JPH10250685A - 循環式呼吸装置 - Google Patents
循環式呼吸装置Info
- Publication number
- JPH10250685A JPH10250685A JP9082095A JP8209597A JPH10250685A JP H10250685 A JPH10250685 A JP H10250685A JP 9082095 A JP9082095 A JP 9082095A JP 8209597 A JP8209597 A JP 8209597A JP H10250685 A JPH10250685 A JP H10250685A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- canister
- passage
- breathing
- mouthpiece
- inner passage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Respiratory Apparatuses And Protective Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 炭酸ガス吸着剤の性能の低下を防止できる循
環式呼吸装置を提供する。 【構成】 本発明による循環式呼吸装置1は、マウスピ
ース9とキャニスタ5とを接続した排気管4、15を呼
吸袋3に接続する接続部41を備え、この接続部内には
外側に位置する外通路49とこの外通路49よりも内側
にある内通路51とに仕切られており、外通路49はマ
ウスピース9に連通され、内通路51はキャニスタ5に
連通されている構成である。潜水中に潜水者が横になっ
た場合に、接続部41では、外通路49が下側になり、
内通路51が上側に位置する。従って、接続部41の内
側にある内通路51からキャニスタ側へは流れにくいの
で、キャニスタに充填された炭酸ガス吸着剤に水が接触
して炭酸ガス吸着剤の性能が低下するのを防止する。
環式呼吸装置を提供する。 【構成】 本発明による循環式呼吸装置1は、マウスピ
ース9とキャニスタ5とを接続した排気管4、15を呼
吸袋3に接続する接続部41を備え、この接続部内には
外側に位置する外通路49とこの外通路49よりも内側
にある内通路51とに仕切られており、外通路49はマ
ウスピース9に連通され、内通路51はキャニスタ5に
連通されている構成である。潜水中に潜水者が横になっ
た場合に、接続部41では、外通路49が下側になり、
内通路51が上側に位置する。従って、接続部41の内
側にある内通路51からキャニスタ側へは流れにくいの
で、キャニスタに充填された炭酸ガス吸着剤に水が接触
して炭酸ガス吸着剤の性能が低下するのを防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、呼吸回路内を循環する
呼吸気から炭酸ガスを除去して呼吸気を利用する循環式
呼吸装置に関し、特に、水中で使用される閉鎖式または
半閉鎖式の循環式呼吸装置に関する。
呼吸気から炭酸ガスを除去して呼吸気を利用する循環式
呼吸装置に関し、特に、水中で使用される閉鎖式または
半閉鎖式の循環式呼吸装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半閉鎖式呼吸装置は、呼吸袋、
弁ユニット、キャニスタ(炭酸ガス吸着器)、呼吸ガス
タンクを備え、呼吸回路内を循環する呼吸気から炭酸ガ
スを除去するとともに、呼吸回路内に呼吸ガスを供給し
つつ、呼吸回路から余剰分の呼吸気を排出する構成にな
っている。
弁ユニット、キャニスタ(炭酸ガス吸着器)、呼吸ガス
タンクを備え、呼吸回路内を循環する呼吸気から炭酸ガ
スを除去するとともに、呼吸回路内に呼吸ガスを供給し
つつ、呼吸回路から余剰分の呼吸気を排出する構成にな
っている。
【0003】この種の従来の循環式呼吸装置は、例え
ば、特開平7ー257482号公報に開示されているよ
うに、マウスピースとキャニスタとを接続する排気管の
途中を呼吸袋に接続し、マウスピースから排出された呼
吸気を呼吸袋に導入して、呼吸袋からキャニスタに呼吸
気を供給するようになっている。そして、呼吸袋に入っ
て溜まった水は、呼吸袋に設けられた排水装置等により
排出される構成になっている。
ば、特開平7ー257482号公報に開示されているよ
