JPH0725271U - 車両用インジェクタ - Google Patents
車両用インジェクタInfo
- Publication number
- JPH0725271U JPH0725271U JP5480993U JP5480993U JPH0725271U JP H0725271 U JPH0725271 U JP H0725271U JP 5480993 U JP5480993 U JP 5480993U JP 5480993 U JP5480993 U JP 5480993U JP H0725271 U JPH0725271 U JP H0725271U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- injector
- injection port
- protector
- injection
- water droplets
- Prior art date
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- Pending
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- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 インジェクタの噴射動作を確実に行わせるこ
と。 【構成】 ボディー1の先端部に取り付けたプロテクタ
10の上部中央に円柱状の凸部12を設け、周辺部から
のインジェクタの噴射口6への水滴の流れ込みを防止す
るようした。したがって、噴射口における凍結が防止さ
れることから、インジェクタの噴射動作が確実に行われ
る。
と。 【構成】 ボディー1の先端部に取り付けたプロテクタ
10の上部中央に円柱状の凸部12を設け、周辺部から
のインジェクタの噴射口6への水滴の流れ込みを防止す
るようした。したがって、噴射口における凍結が防止さ
れることから、インジェクタの噴射動作が確実に行われ
る。
Description
【0001】
本考案は、車両用のインジェクタの噴射口の凍結による動作不良を防止するよ うにした車両用インジェクタに関する。
【0002】
燃料噴射ノズルであるインジェクタは、燃料が空気と良く混ざるように燃料を 細かい霧状にして噴射する燃料噴射ノズルであり、コントロールユニットからの 駆動信号に基づいて各気筒のインテーク・マニホールドに燃料を噴射するもので ある。
【0003】 図3は、このようなインジェクタの内部構造の一例を示すものである。同図に 示すように、ボディー1の燃料取込口2には、図示省略のプレッシャーレギュレ ータによって一定の圧力が加えられた燃料が取り込まれるようになっている。
【0004】 図示省略のコントロールユニットからの駆動信号が配線コネクタ7を介してソ レノイド・コイル3に供給されると、プランジャ4が吸引され、このプランジャ 4と一体となっているニードル・バルブ5が噴射口6を開ける。これにより、一 定の圧力が加えられている燃料がボディー1内部を通り、噴射口6から図示省略 の各気筒のインテーク・マニホールドに噴射される。
【0005】 ところで、このようなインジェクタにあっては、特に極低温時においてインジ ェクタの先端部が凍結してしまうことがあり、このような凍結が発生すると、噴 射口6から燃料が噴射されないので、始動不良やアイドル不安定等を引き起こす ことがあった。
【0006】 従来では、図4に示すように、インジェクタの噴射口6の周囲をプロテクタ8 によってガードしたものもあるが、このような構造ではプロテクタ8の中心部に 水滴が流れ込んでしまい、噴射口6の凍結による閉塞を回避することができなか った。
【0007】 すなわち、噴射口6の凍結について考察してみると、極低温時においては燃料 温度が外気と略等しく、インジェクタの先端部が非常に冷たくなっているため、 その先端部に霜が付いてしまう。エンジンを停止させると、インジェクタの先端 部に付いた霜がエンジンからの伝熱により一旦溶け出すため、溶けた水滴が噴射 口6に表面張力によって溜り、再び凍結して噴射口6を塞いでしまう。
【0008】 このようなことから、図5に示すように、プロテクタ8に切欠き部9を設け、 溶けた水滴の流れを良くすることによって噴射口6への水滴の溜りを無くすよう にしたものがある。
【0009】
このように、上述した従来のインジェクタにあっては、プロテクタ8に切欠き 部9を設けることによって水滴の流れを良くし、噴射口6への水滴の溜りを無く すようにしているものの、図4のプロテクタ8と比較して解る通り、切欠き部9 を設けたものではインジェクタの先端部の露出部分が多くなってしまうため、霜 の付着量が多くなってしまうことから、噴射口6の凍結防止効果が不十分なもの となっている。
【0010】 本考案は、このような事情に対処してなされたもので、インジェクタの噴射口 に流れ込む水滴を確実に遮断することにより、噴射口の凍結を防止し、インジェ クタの噴射動作を確実に行わせることができる車両用インジェクタを提供するこ とを目的とする。
【0011】
本考案は、上記目的を達成するために、燃料を噴射する噴射口に流れ込む水滴 を遮断するためのプロテクタをインジェクタの先端部を覆うように取り付けてな る車両用インジェクタであって、前記プロテクタの前記噴射口に対応する箇所に は、前記噴射口を囲むように、前記噴射口からの燃料噴射方向に沿って突設され た凸部が設けられていることを特徴とする。
【0012】
本考案の車両用インジェクタでは、プロテクタの噴射口に対応する箇所に、噴 射口を囲むように、噴射口からの燃料噴射方向に沿って凸部を突設し、インジェ クタの先端部を伝って噴射口側に流れ込もうとする水滴を遮断するようにしたの で、噴射口における凍結が防止される。
