JPH0673292A - 沈降シリカを含有する改良された付加硬化エラストマー組成物 - Google Patents

沈降シリカを含有する改良された付加硬化エラストマー組成物

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JPH0673292A
JPH0673292A JP15401493A JP15401493A JPH0673292A JP H0673292 A JPH0673292 A JP H0673292A JP 15401493 A JP15401493 A JP 15401493A JP 15401493 A JP15401493 A JP 15401493A JP H0673292 A JPH0673292 A JP H0673292A
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James Edward Doin
ジェームス・エドワード・ドイン
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 良好な引裂強さ、良好な引張強さ及び優れた
圧縮永久歪特性を示す付加硬化性エラストマー状シリコ
ーンゴム組成物が製造される。 【構成】 この組成物はオルガノポリシロキサンゴム、
沈降シリカ充填剤、架橋剤及び付加硬化又は白金触媒を
含有し、ペルオキシド触媒によって硬化された組成物と
同等の圧縮永久歪をもつ硬化シリコーンエラストマーを
形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は付加硬化シリコーンエラ
ストマー組成物に関する。特に本発明は白金触媒によっ
て付加硬化された沈降シリカ含有シリコーンエラストマ
ー組成物であって、同一の組成物をペルオキシド触媒に
よって硬化させて得られるものに匹敵し得る改善された
圧縮永久歪耐性を与える組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】白金触媒によって付加硬化されるシリコ
ーンゴム組成物は当該技術において既知である。かゝる
組成物は高温における及び悪条件に長期間暴露する際の
変化に対して抵抗能をもつことが知られている。付加硬
化は分解生成物の生成をもたらさない。その結果、付加
硬化は食品と接触する製品を製造する場合に特に有効で
ある。さらに、付加硬化は通常ペルオキシドによる硬化
よりも迅速であり、またしばしば異なる性質を与える。
たとえば、付加硬化組成物は一般に同一の出発物質を用
いてペルオキシド硬化組成物よりも良好な引裂抵抗を有
する。
【0003】良好な引裂強さ及び伸びをもつ付加硬化シ
リコーンエラストマー組成物を製造するために種々の研
究が行われている。しかしながら、かゝる研究に伴う問
題は同一の組成物をペルオキシド触媒により硬化させた
場合と比較して相対的に不十分な圧縮永久歪に対する耐
性を与える点であった。それによって、封止用及びガス
ケット用の用途への付加硬化シリコーンエラストマーの
使用は著しく制限されている。
【0004】良好な引裂強さ及び伸びをもつ硬化性シリ
コーンゴム組成物は当該技術において既知であるが、圧
縮永久歪に対して良好な耐性をもつ付加硬化組成物が望
まれている。
【0005】
【発明の概要】本発明は沈降シリカ充填剤を使用するこ
とによって良好な圧縮永久歪耐性を示す付加硬化性ゴム
組成物を製造し得るとの知見に基づくものである。付加
硬化反応を促進する触媒、たとえばPt、Rh及びPd
のような貴金属及びセシウムのような稀土類アルカリ金
属(以下付加硬化触媒という)、特にPt、が有用な触
媒である。
【0006】本発明に従えば、付加硬化触媒の存在下で
硬化する際に、良好な引裂強さ及び伸び性能、及び同一
の組成物をペルオキシド触媒で硬化する場合に得られる
ものに匹敵し得る良好な圧縮永久歪耐性を示す組成物を
製造することができる。これらの組成物は加工が容易で
あり、しかも反復可能でばらつきのない結果を与える。
【0007】本発明の一実施態様は、(A)オルガノポ
リシロキサンゴム、(C)沈降シリカ充填剤及び(G)
オルガノ水素シロキサン架橋剤を含有してなるシリコー
ン組成物である。この組成物は、(P)白金触媒又はそ
の他の付加硬化触媒の存在下で付加硬化し得るシリコー
ン化合物を形成する。本明細書においては、特に示さな
い限り、本発明の組成物を形成するために組み合わされ
る種々の成分の各々について示す割合は概略の数値を示
すことを意図するものである。しかしながら、各々の場
合に概略値であることを特に示さなかった場合について
も、それは厳密な割合を要求するものと解釈すべきでは
ない。たとえば、付加硬化組成物の一群においては、配
合物は、重量基準で、つぎの成分を含むように構成され
る。
【0008】(A)25℃で約3,000,000ない
し約100,000,000センチポイズ( cps )の粘
度をもつビニル末端ジオルガノポリシロキサン100重
量部。 (B)成分(A)に基づいて30重量部までの(1)オ
ルガノポリシロキサン樹脂共重合体[該共重合体はR3
SiO1/2 単官能性単位(M単位)及びSiO 2 四官能
性単位(Q単位)(式中、各Rは独立的にビニル基及び
脂肪族不飽和分を含まない一価炭化水素基からなる群か
ら選んだ基である)をM単位対Q単位の比が約0.5:
1ないし約1.5:1の範囲であるように含有し、この
樹脂状共重合体は約0.5ないし約10.0重量%のビ
ニル基を含有する。]別の場合には、成分(B)は
(2)前述のごときM単位及びQ単位とR2 SiO2/2
二官能性単位(D単位)(式中、各Rは独立的にビニル
基及び脂肪族不飽和分を含まない一価炭化水素基からな
る群から選んだ基である)を含有するオルガノポリシロ
キサン樹脂共重合体を含み得る。各M単位はM又は
M′、たとえばM−ビニル単位、を表わすことができ、
各D単位はD又はD′単位、たとえばD−ビニル単位を
表わすことができる。M単位対Q単位の比は約0.5:
1ないし約1.5:1でありそしてD単位は該共重合体
中のシロキシ単位の合計モル数に基づいて約1ないし7
0モル%の割合で存在する。この樹脂状共重合体は約
0.5ないし約10.0重量%のビニル基を含有する。
成分(B)のオルガノポリシロキサン樹脂共重合体はM
Q樹脂及びMD−ビニルQ樹脂の混合物を含み得る。
【0009】(C)沈降シリカ。 (D)成分(A)に基づいて約100重量部までの、ビ
ニル末端重合体、又はビニル側鎖重合体、又はビニル側
鎖、ビニル末端重合体、又はそれらの混合物を包含す
る、約5重量%までのビニル基含量をもつビニル含有重
合体。 (G)ポリジメチルシロキサン(PDMS)及びポリメ
チル水素シロキサン(PMHS)から形成された式: R2 3 SiO(SiR1 HO)x (SiR1 2 O)y
iR2 3 (式中、各R1 は独立的に脂肪族不飽和分を含まない1
ないし約8個の炭素原子を含む一価炭化水素基から選ん
だ基であり、各R2 は独立的に水素又は脂肪族不飽和分
を含まない1ないし約8個の炭素原子を含む一価炭化水
素基から選んだ基であり、そしてx及びyは約2ないし
約100の範囲である)をもつランダム共重合体の形態
の水素化物型架橋剤。該水素化物は、本発明において
は、成分(A)に基づいて約0.1ないし10重量部、
好ましくは0.5ないし8重量部、より好ましくは0.
