JPH0725155A - カラー画像形成用熱転写インクシート - Google Patents
カラー画像形成用熱転写インクシートInfo
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- JPH0725155A JPH0725155A JP5168998A JP16899893A JPH0725155A JP H0725155 A JPH0725155 A JP H0725155A JP 5168998 A JP5168998 A JP 5168998A JP 16899893 A JP16899893 A JP 16899893A JP H0725155 A JPH0725155 A JP H0725155A
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Abstract
を形成でき、もって色再現性よく良好なカラー画像を形
成しうるカラー画像形成用熱転写インクシートを提供す
ること。 【構成】 基材上に、ビヒクルがワックス状物質を主成
分とし、樹脂成分の割合がビヒクル全体の20重量%以下
である熱溶融性のイエローインク層、マゼンタインク層
およびシアンインク層が並べて設けられ、さらにワック
ス状物質を主成分とし、溶融粘度が3〜95cps /100 ℃
である実質的に無色透明性の熱溶融性層が少なくとも前
記各色のインク層を覆うように設けられてなるカラー画
像形成用熱転写インクシート。
Description
インクシートに関する。さらに詳しくは、加熱ヘッドに
設けられた複数の発熱素子の選択的な発熱制御によりそ
れぞれイエローインク層、マゼンタインク層およびシア
ンインク層を加熱し、微小なドット単位で転写して受容
紙上でイエロー画像、マゼンタ画像、シアン画像を重ね
て(以下、重ね転写という)、カラー画像を形成するた
めに用いる熱転写インクシートに関する。
より、基材上にワックスを主体としたビヒクル中に着色
剤を混入したイエロー、マゼンタ、シアンの着色インク
層を設けたカラー画像形成用熱転写インクシートが知ら
れている。
シートを用いるばあい、表面の平滑な紙には良好なカラ
ー画像がえられるものの、表面が粗い紙(以下、粗面紙
という)、とくにベック平滑度が100 秒以下の粗面紙に
は良好なカラー画像がえられないという問題があった。
その原因はつぎのとおりである。
ゼンタ画像、シアン画像を重ね転写してカラー画像を形
成するばあい、各色のインクドットが受容紙上に単独で
存在する部分(イエロー、マゼンタ、シアンの部分)
と、受容紙上のインクドットのうえにさらに別の色のイ
ンクドットが重ね合されて存在している部分(この部分
では減法混色により赤、緑、青がえられる)とがある。
さらに黒の部分では3色のインクドットが重ね合わされ
ている。ここで受容紙上に直接転写されているインクド
ットを一次色インクドットといい、一次色インクドット
の上に重ねて転写されているインクドットを二次色イン
クドットといい、二次色インクドットのうえに重ねて転
写されているインクドットを三次色インクドットとい
う。
インク層を設けたカラー画像形成用熱転写インクシート
を用いて、粗面紙にカラー画像を形成するばあい、図8
に示すごとく、粗面紙11の表面の凸部12にのみインクが
付着し、凹部13にはインクが付着しないため、該凹部に
対応する部分のインクがインクシート側に残って受容紙
側に転移せず、そのためボイドや欠け14のある一次色イ
ンクドットAしかえられない。
に不完全な一次色インクドットAの上に二次色インクド
ットを重ね転写するばあい、一次色インクドットAのボ
イドや欠け14の部分には、二次色インクが転移しないか
ら、やはりボイドや欠け14のある二次色インクドットB
しかえられない。三次色インクドットのばあいも同様で
ある。
二次色インクドット、三次色インクドットでは所望の一
次色、二次色、三次色がえられない。
ボイドや欠けのないインクドットを形成でき、もって色
再現性よく良好なカラー画像を形成しうるカラー画像形
成用熱転写インクシートを提供することを目的とする。
ヒクルがワックス状物質を主成分とし、樹脂成分の割合
がビヒクル全体の20重量%以下である熱溶融性のイエロ
ーインク層、マゼンタインク層およびシアンインク層が
並べて設けられ、さらにワックス状物質を主成分とし、
溶融粘度が3〜95cps /100 ℃である実質的に無色透明
性の熱溶融性層が少なくとも前記各色のインク層を覆う
ように設けられてなるカラー画像形成用熱転写インクシ
ートに関する。
