JPH0725387A - 半閉鎖式呼吸装置の呼吸袋 - Google Patents

半閉鎖式呼吸装置の呼吸袋

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JPH0725387A
JPH0725387A JP19286493A JP19286493A JPH0725387A JP H0725387 A JPH0725387 A JP H0725387A JP 19286493 A JP19286493 A JP 19286493A JP 19286493 A JP19286493 A JP 19286493A JP H0725387 A JPH0725387 A JP H0725387A
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JP
Japan
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bag
hole
respiratory
breathing
inflow
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Pending
Application number
JP19286493A
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English (en)
Inventor
Akihiko Yoshida
昭彦 吉田
Kazuyuki Yoshida
和志 吉田
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 キャニスタへの水の浸入の防止し及び水が流
入した場合に、炭酸ガス除去剤から溶出した水溶液が使
用者の口に入るのを防止できる半閉鎖式呼吸装置の呼吸
袋を提供する。 【構成】 流入孔6と、キャニスタ5に接続される流出
孔8とが形成され、呼吸気の流入出により伸縮する袋本
体29を有する半閉鎖式呼吸装置の呼吸袋3において、
袋本体29の内側に、流出孔8又は流入孔6の少なくと
もいずれか一方を覆うとともに一部に連通孔28が形成
された内側呼吸袋27が設けられ流入孔6を介して呼吸
袋3内に水が浸入した場合、流出孔8は、内側呼吸袋2
7に覆われているから、該流出孔8に水が直接入り難
く、キャニスタ5から溶出した水溶液が流出孔8を介し
て呼吸袋内に流入した場合には、内側呼吸袋27によっ
て、マウスピース9に連通された流入孔に、溶出液が流
入しにくく、使用者の口に流れ込むのが防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水中で使用される呼吸
装置、特に、呼吸回路内を循環する呼吸気から炭酸ガス
を除去する呼吸袋を有する半閉鎖式呼吸装置の呼吸袋に
関する。
【0002】
【従来の技術】半閉鎖式呼吸装置は、一般に、呼吸袋、
弁ユニット、キャニスタ(炭酸ガス吸着装置)、呼吸ガ
スボンベを備え、呼吸回路内を循環する呼吸気から炭酸
ガスを除去するとともに、呼吸回路内に呼吸ガスを供給
しつつ、呼吸回路から余剰分の呼吸気を排出するように
なっている。
【0003】この種の従来の半閉鎖式呼吸装置の呼吸袋
として、特開昭61−249477号公報に開示されて
いるものが公知であるが、この公報に開示の装置では、
マウスピースに接続された呼気導管は直接再生器(キャ
ニスタ)に接続されていることから、マウスピースから
キャニスタに水が浸入するおそれがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、キャニスタに
充填される炭酸ガス除去剤には、一般的に、水酸化ナト
リウム等の強アルカリ性物質が使用されているため、キ
ャニスタに水が浸入すると炭酸ガス除去剤から強アルカ
リ水溶液が溶出し、これが使用者たる人間の口に入ると
危険なものとなる。
【0005】そこで、本発明の目的は、キャニスタへの
水の浸入の防止し及びキャニスタに水が流入した場合
に、炭酸ガス除去剤から溶出した水溶液が使用者の口に
入るのを防止することができる安全な半閉鎖式呼吸装置
の呼吸袋を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、呼吸気が流入される流入孔と、呼吸気か
ら炭酸ガスを除去する炭酸ガス除去剤が充填されたキャ
ニスタに接続される流出孔とが形成され、呼吸気の流入
出により伸縮する袋本体を有する半閉鎖式呼吸装置の呼
吸袋において、前記袋本体には、その内側に、前記流出
孔又は前記流入孔の少なくともいずれか一方を覆うとと
もに一部に連通孔が形成された内側呼吸袋が設けられて
いることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の半閉鎖式呼吸装置の呼吸袋では、呼吸
気が流入される流入孔を介して呼吸袋内に水が浸入した
場合には、キャニスタに連通する流出孔は、内側呼吸袋
に覆われているから、該流出孔に水が直接入り難い。
【0008】同様に、キャニスタから溶出した水溶液が
