JPH07253825A - 半導体集積回路のクロック信号分配方法およびこの方法に用いられる周波数逓倍器 - Google Patents

半導体集積回路のクロック信号分配方法およびこの方法に用いられる周波数逓倍器

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JPH07253825A
JPH07253825A JP6043677A JP4367794A JPH07253825A JP H07253825 A JPH07253825 A JP H07253825A JP 6043677 A JP6043677 A JP 6043677A JP 4367794 A JP4367794 A JP 4367794A JP H07253825 A JPH07253825 A JP H07253825A
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clock signal
clock
frequency
circuit
wiring
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Takashi Mihashi
橋 隆 三
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 消費電力を可及的に小さくすることの可能な
半導体集積回路のクロック信号分配方法およびこの方法
に用いられる周波数逓倍器の提供。 【構成】 本発明のクロック信号分配方法は、外部から
のクロック信号を受ける入力端子2と、クロック信号に
よって駆動される被駆動部151 ,152 ,153 とを
有する半導体集積回路1において、入力端子と被駆動部
とを接続するクロック配線上に周波数逓倍器91
2 ,93 ,94 を設け、被駆動部を駆動するクロック
信号の周波数が外部からのクロック信号の周波数よりも
高くなるようにしたことを特徴とする。本発明の周波数
逓倍器は、外部から入力される第1のクロック信号を遅
延させた第2のクロック信号を生成する遅延回路70
と、第1および第2のクロック信号に基づいて排他的論
理和演算を行う排他的論理和回路80と、この排他的論
理和回路の出力クロック信号に基づいて出力クロック信
号のデューティ比が所定値となるような制御信号を送出
するデューティ比制御回路90とを備え、遅延回路は制
御信号に基づいて遅延量を変えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体集積回路のクロッ
ク信号分配方法およびこの方法に用いられる周波数逓倍
器に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
同期式の論理回路を実現した半導体集積回路において
は、クロック信号は正しい動作を保証するために重要で
あり、多数のクロック分配方法が提案されている。例え
ば(南)Minami et al "Clock Tree Synthesis Based
on RC Delay Balancing." IEEE Custom Integrate
d Circuit Conference, pp28.3.1〜4,199
2.や、高野他著、“ディレースキュー最小化のための
線幅最適化クロック配線手法”、信学技報 CAS 9
3−9,pp57〜63などの論文に詳細に記述されてい
るように、チップすなわち半導体集積回路全体の各所で
のクロック信号間の到達時間の差(クロックスキュー)
や、チップのクロック入力端子からクロックで駆動され
る回路までの信号到達時間(クロックディレー)を小さ
くするための研究が報告されている。
【0003】これらの技術においては、クロックスキュ
ーを小さくするために、チップのクロック入力端子から
クロック信号を必要とする多数の回路、多くの場合はフ
リップフロップなどの記憶素子までの信号遅延が同一と
なるように配線を決定していた。そして、この技術にお
いては、クロック配線の形態としてチップのクロック入
力端子からのクロック信号の配線をツリー(木)構造と
なるように布線し、かつツリーの根つまりクロックの入
力端子からクロック信号が必要な素子までのディレーを
