JP3864614B2 - 料金徴収システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は料金徴収システムに関し、特に投入された対価に応じて画像形成を行なう画像形成装置および当該画像形成装置に用いられる料金徴収装置からなる料金徴収システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、投入された対価に応じて複写動作を行なう複写機の料金徴収システムが知られている。このようなシステムは、使用者が金銭の投入や、プリペイドカードまたはIDカード等を挿入することにより、予め予想される複写動作の対価を入力しておけば、複写動作に応じた対価が減算される。そして、複写動作の終了時に残金が返金される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の料金徴収システムは、一人の使用者を対象としたシステムなので、使用者は投入した料金を他人に利用されることがないように、複写動作が開始されてから終了するまでの間、システムの横で監視していなければならなかった。
【0004】
一方で、1つの原稿群を読取って出力する処理(ジョブ)を複数登録することができるマルチジョブタイプの複写機が登場している。このマルチジョブタイプの複写機は、原稿群を読取って、読取った原稿群の画像をメモリに一時的に記憶し、メモリに記憶された画像を用紙にプリントする。マルチジョブタイプの複写機では、読取った原稿群の画像をメモリに一時的に記憶するので、原稿群を読取る処理と読取った原稿群の画像をプリントする処理とを別々に行なうことができる。通常、原稿を読取る処理に要する時間は、読取った原稿群の画像をプリントする処理に要する時間よりも速いので、ある原稿群を読取ってその出力が終了する前に、別の原稿群を読取ることができる。このようなマルチジョブタイプの複写機においては、ジョブごとに課される対価を使用者ごとに徴収することが困難であった。
【0005】
この発明は上述の問題点を解決するためになされたもので、装置の使用料金を使用者ごとに徴収することができる料金徴収システムを提供することを目的とする。
【0006】
この発明のある局面による料金徴収システムは、投入された対価に相当する金銭情報に応じて画像形成を行なう画像形成装置および当該画像形成装置に用いられ、対価の投入を受付ける受付手段および対価に相当する金額情報を画像形成装置に送信する送信手段を備えた料金徴収装置からなる料金徴収システムであって、画像形成装置は、使用者を識別するための識別情報を入力するための識別情報入力手段と、画像情報を入力するための画像情報入力手段と、識別情報と画像情報と送信手段より送信された金銭情報とを関連付けるための関連手段と、画像情報に対する画像形成動作に応じた対価に基づき、関連手段で画像情報と関連付けられた金銭情報を更新するための更新手段とを備え、料金徴収装置は、画像形成動作の終了を示す信号が入力され、かつ、関連手段で関連付けられた識別情報が識別情報入力手段に入力されたときは、関連手段で入力された識別情報と関連付けられ更新手段により更新された金銭情報に相当する対価を返却する返却手段を備えたことを特徴とする。
【0007】
好ましくは、料金徴収システムでは、画像形成装置は、画像情報に対する画像形成動作を指示するための指示手段をさらに備え、指示手段は、画像情報に対する画像形成動作に応じた対価が関連手段で画像情報と関連付けられた金銭情報を超えるときは、画像情報に対する画像形成動作を指示しないことを特徴とする。
【0008】
好ましくは、料金徴収システムでは、関連手段は、1つの識別情報に対して複数の画像情報を関連付けることが可能であり、識別情報に関連付けられた画像情報の少なくとも1つに対して画像形成動作がなされていないときは、該識別情報と関連付けられ更新手段により更新された金銭情報に相当する対価を返却手段で返却するのを禁止するための禁止手段をさらに備える。
【0009】
この発明の他の局面による料金徴収システムは、投入された対価に相当する金銭情報に応じて画像形成を行なう画像形成装置および当該画像形成装置に用いられ、対価の投入を受付ける受付手段および対価に相当する金額情報を画像形成装置に送信する送信手段を備えた料金徴収装置からなる料金徴収システムであって、画像形成装置は、画像形成装置で行なう画像形成動作の割込みを示す割込信号が入力されると、第1の状態から第2の状態に切換えるための状態制御手段と、送信手段より第1の状態のときに送信された第1の金銭情報と第2の状態のときに送信された第2の金銭情報とを記憶するための記憶手段と、第1の状態では第1の金銭情報から画像形成動作に応じた対価を減算した金銭情報に第1の金銭情報を更新して記憶手段に記憶し、第2の状態では第2の金銭情報から画像形成動作に応じた対価を減算した金銭情報に第2の金銭情報を更新して記憶手段に記憶するための演算手段とを備え、料金徴収装置は、画像形成動作の終了を示す信号が入力されたときに、前記第2の状態では前記記憶手段に記憶され前記演算手段により更新された前記第2の金銭情報に相当する対価を返却する返却手段を備えることを特徴とする。
【0010】
これらの発明に従うと、画像形成装置で行なう画像形成動作に応じた対価を使用者ごとに徴収することができる料金徴収システムを提供することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図中同一符号は同一または相当する部材を示す。