8ないし2.5重量部の範囲の割合で存在させる。成分
(G)において、x及びyは(G)が25℃で約5ない
し約500cps 、好ましくは約10ないし約100cps
、より好ましくは約10ないし約50cps の範囲の粘
度をもつように変動し得る。
【0010】(P1)付加硬化反応促進用の白金触媒。
組成物の性質又は加工性を改善するために、本発明の組
成物はさらにつぎの成分を含み得る。 (E)成分(A)に基づいて約2重量部までのテトラメ
チル−ジビニルシラザン;及び (F)成分(A)に基づいて約10重量部までの、25
℃で約3ないし約500センチポイズの粘度をもつ低粘
度シラノール末端シロキサン油又はジメチルメトキシシ
ロキサン重合体あるいは他の粘度をもつシラノール又は
メトキシシロキサン油のごとき同様の組成物を含んでな
る加工助剤。
【0011】配合処理に先立って、充填剤を処理するた
めに15ないし20%の環式メチルテトラマーを使用す
ることができる。 (I)ビニル含有ゴム中の酸化マグネシウムのような酸
受容体を使用することもできる。 (C3)成分(C1)に加えて微粉状ヒュームドシリカ
充填剤を使用し得る。
【0012】配合物の加工性を高めるために少量の水を
添加することもできる。使用する場合、水は通常成分
(A)に基づいてわずかに約0.1重量部までの割合で
使用される。前述した成分のほかに、 (K)ヒュームドTiO2 、オクタン酸鉄、Ce(O
H)4 又はそれらの混合物のような耐熱老化成分を、比
較的少量、たとえば成分(A)に基づいて2重量部まで
の割合で存在させ得る。後記の実施例において耐熱老化
成分は33重量%のTiO2 、2.5重量%のオクタン
酸鉄溶液(ミネラルスピリット中約12重量%の鉄を含
有する)、10重量%の処理されたヒュームドシリカ
(160m2/g)及び50重量%の針入度800のビニ
ル末端、ビニル側鎖型ゴムからなる。
【0013】本発明の組成物は高い引裂強さ及び伸び及
び圧縮永久歪に対する良好な耐性をもつ付加硬化シリコ
ーンエラストマーを提供する。この優れた性質のバラン
スは、これらの組成物をガスケット材料、封止材料及び
防振材料用の用途にきわめて魅力あるものとする高温で
の長期間の使用期間を通じて発揮される。
【0014】
【発明の詳細な開示】本発明の組成物は一般に(A)2
5℃で約3,000,000ないし約100,000,
000センチポイズの粘度をもつ少なくとも一種のオル
ガノシロキサンゴム;(C)沈降シリカ充填剤;(G)
オルガノ水素シロキサン架橋剤;及び(P)付加硬化触
媒(たとえばPt)を含有する。本明細書に述べるごと
き種々の他の成分を組み合わせて添加することもでき
る。
【0015】成分(A)は好ましくは25℃で約3,0
00,000ないし100,000,000センチポイ
ズの粘度をもつビニル基含有ジオルガノシロキサンゴム
又はかゝるゴムの混合物である。好ましくは、このゴム
は25℃で約7,000,000ないし84,000,
000センチポイズ、より好ましくは約13,000,
000センチポイズの粘度をもつ。このゴムはビニル末
端をもち、ビニル側鎖を実質的にもたないものであるこ
とが好ましい。このゴム中のオルガノ基はすべて一価炭
化水素基であるべきである。このゴムは約5×10-3
いし約1重量%のビニル基濃度を有し得る。好ましく
は、このゴムは約6.5×10-3ないし約0.03重量
%、より好ましくは約8×10-3ないし約1.5×10
-2重量%、さらにより好ましくは約8×10-3ないし約
1.2×10-2重量%の範囲のビニル基濃度を有する。
このゴムのビニル重合体中のオルガノ基はすべてが一価
炭化水素基であるべきである。
【0016】好ましい実施態様においては、成分(A)
は式: ViR1 2 SiO(SiR1 2 O)x (SiR2 2 O)
y SiR1 2 Vi (式中、Viはビニル基であり、各R1 は独立的に脂肪
族不飽和分をもたない1ないし約8個の炭素原子をもつ
一価炭化水素基から選んだ基であり、各R2 は独立的に
1ないし約8個の炭素原子をもつ一価炭化水素基であ
り、そしてx及びyは成分(A)の粘度が25℃で約
3,000,000ないし約100,000,000セ
ンチポイズであるように選定される整数である)の構造
をもつ。他の好ましい実施態様においては、x及びyは
成分(A)が25℃で約3,000,000ないし約8
5,000,000センチポイズの範囲の粘度をもちか
つ約5×10-3ないし約2×10-2重量%、好ましくは
約8×10-3ないし約1.5×10-2重量%、より好ま
しくは約8.0×10-3ないし約1.2×10-2重量%
の範囲のビニル基含量をもつように選定される整数であ
る。
【0017】本発明によれば、最終生成物中に存在する
成分(A)の割合は種々変動し得る。しかしながら、本
明細書中における説明の目的のために、ゴム100重量
部を種々の割合の他の成分と組み合わせるものと想定
し、それによって最終生成物中のゴムの量を推定し得る
ものである。後記の実施例においては、成分(A1)は
約6000個のD単位の鎖長をもち、実質的にビニル側
鎖をもたず、約1600の針入度をもつビニル末端シロ
キサンゴムである。成分(A2)は約9000個のD単
位をもちかつ約300の針入度をもつ同様のゴムであ
る。
【0018】針入度はプレシジョン・サイエンティフィ
ック(Precision Scientific)社
の型番73510のユニバーサル・ペネトロメーター
