JPH07250242A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH07250242A
JPH07250242A JP6065523A JP6552394A JPH07250242A JP H07250242 A JPH07250242 A JP H07250242A JP 6065523 A JP6065523 A JP 6065523A JP 6552394 A JP6552394 A JP 6552394A JP H07250242 A JPH07250242 A JP H07250242A
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JP
Japan
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image
color
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original
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JP6065523A
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Inventor
Hiroshi Sugawara
博 菅原
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 偽造防止の管理体制の構築に好適な画像処理
装置を提供する。 【構成】 カラー原稿を読み取り、電気的なカラー画像
信号を出力する画像読み取り手段1によりカラー原稿を
読み取る。画像読み取り手段1からのカラー画像信号の
供給を受けて、読み取られたカラー原稿が、特定原稿で
あるか否かを認識する認識手段22を備える。認識手段
22により読み取られたカラー原稿が特定原稿であると
認識されたときに、記録手段に認識した事実及びその関
連情報を記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、紙幣や有価
証券などの特定原稿を認識する機能を備える画像処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カラー複写機の高画質化にともな
い、紙幣や有価証券などについての偽造の危惧が生じて
いる。そこで、最近のカラー複写機は、複写しようとす
る原稿が、上記のような特定原稿であるか否かを判定す
る特定原稿認識装置を搭載している。
【0003】この特定原稿認識装置で特定原稿を認識し
たときは、複写プロセスを停止したり、特定の1色によ
る、いわゆるべた塗りにしたり、出力画像の現像剤の定
着を悪化させたりして、原稿と著しく異なる複写画像を
出力するなどのように出力画像を加工したり、あるい
は、警告メッセージや警告音の出力などにより実質的に
その特定原稿の複写を阻止し、偽造を防止している(特
開平2−171790号公報、特開平4−343569
号公報、特開平2−90188号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、偽造行
為自体の阻止を行なうことも重要であるが、偽造行為を
未然に防ぐための管理体制を構築することも重要であ
る。この偽造防止の管理体制の構築のためには、偽造行
為に関する情報の収集が重要である。従来、この偽造行
為に関する情報として、複写物に、人の目には認識しに
くい特定パターンを付加するという方法がある。しか
し、この方法は、偽造行為は行なわせてしまうこと、及
び複写物を回収しないと情報収集ができない欠点があ
る。
【0005】この発明は、以上の点にかんがみ、偽造行
為を防止しながら、偽造行為の未然の防止のための管理
体制の構築に有効な情報の収集を行なうようにした画像
処理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明による画像処理装置を後述する図1の実施
例の参照符号を対応させると、カラー原稿を読み取りカ
ラー画像信号を出力する画像読み取り手段1と、画像読
み取り手段1からの上記カラー画像信号を受け、上記カ
ラー原稿が特定原稿であるか否かを認識する認識手段2
2と、認識手段22により認識した事実及び関連情報を
記憶部に記憶するための手段24とを備えることを特徴
とする。
【0007】
【作用】この発明による画像処理装置においては、例え
ば紙幣や有価証券などの特定原稿を認識手段22により