うに、マウスピースとキャニスタとを接続する排気管の
途中を呼吸袋に接続し、マウスピースから排出された呼
吸気を呼吸袋に導入して、呼吸袋からキャニスタに呼吸
気を供給するようになっている。そして、呼吸袋に入っ
て溜まった水は、呼吸袋に設けられた排水装置等により
排出される構成になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、循環式呼吸装
置を装着して潜水する場合に着用者の潜水姿勢は一定で
なく、逐次潜水姿勢が変化するので、呼吸袋内の水は一
か所に溜まるとは限らない。しかも、潜水姿勢によって
は、呼吸袋内の水が、排気管に戻り排気管からキャニス
タ側に流れやすいという問題点がある。このように、キ
ャニスタに水が流れると炭酸ガス吸着剤の性能が低下す
るという不都合がある。
置を装着して潜水する場合に着用者の潜水姿勢は一定で
なく、逐次潜水姿勢が変化するので、呼吸袋内の水は一
か所に溜まるとは限らない。しかも、潜水姿勢によって
は、呼吸袋内の水が、排気管に戻り排気管からキャニス
タ側に流れやすいという問題点がある。このように、キ
ャニスタに水が流れると炭酸ガス吸着剤の性能が低下す
るという不都合がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、炭酸ガス吸着剤
の性能の低下を防止できる循環式呼吸装置を提供するこ
とにある。
の性能の低下を防止できる循環式呼吸装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、マウスピースと、呼吸気
から炭酸ガスを除去する炭酸ガス吸着剤を収納したキャ
ニスタと、呼吸袋とから構成される呼吸回路を有する循
環式呼吸装置において、前記マウスピースとキャニスタ
とを接続した排気管を呼吸袋に接続する接続部を備え、
この接続部内は外側に位置する外通路とこの外通路より
も内側に位置する内通路とに仕切られており、外通路は
マウスピースに連通され、内通路はキャニスタに連通さ
れていることを特徴とするものである。この請求項1に
記載の発明によれば、キャニスタに連通する内通路が、
マウスピースに連通する外通路よりも内側(中央側)に
位置しているので、潜水姿勢が仰向きになった場合に、
呼吸袋は横向きになり呼吸袋に溜まった水は、接続部に
戻るが、戻った水は接続部の外周部側に移動する。ま
た、潜水姿勢が伏せる状態になると接続部ではマウスピ
ース側からの通路が下側になり、キャスター側への通路
が上側に位置する。従って、水は接続部の外通路からマ
ウスピース側に流れることはあっても、接続部の内側に
ある内通路からキャニスタ側へは流れにくい。これによ
り、キャニスタに充填された炭酸ガス吸着剤に水が接触
するのを防止し、炭酸ガス吸着剤の性能の低下を防ぐ。
に、請求項1に記載の発明は、マウスピースと、呼吸気
から炭酸ガスを除去する炭酸ガス吸着剤を収納したキャ
ニスタと、呼吸袋とから構成される呼吸回路を有する循
環式呼吸装置において、前記マウスピースとキャニスタ
とを接続した排気管を呼吸袋に接続する接続部を備え、
この接続部内は外側に位置する外通路とこの外通路より
も内側に位置する内通路とに仕切られており、外通路は
マウスピースに連通され、内通路はキャニスタに連通さ
れていることを特徴とするものである。この請求項1に
記載の発明によれば、キャニスタに連通する内通路が、
マウスピースに連通する外通路よりも内側(中央側)に
位置しているので、潜水姿勢が仰向きになった場合に、
呼吸袋は横向きになり呼吸袋に溜まった水は、接続部に
戻るが、戻った水は接続部の外周部側に移動する。ま
た、潜水姿勢が伏せる状態になると接続部ではマウスピ
ース側からの通路が下側になり、キャスター側への通路
が上側に位置する。従って、水は接続部の外通路からマ
ウスピース側に流れることはあっても、接続部の内側に
ある内通路からキャニスタ側へは流れにくい。これによ
り、キャニスタに充填された炭酸ガス吸着剤に水が接触
するのを防止し、炭酸ガス吸着剤の性能の低下を防ぐ。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記内通路と外通路とは、内通路を中
央部に位置させた同心円状に形成されていることを特徴
とするものである。この請求項2に記載の発明は、内通
路と外通路とを同心円状に配置しているので、構成が簡
易にでき製造も容易である。
の発明において、前記内通路と外通路とは、内通路を中