【0012】
図1は、本発明の実施の形態の1つにおける料金徴収システムの全体構成を示す図である。図を参照して、料金徴収システムは大きくはデジタル複写機200と、デジタル複写機200のプリント料金を徴収するためのコピーベンダ161と、ソータ10とから構成されている。
【0013】
コピーベンダ161は、コインを投入するためのコイン投入口163と、コイン返却ボタン164と、コイン返却口165と、投入された金銭の額を表示する表示部166とを備える。コピーベンダ161は、デジタル複写機200とコネクタ162を介してケーブルで接続されている。
【0014】
なお、本実施の形態においてはコピーベンダ161をコインの投入によりプリント料金を徴集する形態としたが、コインに代えて、紙幣、プリペイドカード、ICカード、キャッシュカードなどがセットされることによりプリント料金を徴集するようにしてもよい。
【0015】
図2は、デジタル複写機200の概略構成を説明するための模式的断面図である。図を参照して、デジタル複写機200は、原稿から画像データを読取るイメージリーダ部201と、用紙上に画像を印刷するプリンタ部202とから構成されている。
【0016】
イメージリーダ部201の原稿台203上に載置された原稿は、スキャナ204の備える露光ランプ205により照射される。原稿面からの反射光は、ミラー206〜208および集光レンズ(図示しない)を介してフルカラーCCDセンサ210上に像を結ぶ。フルカラーCCDセンサ210は、原稿面からの反射光を赤(R)、緑(G)および青(B)の電気信号(アナログ信号)に変換して画像信号処理部211に出力する。スキャナ204は、スキャナモータ212により矢印の方向(副走査方向)に移動して、原稿全体を走査する。
【0017】
画像信号処理部211は、入力されるアナログ信号を所定のデジタル信号(レーザ駆動信号)に変換してRAM255(図4参照)に記憶する。RAM255に記憶されるデジタル信号は、原稿ごとに記憶される。レーザ装置213は、RAM255に記憶されているデジタル信号に基づいてレーザビームを出力する。
【0018】
プリンタ部202において、レーザ装置213が出力するレーザビームは帯電チャージャ214によって帯電された感光体ドラム215を露光し、静電潜像を形成する。シアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの4色のトナー現像器216〜219が順に選択され、感光体ドラム215上の静電潜像が現像される。給紙カセット220〜222より適当な用紙が搬送される。用紙はタイミングローラ223を通過する。吸着ローラ224に対向して設けられる静電吸着チャージャ225により転写ドラム226に用紙は吸着される。
【0019】
感光体ドラム215上に現像されたトナー像は、転写チャージャ227により転写ドラム226上に巻付けられた用紙に転写される。転写ドラム226の回転はドラムモータ228により制御される。フルカラーコピーの実行時、上記印字工程は、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの4色について繰返し行なわれる。すなわち、転写ドラム226が4回転する。
【0020】
その後用紙は、分離チャージャ229および除電チャージャ230により転写ドラム226の表面の除電と、分離爪231の作用とによって転写ドラム226から分離され、定着装置232を通って定着が行なわれた後に、デジタル複写機200に接続されたソータ10に向けて排出される。
【0021】
定着装置232は、上ローラ234と下ローラ235とから構成される。それぞれのローラ234,235はヒータによって予め定められた温度になるように調節される。
【0022】
図3は、デジタル複写機200の上面に設けられる操作パネル150の構成を説明するための平面図である。操作パネル150は、液晶表示装置156と、その上に設けられ透明な部材からなるタッチパネル151とを含む。液晶表示装置156は、デジタル複写機200のプリント動作モードや内部の状態を表示する。タッチパネル151は、プリント動作モードなどを設定するためのもので、使用者は所定の操作を入力することができる。操作パネル150はさらに、プリント部数やプリントの倍率などの数値を入力するためのテンキー152と、ユーザの入力により設定されたプリント動作モードをリセットするためのリセットキー153と、デジタル複写機のプリント動作を一時中断して他のプリント動作を割込ませるための割込みキー154と、コピー開始を指示するためのスタートキー155と、新たなジョブを予約するためのジョブ予約キー157と、精算処理の開始を指示するための精算キー158とを含んでいる。
【0023】
上述のデジタル複写機200とコピーベンダ161とは図4に示す制御部によって制御される。図4は、デジタル複写機200の制御部の概略構成を示すブロック図である。図を参照して、制御部は、主にイメージリーダ部201の制御を行なうためのCPU252と、プリンタ部202の制御を行なうCPU260とを中心に構成されている。CPU252はシリアルI/O253を介してコピーベンダ161に接続される。
【0024】
