JPH0725171B2 - 圧電式印字ヘッド - Google Patents

圧電式印字ヘッド

Info

Publication number
JPH0725171B2
JPH0725171B2 JP63282369A JP28236988A JPH0725171B2 JP H0725171 B2 JPH0725171 B2 JP H0725171B2 JP 63282369 A JP63282369 A JP 63282369A JP 28236988 A JP28236988 A JP 28236988A JP H0725171 B2 JPH0725171 B2 JP H0725171B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric element
movable member
printing
print head
piezoelectric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63282369A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02128850A (ja
Inventor
浩司 細川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP63282369A priority Critical patent/JPH0725171B2/ja
Publication of JPH02128850A publication Critical patent/JPH02128850A/ja
Publication of JPH0725171B2 publication Critical patent/JPH0725171B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Impact Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 印字用部材を備える可動部材と、該可動部材に接続する
印字用部材駆動用圧電素子とを備えた圧電式印字ヘッド
に関し、 可動部材の破損を防止して耐久性を向上させることを目
的とし、 印字用部材を備える可動部材と、前記可動部材に接続す
る圧電素子とを備え、前記圧電素子に加えられる充電及
び放電により、前記可動部材に印字動作及び復帰動作を
行わせる圧電式印字ヘッドにおいて、充放電を繰り返す
連続印字の場合に、各繰り返しにおける前記圧電素子の
放電エネルギが無くなる前に次の充電が該圧電素子に加
えられるように設定し、これにより、復帰動作時におけ
る前記可動部材のオーバーシュート量が少なくなるよう
にした構成とする。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、印字用部材を備える可動部材と、該可動部材
に接続する印字用部材駆動用圧電素子とを備えた圧電式
印字ヘッドに関する。
近時、ドットプリンタの高速化要求に伴い、電磁方式に
代わって、圧電素子を用いた高速作動印字ヘッドが求め
られている。この種の圧電素子としては、例えば1984年
3月12日発行の日経メカニカル,第92頁に示されたよう
に、片側の表面に内部電極となる金属ペースト膜が形成
された複数枚の圧電セラミックスのグリーンシートを積
層し、これを焼成して得られたものが使用される。
〔従来の技術〕
この種の圧電素子をワイヤ等の印字用部材の駆動源とし
て用いる圧電式印字ヘッドでは、先端に印字用部材を備
えて板ばねにより片持状に支持される可動部材に圧電素
子の一端が接続され、該圧電素子に充電することにより
生ずる変位により可動部材を前進方向に回動させて印字
用部材に印字動作を行わせる。その後、印字完了直前に
圧電素子を放電させると、該圧電素子は可動部材ととも
に復帰し、これらの充放電を繰り返す連続印字により、
所定の線状の印字が行われる。
第4図は従来の圧電式印字ヘッドの駆動条件説明図で、
第4図(a)は圧電素子駆動波形図を示し、第4図
(b)は印字用部材の変位波形図を示している。両図と
も横軸は時間(t)で、第4図(a)の縦軸には電圧
(V)を、第4図(b)の縦軸には変位をそれぞれとっ
ている。第4図(a)において、T1は充電時間で、T2
放電時間である。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、このような従来の駆動条件では、第4図
(b)に明らかなように、可動部材復帰時における可動
部材先端のオーバーシュート量a1が大きいため、板ばね
又は可動部材に過応力が発生し、これらの部材に折損が
生じて耐久性が低下するという問題があった。
本発明は板ばね及び可動部材の折損を防止して耐久性を
向上させることのできる圧電式印字ヘッドを提供するこ
とを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本発明の原理説明図で、図中、1は先端にワイ
ヤ等の印字用部材2を備えた可動部材、3は圧電素子で
ある。
可動部材1は、固定部4に片持状に支持されている。
圧電素子3は、可動部材1の基部付近に一端が接続され
ている。
本発明では、このような構成の印字ヘッドにおいて、充
放電を繰り返す連続印字の場合に、各繰り返しにおける
前記圧電素子3の放電エネルギが無くなる前に次の充電
が該圧電素子3に加えられるようにしている。
〔作用〕
印字時には、圧電素子3に所定時間通電することにより
充電する。これにより、圧電素子3に変位が生じて可動
部材1との連結部が上方に移動し、可動部材1は上方の
実線の位置に移動する。これとともに印字用部材2も同
方向に前進して印字動作が行われる。
印字完了直前に圧電素子3に対する通電が停止されて放
電が行われ、印字動作を完了した可動部材1は下方の実
線のオーバーシュートした位置に一たん後退した後、1
点鎖線で示す位置に復帰する。この復帰時における可動
部材1のオーバーシュート量a2は図中付記した従来の場
合のa1より少ない。これは、本発明の場合、圧電素子3
の放電エネルギを従来より小さくしたことにより達成さ
れるものである。なお、従来の場合の可動部材復帰時の
オーバーシュート状態は2点鎖線で示している。また、
圧電素子3の放電エネルギを小さくすることは、放電の
ための電極短絡時間を短かくすることにより実現可能で
ある。
そして、これらの充放電を繰り返す連続印字により、所
定の線状の印字が行われる。
このように、本発明では、復帰動作時における可動部材
1の先端のオーバーシュート量が小さくなっているた
め、可動部材(可動部材が板ばねにより支持される場合
は板ばねを含む)に過応力が発生して折損が起るのを防
止することができ、耐久性は向上する。
〔実施例〕
以下、第2図及び第3図に関連して本発明の実施例を説
明する。
第2図は本発明が適用される印字ヘッドの要部構造説明
図で、図中、1,2及び3は第1図と同様の可動部材,印
字用部材(ワイヤ)及び圧電素子、5はベース(第1図
の固定部4に相当)、6はカバーである。
可動部材1は、ベース5に固定された板ばね7を介し片
持状に支持され、基部付近で圧電素子3の上端に連結部
材8を介し連結されている。
圧電素子3の下端はベース5に連続されており、該圧電
素子3の放電エネルギは従来より小さく設定されてい
る。
このような構成の圧電式印字ヘッドの各部駆動条件は第
3図に示す通りで、第3図(a)は圧電素子駆動波形図
を、第3図(b)は印字用部材の変位波形図をそれぞれ
示している。第3図(a)において、T3は充電時間(最
初の)、T4は放電時間である。
印字時には、圧電素子3に時間T3だけ通電することによ
り充電する。これにより、圧電素子3に変位が生じ、可
動部材1は、この変位により連結部材8を介し駆動さ
れ、板ばね7を弾性変形させながら第1図の上方の実線
の位置に移動する。これとともに印字用部材2も同方向
に前進して印字動作が行われる。
印字完成直前に圧電素子3に対する通電が停止されて放
電が行われ、印字動作を完了した可動部材1は、第1図
の下方の実線のオーバーシュートした位置に一たん後退
した後、1点鎖線で示す位置に復帰する。以下、この動
作の繰り返しにより所定の印字が行われる。この復帰時
における可動部材1の先端のオーバーシュート量a2は従
来のa1より少ない、これは圧電素子3の放電時間T4を従
来のT2より短かくして放電エネルギを従来より小さくし
たことにより達成されるものである。放電時間を短かく
することは、放電のための電極短絡時間を短かくするに
より実現され、その時間の制御は可能である。
このように、本発明では、復帰動作時における可動部材
1の先端のオーバーシュート量が少なくなっているた
め、可動部材1や板ばね7に過応力が発生して折損する
のを防止することができ、耐久性は向上する。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、充放電を繰り返す
連続印字の場合に、各繰り返しにおける圧電素子の放電
エネルギが無くなる前に次の充電が圧電素子に加えられ
るようにして復帰動作時における可動部材先端のオーバ
ーシュート量を少なくするようになっているため、可動
部材やこれを支持する板ばねに過応力が発生してこれら
の部材が折損するのを防止することができ、耐久性向上
を実現することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理説明図、 第2図は本発明の実施例の印字ヘッドの要部構造説明
図、 第3図(a),(b)は同、駆動条件説明図、 第4図(a),(b)は従来の圧電式印字ヘッドの駆動
条件説明図で、 図中、 1は可動部材、 2は印字用部材(ワイヤ)、 3は圧電素子、 5はベース(固定部)、 7は板ばね、 T2,T4は放電時間である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印字用部材(2)を備える可動部材(1)
    と、前記可動部材(1)に接続する圧電素子(3)とを
    備え、 前記圧電素子(3)に加えられる充電及び放電により、
    前記可動部材(1)に印字動作及び復帰動作を行わせる
    圧電式印字ヘッドにおいて、 充放電を繰り返す連続印字の場合に、各繰り返しにおけ
    る前記圧電素子(3)の放電エネルギが無くなる前に次
    の充電が該圧電素子(3)に加えられるようにしたこと
    を特徴とする圧電式印字ヘッド。
JP63282369A 1988-11-10 1988-11-10 圧電式印字ヘッド Expired - Fee Related JPH0725171B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63282369A JPH0725171B2 (ja) 1988-11-10 1988-11-10 圧電式印字ヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63282369A JPH0725171B2 (ja) 1988-11-10 1988-11-10 圧電式印字ヘッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02128850A JPH02128850A (ja) 1990-05-17
JPH0725171B2 true JPH0725171B2 (ja) 1995-03-22

