JPH07253561A - 像位置補正光学系 - Google Patents

像位置補正光学系

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JPH07253561A
JPH07253561A JP6070035A JP7003594A JPH07253561A JP H07253561 A JPH07253561 A JP H07253561A JP 6070035 A JP6070035 A JP 6070035A JP 7003594 A JP7003594 A JP 7003594A JP H07253561 A JPH07253561 A JP H07253561A
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JP
Japan
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lens
image position
group
optical system
object side
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JP6070035A
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English (en)
Inventor
Susumu Sato
佐藤  進
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Priority to US08/401,278 priority patent/US5579160A/en
Priority to EP95103672A priority patent/EP0674205A1/en
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/64Imaging systems using optical elements for stabilisation of the lateral and angular position of the image
    • G02B27/646Imaging systems using optical elements for stabilisation of the lateral and angular position of the image compensating for small deviations, e.g. due to vibration or shake

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光学系の最も物体側の面が使用中に傷付き難
く、耐久性に優れ且つ結像性能に優れた像位置補正光学
系を提供すること。 【構成】 本発明の像位置補正光学系は、物体側から順
に、光軸とほぼ直交する方向に固定された前群GFと、
全体として正の屈折力を有し且つ光軸とほぼ直交する方
向に移動可能な後群GRとを備え、前記後群GRを光軸
とほぼ直交する方向に移動させて像位置の補正を行う像
位置補正光学系であって、前記前群GFの最も物体側の
光学部材L1の屈折率をn1とし、前記光学部材L1の
アッベ数をν1としたとき、 1.45<n1<1.64 62<ν1<78 の条件を満足する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は像位置補正光学系に関
し、さらに詳細にはSLRカメラや電子カメラなどの対
物レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】本明細書において、あるレンズ群を光軸
とほぼ直交する方向に変位させて、合焦動作、手振れ等
に起因する像位置の変動を補正することを「像位置補
正」という。従来の像位置補正光学系では、たとえば特
開平2−234115号公報に開示されているように、
最も物体側の光学部材が異常分散性硝子(ED硝子)材
料からなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
像位置補正光学系では、最も物体側の光学部材が柔らか
い異常分散性硝子材料からなっていた。このため、光学
系の最も物体側の面が使用中に傷付き易いという不都合
