例を示す。図1に示す駐車場管理
システムのシステム構成とほぼ同様であるが,本実施の
形態では,さらに入場案内を作成する入場案内作成部1
04と入場案内を送信する入場案内送信部105とが設
けられている。
【0056】本例では,車両が入口に来ると,入場車検
出部103によって車両の来場を検出し,空きロットが
ある場合には,入場案内を行い,駐車場の地図と最寄り
の空きロットまでの経路データを送信する。入場案内と
して,例えば満車の時には,「ただいま満車です。しば
らくお待ちください。」といった待機メッセージを車載
端末120に送信する。
【0057】図13に,駐車場の入口において入場案内
表示を車載端末に表示する場合の駐車場管理システムの
処理の流れの概要を示す。なお,車載端末120におけ
る処理の流れは,図7(B)に示す処理とほぼ同様であ
るので,図示および説明を省略する。
【0058】駐車場管理システム100では,駐車場の
空きロットを検出し(ステップS70),駐車場内の空
きロット地図を更新しておき(ステップS71),入場
車を検出したなら次のステップに進み(ステップS7
2),場内に空きロットがある場合には,入場案内作成
部104で作成した入場案内と地図を,無線等によって
車載端末120に送信する(ステップS73)。
【0059】車載端末120からの空きロット予約を受
け付けると(ステップS74),その空きロットまでの
経路データを作成し(ステップS75),車載端末12
0に送信する(ステップS76)。なお,経路データと
して退場経路データも同時に作成し,送信しておいても
よい。
【0060】〔第4の実施の形態〕また,車載端末から
退場時の退場通知と同時にその時刻を送信すれば,駐車
場管理システムでは,駐車予約成立時から退場時までの
駐車時間が計測できるので,駐車料金精算のための駐車
カード発行等の手間や装置を省いて,駐車料金の管理も
行うことができる。さらに,駐車料金を現金等で支払う
のではなく,クレジットカード番号データ等を送信し
て,自動収受できるようにすることも可能である。
【0061】図14に,この場合の本発明のシステム構
成例を示す。図12に示す駐車場管理システムのシステ
ム構成とほぼ同様であるが,さらに,駐車場管理システ
ム200に,入場時から退場時までの駐車時間を計測す
る駐車時間計測部209,車載端末220からの退場デ
ータを検出する退場検出部210,駐車料金を精算する
料金精算処理部211を備え,車載端末220に退場デ
ータ送信部224と駐車料金精算部225とを備える。
【0062】図15に,駐車料金の精算処理を行う場合
の駐車場管理システムの処理の流れの概要を示す。な
お,車載端末220における処理の流れは,図11
(B)に示す処理とほぼ同様であるので,図示および説
明を省略する。
【0063】駐車場管理システム200では,駐車場の
空きロットを検出し(ステップS80),駐車場内の空
きロット地図を更新しておき(ステップS81),入場
車を検出したなら次のステップに進み(ステップS8
2),場内に空きロットがある場合には,入場案内と地
図を無線等によって,車載端末220に送信する(ステ
ップS83)。
【0064】車載端末220からの空きロット予約を受
け付けると(ステップS84),その空きロットまでの
経路データを作成し,予約成立を駐車時間計測部209
に通知して(ステップS85),経路データを車載端末
20に送信する(ステップS86)。駐車時間計測部2
09では駐車時間を計測し(ステップS87),退場依
頼データにより退場を検出したならば(ステップS8
8),料金精算処理部211で駐車料金を計算して車載
端末220に通知し,駐車料金を精算する(ステップS
89)。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
例えば駐車場入口において,経路案内に従って空きロッ
トまで到達できるので,空きロットがどこにあるか確認
でき,確実に駐車することができ,場内で空きロットを
探して待機する車をなくすことができる。また,退場経
路の案内に従って確実に出口に到達することができる。
また,入場時から退場時までの駐車時間を計算し,料金
精算をすることができ,さらに,自動的に料金の収受を
行うこともできる。これにより,駐車場の効率的な運行
が可能となる。
【0066】また,管理システムから車両等の被誘導物
に搭載される案内用端末へ送る経路データを,所定のマ
ークアップ言語により記述することにより,駐車場案内
等の汎用化を容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成例を示す図である。
【図2】駐車場管理システムと車載端末の処理の流れの
概要を示す図である。
【図3】入場経路を表示したの空きロット地図の例を示
す図である。
【図4】経路データの例を示す図である。
【図5】音声データの例を示す図である。
【図6】ナビゲーション機能を持つ車両の構成例を示す
図である。
【図7】空きロットの予約処理を行える場合の駐車場管
理システムと車載端末の処理の流れの概要を示す図であ
る。
【図8】入場経路と退場経路を同時に送信する場合の駐
車場管理システムと車載端末の処理の流れの概要を示す
図である。
【図9】退場経路を表示した地図の例を示す図である。
【図10】退場依頼データの例を示す図である。
【図11】入場時以外の時間に退場経路を送信するよう
な場合の駐車場管理システムと車載端末の処理の流れの
概要を示す図である。
【図12】本発明のシステム構成例を示す図である。
【図13】駐車場の入口において入場案内表示を車載端
末に表示する場合の駐車場管理システムの処理の流れの
概要を示す図である。
【図14】本発明のシステム構成例を示す図である。
【図15】駐車料金の精算処理を行う場合の駐車場管理
システムの処理の流れの概要を示す図である。
【符号の説明】
10 駐車場管理システム 11 空きロット管理部 12 地図作成部 13 入場車検出部 14 地図送信部 15 予約処理部 16 経路作成部 17 経路送信部 2 車両 20 車載端末 21 地図受信表示部 22 予約処理部 23 経路受信表示部
フロントページの続き (72)発明者 前田 芳晴 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 内藤 宏久 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5H180 AA01 CC04 CC12 DD02 FF04 FF05 FF13 FF22 FF25 FF32 KK06 KK10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被誘導物を誘導先ロットまで案内するシ
    ステムであって,誘導先ロットを管理する誘導先ロット
    管理手段と,前記被誘導物が移動すべき経路データを作
    成する経路作成手段と,前記経路データまたは誘導先ロ
    ットの配置を表す地図と前記経路データとを,前記被誘
    導物に搭載された案内用端末へ送信する送信手段とを備
    え,前記案内用端末に,誘導先ロットまでの経路または
    /および退場経路を表示または/および音声出力させる
    ことを特徴とする案内システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の案内システムにおい
    て,前記経路作成手段は,少なくとも場所情報と場所に
    応じて出力すべき案内情報とを記述することができる,
    拡張可能なマークアップ言語のサブセットとして定義さ
    れた言語を用いて前記経路データを記述することを特徴
    とする案内システム。
  3. 【請求項3】 被誘導物に搭載される端末であって,被
    誘導物を誘導先ロットまで案内する案内システムから案
    内場所の経路データまたは誘導先ロットの配置を表す地
    図と経路データとを受信する手段と,受信した経路デー
    タにもとづき駐車場内の誘導先ロットまでの経路または
    /および退場経路を画面表示または/および音声により
    出力する手段とを備えることを特徴とする案内用端末。
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