央部に位置させた同心円状に形成されていることを特徴
とするものである。この請求項2に記載の発明は、内通
路と外通路とを同心円状に配置しているので、構成が簡
易にでき製造も容易である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面の図1乃至図5
を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0009】本実施の形態にかかる循環式呼吸装置とし
ての半閉鎖式呼吸装置1は、その概略的構成を図5に示
すように、呼吸袋3、キャニスタ(炭酸ガス吸着装置)
5、呼吸ガスタンク(ガスタンク)7及びマウスピ−ス
9から構成されており、排気の場合には、マウスピース
9から排出された呼吸気が入口側排気管(マウスピース
側排気管)4を通って、接続口部45を介して呼吸袋3
に供給され、吸気の場合には、呼吸袋3内の呼吸気が出
口側排気管15を通り、キャニスタ5を経て、吸気管1
0を通ってマウスピース9に供給される。また、キャニ
スタ5には、中圧管25を介して呼吸ガスタンク7から
定量的に空気が供給されるようになっている。
ての半閉鎖式呼吸装置1は、その概略的構成を図5に示
すように、呼吸袋3、キャニスタ(炭酸ガス吸着装置)
5、呼吸ガスタンク(ガスタンク)7及びマウスピ−ス
9から構成されており、排気の場合には、マウスピース
9から排出された呼吸気が入口側排気管(マウスピース
側排気管)4を通って、接続口部45を介して呼吸袋3
に供給され、吸気の場合には、呼吸袋3内の呼吸気が出
口側排気管15を通り、キャニスタ5を経て、吸気管1
0を通ってマウスピース9に供給される。また、キャニ
スタ5には、中圧管25を介して呼吸ガスタンク7から
定量的に空気が供給されるようになっている。
【0010】次に、半閉鎖式呼吸装置1の各構成部分に
ついて説明する。マウスピ−ス9に接続された吸気管1
0と、入口側排気管4及び出口側排気管15とは、一本
の呼吸管14内において吸気管10を内側とし、その外
側を入口側排気管4又は、出口側排気管15が取り囲む
二重管構造の1本の管となっている。このような二重管
構造とすることにより、半閉鎖式呼吸装置1の脱着動作
が容易であり、装置全体の外観を損ねないとともに装置
全体の構成を簡略化することができる。また、呼吸管1
4において、内側を吸気管10とする二重管構造にする
ことによって、側排気管4、15が外力等により破損し
た場合であっても吸気管10側の損傷を防止できるので
吸気の確保を図ることができるようになっている。
ついて説明する。マウスピ−ス9に接続された吸気管1
0と、入口側排気管4及び出口側排気管15とは、一本
の呼吸管14内において吸気管10を内側とし、その外
側を入口側排気管4又は、出口側排気管15が取り囲む
二重管構造の1本の管となっている。このような二重管
構造とすることにより、半閉鎖式呼吸装置1の脱着動作
が容易であり、装置全体の外観を損ねないとともに装置
全体の構成を簡略化することができる。また、呼吸管1
4において、内側を吸気管10とする二重管構造にする
ことによって、側排気管4、15が外力等により破損し
た場合であっても吸気管10側の損傷を防止できるので
吸気の確保を図ることができるようになっている。
【0011】キャニスタ5は、呼吸袋3と呼吸ガスタン
ク7とに接続されており、その一側に設けられた吸気口
19に出口側排気管15が接続され、排気口21に前述
の吸気管10が接続されている。また、キャニスタ5内
には、炭酸ガス吸着剤が充填された吸着剤カートリッジ
16が収納されており、キャニスタ内の一側には空気の
流入側通路5aが、他側には流出側通路5bが形成され
ている。
ク7とに接続されており、その一側に設けられた吸気口
19に出口側排気管15が接続され、排気口21に前述
の吸気管10が接続されている。また、キャニスタ5内
には、炭酸ガス吸着剤が充填された吸着剤カートリッジ
16が収納されており、キャニスタ内の一側には空気の
流入側通路5aが、他側には流出側通路5bが形成され
ている。
【0012】尚、キャニスタ5内には、吸着剤カートリ
ッジ16を入れ忘れた場合に、流出側通路5bを閉じる
吸着剤カートリッジ16の入れ忘れ防止弁26が設けら
れている。
ッジ16を入れ忘れた場合に、流出側通路5bを閉じる
吸着剤カートリッジ16の入れ忘れ防止弁26が設けら