(Universal Penetrometer)を
使用し、実質的に脱気した試料について測定する。この
試料の針入度は100gのおもり及び直径1/4インチ
×3/16インチで足部に丸みを帯びた先端をもつ針を
使用して25℃±1℃で測定する。この針を重合体の表
面にちょうど接触するまで下降させ、ついで300mm
までの針入深さに達する時間を測定するか、又は60秒
後の針入深さを測定する。ゴムの針入度は次式: 針入深さ/時間×60秒(25℃) によって定義される。針入度はゴムの分子量及び粘度を
制御することによって制御することができる。
【0019】成分(B)は(1)適当な溶剤(たとえば
(a)キシレン又は(b)オルガノシロキサン油)中の
オルガノポリシロキサン樹脂共重合体であり得る。該樹
脂共重合体はR3 SiO1/2 単官能性単位(M単位)及
びSiO2 四官能性単位(Q単位)(式中、各Rは独立
的にビニル基及び脂肪族不飽和分を含まない一価炭化水
素基からなる群から選んだ基である)を含み得る。ただ
し、M単位対Q単位の比は約0.5:1ないし約1.
5:1の範囲でありかつビニル基含量は約0.5ないし
約10.0重量%である。
【0020】別の場合には、成分(B)は(2)適当な
溶剤[前記の(a)又は(b)]中の前記のごときM単
位及びQ単位とR2 SiO2/2 二官能性単位(D又はD
ビニル単位)(式中、各Rは独立的にビニル基及び脂肪
族不飽和分をもたない一価炭化水素基からなる群から選
んだ基である)とを含むオルガノポリシロキサン樹脂共
重合体からなり得る。ただし、M単位対Q単位の比は
0.5:1ないし約1.5:1でありそしてD単位又は
Dビニル単位は該共重合体中のシロキシ単位の合計モル
数に基づいて約1ないし約70モル%の割合で存在する
ものとする。該樹脂状共重合体は約0.5ないし約1
0.0重量%のビニル基を含有する。成分(B)のオル
ガノポリシロキサン樹脂共重合体はMQ樹脂及びM−D
ビニル−Q樹脂の混合物を含み得る。
【0021】本発明の組成物中の成分(B)のオルガノ
ポリシロキサン樹脂共重合体及びそれらの製造法は当該
技術において周知である。かゝる樹脂は通常、こゝに参
考文献として引用する米国特許第3,436,366号
明細書に記載される方法におけるクロルシランの加水分
解によって製造される。成分(B)は本発明の組成物中
に成分(A)に基づいて約1.0ないし約30重量部、
好ましくは約1.0ないし約20重量部、より好ましく
は約4ないし約12重量%の範囲の割合で存在し得る。
後記の実施例における成分(B2a)はキシレン中に分
散された成分(B2)を含んでなる。使用されたキシレ
ンの大部分を真空ストリッピングにより除去して固形分
60重量%及びキシレン40重量%からなる組成物を得
る。成分(B2b)は約1100個のD単位をもちかつ
25℃で約75,000センチストークスの粘度をもつ
ビニル末端オルガノポリシロキサン油中の樹脂含量25
%の溶液である。
【0022】この組成物の製造法は形成された目的化合
物からの残留キシレン又は他の軽質成分の除去を促進す
るための煮沸ストリッピング工程を包含する。成分
(C)は成分(A)に基づいて約200重量部まで、好
ましくは約1ないし約100重量部、より好ましくは約
10ないし約50重量部の沈降シリカからなる。ヒュー
ムドシリカのような追加のかつ随意の補強充填剤を使用
し得る。この充填剤は種々の処理剤、たとえばLuca
sの米国特許第2,938,009号明細書に記載され
るごときシクロポリシロキサン及びSmithの米国特
許第3,635,743号明細書に記載されるごときシ
ラザン、であらかじめ又はその場で処理し得る。かゝる
シクロポリシロキサンはたとえば充填剤の約15ないし
約20重量%の割合で存在するシクロテトラメチルシロ
キサンであり得る。沈降シリカ充填剤は約100m2
gないし約300m2 /g、好ましくは約100m2
gないし約180m2 /gの表面積を有し得る。より高
い表面積をもつ充填剤はより良好な性質を与える傾向を
示すが、これらはより低い表面積をもつ充填剤よりも高
価であり、しかもそれらをシリコーンゴム中に均質に混
和するために表面処理又はより多量の加工助剤の添加を
必要とする。
【0023】後記の実施例において、成分(C1)は約
140m2 /gの表面積をもち、米国、ニュージャージ
ー州、リッジフィールドパーク在のデグサ(Degus
sa)社によってFK140の名称で販売されている沈
降シリカからなる。成分(C2)は同じくデグサ社によ
ってFK160の名称で販売されている約160m2
gの表面積をもつ沈降シリカである。
【0024】場合によっては、成分(C)に加えて、成
分(C3)としてオクタメチルシクロテトラシロキサン
で予備処理された約160m2 /gの表面積をもつヒュ
ームドシリカを使用し得る。成分(C4)は約93%の
SiO2 水和物、0.5%未満のNaSO4 を含み、約
215m2 /gの表面積及び約3μの粒度をもつ商品名
HI−Sil915として販売されている沈降シリカ充
填剤である。この物質は実施例XXVIに示すごとく付
加硬化反応を抑制すると思われる未知の成分を含有する
と考えられるので本発明における使用には好ましくな
い。この物質は実施例XXVIIIに示されるごとくペ
ルオキシドによる硬化を妨害するとは思われない。
【0025】好ましくは、成分(D)は成分(A)に基
づいて約100重量部までの割合で添加される。成分
