JPH07252421A - フルオロシリコーンエラストマーの安定化方法 - Google Patents

フルオロシリコーンエラストマーの安定化方法

Info

Publication number
JPH07252421A
JPH07252421A JP2538995A JP2538995A JPH07252421A JP H07252421 A JPH07252421 A JP H07252421A JP 2538995 A JP2538995 A JP 2538995A JP 2538995 A JP2538995 A JP 2538995A JP H07252421 A JPH07252421 A JP H07252421A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluorosilicone elastomer
fluorosilicone
perfluoroalkyl
elastomer
extraction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2538995A
Other languages
English (en)
Inventor
Robert Lewis Bixler Jr
ルイス ビクスラー,ジュニア ロバート
Lori Jean Conway
ジーン コンウェイ ロリ
Lawrence D Fiedler
デイル フィードラー ローレンス
Gerald A Gornowicz
アルフォンス ゴーノウィクツ ジェラルド
Antony Pope Wright
ポップ ライト アントニー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dow Silicones Corp
Original Assignee
Dow Corning Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dow Corning Corp filed Critical Dow Corning Corp
Publication of JPH07252421A publication Critical patent/JPH07252421A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L83/00Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L83/04Polysiloxanes
    • C08L83/08Polysiloxanes containing silicon bound to organic groups containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K3/00Use of inorganic substances as compounding ingredients
    • C08K3/18Oxygen-containing compounds, e.g. metal carbonyls
    • C08K3/20Oxides; Hydroxides
    • C08K3/22Oxides; Hydroxides of metals
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K3/00Use of inorganic substances as compounding ingredients
    • C08K3/32Phosphorus-containing compounds