があった。本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもの
であり、光学系の最も物体側の面が使用中に傷付き難
く、耐久性に優れ且つ結像性能に優れた像位置補正光学
系を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明においては、物体側から順に、光軸とほぼ直
交する方向に固定された前群GFと、全体として正の屈
折力を有し且つ光軸とほぼ直交する方向に移動可能な後
群GRとを備え、前記後群GRを光軸とほぼ直交する方
向に移動させて像位置の補正を行う像位置補正光学系で
あって、前記前群GFの最も物体側の光学部材L1の屈
折率をn1とし、前記光学部材L1のアッベ数をν1と
したとき、 1.45<n1<1.64 62<ν1<78 の条件を満足することを特徴とする像位置補正光学系を
提供する。
【0005】本発明の好ましい態様によれば、前記前群
GFの最も物体側の光学部材L1はレンズであり、前記
レンズL1の焦点距離をf1とし、光学系全体の焦点距
離をFとし、前記レンズL1の物体側の面の曲率半径を
r1とし、前記レンズL1の像側の面の曲率半径をr2
とし、(r2+r1)/(r2−r1)で表される前記
レンズL1のシェイプファクターをqとしたとき、 0.2<|f1|/F<2 −1<q<3 の条件を満足する。
【0006】
【作用】上述のように、本発明においては、物体側から
順に、光軸とほぼ直交する方向に固定された前群GF
と、全体として正の屈折力を有し且つ光軸とほぼ直交す
る方向に移動可能な後群GRとを備え、前記後群GRを
光軸とほぼ直交する方向に移動させて像位置の補正を行
う。
【0007】そして、前群GFの最も物体側の光学部材
L1に、傷付き難く且つ収差補正上有利な光学硝子材料
を使用することによって、良好な結像性能を維持しなが
ら耐久性の向上を実現している。すなわち、本発明にお
いては、前群GFの最も物体側の光学部材L1につい
て、次の条件式(1)および(2)を満足する。 1.45<n1<1.64 (1) 62<ν1<78 (2) ここで、 n1: 前群GFの最も物体側の光学部材L1の屈折率 ν1: 前群GFの最も物体側の光学部材L1のアッベ
数 なお、前群GFの最も物体側の光学部材L1は光学硝子
材料からなり、この光学硝子材料の屈折率n1およびア
ッベ数ν1は、それぞれd線(λ=587.6nm)に
対する値である。
【0008】条件式(1)の下限値を下回ると、光学部
材L1の屈折率n1が小さくなりすぎて、色収差の補正
を良好に保持しようとすると、ED硝子レンズを使用せ
ざるを得ず、本発明の目的である耐久性の向上に反して
しまうので好ましくない。逆に、条件式(1)の上限値
を上回ると、部分分散比が大きくなる傾向になり、部分
分散比の大きな光学硝子を光学部材L1に使用すると二
次の色収差の補正が困難になるので、好ましくない。
【0009】条件式(2)の下限値を下回ると、条件式
(1)の上限値を上回る場合と同様、部分分散比が大き
くなる傾向になり、部分分散比の大きな光学硝子を光学
部材L1に使用すると二次の色収差の補正が困難になる
ので、好ましくない。条件式(2)の上限値を上回る光
学材料としては、現在のところED硝子や螢石しかない
ので、本発明の目的である耐久性の向上に反してしま
い、好ましくない。
【0010】さらに、良好な結像性能を得るためには、
前群GFの最も物体側の光学部材L1はレンズであり、
次の条件式(3)および(4)を満足するのが望まし
い。 0.2<|f1|/F<2 (3) −1<q<3 (4)
【0011】ここで、 f1: レンズL1の焦点距離 F : 光学系全体の焦点距離 q : レンズL1のシェイプファクター なお、レンズL1のシェイプファクターqは、レンズL
1の物体側の面の曲率半径をr1とし、レンズL1の像
側の面の曲率半径をr2としたとき、次の式(a)で表
される。 q=(r2+r1)/(r2−r1) (a)
【0012】条件式(3)の下限値を下回ると、レンズ
L1の焦点距離f1が小さくなりすぎて、ED硝子レン
ズを使用しない限り色収差の補正が困難になってしまう
ので、好ましくない。逆に、条件式(3)の上限値を上
回ると、レンズL1の焦点距離f1が大きくなってレン
ズとしての屈折作用が小さくなりすぎて、レンズ全長が
増大するなどの不都合が生じるので、好ましくない。
【0013】条件式(4)の下限値を下回ると、非点収
差が大きくなるので好ましくない。逆に、条件式(4)