(D)の実際の添加量は硬化生成物によって示される性
質を制御するために望ましいビニル含量及び架橋の割合
に応じて変動する。本発明の一実施態様によれば、成分
(D)は約4重量%まで又はそれ以上のビニル基含量を
もつジオルガノシロキサンのようなビニル側鎖重合体で
ありうる。実施例においては、成分(D)は約0.6重
量%のビニル基を有する。
【0026】別の場合には、成分(D)は約5×10-3
ないし約1.0重量%までのビニル基を含むビニル側
鎖、ビニル末端ゴムであり得る。ビニル側鎖、ビニル末
端ゴムを使用する場合、成分(A)に基づいて約0.1
ないし約100重量部の割合で添加される。成分(D)
のビニル基含有重合体又はその混合物はビニル側鎖及び
ビニル又はメチル末端基を含み得る。好ましい実施態様
においては、成分(D)は式: R1 3 SiO(SiR1 viO)x (SiR2 2 O)y
SiR1 3 (式中、Rviは2ないし約10個の炭素原子をもつビニ
ル含有基であり、各R1は独立的に2ないし約10個の
炭素原子をもつビニル含有基及び脂肪族不飽和分をもた
ない1ないし約8個の炭素原子を含む一価炭化水素基か
らなる群から選んだ基であり、各R2 は脂肪族不飽和分
をもたない1ないし約8個の炭素原子を含む一価炭化水
素基であり、そしてxおよびyは整数であるが、ただし
x,y,R vi,R1 及びR2 は成分(D)が約5×10
-3ないし約4重量%、好ましくは約0.01ないし約4
重量%、より好ましくは約0.03ないし約4重量%の
範囲のビニル基重量%濃度をもつように選定されるもの
とする)をもつ。配合物への成分(D)の添加量は成分
(D)のビニル基濃度が低い場合には増加することがで
き、一方そのビニル基濃度が高い場合にはより少量の成
分(D)を添加すればよい。たとえば、約4重量%のビ
ニル含量をもつビニル側鎖ゴムを使用する場合には成分
(A)に基づいて僅かに約0.5重量部の成分(D)を
添加すればよいが、僅かに約0.6重量%のビニル含量
をもつゴムを使用する場合には成分(A)に基づいて5
重量%の成分(D)が添加される。
【0027】成分(D)のビニル側鎖単位は硬化ゴムの
増加した架橋度を与えかつガスケット用、封止用及び防
振用の用途における使用に必要なこれらの性質を改善す
る。成分(D)のビニル含有重合体は当該技術において
周知の方法、たとえばシクロテトラシロキサンを所望の
分子量の重合体を与えるように低分子量線状ビニル連鎖
停止剤の存在でかつ塩基性触媒の存在下で高温で反応さ
せることによって製造することができる。反応終了後、
触媒を中和しそして過剰の環式体を抜き出して所望の重
合体を得る。連鎖停止剤の量及び反応温度を制御するこ
とによって所望のビニル含有重合体最終生成物の分子量
を制御することができる。かゝるビニル含有重合体の製
造法の詳細についてはこゝに参考文献として引用する米
国特許第3,660,345号明細書の記載を参照され
たい。
【0028】成分(E)は充填剤用のカップリング剤及
び表面処理剤としてのビニル末端シラザンであり、式: ViR2 SiNHSiR2 Vi (式中、RはCH3 のような有機基である)の構造をと
り得る。このカップリング剤は成分(A)と成分(C)
との結合及び成分(B)と成分(C)との結合を助長
し、そして成分(C)の充填剤に、他の成分との混合に
先立って、施し得る。
【0029】成分(E)はテトラメチルジビニルシラザ
ンのようなビニル末端線状シラザンであり得る。この物
質は充填剤の重合体への結合性を高めるために添加され
る。本発明においては、シラザンはまた充填剤をその場
で処理するための処理剤としても作用する。成分(E)
は成分(A)に基づいて、好ましくは約2重量%まで、
より好ましくは約0.3重量%までの割合で存在する。
成分(E)は成分(A)100重量部に基づいて僅かに
約0.03重量部の少量で存在し得るが、若干これより
高い割合で使用するのが好ましい。
【0030】成分(E)のほかに、又は成分(E)と組
み合わせて、又は成分(E)の代わりに、少量のヘキサ
メチルジシラザンを、ヒュームドシリカ充填剤の処理の
ために、該充填剤を他の成分と混合するに先立って又は
その場で、使用することができる。使用する場合、ヘキ
サメチルジシラザンは充填剤100重量部に基づいて約
20重量部までの割合で添加される。
【0031】他の成分も後述するごとく使用することが
できる。たとえば、ゴム中に充填剤をより均一に混和せ
しめるために加工助剤又は可塑剤が成分(F)として使
用される。好ましい実施態様においては、成分(F)は
25℃で約3−500センチポイズ、好ましくは約3−
50センチポイズの範囲の粘度をもつ低粘度シラノール
末端シロキサン油である。このシロキサン油は約4ない
し約10個のD単位、好ましくは約4ないし6個のD反
復単位の鎖長をもつ低分子量オリゴマー及び該オリゴマ
ーと平衡状態にある最低量の環式体の平衡混合物であ
る。加工助剤(F)は式(R2 SiO)x OH(式中、
各RはCH3 でありそしてxは4ないし10、好ましく
は4ないし6の範囲である)の構造(ただし生ずる同一
単位数の環式体を平衡状態で含有する)を有し得る。約
5.5ないし約8%のメトキシ基に相当するアルコキシ
含量及び約5−11センチスト−クスの粘度をもつ式: (ROSiR2 z (SiOR2 x (式中、RはCH3 である)で表わされるメトキシシロ
キサンのようなアルコキシ末端シロキサンを加工助剤と
して使用することもできる。本発明において、加工助剤
