JPH07252855A - マンホールの蓋 - Google Patents
マンホールの蓋Info
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- JPH07252855A JPH07252855A JP6044346A JP4434694A JPH07252855A JP H07252855 A JPH07252855 A JP H07252855A JP 6044346 A JP6044346 A JP 6044346A JP 4434694 A JP4434694 A JP 4434694A JP H07252855 A JPH07252855 A JP H07252855A
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Abstract
重性を確保できるようにするとともに、鋳造作業を必要
とすることなく製造を可能とする。 【構成】 円板状をなす天蓋2を金属板により形成し、
その外周縁部に冷間加工によってフランジ5を下方へ向
かって形成する。補強部材3を、細長帯状をなす金属板
を冷間加工によりジグザグ状に屈曲させてなるリブ本体
8と、そのリブ本体8に貫通固定された支持棒9とによ
り構成する。補強部材3を天蓋2の裏面側に嵌合し、こ
の状態で天蓋2のフランジ5の周縁部を冷間加工により
内方へ曲げ込む。すると、その曲げ込まれた部分が挟持
部5aとなって、その挟持部5aと天蓋2の裏面との間
に補強部材3が挟持固定されて、天蓋2と補強部材3と
が取り外し不能に一体化される。
Description
ンホールの蓋に関するものである。
ールの蓋は、人や物品がマンホール内へ落ちるのを防止
したり、マンホール内への水の侵入を防止したり、或い
はマンホールからの臭気を遮断したりするために用いら
れる。そのため、マンホールの蓋としては、耐荷重性、
防水性、及び防臭性等に優れたものが要求される。
のものが殆どである。鋳鉄は耐蝕性、造型性に優れると
ともに、製造が容易で安価であるからである。しかし、
鋳鉄製のマンホールの蓋は耐荷重性、防水性、防臭性等
については満足できるものが得られるが、重過ぎるた
め、蓋の取り付けや取り外し等に際しての取扱いが困難
であるという問題があった。しかも、鋳造作業は高温の
環境状態の下で行われるものであるため、その作業が大
変であり、近年においては、このような鋳造作業を行う
作業者を確保することが困難であるという問題がある。
れたものであって、その目的は、軽量で取扱いが容易で
あり、しかも充分な耐荷重性を確保することができると
ともに、鋳造作業を必要とすることなく製造が可能なマ
ンホールの蓋を提供することにある。
めに、請求項1に記載の発明では、金属板よりなる天蓋
の裏面側にリブ状をなす補強部材を配置し、その補強部
材を、天蓋と同天蓋に塑性加工により形成された挟持部
との間で挟持固定して天蓋と一体化したものである。
部材は、帯状をなす金属板を塑性加工によりジグザグ状
に屈曲させてなるリブ本体を主体とした一体物として構
成されているものである。
の裏面にリブ状をなす補強部材を固定することにより、
天蓋の強度を向上させることができ、充分な耐荷重性を
確保することができる。そのため、天蓋を構成する金属
板として、肉厚の薄い軽量なものを用いることができ、
その取扱いが容易となる。又、天蓋及び補強部材の何れ
も塑性加工により形成できるとともに、両者の固定も塑
性加工により行われ、鋳造作業を必要としない。しか
も、補強部材を、天蓋とその天蓋に塑性加工により形成
された挟持部との間に単に挟持固定しただけの簡単な構
成であり、その固定を簡単に行うことができる 請求項2に記載の発明によれば、複数の補強部材をそれ
ぞれ天蓋に取り付けるような場合とは異なり、補強部材
の天蓋に対する取り付けを一度に簡単に行うことができ
る。又、補強部材の製作も簡単となる。
基づいて説明する。図1〜図4に示すように、マンホー
ルの蓋1は平面円形状をなし、天蓋2及びその天蓋2の
裏面側に設けられた補強部材3により構成されている。
図5及び図6に示すように、天蓋2は鋼板等の金属板に
より形成され、その表面に冷間加工によって滑り止めの
ための細かな凹凸4が多数形成されるとともに、外周縁
部にフランジ5が下方へ向かって形成されている。尚、
図5及び図6では、補強部材3が取り付けられる前の天
蓋2を示している。又、天蓋2の表面中央部にはマーク
を形成するための領域6が形成されており、その領域6
には必要に応じて冷間加工により凹凸状の所望のマーク
が形成される。一対の把手7は天蓋2の表面に設けら
れ、冷間加工により形成した凹所7a内に棒7bを架設
して構成されている。
細長帯状をなす鋼板等の金属板を冷間加工によりジグザ
グ状に屈曲させてなるリブ本体8と、そのリブ本体8に
貫通固定された支持棒9とにより構成され、全体として
平面ほぼ円形状をなしている。リブ本体8は互いに平行
に配列された複数の平行板部8aと屈曲部8bとを備
え、屈曲部8bの外面が前記天蓋2のフランジ5の内周
面に内接可能となっている。又、各平行板部8aの中間
部には挿通孔8cが形成され、それら挿通孔8cに断面
円形状をなす支持棒9が挿通されている。そして、各平
行板部8aの両面側において、支持棒9を押圧変形させ
て膨出部9aを形成することにより、各平行板部8aの
相互の位置ズレが確実に防止されて、リブ本体8の形状
が崩れないようになっている。
ようにして構成された補強部材3を前記天蓋2の裏面側
に嵌合し、この状態で天蓋2のフランジ5の周縁部を冷
間加工により内方へ曲げ込む。すると、その曲げ込まれ
た部分が挟持部5aとなって、その挟持部5aと天蓋2
の裏面との間に補強部材3が挟持固定されて、天蓋2と
補強部材3とが取り外し不能に一体化される。又、特に
図9に示すように、天蓋2のフランジ5に内接された状
態のリブ本体8の屈曲部8bの内側コーナー部と対応す
る位置において、天蓋2及び挟持部5aを外面側から押
圧変形させて、それらの内面側に係止突起10を形成す
る。すると、天蓋2に対するリブ本体8の屈曲部8bの
位置ズレが確実に防止されて、補強部材3を天蓋2の裏
面にガタつくことなく強固に固定することができる。更
に、天蓋2と補強部材3との間にエポキシ樹脂系等の接
着剤を塗布することにより、両者2,3をより強固に固
定して一体化させるようにしてもよい。
記従来の鋳鉄製のものとは異なり、金属板よりなる天蓋
2とその天蓋2の裏面に挟持固定されたリブ状の補強部
