JPH07254098A - 道路巡回システム - Google Patents

道路巡回システム

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JPH07254098A
JPH07254098A JP4420794A JP4420794A JPH07254098A JP H07254098 A JPH07254098 A JP H07254098A JP 4420794 A JP4420794 A JP 4420794A JP 4420794 A JP4420794 A JP 4420794A JP H07254098 A JPH07254098 A JP H07254098A
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Ichiro Higuchi
一朗 樋口
Masashi Tsumura
正志 津村
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HOKURIKU KENSETSU KOUSAIKAI
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HOKURIKU KENSETSU KOUSAIKAI
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 巡回情報の入力,整理を迅速かつ正確に行
う。 【構成】 巡回中に発生した道路の巡回情報を、随時巡
回情報入力手段21を介して端末機1の情報データ記憶手
段28に記憶する。そして、巡回後に情報データ記憶手段
28に記憶された情報データをパソコンに出力する。キー
ボードからの操作により、随時巡回日誌等の巡回結果を
パソコンより出力する。 【効果】 悪天候の条件下でも、紙を使わずに巡回情報
の入力を行うことができる。また、巡回後パソコンによ
り巡回情報を迅速に整理できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、巡回中に発生した道路
の巡回情報を適確に把握するための道路巡回システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、高速道や一般道の主要幹線にお
いては、刻々と変化する道路の巡回情報を適確に把握す
るための道路巡回業務が営まれている。この道路巡回業
務は、従来巡回用のパトロール車により、巡回中におけ
る事故や路面陥没などの発生状況とその処置内容を発生
場所および発生時間とともに現場で野帳に記載し、巡回
後、道路巡回日誌として整理報告するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、巡
回時における種々な巡回情報の記載から、巡回後の道路
巡回日誌の作成までの一連の手順が、全て手作業により
行われているため、野帳の記載時に転記漏れなどが発生
したり、日誌の作成,整理に膨大な時間が掛かる。ま
た、道路巡回日誌は、各巡回員からの巡回結果が書類と
して集積されて行くことから、長期の保存や管理に適さ
ない問題が有る。
【0004】そこで本発明は上記問題点に鑑み、現場で
の巡回情報の入力作業と、巡回後における巡回情報の整
理作業とを迅速かつ正確に行い、しかも、巡回結果を長
期に渡り保存管理し、かつ区間ごとの集計,検索するこ
との可能な道路巡回システムを構築することをその主な
目的とする。
【0005】また、本発明の他の目的は、現場での巡回
情報の入力作業を一層迅速かつ正確に行うことのできる
道路巡回システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の道路巡回システ
ムは、巡回中に発生した道路の巡回情報を入力する巡回
情報入力手段と、この巡回情報入力手段から入力された
巡回情報を情報データとして記憶する情報データ記憶手
段と、この情報データ記憶手段に記憶された情報データ
を外部に出力するデータ出力手段とにより移動可能な端
末装置を構成するとともに、前記データ出力手段から出
力される情報データを集積して巡回結果を出力する中央
制御装置を備えたものである。前記端末装置は前記巡回
情報入力手段から入力された巡回情報を表示する表示手
段を備え、前記巡回情報入力手段は前記表示手段への接
触により前記巡回情報を入力可能なペン入力部を備えた
ものであることが好ましい。また、前記巡回情報入力手
段は複数の巡回情報が記憶登録された読み出し可能な登
録パターン記憶手段を備えたものであることが好まし