認識すると、その認識した事実を関連情報が、記憶する
ための手段24により記憶部に記録される。
【0008】そして、記憶部に記録された情報を調査分
析することにより、認識手段22の信頼性や有効性のチ
ェックが実施できるとともに、特定原稿の、例えば偽造
を未然に防止するための管理体制を構築することができ
る。
【0009】
【実施例】以下、この発明による画像処理装置の一実施
例を、図を参照しながら説明する。図1は、カラー複写
機にこの発明による画像処理装置を適用した場合の一実
施例の主たる機能をブロックとして現したブロック図、
図2は、この例のカラー複写機の機械的構成図である。
【0010】この例のカラー複写機は、図1に示すよう
に、画像入力装置部1と、画像処理装置部2と、画像出
力装置部3と、ユーザーインタフェース4と、制御装置
部5とから構成されている。なお、この例では、各装置
部1,2,3,4には、それぞれマイクロプロセッサが
設けられ、制御装置部5のプロセッサと通信線6を介し
てコントロール信号の授受が行なわれるが、各装置部
1,2,3,4にマイクロプロセッサを設けずに、制御
装置部5によりカラー複写機全体を集中制御することも
できる。
【0011】画像入力装置部1と、画像処理装置部2
と、画像出力装置部3との機構的な構成は、図2に示す
通りである。なお、図2では、制御装置部5と、ユーザ
ーインターフェース4は省略してある。
【0012】画像入力装置部1は、図2に示すように、
プラテンガラス1aと、例えばハロゲンランプからなる
光源1bと、ミラー1c、1d、1e、レンズ1fと、
例えばCCDからなるイメージセンサ(ラインセンサ)
1gとを備える。
【0013】光源1b及びミラー1cは全速キャリッジ
(図示せず)に取り付けられ、ミラー1d、1eは半速
キャリッジ(図示せず)に取り付けられている。そし
て、全速キャリッジをプラテンガラス1aの下面に沿っ
てイメージセンサ1gの電気的走査方向に直交する方向
に移動させると共に、半速キャリッジを全速キャリッジ
の半分の速度で同方向に移動させ、プラテンガラス1a
上に載置された原稿の画像を例えば1インチ当たり40
0ドット(400dpi)の解像度で読み取るようにし
ている。
【0014】この場合、画像入力装置部1において、読
み取り時には、例えば原稿が白黒かカラーかの判別など
のためのプリスキャンを行った後、本スキャンを行う。
そして、各スキャンにおいて、プラテンガラス1a上に
載置された原稿を、光源1bで照射し、反射光をミラー
1c、1d、1eで反射させ、レンズ1fによりイメー
ジセンサ1gに結像させる。実際的には、レンズ1fか
らの光はカラーフィルタで光の3原色である赤(R)、
緑(G)、青(B)に色分割されて、それぞれの色光用
のイメージセンサに入射して結像され、カラー画像の画
像情報が読み取られる。
【0015】そして、画像入力装置部1は、読み取った
カラー画像の画像情報、すなわち光の3原色信号のそれ
ぞれをアナログアンプで増幅した後、A/D変換し、各
階調のデジタル画像データ(光の3原色データ)に変換
し、画像処理装置2に出力する。
【0016】画像処理装置2は、図1に示すように、画
像信号処理回路21と、認識回路22と、時計回路23
と、マイクロプロセッサで構成される制御回路24とを
備える。
【0017】画像信号処理回路21では、画像入力装置
部1からの、R、G、Bの3原色画像データに対して、
色や階調、精細度、画質、再現性を高めるための各種の
変換、シェーディング補正などの補正処理、編集処理等
の種々の処理を行い、トナーの原色K(ブラック)、Y
(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の信号
(プロセスカラーの階調トナー信号)に変換する。そし
て、このプロセスカラーの階調トナー信号を、オン/オ
フの2値化トナー信号に変換して画像出力装置部3に出
力する。
【0018】認識回路22は、図3に示すように、パタ
ーンマッチング処理部22Pと、パターンメモリ22M
を備えている。パターンメモリ22Mには、特定原稿の
画像のパターン情報22MPと、この画像のパターン情
報の識別番号であるパターン番号22MNが登録保持さ
れている。
【0019】特定原稿のパターン情報22MPは、例え
ば、紙幣、有価証券、チケットなどのパターン情報であ
る。同種の券類のパターン、例えば紙幣のパターン情報
であっても、紙幣パターン(1)は千円札、紙幣パター
ン(2)は1万円札といったように、個々の券種の原稿
毎のパターン情報が登録保持されている。また、パター