流出孔を介して呼吸袋内に流入した場合には、流出孔の
周囲に配置された内側呼吸袋によって、マウスピースに
連通された流入孔に、吸着剤の溶出液が流入しにくくな
り、溶出液が使用者の口に流れ込むのが防止できる。
【0009】
【実施例】以下に、添付図面の図1乃至図3を参照して
本発明の一実施例を詳細に説明する。
【0010】本発明の実施例にかかる半閉鎖式呼吸装置
1は、図1に示すように、呼吸袋3、キャニスタ(炭酸
ガス吸着装置)5、呼吸ガスボンベ7及びマウスピ−ス
9から構成されており、排気の場合には、マウスピース
9から排出された呼吸気が排気通路4を通って、流入孔
6を介して呼吸袋3に供給され、吸気の場合には、呼吸
回路内の呼吸気が呼吸袋3の流出孔8からキャニスタ5
を経て、吸気通路10を通ってマウスピース9に供給さ
れる。また、キャニスタ5には、管25を介して呼吸ガ
スボンベ7から定量的に空気が供給されるようになって
いる。
【0011】マウスピ−ス9に接続された吸気通路10
と排気通路4とは、一本の管14内において吸気通路1
0を内側とし、その外側を排気通路4が取り囲む二重管
構造となっている。
【0012】このように、管14において、内側通路を
吸気通路10とする二重管構造にすることによって、吸
気通路10が外力等により破損した場合であっても吸気
通路側の損傷を防止でき、吸気の確保を図ることができ
る。
【0013】キャニスタ5は、呼吸袋3と呼吸ガスボン
ベ7とに接続されており、その一側に設けられた吸気口
19に吸気管15が接続され、排気口21に前述の吸気
通路10が連通されている。また、キャニスタ5内に
は、炭酸ガス吸着剤が充填された吸着剤カートリッジ1
6が収納されており、キャニスタ内の一側には空気の流
入側通路5aが、他側には流出側通路5bが形成されて
いる。
【0014】流入側通路5aには、吸気通路10等から
浸入した水を受ける排水弁20が設けられており、万一
キャニタに水が浸入した場合には、浸入した水をキャニ
スタ5の底に形成された水溜め部5cに案内するように
なっている。一方、流出側通路5bには、ここへの水の
浸入を防止する浸入防止弁22が設けられている。ま
た、吸着剤カートリッジ16には流入側通路5a側に吸
水用スポンジ24が配置されており、万一流入した水が
吸着剤に到達する前にある程度吸着剤の手前で保持でき
るようになっている。
【0015】尚、キャニスタ5内には、吸着剤カートリ
ッジ16を入れ忘れた場合に流出入側通路5bを閉じる
吸着剤カートリッジ16の入れ忘れ防止弁26が設けら
れている。
【0016】呼吸袋3は、図1の他、図2及び図3に取
り出して示すように、袋本体29と内側呼吸袋27とか
ら構成されている。
【0017】袋本体29は、ゴム等の弾性材料から蛇腹
状に形成されており、呼吸気の流出入により、図1に矢
印Aに示す方向に、伸縮するようになっている。
【0018】この袋本体29の基盤29aには、流入孔
6と流出孔8とが形成されており、更に、その一側に袋
本体29内の呼吸気を排出する弁ユニット30が設けら
れている。この弁ユニット30は、袋本体29が拡張し
て所定量の呼吸気が溜まった場合に、呼吸気を排出する
ものである。
【0019】内側呼吸袋27は、袋本体29の内側に、
流出孔8を覆うように設けられおり、流出孔8と離れた
位置に流入孔6と連通する連通孔28が形成されてい
る。このように本実施例では、流出孔8と連通孔28と
を離れた位置に形成することによって、袋本体29に水
が流入した場合でも連通孔28への流入が更に困難にな
る。同様に、流出孔8から流入された溶出液が流入孔6
へ流入するのを防止することができる。
【0020】この内側呼吸袋27は、外側袋29と同様
にゴム等の弾性材料から蛇腹状に形成されており、呼吸
気の流出入により、外側袋29と同様に矢印Aに示す方
向に伸縮する。
【0021】尚、呼吸袋3は、図3に示すように、頭側
が広く、尻側が狭い略三角形形状とすることにより、人
体の体系に応じた良好な浮力を得ることができる。
【0022】マウスピース9は、図1に示すように、吸
気弁11と排気弁13とを備え、吸気弁11と排気弁1
3とはそれぞれ逆止弁であり、吸気の場合には吸気弁1
1のみが開き、排気の場合には排気弁13のみが開くよ
うになっている。尚、排気弁13はダイヤフラムによる
オン、オフ弁となっている。
【0023】このマウスピース9には、そのケーシング
31の一側にダイヤフラム33が配置されており、ケー
シング31内の内圧に応じてダイヤフラム33が膨脹す
るようになっている。
【0024】排気弁13は、排気弁体35と、該排気弁
体35を閉じる方向に付勢する付勢手段としてのコイル
スプリング37とを備え、排気弁体35が着座されて排
気管4の排気口を閉じるようになっている。排気弁体3
5の後端部は、ダイヤフラム33に連結されており、ダ
イヤフラム33の膨脹によって、コイルスプリング37
の付勢力に抗して排気弁体35を移動させて排気口を開
くものである。
【0025】吸気通路10が接続された吸気口には、可
撓性材料からなる可撓性の吸気弁体11が設けられてお
