JPH07250782A - 自動交換装置を有するロール型トイレットペーパー保持具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロール型トイレットペーパー保持具におい
て、スペヤのロール型トイレットペーパーを人力によら
ずして自動交換するにある。 【構成】 ロール型トイレットペーパーの自動交換にお
いて、その構成を、永久磁石の反発と吸引とを利用する
ロール型トイレットペーパー中空芯の排出装置と、重錘
あるいは引張りばねを利用するスペヤのロール型トイレ
ットペーパーの補給装置とからなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ロール型トイレットペ
ーパーの中空芯を排出するとともに、新たにトイレット
ペーパーを補給する自動交換装置を有するロール型トイ
レットペーパー保持具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】これまで市販されたロール型トイレット
ペーパーの保持具は、次のような構成、機能を有するも
のである。図９に示すように、使用中のロール型トイレ
ットペーパー（５０）の上方に、スペヤのロール型トイ
レットペーパー（５１）が、湾曲支持板（５２）上にス
トックされており、使用中のものが使い終わったとき、
両手をもってケース本体（５３）の両側にある押圧板
（５４）、（５４）を矢印の方向に押圧すると、湾曲支
持板（５２）は時計方向に回動するとともに、ケース本
体（５３）の両側より突出したペーパー（５０）の芯保
持部材（５５）、（５５）が後退して使用ずみの中空芯
は落下して排出され、これと同時に上方のスペヤペーパ
ー（５１）は湾曲支持板（５２）の支持を失って落下
し、逆に回動した湾曲支持板（５２）の下方内側にて受
止められる。次いで、押圧板（５４）、（５４）の押圧
を解くと、両側より芯保持部材（５５）、（５５）が突
出して、新しいトイレットペーパー（５０）は、これに
よって支持される。スペヤペーパー（５１）は、透明な
カバー（５６）を開いてケース本体（５３）内の湾曲支
持板（５２）上に載置してストックする。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ロール型トイレットペ
ーパーの交換において、使用ずみの中空芯を直接手にて
取外し、新しいトイレットペーパーを手にて装置する一
般に使用されているものからみれば、上記の市販されて
いるものは、手数が省けるものではあるが、それでも交
換に当たっては、両手をもって押圧板を押圧する必要が
あった。本発明は、このような点に鑑みて創出されたも
ので、その目的とするところは、ロール型トイレットペ
ーパー保持具において、使用後に残る中空芯の排出及び
新しいロール型トイレットペーパーの補給を自動的に行
うことにより、更に手数を省くようにするにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明にあっては、ロール型トイレットペーパー
の使用後の中空芯の排出に当たっては、永久磁石板を用
い、また新しいトイレットペーパーの補給に当っては、
引張りばねあるいは重錘を用いることによって問題点の
解決を図っている。すなわち、本発明の自動交換装置を
有するロール型トイレットペーパー保持具としては、永
久磁石の反発と吸引とを利用するロール型トイレットペ
ーパーの中空芯の排出装置と、引張りばねあるいは重錘
を利用するロール型トイレットペーパーの補給装置とか
らなる構成をとっており、ロール型トイレットペーパー
の中空芯の排出装置としては、ケース本体の両側にそれ
ぞれ相対して設けられた永久磁石板のうちの内側のもの
は、内側に向かって摺動するロール型トイレットペーパ
ーの芯保持部材側に設けられ、また外側のものは、ロー
ル型トイレットペーパーの天蓋の回動によって回転する
歯車に設けられた構成のもので、天蓋が開披状態にある
ときは、相対する永久磁石板は互いに反発することによ
り芯保持部材を突出してロール型トイレットペーパーを
保持し、ロール型トイレットペーパーの使用により天蓋
が中空芯に当接したときは、逆に相対する永久磁石板は
互いに吸引することにより芯保持部材を引込めて、中空
芯を落下排出するようにした構成をとっており、また、
ロール型トイレットペーパーの自動補給装置としてはス
ペヤのロール型トイレットペーパーを積重ねる載置台の
両側に連結した紐条を上方のローラーを経て引張りばね
あるいは重錘に連結した構成にて、スペヤのロール型ト
イレットペーパーに上昇の付勢を与えるとともに、上方
の芯保持部材にロール型トイレットペーパーが保持され
ているときは、スペヤのロール型トイレットペーパーの
上昇を押え、芯保持部材が引込んでロール型トイレット
ペーパーが保持されていないときは、スペヤのロール型
トイレットペーパーの上昇の押えを解く押え部材を、摺
動する芯保持部材側に連係した構成をとっている。

