JPH0725134B2 - エンボス方法 - Google Patents

エンボス方法

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JPH0725134B2
JPH0725134B2 JP9502886A JP9502886A JPH0725134B2 JP H0725134 B2 JPH0725134 B2 JP H0725134B2 JP 9502886 A JP9502886 A JP 9502886A JP 9502886 A JP9502886 A JP 9502886A JP H0725134 B2 JPH0725134 B2 JP H0725134B2
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JP
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embossing
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sheet
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忠道 石井
修 竹厚
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は加工時の張力により巾収縮のある模様付きシー
トに、模様とエンボスとを巾方向に同調させてエンボス
を施す方法に関する。
〔従来の技術〕 ポリ塩化ビニル樹脂フィルムなどの熱可塑性プラスチッ
クフィルムに印刷などにより模様を付け、エンボスを施
して化粧シートとすることはよく行われている。こうし
て得られた化粧シートは合板や無機質板などに貼られる
等により内外壁面や天井、あるいは床面、又は家具等の
装飾に用いられている。
ところで、従来、模様とエンボスとは一応の考慮の下に
整合させることが試みられており、例えば布地様の模様
を印刷しておき、エンボス版としては布地の凹凸を模し
たものを使用することは既に行なわれている。しかし、
個々の模様と凹凸の厳密な一致はなされておらず、た
だ、全体の外観が著しく不自然ではないという程度であ
った。
というのは、シートを構成するのは多くの場合、ポリ塩
化ビニル樹脂フィルムなどであり、エンボスに際して熱
を与えられると長さ方向に伸びると共に巾方向に収縮す
るためである。
一方、壁面などを装飾するための化粧シートとしては、
流れ方向に線状もしくは帯状の模様を付けた、ストライ
プ調の模様のものが多く使用されているが、このような
ストライプ調のものには、全体に布地の凹凸のような一
様な凹凸を付けても、模様と凹凸の整合性が不充分であ
り、少くとも、巾方向の模様の異なる区域に対しては異
なる凹凸を付けるとか、区域によって凹凸を付けたり付
けなかったりするような複雑なものが要求される。しか
し、従来のエンボス方法によると、シートの巾方向の収
縮により、このような模様とエンボスとの一致はむずか
しかった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従って、本発明においては、従来、困難とされていた、
巾方向のシートの収縮による模様とエンボスの不一致の
解消を目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明のエンボス方法は、 『流れ方向に連続もしくは繰り返され、巾方向に互いに
異なる複数の模様域を有する模様付き熱可塑性樹脂シー
トの模様面にエンボスを施すのに際し、供給する熱可塑
性樹脂シートの巾と、エンボス前もしくはエンボス後の
熱可塑性樹脂シートの巾とを計側して縮みを検出し、縮
みに応じて供給装置とエンボス装置との間の張力を調整
することにより、模様に合わせてエンボスを行う』 ことを特徴とするものである。
熱可塑性樹脂シートとしてはポリ塩化ビニル樹脂製のも
のを使うことが多く、とりわけ、樹脂100重量部に対
し、5〜25重量部の可塑剤を含む、厚み40〜120μm程
度のものがよく用いられる。或いはポリエチレンもしく
はポリプロピレンなどを含有する合成紙でもよい。この
他にも熱可塑性である限り、種々のものが使用でき、単
独で使用しても2種以上の積層体としてもよい。
模様としては、原則的にはどのようなものでも構わない
が、一面に拘一な模様や、一面にランダムな模様は、模
様とエンボスの整合を図ることの意義が比較的小さい
か、もしくは整合を図ることが非常に困難である。
ここでは模様として、流れ方向には連続もしくは繰り返
しされているものが適している。又、巾方向には、互い
に異なる複数の模様域2、3、4、5が形成されている
ことが好ましい(第1図)。なお、互いに異なるという
意味には、隣接する区域の模様どうしが異なる他に、模
様のない区域6、7等と模様のある区域3、5等とが隣
接する場合も含むこととする(第2図)。
模様は、多くの場合、通常の印刷方法、好ましくはグラ
ビア印刷により設けられ、インキの選択は、熱可塑性樹
脂シートとの接着、後に使用されるときに必要な物理的
・化学的性質を考慮して行なわれる。
模様の一部として、又は模様とは別に、巾方向のシート
の縮みを測定するための基準マーク8を設けておくとよ
く、基準マークとしては、連続的な線(多少の巾を有し
てもよい)や帯、点線、一点鎖線、円・四角形・三角形
などの形状のものでもよい。通常、このような基準マー
クはシートの両側の耳の部分に設けたり、シートが後に