CPU252には、CPU252で実行するプログラムを記憶したROM254と、パソコン270〜273から送信された画像データ、または、画像信号処理部211が出力するデジタル信号などを記憶するためのRAM255と、操作パネル150における表示に用いられる画面を記憶するNVRAM256と、前述した画像信号処理部211とが接続されている。
【0025】
CPU260にはCPU260で実行するプログラムを記憶したROM261と、プログラムを実行するのに必要な変数等を記憶するRAM262と、前述のレーザ装置213とが接続されている。
【0026】
画像信号処理部211には、原稿画像を読込むためのフルカラーCCDセンサ210が接続され、レーザ装置213にはレーザダイオード213aが接続されている。
【0027】
CPU252は、さらに外部入出力制御部257と接続されており、画像形成装置とLANで接続されたパソコン270〜273と通信を行なうことができる。CPU252は、外部入出力制御部257を介してパソコン270〜273と通信を行なうことにより、パソコン270〜273から画像データとその画像データの所有者を識別するための識別番号(以下「ID番号」という)と画像データをプリントするための動作モードとを受信し、RAM255に記憶する。RAM255に記憶された画像データは、画像信号処理部211で所定の処理が施された後、レーザ装置213で用紙に画像が形成されて出力される。
【0028】
フルカラーCCD210で読込まれた画像データは画像処理信号処理部211で所定の画像処理がなされた後RAM255に記憶されるか、もしくはレーザ装置213で記録媒体上にプリントされる。
【0029】
コピーベンダー161は、CPU252とシリアルI/O253を介して接続されている。コピーベンダー161からCPU252へは、コピーベンダー161に投入された料金の額が送信される。CPU252からコピーベンダー161へは、コピーベンダー161の表示部166に表示するための金額と、コイン返却口165から返却する金額とが送信される。すなわち、コピーベンダー161は、CPU252により、表示部166の表示と、コイン返却口165からの返却とが制御される。
【0030】
料金徴収システムでは、複数のジョブを順にプリント処理する。ここでジョブについて説明する。ジョブとは、デジタル複写機200を使用する使用者が、使用者を識別するためのIDと原稿の入力をし、入力した原稿をプリントするための動作モードの設定を行なった時点で発生する。原稿の入力は、フルカラーCCDセンサ210で原稿をスキャンすることにより行なわれる。スキャンして得られた画像情報は、RAM255に記憶される。使用者が、入力する原稿が複数枚ある場合には、画像情報は、複数の原稿をひとまとめにした情報としてRAM255に記憶される。動作モードは、使用者が原稿を入力する時点で設定され、プリンタ部202の動作条件、たとえば、複写倍率、インク濃度、プリントする用紙のサイズなどをいう。この動作モードは、上述した操作パネル150より入力され、RAM255に記憶される。
【0031】
使用者を識別するためのIDは、使用者がデジタル複写機200に原稿を入力する際に、操作パネル150から入力され、RAM255に記憶される。ジョブ1つに画像情報と動作モードとIDとがそれぞれ対応する。したがって、複数の使用者が原稿を入力した場合には、それぞれの使用者に対応したジョブが発生する。また、一人の使用者が異なる原稿群を入力した場合には、それぞれの原稿群に対応したジョブが発生する。この場合には、発生したジョブのID番号が同じになる。
【0032】
デジタル複写機200は、複数のジョブを管理するために図5に示すジョブ管理テーブルを作成する。図5を参照して、ジョブ管理テーブルは、ジョブごとに、「ジョブ番号」、「画像情報」、「動作モード」、「ID」、「順位」の5つの項目のデータを関連づけたジョブデータを記憶するためのテーブルである。ジョブデータの作成は、CPU252で行なわれ、RAM255に画像情報と動作モードが記憶され、操作パネル150からIDが入力された時点で、ジョブ番号を付番することにより作成される。また、画像情報を動作モードの条件でプリントする動作が終了した時点で、ジョブデータがジョブ管理テーブルから削除される。「画像情報」の項目は、RAM255に記憶されている画像情報の先頭アドレスを示す。「動作モード」の項目は、RAM255に記憶されている動作モードの先頭アドレスを示す。「ID」の項目は、操作パネル150から入力された使用者を識別するための識別番号を示す。「順位」の項目は、複数のジョブの待ち行列の順位を示し、この順位に従ってプリント部202でプリントが行なわれる。「順位」の項目は、ジョブが発生する順にCPU252で番号が付される。なお、特定のIDを含むジョブについては、優先的に待ち行列の順位を上げるようにしてもよい。
【0033】
CPU252では、ジョブが発生するたびにジョブデータを作成してRAM255に記憶されているジョブ管理テーブルに追加する。そして、このジョブ管理テーブルに登録されたジョブデータの内容に従って、順にジョブが処理される。
【0034】
図6は、RAM255に作成される残高管理テーブルである。残高管理テーブルは、「ID」と「残高」の2つの項目からなり、IDごとの残高を記憶するためのテーブルである。コピーベンダー161に投入された金額は、シリアルI/O253を介してCPU252に送信される。CPU252では、操作パネル150から入力されたIDとコピーベンダー161から受信した残高とを関連づけた残高データをRAM255の残高管理テーブルに追加する。また、プリンタ部202でプリントされる場合は、プリント動作に応じた対価を残高管理テーブルに記憶されている残高から減算する。この処理については後で詳しく説明する。