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 内燃機関の燃料に接触するシール等部材とし
て適するように、酸素化燃料との接触による分解に対し
てフルオロシリコーンエラストマーを安定化させる方法
に関する。 【構成】 a)フルオロシリコーンエラストマー基剤に
耐抽出性の緩衝剤を添加し、フルオロシリコーンエラス
トマー基剤は、パーフルオロアルキル含有ポリジオルガ
ノシロキサンと強化用シリカフィラーを含み、パーフル
オロアルキル含有ポリジオルガノシロキサンの繰り返し
単位の少なくとも90モル%は式RCH2CH2(CH3)
SiOで表せられ、パーフルオロアルキル含有ポリジオ
ルガノシロキサンの10モル%までの繰り返し単位は式
R'2SiOで表せられ、 b)耐抽出性の緩衝剤を含むフルオロシリコーンエラス
トマー基剤を硬化させてフルオロシリコーンエラストマ
ーを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、酸素化燃料との接触に
よる分解に対してフルオロシリコーンエラストマーを安
定化させる方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】この方
法は、フルオロシリコーンエラストマー基剤に耐抽出性
の緩衝剤を、耐抽出性の緩衝剤の重量とフルオロシリコ
ーンエラストマー基剤の重量の合計の0.06〜10重
量%の範囲の量で添加することを含む。フルオロシリコ
ーンエラストマー基剤は、パーフルオロアルキル含有ポ
リジオルガノシロキサンと強化用シリカフィラーを含
み、パーフルオロアルキル含有ポリジオルガノシロキサ
ンの繰り返し単位の少なくとも90モル%は式RCH2
CH2(CH3)SiOで表せられ、10モル%までの繰り
返し単位は式R'2SiOで表せられ、Rは炭素数が1〜
10のパーフルオロアルキル基であり、各々のR' はメ
チル、フェニル、ビニルより独立して選択される。耐抽
出性の緩衝剤を含むフルオロシリコーンエラストマー基
剤を硬化させてフルオロシリコーンエラストマーを形成
する。もう1つの態様において、本発明は、この方法に
よって得られたフルオロシリコーンエラストマーを提供
する。
【0003】フルオロシリコーンエラストマーは液体炭
化水素燃料に接触する材料として利用でき、この理由
は、そのような燃料による劣化にフルオロシリコーンエ
ラストマーが耐えるためである。このこめ、フルオロシ
リコーンエラストマーは内燃機関の燃料装置のOリン
グ、ガスケット、ホース、タンク等に使用される。現
在、酸素化燃料のような炭化水素燃料の選択枝を受け入
れるための内燃機関の設計には、相当な努力がなされて
いる。ここで用語「酸素化燃料」とは、酸素原子を含有
する化合物を含む燃料を意味する。酸素化燃料の例には
メタノール、エタノールのようなアルコール、メチル第
3ブチルエーテル、エチル第3ブチルエーテルのような
エーテル、エチレングリコール、メチレングリコール、
プロピレングリコールのようなグリコール、及びアルコ
ール、エーテル、グリコール、又はこれらの混合物を含
む炭化水素燃料がある。
【0004】特定の条件下では、酸素化燃料に接触する
フルオロシリコーンエラストマーの性能は抑制される。
Virantらは、文献「"The Effect of Alternative Fuels
onFluorosilicone Elastomers"、SAE Technical Paper
Series, International Congress and Exposition, De
troit, Michigan, 1991年1月25日〜3月1日、Technic
al Paper 910102」の中で、エーテル添加剤を含むガソ
リンやメタノールと燃料のブレンドのような酸素化燃料
に、フルオロシリコーンエラストマーが約60℃の温度
で接触すると、フルオロシリコーンエラストマーの引張
強度、伸び、硬度が減少すると報告している。
【0005】塩基性又は金属イオンの不純物が酸素化燃
料の中に存在すると、又はエラストマー中に存在して酸
素化燃料に可溶であると、フルオロシリコーンエラスト
マーの性能に悪影響すると思われる。このような不純物
は、フルオロシリコーンエラストマーを調製するために
使用する成分又はプロセスに由来することがあり、又は
これらのエラストマーに接触する酸素化燃料の中に不純
物が存在することもある。塩基性不純物には、フルオロ
シリコーンエラストマーの製造時の合成物であるアルカ
リ金属の水酸化物や炭酸塩、及びN,N'ジ第2ブチルパラ
フェニレンジアミンのような燃料添加剤として使用され
ることが多い第2アミンがある。アルカリ金属を重合触
媒として使用する場合、一般にアルカリ金属イオン不純
物は、パーフルオロアルキル含有ポリジオルガノシロキ
サンの製造残存物としてフルオロシリコーンエラストマ
ーに入り込む。また、アルカリ金属は酸素化燃料の不純
物のこともある。
【0006】本発明者らは、フルオロシリコーンエラス
トマーの分解は、パーフルオロアルキル含有ポリジオル
ガノシロキサンのシロキサン結合の転移反応によって生
じ、この転移は酸素化燃料に溶解した不純物によって触
媒されると考える。このような転移は酸素化燃料の中に
抽出されることができる低分子量の化学種を生成し、エ
ラストマーの重量減少、及び引張強度、伸び、硬度の低
下となることがある。Yuzhelevskiiらは、文献「"Rearr
angement of 3,3,3-Trifluoropropylmethylsiloxane in
Acetone Using Basic Catalysts", J. of Gen. Chemis
try, Vol.34, No.8, p2810(1964)」の中で、高分子量の
線状3,3,3-トリフルオロプロピルメチルシロキサンポリ
マーは、触媒のNaOH、KOH、(CH3)4 NOH
(sic)、及びナトリウムシラノレートの存在下でア
セトンに溶解したとき、分解して3,3,3-トリフルオロプ
ロピルメチルシクロシロキサンの混合物を生成すること
