JPH0725112A - 記録ヘッドの配線接続機構 - Google Patents

記録ヘッドの配線接続機構

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JPH0725112A
JPH0725112A JP16900793A JP16900793A JPH0725112A JP H0725112 A JPH0725112 A JP H0725112A JP 16900793 A JP16900793 A JP 16900793A JP 16900793 A JP16900793 A JP 16900793A JP H0725112 A JPH0725112 A JP H0725112A
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JP
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recording head
card edge
edge type
holding member
carriage
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JP16900793A
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Yoshitaka Okamura
美隆 岡村
Toshiaki Harada
俊明 原田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録ヘッドの交換に際して容易にフレキシブ
ル配線基板との間の電気的接続状態およびその解除が可
能な記録ヘッドの配線接続機構を提供する。 【構成】 フレキシブル配線基板(1)を折曲状態に保
持する保持部材(2,3)と、記録ヘッド(5)から突
設され保持部材(2,3)に挿入可能なカードエッジ型
電極基板(6)と、カードエッジ型電極基板(6)に向
けてフレキシブル配線基板の接続用電極部(1A)を弾
性的に圧接させる弾性圧接手段(4)と、を具備した記
録ヘッドの配線接続機構。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録ヘッドの配線接続
機構に関し、詳しくは、記録装置の記録手段としてキャ
リッジ上に交換自在に搭載される記録ヘッドの駆動電極
を有するカードエッジ型基板とフレキシブル配線基板と
の間の着脱自在な接続機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の記録装置におけるこのような記録
ヘッドの配線接続機構としては、記録ヘッドのカードエ
ッジ型基板上の電極と、フレキシブル配線基板(以下で
FCBという)上の対応する電極とかはんだ付けによっ
て接続されるか、あるいは種々なコネクタ類を介して接
続されたり、双方の電極面同士を重ね合わせた上、弾性
部材を介して押圧部材をビス止めするようにしていた。
また、FCBの電極面に凸部を形成し、その裏面側の対
応した部分を凸状の弾性部材により押圧して記録ヘッド
の電極面に接続されるようにした配線接続機構も知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ようにはんだ付けによるものは、記録ヘッドの交換が要
求されるようなときに、その着脱に支障がある。また、
コネクタによる接続機構の場合は、コネクタやソケット
等をFCBにはんだ付けするなど実装の費用がかさむ。
さらにまた、FCBに凸部を形成して圧接する方式のも
のはその凸部形成の加工に費用がかかる。
【0004】本発明の目的は、上述したような従来の問
題点に鑑み、その解決を図るべく、簡単な構成で記録ヘ
ッドの交換に際してフレキシブル配線基板との間に容易
かつ着脱自在に接続が可能な記録ヘッドの配線接続機構
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の第1の形態は、フレキシブル配線基板と
電気的に接続される記録ヘッドの配線接続機構におい
て、接続用電極部が外側向きに露出するように前記フレ
キシブル配線基板を折曲状態に保持する保持部材と、前
記記録ヘッドから突設され、前記保持部材に保持される
フレキシブル配線基板の接続用電極部に向けて挿入可能
なカードエッジ型電極基板と、挿入された該カードエッ
ジ型電極基板に向けて前記接続用電極部を弾性的に圧接
させる弾性圧接手段と、を具備したことを特徴とするも
のである。
【0006】また、本発明の第2の形態は、キャリッジ
上にヘッドカバーと共に着脱自在に搭載され、前記キャ
リッジ上でフレキシブル配線基板と電気的に接続される
記録ヘッドの配線接続機構において、接続用電極部が外
側向きに露出するように前記フレキシブル配線基板を折
曲状態に保持する保持部材と、前記記録ヘッドから突設
され、前記保持部材に保持されるフレキシブル配線基板
の接続用電極部に向けて挿入可能なカードエッジ型電極
基板と、挿入された該カードエッジ型電極基板に向けて
前記接続用電極部を弾性的に圧接させる弾性圧接手段と
前記ヘッドカバーに配設され、該ヘッドカバーの前記キ
ャリッジ上での開閉動作に応じて、前記カードエッジ型
電極基板または前記保持部材のいずれか一方を他方に向
けて押圧させる押圧手段と、を具備し、前記保持部材を
前記キャリッジに保持させた状態で前記押圧手段により
前記保持部材に保持されるフレキシブル配線基板の接続
用電極部と、前記記録ヘッドのカードエッジ型電極基板
上の電極とが圧接状態に保たれるようにしたことを特徴
とするものである。
【0007】
【作用】本発明の第1の形態によれば、保持部材により
接続用電極が外向きとなるように折曲げた形に保持され
るフレキシブル配線基板に対し、記録ヘッドのカードエ
ッジ型電極基板を挿入することで、弾性圧接手段により
フレキシブル配線基板上の露出させた電極とカードエッ
ジ型電極基板上の電極とを圧接状態に保たせることがで
き、また、カードエッジ型電極基板を保持部材から弾性
圧接手段の弾性に抗して引抜くことで、簡単に双方向の
電気的接続状態を解除することができる。
【0008】また、本発明の第2の形態によれば、キャ
リッジに搭載された記録ヘッドに対してヘッドカバーを
覆蓋することでその押圧手段により保持部材に保持され
るフレキシブル配線基板の接続用電極部と記録ヘッド側
のカードエッジ型電極基板とを互いに圧接状態に保つこ
とができ、また、ヘッドカバーの開蓋により、圧接状態
を解除し、記録ヘッドの交換が可能な状態に保つことが
できる。
【0009】
【実施例】以下に、図面に基づいて本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0010】図1は本発明の第1の形態による第1の実
施例を示す。なお、本発明の第1の形態は、FCBの端
部をほぼコの字型に折曲げた状態とした上、内外の保持
部材間にFCBの折曲げ部を弾性的に保持させ、記録ヘ
ッドの駆動用回路基板を保持部材のFCB保持部に挿入
することにより回路基板の電極と折曲げ部に露出させた
対応する電極とを互いに圧接状態に保たれるようにした
ものである。図1において、1はFCB、1Aはそのほ
ぼコの字型に折曲げられた外側に露出されている電極形
成面、2は外側の保持部材、3は内側の保持部材、4は
片面が凸面部4Aに形成されているゴムなどの弾性体で
ある。なお、内側保持部材3は弾性体4を介してFCB
1をその折曲げ状態のまま保持するように形成されてい
て、弾性体4の凸面部4AによりFCB1の電極形成面
1Aが同じ形状に保たれる。
【0011】5は記録ヘッド、6は記録ヘッド5から突
設され、その片面にヘッド駆動用の回路電極6Aが形成
されているカードエッジ型電極基板である。そこで、こ
のようなカードエッジ型基板6のエッジ型とした端部6
Bを図1の(A)に示すようにして外側保持部材2の挿
入口2Aから矢印方向に挿入することにより、内側保持
部材3に保持されるFCB1の電極形成面1Aとカード
エッジ型基板6の回路電極6Aとを接触させ、さらに弾
性体4の弾力により双方の電極同士を圧接状態に保つこ
とができる。なお、外側保持部材2には図1の(A)に
示すようにピン孔2Bが穿設されていて、図1の(B)
に示すようにFCB1が内外の保持部材3,2間に保持
された状態でピン孔2Bを介して固定ピン7を押込むこ
とによりFCB1が抜け出すのを防止することができる
と共に、FCB1の電極のピッチ方向の位置決めを行っ
ている。
【0012】図2は内側保持部材3および弾性体4によ
って保持されるFCB1の折曲げ状態を示すもので、F
CB1の電極形成面1Aに形成される各露出電極1Bと
してはこの図に示すように折曲線に対してほぼ直角の方
向に所定の間隔を保って設けられている。図3はこのよ
うな露出電極1Bの間にスリット1Cを設けた例で、こ
れにより電極形成面1Aに適切な柔軟性を保たせること