は成分(A)に基づいて2ないし10重量部、好ましく
は2.5ないし5.0重量部、もっとも好ましくは約
3.5重量部の割合で使用される。典型的には、充填剤
の使用量が多いほど、より多量の加工助剤が使用される
ことを理解すべきである。後記の実施例において、成分
(F)は約7.5重量%のシラノール含量をもつが、約
5ないし約10重量%のシラノール含量は良好な結果を
与えると予想される。
【0032】前述した成分に加えて、水素化物型架橋剤
の形の成分(G)を使用し得る。好ましい実施態様にお
いては、成分(G)はポリジメチルシロキサン(PDM
S)及びポリメチル水素シロキサン(PMHS)から形
成された式: R2 3 SiO(SiR1 HO)x (SiR1 2 O)y
iR2 3 (式中、各R1 は独立的に脂肪族不飽和分を含まない1
ないし約8個の炭素原子を含む一価炭化水素基から選ん
だ基であり、各R2 は独立的に水素又は脂肪族不飽和分
を含まない1ないし約8個の炭素原子を含む一価炭化水
素基から選んだ基であり、そしてx及びyは約2ないし
約100の範囲である)をもつランダム共重合体であり
得る。本発明において、成分(G)は成分(A)に基づ
いて約0.1ないし約10重量部、好ましくは約0.5
ないし約8重量部、より好ましくは約0.8ないし約
2.5重量部の範囲の割合で使用される。成分(G)に
おいて、x及びyは成分(G)が25℃で約5ないし約
500センチポイズ、好ましくは約10ないし約100
センチポイズ、より好ましくは約10ないし約50セン
チポイズの範囲の粘度をもつように変動し得る。
【0033】前述した線状水素化物型シロキサンは当該
技術において既知である多数の方法、特に対応するクロ
ルシランの加水分解、によって製造し得る。この点につ
いては、たとえばこゝに参考文献として引用する米国特
許第4,041,101号明細書を参照されたい。後記
の実施例において、成分(G)は約30センチストーク
スの粘度、約0.8重量%又はそれ以上の水素化物含量
及び約100単位の鎖長をもつものである。
【0034】組成物の加工性を高めるために少量の水を
添加することもできる。使用する場合、水は成分(A)
に基づいて通常僅かに約0.1重量部までの割合で使用
される。本発明の硬化組成物の耐熱老化性を改善するた
めに、成分(H)として耐熱老化用添加剤を使用し得
る。ヒュームドTiO2 、オクタン酸鉄、Ce(OH)
4又はそれらの混合物のような耐熱老化剤成分は比較的
少量、たとえば成分(A)に基づいて2重量部までの割
合で存在し得る。後記の実施例において、耐熱老化剤成
分は33重量%のTiO2 、2.5重量%のオクタン酸
鉄(ミネラルスピリット中12%の鉄含量)、10重量
%の処理されたヒュームドシリカ(160m 2 /g)、
及び50重量%の針入度800のビニル末端、ビニル側
鎖シリコーンゴムからなるものである。
【0035】本発明の組成物の耐熱老化性能の改善のた
めには、成分(A)に基づいて僅かに約2重量部までの
成分(H)を必要とするのみである。本発明において、
成分(I)は成分(A)に基づいて約0.05ないし約
10重量部の酸受容体、たとえば酸化マグネシウム(M
gO)からなる。後記の実施例において、酸化マグネシ
ウムは約0.2重量%のビニル基を含むビニル側鎖(V
OC)重合体中のマグライト(Maglite)D−1
685[ホイツタカー,クラーク アンド ダニエルズ
(Whittaker,Clark andDanie
ls)社から入手し得る]25%からなるマスターバッ
チとして添加し得る。
【0036】本発明の組成物に添加し得る他の成分は下
記のものを包含するが、それらに限定されるものではな
い。 (K)水酸化セリウム、好ましくは25℃で約30,0
00センチポイズの粘度をもつポリジメチルシロキサン
油中に約75重量%の水酸化セリウムを含むマスターバ
ッチ、を含有してなる耐熱老化剤。
【0037】本発明においては、成分(H),(I)及
び(K)は一般にHCRコンパウンドに、材料を配合し
かつ蒸煮工程に供して揮発性物質を除去した後に、添加
される。添加時の温度は80℃未満であり、この添加は
コンパウンドがドウミキサー中にある時点で行うことが
好ましい。別法によれば、これらの成分はゴム用ロール
機上に供給されている間にコンパウンドに添加すること
ができる。いずれの添加法も該成分が十分に分散される
まで遂行される。
【0038】(L)800の針入度をもちかつ約700
0個のD単位を含むジメチルポリシロキサンゴムを組成
物に添加することができる。成分(L)は後記の実施例
のうちの2例において使用される。 (M)顔料、たとえばケンリッチ社(Kenrich
Corp.)によって販売されるPDMSマスターバッ
チ中のカーボンブラック、を使用し得る。この物質は実
質的に不活性であり、主として審美的目的で使用される
ものである。
【0039】本発明に従って所望の性質をもつ硬化性ゴ
ムを製造するためには、成分(P)として付加硬化反応
を開始し得る触媒が必要である。特に、種々の用途にお
いて硬化時間を改善しかつ分解生成物を減少することが
望ましいので、白金触媒が好ましい。他の貴金属、たと
えばRh及びPd及びセシウムのような稀土類アルカリ
金属も有効な付加硬化触媒である。かゝる触媒を用いて
形成されたヒュームドシリカ含有組成物は同一の組成物
をペルオキシド触媒を用いて硬化することによって得ら
れるものと比較して圧縮永久歪に対する耐性が劣る傾向