い。
【0007】
【作用】上記構成により、巡回中に発生した道路の巡回
情報は、随時巡回情報入力手段を介して端末装置の情報
データ記憶手段に記憶される。そして、巡回後にこの情
報データ記憶手段に記憶された情報データを中央制御装
置に出力することで、中央制御装置から巡回結果が出力
される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図8に基
づいて説明する。図1は本システムの全体構成を示す概
略説明図であり、同図において、1は各パトロール車
(図示せず)毎に設けられ、持ち運び移動可能な端末手
段としての端末機である。この端末機1は、本体2の表
示部4が主体となり、本体2の上面にオン,オフキーな
どを備えたキー入力部3と、LCDなどからなる表示部
4とを有するとともに、数字,文字,記号などをキー操
作を行わずに表示部4への接触により直接入力できるペ
ン入力部5が接続されている。端末機1への入力操作は
キー入力部3のみにより行うものもあるが、本実施例の
ように、キー入力部3の他にペン入力部5を備えている
方が、入力時間を短くできる点で好ましい。また、6は
着脱可能な印刷手段たるプリンタである。端末機1の内
部には、図示しないが、中央演算処理装置,メモリ,入
出力インターフェースなどを含む周知のマイクロコンピ
ュータが内蔵され、メモリに書き込まれている制御プロ
グラムによって後述する各種のデータ処理が行われる。
そして、各端末機1に記憶された各種の情報データは、
データ出力手段たるデータ転送部7を介して外部に転送
出力される。なお、端末機1はハンディタイプ,手帳タ
イプなど、種々なタイプのものが利用できるが、現場で
の野外作業を考慮して、落下時に壊れにくいハンディタ
イプのものが、耐久性の点で好ましい。また、ソフトを
変更することによって汎用機として利用できる点が好ま
しい。
【0009】8は、例えば前記パトロール車が発着する
集中監視部内などに設置される中央制御装置としての汎
用パーソナルコンピュータ(以下、パソコンと称す
る。)である。このパソコン8は周知のように、マイク
ロコンピュータなどが内蔵される装置本体9と、この装
置本体9に接続される入力手段たるキーボード10と、表
示手段たるTVモニタ11と、印刷手段たるプリンタ12と
により構成される。また、13は各端末機1のデータ転送
部7から転送された情報データを光信号として受信する
光結合アダプタであり、この光結合アダプタ13を介して
入力された情報データが装置本体9の内部で集積処理さ
れる。なお、端末機1とパソコン8とのデータ通信は、
本実施例に示す光結合アダプタ13以外にも、種々の装置
を用いることができる。
【0010】次に、図2および図3に基づいて、端末機
1とパソコン8の機能的な構成を詳述する。端末機1の
内部構成を示す図2において、21は巡回中に発生した例
えば事象,状況,処置などの道路の巡回情報を各事項毎
に入力する巡回情報入力手段、22は予め記憶された制御
プログラムに従って一連のデータ処理を実行する制御処
理手段である。巡回情報入力手段21は、キー入力部3お
よびペン入力部5と、登録パターン記憶手段23とにより
構成されるが、キー入力部3およびペン入力部5は、制
御処理手段22の内部に保有する各種機能を呼び出し実行
する機能選択手段をも兼ねている。また、登録パターン
記憶手段23は、入力時に必要な複数の巡回情報が予め記
憶登録されたものであり、これは、晴れや曇りなどの複
数の天候パターンが記憶された天候パターン記憶手段24
と、巡回員の氏名および番号が記憶された巡回員リスト
記憶手段25と、巡回を行う各路線の経過地が記憶された
経過地パターン記憶手段26と、巡回中に発生する複数の
事象や処置パターンが記憶された事象・処置パターン記
憶手段27とにより構成される。この登録パターン記憶手
段23には、データ入力時に比較的使用頻度の高い巡回情
報の用語が予めパターン化して記憶登録されており、制
御処理手段22からの指令により、必要に応じて随時書き
込みや読み出しができるようになっている。
【0011】一方、28は巡回情報入力手段21からの巡回
情報を各事項毎に情報データとして記憶する情報データ
記憶手段であり、これは、巡回時の各発生事項に拘らず
共通した各種情報データを記憶する共通データ記憶手段
29と、巡回時の発生事項に応じて異なる各種情報データ
を記憶する項目別データ記憶手段30とにより構成され
る。共通データ記憶手段29は、巡回経路の経過地を記憶
する経過地データ記憶手段31と、巡回時間とともに各経
過地の経過時間を記憶する時間データ記憶手段32と、巡