の上限値を上回ると、球面収差の曲がりが大きくなるの
で好ましくない。
【0014】さらに、像位置補正時において良好な結像
性能を得るために、後群GRの最も物体側のレンズL2
について、次の条件式(5)を満足するのが望ましい。 −2<Q<1 (5) ここで、 Q: レンズL2のシェイプファクター なお、レンズL2のシェイプファクターQは、レンズL
2の物体側の面の曲率半径をR1とし、レンズL2の像
側の面の曲率半径をR2としたとき、次の式(b)で表
される。 Q=(R2+R1)/(R2−R1) (b)
【0015】条件式(5)の下限値を下回ると、像位置
補正群である後群GR自体における球面収差が大きくな
り、像位置補正時においてフレアーが大きくなるので好
ましくない。逆に、条件式(5)の上限値を上回ると、
像位置補正群である後群GR自体における非点収差が大
きくなり、像位置補正時において結像特性の非対称性が
大きくなるので好ましくない。
【0016】さらに、像位置補正群である後群GRを光
軸とほぼ直交する方向に駆動するための像位置補正機構
の小型化を図るには、次の条件式(6)を満足するのが
望ましい。 0.05<φa/F<0.15 (6) ここで、 φa: 後群GRの各レンズ面の有効径の平均値
【0017】条件式(6)の下限値を下回ると、後群G
Rの各レンズ面の有効径の平均値が小さくなりすぎて、
前群GF内部の屈折力配置が極端なテレフォトタイプに
なってしまい、少ないレンズ枚数で構成することができ
なくなるので好ましくない。逆に、条件式(6)の上限
値を上回ると、後群GRの各レンズ面の有効径の平均値
が大きくなりすぎて、像位置補正機構が大型化してしま
うので好ましくない。
【0018】なお、合焦動作については、前群GFを、
物体側から順に、正の屈折力を有する正レンズ群と、負
の屈折力を有する負レンズ群とから構成し、負レンズ群
を光軸に沿って移動させて合焦を行うのがよい。このよ
うに、前群GF中のレンズ群を光軸に沿って移動させて
合焦を行えば、合焦のために光軸に沿って移動するフォ
ーカス群と像位置補正のために光軸と直交する方向に移
動する像位置補正群とを分離することができる。その結
果、フォーカス機構と像位置補正機構との機械的な干渉
が回避されるので構成上有利である。
【0019】また、後群GRを、合焦に伴う像位置の変
動の補正ばかりでなく、手振れや乗り物揺れ等に起因す
る(すなわち光学系の揺れに起因する)像位置の変動の
補正にも利用することができるように構成すれば、後群
GRが小型の像位置補正群であるため、最終完成品とし
てのレンズ鏡筒を小型化することができるので好まし
い。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を、添付図面に基づい
て説明する。各実施例において、本発明の像位置補正光
学系は、物体側から順に、光軸とほぼ直交する方向に固
定された前群GFと、全体として正の屈折力を有し且つ
光軸とほぼ直交する方向に移動可能な後群GRとを備
え、前記後群GRを光軸とほぼ直交する方向に移動させ
て像位置の補正を行う。また、前記前群GFは、物体側
から順に、正の屈折力を有する正レンズ群と、負の屈折
力を有する負レンズ群とからなり、前記負レンズ群を光
軸に沿って移動させて合焦を行う。
【0021】〔実施例1〕図1は、本発明の第1実施例
にかかる像位置補正光学系の構成を示す図である。図示
の像位置補正光学系は、物体側から順に、物体側に凸面
を向けた正メニスカスレンズL1、両凸レンズ、両凹レ
ンズ、および物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ
と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとの貼合わ
せレンズからなる正レンズ群、並びに像側に凸面を向け
た平凸レンズと両凹レンズとの貼合わせレンズおよび物
体側に凹面を向けた正メニスカスレンズと両凹レンズと
の貼合わせレンズからなる負レンズ群からなる前群GF
と、両凸レンズL2、物体側に凹面を向けた負メニスカ
スレンズおよび物体側に凹面を向けた正メニスカスレン
ズからなる後群GRとから構成されている。なお、後群
GRの像側には、後群GRの近傍に開口絞りSが、さら
にその後方には着脱可能なフィルターが設けられてい
る。
【0022】図1は、無限遠合焦状態における各レンズ
群の位置を示しており、近距離物体に対しては前群GF