Family

ID=17651510

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63282369A Expired - Fee Related JPH0725171B2 (ja) 1988-11-10 1988-11-10 圧電式印字ヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0725171B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62292444A (ja) * 1986-06-12 1987-12-19 Canon Inc ワイヤドツト記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02128850A (ja) 1990-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5130598A (en) Apparatus for driving a piezoelectric actuator
JP2754610B2 (ja) 圧電アクチュエータ駆動装置
JPH0468869B2 (ja)
JPH0725171B2 (ja) 圧電式印字ヘッド
JP2965763B2 (ja) 圧電素子型アクチュエータの保持構造
JPH0720703B2 (ja) 圧電素子駆動回路
EP0396872A2 (en) Apparatus for driving printing head of wire-dot impact printer
JPH02130153A (ja) 印字ヘッド
JP3201073B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2668421B2 (ja) 印字ヘッド
EP0587192A1 (en) Electro-distortion device
JP2511135B2 (ja) 印字ヘッドの駆動方式
JP3070200B2 (ja) 圧電素子駆動装置
JP2815507B2 (ja) 圧電素子駆動回路の異常検出回路
JP2000253683A (ja) 静電クランプ機構と該クランプ機構によるインチワーム機構、および静電クランプ方法と該方法を用いたインチワームの駆動方法
JPH0732621A (ja) ドット印字装置
EP1575157B1 (en) Driver for piezoelectric actuators
JP2818425B2 (ja) 圧電アクチエータ励振方式
JP3095154B2 (ja) 圧電積層体
JPS6389353A (ja) 印字ヘツド
JPH0747315B2 (ja) インパクトプリンタ
JPH05185617A (ja) ドットプリンタ用印字ヘッドの駆動制御装置
JPH0684076B2 (ja) インクジエツト記録装置
JP2897324B2 (ja) インパクト型ドットプリンタ
JP2639818B2 (ja) 印字ヘッド用アクチュエータ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees