JPH072510B2 - カード状ケース及びその製造方法 - Google Patents

カード状ケース及びその製造方法

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JPH072510B2
JPH072510B2 JP28272789A JP28272789A JPH072510B2 JP H072510 B2 JPH072510 B2 JP H072510B2 JP 28272789 A JP28272789 A JP 28272789A JP 28272789 A JP28272789 A JP 28272789A JP H072510 B2 JPH072510 B2 JP H072510B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、粒状物の携帯容器の分野に属し、その容器を
カード状のケースにしたもの及びその製造方法に関した
のものである。
(従来の技術) これまで、携帯用の丸薬等の容器としては、身と鞘とか
らなる箱形容器、身と蓋とからなる円筒形容器等がある
が、これらは、丸薬等を取出すには、身を鞘から引出し
て透孔を露出するが、蓋を回転して透孔を合わせるかし
ていた。
(発明が解決しようとする課題) 以上のような丸薬等の容器にあっては、それなりの効果
はあるものの、現在のようなカード化時代にあっては、
少なくとも従来のものは容器としての厚みがあることか
ら、それだけ嵩張るものであって、近代感覚にマッチし
ないものであり、また内容物としての丸薬等を取り出す
にも、ワンタッチではできないものであった。
本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、カー
ド化時代の近代感覚にマッチし、内容物としての粒状物
をワンタッチで簡単に取り出すことができるカード状ケ
ースの提供と、そのカードケースを複合成形手段を用い
て製造することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本発明にあっては、打抜
きシート板に対して合成樹脂を射出することにより、ケ
ース本体に対するワンタッチの押圧操作にて粒状物の取
出し口を開閉する機能部分を合成樹脂で形成し、この複
合シート板をもってケース本体を構成することにより課
題の解決を図っている。
すなわち、粒状物のカード状ケースとしては、3方周縁
がシールされた2つ折りのケース本体は、2つ折り部が
射出成形の合成樹脂で成形された複合シート板よりなる
ものであって、この2つ折り部はその部分を押圧すると
き、その方向に変形するとともに両面板が外方向に膨出
するように合成樹脂部に薄肉状のヒンジ線を有するとと
もに、両面板の一方には係止用突起が、また他方にはこ
れを係止する係止用透孔がそれぞれ形成された構成をと
っており、また製造方法としては、ケース本体を構成す
る合成紙、あるいは紙と合成樹脂との積層紙のシート素
材から中央の折り線を中心とした紡錘形状孔と、この孔
の近くの透孔とを、シート板の外周とともに打抜き、こ
の打抜きシート板を金型に納め、この金型内に合成樹脂
を射出して合成樹脂にて打抜きの紡錘形状孔を埋めるに
当り、この紡錘形状孔の内側にそった紡錘形状と、中央
の折り線の位置の直線状との薄肉状のヒンジ線を中心に
前記の透孔と対称の位置に、この透孔の嵌入する突起を
形成して複合シート板を形成し、この複合シート板を中
央の直線状のヒンジ線より2つ折りにして、その3周縁
をシールするという製造方法をとっている。
(実施例) 本発明の方法で製造される粒状物のカード状ケースは、
そのケース本体を構成する材料として、紙、合成紙、あ
るいは紙と合成樹脂との積層紙を用いるものであるが、
以下の製造方法の説明にあっては、紙と合成樹脂との積
層紙を材料としたものについてである。
紙(1)と合成樹脂(2)との積層紙を材料とするシー
ル素材から、シート板(a)は打抜かれるのであるが、
この打抜きによって、中央の2つ折り線(3)を中心に
して表板(4)及び裏板(5)にわたって紡錘形状孔
(6)とこの孔(6)に近い表板側に透孔(7)が穿設
される。この透孔(7)は後に説明される係止突起が嵌
入係止される孔である。
この場合、シート板(a)は、表側(8)が合成樹脂層
(2)であり、裏側(9)が紙層(1)である。合成樹
脂層(2)としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等
が使用される。
以上のような構成のシート板(a)を金型内に納め、こ
の金型内にエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポ
リエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂を射出する。
この射出によってシート板(a)の中央の紡錘形状孔
(6)は合成樹脂で埋まるとともに、裏板(5)の紡錘
形状孔(6)の近くの表側(8)には、孔(6)の中心
線に対して表板(4)の透孔(7)と対称の位置に透孔
(7)に係止する係止突起(10)が突設され、またシー
ト(a)の外周縁は合成樹脂で縁取り(11)される。
紡錘形状孔(6)もその孔縁が埋められた合成樹脂で縁
取り(12)されるとともに、同孔(6)の内側にそって
紡錘形状線(13)(13)と、折り線(3)の位置の直線
(14)とが両側より薄肉とされたヒンジ線として形成さ
れる。