中の負レンズ群を像側に移動させて合焦を行う。また、
後群GRが、変位手段である駆動アクチュエータ(不図
示)によって光軸とほぼ直交する方向に適宜移動され、
光学系の振動に起因する像位置の揺れが補正されるよう
になっている。次の表(1)に、本発明の実施例1の諸
元の値を掲げる。表(1)において、FTは無限遠合焦
状態における焦点距離を、FNOは無限遠合焦状態におけ
るFナンバーを表す。さらに、左端の数字は物体側から
の各レンズ面の順序を、rは各レンズ面の曲率半径を、
dは各レンズ面間隔を、nおよびνはそれぞれd線(λ
=587.6nm)に対する屈折率およびアッベ数を、
φは後群GRの各レンズ面の有効径を示している。
【0023】
【表1】FT=294 FNO=4.5 r d ν n φ 1 70.6476 8.800 65.77 1.46450 2 823.9535 0.100 3 81.1328 9.800 82.52 1.49782 4 -265.3947 2.100 5 -232.0774 3.100 35.19 1.74950 6 335.5017 17.700 7 57.0005 2.400 53.72 1.69350 8 26.0214 11.200 82.52 1.49782 9 104.3768 (d9= 可変) 10 ∞ 3.500 31.62 1.75692 11 -57.4529 1.500 60.03 1.64000 12 40.2830 4.900 13 -1346.3912 3.200 45.87 1.54814 14 -52.6093 1.500 52.30 1.74810 15 143.8299 (d15=可変) 16 144.3037 4.000 65.77 1.46450 27.60 17 -59.8882 1.800 27.40 18 -44.1039 5.500 25.50 1.80458 27.00 19 -201.3022 4.800 27.80 20 -791.2906 3.500 27.83 1.69911 28.20 21 -57.5793 10.000 28.40 22 ∞ 23.000 23 ∞ 2.000 64.10 1.51680 24 ∞ 83.9589 (条件対応値) F =294.0 f1=165.7 r1=70.6476 r2=823.9535 R1=144.3037 R2=−59.8882 φa=27.73 (1)n1 =1.465 (2)ν1 =65.77 (3)|f1|/F=0.564 (4)q =1.188 (5)Q =−0.413 (6)φa/F =0.094 (像位置補正データ) 無限遠合焦状態 至近距離合焦状態 像位置補正変位量 1.0mm(最大) 1.0mm(最大) 対応する像の移動量 +1.0mm(最大) +1.0mm(最大) なお、像移動量の正号は像の移動が像位置補正レンズ群
変位方向と同一方向であることを示す
【0024】図2および図3は、それぞれ無限遠合焦状
態における諸収差図および至近距離(2m)合焦状態に
おける諸収差図である。各収差図において、Yは像高
を、Dはd線(λ=587.6nm)を、CはC線(λ
=656.3nm)を、FはF線(λ=486.1n
m)を、Gはg線(λ=435.6nm)をそれぞれ示
している。なお、非点収差を示す収差図において実線は
サジタル像面を示し、破線はメリディオナル像面を示し
ている。また、球面収差を示す収差図において破線は正
弦条件(サインコンディション)を示し、倍率色収差を
示す収差図はd線を基準として示されている。さらに、
像位置補正時の横収差を示す収差図は、像位置補正変位
量が最大で1mmのときの収差図である。各収差図から
明らかなように、本実施例では、像位置補正時も含めて
諸収差が良好に補正されていることがわかる。
【0025】〔実施例2〕図4は、本発明の第2実施例
にかかる像位置補正光学系の構成を示す図である。図示
の像位置補正光学系は、物体側から順に、物体側に凸面
を向けた正メニスカスレンズL1、両凸レンズ、両凹レ
ンズ、および物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ
と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとの貼合わ
せレンズからなる正レンズ群、並びに物体側に凹面を向
けた正メニスカスレンズと両凹レンズとの貼合わせレン
ズおよび両凹レンズからなる負レンズ群からなる前群G