回種類を記憶する巡回種類データ記憶手段33と、巡回を
行った巡回員の氏名および番号を記憶する巡回員データ
記憶手段34とからなり、巡回を行う毎に各情報データが
新たに追加されるようになっている。また、項目別デー
タ記憶手段30は、路線中のどの地点で事象が発生したか
を記憶する項目データ記憶手段35と、どの路線で事象が
発生したかを距離標の位置とともに記憶する発生場所デ
ータ記憶手段36と、発生現場の地名や付近の建造物など
を記憶する地先名データ記憶手段37と、発生現場におけ
る事象と状況を記憶する事象データ記憶手段38と、発生
現場における処置の報告と内容を記憶する処理データ記
憶手段39と、緊急度の度合いを記憶する緊急度データ記
憶手段40と、発生原因を区分毎に記憶するデータ区分記
憶手段41とからなり、巡回時の発生事項に応じて各情報
データが新たに追加される。情報データ記憶手段28およ
び共通データ記憶手段29を構成する各記憶手段31〜41
は、適宜省略することも可能ではあるが、本実施例のよ
うに全ての記憶手段31〜41を備えることが、道路巡回に
係わる必要な情報データを全て記憶することができ、情
報データの管理上好ましい。なお、42は情報データ記憶
手段28の記憶容量をディスク残量として記憶するディス
ク残量記憶手段、43は情報データ記憶手段28の未転送件
数を記憶する未転送件数記憶手段である。
【0012】制御処理手段22は、各種機能を実行するた
めの手段を複数保有している。これらの手段は、いずれ
もキー入力部3あるいはペン入力部5の入力操作によっ
て選択的に動作するものであり、表示部4に対する表示
形態を作成する表示形態作成手段44と、プリンタ6に対
する印刷形態を作成する印刷形態作成手段45と、登録パ
ターン記憶手段23へのパターン書き込みと、情報データ
記憶手段28,ディスク残量記憶手段42および未転送件数
記憶手段43へのデータ書き込みを行う書き込み手段46
と、登録パターン記憶手段23からのパターン読み出し
と、情報データ記憶手段28,ディスク残量記憶手段42お
よび未転送件数記憶手段43からのデータ読み出しを行う
読み出し手段47とにより構成される。
【0013】引き続きパソコン8の内部構成を図3に基
づいて説明すると、51は予め記憶された制御プログラム
に従って、一連のデータ処理を実行する制御処理手段、
52は光結合アダプタ13を介して転送された各情報データ
を記憶する出力データ記憶手段としての転送データ記憶
手段である。制御処理手段51は、各種機能を実行するた
めの手段を複数保有しており、これらの手段は、キーボ
ード10の入力操作によって選択的に動作する。すなわ
ち、TVモニタ11に対する表示形態を作成する表示形態
作成手段53と、プリンタ12に対する印刷形態を作成する
印刷形態作成手段54と、転送データ記憶手段52への情報
データの書き込みを行う書き込み手段55と、転送データ
記憶手段52からの情報データの読み出しを行う読み出し
手段56とにより構成される。
【0014】表示形態作成手段44には複数の表示形態が
記憶され、キー入力部3あるいはペン入力部5からの指
示により、各端末機1の表示部4を介して所望する表示
形態の表示が行われる。図4は巡回時における経過地お
よび時間を表示する経過地・時間入力表示部61の表示形
態であり、同図において、62は巡回時間を表示する巡回
時間表示部、63は巡回を行う路線の経過地を表示する経
過地表示部であり、経過地表示部63に表示された各経過
地に対応して、経過時間を表示する経過時間表示部64が
設けられている。また、表示部4の下部には、巡回時間
および経過時間などを入力する数字入力部65と、入力し
たデータを消去するクリアー入力部66と、別の表示形態
に切り換えるリターン入力部67が設けられ、数字入力部
65にペン入力部5の先端を接触させると、接触部分の数
字が巡回時間表示部62あるいは経過時間表示部64に表示
されるカーソル(図示せず)に入力されるとともに、ク
リアー入力部66あるいはリターン入力部67にペン入力部
5の先端を接触させると、接触部分の内容が実行処理さ
れる。一方、図5は巡回中に発生した状況やその措置を
表示する状況・措置入力表示部68の表示形態であり、同
図において、69は路線中のどの地点で事象が発生したか
を表示する項目表示部、70はどの路線で事象が発生した
かを距離標の位置とともに表示する発生場所表示部、71
は発生現場における事象,状況および緊急度の度合いを
表示する事象表示部、72は発生現場における処置の報告
・内容および発生原因を表示する処置表示部であり、処