バランスするように配線することによってクロックスキ
ューを最小化していた。したがって上述の技術において
は、配線形状を決定する段階で、分岐点をクロックディ
レーがバランスするように決定できるため、クロックス
キューが最小となる配線を得ることができる。
【0004】更に、クロックディレーを縮小するための
技術として、ツリー構造のクロック配線の適当な位置に
バッファーを挿入して信号波形の劣化を回復する方法
や、クロック配線の配線幅を可変にして配線幅の最適化
を図るなどの提案がされている。配線幅を調節して遅延
を減少させる方法は、配線幅を広くすれば配線抵抗は減
少するが配線の静電容量は増加し、逆に配線幅を狭くす
れば配線抵抗は増加するものの配線の静電容量は減少す
るという性質を利用して、流れる電流量が大きなクロッ
ク配線の根元は配線幅を広げ、逆に電流量の少ない先端
部は静電容量が少なくなるように配線幅を狭めてある。
実際の線幅の決定には遅延時間を目的関数、クロックス
キューを零とする最適化問題を解くことによって決定で
きる。
【0005】クロック配線で消費される電力が半導体集
積回路の消費電力全体に占める割合はかなり大きく、半
導体集積回路の低消費電力化の上で問題であった。これ
は、多くの同期式ディジタル回路の場合、最も高速動作
する部分においても、クロック信号に同期させて動作さ
せるために、クロック配線が集積回路の中で最も高い周
波数の信号を伝搬させること、および半導体集積回路中
のほとんどのフリップフロップなどの記憶素子をクロッ
ク信号で駆動する必要があることによるものである。何
故ならば、最近の主流であるCMOS方式の集積回路に
おける消費電力Pは良く知られているように
【0006】
【数1】 で表わされる。ここでCは対象となる回路の各々の負
荷容量であり、Vは電源電圧、fは動作周波数、nは駆
動される対象となる回路の個数である。クロックを分配
する回路に上述の式を適用する場合は、Cはフリップ
フロップなど、クロックで駆動される記憶素子のクロッ
ク端子の入力静電容量とクロック配線自体の静電容量で
あり、fはクロック周波数、nはクロック端子とクロッ
ク配線の負荷容量の総数である。したがって、クロック
配線の場合は一つの信号で駆動される負荷容量Cの総
和が最も大きく、かつクロック周波数fも大きいため消
費電力が大きくなるからである。
【0007】従来、クロック配線の消費電力を低下させ
るための方法は、配線長を短くすることによって負荷容
量を低減させるか、またはフリップフロップのクロック
入力端子の静電容量を小さくすることによって行ってい
た。しかし、配線長を短くしたり、フリップフロップの
静電容量を小さくすることには限界があった。
【0008】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
であって、消費電力を可及的に低減することのできる半
導体集積回路のクロック信号分配方法、及びこの分配方
法に用いられる周波数逓倍器を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明による半導体
集積回路のクロック信号分配方法の第1の態様は、外部
からのクロック信号を受ける入力端子と、クロック信号
によって駆動される被駆動部とを有する半導体集積回路
において、入力端子と被駆動部とを接続するクロック配
線上に周波数逓倍器を設け、被駆動部を駆動するクロッ
ク信号の周波数が、外部からのクロック信号の周波数よ
りも高くなるようにしたことを特徴とする。
【0010】また、第1の発明によるクロック信号分配
方法の第2の態様は、上記第1の態様において、クロッ
ク配線が分岐系を有する場合には、周波数逓倍器は分岐
系の負荷がバランスする位置に設けるようにすることを
特徴とする。
【0011】第2の発明による半導体集積回路のクロッ
ク信号分配方法の第1の態様は、半導体集積回路の複数
のセルを駆動するクロック信号の周波数に応じて分類
し、同一周波数のクロック信号によって駆動されるセル
が近接するように配置し、第1の周波数のクロック信号
によって駆動されるセルの第1の集合と、前記第1の周
波数とは異なる第2の周波数のクロック信号によって駆
動されるセルの第2の集合との両方に含まれるクロック
配線の技が最小となるようにクロック配線を決定し、第