【0035】
次に、CPU252で行なわれる処理について説明する。図7は、CPU252で主に行なわれる処理の流れを示すフロー図である。図を参照して、CPU252は、待ち行列があるか否かを判断する(ステップS01)。待ち行列の有無は、RAM255に記憶されているジョブ管理テーブルを参照することにより行なわれる。ジョブ管理テーブルに記憶されているジョブデータのうち、「順位」の項目に番号が付されたジョブデータがある場合には、待ち行列ありの状態であり、番号が付されたジョブデータがない場合には待ち行列がない状態である。待ち行列がない場合には、待ち行列が登録されるまで待機状態となる。
【0036】
待ち行列がある場合は(ステップS01でYES)、最優先のジョブを選択する(ステップS02)。最優先のジョブとは、RAM255に記憶されているジョブ管理テーブルで、「順位」の項目の番号が最も若いジョブをいう。図5に示すジョブ管理テーブルの場合は、「順位」の項目の番号が最も若い、「ジョブ番号」が「01」のジョブが最優先ジョブとして選択される。そして、選択された最優先ジョブに対してプリンタ部202でプリントをする処理が行なわれる(ステップS03)。
【0037】
図8は図7のステップS03で行なわれるジョブ実行処理の流れを示すフロー図である。説明を簡単にするため、図7のステップS02で選択された最優先ジョブが、図5に示すジョブ管理テーブルのジョブ番号「01」のジョブが選択された場合のジョブ実行処理について説明する。CPU252では、選択されたジョブの画像情報をアドレスA1をもとに、動作モードをアドレスB1をもとにRAM255から読込む。そして、読込んだ画像情報の最初の1枚をプリントするのに必要な料金を読込んだ動作モードをもとに計算する(ステップS41)。
【0038】
そして、RAM255に記憶されている残高管理テーブル(図6参照)から、ジョブ管理テーブルのIDをもとに残高データを検索する。選択されているジョブ(ジョブ番号01)のIDは、「aaa」である。したがって、残高管理テーブルから、「ID」がaaaの残高データが選択され、残高「1000円」を取得する。そして、取得した残高「1000円」とステップS41で求めたプリント料金とを比較して、プリント料金が残高を超えないか否かを判断する(ステップS42)。プリント料金が残高を超える場合(残高不足の場合)は、ステップS43に進み、超えない場合はステップS44に進む。
【0039】
ステップS43では、ジョブを待ち行列から削除する。具体的には、ジョブ管理テーブルの「順位」の項目の番号を削除することにより行なわれる。図5を参照して、ジョブ番号が「04」のジョブデータの「順位」の項目は、番号が付されていない。ジョブ番号「04」のジョブは、待ち行列から削除された状態を示している。また、ジョブを待ち行列から削除するのではなく、待ち行列の順位を下位に下げるようにしてもよい。たとえば、図5を参照して、ジョブ番号「01」のジョブデータについて、「順位」の項目の「1」を「5」に変更するようにしてもよい。このようにすることで、料金を徴収できずにプリントしてしまうことがない。
【0040】
ステップS42で残高不足でないとされた場合には、プリント部202でプリント動作が行なわれる(ステップS44)。1枚分の画像情報が画像信号処理部211からレーザ装置213へ送られ、CPU260により作像系が駆動されてプリント動作が行なわれる。この時、CPU252からは、動作モードがCPU260へ送信される。CPU260では、受信した動作モードに基づいてプリント動作を行なう。プリント動作が終了すると、CPU252では、残高管理テーブルの残高データを更新する。ステップS41で計算されたプリント料金が、たとえば10円である場合には、残高管理テーブルに記憶されている残高1000円から10円を減算して990円に更新する。
【0041】
次に、プリントすべき画像情報があるか否かを判断し(ステップS45)、プリントするべき画像情報がある場合には上述の処理を繰返して行なう。プリントするべき画像情報がない場合には(ステップS45でNO)、プリント動作を終了する処理を行なう(ステップS46)。プリント動作を終了する処理とは、たとえば、操作パネル150の液晶表示装置156に「料金を精算しますか」のメッセージを表示する処理をいう。液晶表示装置156にこのようなメッセージを表示することにより、後で説明する精算処理の開始を使用者に促すことができる。使用者が、デジタル複写機200の横にいるような場合には、直ちに精算処理を開始することができて便利である。
【0042】
〈画像入力処理〉
CPU252は、外部入出力制御部257を介してパソコン270〜273から画像情報等を受信する。図9は、パソコン270〜273から画像情報を受信する場合にCPU252で行なわれる処理の流れを示すフロー図である。CPU252は、パソコン270〜273から画像情報、ID、動作モードの3つの情報を受信する(ステップS31)。上述したとおり、この3つの情報が整うことにより、ジョブが発生する。CPU252は、3つの情報を受信した時点で、ジョブ番号を付番してジョブデータをRAM255に記憶されているジョブ管理テーブルに追加する(ステップS32)。このとき、追加したジョブは待ち行列には登録されない。パソコン270〜273から画像情報等を受信した時点では、そのジョブのIDに対する料金が投入されていないので、プリントすることはできない。したがって、画像情報等を受信した時点では、待ち行列に登録することなく、ジョブ管理テーブルにジョブデータを追加する。図5を参照して、ジョブ番号が「05」のジョブデータがパソコン270〜273から画像情報を受信して追加されたジョブデータである。順位の項目が空白となっている。