を明らかにしている。この文献は、さらに、これらの触
媒が存在しなければこの線状ポリマーのシロキサン結合
はアセトン溶液中で転移せず、アセトン溶液中にポリマ
ーが存在しなければ室温でこれらの触媒の存在中でも転
移しないことを明らかにしている。
【0007】Hannemann, L. らは、文献「J. Chromatog
r.,(1972), Volume 70, Page 81 」の中で、アセトン中
に分散してガラス瓶に貯蔵した状態で、トリメチルシリ
ル末端化ポリ(メチル-3,3,3- トリフルオロプロピル)
シロキサンポリマーが分解することを明らかにしてい
る。ガラス瓶の表面と、トリメチルシリル末端化ポリ
(メチル-3,3,3- トリフルオロプロピル)シロキサンポ
リマーの製造時の残存触媒が、この分解の触媒として作
用する。また、Hannemann らは、トリメチルシリル末端
化ポリ(メチル-3,3,3- トリフルオロプロピル)シロキ
サンポリマー/アセトンの溶液を、ポリマーの0.75
倍の重量の強酸イオン交換樹脂に接触させて保持する
と、分解を促進する触媒の効果が減少することを報告し
ている。
【0008】塩基性触媒が存在しなけれは、強酸は高温
でパーフルオロアルキル含有ポリジオルガノシロキサン
の重合を触媒するために使用することができるため、強
酸も特に高温においてパーフルオロアルキル含有ポリジ
オルガノシロキサンのシロキサン結合の転移を触媒する
ことが予想される。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用効果】本発明の方
法は、各種のフルオロシリコーンエラストマーを、酸素
化燃料との接触による分解から安定化させる。本発明の
方法は、フルオロシリコーンエラストマー基剤に、耐抽
出性の緩衝剤又は複数の緩衝剤の混合物を添加すること
を含む。耐抽出性の緩衝剤は強酸でも強塩基でもなく、
このためパーフルオロアルキル含有ポリジオルガノシロ
キサンのシロキサン結合の転移を促進せず、エラストマ
ーを使用する燃料装置の腐食を促進することもない。し
かしながら、耐抽出性の緩衝剤は、酸素化燃料との接触
による分解作用に対してエラストマーを安定化させるこ
とができる。本発明によって得られる硬化した安定化フ
ルオロシリコーンエラストマーは、酸素化燃料を使用す
る燃料装置に有用である。用語「分解に対して安定化」
とは、耐抽出性の緩衝剤が存在しなかったときにエラス
トマーが分解する速度よりも、遅い速度で分解すること
を意味する。
【0010】本発明は、酸素化燃料との接触による分解
からフルオロシリコーンエラストマーを安定化させる方
法を提供する。この方法は次のように構成される。 a)フルオロシリコーンエラストマー基剤に耐抽出性の
緩衝剤を、耐抽出性の緩衝剤の重量とフルオロシリコー
ンエラストマー基剤の重量の合計の0.06〜10重量
%の範囲の量で添加し、フルオロシリコーンエラストマ
ー基剤は、パーフルオロアルキル含有ポリジオルガノシ
ロキサンと強化用シリカフィラーを含み、パーフルオロ
アルキル含有ポリジオルガノシロキサンの繰り返し単位
の少なくとも90モル%は式RCH2 CH2(CH3)Si
Oで表せられ、パーフルオロアルキル含有ポリジオルガ
ノシロキサンの10モル%までの繰り返し単位は式R'2
SiOで表せられ、ここでRは炭素数が1〜10のパー
フルオロアルキル基であり、各々のR' はメチル、フェ
ニル、ビニルより独立して選択され、 b)耐抽出性の緩衝剤を含むフルオロシリコーンエラス
トマー基剤を硬化させてフルオロシリコーンエラストマ
ーを形成する。
【0011】もう1つの態様において、本発明は、この
方法によって得られたフルオロシリコーンエラストマー
を提供する。フルオロシリコーンエラストマーは当該技
術で知られており、パーフルオロアルキル含有ポリジオ
ルガノシロキサンと強化用シリカフィラーを含み、パー
フルオロアルキル含有ポリジオルガノシロキサンの繰り
返し単位の少なくとも90モル%は式RCH2 CH2(C
3)SiOで表せられ、パーフルオロアルキル含有ポリ
ジオルガノシロキサンの10モル%までの繰り返し単位
は式R'2SiOで表せられ、ここでRは炭素数が1〜1
0のパーフルオロアルキル基であり、各々のR' はメチ
ル、フェニル、ビニルより独立して選択される。パーフ
ルオロアルキル基は一般にCF3 、C2 5 、C
3 7 、C7 15、及びC1021である。パーフルオロ
アルキル含有ポリジオルガノシロキサンの末端ブロック
基はヒドロキシル又はトリオルガノシリルであり、例え
ばトリメチルシリルやジメチルビニルシリルである。末
端ブロック基の選択は、フルオロシリコーンエラストマ
ー基剤を硬化フルオロシリコーンエラストマーに転化す
るための所望の硬化反応によって決まる。例えば、エラ
ストマー基剤が、オルガノ水素シロキサン/付加反応触
媒の組み合わせ又はビニル特異性(specific)過酸化物に
よって硬化された場合、末端ブロック基は、ビニル基の
ような特定のアルケニル基を含むことができる。パーフ
ルオロアルキル含有ポリジオルガノシロキサンは、好ま
しくは1000Pa・s以上、より好ましくは1000
0以上の粘度を有し、このためガム状の稠度を有する。
【0012】本発明の方法と組成に有用なパーフルオロ
アルキル含有ポリジオルガノシロキサン商業的に入手可
能である。本発明に有用なパーフルオロアルキル含有ポ
リジオルガノシロキサンの1種は米国特許第31796
19号に開示されている。これらのポリジオルガノシロ
キサンの別な製造方法が米国特許第3002951号に
開示されている。後者の特許は、環状のシロキサントリ
マーから、ケイ素原子に結合したパーフルオロアルキル
基を有する高分子量のパーフルオロアルキル含有ポリジ
オルガノシロキサンの調製方法を教示している。この後
者の特許に使用される環状のシロキサントリマーは、米
国特許第2979519号に示されている。この他のパ
ーフルオロアルキル含有ポリジオルガノシロキサンの製
造方法は米国特許第3274153号、同329474
0号、同3373138号に示されている。
【0013】パーフルオロアルキル含有ポリジオルガノ
シロキサンは、1つのタイプのホモポリマー又はコポリ
マーでよく、或いは種々のホモポリマー、コポリマー、
又はホモポリマー及びコポリマーの混合物であってもよ
い。好ましいパーフルオロアルキル含有ポリジオルガノ
シロキサンは、繰り返し単位の少なくとも99%がメチ
ル-3,3,3- トリフルオロプロピルシロキシであるヒドロ
キシル末端化ポリメチル(3,3,3- トリフルオロプロピ
ル)シロキサンである。
【0014】フルオロシリコーンエラストマー基剤の強
化用シリカフィラーは市販されており、ヒュームドシリ
カ、沈殿シリカ、シリカアエロゲル、アリカキセロゲル
がある。好ましくは、強化用シリカフィラーは少なくと
も100m2 /g、より好ましくは少なくとも200m
2 /gの表面積を有する。強化用シリカフィラーは、エ
ラストマーの他の特性に悪影響を及ぼさずに所望とする
強化を得ることができる任意の量で添加することができ
る。一般に、100部のパーフルオロアルキル含有ポリ
ジオルガノシロキサンにつき5〜100部の強化用シリ
カフィラーが有用である。
【0015】また、フルオロシリコーンエラストマー基
剤は、種々の加工助剤と添加剤を含むことができる。好
ましい態様において、強化用シリカフィラーはアンチク
リープ(anticrepe) 剤で処理する。強化用シリカフィラ
ーを処理するために、強化用シリカフィラーをパーフル
オロアルキル含有ポリジオルガノシロキサンに添加する
前にアンチクリープ剤を添加してもよく、或いはパーフ
ルオロアルキル含有ポリジオルガノシロキサンに強化用
シリカフィラーを混合しながら、強化用シリカフィラー
を処理するためにアンチクリープ剤を(その場で)添加
してもよい。アンチクリープ剤の例には次の化合物及び
それらの混合物がある:トリメチルクロロシラン、ジメ
チルジクロロシラン、メチルトリクロロシラン、及びメ
チルトリメトキシシランのようなシラン、テトラメチル
ジビニルジシラザン、ヘキサメチルジシラザンのような
シラザン、環状ジオルガノシロキサンのような環状シロ
キサン、ヒドロキシル末端化ポリジメチルシロキサン、
ヒドロキシル末端化ポリメチルビニルシロキサン、及び
ヒドロキシル末端化ポリメチル(3,3,3- トリフルオロプ
ロピル)シロキサンのような低分子量のポリジオルガノ
シロキサン、及びこれらのシラン、シラザン、又はシロ
キサンのコポリマーがある。好ましいアンチクリープ剤
は低分子量のポリジオルガノシロキサンとシラザンであ
る。アンチクリープ剤は、クリープ(crepe) 硬化を抑え
ることができ、エラストマーの特性に悪影響しなければ
任意の量で添加することがきる。典型的な量はフルオロ
シリコーンエラストマー基剤の0.1〜5重量%の範囲
である。
【0016】また、フルオロシリコーンエラストマーは
二酸化チタン、酸化亜鉛、石英、炭酸カルシウム、酸化
マグネシウム、カーボンブラック、グラファイト、ガラ
ス繊維、ガラス微小球のような増量剤を含むこともでき
る。また、フルオロシリコーンエラストマー基剤は顔
料、着色剤、難燃剤、熱安定剤、及び圧縮永久歪みを改
良するための添加剤を含むこともできる。
【0017】本発明に有用なフルオロシリコーンエラス
トマー基剤は商業的にも入手可能である。関係の特許に
米国特許第3179619号、同4882368号、同
5081172号、同5171773号がある。耐抽出
性緩衝剤はフルオロシリコーンエラストマー基剤に添加
する。用語「耐抽出性緩衝剤」は、酸素化燃料に実質的
に不溶性であり、酸素化燃料によって可溶化されるフル
オロシリコーンエラストマー中の不純物又は酸素化燃料
中の不純物のフルオロシリコーンエラストマーへのpH
効果を抑制する化学物質を意味する。pH効果を抑制す
ることは、パーフルオロアルキル含有ポリジオルガノシ
ロキサンのシロキサン結合の転移の触媒作用を防ぎ、そ
れによってエラストマーの分解を抑制すると考えられ
る。本発明に有用な耐抽出性緩衝剤は商業的に入手可能
である。
【0018】耐抽出性緩衝剤は固体である。耐抽出性緩
衝剤の物理的形態は重要ではない。例えば、粉末、ペレ
ット、又はチャンク等の形態でよい。耐抽出性緩衝剤
は、フルオロシリコーンエラストマー基剤のいたる所に
分散可能ではないことが好ましい。最も好ましい耐抽出
性緩衝剤は粉末である。使用する特定の耐抽出性緩衝剤
は、フルオロシリコーンエラストマーと酸素化燃料中に
存在する不純物の性質に依存する。最も一般的に見られ
る不純物は塩基であるため、そのような用途への耐抽出
性緩衝剤は一般に弱酸、両性、又は不純物より塩基性が
低い。不純物を含まない酸素化燃料、塩基性不純物を含
む酸素化燃料と燃料装置例えば内燃機関燃料装置のよう
な用途には、耐抽出性緩衝剤は、好ましくは耐抽出性の
弱酸、多塩基性弱酸の耐抽出性の部分的中和塩、酸化ア
ルミニウム化合物から選択れさる。
【0019】用語「弱酸」は1.0〜6.5の範囲のp
Kaを有する化合物を意味する。弱酸は酸、弱酸の無水
物、弱酸の官能基を有するイオン交換樹脂を含む。弱酸
のpKaは3.0〜5.5の範囲であることが好まし
い。耐抽出性弱酸の例には極性の高結晶質の酸、高分子
の酸、ホウ素酸化物から誘導された酸、リン酸化物から
誘導された酸、砒素酸化物から誘導された酸、セレン酸
化物から誘導された酸、及びこれらの酸の無水物があ
る。特定の耐抽出性弱酸の例にはテレフタル酸、ポリア
クリル酸、エチレングリコールビス(2- アミノエチルエ
ーテル)テトラ酢酸のような耐抽出性のカルボン酸、無
水マレイン酸コポリマーがある。これらの中で好ましく
はポリアクリル酸とテトラフタル酸であり、最も好まし
くはポリアクリル酸である。
【0020】耐抽出性弱酸は1.0〜6.5の範囲のp
Kaの官能基を有するイオン交換樹脂であることができ
る。このようなイオン交換樹脂の例には、ジビニルベン
ゼンと、アクリル酸又はメタアクリル酸とのコポリマー
がある。例えば、弱酸イオン交換樹脂にはダウケミカル
社(Midland, Michigan) の Dowex(商標)CCR-3 、Rohm