1の集合と第2の集合とを接続するクロック配線上に周
波数逓倍器を設けるようにすることを特徴とする。
【0012】また、第2の発明のクロック信号分配方法
の第2の態様は、第2の発明の第1の態様において、ク
ロック配線が分岐系を有する場合には、周波数逓倍器は
分岐系の負荷がバランスする位置に設けるようにするこ
とを特徴とする。
【0013】第3の発明による周波数逓倍器は、外部か
ら入力される第1のクロック信号を遅延させた第2のク
ロック信号を生成する遅延回路と、第1および第2のク
ロック信号に基づいて排他的論理和演算を行う排他的論
理和回路と、この排他的論理和回路の出力クロック信号
に基づいて出力クロック信号のデューティ比が所定値と
なるような制御信号を送出するデューティ比制御回路
と、を備え、遅延回路は制御信号に基づいて遅延量を変
えることを特徴とする。
【0014】
【作用】上述のように構成された第1の発明の第1の態
様によれば、クロック信号を受ける入力端子と被駆動部
とを接続するクロック配線上に周波数逓倍器が設けら
れ、被駆動部を駆動するクロック信号の周波数が外部か
らクロック信号の周波数よりも高くなるようにされてい
る。一方、半導体集積回路の消費電力は周波数に比例す
る。このため周波数逓倍器を設けないで外部から入力さ
れるクロック信号によって直接駆動する場合に比べて第
1の発明の第1の態様のほうが消費電力を小さくするこ
とができる。
【0015】また、第1の発明の第2の態様によれば、
第1の態様において周波数逓倍器は分岐系の負荷がバラ
ンスする位置に設けられることにより、クロックスキュ
ーを可及的に小さくすることができる。また、この第2
の態様による方法は第1の態様の方法と同様に消費電力
を小さくすることができることは言うまでもない。
【0016】第2の発明方法の第1の態様によれば、第
1の周波数によって駆動されるセルの第1の集合と第2
の周波数によって駆動されるセルの第2の集合の両方に
含まれるクロック配線の技が最小となるようにクロック
配線が決定され、第1の集合と第2の集合とを接続する
クロック配線上に周波数逓倍器が設けられる。これによ
り周波数逓倍器の個数を最小にすることができ、消費電
力を小さくすることができる。
【0017】また、第2の発明の第2の態様によれば、
第1の態様において、周波数逓倍器はクロック配線の分
岐系の負荷がバランスする位置に設けられる。これによ
り、クロックスキューを可及的に小さくすることができ
るとともに、消費電力を小さくすることができる。
【0018】第3の発明の周波数逓倍器によれば、外か
らの第1のクロック信号とこの第1のクロック信号を遅
延回路によって遅延した第2のクロック信号との排他的
論理和回路において、排他的論理和演算することにより
周波数が逓倍されたクロック信号を得ている。そして、
この逓倍されたクロック信号のデューティ比が所定の値
でないならば、デューティ比制御回路から遅延回路に制
御信号が出力され、第2のクロック信号の遅延量が制御
される。これにより、デューティ比の安定した逓倍され
たクロック信号を得ることができる。
【0019】
【実施例】第1の発明によるクロック信号分配方法の一
実施例を図1を参照して説明する。図1は上記実施例の
クロック信号分配方法によって得られた半導体集積回路
1のクロック配線系統図である。この実施例のクロック
信号分配方法は、まずクロック配線を周知の技術(例え
ば、従来技術で述べた南や高野の論文を参照)を用いて
ツリー(樹木)状に構成する。例えば図1において、外
部からのクロック信号を入力するための入力端子2に接
続されるクロック配線4が分岐点5においてクロック配
線41 ,42 に分岐される。そしてクロック配線4
(i=1,2)は分岐点7においてクロック配線8
2i-1,82iと分岐され、クロック配線8(j=1,…
4)は分岐点10においてクロック配線112j-1,1
2jと分岐される。また、クロック配線11(i=
1,…8)は分岐点12においてクロック配線1
i1,11i2に分岐される。このようにクロック配線を
ツリー状に構成するのは上述の論文等に示されているよ
うに、ツリー状配線系の分岐点の両側の負荷容量が等し
くなるようにすることが容易であり、これによりクロッ