【0013】
以下、本考案の実施例の詳細を図面に基づいて説明する。 図1は、本考案の車両用インジェクタの一実施例を示すもので、ボディー1の 先端部には、プロテクタ10が取り付けられている。プロテクタ10には、ボデ ィー1の先端部6a(図2参照)の形状に合わせられた嵌着部11が設けられて いる。嵌着部11の上部中央には、噴射口6の燃料噴射方向に沿って、円柱状の 凸部12が突設されている。凸部12の開口部12aからインジェクタの噴射口 6が覗いている。
【0014】 続いて、このような構成の車両用インジェクタの動作を、図2を用いて説明す る。
【0015】 まず、プロテクタ10の周囲に付いた霜が溶けると、溶けた水滴が表面張力に よってプロテクタ10の上部中央に集まろうとする。上部中央に集まった水滴は 、インジェクタの噴射口6に廻り込まず、凸部12を伝って落下する。これによ り、インジェクタの噴射口6における水滴の溜りが防止され、凍結による噴射口 6の閉塞が行われないので、極低温始動時においても確実なエンジン始動を行う ことができる。
【0016】 このように、本実施例では、ボディー1の先端部に取り付けたプロテクタ10 の上部中央に円柱状の凸部12を設け、周辺部からのインジェクタの噴射口6へ の水滴の流れ込みを防止するようした。
【0017】 したがって、噴射口における凍結が防止されることから、インジェクタの噴射 動作が確実に行われる。
【0018】
以上説明したように、本考案の車両用インジェクタによれば、プロテクタの噴 射口に対応する箇所に、噴射口を囲むように、噴射口からの燃料噴射方向に沿っ て凸部を突設し、インジェクタの先端部を伝って噴射口側に流れ込もうとする水 滴を遮断するようにしたので、噴射口における凍結が防止されることから、イン ジェクタの噴射動作を確実に行わせることができる。
【図1】本考案の車両用インジェクタの一実施例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図2】図1の車両用インジェクタの動作を説明するた
めの図である。
めの図である。
【図3】従来のインジェクタの内部構造の一例を示す図
である。
である。
【図4】極低温時における噴射口の凍結を防止するため
にプロテクタを設けて場合の従来のインジェクタを示す
図である。
にプロテクタを設けて場合の従来のインジェクタを示す
図である。
【図5】図4の不具合を解消するようにした従来のイン
ジェクタを示す図である。
ジェクタを示す図である。
1 ボディー 6 噴射口 10 プロテクタ 11 嵌着部 12 凸部 12a 開口部
Claims (1)
- 【請求項1】 燃料を噴射する噴射口に流れ込む水滴を
遮断するためのプロテクタをインジェクタの先端部を覆
うように取り付けてなる車両用インジェクタであって、 前記プロテクタの前記噴射口に対応する箇所には、前記
噴射口を囲むように、前記噴射口からの燃料噴射方向に
沿って突設された凸部が設けられていることを特徴とす
る車両用インジェクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5480993U JPH0725271U (ja) | 1993-10-08 | 1993-10-08 | 車両用インジェクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5480993U JPH0725271U (ja) | 1993-10-08 | 1993-10-08 | 車両用インジェクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0725271U true JPH0725271U (ja) | 1995-05-12 |
Family
ID=12981055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5480993U Pending JPH0725271U (ja) | 1993-10-08 | 1993-10-08 | 車両用インジェクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0725271U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030017869A (ko) * | 2001-08-23 | 2003-03-04 | 현대자동차주식회사 | 엘피지 인젝터 결빙 방지구조 |
JP2006322447A (ja) * | 2005-04-18 | 2006-11-30 | Denso Corp | 燃料噴射弁 |
-
1993
- 1993-10-08 JP JP5480993U patent/JPH0725271U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030017869A (ko) * | 2001-08-23 | 2003-03-04 | 현대자동차주식회사 | 엘피지 인젝터 결빙 방지구조 |
JP2006322447A (ja) * | 2005-04-18 | 2006-11-30 | Denso Corp | 燃料噴射弁 |
JP4505824B2 (ja) * | 2005-04-18 | 2010-07-21 | 株式会社デンソー | 燃料噴射弁 |
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