インクシートを図面に基づいて説明する。
施例を示す概略部分断面図であり、図2は本発明の熱転
写インクシートにおける各色のインク層の配列方法の1
例を示す部分平面図である。
り、基材1の片面上に熱溶融性のイエローインク層2Y、
マゼンタインク層2M、シアンインク層2Cが並べて設けら
れ、そのうえに実質的に無色透明性の熱溶融性層(以
下、単に熱溶融性層という)3が設けられている。
像の形成は、受容体上にイエローインク層2Y、マゼンタ
インク層2M、シアンインク層2Cをそれぞれそのうえの熱
溶融性層3と一緒に選択転写して、イエローの分解画
像、マゼンタの分解画像、シアンの分解画像を形成し受
容体上で重ね合せることによって行なわれる。その際イ
エロー、マゼンタ、シアン以外の色はイエロー、マゼン
タ、シアンのインクドットの2種以上の重ね合せによっ
てうる。なお前記各色の分解画像の重ね合せ順序は任意
である。
シート10の、たとえばイエローインク層2Yの領域を粗面
紙11に重ね、基材1の背面からサーマルヘッドの発熱素
子Tで加熱すると、図4に示すごとく、加熱された部位
の熱溶融性層3は低溶融粘度の故に流動化して粗面紙11
の凹部13を埋める。この状態でインクシート10を引き剥
すと、図5に示すごとく、加熱された部位のイエローイ
ンク層2Yがほぼ完全に転写され、ボイドや欠けのない、
発熱素子Tの形状どおりの一次色インクドットAがえら
れる。
えばマゼンタインク層2Mの領域を重ねて加熱すると、一
次色インクドットAの表面は平滑であり、かつ熱溶融性
層3はインク層に対する接着性が良好であるから、図6
に示されるごとく、加熱された部位のマゼンタインク層
2Mがほぼ完全に転写され、ボイドや欠けのない二次色イ
ンクドットBがえられる。
ンク層にボイドや欠けのない完全な一次色インクドット
がえられるので、所定の濃度のイエロー、マゼンタ、シ
アンをうることができる。また、一次色インクドット上
に二次色インクドット、さらに三次色インクドットを重
ね合せるばあいも、各色のインク層にボイドや欠けのな
い完全な二次色インクドット、三次色インクドットがえ
られるので、所定の減法混色により所定の濃度の赤、
緑、青、黒をうることができる。それ故、本発明による
ときは色再現性よくカラー画像を形成することができ
る。
設ける熱溶融性層は、ワックス状物質を主成分とし、溶
融粘度が3〜95cps /100 ℃である実質的に無色透明性
の熱溶融性層である。
において異色のインク層を重ね合せるばあい、当該熱溶
融性層を介在させて重ね合せる点から、インク層同士の
重ね合せによる減法混色が損なわれない程度の無色透明
をいう。また当該熱溶融性層は転写後に無色透明であれ
ばよく、インクシートにおいて透明である必要はない。
たとえば当該熱溶融性層がワックス微粒子からなるばあ
いは、半透明ないし不透明であるが、転写時に加熱され
て連続層になると無色透明になる。
る溶融粘度の低いものであり、その溶融粘度は3〜95cp
s /100 ℃であるのが好ましい。溶融粘度が前記範囲よ
り高いと、転写時に充分に流動化せず、粗面紙の凹部へ
の流れ込みが不充分で、加熱部位のインク層の転写が不
完全になり、一次色インクドットにボイドや欠けが生じ
る。さらに重ね転写のばあい、一次色インクドットが不
完全なので、二次色、三次色インクドットにボイドや欠
けが生じる。
紙に浸透しすぎて、結果的に粗面紙の凹部が埋め込まれ
ないことになり、やはり加熱部位のインク層の転写が不
完全になり、一次色インクドットにボイドや欠けが生じ
る。さらに重ね転写のばあい、一次色インクドットが不
完全なので、二次色、三次色インクドットにボイドや欠
けが生じる。また、熱溶融性層の凝集力が小さくなりす
ぎ、取り扱い中に熱溶融性層が脱落(粉落ち)しやすく
なる。
凹部を埋め込むものであるが、凹部を完全に埋め込む必
要はなく、多少空隙が残っても、粗面紙の凹部表面とイ
ンク層との間を結合し、それによりインクシートの引き
剥し時に凹部に対応する部位のインク層を受容紙側にと
どめることができればよい。
み作用の点から、1.0 〜3.0 g/m2 が好ましい。塗布
量が前記範囲未満では埋め込み作用が乏しい。一方塗布
量が3.0 g/m2 より多いと、熱溶融性層の切れがわる
くなり、高精細な画像がえられがたくなる。また取り扱
い中に熱溶融性層が脱落(粉落ち)したりし、いわゆる
ハンドリング性がわるくなる。なお熱溶融性層の塗布量
は受容紙の平滑性がわるくなるにしたがって多くするの
が好ましく、ベック平滑度が50秒以下の紙のばあいは、
塗布量を1.5 g/m2 以上、なかんずく2.1 g/m2 以
上にするのが好ましい。
温速度10℃/min )による測定値]は50〜90℃、なかん
づく60〜80℃の範囲が適当である。軟化開始温度が前記
範囲より低いと、インクシートの保存安定性がわるくな
り、一方前記範囲より高いと、転写感度が低下する。
ては、たとえば木ロウ、ミツロウ、ラノリン、カルナバ
ワックス、キャンデリラワックス、モンタンワックス、
セレシンワックスなどの天然ワックス;パラフィンワッ
クス、マイクロクリスタリンワックスなどの石油系ワッ
クス;酸化ワックス、エステルワックス、低分子量ポリ
エチレン、フィッシャートロプシュワックス、α−オレ
フィン−無水マレイン酸共重合ワックスなどの合成ワッ
クス;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステ
アリン酸、ベヘン酸などの高級脂肪酸;ステアリルアル
コール、ドコサノールなどの高級脂肪族アルコール;高
級脂肪酸モノグリセリド、ショ糖の脂肪酸エステル、ソ
ルビタンの脂肪酸エステルなどのエステル類;オレイル
アミドなどのアミド類およびビスアミド類などの1種も
しくは2種以上の混合物が使用できる。とくに溶融粘度
の調整の点から、キャンデリラワックス、パラフィンワ
ックス、カルナバワックス、マイクロクリスタリンワッ
クス、ポリエチレンワックスなどが好ましい。
溶剤、たとえばメチルエチルケトン、トルエン、テトラ
ヒドロフランなどに溶解した溶液、前記ワックス状物質
を溶解しない溶剤、たとえばメタノール、イソプロピル
アルコールなどのアルコール類などに分散させた分散
液、または前記ワックス状物質に乳化剤を加えて調製し
た水分散液を適宜の塗布手段を用いてインク層上に塗布
し、乾燥して形成することができる。とくに前記水分散
液または溶剤分散液を使用するばあいは、これらを塗布
し、乾燥したのち、ワックス状物質の軟化開始温度より
高い温度に加熱して連続層にしたものが好ましい。連続
層にするとインクシートの走行時などにおける熱溶融性
層の脱落を防止できる。また表面が平滑となるため、ボ
イドのない良好な画像がえられる。
酢酸ビニル共重合体、エチレン−エチルアクリレート共
重合体などの熱溶融性樹脂を熱溶融性層中に5%(重量
%、以下同様)以下で含有させてもよい。
ルがワックス状物質を主成分とし、樹脂成分の割合がビ
ヒクル全体の20%以下である低溶融粘度の熱溶融性着色
インク層である。
より多い高溶融粘度のインク層は、インク層の切れがわ
るく、高精細な画像がえられない、また転写時における
インク層の基材からの剥離性がわるく、ボイドや欠けな
どが起りやすいなどの点から好ましくない。
ば転写温度で前記の熱溶融性層の溶融粘度と同程度また
はそれ以下になるとつぎのような不具合が生じる。すな
わち、インク層の溶融粘度が低すぎると、転写時に熱溶
融性層と同様に流動化し、図7に示すごとく、えられた
インクドットAにおけるインク層2Yの厚さに変動が生じ
るため、そのうえに重ね合されたインクドットBにおけ
るインク層2Mの厚さが均一であったとしても、所期の減
法混色が生じないことになる。なおインク層の溶融粘度
が低すぎると、一般にはインクドットBにおけるインク
層2Mも変形し、厚さが変動するから、ますます所期の減
法混色がえられないことになる。
70cps /100 ℃以上であって、かつ100 ℃で熱溶融性層
の溶融粘度より高いのが好ましい。
の保存安定性、転写感度の点から50℃以上、100 ℃未
満、なかんづく55〜85℃であるのが好ましい。
は前記熱溶融性層用として例示したものがいずれも使用
できる。
この種のインクで使用されている熱溶融性樹脂がいずれ
も使用でき、たとえば、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢
酸ビニル−マレイン酸三元共重合体、ポリビニルブチラ
ール、α−オレフィン−無水マレイン酸共重合体、エチ
レン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、低分子量
スチレン樹脂、エチレン−スチレン共重合体、スチレン
−ブタジエン共重合体、石油樹脂、ロジン系樹脂、テル
ペン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、アイオノマー樹脂
などの1種または2種以上が使用できる。
およびシアンの着色剤としては透明性の着色剤が好まし
く用いられる。
ばナフトールエローS、ハンザエロー5G、ハンザエロー