クスキューを小さくすることができるためである。
【0020】なお、図1においては、クロック配線の途
中、例えば、入力端子2と分岐点5との間、分岐点5と
分岐点71 および72 の間にはクロックバッファ3,6
1 ,62 が設けられている。これは、クロックバッファ
によってクロック信号の波形の歪を補正し、クロック信
号の波形の劣化および遅延を可及的に防止するためであ
る。そしてクロック配線の途中にクロックバッファを挿
入する場合は、クロックスキューを無くするためにクロ
ック配線系の分岐系の対称の位置(例えば図1において
は左右対称となる位置)に挿入することが望ましい。こ
れは分岐点での分岐系の負荷のバランスを取るためであ
る。もし、対称の位置に挿入しないと、クロックスキュ
ーを零にする処理で矛盾が生じる可能性がある。
【0021】上述のようにクロック配線系をツリー状に
構成した後は、入力端子2とクロック信号によって駆動
されるセル151 ,152 ,153 との間に周波数逓倍
器91 ,92 ,93 ,94 を設ける。図1においてはこ
の周波数逓倍器91 は分岐点71 と分岐点101 の間
に、周波数逓倍器92 は分岐点71 と分岐点102 の間
に、周波数逓倍器93 は分岐点72 と分岐点103 の間
に、周波数逓倍器94 は分岐点72 と分岐点104 の間
に設けられている。そして、セル151 ,152153
を駆動する周波数逓倍器91 の出力であるクロック信号
の周波数f0 は、外部から入力端子2に入力されるクロ
ック信号の周波数f1 よりも大きくなっている(例えば
0 =2f1 )。したがって、入力端子2に入力された
周波数f1のクロック信号はクロックバッファ3、クロ
ック配線4,41 、クロックバッファ61 およびクロッ
ク配線81 を介して周波数逓倍器91 に送られて逓倍さ
れ、より高い周波数f0 のクロック信号が周波数逓倍器
1 から出力され、この出力信号によってセル151
152 ,153 が駆動されることになる。
【0022】なお、周波数逓倍器91 ,92 ,93 ,9
4 はバッファ回路も兼ねている。
【0023】今、図1に示す半導体集積回路1におい
て、周波数f0 のクロック信号によって駆動される被駆
動素子(例えばセル151 ,152 ,153 等)はm1
個存在してこれらm1個の被駆動素子の各々の負荷容量
をC1i (i=1,…m1)とし、周波数f0 のクロッ
ク信号で駆動される配線の負荷容量はm2個存在して各
々の静電容量をC2i (i=1,…m2)とし、又周波
数f1 のクロック信号で駆動される配線の負荷容量はm
3個存在して各々の静電容量をC3i (i=1,…m
3)とし、すべての周波数逓倍器の消費電力PD とし、
Vを電源電圧とすると、半導体集積回路1の消費電力P
1 は次の(2)式で表わされる。
【0024】
【数2】 一方、図1に示す半導体集積回路1において、周波数逓
倍器91 ,92 ,93,94 を用いない場合の消費電力
2 は次の(3)式で表わされる。
【0025】
【数3】 ここで(2)式から(3)式を減算すると、
【0026】
【数4】 となる。したがって周波数逓倍器の消費電力PD が小さ
いならば、P1 <P2 となり、本実施例の分配方法を用
いることにより、従来の場合に比べて消費電力を小さく
することができる。ここではクロック信号の論理振幅が
電源電圧VDDとグランド電圧の差に等しいとして計算し
たが、その論理振幅がVDDとグランド電圧の差よりも小
さい場合も同様に考えることができる。
【0027】なお、図1に示す半導体集積回路において
は、クロック配線系は対称性が良いため、周波数逓倍器
はクロック配線系の対称な位置に設けられている。この
ようにすることにより、周波数逓倍器までの遅延も相互
に等しくなるようにすることが可能となり、クロックス
キューの低減を図ることができる。
【0028】なお、上述のようにクロック配線系に対称
性が無い場合は、分岐系の負荷がバランスするような位
置に周波数逓倍器を設ければ良い。こうすることによ
り、クロック配線系に対称性が無い場合でもクロック信
号伝搬経路上の遅延時間を揃える上で著しい効果を得る
ことができる。更に分岐系における信号遅延を等しくす
るように配置すればクロックスキューの低減に効果があ
る。
