JPH0725386A - 半閉鎖式呼吸装置の呼吸袋 - Google Patents

半閉鎖式呼吸装置の呼吸袋

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JPH0725386A
JPH0725386A JP19286393A JP19286393A JPH0725386A JP H0725386 A JPH0725386 A JP H0725386A JP 19286393 A JP19286393 A JP 19286393A JP 19286393 A JP19286393 A JP 19286393A JP H0725386 A JPH0725386 A JP H0725386A
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JP
Japan
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breathing
bag
respiratory
semi
breathing bag
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Pending
Application number
JP19286393A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Yoshida
昭彦 吉田
Kazuyuki Yoshida
和志 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
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Priority to US08/267,589 priority patent/US5577498A/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 呼吸袋の圧力中心と肺の圧力中心とが一致す
るように配置しても着用者の邪魔にならない半閉鎖式呼
吸装置の呼吸袋を提供する。 【構成】 本発明の半閉鎖式呼吸装置の呼吸袋3では、
着用時における上側3aの面積が大きく、下側3bの面
積が小さい略三角形形状であるから、呼吸袋3の圧力中
心がその上下方向の寸法における中央より上方に位置す
る。従って、人の肺の圧力中心と呼吸袋の圧力中心の位
置を一致させても、そこから上方に延出する呼吸袋の上
側3aの寸法を少なくすることができるので、呼吸袋3
の上側3aが着用者の後頭部にまで及ぶことがなく、着
用者の邪魔にならない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水中で使用される半閉
鎖式呼吸装置、特に、呼吸回路内を循環する呼吸気から
炭酸ガスを除去して呼吸気を利用する半閉鎖式呼吸装置
に使用される呼吸袋に関する。
【0002】
【従来の技術】半閉鎖式呼吸装置は、一般に、呼吸袋、
弁ユニット、キャニスタ(炭酸ガス吸着装置)、呼吸ガ
スボンベを備え、呼吸回路内を循環する呼吸気から炭酸
ガスを除去するとともに、呼吸回路内に呼吸ガスを供給
しつつ、呼吸回路から余剰分の呼吸気を排出する構成と
なっている。
【0003】この種の従来の半閉鎖式呼吸装置では、特
開平3ー243494号公報に開示されているように、
伸縮自在な呼吸袋を胸に備えており、しかも、この呼吸
袋の圧力中心と肺の圧力中心とが一致するように配置し
ている。このように呼吸袋の圧力中心と肺の圧力中心と
を一致させているのは、呼吸袋の圧力中心の位置と肺の
圧力中心の位置とがずれていると、例えば肺の方が低い
位置にあると、呼吸袋から空気が肺に強制的に入ってく
るようになり、排気抵抗が非常に大きくなって呼吸しず
らくなるからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、呼吸袋の圧力
中心の位置と肺の圧力中心の位置とを単に一致させた場
合には、例えば図5に示すような、着用時における上下
(以下「上」及び「下」というときは、着用時における
「上」及び「下」を意味するものとする)が対称な四角
い呼吸袋53にあっては、圧力中心53cは上下方向の
寸法の略中央にある。一方、図6に示すように、人の肺
の圧力中心の位置が、比較的高い位置にあるため、この
ような呼吸袋53の圧力中心53cをこれに一致させる
構成とした場合、呼吸袋の上側53aが着用者の後頭部
にまで延出してしまい、着用者の邪魔になるという不都
合がある。特に、呼吸袋はその厚みを厚くするにも限界
があることから所定以上の面積が必要となるため、全体
の面積を小さくするにも限界がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、呼吸袋の圧力中
心と肺の圧力中心とが一致するように配置しても着用者
の邪魔にならない半閉鎖式呼吸装置の呼吸袋を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、呼吸気の流入出により伸縮する呼吸袋
と、呼吸気から炭酸ガスを除去するキャニスタと、呼吸
回路に呼吸ガスを補充するガスボンベとを備え、前記呼
吸回路内を循環する呼吸気から炭酸ガスを除去して呼吸
気を利用する半閉鎖式呼吸装置において、前記呼吸袋
は、その平面形状が着用時における上側の面積が広く、
下側の面積が小さい形状としたことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の半閉鎖式呼吸装置の呼吸袋では、着用
時における上側の面積が大きく、下側の面積が小さい略
三角形形状であるから、呼吸袋の圧力中心がその上下方
向の寸法における中央より上方に位置する。従って、人
の肺の圧力中心と呼吸袋の圧力中心の位置を一致させて