3G、ハンザエローG、ハンザエローGR、ハンザエロー
A、ハンザエローRN、ハンザエローR、ベンジジンエロ
ー、ベンジジンエローG、ベンジジンエローGR、パーマ
ネントエローNCG 、キノリンエローレーキなどの有機顔
料やオーラミンなどの染料の1種または2種以上が用い
られる。
ばパーマネントレッド4R、ブリリアントファストスカー
レット、ブリリアントカーミンBS、パーマネントカーミ
ンFB、リソールレッド、パーマネントレッドF5R 、ブリ
リアントカーミン6B、ピグメントスカーレット3B、ロー
ダミンレーキB、ローダミンレーキY、アリザリンレー
キなどの有機顔料やローダミンなどの染料の1種または
2種以上が用いられる。
ビクトリアブルーレーキ、無金属フタロシアニンブル
ー、フタロシアニンブルー、フアストスカイブルーなど
の有機顔料やビクトリアブルーなどの染料の1種または
2種以上が用いられる。
クル中に分散させたとき、透明なインクを与える顔料を
いう。
色の重ね合わせによっては鮮明な黒色をうるのが困難な
ばあいは、たとえばカーボンブラック、ニグロシンベー
スなどの黒色着色剤を含有するブラックの着色インク層
を用いてもよい。このような目的のブラックインク層は
他の色のインク層と重ね合せないので、透明でなくても
よい。しかし他の色のインク層と重ね合せて、たとえば
ブルーブラックなどの色をうる目的のブラックインク層
は透明性のものが好ましい。
固形分量の2〜40重量%程度、とくに5〜30重量%程度
が好ましい。
剤、帯電防止剤などを添加してもよい。
色剤および必要に応じて熱可塑性樹脂、その他の添加剤
を溶融混合してホットメルトコーティングするか、ある
いは有機溶剤に溶解ないし均斉に分散して調製した塗布
液もしくは水性エマルジョンの形態の塗布液を適宜の塗
布手段を使用して基材上に塗布し、乾燥することによっ
て形成できる。インク層の塗布量は通常0.5 〜3.0 g/
m2 の範囲が適当である。
テルフィルム、ポリアミドフィルム、その他この種のイ
ンクシートの基材用フィルムとして一般に使用されてい
る各種のプラスチックフィルムが使用できる。このよう
なプラスチックフィルムを使用するばあい、その背面
(加熱ヘッドに摺接する側の面)にシリコーン樹脂、フ
ッ素樹脂、ニトロセルロース樹脂、あるいはこれらによ
って変性された各種の耐熱性樹脂、あるいはこれら耐熱
性樹脂に滑剤を混合したものなどにより構成された、従
来から知られているスティック防止層を設けることによ
り加熱ヘッドのスティック現象を防止するのが望まし
い。基材、スティック防止層には帯電防止剤を含有せし
めてもよい。またコンデンサーペーパーのような高密度
の薄い紙を基材としてもよい。基材の厚さは熱伝導性を
良好にする点から1〜9μm程度、なかんづく2〜4.5
μm程度が好ましい。
法はとくに制限されない。図2はこのようなインク層の
配列方法の一例を示すものであり、帯状の基材1上にイ
エローインク層2Y、マゼンタインク層2Mおよびシアンイ
ンク層2Cが基材1の長さ方向に繰り返し単位Uで繰り返
し並べて配置されている。3色のインク層の並べ方の順
序は任意に選択できる。各色のインク層は相互に密接す
るように設けてもよく、適宜の間隔をあけて設けてもよ
く、さらに実用上支障のない範囲で若干相互に重なり合
うように設けてもよい。また基材1の長さ方向に沿った
片端部または両端部にマージンを設け、そこにインクシ
ートの送りを制御するためのマーカーを設けてもよい。
さらに繰り返し単位Uにはブラックインク層を加えても
よい。
ンク層2Y、2M、2Cを覆うように設ければよいが、基材1
の全面に設けてもよい。
mのスティック防止層を形成した、幅297mm 、厚さ4.5
μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの表面に、
表1に示す組成のイエロ、マゼンタおよびシアンの各イ
ンク層用組成物を図2に示されるような配置で各色のイ
ンク層の大きさがほぼA4版の大きさになるようにホッ
トメルトコーティング法で塗布して塗布量2.0 g/m2
の各色のインク層を形成した。
処方の熱溶融性層用組成物を塗布して熱溶融性層を形成
した。
ワックス混合物100 重量部をイソプロピルアルコール80
0 重量部およびトルエン100 重量部の混合物に添加し、
熱時溶解後冷却してワックスの微細結晶を析出させて調
製したワックスの溶剤分散液を塗布し、ワックスの軟化
開示温度より高い温度で乾燥してワックスの連続層であ
る熱溶融性層を形成した。一方、実験例8では、前記と
同様にして調製したワックスの溶剤分散液を塗布したの