ができ、個々の露出電極1Bに対して弾性体4による押
圧力を有効に作用させることができる。なお、これらの
図において、1DはFCB1を外側保持部材2と内側保
持部材3との間に固定するためのピン貫通孔である。
【0013】図4は第2の実施例を示し、本例は、弾性
体14をゴムなどの代りに板ばねで折曲げて形成したも
ので14Aはその凸面部である。なお、この図には示さ
れていないが、凸面部14Aには図3に示したFCB電
極形成面1Aのスリット1Cに対応する位置にそれぞれ
スリットが設けられていて、スリットを介して分離され
た個々の板ばね片により対応する露出電極をカードエッ
ジ型基板の個々の電極に向けて適切に押圧させ、接触不
良を防止することができる。
【0014】図5は第3の実施例を示す。本例はFCB
1自体の有する弾性を利用してその電極形成面1Aをカ
ードエッジ型基板6の回路電極面に圧接させるようにし
たものである。なお、図示はしないが、本例においても
外側保持部材2に図1に示したようなピン孔を設けるよ
うになして、外側保持部材2のFCB挿入口2CからF
CB1を挿入し、電極保持部2DにFCB1を巻回した
状態に保持させた上、ピンでFCB1を固定するように
してもよい。本例によればFCB1の電極を所定の位置
に保持するための部品点数が少なくてすむ。なお、その
他の構成については第1実施例で示したのと変わらな
い。
【0015】図6は第4の実施例を示す。本例はカード
エッジ型基板6の両面に回路電極6Aを設けると共に2
つの内側保持部材3および弾性体4を1つの外側保持部
材2に装着可能としたものである。かくして、2枚のF
CB1をそれぞれ2組の内側保持部材3および弾性体4
によりほぼコの字型に保持させた状態でFCB1の電極
形成面1A同士を向い合せるようにして外側保持部材2
に挿入する。そして、外側保持部材2の挿入口2Aから
上述のカードエッジ型基板6を電極保持部2Dに向けて
圧入することにより双方の弾性体4の弾力で電極同士を
圧接状態に保つことができる。なお、本例は記録ヘッド
の信号線の本数が多いようなときに、カードエッジ型基
板6の幅を狭く保つことで、配線接続機構自体のコンパ
クト化が図られる。
【0016】以上説明してきたように、本発明の第1の
形態によれば、キャリッジに着脱自在に装着される記録
ヘッドの着脱動作を利用して、極めて容易に記録ヘッド
側のカードエッジ型基板上の回路電極とFCBの電極と
の間の電気的接続が得られるもので、部品点数が少なく
て済む上、はんだ付けやコネクタの装備等の必要がな
く、廉価な記録ヘッドの配線接続機構を提供することが
できる。
【0017】続いて本発明の第2の形態による実施例に
ついて説明する。なお、本発明の第2の形態は、キャリ
ッジ上に記録ヘッドと共にインクカートリッジを装着し
た状態でその位置決めに協働するヘッドカバーの開閉に
よって記録ヘッドとFCBとの間の電気的接続状態が保
持または解離可能なようにしたものである。
【0018】まず、図7に従って、本発明の第2の形態
の適用が可能なキャリッジまわりの構成について説明す
る。図7において、その(C)に示す11は案内軸12
Aに沿って移動自在なキャリッジ、その(B)に示す5
はインクジェット記録ヘッド、13および14はインク
ジェット記録ヘッド5に供給する黒インクおよびカラー
インク(ここではイエロー、マゼンタ、シアンの3色の
インク)をそれぞれ収容するインクカートリッジ、その
(A)に示す15はキャリッジ11に記録ヘッド5と共
に、インクカートリッジ13,14を搭載後、これらの
上部に係着されるヘッドカバーである。
【0019】そこで、説明を分り易くするために、まず
(C)に示されるキャリッジ11、(B)に示される記
録ヘッド5およびインクカートリッジ13,14、
(A)に示されるヘッドカバー15の順に従って詳述す
る。キャリッジ11にはその前面に記録ヘッド5のイン
ク吐出部16が露出される窓11Aと、後述するように
してFCB保持機構20(図1に示した部材2,3,4
からなるFCB1の保持機構)が下方から装着される保
持機構装着孔11B、ヘッドカバー支持板11Cおよび
ヘッドカバー15の係止爪15Aが係着される係着部1
1D等が設けられている。
【0020】図7の(B)において、17は記録ヘッド
5のインク吐出部16に一体に装着され、インク吐出部
16にインクカートリッジ13,14からのインクを分
配する液路17Aが形成されているインク分配部、18
はインクカートリッジ13のインク供給口13A、イン