【0029】次に、一つの半導体集積回路内に各々が異
なる周波数のクロック信号で駆動される部分回路やメガ
セルと呼ばれる比較的大きなセルが存在する半導体集積
回路に本発明の方法を適用する場合、すなわち第1の発
明の方法の第2の実施例について図2乃至図4を参照し
て説明する。
【0030】図2は第2の発明の方法の一実施例を適用
した半導体集積回路を示す。この図2に示す半導体集積
回路は部分回路21と部分回路22からなっている。部
分回路21は入力端子32と、クロック配線33、34
1 ,342 ,352 ,361,362 ,371 ,372
と、セル421 ,422 ,423 ,424 とを有してい
る。また部分回路22はクロック配線351 ,391
392 ,411 ,412 と、周波数逓倍器38と、メガ
セル40と、セル431 ,432 ,…438 とを備えて
いる。部分回路21は、外部から入力端子32に入力さ
れたクロック信号によって駆動され、部分回路22は、
部分回路21を駆動するクロック信号を周波数逓倍器3
8によって逓倍したクロック信号によって駆動される。
したがって回路21と22は各々異なる周波数のクロッ
ク信号によって駆動されることになる。
【0031】このように各々が異なる周波数のクロック
信号によって駆動される部分回路を含む半導体集積回路
に適用される第2の発明の方法の上記実施例の手順を図
3に示す。この実施例はまず、半導体集積回路上に実現
する回路を周波数が同一となるように分割する(図3の
ステップF31参照)。すなわち、より具体的には、ク
ロック信号によって駆動される記憶素子(多くのものは
フリップフロップ)を、駆動するクロックの周波数によ
って分類する。多くの組合せ回路のセルはクロック周波
数による分類では分類されずに残る。
【0032】分類されたフリップフロップをクラスタ化
における核として上述のセル等をクラスタ化する。な
お、このとき、クラスタ中の被クロック駆動素子(フリ
ップフロップ等)のクロック入力容量のバランスが保た
れるようにクラスタを構成すればクロックスキューを小
さくすることができる。このことは前述のMinami(南)
や(高野)の論文に開示されている。
【0033】次に、ステップF31で形成されたクラス
タを特別な支障がない限り、このクラスタを守るよう
に、同一クロック周波数のセルが近接するように配置す
る(図3のステップF32参照)。この配置のアルゴリ
ズムとしてはミニカットなどの従来からある手法を修正
することで実現できる。なお、核(フリップフロップ
等)の配置においては、周波数別のクラスタは相互に排
他的に配置される必要はなく、領域が重なっても良い。
ステップF31による配置の結果は図4に示すようにな
る。この図4に示す回路配置領域50においては、第1
のクロック周波数の回路群53が4個のクラスタ51に
分割され、回路配置領域50の左上位置に配置され、第
2のクロック周波数の回路は12個のクラスタ52に分
割されて回路配置領域50の残りの領域に配置される。
そして、入力端子60に外部から入力されたクロック信
号はバッファ61によって波形整形され、クロック配線
およびバッファ62,63,64を介して12個のクラ
スタ52に送出される。また、バッファ61によって波
形整形されたクロック信号はクロック配線を介して周波
数逓倍器66に送られて第1の周波数のクロック信号に
変換され、4個のクラスタ51に送出される。
【0034】ステップF32が終了した場合はクロック
信号分配回路、例えば図2においては部分回路21,2
2を合成する(図3のステップF33参照)。この合成
処理においては、所定のクロックスキューおよびクロッ
クディレーを守って、消費電力が小さくなるうよにクロ
ック分配回路を合成する。合成された回路には、バッフ
ァや周波数逓倍器を含んだ、クロック入力端子からクロ
ックを受けるセルまでの配線接続構造までが記述され
る。更に、上記接続構造の中には配線の技相互の接続構
造の情報も含まれる。クロック信号分配回路の合成の手
順はまず、ステップF32で構成されたクラスタ51,
52の内部を二分木または配線長が最小となる構造のス
タイナー木で結ぶ。なお、二分木の方がクロックスキュ
ーを小さくする上では望ましいが遅延が大きくなる問題