【０００５】さらに、ロール型トイレットペーパーの自
動交換装置の詳しい構成としては、ロール型トイレット
ペーパーの使用に応じて回動する天蓋と、この天蓋と一
体の両の弧状歯板と、この弧状歯板と噛合って回転する
歯車に設けた永久磁石板と、この永久磁石板に対面する
永久磁石板を有し、かつ軸方向に摺動し得るロール型ト
イレットペーパーを保持する芯保持部材と、スペヤのロ
ール型トイレットペーパーを載せる載置台の両側に連結
した紐条を、上方のローラーを経て引張ばねあるいは重
錘に連結したスペヤのロール型トイレットペーパーの上
昇装置と、ロール型トイレットペーパーが芯保持部材に
保持されているとき、スペヤのロール型トイレットペー
パーの上昇を押える摺動の芯保持部材の連結部より突設
された押え部材とより構成されるもので、ロール型トイ
レットペーパーの使用により天蓋が回動して中空芯に接
したとき、弧状歯板側の永久磁石板の回転にて芯保持部
材側の永久磁石板を吸引して、これと一体の芯保持部材
を互いに引込ませて中空芯を落下排出させるとともに、
押え部材をスペヤのロール型トイレットペーパー面上よ
りの退避させることにより、スペヤのロール型トイレッ
トペーパーの上昇を許し、この上昇にて天蓋を時計方向
に回動させ、この回動による永久磁石板の回転にて、こ
れと相対する永久磁石板の反発にて芯保持部材を突出さ
せ、これによりスペヤのロール型トイレットペーパーを
保持するようにした構成をとっている。

【０００６】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本発明の自動交換装置を有するロール型トイレッ
トペーパー保持具（Ａ）は、図１に示すように、縦長の
ケース本体（１）に対して、その内部の上方部にロール
型トイレットペーパー（ｐ）の使用後の中空芯（２）の
排出装置（ａ）と、これより下方にあって、スペヤのロ
ール型トイレットペーパー（ｐ１）、（ｐ２）の自動補
給装置（ｂ）とを設けてなるものである。

【０００７】中空芯の排出装置（ａ）は、図３、図５に
示すように、ケース本体（１）の両側のフレーム
（３）、（３）の突出部（３’）、（３’）に装架され
た支軸（４）に対して、ロール型トイレットペーパー
（ｐ）を覆う天蓋（５）が回動自在に軸架（６）されて
いる。図２に示すように（７）は、ケース本体（１）の
上部に、ボルト（８）、（８）で取付けられたカバーケ
ースであって、このカバーケース（７）には、その前方
にロール型トイレットペーパー（ｐ）が露出するための
コ字型の切欠部（９）があり、また上面の左右には、天
蓋（５）の両側縁より突出した弧状歯板（１０）が出入
すべき透孔（１１）、（１１）が設けられている。

【０００８】図５に示すように、両側のフレーム
（３）、（３）には、ロール型トイレットペーパー
（ｐ）の保持装置（１２）が設けられているが、この保
持装置（１２）は、フレーム（３）の保持部（１３）に
対して、内方に向かって進退するロール型トイレットペ
ーパー（ｐ）を保持する芯保持部材（１４）が設けられ
ている。この芯保持部材（１４）は、保持頭部（１５）
を有する摺動連結部（１６）とその端部に強力な永久磁
石板（ｍ１）を取付けたものであり、この永久磁石板
（ｍ１）と間隔をおいて対向する強力な永久磁石板（ｍ
２）は、前記の弧状歯板（１０）と噛合っている歯車
（１７）の軸と保持部（１８）を通して連結されてお
り、この保持部（１８）はビス（１９）をもって前記の
保持部（１３）に固定されている。

【０００９】図２、図６に示すように、弧状歯板（１
０）は、天蓋（５）の両側より外方に突出した支持片
（２０）に対し、下方に屈曲して歯車（１７）に噛合っ
ており、天蓋（５）の支軸（４）に対する回動によって
歯車（１７）が回転するようになっている。図３に示す
ように、弧状歯板（１０）には、凹部（２１）が形成さ
れているが、これは、天蓋（５）の下方への回動の極限
における停止のためのもので、保持部（１８）に突設し
た係止突子（２２）に係合するようになっている。

【００１０】また、図５に示すようにフレーム（３）の
保持部材（１３）には、ばね付き玉（２３）を有するビ
ス（２４）がねじ込まれており、そのばね付き玉（２
３）は、芯保持部材（１４）と永久磁石板（ｍ１）とを
連結する摺動連結部（１６）に穿設された凹所（２
５）、（２５’）に嵌合するようになっている。このば
ね付き玉（２３）の凹所（２５）、（２５’）に対する
嵌合は、天蓋（５）の回動によって、弧状歯板（１
０）、歯車（１７）を経て永久磁石板（ｍ２）が回転
し、この永久磁石板（ｍ２）とこれと対面する永久磁石
板（ｍ１）との間における吸引作用、あるいは反発作用
の極限近くまで、その芯保持部材（１４）の引込み、あ
るいは突出を制止するためのものである。この制止の調
整は、ビス（２４）の螺合によるばね付き玉（２３）と
凹所（２５）、（２５’）との嵌合の度合によって行わ
れる。

【００１１】ストックされているスペヤのロール型トイ
レットペーパー（ｐ１）、（ｐ２）の補給装置（ｂ）
は、図３に示すように、上下に重ねられたスペヤのロー
ル型トイレットペーパー（ｐ１）、（ｐ２）がその両側
に設けられた引張りばね（２６）、（２６）の引張りに
よって上方に押上げられるようになっている。これは、
引張りばね（２６）、（２６）代わりに重錘であっても
よい。スペヤのトイレットペーパー（ｐ１）、（ｐ２）
は、ケース本体（１）の内部の中空芯の排出装置（ａ）
の下方にあって、スペヤペーパー（ｐ１）、（ｐ２）の
上下方向の中心線は、使用中のロール型トイレットペー
パー（ｐ）の芯保持部材（１４）の位置より、天蓋
（５）の軸架部（６）の反対側、すなわち正面寄りに偏
位した位置にある。この偏位は、ペーパーの使用後の中
空芯（２）を、隔壁（２７）で仕切られた貯留室（２
８）に落下貯留するためである。

【００１２】このスペヤのロール型トイレットペーパー
（ｐ１）、（ｐ２）のストック位置には、図３に示すよ
うに、ケース本体（１）のフレーム（３）に柱時計の形
状の大きな開口部（２９）が設けられており、その上方
の広い部分（２９’）は、スペヤのロール型トイレット
ペーパー（ｐ１）の径より大きく、下方の狭い部分（２
９”）は、ロール型トイレットペーパー（ｐ２）の径よ
り小さいものである。この広い部分（２９’）は、トイ
レットペーパー（ｐ１）、（ｐ２）をストックするため
の挿入部である。開口部（２９）の広い部分（２９’）
の両側の位置には、図４に示すようにフレーム（３）、
（３）間にローラー（３０）、（３０）が軸架されてお
り、下方の載置台（３１）の両端に結着した紐条（３
２）、（３２）は、ローラー（３０）、（３０）を巻回
して、その端部に引張りばね（２６）、（２６）を連結
する。この引張りばね（２６）、（２６）は、ケース本
体（１）の底板（３３）に端部を係止するとともに、こ
れを引延した状態で紐条（３２）、（３２）の端部に係
止している。載置台（３１）は、手掛け部（３１’）に
対して、上方に弧状面（３１”）を有し、スペヤのロー
ル型トイレットペーパー（ｐ２）は、この弧状面（３
１”）上に、ペーパー（ｐ２）の上に（ｐ１）が載置さ
れている。（３４）、（３４）はスペヤのロール型トイ
レットペーパー（ｐ１）、（ｐ２）の案内壁である。柱
時計の形状の大きな開口部（２９）には、その外面に透
明の扉（３５）が開閉自在に設けられており、また中空
芯（２）の貯留室（２８）の下方の開口部（３６）にも
透明な扉（３７）が開閉自在に設けられている。