クカートリッジ14の各色ごとのインク供給口14Aに
それぞれ挿入され、カートリッジ13,14のインクを
液路17Aに導くインク供給管である。また、記録ヘッ
ド5にはカードエッジ型基板6を支持すると共に、イン
ク吐出部16およびインク分配部17と一体に組立てら
れるアルミニウム等で形成されたヘッド支持部材19が
設けられている。
【0021】図7の(A)に示すヘッドカバー15にお
いて、15Bは(C)に示すキャリッジ11のヘッドカ
バー支持板11Cに着脱自在、かつ回動自在に支持され
る支持軸、15Cはヘッドカバー頂板、15Dはヘッド
カバー側板である。ヘッドカバー頂板15Cには、後述
するように、FCB保持機構20に記録ヘッド5のカー
ドエッジ型基板6を押圧させるための押圧部材21とヘ
ッド支持部材19のキャリッジ11におけるx方向の位
置(図7の(C)参照)決めに関与する位置決め部材2
2と、同じくy方向の位置決めに関与する位置決め脚2
3とが下方に向けて突設されている。
【0022】ついで、キャリッジ11への記録ヘッド5
およびヘッドカバー15の装着時の動作を図8を参照し
て説明する。
【0023】図8の(A)は案内軸12A,12Bに移
動自在に支持されるキャリッジ11上に記録ヘッド5を
搭載した状態を示し、ここではヘッド支持部材19の脚
部19Aがキャリッジ11に設けた位置決め部11Eに
当接することで、記録ヘッド5のy方向が位置決めされ
る。また、そのx方向がキャリッジ11の窓11A上部
に設けた位置決め溝11Fにヘッド支持部材19の頂部
19Bが嵌め込まれることで位置決めされる(図7の
(C)参照)。
【0024】次に、(A)の状態から矢印Bで示すよう
にヘッドカバー15を支持軸15Bの周りに回動させ、
その(B)に示すように押圧部材21によりカードエッ
ジ型基板6をFCB保持機構20に向けて押圧させると
共に位置決め脚23を(C)に示すようにインク吐出部
16の裏面側に挿入させて、ヘッド支持部材19の脚部
19Aをキャリッジ11のy方向位置決め部11Eに当
接させ、y方向を位置決め状態に保つことができる。ま
た、同時に先にも述べたようにしてx方向の位置決めが
得られると共に(B)に示すようにヘッドカバー頂板1
5Cの内側に設けた位置決め突起15Eでヘッド支持部
材19の頂面を押下することによりヘッド5のZ方向の
位置決めが得られる。
【0025】図9は上述してきた第2形態の実施例よる
キャリッジ上の配線接続動作を示す。すなわち、その
(A)はここでは不図示のキャリッジに図7の(C)に
示すようにして保持されるFCB保持機構20に対し、
図8の(A),(B)に示したようにして位置決めされ
る記録ヘッド5により電極同士の接続が行われる状態を
示すものである。本実施例によるFCB保持機構20の
外側保持部材2は、弾性体4によって保持されるFCB
1の電極形成面1Aと対向する前部が挿入口2Aに連続
して開放されていて、この部分(以下で接続用切欠部と
いう)2Eに図9の(B)に示す記録ヘッド装着状態で
そのカードエッジ型基板6が位置決めされる。
【0026】なお、FCB保持機構20はキャリッジ1
1のFCB保持機構装着孔11B周りに設けられる不図
示の係止固定手段により図9の(B)に示すように位置
決めされるもので、このように位置決めされたFCB保
持機構20によって保持されるFCB1の電極形成面1
Aに対し、記録ヘッドのキャリッジ11への装着によっ
て、記録ヘッドのカードエッジ型基板6が更に位置決め
される。そして、最後にヘッドカバー15の図8
(A),(B)に示したような装着動作により、その押
圧部材21の有する弾性を利用して押圧部21Aをカー
ドエッジ型基板6の裏面側から押圧させ、FCB1とカ
ードエッジ型基板6との間で電極同士を密接状態に保つ
ことができる。また、記録ヘッドの取外し時には上述と
は逆の動作手順により簡単に記録ヘッドとFCBとの間
の電気的接続状態を切離すことができる。
【0027】図10は本発明第2形態の第2の実施例を
示す。本例は記録ヘッドと共に図示の位置に位置決めさ
れているカードエッジ型基板6に対し、ヘッドカバー1
5に設けた押圧部材21によりFCB保持機構20自体
を押圧させるようにしたものである。従って、この場
合、キャリッジ11のFCB保持機構装着孔11Bに位
置決めされるFCB保持機構20は装着孔11B内で紙
面に平行な方向の微移動が許容される形に保たれる必要
がある。なお、その他の構成については先に述べた実施