がある。次に上位のツリー(木)は前述の論文でMinami
(南)や高野等によって提案された手法を用いてクロッ
ク信号の遅延のバランスを考慮して結んでいく。このボ
トムアップ方式のツリーの構成を別のクロック周波数の
部分木と結合する段階まで行なう。別のクロック周波数
の部分木を結合してツリーとする場合は周波数逓倍器6
6(図4参照周波数逓倍器)を挿入する。別の部分木に
対してもバッファ62,63,64(図4参照)を挿入
すれば信号遅延のバランスが取りやすい。そして1つの
ツリーになったら入力端子60に結合する。
【0035】合成が終了した後はクロック信号分配回路
の詳細な配線処理を行い(ステップF34参照)、続い
て一般信号の配線処理を行う(ステップF35参照)。
【0036】上述の実施例の方法を用いることにより、
周波数逓倍器の個数を可及的に少なくして異なる周波数
で駆動されるクロックツリーを構成できる。なお、この
実施例の方法も第1発明の実施例と同様の効果を奏する
ことは言うまでもない。
【0037】なお、第1および第2の発明の実施例にお
いては、クロック配線系がツリー形状となる場合につい
て説明したが、ツリー形状とならない場合にも適用でき
ることは言うまでもない。この場合は、同一クロック周
波数の部分系の集合をF1 と、クロック配線系の残りの
部分系をF2 とすると、部分系F1 とF2 の両方に含ま
れる技(いわゆるカトセット)の数が最小となるように
クロック配線系を構成する。これにより周波数逓倍器の
個数を可及的に小さくすることができる。
【0038】第1および第2の発明の方法においては周
波数逓倍器の消費電力が小さいことが肝要であるが、消
費電力を小さくすることのできる周波数逓倍器について
以下に説明する。
【0039】第3の発明による周波数逓倍器の一実施例
の構成を図5に示す。この実施例の周波数逓倍器は遅延
可変回路70と、排他的論理和回路80と、デューティ
比制御回路90とを備えている。この周波数逓倍器に入
力されたクロック信号S1 は遅延可変回路70に送出さ
れるとともに排他的論理和回路80の一方の入力端子に
も送出される。そして遅延可変回路70に送出されたク
ロック信号S1 は遅延可変回路によって遅延されたクロ
ック信号S2 (図6参照)になり、排他的論理和回路8
0の他方の入力端子に送出される。すると、クロック信
号S1 とS2 に基づいて排他的論理和回路80によって
排他的論理和演算が行われ排他的論理和信号S3 が出力
される。今、遅延可変回路70の遅延量が元のクロック
信号S1の周期の1/4の場合は排他的論理和信号S3
の周波数はクロック信号の周波数の2倍となる(図6参
照)。一般に出力クロック信号S3 のデューティ比は集
積回路製造時のばらつきや動作時の周囲環境によって不
安定に変化する可能性がある。そこで本発明においては
デューティ比を所定の大きさに保つためにデューティ比
制御回路90を設けてある。デューティ比制御回路90
は、逓倍された出力信号S3 の1周期の“0”と“1”
の値の時間の比を測り、もし所定の比となっていなけれ
ば遅延可変回路70に対して遅延量の修正を指示する制
御信号S4 を出す。この帰還ループを設けることによっ
て周波数逓倍回路の安定動作が可能となる。
【0040】遅延可変回路70の具体的な構成を図7に
示す。この遅延可変回路70はインバータ71と、Pチ
ャネルMOSトランジスタ72aおよびNチャネルMO
Sトランジスタ72bからなるトランスミッションゲー
ト72と、コンデンサ73と、PチャネルMOSトラン
ジスタ74aおよびNチャネルMOSトランジスタ74
bからなるCMOSインバータ74とを有している。デ
ューティ比保証回路90からの制御信号S4 はトランス
ミッションゲート72のNチャネルMOSトランジスタ
72bのゲートに入力されるとともにインバータ71を
介してPチャネルMOSトランジスタ72aのゲートに
入力される。トランスミッションゲート72の入力端子
にはクロック入力信号S1 が入力される。またトランス
ミッションゲート72の出力端子はコンデンサ73の一
方の端子に接続されるとともにインバータ74の入力端
子にも接続されている。そしてインバータ74の出力端
子から遅延されたクロック信号S2 が出力される。な
お、コンデンサ73の他方の端子は接地されている。し