置表示部72の下部には、ペン入力部5により直接書き込
み可能な地先名などのメモ入力部73が設けられる。ま
た、74は入力したデータを消去するクリアー入力部であ
る。地先名入力部73の下部には、各情報データの入力完
了後、これらの情報データを情報データ記憶手段28に記
憶登録する登録入力部75と、状況・措置入力表示部68と
は異なる表示形態で事象表示部71の一覧を表示する一覧
入力部76と、メモ入力部73への入力を可能にするメモ入
力部77と、入力用のカーソル(図示せず)を上下動させ
るカーソル移動入力部78が設けられる。
【0015】次に、図6および図7に示すTVモニタ11
の表示形態を説明すると、図6は一日の巡回内容を表示
する巡回日誌表示部81の表示形態であり、これは前述の
共通データ記憶手段29に記憶された情報データを表示す
る共通データ表示部82と、項目別データ記憶手段30に記
憶された情報データを表示する項目別データ表示部83と
を有する。共通データ表示部82は、巡回年月日を表示す
る年月日表示部84と、巡回日の天候を表示する天候表示
部85と、巡回種類を表示する巡回種類表示部86と、巡回
員の氏名および番号を表示する巡回員表示部87と、巡回
時間を表示する巡回時間表示部88と、巡回経路の経過地
および経過時間を表示する経過地・経過時間表示部89と
により構成される。また、項目別データ表示部83は、路
線中のどの地点で事象が発生したかを表示する項目表示
部90と、発生した路線名を表示する路線表示部91と、距
離標の位置を表示する距離標表示部92と、発生現場にお
ける事象と状況を表示する事象表示部93と、発生現場に
おける処置の報告と内容を表示する措置表示部94と、緊
急度の度合いおよび発生原因を表示する緊急度・発生原
因表示部95とにより構成され、キーボード10を操作する
ことによって、これらの内容が上下にスクロールするよ
うになっている。なお、96は印刷動作を行う際に表示が
反転する印刷動作確認表示部、97は図6にその一部が表
示されるメニュー表示部98に戻る際に表示が反転する戻
り動作確認表示部である。一方、図7は各データ区分毎
の集計結果を表示する集計結果表示部99である。この集
計結果表示部99は、図6の巡回日誌表示部81と同様にメ
ニュー表示部98から選択されたものであり、ある路線の
特定期間における発生件数を発生原因毎に集計して表示
するものである。すなわち、 100は集計期間を表示する
集計期間表示部、 101は集計した路線を表示する集計路
線表示部、 102は集計したデータ区分を表示する集計デ
ータ区分表示部、 103は起点から1キロメートル毎に発
生した件数を集計する集計件数表示部であり、例えば、
図7における集計件数表示部 103では、10.0〜1
9.9キロメートルの区間で、事象7(油脂類の流失,
図示せず)が12件発生したことを示している。また、
96,97は図6のものと同一機能を有する印刷動作確認表
示部および戻り動作確認表示部である。そして、集計件
数表示部 103は、キーボード10を操作することによっ
て、集計距離が上下にスクロールするようになってい
る。なお、こうした制御処理手段51によるデータ検索
は、転送データ記憶手段52に記憶された各情報データを
適宜選択的に読み出すことにより、必要な巡回情報を自
由に加工して表示することができる。
【0016】図8はキーボード10の操作によって、プリ
ンタ12から出力された道路巡回日誌111である。この道
路巡回日誌 111は、共通データ記憶手段29に記憶された
情報データを印刷する共通データ印刷部 112と、項目別
データ記憶手段30に記憶された情報データを印刷する項
目別データ印刷部 113とを備えている。共通データ印刷
部 112は、巡回年月日が印刷された年月日印刷部 114
と、巡回日の天候を表示する天候印刷部 115と、巡回種
類を表示する巡回種類印刷部 116と、巡回員の氏名およ
び番号を表示する巡回員印刷部 117と、巡回時間を表示
する巡回時間印刷部 118と、巡回経路の経過地および経
過時間を表示する経過地・経過時間印刷部119とからな
る。また、項目別データ印刷部 113は、路線名や事象の
発生地点などを印刷する項目印刷部 120と、発生現場に
おける事象および状況と緊急度とを印刷する事象印刷部
121と、発生現場における処置の報告および内容とデー
タ区分とを印刷する処置印刷部 122とにより構成され
る。さらに、 123は発生事象の見取図や写真などを貼り
付ける貼付部、また、 124は路上落下物の種類を印刷す
る落下物印刷部である。