例と変わらないのでその説明は省略する。本例によれば
押圧時に変位させるのがFCB保持機構20側となるの
で、記録ヘッド側に無理な力がかからず、記録に悪影響
を及ぼすようなことがない。
【0028】図11は本発明第2形態の第3の実施例を
示す。本例は、キャリッジ11上に位置決めされた記録
ヘッドに対し、その支持部材19に保持されるカードエ
ッジ型基板6の両面に回路電極6Aを設けておく。そし
て、その両面側にそれぞれFCB保持機構20を配置さ
せ、これらのFCB保持機構20,20をヘッドカバー
15の閉蓋動作によりその向い合うように突設した押圧
部材21,21でもってカードエッジ型基板6に向けて
押圧させるようにしたものである。なお、本例の場合も
双方のFCB保持機構20,20はキャリッジ11の装
着孔において紙面と平行する方向の微移動が許可される
形で配設されるようにする。
【0029】図12は本発明第2形態の第4の実施例を
示す。本例は、図10に示した第2実施例の変形例とも
いえるもので、ここで、11Fはキャリッジ11に穿設
した摺動孔、25はこの摺動孔11Fに沿って矢印C方
向に摺動自在なピストン部材である。なお、このピスト
ン部材25は本例の場合摺動孔11Fの孔長さよりはや
や長目に形成されていて、ヘッドカバー15の側板を兼
ねるか若しくは側板の一部として形成された押圧部材2
1によりピストン部材25をFCB保持部材20に向け
て偏倚させるように構成される。かくして、FCB保持
部材20に弾性体4を介して保持されるFCB1の電極
形成面1Aを記録ヘッド側のカードエッジ型基板6上の
回路電極面に押圧させた状態に保つことができる。な
お、本例の場合もFCB保持機構20が、その装着孔1
1B内で紙面に平行する方向に微移動が可能な形で配設
されることは第2実施例の場合と変わらない。
【0030】本例によれば、ヘッドカバー15の内側か
ら押圧部材21を突設しない分だけ、ヘッドカバー15
内のスペースにゆとりを持たせることができ、その分だ
けインクカートリッジ13や14の占める領域等を広く
保つことができる。
【0031】以上説明してきたように、本発明の第2の
形態によれば、ヘッドカバーのキャリッジ上の開閉動作
によって記録ヘッドとFCBとの電極同士を圧接させて
信頼性の高い電気的接続状態が得られるもので、これに
より、部品点数も少なくてすみ、しかも記録ヘッドの交
換に際して従来のような面倒な手間を要せず、コスト低
減を図ることができる。
【0032】なお、以上に述べてきた、本発明の第1形
態および第2形態にかかる各実施例では、いずれもその
記録ヘッドにインクを吐出するためのエネルギー発生素
子としてインクに膜沸騰を生ぜしめる熱エネルギーを発
生する電気熱変換素子を有する記録装置の例について説
明してきたが、本発明の適用はこれに限られるものでは
なく、例えば、インクリボンが使用されるインパクト型
や熱転写型の記録ヘッドについても適用できることはい
うまでもない。
【0033】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、接続用電極部が外側向きに露出するように前記フレ
キシブル配線基板を折曲状態に保持する保持部材と、前
記記録ヘッドから突設され、前記保持部材に保持される
フレキシブル配線基板の接続用電極部に向けて挿入可能
なカードエッジ型電極基板と、挿入された該カードエッ
ジ型電極基板に向けて前記接続用電極部を弾性的に圧接
させる弾性圧接手段と、を具備するか若しくは接続用電
極部が外側向きに露出するように前記フレキシブル配線
基板を折曲状態に保持する保持部材と、前記記録ヘッド
から突設され、前記保持部材に保持されるフレキシブル
配線基板の接続用電極部に向けて挿入可能なカードエッ
ジ型電極基板と、挿入された該カードエッジ型電極基板
に向けて前記接続用電極部を弾性的に圧接させる弾性圧
接手段と前記ヘッドカバーに配設され、該ヘッドカバー
の前記キャリッジ上での開閉動作に応じて、前記カード
エッジ型電極基板または前記保持部材のいずれか一方を
他方に向けて押圧させる押圧手段とを具備し、前記保持
部材を前記キャリッジに保持させた状態で前記押圧手段
により前記保持部材に保持されるフレキシブル配線基板
の接続用電極部と、前記記録ヘッドのカードエッジ型電
極基板上の電極とが圧接状態に保たれるようにしたこと
により、少ない部品点数で記録ヘッドの交換に際しても
容易かつ信頼性の高い電気的接続状態が得られ、しかも