and Haas 社(Philadelphia, Pennsylvania)の Amberli
te(商標)IRP-84と Amberlite CG-50がある。
【0021】耐抽出性弱酸の例には弱酸金属キレート化
合物もある。用語「キレート化合物」は、溶液中で金属
と多数の配位結合を形成する無機化合物と有機化合物を
意味する。弱酸キレート化合物の例には、キレート化イ
オン交換樹脂、ニトリロトリ酢酸、エチレンジアミンテ
トラ酢酸がある。別な例には、無機物質に結合して金属
キレート化合物を固定する金属キレート化合物がある。
無機物質に結合されるキレート化合物の特定の例に、米
国特許第4071546号、同4448694号に開示
のような、ケイ酸質支持体に結合した弱酸性のシロキサ
ンがある。好ましい弱酸金属キレート化合物はエチレン
ジアミンテトラ酢酸である。
【0022】もう1つの好ましい耐抽出性緩衝剤は、部
分的に中和された多塩基酸の耐抽出性の塩である。例と
して、燐酸二ナトリウム、ニトリロトリ酢酸又はエチレ
ンジアミンテトラ酢酸の一ナトリウム塩又は二ナトリウ
ム塩、又はエチレンジアミンテトラ酢酸の三ナトリウム
塩である。好ましい部分的に中和された多塩基性弱酸の
耐抽出性の塩は燐酸二ナトリウムである。
【0023】3つ目の好ましい耐抽出性緩衝剤は酸化ア
ルミニウム化合物である。例として、酸化アルミニウ
ム、1.0〜9.0の範囲のpKaを有する活性酸化ア
ルミニウム、アルミナ三水和物、酸化アルミニウム含有
熱安定性無機モレキュラーシーブ粉末、及びゼオライト
のようなアルミノ珪酸塩がある。最も好ましい耐抽出性
緩衝剤は1.0〜7.0の範囲のpKaを有する活性酸
化アルミニウムである。
【0024】本発明は、フルオロシリコーンエラストマ
ー基剤に耐抽出性緩衝剤を添加することを必要とする。
フルオロシリコーンエラストマー基剤は前記のような標
準的な方法で調製する。耐抽出性緩衝剤は、硬化剤の添
加の前に又はそれと同時にフルオロシリコーンエラスト
マー基剤の調製の間に添加することができ、又はフルオ
ロシリコーンエラストマー基剤が生成した後に添加して
もよく、フルオロシリコーンエラストマーが完全に硬化
する前に添加する。耐抽出性緩衝剤は、標準的な方法に
よってフルオロシリコーンエラストマー基剤に添加・混
合する。例えば2本ロールミル又はドウ型ミキサーによ
って混和又は混合することができる。好ましい態様にお
いて、耐抽出性緩衝剤はフルオロシリコーンエラストマ
ー基剤中に均質(homogeneity) に混合する。
【0025】耐抽出性緩衝剤の量は、耐抽出性緩衝剤の
重量とフルオロシリコーンエラストマーの重量の合計の
0.06〜10重量%の範囲である。この量は特定の耐
抽出性緩衝剤と特定のエラストマー基剤に依存する。緩
衝剤の最小量がエラストマー中の不純物のpH効果を補
償するために典型的に必要な量を超え、それによって燃
料中の不純物のpH効果を補償するに有用な緩衝剤を残
すことが好ましい。緩衝剤とフルオロシリコーンエラス
トマーの合計重量の0.10重量%以上の耐抽出性緩衝
剤の量が好ましい。最も好ましくは0.10〜5重量%
の範囲の量である。10重量%以上の量では、フルオロ
シリコーンエラストマーの他の物理的特性に悪影響する
ことがある。
【0026】硬化フルオロシリコーンエラストマーの生
成をもたらすために、耐抽出性緩衝剤を含むフルオロシ
リコーンエラストマーに硬化剤を添加する。好ましい硬
化剤は、シリコーン業界で硬化剤として周知の有機過酸
化物である。有機過酸化物の例にはベンゾイルペルオキ
シド、第三ブチルパーベンゾエート、ジクミルペルオキ
シド、ジクロロベンゾイルペルオキシド、ジ第三ブチル
ペルオキシド、2,5-ビス(第三ブチル)ペルオキシド-
2,5- ジメチルヘキサン、第三ブチルペロキシイソプロ
ピルカーボネートがある。有機ペルオキシドの量はそれ
程重要ではない。有用な範囲は、耐抽出性緩衝剤を含む
フルオロシリコーンエラストマーの0.1〜3重量%の
範囲である。
【0027】耐抽出性緩衝剤を含むフルオロシリコーン
エラストマー基剤は、当該技術で公知の他の硬化剤によ
っても硬化させることができ、例えば、オルガノ水素シ
ロキサン/付加反応触媒の組み合わせがある。この組み
合わせのオルガノ水素シロキサンは、各々の分子の中に
少なくとも2つのケイ素結合水素原子を含む必要があ
る。オルガノ水素シロキサンの例には、トリメチルシロ
キシ末端化ジメチルシロキサン−メチル水素シロキサン
のコポリマー、水素ジメチルシロキシ末端化ジメチルシ
ロキサン−メチル水素シロキサンのコポリマー、及び類
似の化合物がある。この分子構造は直鎖、枝分かれ鎖、
又は環状であることができ、その重合度(DP)は少な
くとも2であるべきである。付加反応触媒の例には、白
金と白金化合物の触媒があり、例えば白金ブラック、塩
化白金酸、四塩化白金、塩化白金酸/オレフィン錯体、
塩化白金酸/メチルビニルシロキサン錯体、及び類似の
化合物、前記のような白金又は白金化合物触媒を含む微
細粒子の熱可塑性触媒、ロジウム化合物、コバルトカル
ボニルがある。
【0028】フルオロシリコーンエラストマー基剤を硬
化させる温度の範囲は室温又はそれ以上である。好まし
い温度範囲は50〜250℃である。この温度範囲は、
使用する触媒を活性化するに充分な温度にあるべきであ
る。本発明の例証のために以降では例を説明する。
【0029】
【実施例】例1 硬化したフルオロシリコーンエラストマーのサンプルを
試験用燃料に浸し、燃料を連続的に攪拌しながら加圧下
で加熱する試験を行った。エラストマーのサンプルを定
期的に燃料から取り出し、真空オーブン中で乾かし、秤
量した。エラストマーのサンプルの重量減少の割合を、
エラストマーの劣化の程度の指標として用いた。
【0030】下記の表の各々は、耐抽出性緩衝剤の存在
の有無、フルオロシリコーンエラストマーの組成、試験
燃料の組成、燃料の温度の関係を示す。暴露時間は時間
(h)を表す。「部」は重量部を意味する。耐抽出性緩
衝剤の重量部の数値は、フルオロシリコーンエラストマ