このように、シート板(a)に対し合成樹脂を射出する
ことによって複合のシート板(b)が形成される。この
複合のシート板(b)は、これを中央の折り線(3)、
紡錘形状部(15)の中央の直線状ヒンジ線(14)部から
2つ折りにして、その3方周縁をシール(16)すること
により、係止突起(10)の係止部(10′)が透孔(7)
に係止して扁平状となったケース本体(c)ができ上が
る。
この場合、複合シート板(b)は薄い板体であるが、縁
取り(11)されているので辺縁部は変形することがな
く、3方シール(16)もし易くなる。
以上のようなカード状ケース(A)は、その使用におい
て、紡錘形状部(15)の中央の直線状のヒンジ部(14)
部に対し、扁平状の方向に押圧すると、直線状のヒンジ
線(14)部は内方に湾曲変形するとともに、紡錘状のヒ
ンジ線(13)、(13)部は、表板(4)及び裏板(5)
を外方に膨出して、係止突起(10)はその係止部(1
0′)が透孔(7)より外れ、透孔(7)は開口する。
逆に、膨出部の紡錘形状のヒンジ線(13)、(13)を両
側より押圧すると、内方に湾曲していたヒンジ線(14)
は、外方に突出して元に戻り、係止突起(10)が透孔
(7)に嵌入する。
ケース本体(c)内に粒状物を容入した製品としてのカ
ード状ケース(a)は、その使用に当り、扁平状方向の
押圧によりケース本体(c)の紡錘形状部(15)が膨出
して係止突起(10)が透孔(7)より脱抜するから、粒
状物を透孔(7)より取出すことができ、逆に膨出部を
押圧することにより扁平状に戻って透孔(7)は係止突
起(10)で閉鎖される。
このカード状ケース(A)はそれを構成するケース本体
(c)が複合のシート板(b)であるから、紙と合成樹
脂との積層紙シート板(a)部と射出の合成樹脂部とを
同色、あるいは異色とすることができる。
なお、粒状物としては丸薬等があげられる。
(発明の効果) 本発明は、粒状物のカード状ケースを、紙、合成紙ある
いは紙と合成樹脂との積層紙の素材よりのシート板の打
抜き工程と、この打抜きシート板に対する合成樹脂の射
出による複合シート板の成形工程と、この複合シート板
の2つ折りによる3方周縁シールのケース本体成形工程
との3工程で製造するものであるから、複合シート板に
て構成されるカード状ケースであるにもかかわらず、そ
の製造は簡単にして能率がよく、その製品は全体として
扁平のカード状を呈するから、カード化時代の近代感覚
にマッチし、また合成紙あるいは積層紙のシート板部と
射出成形の合成樹脂部とを異色にすることができる。
また、使用においても、扁平状方向のワンタッチの押圧
にて開口して内容物としての粒状物を容易に取り出すこ
とができ、また逆方向のワンタッチの押圧にて開口を防
ぐことができるから、極めて取扱い易いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法で製造された粒状物のカード状ケ
ースの平面図、 第2図は同上の使用状態を示す斜視図、 第3図(イ)はシート板の平面図、(ロ)は同上のX1-X
1線の断面図、 第4図(イ)は複合シート板の平面図、(ロ)は同上X2
-X2線の断面図、 第5図(イ)は粒状物のカード状ケースの透孔が閉じて
いる場合の断面図、(ロ)は同上の透孔が開いている場
合の断面図である。 (A)……カード状ケース (a)……シート板 (b)……複合シート板 (c)……ケース本体 (1)……紙層 (2)……合成樹脂層 (4)……表板 (5)……裏板 (6)……紡錘形状孔 (7)……透孔 (10)……係止突起 (11)、(12)……縁取り部 (13)……紡錘形状のヒンジ線 (14)……直線状のヒンジ線 (15)……紡錘形状部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3方周縁がシールされた2つ折りのケース
    本体は、2つ折り部が射出成形の合成樹脂で成形された
    複合シート板よりなるものであって、この2つ折り部に
    は、その部分を押圧するとき、その方向に変形するとと
    もに両面板が外方向に膨出するように合成樹脂部に薄肉
    状のヒンジ線が形成されており、両面板の一方には係止
    用突起が、また他方にはこれを係止する係止用透孔がそ
    れぞれ形成されていることを特徴とするカード状ケー
    ス。
  2. 【請求項2】上記の薄肉状のヒンジ線を含む押圧変形部
    分は、少なくとも腰が強く弾力性のある薄い合成樹脂で
    あることを特徴とする請求項(1)に記載のカードケー
    ス。
  3. 【請求項3】ケース本体を構成するシート素材から、中
    央の折り線を中心にした紡錘形状孔と、この孔の近くの
    透孔とを、シート板の外周とともに打抜く工程と、この
    打抜きシート板を金型に納め、この金型内に合成樹脂を
    射出して合成樹脂にて打抜きの紡錘形状孔を埋めるに当
    り、紡錘形状と直線状との薄肉状のヒンジ線を形成する
    とともに、この直線状のヒンジ線を中心に、前記の透孔
    と対称の位置に、この透孔に嵌入する突起を成形して複
    合シート板を形成する工程と、この複合シート板を中央
    の直線状のヒンジ線より2つ折りにしてその3周縁をシ
    ールしてケース本体を成形する工程とからなるカード状
    ケースの製造方法。
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