たがって、制御信号S4 の大きさ(電圧値)によってト
ランジスタ72a,72bのコンダクタンスが変化し、
コンデンサ73の充電に要する時間が変化する。そして
この時の時定数とインバータ74のしきい値電圧によっ
て遅延量が決まることになる。
【0041】また、遅延可変回路70は図8に示すよう
にしても構成することができる。この図8に示す遅延可
変回路は図7に示す遅延可変回路においてインバータ7
1を削除するとともにトランスミッションゲート72の
PチャネルMOSトランジスタ72aのゲートを接地し
たものである。この図8に示す遅延可変回路は電源電圧
まで出力S2 を上げられるにもかかわらず、トランジス
タの数は図7に示す回路よりも減少していることにな
る。
【0042】一方、デューティ比制御回路90の一具体
例の構成を図9に示す。このデューティ比制御回路90
は排他的論理和回路80が排他的NOR回路80aとイ
ンバータ80bとからなる周波数逓倍器に用いられ、ス
イッチ91a,91bと、電流源92a,92bと、ス
イッチ93a,93bと、コンデンサ94a,94b
と、スイッチ95a,95b,96a,96bと、コン
デンサ97a,97bと、電圧比較回路98とを備えて
いる。スイツチ91a,91bはクロック信号S1 のサ
イクルに同期した信号φ1 に基づいて開閉動作を行い、
排他的NOR回路80a、インバータ80bの出力を各
々、スイッチ93a,93bに送出する。スイッチ93
a,93bは各々スイッチ91a,91bの出力に基づ
いて開閉動作をし、各々電流源92a,92bの出力を
スイッチ96a,96bに送出する。なお、スイッチ9
4aの出力端にはコンデンサ94aおよびスイッチ95
aの一端が接続され、スイッチ94bの出力端にはコン
デンサ94bおよびスイッチ95bの一端が接続されて
いる。そしてコンデンサ94a,94bの他端およびス
イッチ95a,95bの他端は接地されている。スイッ
チ95a,95bは初期化信号φ0 に基づいて開閉動作
を行い各々コンデンサ94a,94bの電荷を放電させ
るためのものである。スイッチ96a,96bは、信号
φ1 の反転信号φ2 に基づいて開閉動作し、各々の出力
端に設けられたコンデンサ97a,97bによってその
出力が充電されて電圧比較器98に送出される。そして
電圧比較器98の出力が遅延可変回路70に送出される
制御信号S4 となる。
【0043】次に、図9に示すデューティ比制御回路の
動作を説明する。まず信号φ0 によってスイッチ95
a,95bを閉とし、コンデンサ94a,94bを放電
させる。放電後スイッチ95a,95bを開とする。そ
して信号φ1 によってスイッチが閉じると、インバータ
80bの入出力の信号の状態により電流源92a,92
bからコンデンサ94a,94bに充電が行われる。こ
こでコンデンサ94a,94bに充電された電位が電源
電圧VDDを越えてオーバーフローしないようにコンデン
サ94a,94bの容量が決められてあれば、コンデン
サ94a,94bの端子の電圧の比はデューティ比に比
例することになる。そしてこのコンデンサ94a,94
bの端子の電圧はスイッチ96a,96bに各々送出さ
れる。この時、信号φ2 によってスイッチ96a,96
bを閉にすれば、コンデンサ94a,94bの端子電圧
は電圧比較器に送られて上記コンデンサ94a,94b
の端子電圧の差に比例した電圧が電圧比較器98におい
て作られ、この差に比例した電圧に応じた制御信号が遅
延可変回路70に送出される。
【0044】以上説明したように第3の発明の実施例の
周波数逓倍器はトランジスタの個数を可及的に少なくす
ることが可能となり、かつデューティ比の安定したクロ
ック信号を生成することが可能となる。トランジスタの
個数を少なくすることが可能となることにより消費電力
も小さくすることができる。
【0045】
【発明の効果】第1および第2の発明のクロック信号分
配方法によれば、消費電力を可及的に低減させることが
できる。また、第3の発明の周波数逓倍器によればデュ
ーティ比が安定したクロック信号を生成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明による方法の実施例によってクロッ