れている。
【0013】マウスピ−ス9は、吸気弁11と排気弁1
3とを備え、吸気弁11と排気弁13とはそれぞれ逆止
弁であり、吸気の場合には吸気弁11のみが開き、排気
の場合には排気弁13のみが開くようになっている。
尚、排気弁13はダイヤフラム33によるオン、オフ弁
となっている。
3とを備え、吸気弁11と排気弁13とはそれぞれ逆止
弁であり、吸気の場合には吸気弁11のみが開き、排気
の場合には排気弁13のみが開くようになっている。
尚、排気弁13はダイヤフラム33によるオン、オフ弁
となっている。
【0014】更に、マウスピース9のケーシング31に
は、ケーシング内に浸入した水を排出する排水弁35が
設けられている。この排水弁35は、排水口に着座して
排水口を閉じる排水弁体と該弁体を付勢するコイルスプ
リングとから構成されており、コイルスプリングの付勢
力に抗して弁体を押圧することによって、排水口を開く
ものである。
は、ケーシング内に浸入した水を排出する排水弁35が
設けられている。この排水弁35は、排水口に着座して
排水口を閉じる排水弁体と該弁体を付勢するコイルスプ
リングとから構成されており、コイルスプリングの付勢
力に抗して弁体を押圧することによって、排水口を開く
ものである。
【0015】マウスピース9内には、その他、デマント
供給弁34が設けられており、内圧に応じて呼吸ガスタ
ンク7から呼吸気が供給されるようになっている。
供給弁34が設けられており、内圧に応じて呼吸ガスタ
ンク7から呼吸気が供給されるようになっている。
【0016】呼吸袋3は、その袋本体29が、ゴム等の
弾性材料から形成されており、呼吸気の流出入により、
図1に矢印Aで示す方向に、伸縮するようになってい
る。この袋本体29の一側に袋本体29内の呼吸気を排
出する弁ユニット30が設けられており、この弁ユニッ
ト30は、袋本体29が拡張して所定量の呼吸気が溜ま
った場合に、呼吸気を排出するものである。呼吸袋3
は、図示していないが、浮力調節装置(BCD)に一体
に設けられており、装着が容易であるとともに全体の構
成を簡易にしている。
弾性材料から形成されており、呼吸気の流出入により、
図1に矢印Aで示す方向に、伸縮するようになってい
る。この袋本体29の一側に袋本体29内の呼吸気を排
出する弁ユニット30が設けられており、この弁ユニッ
ト30は、袋本体29が拡張して所定量の呼吸気が溜ま
った場合に、呼吸気を排出するものである。呼吸袋3
は、図示していないが、浮力調節装置(BCD)に一体
に設けられており、装着が容易であるとともに全体の構
成を簡易にしている。
【0017】次に、本発明にかかる接続口部45につい
て説明する。図1に示すように、呼吸管14は、入口側
排気管4と出口側排気管15とは接続部41にて接続さ
れており、この接続部41には呼吸袋3に接続する接続
口部45が設けられている。接続口部45は連結具43
を介して接続部41に対して回動自在に嵌合されてい
る。接続口部45は、その中央に円筒形状の内筒47が
設けられており、接続口部45の内周壁との間に外通路
49を規定し、内筒47内に内通路51を規定してい
る。内筒47の一部47aは接続部41に延出してお
り、接続部41内を入口側排気管4が接続された入口側
部53と、出口側排気管15が接続された出口側部55
とに仕切っている。内筒47の他部47bは、連結具4
3に接続されており、他部47bと連結具43とで、外
通路49の一部を構成する水溜空間57を規定してい
る。この水溜空間57は、着用者の潜水姿勢が横になっ
た場合に、水溜まり空間57が下になり、外通路49が
上になる位置に設けられており、潜水姿勢が横になった
場合に呼吸袋3に溜まった水を接続口部41に止める構
成になっている。
て説明する。図1に示すように、呼吸管14は、入口側
排気管4と出口側排気管15とは接続部41にて接続さ
れており、この接続部41には呼吸袋3に接続する接続
口部45が設けられている。接続口部45は連結具43
を介して接続部41に対して回動自在に嵌合されてい
る。接続口部45は、その中央に円筒形状の内筒47が
設けられており、接続口部45の内周壁との間に外通路
49を規定し、内筒47内に内通路51を規定してい
る。内筒47の一部47aは接続部41に延出してお
り、接続部41内を入口側排気管4が接続された入口側
部53と、出口側排気管15が接続された出口側部55
とに仕切っている。内筒47の他部47bは、連結具4