【００１３】ロール型トイレットペーパー（ｐ）の使用
中は、スペヤのロール型トイレットペーパー（ｐ１）、
（ｐ２）は、その上昇が押えられるのであるが、この上
昇の押えは、図３、図４に示すようにロール型トイレッ
トペーパー（ｐ）の芯保持部材（１４）、（１４）の摺
動連結部（１６）、（１６）より下方に延設されてお
り、この延設部材（３８）、（３８）には、内方に突出
した２個の押え片（３９）、（３９）があり、この押え
片（３９）、（３９）がスペヤのロール型トイレットペ
ーパー（ｐ１）の上面に当接するようになっている。こ
の押え片（３９）は１個であってもよい。 この押え片
（３９）は、芯保持部材（１４）が内方に突出してロー
ル型トイレットペーパー（ｐ）を保持しているときは、
芯保持部材（１４）と共に内方に突出して、スペヤのロ
ール型トイレットペーパー（ｐ１）の上面に当接してこ
の上昇を押え、またロール型トイレットペーパー（ｐ）
を使い果たして、芯保持部材（１４）が後退して中空芯
（２）を排出するときは、押え片（３９）も後退して、
スペヤのロール型トイレットペーパー（ｐ１）の上面よ
りの当接を解きトイレットペーパー（ｐ１）は上昇する
ようになっている。すなわ、スペヤのロール型トイレッ
トペーパー（ｐ１）の押え、またはこれの解除は、強力
な永久磁石（ｍ１）、（ｍ２）の反発、吸引によって行
われるものである。

【００１４】作用について説明する。ケース本体（１）
内に、ロール型トイレットペーパー（ｐ）及びスペヤの
ロール型トイレットペーパー（ｐ１）、（ｐ２）が収納
された状態にあっては、芯保持部材（１４）の摺動連結
部（１６）より下方の延設部材（３８）に突設した押え
片（３９）がスペヤのトイレットペーパー（ｐ１）の上
面にに当接して、その上昇傾向を押えている。このと
き、中空芯の排出装置（ａ）の永久磁石板（ｍ１）、
（ｍ２）は互いに反発状態にあって、芯保持部材（１
４）、（１４）は内方に突出してロール型トイレットペ
ーパー（ｐ）を保持している。この状態から、ペーパー
（ｐ）の使用によって天蓋（５）を押え、その先端縁
（５’）にてペーパー（ｐ）を切る。この押えは、天蓋
（５）から突設した支持片（２０）を介して弧状の歯板
（１０）をもって、これと噛合っている歯車（１７）を
歯板（１０）の送り分だけ回転させる。このとき、ロー
ル型トイレットペーパー（ｐ）の芯保持部材（１４）
は、それの摺動連結部（１６）上の凹所（２５）に、ビ
ス（２４）のばね付き玉（２３）が嵌合しているので、
芯の保持方向に移動することはない。

【００１５】ロール型トイレットペーパー（ｐ）の使用
によって、その巻回状態が小さくなり、天蓋（５）の押
圧にて弧状の歯板（１０）により歯車（１７）が１／４
回転するまでは、永久磁石板（ｍ１）と（ｍ２）との反
発力は順次弱くなり、１／４回転がすぎ１／２回転まで
は、両者間には吸引力が作用し、１／２回転に近づくに
したがって吸引力は順次増大し、吸引力の極限の直前に
おいて、吸引力は、ばね付き玉（２３）の凹所（２５）
の嵌入に打勝って、凹所（２５）はばね付き玉（２３）
より脱出して急速に芯保持部材（１４）は後退し、ばね
付き玉（２３）は凹所（２５’）に嵌入する。このと
き、ロール型トイレットペーパー（ｐ）は使い終わっ
て、ペーパーの芯保持部材（１４）、（１４）は互いに
引込むことにより、使い残されたロール型トイレットペ
ーパー（ｐ）の中空芯（２）は、その芯保持部材（１
４）、（１４）より外れて落下し、貯留室（２８）に収
納される。このペーパー（ｐ）を使い終わったときは、
天蓋（５）が下限の位置にあって、弧状の歯板（１０）
はその凹部（２１）が、保持部（１８）に突設している
係止突子（２２）に係合し、それ以上下方には回動しな
い。