ち、軟化開始温度より低い温度で乾燥してワックスの粒
子層である熱溶融性層を形成した。
トについて、熱転写プリンター(セイコー電子工業
(株)製CH-4100 )で下記の印字条件下に印字テストを
行ない、下記の項目について評価した。結果を表3に示
す。
%市松模様印字部を形成し、それぞれの印字部の光学的
反射濃度(OD値)をマクベス濃度計にて3箇所で測定
し、その平均値を求め、下記の基準により評価した。
に、二次色シアンインクによる全ベタ印字と50%市松模
様印字部を形成し、前記と同様にOD値(平均値)を求
め、評価した。
有する部材20を固定し、熱転写インクシート10をそのイ
ンク層側が該角部に当るように配置し、インクシート10
の垂下した方の端部に重り21を取り付け、他方の端部を
水平方向に140c m /分の速度で引っ張る。重り21を順
次重いものにかえ、何gの重りのときに熱溶融性層が剥
離するかを調べ、つぎの基準により評価した。重りのg
数が大きいほど粉落ちしにくいことを意味する。
インクシートについてはイエローインク層、マゼンタイ
ンク層についてもシアンインク層と同じであった。また
二次色再現性テストの評価値は、イエロー/マゼンタ、
マゼンタ/シアンの重ね合せについてもイエロー/シア
ンのばあいと同じであった。
や欠けのないインクドットを形成でき、それによって色
再現性よくカラー画像を形成できる。
の一実施例を示す概略部分断面図である。
における各色のインク層の配列方法の1例を示す部分平
面図である。
を用いて粗面紙に転写を行なう際の説明図であって、イ
ンクシートを粗面紙上に重ねた状態を示す。
クシートを加熱した状態を示す。
れた一次色インクドットを示す。
を重ね転写した状態を示す説明図である。
を示す説明図である。
用いてえられた一次色インクドットを示す説明図であ
る。
用いて一次色インクドットのうえに二次色インクドット
を重ね転写した状態を示す説明図である。
明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 基材上に、ビヒクルがワックス状物質を
主成分とし、樹脂成分の割合がビヒクル全体の20重量%
以下である熱溶融性のイエローインク層、マゼンタイン
ク層およびシアンインク層が並べて設けられ、さらにワ
ックス状物質を主成分とし、溶融粘度が3〜95cps /10
0 ℃である実質的に無色透明性の熱溶融性層が少なくと
も前記各色のインク層を覆うように設けられてなるカラ
ー画像形成用熱転写インクシート。 - 【請求項2】 前記実質的に無色透明性の熱溶融性層の
塗布量が1.0 〜3.0g/m2 である請求項1記載のイン
クシート。 - 【請求項3】 前記実質的に無色透明性の熱溶融性層
が、ワックス状物質の水または溶剤分散液を塗布、乾燥
後、ワックス状物質の軟化開始温度より高い温度で加熱
して連続層としたものである請求項1または2記載のイ
ンクシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5168998A JPH0725155A (ja) | 1993-07-08 | 1993-07-08 | カラー画像形成用熱転写インクシート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5168998A JPH0725155A (ja) | 1993-07-08 | 1993-07-08 | カラー画像形成用熱転写インクシート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0725155A true JPH0725155A (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=15878463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5168998A Pending JPH0725155A (ja) | 1993-07-08 | 1993-07-08 | カラー画像形成用熱転写インクシート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0725155A (ja) |
-
1993
- 1993-07-08 JP JP5168998A patent/JPH0725155A/ja active Pending
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