3に接続されており、他部47bと連結具43とで、外
通路49の一部を構成する水溜空間57を規定してい
る。この水溜空間57は、着用者の潜水姿勢が横になっ
た場合に、水溜まり空間57が下になり、外通路49が
上になる位置に設けられており、潜水姿勢が横になった
場合に呼吸袋3に溜まった水を接続口部41に止める構
成になっている。
【0018】図2乃至図4を参照して、本実施の形態に
かかる呼吸袋の作用について説明する。
かかる呼吸袋の作用について説明する。
【0019】半閉鎖式呼吸装置1の使用時には、水中で
マウスピースを外したり、マウスピースを外さなくても
口に入り込んだ水等がマウスピースを介して、呼吸袋3
内に流入してしまい、図2に示すように、多量の水が呼
吸袋内に溜まることがある。
マウスピースを外したり、マウスピースを外さなくても
口に入り込んだ水等がマウスピースを介して、呼吸袋3
内に流入してしまい、図2に示すように、多量の水が呼
吸袋内に溜まることがある。
【0020】一方、半閉鎖式呼吸装置1を着用した潜水
者の姿勢は、図2に示すような立ち状態ばかりでなく、
図3に示すように、仰向き状態で横向きになったり、あ
るいは、図4に示すように伏せるように横向きになった
りする。仰向き状態で横向きになった場合には、図3に
示すように、呼吸袋内の水は、接続口部45側に移動す
るが、接続口部45の下側に位置する水溜空間57に保
持される。従って、水溜空間57よりも上に位置する内
通路51及び外通路49には、導入されず、入口側排気
管4を逆流してマウスピース9に流れ込んだり、あるい
は、出口側排気管15を逆流してキャニスタ5に水が入
り込むことがない。従って、キャニスタ5の炭酸ガス吸
着剤に水が接触するのを防止できるので、キャニスタ5
の炭酸ガス吸着性能の低下を防止する。
者の姿勢は、図2に示すような立ち状態ばかりでなく、
図3に示すように、仰向き状態で横向きになったり、あ
るいは、図4に示すように伏せるように横向きになった
りする。仰向き状態で横向きになった場合には、図3に
示すように、呼吸袋内の水は、接続口部45側に移動す
るが、接続口部45の下側に位置する水溜空間57に保
持される。従って、水溜空間57よりも上に位置する内
通路51及び外通路49には、導入されず、入口側排気
管4を逆流してマウスピース9に流れ込んだり、あるい
は、出口側排気管15を逆流してキャニスタ5に水が入
り込むことがない。従って、キャニスタ5の炭酸ガス吸
着剤に水が接触するのを防止できるので、キャニスタ5
の炭酸ガス吸着性能の低下を防止する。
【0021】また、図4に示すように、潜水者の姿勢が
伏せるように横になって、外通路49が下に位置した場
合には、水溜空間57が上に位置して、水を保持するこ
とはできないが、外通路49に流入して入口側排気管4
を介してマウスピース9に向けて逆流することはある
が、外通路49の上に位置する内通路51には流入しに
くいので、キャニスタ5に水が流入することはほとんど
ない。従って、キャニスタ5の炭酸ガス吸着性能の低下
を防止する。
伏せるように横になって、外通路49が下に位置した場
合には、水溜空間57が上に位置して、水を保持するこ
とはできないが、外通路49に流入して入口側排気管4
を介してマウスピース9に向けて逆流することはある
が、外通路49の上に位置する内通路51には流入しに
くいので、キャニスタ5に水が流入することはほとんど
ない。従って、キャニスタ5の炭酸ガス吸着性能の低下
を防止する。
【0022】本発明は上述した実施例に限定されず、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
【0023】例えば、内通路51と外通路49とは、同
心円形状に形成することに限らず、内通路51が中央部
に位置する構成であれば、例えば、これらの通路を並べ
て配置しても同様な効果を得ることができる。また、閉
鎖式呼吸装置に用いても同様な効果を得ることができ
る。
心円形状に形成することに限らず、内通路51が中央部
に位置する構成であれば、例えば、これらの通路を並べ
て配置しても同様な効果を得ることができる。また、閉
鎖式呼吸装置に用いても同様な効果を得ることができ
る。
【0024】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、キャニ
スタに連通する内通路が、マウスピースに連通する外通