ン番号22MNは、パターン情報個々が有する識別番号
であり、このパターン番号により、原稿が特定原稿であ
ると認識したときに、どの特定原稿であるかを特定する
ことができるものである。
【0020】そして、パターンマッチング処理部22P
は、画像処理回路21からの、シューディング補正、入
力階調補正などの補正処理がなされたカラー画像信号の
供給を受けると共に、パターンメモリ22Mに保持され
ている特定原稿のパターン情報を順次読み出して、両者
のパターンマッチング処理を行なう。このマッチング処
理の結果から入力されたカラー画像信号が、特定原稿の
画像信号であると認識されたときには、そのことを示す
情報と共に、認識した特定原稿を示す情報、この例の場
合にはパターン番号22MNの値が、I/Oポート24
5を介して制御回路24に渡される。
【0021】また、パターンマッチング処理部22Pで
のマッチング処理においては、パターンが100%一致
した場合だけに限らず、適合度を検出し、この適合度が
所定値以上であった場合には、当該所定値以上の適合度
のパターン情報のパターン番号22MNを特定原稿認識
出力とすることができ、一般に、そのように設定される
ことが多い。
【0022】なお、認識回路22では、適合度のみを検
出し、この適合度の供給を受けた制御回路24において
特定原稿であるか否かを判断させるようにしてもよい。
【0023】時計回路23は、いわゆる時計ICを用い
たものであり、リチウム電池などをバックアップ電源2
31として使用し、カラー複写機が電源OFFの状態で
あっても、時計回路の時刻データの保持/更新が実行さ
れる。したがって、時計回路は、常時、正確な日時情報
(年、月、日、曜日、時、分、秒)を提供するものであ
る。
【0024】制御回路23は、CPU241、RAM2
42、ROM243、SRAM244、I/Oポート2
45、246、通信インターフェース247を備えてい
る。
【0025】CPU241は、制御処理やデータ処理を
行なうマイクロコンピュータである。ROM243に
は、CPU241が実行するプログラムや処理に必要な
データが保持されている。RAM242は、CPU24
1での処理の途中結果が保持されるなどの作業領域に使
用される、SRAM244は、バックアップ電源を備え
た不揮発性のメモリであり、後述するように、カラー複
写機が特定原稿を認識したときに、特定原稿を認識した
事実、特定原稿が何であるか、さらには、認識した日時
などの情報がこれに蓄積される。
【0026】そして、制御回路23は、認識回路22か
らの特定原稿の認識情報や適合度データの取得、時計回
路23やROM243からのデータやプログラムの読み
出しと、プログラムの場合にはその実行、RAM242
やSRAM244への処理結果の書き込み、あるいは通
信インターフェース247を介してのCPU241での
処理結果や制御信号の各部への送出などの処理を行う。
【0027】画像出力装置部3は、画像処理装置2から
順次送られてくるトナーの原色K、Y、M、Cの画像デ
ータを、図2に示すように、レーザービーム走査装置3
aで光信号に変換する。レーザービーム走査装置3a
は、赤外半導体、レーザー、レンズ、ポリゴンミラーに
より構成され、光信号は、スポット光となって感光体ド
ラム3bを走査する。
【0028】感光体ドラム3bは、帯電器3cにより帯
電されており、光信号により静電潜像が形成される。潜
像はロータリー現像器3d上の2成分磁気ブラシ現象に
よりトナー像となり、これが用紙トレイ3eから搬送し
て転写ドラム3f上に吸着させた用紙上に転写される。
転写後、感光体ドラム3bはクリーナー3gで余分なト
ナーをクリーニングする。この工程をK、Y、M、Cの
順に繰り返し、用紙上に多重転写し、転写ドラム3fよ
り用紙を剥奪し、定着器3hでトナーを定着し排出す
る。
【0029】ユーザーインターフェース4は、テンキー
やコピーボタン等のキー操作部及びLCD(液晶ディス
プレイ)、あるいは蛍光表示管等の表示部と、タッチパ
ネルとで構成される。なお、この例では、このユーザー
インターフェース6には、音声メッセージの出力手段で
あるスピーカ及び警告音出力用のブザーも含まれる。
【0030】ユーザーは所望の機能を選択して、その実
行条件を、このユーザーインターフェース4のタッチパ
ネルより指示する。LCD等の表示部には、複写機の動
作状況が表示される。
【0031】また、カラー複写機の利用が許可されてい
る人物のみによりカラー複写機が利用されるようにする
ため、後述する制御装置部5には、カラー複写機の利用