ー基剤組成物の100重量部あたりの数を意味する。
【0031】試験燃料は、種々の濃度のメタノールを含
むイソオクタンとトルエンの体積で1:1の混合物とし
た。M5と示した燃料は5体積%のメタノールを含み、
M25は25体積%のメタノールを含み、M40は40
体積%のメタノールを含んだ。フルオロシリコーンエラ
ストマーはエラストマーA、Bと示す。エラストマー基
剤AとBの調製方法と組成を次に示す。
【0032】 〔エラストマーA基剤〕 重量% 組成 43.5 (a)ヒドロキシル末端化ポリメチル(3,3,3- トリフルオロプロ ピル)シロキサンガム。100モル%のトリフルオロプロピル メチルシロキサン単位を含み、2.3〜3.6mm(0.09 0〜0.140インチ)のウイリアムス可塑度を有する。
【0033】 19.9 (b)ヒドロキシル末端化メチル(3,3,3- トリフルオロプロピル )メチルビニルポリシロキサン。約0.596モル%のメチル ビニルシロキサン単位を含み、残りの単位はメチル-3,3,3- ト リフルオロプロピルシロキサン単位であり、2.3〜2.8m m(0.090〜0.110インチ)のウイリアムス可塑度を 有する。
【0034】 2.0 (c)ヒドロキシル末端化ジメチルシロキサン−メチルビニルシ ロキサンコポリマー。約4モル%のメチルビニルシロキサン単 位を含み、残りはジメチルシロキサンであり、1.5〜1.8 mm(0.090〜0.110インチ)のウイリアムス可塑度 を有する。
【0035】 26.6 (d)400m2 /gの表面積を有するヒュームドシリカ。 6.6 (e)ヒドロキシル末端化ポリメチル(3,3,3- トリフルオロプロ ピル)シロキサン。6重量%のケイ素結合ヒドロキシル基を含 み、25℃で0.1Pa・sの粘度を有する。 0.3 (f)ヒドロキシル末端化ポリメチルビニルシロキサン。4〜5 .5重量%でケイ素結合ヒドロキシル基を含み、1分子につき 平均で3〜20のメチルビニルシロキサン単位を有する。
【0036】 0.7 (g)テトラメチルジビニルジシロキサン。 エラストマーA基剤は米国特許第5081172号の開
示と実質的に同様にして調製し、成分(a)〜(g)を
加熱装置と減圧装置を備えたダウミキサーに投入して行
った。次いでミキサー中の成分を115℃の温度の減圧
下で1時間混和し、エラストマーA基剤を作成した。
【0037】 〔エラストマーB基剤〕 重量% 組成 59.2 (a)ヒドロキシル末端化メチルトリフルオロプロピル−−メチ ルビニルポリシロキサン。約1.0モル%のメチルビニルシロ サン単位を含み、残りはメチル-3,3,3- トリフルオロプロピル シロキサン単位であり、2.5〜3.6mm(0.100〜0 .140インチ)のウイリアムス可塑度を有する。
【0038】 23.7 (b)400m2 /gの表面積を有するヒュームドシリカ。 7.0 (c)ヒドロキシル末端化ポリメチル(3,3,3- トリフルオロプロ ピル)シロキサン。25℃で約1Pa・sの粘度を有し、6重 量%のケイ素結合ヒドロキシル基を含む。 0.56 (d)ヒドロキシル末端化ポリメチルビニルシロキサン。4〜5 .5重量%のケイ素結合ヒドロキシル基と、1分子につき平均 で3〜20のメチルビニルシロキサン単位を含む。
【0039】 4.6 (e)5μm以下の粒子サイズを有する石英。 1.81 (f)ヒドロキシル末端化ジメチルシロキサン−メチルビニルシ ロキサンコポリマー。約4モル%のメチルビニルシロキサン単 位と残りのジメチルシロキサン単位を含み、3.6〜4.3m m(0.140〜0.170インチ)のウイリアムス可塑度を 有する。
【0040】 (g)400m2 /gの表面積を有するヒュームドシリカ。
【0041】エラストマーBの調製は、最初に成分
(a)〜(d)をダウミキサー中で一混ぜ合わせ、次い
で175℃で3時間加熱し、次いで攪拌しながら成分
(e)を添加した。その後、成分(f)と(g)を投入
し、ミキサー中の既に混和した成分と175℃で1時間
混和し、エラストマーB基剤を作成した。
【0042】〔耐抽出性緩衝剤の添加〕耐抽出性緩衝剤
は、2本ロールミルを用い、予め作成していたエラスト
マー基剤に下記の表に示した量で混和した。
【0043】〔硬化〕50重量%の活性 2,5ビス(第3
ブチルペルオキシ)−2,5-ジメチルヘキサンを含む硬化
剤をエラストマーAとBの各々の基剤に、エラストマー
基剤の0.5〜1.0重量%の量でミル混合した。エラ
ストマー基剤を171℃で10分間硬化させ、次いで2
00℃で4時間後硬化させた。
【0044】〔表〕表1のデータは、エチレンジアミン
テトラ酢酸(EDTA)と燐酸二ナトリウムでエラスト
マーAを安定化した効果を示す。表2〜8のデータは、
各種の耐抽出性緩衝剤でエラストマーBを安定化した効
果を示す。表7と8に記した活性化酸化アルミニウムは
Aldrich Chemical社(Milwaukee,Wisconsin)販売の Broc
kmann I, 標準グレード CA 105 μm(150メッシ
ュ)である。各種活性化酸化アルミニウムのpH値は次
の通りであった。
【0045】(a) 9.5±0.5 (b) 7.0±0.5 (c) 約 6.0 (d) 4.5±0.5
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】
【表3】
【0049】
【表4】
【0050】
【表5】
【0051】
【表6】
【0052】
【表7】
【0053】
【表8】
フロントページの続き (72)発明者 ロリ ジーン コンウェイ アメリカ合衆国,ミシガン,ミッドラン ド,イースト プリンス ロード 176 (72)発明者 ローレンス デイル フィードラー アメリカ合衆国,ミシガン,ミッドラン ド,タンウッド ドライブ 1108 (72)発明者 ジェラルド アルフォンス ゴーノウィク ツ アメリカ合衆国,ミシガン,ミッドラン ド,ブリストル コート 4613 (72)発明者 アントニー ポップ ライト アメリカ合衆国,ミシガン,ローデス,ジ ェファーソン ロード 7300