中心等でスリッター加工を受けるときは、スリッターの
位置に設ければよい。
厳密に言えば、熱可塑性樹脂シートは印刷の際にも張
力、熱、溶剤の浸透により巾の変化を起こしうるが、経
験的には、印刷による巾方向の縮みは無視できる。
模様付きの熱可塑性樹脂シート10に対し、供給装置11、
予熱装置12、エンボス装置13、および排出装置14とを有
するエンボス機によりエンボスを施すことができる(第
3図)。
ここでエンボス装置においては、通常、エンボス型ロー
ル14とバッアップロール15とが熱可塑性樹脂シート10を
はさんでいるため、供給装置11〜エンボス装置13間と、
エンボス装置13〜排出装置14間とでは別々の張力が熱可
塑性樹脂シート10に対して加えられる。
エンボス装置13〜排出装置(巻き上げ装置)14間の張力
が最終製品の巾に影響を与えることはありうるが、概し
て、エンボス装置13のすぐ後に冷却装置を有するのが通
例であり、この部分での張力の影響は無視しうる。従っ
て、供給装置11〜エンボス装置13間の張力を適当にコン
トロールすることにより巾方向に縮みの解消が可能にな
る。
熱可塑性樹脂シート10の模様とエンボスとの整合は、シ
ートの中央もしくは片方の耳等に設けられた基準マーク
をエンボス前もしくはエンボス後に読み取ることによ
り、まず、シートとエンボスロールとの相対的な位置決
めを行う。例えば、供給装置11全体をエンボスロールの
軸と平行に移動させ、シートの模様部の中央と、エンボ
スロールにおける凹凸(模様部に対応している)の中央
とを一致させる。
次いで、両方の耳に設けられた基準マーク等により(他
の巾方向の2点間でも可)熱可塑性樹脂シート10の巾を
測定し、別に測定した熱可塑性樹脂シートの元々の巾と
の差、即ち縮みを測定し、この縮みに応じて、供給装置
11〜エンボス装置13間の張力を調整してゆるめ、エンボ
ス前もしくはエンボス後の熱可塑性樹脂シート10′の巾
が、供給する熱可塑性樹脂シート10の巾に対して縮まな
いようにする。
ここで「縮まない」とは、使用上支障のない範囲であれ
ばよく、縮みが全くないことを必ずしも意味しない。経
験上、元の巾1mに対して0〜2mmの縮みであれば実質
上、縮みがないものとして使用することができる。
実施例 厚み70μm、巾1400mm、可塑剤15PHRのポリ塩化ビニル
フィルムにグラビア印刷して、模様と基準マークを印刷
した。模様は流れ方向には一様なくり返しを有し、巾方
向に異なる区域を持ったものである。
エンボスは第4図に示す装置を使用し、次の条件で行っ
た。
ヒートドラム温度 130℃ テフロンロール温度 150℃ エンボス圧 5kg/1400mm巾 エンボス速度 40m/分 供給装置〜エンボス装置間張力 0〜5kg/1400mm巾の範囲調整 エンボスロールの凹凸模様としてはグラビア印刷版上の
模様と寸法を一致させたものを使用したところ、模様と
エンボスのずれは、フィルム全巾あたりに換算して2mm
であり、実用上、支障がなかった。
なお、この他の材質のフィルムについても、次の範囲で
調整することにより同様の結果を得た。
ヒートドラム温度 80〜160℃ テフロンロール温度 100〜160℃ エンボスロール温度 10〜60℃ クーリングロール温度 0〜20℃ エンボス圧 3〜8kg/1400mm巾 エンボス速度 10〜70m/分 供給装置〜エンボス装置間張力 1〜10kg/1400mm巾
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明で使用する模様付き熱可塑
性樹脂シートの模様の例を示す平面図、第3図および第
4図は本発明の方法で使用する装置の例を示す模式的な
図である。 1、10……模様付きシート 2、3、4、5……模様 6、7……空白部 11……供給装置 12……予熱装置 13……エンボス装置 14……排出装置 16……冷却ロール 18……ヒートドラム 19……テフロンロール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流れ方向に連続もしくは繰り返され、幅方
    向に互いに異なる複数の模様域を有する模様付き熱可塑
    性樹脂シートの模様面にエンボスを施すのに際し、供給
    する熱可塑性樹脂シートの幅と、エンボス前もしくはエ
    ンボス後の熱可塑性樹脂シートの幅とを計測して縮みを
    検出し、縮みに応じて供給装置とエンボス装置との間の
    張力を調整することにより、模様に合わせてエンボスを
    行うことを特徴とするエンボス方法。
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JP5344276B2 (ja) * 2008-03-26 2013-11-20 大日本印刷株式会社 エンボス装置、エンボスロール、凹凸パターン、加工品、および、加工品の製造方法
JP2011115988A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Asahi Kasei E-Materials Corp 太陽電池樹脂封止シートの製造方法
JP5394416B2 (ja) * 2011-02-02 2014-01-22 ナン ヤ プラスティクス コーポレーション 合成紙をエンボスしてなるエンボス合成紙の製法及びそのエンボス装置

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