【0017】次に、上記構成に付きその作用を説明す
る。先ず、端末機1を利用する前に、登録パターン記憶
手段24へのパターンの書き込みが、制御処理手段22の書
き込み手段27により行われる。書き込み手段27は、キー
入力部3およびペン入力部5により書き込み機能が選択
されると動作し、これらのキー入力部3およびペン入力
部5を操作することによって、登録パターン記憶手段24
に使用頻度の高い用語のパターンを記憶する。次いで、
端末機1を利用する巡回員は、巡回前に予め巡回年月
日,天候,巡回員の氏名および番号,巡回経路の経過
地,巡回種類などの各巡回情報を、巡回情報入力手段21
より端末機1に入力する。これは、キー入力部3および
ペン入力部5より、一字毎に入力することができるが、
必要に応じて登録パターン記憶手段23から各パターンを
読み出して入力することがより好ましい。例えば、キー
入力部3あるいはペン入力部5により、読み出し手段47
を介して天候パターン記憶手段24から天候パターンを読
み出すと、表示部4に晴れや曇りなどの天候パターンの
一覧が表示される。このとき、該当する用語にカーソル
を合わせ、キー入力部3の実行キー(図示せず)あるい
はリターン入力部67を操作することにより、情報データ
記憶手段28に天候を示す情報データが記憶される。天候
パターンは複数入力できることが好ましく、刻々と変化
する天候の状況を後で把握することができる。また、常
時巡回する巡回経路の経過地を予め経過地パターン記憶
手段26に記憶登録しておくと、経過地パターン記憶手段
26から各経過地のパターンを読み出すだけで、簡単にか
つ誤りなく入力操作を行うことができる。このとき、巡
回経路の経過地は、書き込み手段46を介して経過地デー
タ記憶手段31に記憶されるとともに、図4に示す経過地
・時間入力表示部61の経過地表示部63に表示される。
【0018】巡回中は、経過地・時間入力表示部61の経
過時間表示部64に各経過地の経過時間を入力する。これ
は、キー入力部3より直接入力するか、あるいは、ペン
入力部5に数字入力部65を接触させて入力することがで
きる。そして、巡回中に何等かの報告事項が発生した場
合には、表示部4の表示形態を図5に示す状況・措置入
力表示部68に切り換え、この状況・措置入力表示部68を
見ながら、車道あるいは歩道などの路線中の発生地点,
路線名と距離標の位置,発生現場における事象,発生状
況,緊急度の度合い,処置の報告,処置内容,発生原
因,発生現場の地先名などの各巡回情報を端末機1に入
力する。この中で、距離標の位置は、距離標からの距離
を細かく数字で入力できるようになっている。また、発
生現場の地先名は、目標となる建造物や地名などがメモ
入力部73への書き込みによってイメージ入力される。こ
れらの各巡回情報はキー入力部3およびペン入力部5よ
り、一字毎に入力することができるが、必要に応じて登
録パターン記憶手段23から各パターンを読み出して入力
することがより好ましい。特に、比較的発生回数の多い
複数の事象や処置パターンを事象・処置パターン記憶手
段27に記憶登録しておくと、事象表示部71あるいは処置
表示部にカーソルがある場合に、この事象・処置パター
ン記憶手段27から各パターンを読み出すだけで、簡単に
かつ誤りなく入力操作を行うことができる。また、ペン
入力部5をメモ入力部77に接触させると、例えば、事象
・処置パターン記憶手段27に記憶登録されていない巡回
情報を書メモ入力部73から書き込める。こうして、状況
・措置入力表示部68に対応した各巡回情報の入力が完了
した時点で、ペン入力部5を登録入力部75に接触させる
と、状況・措置入力表示部68に表示された各巡回情報
が、項目別データ記憶手段30に記憶される。なお、情報
データ記憶手段28の記憶可能容量は、随時ディスク残量
記憶手段42からのデータを読み出すことによって確認で
きるようになっている。また、情報データ記憶手段28に
記憶された情報データは、随時巡回情報としてプリンタ
12より出力することができる。
【0019】巡回後、端末機1に記憶された各情報デー
タは読み出し手段47により読み出され、データ転送部7
よりパソコン8側の光結合アダプタ13に転送される。そ
して、転送された情報データは、書き込み手段55によっ
て転送データ記憶手段52に順次集積される。制御処理手
段22は、キーボード10の操作によって所望の表示形態あ
るいは印刷形態で、TVモニタ11およびプリンタ12に巡
回日誌や情報データの集積結果などの巡回結果を出力す
る。例えば、制御処理手段51の読み出し手段56により、
共通データ記憶手段29および項目別データ記憶手段30に
