JPH0725321A - 車両用リターダ制御装置 - Google Patents

車両用リターダ制御装置

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JPH0725321A
JPH0725321A JP19415493A JP19415493A JPH0725321A JP H0725321 A JPH0725321 A JP H0725321A JP 19415493 A JP19415493 A JP 19415493A JP 19415493 A JP19415493 A JP 19415493A JP H0725321 A JPH0725321 A JP H0725321A
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JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
retarder
automatic transmission
parking
vehicle speed
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP19415493A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Takahashi
精一 高橋
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JATCO Corp
Original Assignee
JATCO Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by JATCO Corp filed Critical JATCO Corp
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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動変速機の故障時にリターダ装置を有効に
作動させ、速やかに車速を低減・停止させる。 【構成】 自動変速機3の変速制御ユニット13にパー
キングポジションがセレクトされている状態を識別する
インヒビタスイッチ15と車速センサ14が接続され
る。これらの出力を基に、セレクトレバーがパーキング
ポジションにあるにもかかわらず車両が走行状態にある
ときは、自動変速機とプロペラシャフト4の間に設けら
れたリターダ装置7を作動させる。 これにより自動変
速機に故障が発生しているとき自動的に車両の速度を低
減させ、あるいは停止させる。自動変速機が故障でない
場合にも、パーキングロックの噛み合い待ち時にパーキ
ングギアの回転速度が低減され、パーキングギアとパー
キングポール間の衝撃打音が抑制され、両部材の耐久性
が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動変速機搭載車両の駆
動系に接続されて制動作用を付与するリターダ装置の制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば大型車両などでは、長距離
走行におけるドライバーの疲労軽減快適性向上のため自
動変速機搭載が普及しているが、あわせて走行速度にお
ける高性能化や高速道路など走行環境の変化に伴ない、
車両構造的にもブレーキにかかる負担が大きくなってい
るため、その対策としてエンジンブレーキや排気ブレー
キなどとは別に、所定の補助制動作用を及ぼすようにし
たリターダ装置が用いられている。
【0003】そのリターダ装置の有効利用法として、例
えば特開昭61−152932号公報には、車両のエン
ジン関係の故障が発生したときリターダ装置を作動させ
て、車両をより速やかに停止させるようにしたものが示
されている。また、特開昭57−94815号公報に
は、とくに車両速度の検出に異常が生じたとき、その他
のセンサ部における異常とは区別して、リターダ装置を
作動させるものが開示されている。これにより、その走
行駆動系での異常あるいは不具合があるとき、その状態
のまま車両の走行を継続することを抑制しようとするも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車両の
走行駆動系での異常は上記のものだけに限定されない一
方、上記のようにエンジン関係故障や車速センサのそれ
ぞれが単独に検出されても、それが直ちにリターダ装置
を作動させて車両を停止させなければならない状態にあ
ることを意味するとは必ずしも限らない。むしろ、ドラ
イバーが停車する意図で自動変速機のセレクトレバーを
パーキングポジションにセットしたときには、いつまで
も走行状態を続けることなく速やかに停止して駆動系が
ロックされることが望ましい。とくに自動変速機が故障
している場合にはこの要請が大きい。
【0005】しかし、上記従来のものはいずれも、この
ような自動変速機の故障時に、リターダ装置が有効活用
されていないという問題があった。したがって本発明
は、上記従来の問題点に着目し、自動変速機の故障時に
リターダ装置が有効に作動され、速やかな車両の停止が
促進されるようにした車両用リターダ制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、リタ
ーダ装置を備える自動変速機搭載車両におけるリターダ
制御装置であって、自動変速機のセレクト位置を検出す
るセレクトポジション検出手段と、車両の走行速度を検
出する車速検出手段と、セレクトポジション検出手段お
よび車速検出手段に接続され、セレクト位置がパーキン
グポジションでかつ車両が走行状態にあるとき前記のリ