【0043】
〈割込処理〉
CPU252は、操作パネル150に設けられた割込みキー154、ジョブ予約キー157、投入キー158、精算キー159が押下されることにより、次に示すそれぞれのキーに対応づけられた処理を実行する。それぞれの処理について具体的に説明する。
【0044】
(1) 投入キー158:料金投入処理
(2) ジョブ予約キー157:ジョブ予約処理
(3) 精算キー159:精算処理
(4) 割込みキー154:割込みプリント処理
〈料金投入処理〉
図10は、料金投入処理の流れを示すフロー図である。操作パネルの投入キー158が押下されると、CPU252は、操作パネルの液晶表示装置156に「IDを入力してください」のメッセージを表示する。これにより使用者にIDの入力を促すことができる。使用者が、テンキー152またはタッチパネル151からIDを入力すると、CPU252は、入力されたIDと同じIDが、RAM255に記憶されている残高管理テーブルに登録されているか否かを判断する(ステップS12)。残高管理テーブルの残高データに入力されたIDと同じIDを含む残高データがない場合には、ステップS14に進み、残高管理テーブルに新たな残高データを追加する。このとき、追加される残高データは、入力されたIDと残高「0」である。
【0045】
入力されたIDと同じIDを有する残高データがある場合には(ステップS12でYES)、その残高データが読出される(ステップS13)。たとえば、入力されたIDが「bbb」の場合には、IDが「bbb」で残高が「1500円」の残高データが読出される。
【0046】
そして、コピーベンダー161から投入された金額の送信があったか否かが判断される(ステップS15)。料金の投入が所定時間ない場合には(ステップS15でNO)、料金投入処理を終了する。コピーベンダー161から投入された金額が送信された場合には(ステップS15でYES)、ステップS13で読出した残高データを更新する。具体的には、ステップS13でIDが「bbb」の残高データを読出し、コピーベンダー161から受信した金額が「1000円」の場合には、読出した残高データの残高(1500円)にコピーベンダー161から受信した金額(1000円)を加算した額(2500円)に残高データを更新する。
【0047】
料金投入処理は、コピーベンダー161から投入された金額を、残高管理テーブルを用いてIDごとに残高を記憶するようにしたものである。
【0048】
本実施の形態における料金投入処理では、IDが入力されてコインが投入されることにより、IDごとに残高を記憶するための残高管理テーブルに残高データが追加される。なお、コインに代えてプリペイドカード等の金銭カードを用いてもよい。さらにID付き金銭カードを用いれば、ID入力とコインの投入の代わりにID付き金銭カードを挿入するだけでよい。
【0049】
〈ジョブ予約処理〉
図11は、ジョブ予約処理の流れを示すフロー図である。操作パネル150のジョブ予約キー157が押下されると、CPU252は、液晶表示装置156に「IDを入力してください」のメッセージを表示する。これにより使用者にIDの入力を促すことができる。IDの入力は、テンキー152またはタッチパネル151から行なわれる(ステップS21)。
【0050】
CPU252は、入力されたIDをもとに、RAM255に記憶されているジョブ管理テーブルから、入力されたIDと同じIDのジョブデータがあるか否かを検索する(ステップS22)。
【0051】
入力されたIDと同じIDのジョブがジョブ管理テーブルに登録されていない場合には(ステップS22でNO)、画像情報の入力が行なわれる(ステップS24)。画像情報の入力は、フルカラーCCD210で原稿をスキャンして得られたアナログ信号を画像信号処理部211でデジタルデータに変換してRAM255に記憶することにより行なわれる。
【0052】
そして使用者による動作モードの入力が受付けられる(ステップS25)。このとき、動作モードの入力を容易にするために、CPU252は、液晶表示装置156に指示画面を表示する。これにより、使用者は動作モードの入力を容易に進めることができる。
【0053】
入力されたIDと同じIDのジョブがジョブ管理テーブルに登録されている場合には(ステップS22でYES)、画像情報は既にRAM255に記憶されているのでCPU252では、入力されたIDと同じIDのジョブの画像情報のファイル名を液晶表示装置156に表示する。たとえば、入力されたIDが「ccc」の場合には、ジョブ番号「04」のジョブが選択され、アドレスA4に記憶されている画像情報のファイル名が液晶表示装置156に表示される。使用者が表示されたファイル名を見て、選択することにより、画像情報が選択される。
【0054】