がある。しかしながら、沈降シリカ充填剤は、かゝる触
媒と組み合わせて使用する場合に、圧縮永久歪に対して
良好な耐性をもつ組成物を与えることが認められた。多
数の商業的供給源からの白金触媒を成功裡に使用しうる
が、代表的な白金触媒(P1)は一般に2800ppm の
白金を含有するシリコーンゴム化合物からなる白金ベー
スの化合物である。かゝる白金錯体は塩化白金酸から誘
導されるものであることが好ましい。
【0040】白金触媒(P1)を用いて得られる結果を
評価するために、有機ペルオキシド触媒(P2)を使用
した。使用したペルオキシド触媒はシリコーンエラスト
マーの硬化用に好都合に使用されてきた熱分解有機ペル
オキシドである。本発明における使用に適する有機ペル
オキシド遊離基開始剤の例はたとえばこゝに参考文献と
して引用するBobearの米国特許第4,539,3
57号明細書に記載されている。
【0041】後記の実施例において、(P2)はペンワ
ルト社(Penwalt Corp.)のルシドール部
(Lucidol Division)によって販売さ
れている商標名“ルパーゾル(Lupersol)”1
01である。これは担体(炭酸カルシウム)上に担持さ
れかつ25℃で30,000センチポイズの粘度をもつ
ポリジメチルシロキサン油中に分散された2,5−ジメ
チル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサンを
含んでなるペーストである。この組成物は約33重量%
のペルオキシドを含みそして約0.4部の活性ペルオキ
シドを与えるために約1.2部のマスターバッチを必要
とする。
【0042】
【実施例の記載】つぎの実施例は種々の割合で混合され
た成分を用いて製造されたシリコーンゴム組成物の製造
を例証するものである。沈降シリカ充填剤を配合した組
成物は圧縮永久歪に対して良好な耐性を示す点で特に興
味あるものである。 基剤組成物1及び2 (基剤1及び2) 成 分 基剤1(重量部) 基剤2(重量部) A2 76.2 76.2 B 23.8 23.8 C1 − 30.0 C3 30.0 − E 0.15 0.15 F 4.0 4.0 G 1.8 1.8 H 1.2 1.2 I 1.6 1.6 H2 O 0.1 0.1 実施例 I(重量部) II(重量部) III(重量部) IV(重量部) 基剤1 100 100 − − 基剤2 − − 100 100 P1 1.5 − 1.0 − P2 − 1.2 − 1.2 性 質 ショアA 44 48 35 39 引張強さ,psi 1700 1429 1260 925 伸び,% 1050 852 926 736 引裂強さ,ppi 182 167 125 71 100%モジュ 127 159 109 130 ラス,psi 圧縮永久歪* 68.8 21.3 22.6 15.6 * 全試料(350゜Fで22時間) ヒュームドSi+P1(貧弱な圧縮永久歪) ヒュームドSi+P2(良好な圧縮永久歪) 沈降シリカ+P1(良好な圧縮永久歪) 沈降シリカ+P2(良好な圧縮永久歪) 沈降シリカを含む組成物と白金触媒との組み合わせが改
善された引張及び引裂強さを与える点に注目されたい。 基剤組成物3及び4 (基剤3及び4) 成 分 基剤3(重量部) 基剤4(重量部) A 78 78 C1 40 − C3 − 38 D 22 22 E 0.1 0.1 F 3 3 G 1.5 1.5 H2 O − 0.1 実施例 V(重量部) VI(重量部) VII(重量部) VIII(重量部) 基剤3 100 100 − − 基剤4 − − 100 100 H 0.8 0.8 0.8 0.8 I 1.0 1.0 1.0 1.0 P2 1.2 1.2 1.2 1.2 M 0.5 − 0.5 − P1 − 1.2 − 1.2 性 質 ショアA 56 55 52 53 引張強さ,psi 1065 970 1285 1340 伸び,% 360 415 555 658 引裂強さ,ppi 73 235 267 303 100%モジュ 326 312 288 333 ラス 圧縮永久歪 15.5 12.7 27.1 57.4 ヒュームドシリカとP1触媒との組み合わせは貧弱な圧
縮永久歪を与えるに対し、沈降シリカとP1触媒との組
み合わせは良好な圧縮永久歪を与える。基剤組成物5 (基剤5)成 分 基剤5(重量部) A 65 C1 39 D 15 E 0.08 F 3.0 G 1.4 L 20実施例 IX(重量部) X (重量部) 基剤5 100 100 H 1.2 1.2 I 1.5 1.5 P1 1.2 − P2 − 1.2性 質 ショアA 45 47 引張強さ,psi 1140 1093 伸び,% 693 563 引裂強さ,ppi 210 270 100%モジュラス 182 182 圧縮永久歪 17.6 15.0 沈降シリカ+P1:圧縮永久歪の減少は認められない。 