も、そこから上方に延出する呼吸袋の上側の寸法を少な
くすることができるので、着用者の後頭部にまで及ぶこ
とがなく、呼吸袋が着用者の邪魔にならない。
【0008】
【実施例】以下に、添付図面の図1乃至図4を参照して
本発明の一実施例を詳細に説明する。
【0009】本発明の実施例にかかる半閉鎖式呼吸装置
1は、図1に示すように、呼吸袋3、キャニスタ(炭酸
ガス吸着装置)5、呼吸ガスボンベ(ガスボンベ)7及
びマウスピース9から構成されており、排気の場合に
は、マウスピース9から排出された呼吸気が排気管4を
通って、流入孔6を介して呼吸袋3に供給され、吸気の
場合には、呼吸回路内の呼吸気が呼吸袋3の流出孔8か
らキャニスタ5を経て、吸気管10を通ってマウスピー
ス9に供給される。また、キャニスタ5には、管25を
介して呼吸ガスボンベ7から定量的に空気が供給される
ようになっている。
【0010】マウスピース9に接続された吸気管10と
排気管4とは、一本の管14内において吸気管10を内
側とし、その外側を排気管4が取り囲む二重管構造の1
本の管となっているため、半閉鎖式呼吸装置1の脱着動
作が容易であり、装置全体の外観を損ねないとともに装
置全体の構成を簡略化することができる。また、管14
において、内側通路を吸気管10とする二重管構造にす
ることによって、吸気管10が外力等により破損した場
合であっても吸気管側の損傷を防止できるので吸気の確
保を図ることができるようになっている。
【0011】キャニスタ5は、呼吸袋3と呼吸ガスボン
ベ7とに接続されており、その一側に設けられた吸気口
19に吸気管15が接続され、排気口21に前述の吸気
管10が連通されている。また、キャニスタ5内には、
炭酸ガス吸着剤が充填された吸着剤カートリッジ16が
収納されており、キャニスタ内の一側には空気の流入側
通路5aが、他側には流出側通路5bが形成されてい
る。
【0012】流入側通路5aには、吸気管10等から浸
入した水を受ける排水弁20が設けられており、万一キ
ャニタに水が浸入した場合には、浸入した水をキャニス
タ5の底に形成された水溜め部5cに案内するようにな
っている。一方、流出側通路5bには、ここへの水の浸
入を防止する浸入防止弁22が設けられている。また、
吸着剤カートリッジ16には、流入側通路5a側に吸水
用スポンジ24が配置されており、万一流入した水が吸
着剤に到達する前にある程度吸着剤の手前で保持できる
ようになっている。
【0013】尚、キャニスタ5内には、吸着剤カートリ
ッジ16を入れ忘れた場合に、流出入側通路5bを閉じ
る吸着剤カートリッジ16の入れ忘れ防止弁26が設け
られている。
【0014】呼吸袋3は、袋本体29と内側呼吸袋27
とからなる二重袋構造である。袋本体29は、ゴム等の
弾性材料から蛇腹状に形成されており、呼吸気の流出入
により、図1に矢印Aに示す方向に、伸縮するようにな
っている。
【0015】呼吸袋3は、図2及び図3に示すように、
その着用状態における上側3aの幅が広く、下側部3b
方の幅が狭い略三角形形状に形成されており、上側3a
の方が呼吸袋の容積が大きくなっている。また、呼吸袋
3の全体の容積は成人男子の肺の容量と略等しい容量と
なっている。
【0016】この袋本体29の基盤29aには、図1に
示すように、流入孔6と流出孔8とが形成されており、
更に、その一側に袋本体29内の呼吸気を排出する弁ユ
ニット30が設けられている。この弁ユニット30は、
袋本体29が拡張して所定量の呼吸気が溜まった場合
に、呼吸気を排出するものである。
【0017】内側呼吸袋27は、袋本体29の内側に、
流出孔8を覆うように設けられおり、流出孔8と離れた
位置に流入孔6と連通する連通孔28が形成されてい
る。このように本実施例では、流出孔8と連通孔28と
を離れた位置に形成することによって、袋本体29に水
が流入した場合でも連通孔28への溶出液の流入が更に
困難になる。同様に、流出孔8から流入された溶出液が
流入孔6へ流入するのを防止することができる。
【0018】この内側呼吸袋27は、外側袋29と同様
にゴム等の弾性材料から蛇腹状に形成されており、呼吸
気の流出入により、外側袋29と同様に矢印Aに示す方
向に伸縮する。
【0019】マウスピース9は、吸気弁11と排気弁1
3とを備え、吸気弁11と排気弁13とはそれぞれ逆止
弁であり、吸気の場合には吸気弁11のみが開き、排気
の場合には排気弁13のみが開くようになっている。
尚、排気弁13はダイヤフラム33によるオン、オフ弁
となっている。
【0020】このマウスピース9には、そのケーシング
31の一側にダイヤフラム33が配置されており、ケー
シング31内の内圧に応じてダイヤフラム33が膨脹す
るようになっている。
【0021】排気弁13は、排気弁体35と、該排気弁
体35を閉じる方向に付勢する付勢手段としてのコイル
スプリング37とを備え、排気弁体35が着座されて排
気管4の排気口を閉じるようになっている。排気弁体3
5の後端部は、ダイヤフラム33に連結されており、ダ
イヤフラム33の膨脹によって、コイルスプリング37
の付勢力に抗して排気弁体35を移動させて排気口を開
くものである。
【0022】吸気管10が接続された吸気口には、可撓
性材料からなる可撓性の吸気弁体11が設けられてお
り、この可撓性の吸気弁体11はケーシング31内の内
圧に応じて変形して吸気口を開けるものである。
【0023】更に、ケーシング31には、ケーシング内
に浸入した水を排出する排水弁41が設けられている。
この排水弁41は、排水口に着座して排水口を閉じる排
水弁体と該弁体を付勢するコイルスプリングとから構成
されており、コイルスプリングの付勢力に抗して弁体を
押圧することによって、排水口を開くものである。
【0024】尚、ダイヤフラム33にはレバー39が連
結されており、ダイヤフラム33が所定以上に変形した