が許可された利用者の識別番号である利用者IDが登録
されている。この利用者IDもユーザーインターフェー
ス4のテンキーから入力され、制御装置部5に送信され
て、そのカラー複写機を利用することができる利用者か
否かがチェックされる。また、時計回路23の時刻合わ
せのための操作も、このユーザーインターフェース4の
テンキーやタッチパネルを操作することにより行なわれ
る。
【0032】制御装置部5は、カラー複写機全体の制御
を実施し、各装置部の制御を実施している。制御回路2
4から、認識回路22において特定原稿を検出したこと
を知らせる情報を受けた制御装置部5は、複写を許可す
るか否かの判定を行ない、不許可のときは画像出力装置
部3に制御信号を送る。そして、例えばC(シアン)色
一色のべた塗りの出力画像を出すなどのように、原稿と
著しく異なる複写を行なわせ、偽造を防止する。あるい
は、画像形成プロセスを停止させるなどのように制御す
る。
【0033】また、制御装置部5から、同様に制御信号
をユーザーインターフェース4に送り、LCDへの警告
メッセージの表示や、スピーカーからの警告音の出力を
するように制御し、ユーザーに特定原稿を認識したこと
を通知するように制御することも可能である。
【0034】次に、上述した構成を有するカラー複写機
の動作について、図3、図4を参照しながら説明する。
図3は、この実施例のカラー複写機において、主に制御
回路23においての処理ルーチンのフローチャートであ
る。図4は、制御回路23からの情報の供給を受けた制
御部5を中心とする出力動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【0035】まず、画像入力装置部1のプラテンガラス
1aの上に原稿が載置され、プリスキャンにより原稿が
読み取られる。読み取られた原稿の画像データは、画像
処理装置部2に供給される。そして、画像データは、画
像信号処理回路21により、色や階調、精細度、画質な
ど、各種変換処理とシェーディング補正などの補正処理
及び編集処理などが行なわれたカラー画像信号として、
認識回路22に供給される(ステップ101)。
【0036】認識回路22では、供給されたカラー画像
信号とパターンメモリ22Mに保持されている特定原稿
のパターン情報とがマッチング処理され(ステップ10
2)、読み取られた原稿が特定原稿でないと認識される
と、認識結果が制御装置部5に渡され、本スキャンが行
なわれるとともに、制御装置部5による出力制御処理が
実行される(ステップ106)。
【0037】ステップ102での認識回路22のマッチ
ング処理において、読み取られた原稿が特定原稿である
と認識されたときには、さらに、認識回路22におい
て、認識したと思われる特定原稿が、何であるかのチェ
ックが行なわれる(ステップ103)。そして、認識さ
れた特定原稿が何であるかがが確定すると、確定した特
定原稿の認識情報が、制御回路24に渡され、RAM2
42に記録される(ステップ104a〜104c)。
【0038】次に、制御回路24において、CPU24
1により、時計回路23から認識時の日時情報が読み出
される。同様に、ROM243からは、この複写機の暗
証番号(例えば製造番号)が読み出され、RAM242
からは、この複写機の使用直前に入力された利用者ID
が読み出される。そして、ステップ104a〜ステップ
104cにおいてRAM242に、特定原稿の認識情報
に関連する情報として、上記日時情報、複写機の暗証番
号の利用者IDが記憶され、これら一連の認識情報は、
不揮発性メモリであるSRAM244に転送されて記憶
保持される(ステップ105)。
【0039】そして、SRAM244へ認識情報が記録
されると、制御装置部5による出力制御処理が実行され
る(ステップ106)。
【0040】なお、前述もしたように、カラー複写機の
暗証番号は、例えば製造時に付番される製造番号であ
り、カラー複写機のメーカーや販売ディーラーにより管
理され、この暗証番号により販売先、設置場所がわかる
ように管理されているものである。
【0041】次に、特定原稿の認識処理終了後の制御装
置部5による出力処理の動作について、図5を参照しな
がら説明する。
【0042】読み取られた原稿が特定原稿であるか否か
の認識情報は、制御回路24の通信インターフェース2
47を介して、制御装置部5に供給される(ステップ2
01)。供給された認識情報が、特定原稿を認識した情
報であるか否かが判断され(ステップ202)、特定原
稿でなかったときには、通常の複写処理が行なわれるよ