基剤組成物6及び7 (基剤6及び7) 成 分 基剤6(重量部) 基剤7(重量部) A 78 78 C1 − 32 C3 32 − D 22 22 E 0.1 0.1 F 3 3 G 1.5 1.5 H2 O 1.0 − 実施例 XI(部) XII(部) XIII(部) XIV(部) XV(部) XVI(部) 基剤6 100 100 − − 5O 50 基剤7 − − 100 100 50 50 P2 1.2 − 1.2 − 1.2 − P1 − 1.2 − 1.2 − 1.2 H 0.8 0.8 0.8 0.8 0.8 0.8 I 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 M 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 性 質 試験A ショアA 48 46 47 46 47 48 引張強さ 1248 1433 944 1022 1037 1015 (psi) 伸び,% 671 639 464 592 536 575 引裂強さB 245 247 61 227 195 240 100%モジ 205 200 197 193 202 230 ュラス 圧縮永久歪22.6 22.7 17.4 17.2 21.1 23.7 加熱老化(168時間/350°F) ショアA 54 50 50 49 52 52 引張強さ 1148 1147 828 905 1012 1003 (psi) 伸び,% 529 532 350 406 449 421 引裂強さB 230 250 219 244 221 242 試験B ショアA 47 46 引張強さ 1150 1390 (psi) 伸び,% 614 754 引裂強さB 229 257 100%モジ 210 190 ュラス 圧縮永久歪19.2 51.6 実施例XI及びXII は2回試験を行った。
【0043】*実施例XII 、試験Aにおける圧縮永久歪
22.7は試験Aについてのデータを書き写した際の誤
記と考えられる。実施例 XII、試験Bは物理的性質をよ
り正確に表わしていると考えられる。実施例XI、試験A
及びBを包含する他の実施例からのデータは本発明にお
いて示された結論と合致している。 基剤組成物8、9及び10 (基剤8、9及び10) 成 分 基剤8(重量部) 基剤9(重量部) 基剤10(重量部) A 78 78 78 C1 38 38 − C2 − − 38 D 22 22 22 E 0.1 0.1 0.1 F 2.5 3.5 4.0 G 1.5 1.0 1.5 実施例 XVII(部)XVIII(部)XIX(部)XX(部)XXI(部)XXII(部) 基剤8 100 100 − − − − 基剤9 − − 100 100 − − 基剤10 − − − − 100 100 P2 1.2 − 1.2 − 1.2 − P1 − 1.2 − 1.2 − 1.2 性 質 ショアA 57 53 54 43 54 53 引張強さ 1122 1161 1158 1048 1126 1145 (psi) 伸び,% 406 559 432 742 499 565 引裂強さB 84 251 81 197 109 204 100%モジ 331 318 302 201 302 316 ュラス 比重 1.145 1.145 1.143 1.143 1.140 1.140 圧縮永久歪 19.5 26.4 20.4 42.9 25 25.2 これらの組成物についての結果から、沈降シリカを使用
してP1触媒による良好な硬化を達成するには1.0重
量部を超える量の成分Gの使用を必要とすることが実証
される。 基剤組成物11及び12 (基剤11及び12) 成 分 基剤11(重量部) 基剤12(重量部) A2 85 85 D 15 15 C1 − 25 C3 25 − F 2 2 G 1.3 1.5 実施例 XXIII (重量部) XXIV(重量部) 基剤11 100 − 基剤12 − 100 P1 1 1 性 質 ショアA 30 32 引張強さ,psi 1483 1027 伸び,% 1043 774 引裂強さ,ppi 164 148 100%モジュラス 95 125 比重 1.087 1.093 ベイショアレジリ 60 67 エンス 圧縮永久歪 89.3 27.6 基剤組成物13及び14 (基剤13及び14) 成 分 基剤13(重量部) 基剤14(重量部) A 80 80 C3 34 − C4 − 45 D 20 20 E 0.1 0.1 F 3 3 G 1.5 1.5 H2 O 0.1 0.1 実施例 XXV (部) XXVI(部) XXVII (部) XXVIII(部) 基剤13 100 − 100 − 基剤14 − 100 − 100 H 0.7 0.7 0.7 0.7 I 0.9 0.9 0.9 0.9 P1 1.2 1.2 − − P2 − − 1.2 1.2 M − − 0.5 0.5 性 質 ショアA 49 37 49 61 引張強さ,psi 1092 254 1118 1153 伸び,% 751 340 605 372 引裂強さ,ppi 267 85 219 93 100%モジュ 190 101 214 360 ラス 比重 1.133 1.169 1.130 1.166 圧縮永久歪 42.2 − 24.6 23.1 前記したところから容易に認められるように、成分(C
4)は付加硬化反応を進行させるとは思われない沈降シ
リカである。実施例XXVI及びXXVII は成分(C4)を含
有する。実施例XXVIの白金触媒により硬化された組成物
の性質(たとえば引張強さ、引裂強さ、及び%伸び)は
実施例XXVII のペルオキシド触媒で硬化された組成物の
対応する性質と比較して劣っている。さらに、そして重
要なことに、成分(C4)を含む実施例XXVIの組成物は
測定可能な圧縮永久歪を識別し得ないことによって明示
されるごとく、白金の存在下で硬化しなかった。成分
(C4)はこの特定銘柄の沈降シリカについて独特であ
り得る硬化抑制剤を含有するに対し、他の銘柄の沈降シ