【００１６】このように、天蓋（５）が下限に達し、芯
保持部材（１４）、（１４）が後退したときは、芯保持
部材（１４）の摺動連結部（１６）より下方への延設部
（３８）に突設した押え片（３９）は、スペヤのロール
型トイレットペーパー（ｐ１）の上面をより外れるか
ら、スペヤのロール型トイレットペーパー（ｐ１）は、
両側の引張りばね（２６）、（２６）により、紐条（３
２）、（３２）にて、載置台（３１）、スペヤのロール
型トイレットペーパー（ｐ２）と共に上昇する。この上
昇するスペヤのロール型トイレットペーパー（ｐ１）
は、ケース本体（１）の前壁の案内壁（３４）の上部の
案内部（４０）及び後方の案内部（４１）に案内されつ
つ下限にあった天蓋（５）を上方に回動し、スペヤのロ
ール型トイレットペーパー（ｐ１）はその保持位置に補
給される。

【００１７】吸引の極限状態にあった永久磁石板（ｍ
１）と（ｍ２）とは、この天蓋（５）の回動による弧状
の歯板（１０）、歯車（１７）を介しての永久磁石板
（ｍ２）の回転にて、順次吸引力が減少し、この減少か
ら反転に転じ、天蓋（５）の上限における反発力の極限
近くにおいて、ビス（２４）のばね付き玉（２３）を嵌
入していた凹所（２５’）は、ばね付き玉（２３）から
外れることにより、ペーパーの芯保持部材（１４）、
（１４）は、急速に内方向に突出し、スペヤのロール型
トイレットペーパー（ｐ１）を保持するとともに、凹所
（２５）には、ばね付き玉（２３）が嵌入してその位置
を保つ。これにて、スペヤのロール型トイレットペーパ
ー（ｐ１）は、使用位置に補給され装填されると同時
に、芯保持部材（１４）よりの延設部材（３８）の押え
片（３９）は、次のロール型トイレットペーパー（ｐ
２）の上面に当接して、その上昇を押える。ロール型ト
イレットペーパーの使用により、以上のようなスペヤの
ロール型トイレットペーパーの補給を繰返すのである。

【００１８】

【発明の効果】本発明は、ロール型トイレットペーパー
の使用後の中空芯の排出に永久磁石を用い、またスペヤ
のロール型トイレットペーパーの補給に、引張りばねあ
るいは重錘による引張力を用いたものであるから、スペ
ヤのロール型トイレットペーパーの交換において、なん
ら人手を用いることなく自動的に行うことができる。ま
た、ロール型トイレットペーパーの使用による天蓋の回
動を永久磁石板の回転に変え、ペーパーの使用しきった
ところで、ペーパーの保持側の永久磁石板との間に生ず
る吸引力によりペーパーの芯保持部材を引込ませて中空
芯を落下排出するようにしたから、その使用において
は、従来のものと変わるところがないにもかかわらず、
永久磁石の巧みな利用にて、中空芯を自動的に排出する
ことができる。 また、スペヤのロール型トイレットペ
ーパーの下方よりの補給を、引張りばねあるいは重錘の
引張力による上昇と、使用中のロール型トイレットペー
パーの天蓋の回動による急激な作動の芯保持部材に連係
の押え片のスペヤのロール型トイレットペーパー面より
の離脱により行うようにしたから、スペヤのロール型ト
イレットペーパーの補給になんら人手をかけずに自動的
に補給することができる。さらに、天蓋の回動による永
久磁石板と、これに対するロール型トイレットペーパー
の保持側の永久磁石板との吸引による中空芯の排出と、
引張りばねあるいは重錘によるスペヤのロール型トイレ
ットペーパーの下方よりの補給とを、巧みに組合わせて
連係して構成したものであるから、永久磁石板と引張り
ばねあるいは重錘を利用するだけで、ロール型トイレッ
トペーパーの交換をなんら人手を用いることなく自動的
に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の自動交換装置を有するロール型トイレ
ットペーパー保持具の斜視図である。