うに、制御装置部5は各装置部を制御し、読み取られた
原稿の複写物が画像出力装置部より出力される(ステッ
プ204)。
【0043】ステップ202の判断処理において、供給
された認識情報が特定原稿であることを認識した情報で
あったときは、制御装置部5は、例えばC(シアン)一
色によるべた塗りの複写画像として出力するように、画
像出力装置部3を制御する(ステップ203)。また
は、複写画像の出力自体を停止するように制御すること
も可能である。
【0044】また、ステップ203の処理において、制
御装置部5は、特定原稿を認識したことをカラー複写機
の利用者や、このカラー複写機の周囲の人々に通知する
ため、ユーザーインターフェースのLCDに警告メッセ
ージを表示したり、ユーザーインターフェースのスピー
カーから警告音を出力するように、ユーザーインターフ
ェースのスピーカーから警告音を出力するようにユーザ
ーインターフェースを制御することもできる。
【0045】以上説明したようにして、認識回路22に
より特定原稿が認識されると、その認識の事実と共に、
このカラー複写機の暗証番号(製造番号)や利用者I
D、認識された日時情報、特定原稿が何かなどの情報が
SRAM244に記憶されて、カラー複写機により、特
定原稿の認識に関する情報の収集が行なわれる。
【0046】上述のSRAM244に記憶される情報の
一例を図6に示す。図6において、aは、認識した事実
を示すシーケンス番号であり、特定原稿が認識されるご
とに、このシーケンス番号はカウントアップされる。b
は、時計回路23から得た認識年月日、cは、同じく時
計回路23から得た認識時分である。dは、ROM24
3に記録されていた製造番号であり、上述したように、
この製造番号により、このカラー複写機の設置地域や設
置場所がわかる。eは、使用者ID(オペレータID)
である。fは、認識した特定原稿の種別であり、gは、
複写された枚数である。
【0047】このSRAM244の格納情報は、ユーザ
ーインターフェース4からの読みだし操作により、読み
出して、そのディスプレイに表示したり、カラー複写機
のメモリに文字フォントを用意しておくことにより、紙
出力とすることもできる。
【0048】このように、カラー複写機のメモリに記憶
された特定原稿の複写に関する情報を読み出して、調
査、分析、集計することにより、特定原稿の複写行為が
発生した地域、場所(多発する地域、場所)、特定原稿
の複写行為が発生した日時(多発する時間帯)、複写さ
れやすい特定原稿の種類、特定原稿の複写行為を行なっ
た利用者の追跡などができる。
【0049】さらに、上述したように、カラー複写機内
のメモリに記憶された特定原稿の複写行為に関する情報
を調査、分析、追跡することにより、特定原稿の複写行
為の認識頻度や、認識回路が正常に動作しているか、あ
るいは、誤認識はないかなどの認識回路の有効性、信頼
性のチェックが実現できるとともに、チェックの結果か
ら、例えば、誤認識をする確率を減少させるために、パ
ターン情報に修正が必要であるなどの改善点の抽出がで
き、認識回路の品質向上が実現できる。
【0050】また、特定原稿の複写行為が行なわれた場
所や日時、利用者などが把握されるため、その画像処理
装置、例えばカラー複写機が特定原稿の複写行為に使用
されないための管理体制の構築が実現できる。
【0051】また、カラー複写機などの画像処理装置自
体が、特定原稿の複写行為に関する情報を保持するた
め、複写物に頼らなくても追跡調査が可能となる。
【0052】前述した実施例では、特定原稿の認識情報
は、カラー複写機の内蔵メモリであるSRAM244に
格納するようにしたが、このSRAM244に格納する
代わりに、あるいはこのSRAM244に格納すること
に加えて、通信インターフェースを介して外部の記憶装
置に記憶させるようにすることもできる。
【0053】すなわち、例えば、カラー複写機に、電話
回線を介してのデータ通信用のモデムを内蔵し、電話回
線に接続する。あるいは、カラー複写機に、モデムの接
続端子を設け、電話回線に接続された外部のモデムと接
続する。また、カラー複写機のメモリに、例えば、複写
機の管理センターの電話番号を登録しておく。
【0054】そして、このカラー複写機において、特定
原稿が認識されたとき、上記管理センターの電話番号を
読み出して、自動ダイヤルし、電話回線を介して上記管
理センターと接続する。そして、RAM242に記憶さ
れている前述した特定原稿の認識情報である特定原稿を
認識した年月日、時分、特定原稿を認識した複写機の製