記憶されていた同一巡回員の一日の情報データを転送デ
ータ記憶手段52から読み出し、この情報データを表示形
態作成手段53により所望の表示形態に加工することによ
り、図6のような一日の巡回内容を示す巡回日誌表示部
81がTVモニタ11に表示される。また、図7のような各
データ区分毎の集計結果を表示する場合には、集計期間
表示部 100,集計路線表示部 101,集計データ区分表示
部 102に該当する情報データを転送データ記憶手段52か
ら読み出し、この情報データを表示形態作成手段53によ
り加工することで、図7のような各データ区分毎の集計
結果が、集計結果表示部99としてTVモニタ11に表示さ
れる。さらに、共通データ記憶手段29および項目別デー
タ記憶手段30に記憶されていた同一巡回員の情報データ
を転送データ記憶手段52から読み出し、この情報データ
を印刷形態作成手段54により所望の印刷形態に加工する
ことにより、図8のような一日の巡回内容を示す道路巡
回日誌111がプリンタ12から出力される。
【0020】以上のように上記実施例によれば、請求項
1に対応して、巡回中に発生した道路の巡回情報を入力
する巡回情報入力手段21と、この巡回情報入力手段21か
ら入力された巡回情報を情報データとして記憶する情報
データ記憶手段28と、この情報データ記憶手段28に記憶
された情報データを外部に出力するデータ転送部7とに
より移動可能な端末機1を構成し、かつ、データ転送部
7から出力される情報データを集積して巡回結果を出力
するパソコン8を備えたことにより、巡回中に発生した
道路の巡回情報を、随時巡回情報入力手段21を介して端
末機1の情報データ記憶手段28に記憶できるとともに、
巡回後にこの情報データ記憶手段28に記憶された情報デ
ータをパソコン8に出力することで、所望の形態の巡回
結果をTVモニタ11あるいはプリンタ12から出力するこ
とができる。したがって、本システムによって、巡回時
における種々な巡回情報の入力から、巡回後の道路巡回
日誌の作成までの一連の手順を、悪天候の条件下でも、
紙を使わずに全て自動的に行うことができ、現場での巡
回情報の入力作業と、巡回後における巡回情報の整理作
業とを迅速かつ誤りなく正確に行うことができる。しか
も、データ出力部7から出力される情報データは、パソ
コン8の転送データ記憶手段52に順次集積されることか
ら、パソコン8側で巡回結果を長期に渡り保存管理で
き、これを区間ごとに集計,検索することが可能とな
る。
【0021】また、請求項2に対応して、端末機1に巡
回情報入力手段21から入力された巡回情報を表示する表
示部4を備え、かつ、巡回情報入力手段21に表示部4へ
の接触により巡回情報を入力可能なペン入力部5を備え
たことにより、キー入力操作を行うことなく、ペン入力
部5を介して簡単な操作で巡回情報を入力することがで
きるため、現場での巡回情報の入力作業を一層迅速かつ
正確に行うという効果がもたらされる。さらに、本実施
例では、請求項3に対応して、巡回情報入力手段21に複
数の巡回情報が記憶登録された読み出し可能な登録パタ
ーン記憶手段23を備えている。したがって、登録パター
ン記憶手段23に予め使用頻度の高い用語のパターンを記
憶すれば、必要に応じてこの登録パターン記憶手段23か
ら各パターンを読み出して簡単に入力操作を行うことが
でき、現場での巡回情報の入力作業をより一層迅速かつ
正確に行うことができる。
【0022】本システムでは、次のような実施例上の効
果がある。各端末機1に同一の用語のパターンを登録し
た登録パターン記憶手段を設けることにより、統一した
用語で巡回情報を入力することができる。したがって、
パソコン8による情報データの処理を迅速化することが
可能となる。また、図6に示すように、表示部4にペン
入力部5により書き込み可能なメモ入力部73を備えたこ
とにより、例えば、発生現場における事象,状況,地先
名などの巡回情報の詳細を、任意のイメージ入力により
直接記録することが可能となる。端末機1の内部には、
情報データ記憶手段28の記憶容量をディスク残量として
記憶するディスク残量記憶手段42が備えられ、このディ
スク残量記憶手段42により情報データ記憶手段28の記憶
可能容量を適確に把握できる。また、端末機1の内部に
は、情報データ記憶手段28の未転送件数を記憶する未転
送件数記憶手段43が備えられ、この未転送件数記憶手段
43により、情報データが全て出力されたか否かを適確に
把握できる。さらに、情報データ記憶手段28は、巡回時
の各発生事項に拘らず共通した各種情報データを記憶す