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸素化燃料との接触による分解からフル
    オロシリコーンエラストマーを安定化させる方法であ
    り、次の過程を含んでなる方法: a)フルオロシリコーンエラストマー基剤に耐抽出性の
    緩衝剤を、耐抽出性の緩衝剤とフルオロシリコーンエラ
    ストマー基剤の合計重量の0.06〜10重量%の範囲
    の量で添加し、フルオロシリコーンエラストマー基剤
    は、パーフルオロアルキル含有ポリジオルガノシロキサ
    ンと強化用シリカフィラーを含み、パーフルオロアルキ
    ル含有ポリジオルガノシロキサンの繰り返し単位の少な
    くとも90モル%は式RCH2 CH2(CH3)SiOで表
    せられ、パーフルオロアルキル含有ポリジオルガノシロ
    キサンの10モル%までの繰り返し単位は式R'2SiO
    で表せられ、ここでRは炭素数が1〜10のパーフルオ
    ロアルキル基であり、各々のR' はメチル、フェニル、
    ビニルより独立して選択され、 b)耐抽出性の緩衝剤を含むフルオロシリコーンエラス
    トマー基剤を硬化させてフルオロシリコーンエラストマ
    ーを形成する。
  2. 【請求項2】 フルオロシリコーンエラストマー基剤が
    アンチクリープ剤をさらに含む請求項1に記載の方法。
JP2538995A 1994-02-14 1995-02-14 フルオロシリコーンエラストマーの安定化方法 Withdrawn JPH07252421A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US19550994A 1994-02-14 1994-02-14
US195509 1994-02-14