際に、呼吸ガスボンベ7から空気が流入されるようにな
っている。
【0025】次に、本実施例の作用について説明する。
【0026】半閉鎖式呼吸装置1の着用時には、図4に
示すように、呼吸袋を着用者の背中に背負うようにして
着用する。
【0027】また、呼吸袋は、人の肺の圧力中心Ecと
呼吸袋の圧力中心3cとが略一致する位置に配置される
が、浮力調節装置または、装着具により、予めそのよう
な位置に固定または配置されるものである。このよう
に、人の肺の圧力中心Ecと呼吸袋の圧力中心3cの位
置を略一致させることにより、これらの不一致から生じ
る呼吸時の負荷を軽減することができる。
【0028】このような呼吸袋3の着用状態において、
着用者の肺Eの圧力中心Ecは、肺の上下寸法における
中央位置より上方に位置しており、呼吸袋3もその平面
が略三角形形状であるから、呼吸袋の圧力中心3cもそ
の上下寸法の中央より上方に位置することになる。従っ
て、着用者の肺の圧力中心と呼吸袋3の圧力中心3cと
を一致させた場合でも、そこから上方に延出する呼吸袋
の部分が少ないため、着用者の後頭部にまで延出するこ
とがなく、着用者の動きの邪魔にならない。
【0029】本発明は上述した実施例に限定されず、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
【0030】例えば、呼吸袋3は、その平面形状が着用
時における上側3aの面積が広く、下側3bの面積が小
さい形状としていれば、三角形形状に限らず、台形やそ
の他の形状であっても同様な効果を得ることができる。
【0031】
【発明の効果】本発明の半閉鎖式呼吸装置の呼吸袋は、
その平面形状が着用時における上側の面積が広く、下側
の面積が小さい形状としているから、人の肺の圧力中心
と呼吸袋の圧力中心の位置を一致させても、そこから上
方に延出する呼吸袋の部分の寸法をすくなくすることが
できるので、着用者の後頭部にまで及ぶことがなく、呼
吸袋が着用者の邪魔にならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる半閉鎖式呼吸装置の回
路図である。
【図2】本発明の実施例による呼吸袋の斜視図である。
【図3】図2に示す呼吸袋の圧力中心の位置を示す図で
あって、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図4】本実施例による半閉鎖式呼吸装置の呼吸袋の作
用を説明する図であって、(a)は側面図、(b)は平
面図である。
【図5】従来の呼吸袋の圧力中心の位置を示す図であっ
て、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図6】従来の呼吸袋の問題点を説明する図であって、
(a)は側面図、(b)は平面図である。
【符号の説明】
1 半閉鎖式呼吸装置 3 呼吸袋 3a 呼吸袋の上側 3b 呼吸袋の下側部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 呼吸気の流入出により伸縮する呼吸袋
    と、呼吸気から炭酸ガスを除去するキャニスタと、呼吸
    回路に呼吸ガスを補充するガスボンベとを備え、前記呼
    吸回路内を循環する呼吸気から炭酸ガスを除去して呼吸
    気を利用する半閉鎖式呼吸装置において、 前記呼吸袋は、その平面形状が着用時における上側の面
    積が広く、下側の面積が小さい形状としたことを特徴と
    する半閉鎖式呼吸装置の呼吸袋。
JP19286393A 1993-07-07 1993-07-07 半閉鎖式呼吸装置の呼吸袋 Pending JPH0725386A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19286393A JPH0725386A (ja) 1993-07-07 1993-07-07 半閉鎖式呼吸装置の呼吸袋
US08/267,589 US5577498A (en) 1993-07-07 1994-06-29 Semi-closed type breathing apparatus for removing carbon dioxide from breathing air circuit having triangularly shaped bellows

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19286393A JPH0725386A (ja) 1993-07-07 1993-07-07 半閉鎖式呼吸装置の呼吸袋

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0725386A true JPH0725386A (ja) 1995-01-27

Family

ID=16298229

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19286393A Pending JPH0725386A (ja) 1993-07-07 1993-07-07 半閉鎖式呼吸装置の呼吸袋

Country Status (1)

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JP (1) JPH0725386A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016186320A1 (ko) * 2015-05-20 2016-11-24 백석현 휴대용 인공호흡기

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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