ク信号が配分された半導体集積回路のクロック配線を示
す系統図。
【図2】第2の発明による方法の一実施例によって形成
されるクロック配線の系統図。
【図3】第2の発明による方法の実施例の処理手順を示
すフローチャート。
【図4】第2の発明の実施例によって形成されたクラス
タの配置結果およびクロック配線を示す模式図。
【図5】第3の発明による周波数逓倍器の一実施例の構
成を示すブロック図。
【図6】図5に示す周波数逓倍器の動作を説明するタイ
ミングチャート。
【図7】遅延可変回路の構成の一具体例を示す回路図。
【図8】遅延可変回路の他の具体例を示す回路図。
【図9】デューティ比制御回路の一具体例を示す回路
図。
【符号の説明】
1 半導体集積回路 2 クロック信号入力端子 3 クロックバッファ 4 クロック配線 41 ,42 クロック配線 5 分岐点 61 ,62 クロックバッファ 71 ,72 分岐点 8i (i=1,…4) クロック配線 9i (i=1,…4) 周波数逓倍器 10i (i=1,…4) 分岐点 11i (i=1,…8) クロック配線 11ij(i=1,…、j=1,2) クロック配線 12i (i=1,…8) 分岐点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/04 21/822 H03K 5/00 H01L 27/04 F H03K 5/00 M

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部からのクロック信号を受ける入力端子
    と、クロック信号によって駆動される被駆動部とを有す
    る半導体集積回路において、前記入力端子と前記被駆動
    部とを接続するクロック配線上に周波数逓倍器を設け、
    前記被駆動部を駆動するクロック信号の周波数が、前記
    外部からのクロック信号の周波数よりも高くなるように
    したことを特徴とする半導体集積回路のクロック信号分
    配方法。
  2. 【請求項2】半導体集積回路の複数のセルを駆動するク
    ロック信号の周波数に応じて分類し、同一周波数のクロ
    ック信号によって駆動されるセルが近接するように配置
    し、第1の周波数のクロック信号によって駆動されるセ
    ルの第1の集合と、前記第1の周波数とは異なる第2の
    周波数のクロック信号によって駆動されるセルの第2の
    集合との両方に含まれるクロック配線の技が最小となる
    ようにクロック配線を決定し、前記第1の集合と第2の
    集合とを接続するクロック配線上に周波数逓倍器を設け
    るようにすることを特徴とする半導体集積回路のクロッ
    ク信号分配方法。
  3. 【請求項3】前記クロック配線が分岐系を有する場合に
    は、前記周波数逓倍器は前記分岐系の負荷がバランスす
    る位置に設けるようにすることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の半導体集積回路のクロック信号分配方法。
  4. 【請求項4】外部から入力される第1のクロック信号を
    遅延させた第2のクロック信号を生成する遅延回路と、 前記第1および第2のクロック信号に基づいて排他的論
    理和演算を行う排他的論理和回路と、 この排他的論理和回路の出力クロック信号に基づいて前
    記出力クロック信号のデューティ比が所定値となるよう
    な制御信号を送出するデューティ比制御回路と、 を備え、前記遅延回路は前記制御信号に基づいて遅延量
    を変えることを特徴とする周波数逓倍器。
  5. 【請求項5】前記遅延回路は、 前記第2のクロック信号に基づいて前記第1のクロック
    信号を通過させる、MOSトランジスタからなるトラン
    スミッションゲートと、 このトランスミッションゲートの出力端に入力端が接続
    されたCMOSインバータと、 前記トランスミッションゲートと前記CMOSインバー
    タの接続点に一端が接続され、他端が接地されたコンデ
    ンサと、 を備えていることを特徴とする請求項4記載の周波数逓
    倍器。
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