Fと、両凸レンズL2、物体側に凹面を向けた負メニス
カスレンズおよび両凸レンズからなる後群GRとから構
成されている。なお、後群GRの像側には、後群GRの
近傍に開口絞りSが設けられている。また、前群GFの
物体側には、着脱可能な金物を使用してフィルター(不
図示)が配置されている。
【0026】図4は、無限遠合焦状態における各レンズ
群の位置を示しており、近距離物体に対しては前群GF
中の負レンズ群を像側に移動させて合焦を行う。また、
後群GRが、変位手段である駆動アクチュエータ(不図
示)によって光軸とほぼ直交する方向に適宜移動され、
光学系の振動に起因する像位置の揺れが補正されるよう
になっている。次の表(2)に、本発明の実施例2の諸
元の値を掲げる。表(2)において、FTは無限遠合焦
状態における焦点距離を、FNOは無限遠合焦状態におけ
るFナンバーを表す。さらに、左端の数字は物体側から
の各レンズ面の順序を、rは各レンズ面の曲率半径を、
dは各レンズ面間隔を、nおよびνはそれぞれd線(λ
=587.6nm)に対する屈折率およびアッベ数を、
φは後群GRの各レンズ面の有効径を示している。
【0027】
【表2】FT=294 FNO=4.0 r d ν n φ 1 96.1521 9.000 69.98 1.51860 2 2192.0910 1.800 3 100.6163 10.000 82.52 1.49782 4 -401.9355 5.400 5 -290.6599 4.000 31.62 1.75692 6 385.4505 35.600 7 75.9182 1.900 60.03 1.64000 8 29.0411 10.000 82.52 1.49782 9 181.9675 (d9= 可変) 10 -474.9897 4.700 31.62 1.75692 11 -57.5926 2.500 60.03 1.64000 12 65.5807 2.200 13 -1460.4334 2.500 52.30 1.74810 14 76.1382 (d14=可変) 15 180.9306 4.500 65.77 1.46450 32.00 16 -56.3652 0.548 32.00 17 -45.6823 6.000 25.50 1.80458 31.50 18 -268.6981 4.300 32.50 19 1546.8469 4.000 27.61 1.75520 33.00 20 -66.6445 10.800 33.00 21 ∞ 109.465 (条件対応値) F =294.0 f1=193.6 r1=96.1521 r2=2192.091 R1=180.9306 R2=−56.3652 φa=32.33 (1)n1 =1.519 (2)ν1 =69.98 (3)|f1|/F=0.659 (4)q =1.092 (5)Q =−0.525 (6)φa/F =0.110 (像位置補正データ) 無限遠合焦状態 至近距離合焦状態 像位置補正変位量 1.0mm(最大) 1.0mm(最大) 対応する像の移動量 +1.0mm(最大) +1.0mm(最大) なお、像移動量の正号は像の移動が像位置補正レンズ群
変位方向と同一方向であることを示す
【0028】図5および図6は、それぞれ無限遠合焦状
態における諸収差図および至近距離(2.5m)合焦状
態における諸収差図である。各収差図において、Yは像
高を、Dはd線(λ=587.6nm)を、CはC線
(λ=656.3nm)を、FはF線(λ=486.1
nm)を、Gはg線(λ=435.6nm)をそれぞれ
示している。なお、非点収差を示す収差図において実線
はサジタル像面を示し、破線はメリディオナル像面を示
している。また、球面収差を示す収差図において破線は
正弦条件(サインコンディション)を示し、倍率色収差
を示す収差図はd線を基準として示されている。さら
に、像位置補正時の横収差を示す収差図は、像位置補正
変位量が最大で1mmのときの収差図である。各収差図
から明らかなように、本実施例では、像位置補正時も含
めて諸収差が良好に補正されていることがわかる。
【0029】〔実施例3〕図7は、本発明の第3実施例
にかかる像位置補正光学系の構成を示す図である。図示
の像位置補正光学系は、物体側から順に、物体側に凸面
を向けた正メニスカスレンズL1、両凸レンズ、両凹レ
ンズ、および物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ
と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとの貼合わ
せレンズからなる正レンズ群、並びに両凸レンズと両凹
レンズとの貼合わせレンズおよび両凹レンズからなる負
レンズ群からなる前群GFと、両凸レンズL2、物体側
に凹面を向けた負メニスカスレンズおよび物体側に凹面
を向けた正メニスカスレンズからなる後群GRとから構
成されている。なお、後群GRの像側には、後群GRの
近傍に開口絞りSが、さらにその後方には着脱可能なフ
ィルターが配置されている。
【0030】図7は、無限遠合焦状態における各レンズ
群の位置を示しており、近距離物体に対しては前群GF
中の負レンズ群を像側に移動させて合焦を行う。また、
後群GRが、変位手段である駆動アクチュエータ(不図
示)によって光軸とほぼ直交する方向に適宜移動され、
光学系の振動に起因する像位置の揺れが補正されるよう
になっている。次の表(3)に、本発明の実施例3の諸
元の値を掲げる。表(3)において、FTは無限遠合焦
状態における焦点距離を、FNOは無限遠合焦状態におけ
るFナンバーを表す。さらに、左端の数字は物体側から
の各レンズ面の順序を、rは各レンズ面の曲率半径を、
dは各レンズ面間隔を、nおよびνはそれぞれd線(λ
=587.6nm)に対する屈折率およびアッベ数を、
φは後群GRの各レンズ面の有効径を示している。
【0031】
【表3】FT=300 FNO=4.0 r d ν n φ 1 100.0816 8.200 65.77 1.46450 2 12925.7000 0.100 3 88.4396 10.700 82.52 1.49782 4 -375.6027 3.500 5 -314.3022 4.300 31.62 1.75692 6 376.0759 29.500 7 117.6603 2.000 60.03 1.64000 8 33.3901 10.000 82.52 1.49782 9 349.1704 (d9= 可変) 10 241.3745 6.000 31.62 1.75692 11 -59.9463 1.800 67.87 1.59319 12 101.3219 4.100 13 -146.0549 1.800 43.35 1.84042 14 62.0532 (d14=可変) 15 223.5495 5.000 69.98 1.51860 31.40 16 -60.3073 1.600 31.40 17 -43.2315 5.500 25.50 1.80458 31.00 18 -325.5062 4.400 32.20 19 -2967.4938 4.500 28.19 1.74000 33.00 20 -56.5331 10.000 33.20 21 ∞ 23.700 22 ∞ 2.000 64.10 1.51680 23 ∞ 88.769 (条件対応値) F =300.2 f1=217.1 r1=100.0816 r2=12925.7 R1=223.5495 R2=−60.3073 φa=32.03 (1)n1 =1.465 (2)ν1 =65.77 (3)|f1|/F=0.723 (4)q =1.016 (5)Q =−0.575 (6)φa/F =0.107 (像位置補正データ) 無限遠合焦状態 至近距離合焦状態 像位置補正変位量 1.0mm(最大) 1.0mm(最大) 対応する像の移動量 +1.0mm(最大) +1.0mm(最大) なお、像移動量の正号は像の移動が像位置補正レンズ群
変位方向と同一方向であることを示す
【0032】図8および図9は、それぞれ無限遠合焦状
態における諸収差図および至近距離(2.5m)合焦状
態における諸収差図である。各収差図において、Yは像
高を、Dはd線(λ=587.6nm)を、CはC線
(λ=656.3nm)を、FはF線(λ=486.1
nm)を、Gはg線(λ=435.6nm)をそれぞれ
示している。なお、非点収差を示す収差図において実線
はサジタル像面を示し、破線はメリディオナル像面を示
している。また、球面収差を示す収差図において破線は
正弦条件(サインコンディション)を示し、倍率色収差
を示す収差図はd線を基準として示されている。さら
に、像位置補正時の横収差を示す収差図は、像位置補正
変位量が最大で1mmのときの収差図である。各収差図
から明らかなように、本実施例では、像位置補正時も含
めて諸収差が良好に補正されていることがわかる。