り、この可撓性の吸気弁体11はケーシング31内の内
圧に応じて変形して吸気口を開けるものである。
【0026】ケーシング31には、更に、ケーシング内
に浸入した水を排出する排水弁41が設けられている。
この排水弁41は、排水口に着座して排水口を閉じる排
水弁体と該弁体を付勢するコイルスプリングとから構成
されており、ケーシング31内の内圧が所定以上になる
とコイルスプリングの付勢力に抗して移動し、排水口を
開くものである。
【0027】尚、ダイヤフラム33にはレバー39が連
結されており、ダイヤフラム33が所定以上に変形した
際に、呼吸ガスボンベ7から空気が流入されるようにな
っている。
【0028】次に、本実施例の作用について説明する。
【0029】マウスピース9をくわえて、使用者が排気
すると、マウスピース9の吸気弁11が閉じ、排気弁1
3が開いて、排気が排気通路4を通って、呼吸袋3に流
入される。これによって、袋本体29はケース27内に
おいて矢印A方向に拡張される。次に、使用者が吸気す
ると、マウスピース9では吸気弁11が開き、排気弁1
3が閉じ、呼吸袋3が縮んで、袋本体3内の呼吸気が流
出孔8からキャニスタ5に流入される。吸気の場合に
は、呼吸回路内の呼吸気が呼吸袋3の流出孔8からキャ
ニスタ5に流入され、ここで呼吸気中の二酸化炭素が吸
着されて、吸気通路10を通ってマウスピース9に供給
される。そして、キャニスタ5にはその吸気通路10の
接続側に、管25介して呼吸ガスボンベ7から定量的に
空気が供給される。
【0030】流入孔6から呼吸袋3内に入った空気は、
内側袋27の連通孔28を介してキャニスタ5に導入さ
れる。
【0031】一方、配管の接続不良等や排気弁30から
呼吸袋3に水が入ることがある。この場合、キャニスタ
5に連通されている流出孔8は、内側呼吸袋27により
その周囲が覆われているから、たとえ呼吸袋3内に水が
浸入した場合であっても流出孔8を介してキャニスタ5
に水が入り難い。このことは、遊泳中に呼吸袋が水平状
態にある場合、及び立位にある場合のいずれにあっても
流出孔8からの水の浸入を確実に防止できる。
【0032】万一、キャニスタ5に水が浸入した場合、
たとえば吸気通路10から水が浸入してカートリッジ1
6内の吸着剤が溶出し場合であっても、流出孔8を介し
て呼吸袋3内に逆流した溶出水は、内側袋27内に保持
されるので、溶出液は、流入孔6を通ってマウスピース
9に流入して使用者の口に流れ込むのが防止される。
【0033】本発明は上述した実施例に限定されず、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
【0034】例えば、内側袋27は、袋本体29と同様
にジャバラ状に形成することに限らず、不定形の袋等で
あっても同様な効果を得ることができる。
【0035】また、内側袋27に形成される連通孔28
は、流出孔8からもっとも離れた位置に形成したがこれ
に限らず、連通孔28に近接した位置に形成するもので
あってもよい。
【0036】更に、内側袋27は、流出孔8を覆うもの
に限らず、流入孔6を覆うものであっても上述した実施
例と同様な効果を得ることができる。
【0037】
【発明の効果】本発明の半閉鎖式呼吸装置の呼吸袋で
は、呼吸気が流入される流入孔を介して呼吸袋内に水が
浸入した場合には、キャニスタに連通する流出孔は、内
側呼吸袋に覆われているから、該流出孔に水が直接入り
難い。
【0038】同様に、キャニスタから溶出した水溶液が
流出孔を介して呼吸袋内に浸入した場合には、流出孔の
周囲に配置された内側呼吸袋によって流入孔に水が直接
入り難くく、使用者の口に溶出液が流れ込むのを防止で
きる。
【0039】従って、本発明によれば、人体に安全な半
閉鎖式呼吸装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる半閉鎖式呼吸装置の回
路図である。
【図2】図1に示す呼吸袋の断面図である。
【図3】図1に示す呼吸袋の内側を示す平面図である。
【符号の説明】
1 半閉鎖式呼吸装置 3 呼吸袋 6 流入孔 8 流出孔 27 内側袋 29 袋本体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 呼吸気が流入される流入孔と、呼吸気か
    ら炭酸ガスを除去する炭酸ガス除去剤が充填されたキャ
    ニスタに接続される流出孔とが形成され、呼吸気の流入
    出により伸縮する袋本体を有する半閉鎖式呼吸装置の呼
    吸袋において、 前記袋本体には、その内側に、前記流出孔又は前記流入
    孔の少なくともいずれか一方を覆うとともに一部に連通
    孔が形成された内側呼吸袋が設けられていることを特徴
    とする半閉鎖式呼吸装置の呼吸袋。
JP19286493A 1993-07-07 1993-07-07 半閉鎖式呼吸装置の呼吸袋 Pending JPH0725387A (ja)

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