造番号、複写機を使用した使用者のID、特定原稿の種
類、コピー枚数などの情報を、管理センターに送信す
る。
【0055】この例の場合には、管理センターに、多数
のカラー複写機からの特定原稿の複写行為に対する情報
が集中的に収集されるので、偽造防止のための総合的な
管理体制の構築の立案が可能となる。
【0056】なお、実施例では、カラー複写機を例にあ
げたが、ファクシミリ、スキャナーなどの装置にも適用
可能である。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による画
像処理装置によれば、特定原稿を認識すると、認識した
事実及び関連情報を画像処理装置の記憶部に記録保持す
ることができる。また、記録保持された上記認識情報
は、必要に応じて、いつでも参照することができる。
【0058】したがって、特定原稿が、例えば紙幣、有
価証券、チケットなどであった場合、記録保持された特
定原稿の認識情報を参照し分析することにより、紙幣、
有価証券、チケットなどの偽造行為を防止すると同時
に、偽造行為を未然に防止する管理体制を構築すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による画像処理装置の一実施例が適用
されたカラー複写機の一例を示すブロック図である。
【図2】この発明による画像処理装置の一実施例が適用
されたカラー複写機の一例の機構を示す図である。
【図3】この発明による画像処理装置の要部である認識
回路を説明するための図である。
【図4】この発明による画像処理装置の特定原稿の認識
動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】この発明による画像処理装置の画像出力動作を
説明するためのフローチャートである。
【図6】この発明による画像処理装置に記録保持される
特定原稿認識情報の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 画像入力装置部 2 画像処理装置部 21 画像信号処理回路 22 認識回路 23 時計回路 24 制御回路 3 画像出力装置部 4 ユーザーインターフェース 5 制御装置部 6 通信線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/22 105 Z 21/04

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー原稿を読み取り、カラー画像信号
    を出力する画像読み取り手段と、 上記画像読み取り手段からの上記カラー画像信号を受
    け、上記カラー原稿が、特定原稿であるか否かを認識す
    る認識手段と、 上記認識手段により認識した事実及び関連情報を記憶部
    に記憶するための手段とを備える画像処理装置。
JP6065523A 1994-03-09 1994-03-09 画像処理装置 Pending JPH07250242A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6065523A JPH07250242A (ja) 1994-03-09 1994-03-09 画像処理装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6065523A JPH07250242A (ja) 1994-03-09 1994-03-09 画像処理装置

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ID=13289474

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JP6065523A Pending JPH07250242A (ja) 1994-03-09 1994-03-09 画像処理装置

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JP (1) JPH07250242A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7193744B2 (en) 2000-01-31 2007-03-20 Canon Kabushiki Kaisha Image forming system and its control method

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