コスト低減に貢献できる記録ヘッドの配線接続機構の提
供が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1形態の第1実施例の構成を斜視図
(A)および配線接続状態の断面図(B)によって示す
説明図である。
【図2】本発明にかかる電極形成面を有するFCB端部
の構成例を示す斜視図である。
【図3】本発明にかかる電極形成面を有するFCB端部
の他の構成例を示す斜視図である。
【図4】本発明第1形態の第2実施例の構成を示す断面
図である。
【図5】本発明第1形態の第3実施例の構成を示す断面
図である。
【図6】本発明第1形態の第4実施例の構成を示す断面
図である。
【図7】本発明第2形態の第1実施例によるキャリッジ
まわりの構成を(A),(B)および(C)に分解して
示す斜視図である。
【図8】本発明第2形態第1実施例によるキャリッジま
わりの構成を動作と共に(A),(B)および(B)の
一部拡大(C)と(B)の上面(D)とによって示す説
明図である。
【図9】本発明第2形態第1実施例による配線接続動作
を斜視図(A)および断面図(B)によって示す説明図
である。
【図10】本発明第2形態の第2実施例の構成を示す断
面図である。
【図11】本発明第2形態の第3実施例の構成を示す断
面図である。
【図12】本発明第2形態の第4実施例の構成を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 フレキシブル配線基板 1A 電極形成面 1B 露出電極 2 外側保持部材 2A 挿入口 2B ピン孔 2E 接続用切欠部 3 内側保持部材 4,14 弾性体 4A 凸面部 5 記録ヘッド 6 カードエッジ型基板 6A 回路電極 6B 端部 11 キャリッジ 11A 窓 11B 装着孔 13,14 インクカートリッジ 15 ヘッドカバー 15A 係止爪 15C ヘッドカバー頂板 16 インク吐出部 17 インク分配部 18 インク供給管 19 ヘッド支持部材 20 FCB保持機構 21 押圧部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレキシブル配線基板と電気的に接続さ
    れる記録ヘッドの配線接続機構において、 接続用電極部が外側向きに露出するように前記フレキシ
    ブル配線基板を折曲状態に保持する保持部材と、 前記記録ヘッドから突設され、前記保持部材に保持され
    るフレキシブル配線基板の接続用電極部に向けて挿入可
    能なカードエッジ型電極基板と、 挿入された該カードエッジ型電極基板に向けて前記接続
    用電極部を弾性的に圧接させる弾性圧接手段と、を具備
    したことを特徴とする記録ヘッドの配線接続機構。
  2. 【請求項2】 前記弾性圧接手段による弾性は前記フレ
    キシブル配線基板自体によって発生されることを特徴と
    する請求項1に記載の配線接続機構。
  3. 【請求項3】 キャリッジ上にヘッドカバーと共に着脱
    自在に搭載され、前記キャリッジ上でフレキシブル配線
    基板と電気的に接続される記録ヘッドの配線接続機構に
    おいて、 接続用電極部が外側向きに露出するように前記フレキシ
    ブル配線基板を折曲状態に保持する保持部材と、 前記記録ヘッドから突設され、前記保持部材に保持され
    るフレキシブル配線基板の接続用電極部に向けて挿入可
    能なカードエッジ型電極基板と、 挿入された該カードエッジ型電極基板に向けて前記接続
    用電極部を弾性的に圧接させる弾性圧接手段と前記ヘッ
    ドカバーに配設され、該ヘッドカバーの前記キャリッジ
    上での開閉動作に応じて、前記カードエッジ型電極基板
    または前記保持部材のいずれか一方を他方に向けて押圧
    させる押圧手段と、を具備し、 前記保持部材を前記キャリッジに保持させた状態で前記
    押圧手段により前記保持部材に保持されるフレキシブル
    配線基板の接続用電極部と、前記記録ヘッドのカードエ
    ッジ型電極基板上の電極とが圧接状態に保たれるように
    したことを特徴とする記録ヘッドの配線接続機構。
  4. 【請求項4】 前記ヘッドカバーは前記キャリッジ上に
    回動自在に装着されることを特徴とする請求項3に記載
    の記録ヘッドの配線接続機構。
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