【図２】同上の平面図である。

【図３】図２のイ−イ線矢印方向の側面図である。

【図４】図２のロ−ロ線にて断面にした矢印方向の側面
図である。

【図５】図３のハ−ハ線の断面図である。

【図６】図３のニ−ニ線の断面図である。

【図７】図５のホ−ホ線の断面図である。

【図８】図５のヘ−ヘ線の断面図である。

【図９】市販されている装置の斜視図である。

【符号の説明】

Ａ 自動交換装置を有するロール型トイレットペーパー
保持具 ａ 中空芯の排出装置 ｂ ロール型トイレットペーパーの自動補給装置 ｐ ロール型トイレットペーパー ｐ１，ｐ２ スペヤのロール型トイレットペーパー ｍ１，ｍ２ 永久磁石板 １ ケース本体 ２ 中空芯 ３ フレーム ３’ 突出部 ４ 支軸 ５ 天蓋 ７ カバーケース ８ ボルト ９ コ字型切欠部 １０ 弧状歯板 １２ 保持装置 １３，１８ 保持部 １４ 芯保持部材 １６ 摺動連結部 １７ 歯車 ２０ 支持片 ２１ 凹部 ２２ 係止突子 ２３ ばね付き玉 ２４ ビス ２５，２５’ 凹所 ２６ 引張りばね ２８ 貯留室 ２９ 大きな開口部 ３０ ローラー ３１ 載置台 ３１’ 手掛け部 ３１” 円弧面 ３２ 紐条 ３４ 案内壁 ３５，３７ 透明な扉 ３８ 延設部材 ３９ 押え片 ４０，４１ 案内部

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 永久磁石の反発と吸引とを利用するロー
   ル型トイレットペーパーの中空芯の排出装置と、引張り
   ばねあるいは重錘を利用するロール型トイレットペーパ
   ーの補給装置とからなることを特徴とする自動交換装置
   を有するロール型トイレットペーパー保持具。
2. 【請求項２】 ケース本体の両側にそれぞれ相対して設
   けられた永久磁石板のうちの内側のものは、内側に向か
   って摺動するロール型トイレットペーパーの芯保持部材
   側に設けられ、また外側のものは、ロール型トイレット
   ペーパーの天蓋の回動によって回転する歯車に設けられ
   た構成のもので、天蓋が開披状態にあるときは、相対す
   る永久磁石板は互いに反発することにより芯保持部材を
   突出してロール型トイレットペーパーを保持し、ロール
   型トイレットペーパーの使用により天蓋が中空芯に当接
   したときは、逆に相対する永久磁石板は互いに吸引する
   ことにより芯保持部材を引込めて、中空芯を落下排出す
   るようにしたことを特徴とするロール型トイレットペー
   パーの中空芯の排出装置。
3. 【請求項３】 スペヤのロール型トイレットペーパーを
   積重ねる載置台の両側に連結した紐条を上方のローラー
   を経て引張りばねあるいは重錘に連結した構成にて、ス
   ペヤのロール型トイレットペーパーに上昇の付勢を与え
   るとともに、上方の芯保持部材にロール型トイレットペ
   ーパーが保持されているときは、スペヤのロール型トイ
   レットペーパーの上昇を押え、芯保持部材が引込んでロ
   ール型トイレットペーパーが保持されていないときは、
   スペヤのロール型トイレットペーパーの上昇の押えを解
   く押え部材を摺動する芯保持部材側に連係したことを特
   徴とするロール型トイレットペーパーの自動補給装置。
4. 【請求項４】 ロール型トイレットペーパーの使用に応
   じて回動する天蓋と、この天蓋と一体の両側の弧状歯板
   と、この弧状歯板と噛合って回転する歯車に設けた永久
   磁石板と、この永久磁石板に対面する永久磁石板を有
   し、かつ軸方向に摺動し得るロール型トイレットペーパ
   ーを保持する芯保持部材と、スペヤのロール型トイレッ
   トペーパーを載せる載置台の両側に連結した紐条を、上
   方のローラーを経て引張りばねあるいは重錘に連結した
   スペヤのロール型トイレットペーパーの上昇装置と、ロ
   ール型トイレットペーパーが芯保持部材に保持されてい
   るとき、スペヤのロール型トイレットペーパーの上昇を
   押える摺動の芯保持部材の連結部より突設された押え部
   材とより構成されるもので、ロール型トイレットペーパ
   ーの使用により天蓋が回動して中空芯に接したとき、弧
   状歯板側の永久磁石板の回転にて芯保持部材側の永久磁
   石板を吸引して、これと一体の芯保持部材を互いに引込
   ませて中空芯を落下排出させるとともに、押え部材をス
   ペヤのロール型トイレットペーパー面上よりの退避させ
   ることにより、スペヤのロール型トイレットペーパーの
   上昇を許し、この上昇にて天蓋を時計方向に回動させ、
   この回動による永久磁石板の回転にて、これと相対する
   永久磁石板の反発にて芯保持部材を突出させ、これによ
   りスペヤのロール型トイレットペーパーを保持するよう
   にしたことを特徴とする自動交換装置を有するロール型
   トイレットペーパー保持具。