画像情報の検索(ステップS23)、または画像情報の入力(ステップS24)および動作モードの入力(ステップS25)が終了すると、液晶表示装置156に表示された終了キーが押下されたか否かを判断する(ステップS26)。終了キーが所定の間押下されない場合には、ステップS22からステップS25までの処理が繰返して行なわれ、押下された場合にはステップS27へ進む。
【0055】
ステップS27の時点では、ステップS21でIDが入力されており、入力されたIDに対応する画像情報と動作モードが、ステップS23、またはステップS24およびステップS25で対応づけられている。この3つの情報が揃うことにより、ジョブの登録が可能となる。ステップS22で画像情報が入力済でないと判断された場合には、ジョブ番号が付番されて新たなジョブデータがジョブ管理テーブルに追加される。しかし、この時点では待ち行列にジョブは登録されない。したがって新たに追加されたジョブデータの「順位」の項目には、番号は割当てられない。一方、ステップS22で画像情報が入力済と判断された場合には、ジョブ管理テーブルに既に対応するジョブデータが存在するが、そのジョブデータの「順位」には番号が割当てられている場合と、いない場合とがある。割当てられていない場合には、ジョブは待ち行列に登録されていない。
【0056】
ジョブ管理テーブルに登録されているジョブのうち、待ち行列に登録されていないジョブは、パソコン270〜273から画像情報等が送信されたときに登録されるジョブと、1度待ち行列に登録されたけれども、残高不足により待ち行列から削除されたジョブが含まれる。
【0057】
次に、ステップS28でステップS21で入力されたIDに基づきRAM255に記憶されている残高テーブルを検索する。そして、IDに対応する残高が、あるか否かが判断される。IDに対応する残高がある場合には、ステップS29で、ジョブを待ち行列へ登録する。待ち行列へのジョブの登録は、ジョブデータの「順位」の項目に、他のジョブデータに割当てられている番号のうち最も大きな番号の次の番号を割当てることにより行なわれる。これにより、待ち行列に登録されていなかったジョブが待ち行列に登録されることになる。
【0058】
ステップS28で残高が「0」と判断された場合には、ジョブを待ち行列へ登録することなく処理を終了する。
【0059】
本実施の形態におけるジョブ予約処理においては、IDと画像データと動作モードとが入力され、かつ、料金の投入(残高あり)がされることにより、ジョブが待ち行列に登録される。なお、本実施の形態においては、IDと画像データと動作モードとをジョブ予約処理において入力するようにし、料金の投入を料金投入処理で入力するようにした。料金投入処理とジョブ予約処理とを1つの処理にすることもできる。さらに、ICカード等のID付き金銭カードを用いることにより、IDの入力と料金の入力とを同時に行なうことができる。
【0060】
〈精算処理〉
操作パネル150の精算キー159が押下されると、CPU252が、精算処理を行なう。図12は、精算処理の流れを示すフロー図である。図を参照して、CPU252は、精算キー159が押下されると、液晶表示装置156に「IDを入力してください」のメッセージを表示して、使用者にIDの入力を促す。IDが入力されると(ステップS51)、CPU252は入力されたIDをもとにRAM255に記憶されている残高管理テーブルを検索する。入力されたIDと同じIDの残高データの残高が「0」であればステップS55へ進み、「0」でなければステップS53へ進む。たとえば、入力されたIDが「ccc」のときは、図6の残高管理テーブルを参照して、残高が「0」であるので、ステップS55へ進む。入力されたIDが「aaa」または「bbb」のときは、残高が0でないのでステップS53へ進む。
【0061】
次に、入力されたIDと同じIDのジョブが待ち行列に登録されているか否かが判断される(ステップS53)。具体的には、入力されたIDをもとにRAM255に記憶されているジョブ管理テーブルから入力されたIDと同じIDのジョブデータを検索する。そして、抽出したジョブデータのいずれか1つでも「順位」の項目に番号が割当てられていれば、入力されたIDと同じIDのジョブが待ち行列に登録されていることになる。入力されたIDと同じIDのジョブが待ち行列に登録されている場合には、何も行なわず処理を終了する。待ち行列中に同じIDのジョブが登録されていない場合には(ステップS53でNO)、コピーベンダー161から残高に相当する額を返金する旨の指示をコピーベンダー161に送る。これにより、コピーベンダー161から残高に相当する額が返金される。そして、残高管理テーブルから入力されたIDの残高データを削除する(ステップS55)。
【0062】
このように、精算処理では、入力されたIDと関連する残高のみが返金される。また、入力されたIDと関連するジョブが待ち行列に登録されている場合には、返金処理は行なわないようにしている。これにより、使用者が登録したジョブが未だプリント処理されずに待ち行列に登録されていことを認識することができる。
【0063】
なお、ステップS53において、待ち行列に登録されているか否かを判断する代わりに、ジョブ管理テーブルに入力されたIDと同じIDのジョブデータが登録されているか否かを判断するようにしてもよい。
【0064】
〈割込みプリント処理〉