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07252421A true JPH07252421A (ja) 1995-10-03

Family

ID=22721681

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2538995A Withdrawn JPH07252421A (ja) 1994-02-14 1995-02-14 フルオロシリコーンエラストマーの安定化方法

Country Status (2)

Country Link
EP (1) EP0667373A3 (ja)
JP (1) JPH07252421A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015108031A (ja) * 2013-12-03 2015-06-11 大倉工業株式会社 半導電性熱可塑性エラストマー組成物、それを用いた電子写真用シームレスベルトおよびその製造方法
EP2995652A1 (en) 2014-09-11 2016-03-16 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Fluorosilicone rubber compound and rubber part for use near cargo plane engines

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6079607B2 (ja) * 2013-12-16 2017-02-15 信越化学工業株式会社 フロロシリコーンゴム組成物
JP6274125B2 (ja) * 2014-03-12 2018-02-07 信越化学工業株式会社 フロロシリコーンゴム組成物
US11926708B1 (en) 2021-04-08 2024-03-12 Nusil Technology Llc Fluorosilicone compositions and methods related thereto

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3192175A (en) * 1962-09-27 1965-06-29 Dow Corning Sealant composition of 3, 3, 3-trifluoropropylmethylsiloxane gums
US4386170A (en) * 1980-10-31 1983-05-31 Dow Corning Corporation Curable fluorinated silicone elastomer
EP0577276B1 (en) * 1992-06-30 1997-08-20 Dow Corning Corporation High strength elastomeric desiccant
JP3386831B2 (ja) * 1992-10-27 2003-03-17 ジーイー東芝シリコーン株式会社 フルオロシリコーンゴム組成物

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015108031A (ja) * 2013-12-03 2015-06-11 大倉工業株式会社 半導電性熱可塑性エラストマー組成物、それを用いた電子写真用シームレスベルトおよびその製造方法
EP2995652A1 (en) 2014-09-11 2016-03-16 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Fluorosilicone rubber compound and rubber part for use near cargo plane engines
US9458306B2 (en) 2014-09-11 2016-10-04 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Fluorosilicone rubber compound and rubber part for use near cargo plane engines

Also Published As

Publication number Publication date
EP0667373A2 (en) 1995-08-16
EP0667373A3 (en) 1996-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2892741B2 (ja) 補強用シリカ充填剤及びその製造方法
JP6610429B2 (ja) 熱伝導性シリコーン組成物、その硬化物及びその製造方法
KR100320112B1 (ko) 저점성경화성오가노실록산조성물
US6284829B1 (en) Silicone elastomer of high thermal conductivity
JP3734840B2 (ja) 高コンシステンシー硬化性オルガノシロキサン組成物
KR20050074987A (ko) 열전도성 실리콘 조성물
EP2177560B1 (en) Fluorosilicone rubber composition and cured product thereof
JPH0270755A (ja) オルガノポリシロキサン組成物
JP3258374B2 (ja) 熱安定性フルオルシリコーンゴム組成物
JP2009114403A (ja) 熱硬化性シリコーンゴム組成物
JPH09328615A (ja) 改善されたヒステリシス特性を有する硬化性オルガノシロキサン組成物
JPH0699634B2 (ja) 熱硬化型シリコーンゴム組成物
US5700853A (en) Silicone rubber compositions
TW593544B (en) Silicone rubber compositions
US5569684A (en) Heat conductive silicone rubber composition
JPH07252421A (ja) フルオロシリコーンエラストマーの安定化方法
KR100366166B1 (ko) 난연성실리콘고무조성물
JP6274125B2 (ja) フロロシリコーンゴム組成物
KR20010057559A (ko) 키패드용 실리콘 고무 조성물
JPH0660281B2 (ja) 硬化性液状シリコーンゴム組成物
JP2018184534A (ja) シリコーンゴム組成物及びその硬化物
JP3727450B2 (ja) 定着ロール
JPH0673292A (ja) 沈降シリカを含有する改良された付加硬化エラストマー組成物
JP2000044804A (ja) 電気絶縁性シリコーンゴム組成物およびシリコーンゴム碍子
JP2937229B2 (ja) コネクタ防水用シール部品

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020507