【0033】なお、上述の各実施例において、後群GR
の像側に開口絞りを配置しているが、後群GRの物体側
の近傍に開口絞りを配置してもい。また、上述の各実施
例において、像面上で1mmの像位置補正を行っている
が、1mmを上回る像位置補正または1mmを下回る像
位置補正も可能であることはいうまでもない。
【0034】
【効果】以上説明したように、本発明によれば、光学系
の最も物体側の光学部材に、耐久性に優れ且つ収差補正
上有利な光学硝子材料を使用している。したがって、光
学系が使用中に傷付き難く、その取扱いが容易になる。
また、光学系の最も物体側の光学部材をレンズ兼保護ガ
ラスとして使用することにより、重量の軽減が可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかる像位置補正光学系
の構成を示す図である。
【図2】図1の第1実施例の無限遠合焦状態における諸
収差図である。
【図3】図1の第1実施例の至近距離合焦状態における
諸収差図である。
【図4】本発明の第2実施例にかかる像位置補正光学系
の構成を示す図である。
【図5】図4の第2実施例の無限遠合焦状態における諸
収差図である。
【図6】図4の第2実施例の至近距離合焦状態における
諸収差図である。
【図7】本発明の第3実施例にかかる像位置補正光学系
の構成を示す図である。
【図8】図7の第3実施例の無限遠合焦状態における諸
収差図である。
【図9】図7の第3実施例の至近距離合焦状態における
諸収差図である。
【符号の説明】
GF 前群 GR 後群 L1 前群の最も物体側のレンズ L2 後群の最も物体側のレンズ S 開口絞り

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側から順に、光軸とほぼ直交する方
    向に固定された前群GFと、全体として正の屈折力を有
    し且つ光軸とほぼ直交する方向に移動可能な後群GRと
    を備え、前記後群GRを光軸とほぼ直交する方向に移動
    させて像位置の補正を行う像位置補正光学系であって、 前記前群GFの最も物体側の光学部材L1の屈折率をn
    1とし、前記光学部材L1のアッベ数をν1としたと
    き、 1.45<n1<1.64 62<ν1<78 の条件を満足することを特徴とする像位置補正光学系。
  2. 【請求項2】 前記前群GFの最も物体側の光学部材L
    1はレンズであり、前記レンズL1の焦点距離をf1と
    し、光学系全体の焦点距離をFとし、前記レンズL1の
    物体側の面の曲率半径をr1とし、前記レンズL1の像
    側の面の曲率半径をr2とし、(r2+r1)/(r2
    −r1)で表される前記レンズL1のシェイプファクタ
    ーをqとしたとき、 0.2<|f1|/F<2 −1<q<3 の条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の像
    位置補正光学系。
  3. 【請求項3】 前記後群GRは、少なくとも1つの正レ
    ンズと、少なくとも1つの負レンズとを備えていること
    を特徴とする請求項1または2に記載の像位置補正光学
    系。
  4. 【請求項4】 前記後群GRの最も物体側のレンズL2
    の物体側の面の曲率半径をR1とし、前記レンズL2の
    像側の面の曲率半径をR2としたとき、(R2+R1)
    /(R2−R1)で表される前記レンズL2のシェイプ
    ファクターQが、 −2<Q<1 の条件を満足することを特徴とする請求項1乃至3のい
    ずれか1項に記載の像位置補正光学系。
  5. 【請求項5】 前記後群GRの各レンズ面の有効径の平
    均値をφaとし、光学系全体の焦点距離をFとしたと
    き、 0.05<φa/F<0.15 の条件を満足することを特徴とする請求項1乃至4のい
    ずれか1項に記載の像位置補正光学系。
  6. 【請求項6】 前記前群GFは、物体側から順に、正の
    屈折力を有する正レンズ群と、負の屈折力を有する負レ
    ンズ群とを備え、 前記負レンズ群を光軸に沿って移動させて合焦を行うこ
    とを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
    像位置補正光学系。
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