操作パネル150の割込みキー154が押下されると、CPU252は、割込みプリント処理を行なう。図13は、割込みプリント処理の流れを示すフロー図である。図を参照して、CPU252は、操作パネル150の割込みキー154が押下されると、プリント部202で実行中のジョブに対するプリント動作を停止する(ステップS61)。これは、CPU252が、画像信号処理部211へ中止信号を送信することにより行なわれる。これにより、画像信号処理部211はレーザ装置213に対してデジタル信号の送信を中止し、CPU260でプリント処理が中止される。
【0065】
そして、実行中であったジョブのジョブデータの動作モードが、未だ実行していない動作に対する動作モードに更新されてRAM255に記憶される(ステップS62)。たとえば、実行中のジョブの動作モードのプリント枚数が100枚に設定されていた場合であって、割込みキー154が押下された時点で、60枚プリントしていた場合には、プリント枚数が40枚の動作モードに更新されてRAM255に記憶される。
【0066】
そして、コピーベンダー161から料金が投入されるまで待機する(ステップS63)。コピーベンダー161に料金が投入されると、CPU252は、コピーベンダー161から送信される投入された金額をCPU252内のメモリに記憶する。そして、使用者から画像情報の入力(ステップS64)と動作モードの入力(ステップS65)を待って、ジョブの実行が開始される(ステップS66)。ステップS66で行なわれるジョブ実行処理については後で説明する。そして、残金があるか否かが判断され(ステップS67)、残金がある場合にはコピーベンダー161から残金に相当する額が返金される(ステップS68)。残金がない場合には返金処理は行なわれずステップS69に進む。ステップS69では、割込みキー154の押下により実行を中止したジョブの画像情報、動作モード、IDが読出されて、読出したジョブのプリント動作が開始される。
【0067】
このように、割込みプリント処理においては、待ち行列に登録されたジョブのプリント動作が実行中であっても、割込みキー154を押下してコインを投入することにより、実行中のジョブを停止させて新たなジョブの実行を開始することができる。また、割込みキー154の押下により停止したジョブのIDに対する残高は、RAM255の残高管理テーブルに記憶されているので、割込みをした使用者に不正に用いられることはない。
【0068】
図14は、図13のステップS66で行なわれるジョブ実行処理の流れを示すフロー図である。図を参照して、ステップS66で行なわれるジョブ実行処理は、ステップS64で入力された画像情報の1枚をプリントするのに必要な料金を計算する(ステップS81)。そして、ステップS63で投入された金額とプリント料金とを比較し、投入された金額(残高)が十分に足りるか否かが判断される(ステップS82)。残高が不足する場合には、液晶表示装置156に「料金を投入してください」のメッセージを表示し、料金を追加して投入することを使用者に促す。追加して料金が投入された場合には(ステップS83でYES)、ステップS84へ進む。追加して料金が投入されない場合には(ステップS83でNO)、ステップS87へ進む。
【0069】
ステップS82で残高が不足しないと判断された場合にはステップS84へ進む。ステップS84では、プリンタ部202でプリント処理が開始される。プリンタ部202で1枚のプリントが終了すると、そのプリント動作に応じた対価を残高からマイナスして残高を更新する(ステップS85)。
【0070】
次に、プリントする処理があるか否かが判断され(ステップS86)、プリントするべき処理がある場合にはステップS81からステップS85までの処理が繰返して行なわれ、ない場合にはステップS87に進みプリント動作を終了するための処理が行なわれる。
【0071】
〈ジョブ実行処理の変形例〉
図8に示すジョブ実行処理は、プリント動作を1回行なうごとに残高を計算してジョブの実行を行なうか否かを判断するものであった。変形したジョブ実行処理は、画像情報を動作モードに基づきプリントしたときの総料金を計算し、これをもとにプリントを行なうか否かを決定する処理である。図15は、図7のステップS03で行なわれる変形したジョブ実行処理の流れを示すフロー図である。
【0072】
図を参照して、変形したジョブ実行処理では、画像情報のすべてを動作モードの条件でプリントしたときのトータルの料金を計算する(ステップS91)。そして、計算したトータルの料金と残高管理テーブルに記憶されている残高とを比較する(ステップS92)。トータル料金が残高よりも小さい場合には、画像情報のすべてをプリントするとともに、残高テーブルの残高を、トータル料金を減算した値に更新する(ステップS93)。そして、プリント動作が終了したら、ジョブ管理テーブルからジョブデータを削除する。
【0073】
トータル料金が残高を超える場合には(ステップS92でYES)、待ち行列からジョブを削除する(ステップS94)。その後、プリント動作を終了する処理を行なう(ステップS95)。なお、ステップS94で待ち行列から削除する代わりに、待ち行列の順位を下位の順位に変えるようにしてもよい。
【0074】
以上説明したとおり、図7のステップS03で行なわれる変形されたジョブ実行処理は、画像情報のすべてを動作モードでプリントするのに必要な料金が投入されない限り、画像情報のプリントを行なわない。これにより、画像情報のプリントが途中で中断されることはない。
【0075】
本実施の形態における料金徴収システムでは、RAM255に残高管理テーブルを設けて、IDごとに残高を記憶するようにしたので、使用者別に残高を管理することができる。