リカ、特にデグサ社によって販売されている(C1)及
び(C2)、は付加硬化反応を抑制せず、したがって本
発明の実施に有効な満足すべき成分であると考えられ
る。
【0044】本発明に従えば、沈降シリカと白金又は付
加硬化触媒との組み合わせは硬化性ゴム組成物の圧縮永
久歪耐性を改善するということができる。付加硬化の通
常の利点、すなわち増加した伸び及び改善された引裂強
さ、は保持される。以上、本発明の好ましい実施態様と
考えられる事項について詳述したが、本発明の範囲を逸
脱することなしに種々の変更をなし得ることは当業者に
は自明のことであり、したがって特許請求の範囲はかゝ
る変形及び修正を本発明の真の技術思想及びその範囲内
に包含するものであることを意図するものとする。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量基準で、つぎの成分: (A)25℃で約3,000,000センチポイズない
    し約100,000,000センチポイズの粘度をもつ
    オルガノポリシロキサン100重量部;(C1)成分
    (A)に基づいて約200重量部までの沈降シリカから
    本質的になる第一の充填剤(その結果同一の組成物をペ
    ルオキシド触媒によって硬化させて得られるものに匹敵
    し得る圧縮永久歪をもつ付加硬化組成物を与える);
    (G)成分(A)に基づいて約0.1ないし約10重量
    %の水素化物型架橋剤;及び(P)組成物の付加硬化を
    促進する触媒;を含有してなる硬化性シリコーンゴム組
    成物。
  2. 【請求項2】 沈降シリカ充填剤を成分(A)に基づい
    て約1ないし約100重量部の範囲の量で存在させる請
    求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 さらに(C3)ヒュームドシリカを第二
    の充填剤として含有する請求項1記載の組成物。
  4. 【請求項4】 さらに(B)成分(A)に基づいて約1
    ないし約30重量部のオルガノポリシロキサン樹脂共重
    合体を含有する;ただし該樹脂共重合体は、つぎの
    (1)−(3)の単位からなる: (1)R3 SiO1/2 単位(M単位)及びSiO2 単位
    (Q単位)(式中、各Rは独立的にビニル基及び脂肪族
    不飽和分を含まない一価炭化水素基からなる群から選ん
    だ基であり、M単位対Q単位の比は約0.5:1ないし
    約1.5:1の範囲でありかつ共重合体は約0.5ない
    し約10重量%のビニル基を含む);又は (2)R3 SiO1/2 単位(M単位)、SiO2 単位
    (Q単位)及びRvi 2 SiO2/2 単位(Dビニル単位)
    (式中、各Rは前記定義したとおりであり、そして各R
    viは2ないし約10個の炭素原子をもつビニル含有基で
    あり、M単位対Q単位の比は約0.5:1ないし約1.
    5:1であり、Dビニル単位は共重合体中のシロキシ単
    位の合計モル数に基づいて約70モル%までの割合で存
    在しかつ樹脂状共重合体は約0.5ないし約10.0重
    量%のビニル基を含む);又は (3)上記(1)及び(2)の混合物;請求項1記載の
    組成物。
  5. 【請求項5】 成分(A)が式: ViR1 2 SiO(SiR1 2 O)x (SiR2 2 O)
    y SiR1 2 Vi (式中、Viはビニル基であり、各R1 は独立的に脂肪
    族不飽和分を含まない1ないし約8個の炭素原子を含む
    一価炭化水素基であり、各R2 は独立的に1ないし約8
    個の炭素原子を含む一価炭化水素基であり、そしてxお
    よびyは粘度が約3,000,000ないし約100,
    000,000センチポイズであるように選んだ整数で
    ある)の構造をもつ請求項1記載の熱硬化シリコーンゴ
    ム組成物。
  6. 【請求項6】 さらに(D)成分(A)に基づいて約1
    00重量部までの、熱硬化シリコーンゴム組成物内の架
    橋割合を増加する成分としての約4重量%までのビニル
    含量をもつビニル含有重合体を含んでなる請求項1記載
    の組成物。
  7. 【請求項7】 さらに(E)成分(A)100重量部に
    基づいて約2重量部までのテトラメチル−ジビニルシラ
    ザンを含んでなる請求項1記載の熱硬化シリコーンゴム
    組成物。
  8. 【請求項8】 さらに(F)成分(A)に基づいて約1
    0重量部までの、25℃で約3ないし約500センチポ
    イズの粘度をもつシラノール末端シロキサン油を含んで
    なる請求項1記載の熱硬化シリコーンゴム組成物。
  9. 【請求項9】 成分(G)が約0.8重量%の水素化物
    含量をもつオルガノ水素シロキサン架橋剤である請求項
    1記載の熱硬化シリコーンゴム組成物。
  10. 【請求項10】 さらに成分(H)として成分(A)に
    基づいて約2重量部までの耐熱老化添加剤を含んでなる
    請求項1記載の熱硬化シリコーンゴム組成物。
JP15401493A 1992-06-30 1993-06-25 沈降シリカを含有する改良された付加硬化エラストマー組成物 Withdrawn JPH0673292A (ja)

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