ターダ装置を作動させる制御手段とを有するものとし
た。
【0007】
【作用】自動変速機のセレクト位置がパーキングポジシ
ョンでかつ車両が走行状態にあるとき、制御手段がリタ
ーダ装置を作動させる。上記の状態は例えば自動変速機
に故障が発生している場合であり、リターダ装置の作動
により自動的に車両の速度が低減され、あるいは停止さ
れる。また、自動変速機が故障でない場合にも、パーキ
ングロックの噛み合い待ち状態時、リターダ装置が作動
することにより速やかにパーキングギアの回転速度が低
減され、これによりパーキングギアとパーキングポール
間の衝撃打音の発生が抑制されて、両部材の耐久性が向
上する。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の第1の実施例を示す構成図
である。トルクコンバータ2を介して自動変速機3がエ
ンジン1と接続されており、自動変速機3の出力がプロ
ペラシャフト4で駆動車軸5のデファレンシャルギア6
に伝達されるようになっている。自動変速機3は、その
変速機構部11を駆動する油圧制御装置12および変速
制御ユニット13からなり、出力軸の回転数を基に車速
信号を出力する車速センサ14が付設されている。変速
制御ユニット13はマイクロコンピュータを備え、スロ
ットル開度などのエンジン負荷や車速センサ14からの
車速信号などに基づいて、油圧制御装置12へ制御指令
を送る。
【0009】また、自動変速機3とプロペラシャフト4
の間には、自動変速機に接続されて流体式のリターダ装
置7が付設され、リターダ駆動装置16により作動され
るようになっている。リターダ装置7は、ポンプで流体
を加圧して、必要時に流路を絞ることによりその発生抵
抗で制動力を生じるようになっており、ここでは、通
常、図示しないリターダスイッチが「ON」された状態
において、例えばドライバのブレーキ操作に連動して、
あるいは自動変速機が減速方向に作動する所定の運転状
態時に、リターダ駆動装置16により駆動され補助的に
制動力を付加するように作動する。
【0010】油圧制御装置12はセレクトレバー8に連
結され、そのセレクトされたポジションと変速制御ユニ
ット13からの制御指令に基づいて所要の変速段を実現
する。とくに図示しないが、油圧制御装置12において
は、マニュアルバルブを備え、このマニュアルバルブが
マニュアルプレートを介して上記のセレクトレバー8と
連結されている。そして油圧制御装置12にはさらに、
セレクトレバーのポジションに対応して作動しパーキン
グポジションがセレクトされている状態を識別するイン
ヒビタスイッチ15が設けられている。
【0011】変速制御ユニット13では、上述のように
油圧制御装置12へ向けて変速のための制御指令を送出
するとともに、この実施例ではさらに、車速センサ14
からの車速信号およびインヒビタスイッチ15の出力を
基に、リターダ駆動装置16へリターダ制御指令を送る
ようになっている。リターダ駆動装置16では、上述し
た通常のリターダスイッチ投入により作動する補助制動
作用に加え、上記リターダ制御指令を受けたときにはリ
ターダスイッチの「ON」、「OFF」如何に関わらず
リターダ装置を駆動する。ここでは、車速センサ14が
車速検出手段を、インヒビタスイッチ15がセレクトポ
ジション検出手段をそれぞれ構成している。
【0012】図2は、変速制御ユニットにおけるリター
ダ制御の流れを示す。まず、ステップ101において、
インヒビタスイッチ15の出力が読み込まれ、セレクト
レバー8がパーキングポジションにあるか否かがチェッ
クされる。セレクトレバーがパーキングポジションにあ
る場合には、次のステップ102に進み、車速センサ1
4からの車速信号が読み込まれ、走行状態にあるかどう
かがチェックされる。
【0013】そしてここで走行状態にあると判断された
ときには、ステップ103において、リターダ装置7を
作動させる制御指令がリターダ駆動装置16へ出力され
る。これにより、リターダ駆動装置16はリターダスイ
ッチの状態に関わらずリターダ装置を作動させる。先の
ステップ101のチェックでセレクトレバーがパーキン
グポジションにないとき、あるいはステップ102のチ
ェックで車両が走行状態にないときには、それぞれ、リ
ターダ駆動装置16への指令は発せられず、このフロー
を終了する。変速制御ユニット13およびリターダ駆動
装置16が発明の制御手段を構成している。
【0014】この実施例は以上のように構成され、セレ
クトレバーがパーキングポジションにあるにもかかわら
ず車両が走行状態にあるときは、自動変速機3に故障が
発生している可能性が大きいから、リターダ装置7を作
動させて自動的に車両の速度を低減させる。また、自動
変速機が故障でない場合にも、セレクトレバーがパーキ
ングポジションにセットされた後パーキングロックの噛
み合い待ち状態において、リターダ装置が作動すること
により速やかにパーキングギアの回転速度が低減され、
これによりパーキングギアとパーキングポール間の衝撃
打音の発生が抑制されて、両部材の耐久性が向上すると
いう効果がある。
【0015】なお、この実施例ではリターダ装置7が流
体式とされているが、このほか電磁石方式あるいは永久
磁石方式のリターダ装置を用いることもでき、また摩擦
板を用いた多板クラッチ式のリターダ装置とすれば、車
両速度の低減に止まらず、確実に停車させることができ
る。なおまた、実施例ではリターダ装置が通常ブレーキ
操作などに連動して、制動力を付加するものとなってい
るが、リターダ装置の通常の駆動態様としては、フット
ブレーキを操作しなくてもリターダスイッチを「ON」
することにより制動作用が働くようになっているもので