材3とにより構成されている。従って、補強部材3によ
るリブ効果により、天蓋2の強度を向上させることがで
き、充分な耐荷重性を確保することができる。又、天蓋
2の外周縁部に形成されたフランジ5も、天蓋2の強度
を向上させる上で有効となる。そのため、天蓋2を構成
する金属板として、肉厚の薄い軽量なものを用いること
ができ、蓋1全体の軽量化を図ることができて、その取
扱いを容易とすることができる。又、マンホールの蓋1
はその天蓋2及び補強部材3の何れも、金属板の冷間加
工により形成されるとともに、両者の固定も冷間加工に
より行われるので、鋳造の場合とは異なり、作業者が高
温の悪環境状態の下で作業を行う必要がなく、蓋1の製
造作業を良好な環境で容易に行うことができる。
帯状をなす一本の金属板をジグザグ状に屈曲させてなる
リブ本体8を主体とした一体物として構成されているの
で、複数の補強部材をそれぞれ天蓋に取り付けるような
場合とは異なり、天蓋2に対する取り付けを一度に簡単
に行うことができる。又、金属板を単にジグザグ状に屈
曲させるだけでよいので、その製造も簡単である。しか
も、本実施例では、このような構成の補強部材3を、天
蓋2とその天蓋2のフランジ5を冷間加工により折り曲
げてなる挟持部5aとの間に単に挟持固定しただけの簡
単な構成であるので、溶接等の手段を用いる必要もな
く、その固定を簡単に行うことができる。
のではなく、各部の構成を例えば以下のように変更して
具体化することも可能である。 (1)補強部材3のリブ本体8として、断面形状がT字
状或いはI字状をなすものを使用すること。このように
すれば、天蓋2の強度がより向上される。
す金属棒をその軸線を中心として捩じってなるツイスト
バーを使用すること。このようにすれば、補強部材3自
体の強度がより向上され、その形状の崩れもより確実に
防止できる。
ゴムの被覆層を形成すること。このようにすれば、天蓋
2の耐蝕性や美観を向上させることができる。尚、塗料
としては例えば合成樹脂系の塗料が使用され、その中で
も塗膜が強固なものが望ましい。
着してなるクラッド材で構成し、天蓋2の表面側にステ
ンレス板が配置されるようにすること。このようにすれ
ば、マンホールの蓋1は錆びるおそれがなく、耐蝕性が
向上されるとともに美観が悪化することもない。又、天
蓋2の全体を高価なステンレス板により構成した場合と
比較して、製造コストを低減することができる。
適宜変更すること。 (6)天蓋2及び補強部材3の材料として、鋼板以外の
例えばアルミ板等の金属板を使用すること。
状をなすもの以外、例えば平面四角形状をなすもので具
体化すること。
量で取扱いが容易であり、しかも充分な耐荷重性を確保
することができるとともに、鋳造作業を必要とすること
なく製造が可能であり、その製造作業を良好な環境で容
易に行うことができるという優れた効果を発揮する。
を裏面から示す一部破断斜視図である。
ある。
とを天蓋の裏面から拡大して示す要部破断斜視図であ
る。
…挟持部、8…リブ本体。
Claims (2)
- 【請求項1】 金属板よりなる天蓋の裏面側にリブ状を
なす補強部材を配置し、その補強部材を、天蓋と同天蓋
に塑性加工により形成された挟持部との間で挟持固定し
て天蓋と一体化したマンホールの蓋。 - 【請求項2】 前記補強部材は、帯状をなす金属板を塑
性加工によりジグザグ状に屈曲させてなるリブ本体を主
体とした一体物として構成されている請求項1に記載の
マンホールの蓋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04434694A JP3442132B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | マンホールの蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04434694A JP3442132B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | マンホールの蓋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07252855A true JPH07252855A (ja) | 1995-10-03 |
JP3442132B2 JP3442132B2 (ja) | 2003-09-02 |
Family
ID=12688955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04434694A Expired - Fee Related JP3442132B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | マンホールの蓋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3442132B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101224608B1 (ko) * | 2012-03-05 | 2013-01-21 | 박준혁 | 맨홀 뚜껑 |
KR101293599B1 (ko) * | 2013-04-12 | 2013-08-13 | 정혁수 | 공동구용 덮개 |
CN106988349A (zh) * | 2017-05-02 | 2017-07-28 | 泰州夏北新型绿色建材科技有限公司 | 一种新型窨井盖 |
-
1994
- 1994-03-15 JP JP04434694A patent/JP3442132B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101224608B1 (ko) * | 2012-03-05 | 2013-01-21 | 박준혁 | 맨홀 뚜껑 |
KR101293599B1 (ko) * | 2013-04-12 | 2013-08-13 | 정혁수 | 공동구용 덮개 |
CN106988349A (zh) * | 2017-05-02 | 2017-07-28 | 泰州夏北新型绿色建材科技有限公司 | 一种新型窨井盖 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3442132B2 (ja) | 2003-09-02 |
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