路よりも内側に配置する構成であるから、潜水者が伏せ
状態や仰向け状態の横向きになった場合に、呼吸袋の接
続部では外通路が下側になり、内通路が上側に位置す
る。従って、呼吸袋内の水は接続部の内側にある内通路
からキャニスタ側へは流れにくく、キャニスタに充填さ
れた炭酸ガス吸着剤に水が接触するのを防止できる。
スタに連通する内通路が、マウスピースに連通する外通
路よりも内側に配置する構成であるから、潜水者が伏せ
状態や仰向け状態の横向きになった場合に、呼吸袋の接
続部では外通路が下側になり、内通路が上側に位置す
る。従って、呼吸袋内の水は接続部の内側にある内通路
からキャニスタ側へは流れにくく、キャニスタに充填さ
れた炭酸ガス吸着剤に水が接触するのを防止できる。
【0025】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、内通路と外通路とは、内通路を中央部
に位置させた同心円状に形成されているので、構成が簡
易であり製造も容易である。
の発明において、内通路と外通路とは、内通路を中央部
に位置させた同心円状に形成されているので、構成が簡
易であり製造も容易である。
【0026】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる循環式呼吸装置の
接続部を抜き出して示す断面図である。
接続部を抜き出して示す断面図である。
【図2】本発明の作用を説明するため、接続部と呼吸袋
との関係を模式的に示した図である。
との関係を模式的に示した図である。
【図3】潜水者が仰向け状態で横になった場合における
接続部と呼吸袋との関係を模式的に示した図である。
接続部と呼吸袋との関係を模式的に示した図である。
【図4】潜水者が伏せ状態で横になった場合における接
続部と呼吸袋との関係を模式的に示した図である。
続部と呼吸袋との関係を模式的に示した図である。
【図5】半閉鎖式呼吸装置の回路図である。
1 半閉鎖式呼吸装置(循環式呼吸装置) 3 呼吸袋 41 接続部 49 外通路 51 内通路
Claims (2)
- 【請求項1】 マウスピースと、呼吸気から炭酸ガスを
除去する炭酸ガス吸着剤を収納したキャニスタと、呼吸
袋とから構成される呼吸回路を有する循環式呼吸装置に
おいて、 前記マウスピースとキャニスタとを接続した排気管を呼
吸袋に接続する接続部を備え、この接続部内は外側に位
置する外通路とこの外通路よりも内側に位置する内通路
とに仕切られており、外通路はマウスピースに連通さ
れ、内通路はキャニスタに連通されていることを特徴と
する循環式呼吸装置。 - 【請求項2】 前記内通路と外通路とは、内通路を中央
部に位置させた同心円状に形成されていることを特徴と
する循環式呼吸装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9082095A JPH10250685A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | 循環式呼吸装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9082095A JPH10250685A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | 循環式呼吸装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10250685A true JPH10250685A (ja) | 1998-09-22 |
Family
ID=13764874
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9082095A Pending JPH10250685A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | 循環式呼吸装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10250685A (ja) |
-
1997
- 1997-03-14 JP JP9082095A patent/JPH10250685A/ja active Pending
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