もよく、さらにはこれら各種のモードを選択可能とする
こともできる。
【0016】図3は、本発明の第2の実施例を示す。変
速制御ユニット23が油圧制御装置12へ制御指令を送
り所要の変速段が実現される点は前実施例と同じである
が、この実施例では変速制御ユニット23とは独立にリ
ターダ制御装置20が設けられる。リターダ制御装置2
0は、通常、図示しないリターダスイッチが「ON」さ
れた状態において、例えばドライバのブレーキ操作に連
動して補助的に制動力を付加するように作動する。さら
にリターダ制御装置20には、車速センサ14と、油圧
制御装置12に設けられたインヒビタスイッチ15とが
接続されており、車速センサ14からの車速信号とイン
ヒビタスイッチ15の出力とを基に、リターダ装置7に
駆動指令を送るようになっている。
【0017】リターダ制御装置20における制御の流れ
は図2に示されたものと同様であり、同図のステップ1
03におけるリターダ駆動装置への制御指令の代わり
に、リターダ装置の作動信号が出力される。他の構成は
前実施例と同じである。
【0018】この実施例によっても第1の実施例と同様
の効果が得られるとともに、リターダ制御装置20が変
速制御ユニット23とは独立に設けられるから、リター
ダ装置を後付けする場合に変速制御ユニットに改変を加
える必要がないという利点がある。
【0019】
【発明の効果】以上のとおり、本発明は、セレクトポジ
ション検出手段と車速検出手段を備え、セレクト位置が
パーキングポジションでかつ車両が走行状態にあるとき
リターダ装置を作動させるようにしたから、例えば自動
変速機に故障が発生している場合がこれに該当し、リタ
ーダ装置の作動により自動的に車両の速度が低減され、
あるいは停止される。また、自動変速機が故障でない場
合にも、パーキングロックの噛み合い待ち状態におい
て、リターダ装置が作動するので速やかにパーキングギ
アの回転速度が低減される。これによりパーキングギア
とパーキングポール間の衝撃打音の発生が抑制されるの
で、両部材の耐久性が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す図である。
【図2】実施例における制御の流れを示すフローチャー
トである。
【図3】第2の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 トルクコンバータ 3 自動変速機 4 プロペラシャフト 5 駆動車軸 6 デファレンシャルギア 7 リターダ装置 8 セレクトレバー 11 変速機構部 12 油圧制御装置 13 変速制御ユニット 14 車速センサ 15 インヒビタスイッチ 16 リターダ駆動装置 20 リターダ制御装置 23 変速制御ユニット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リターダ装置を備える自動変速機搭載車
    両におけるリターダ制御装置であって、自動変速機のセ
    レクト位置を検出するセレクトポジション検出手段と、
    車両の走行速度を検出する車速検出手段と、前記セレク
    トポジション検出手段および車速検出手段に接続され、
    セレクト位置がパーキングポジションでかつ車両が走行
    状態にあるとき前記リターダ装置を作動させる制御手段
    とを有することを特徴とする車両用リターダ制御装置。
JP19415493A 1993-07-09 1993-07-09 車両用リターダ制御装置 Withdrawn JPH0725321A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19415493A JPH0725321A (ja) 1993-07-09 1993-07-09 車両用リターダ制御装置

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JP19415493A JPH0725321A (ja) 1993-07-09 1993-07-09 車両用リターダ制御装置

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JPH0725321A true JPH0725321A (ja) 1995-01-27

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ID=16319823

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19415493A Withdrawn JPH0725321A (ja) 1993-07-09 1993-07-09 車両用リターダ制御装置

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JP (1) JPH0725321A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007055355A (ja) * 2005-08-23 2007-03-08 Toyota Motor Corp 車両の制御装置
JP2008290575A (ja) * 2007-05-24 2008-12-04 Toyota Motor Corp シフト切換機構の制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007055355A (ja) * 2005-08-23 2007-03-08 Toyota Motor Corp 車両の制御装置
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20001003