る共通データ記憶手段29と、巡回時の発生事項に応じて
異なる各種情報データを記憶する項目別データ記憶手段
30とにより構成され、これらの記憶手段29,30によっ
て、種々の巡回情報を詳細に記憶することができる。特
に、発生原因を区分毎に記憶するデータ区分記憶手段41
を共通データ記憶手段29に備えることにより、図7に示
すように、パソコン8側でデータ区分に応じた集計結果
を集計結果表示部99により表示することができ、より高
度なデータ分析をパソコン8で実行することができる。
この場合、データ区分記憶手段41に限らず、各記憶手段
31〜41を情報データ記憶手段28に備えることで、これら
の記憶手段31〜41の情報データ毎に、独自の集積結果を
パソコン8側で出力することができる。
【0023】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲において種々の変形実
施が可能である。
【0024】
【発明の効果】請求項1に記載の道路巡回システムは、
巡回中に発生した道路の巡回情報を入力する巡回情報入
力手段と、この巡回情報入力手段から入力された巡回情
報を情報データとして記憶する情報データ記憶手段と、
この情報データ記憶手段に記憶された情報データを外部
に出力するデータ出力手段とにより移動可能な端末装置
を構成するとともに、前記データ出力手段から出力され
る情報データを集積して巡回結果を出力する中央制御装
置を備えたものであり、現場での巡回情報の入力作業
と、巡回後における巡回情報の整理作業とを迅速かつ正
確に行い、しかも、巡回結果を長期に渡り保存管理し、
かつ区間ごとの集計,検索することの可能な道路巡回シ
ステムを構築することができる。
【0025】また、前記端末装置は前記巡回情報入力手
段から入力された巡回情報を表示する表示手段を備え、
前記巡回情報入力手段は前記表示手段への接触により前
記巡回情報を入力可能なペン入力部を備えたものである
ことが好ましく、この場合には、現場での巡回情報の入
力作業を一層迅速かつ正確に行うことができる。
【0026】さらに、前記巡回情報入力手段は複数の巡
回情報が記憶登録された読み出し可能な登録パターン記
憶手段を備えたものであることが好ましく、この場合に
は、現場での巡回情報の入力作業をより一層迅速かつ正
確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す装置全体の概略説明図
である。
【図2】同上端末機の機能的な構成を示すブロック図で
ある。
【図3】同上パソコンの機能的な構成を示すブロック図
である。
【図4】同上表示部の表示形態を示す正面図である。
【図5】同上表示部の表示形態を示す正面図である。
【図6】同上TVモニタの表示形態を示す正面図であ
る。
【図7】同上TVモニタの表示形態を示す正面図であ
る。
【図8】同上プリンタの表示形態を示す正面図である。
【符号の説明】 1 端末機(端末装置) 4 表示部(表示手段) 5 ペン入力部 7 データ転送部(データ出力手段) 8 パソコン(中央制御装置) 21 巡回情報入力手段 23 登録パターン記憶手段 28 情報データ記憶手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巡回中に発生した道路の巡回情報を入力
    する巡回情報入力手段と、この巡回情報入力手段から入
    力された巡回情報を情報データとして記憶する情報デー
    タ記憶手段と、この情報データ記憶手段に記憶された情
    報データを外部に出力するデータ出力手段とにより移動
    可能な端末装置を構成するとともに、前記データ出力手
    段から出力される情報データを集積して巡回結果を出力
    する中央制御装置を備えたことを特徴とする道路巡回シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記端末装置は前記巡回情報入力手段か
    ら入力された巡回情報を表示する表示手段を備え、前記
    巡回情報入力手段は前記表示手段への接触により前記巡
    回情報を入力可能なペン入力部を備えたものであること
    を特徴とする請求項1記載の道路巡回システム。
  3. 【請求項3】 前記巡回情報入力手段は複数の巡回情報
    が記憶登録された読み出し可能な登録パターン記憶手段
    を備えたものであることを特徴とする請求項1または2
    記載の道路巡回システム。
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