【0076】
また、入力した画像情報とIDと動作モードとを関連づけてジョブ管理テーブルに記憶するようにしたので、マルチジョブタイプの複写機においても、プリント動作に対する対価が、どの使用者に対するものであるかを判別することができる。
【0077】
さらに、割込みキー154の押下により、割込みジョブが生じた場合においても、割込みジョブを実行するごとに発生するプリント動作に応じた対価を徴収することができる。
【0078】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1つにおける料金徴収システムの全体構成を示す図である。
【図2】デジタル複写機200の概略構成を説明するための模式断面図である。
【図3】デジタル複写機200の上面に設けられる操作パネル150の平面図である。
【図4】デジタル複写機200を制御する制御部の概略構成を示すブロック図である。
【図5】RAM255に記憶されるジョブ管理テーブルである。
【図6】RAM255に記憶される残高管理テーブルである。
【図7】デジタル複写機200のCPU252で主に行なわれる処理の流れを示すフロー図である。
【図8】図7のステップS03で行なわれるジョブ実行処理の流れを示すフロー図である。
【図9】パソコン270〜273から画像情報を受信した場合にCPU252で行なわれる画像入力処理の流れを示すフロー図である。
【図10】投入キー158が押下されることにより開始される料金投入処理の流れを示すフロー図である。
【図11】ジョブ予約キー157が押下されることにより開始されるジョブ予約処理の流れを示すフロー図である。
【図12】精算キー159が押下されることにより開始される精算処理の流れを示すフロー図である。
【図13】割込みキー154が押下されることにより開始される割込みプリント処理の流れを示すフロー図である。
【図14】図13のステップS66で行なわれるジョブ実行処理の流れを示すフロー図である。
【図15】図7のステップS03で行なわれる変形されたジョブ実行処理の流れを示すフロー図である。
【符号の説明】
252,260 CPU
255 RAM
161 コピーベンダー
211 画像信号処理部
150 操作パネル
200 デジタル複写機
154 割込みキー
157 ジョブ予約キー
158 投入キー
159 精算キー
Claims (4)
- 投入された対価に相当する金銭情報に応じて画像形成を行なう画像形成装置および当該画像形成装置に用いられ、対価の投入を受付ける受付手段および前記対価に相当する金額情報を前記画像形成装置に送信する送信手段を備えた料金徴収装置からなる料金徴収システムであって、
前記画像形成装置は、
使用者を識別するための識別情報を入力するための識別情報入力手段と、
画像情報を入力するための画像情報入力手段と、
前記識別情報と前記画像情報と前記送信手段より送信された金銭情報とを関連付けるための関連手段と、
前記画像情報に対する画像形成動作に応じた対価に基づき、前記関連手段で前記画像情報と関連付けられた前記金銭情報を更新するための更新手段とを備え、
前記料金徴収装置は、
前記画像形成動作の終了を示す信号が入力され、かつ、前記関連手段で関連付けられた識別情報が前記識別情報入力手段に入力されたときは、前記関連手段で前記入力された識別情報と関連付けられ前記更新手段により更新された前記金銭情報に相当する対価を返却する返却手段を備えたことを特徴とする、料金徴収システム。 - 前記画像形成装置は、前記画像情報に対する画像形成動作を指示するための指示手段をさらに備え、
前記指示手段は、前記画像情報に対する画像形成動作に応じた対価が前記関連手段で前記画像情報と関連付けられた前記金銭情報を超えるときは、前記画像情報に対する画像形成動作を指示しないことを特徴とする、請求項1に記載の料金徴収システム。 - 前記関連手段は、1つの前記識別情報に対して複数の前記画像情報を関連付けることが可能であり、
前記識別情報に関連付けられた前記画像情報の少なくとも1つに対して画像形成動作がなされていないときは、該識別情報と関連付けられ前記更新手段により更新された前記金銭情報に相当する対価を前記返却手段で返却するのを禁止するための禁止手段をさらに備えた、請求項1に記載の料金徴収システム。 - 投入された対価に相当する金銭情報に応じて画像形成を行なう画像形成装置および当該画像形成装置に用いられ、対価の投入を受付ける受付手段および前記対価に相当する金額情報を前記画像形成装置に送信する送信手段を備えた料金徴収装置からなる料金徴収システムであって、
前記画像形成装置は、
前記画像形成装置で行なう画像形成動作の割込みを示す割込信号が入力されると、第1の状態から第2の状態に切換えるための状態制御手段と、
前記送信手段より前記第1の状態のときに送信された第1の金銭情報と前記第2の状態のときに送信された第2の金銭情報とを記憶するための記憶手段と、
前記第1の状態では前記第1の金銭情報から前記画像形成動作に応じた対価を減算した金銭情報に前記第1の金銭情報を更新して前記記憶手段に記憶し、前記第2の状態では前記第2の金銭情報から前記画像形成動作に応じた対価を減算した金銭情報に前記第2の金銭情報を更新して前記記憶手段に記憶するための演算手段とを備え、
前記料金徴収装置は、
前記画像形成動作の終了を示す信号が入力されたときに、前記第2の状態では前記記憶手段に記憶され前記演算手段により更新された前記第2の金銭情報に相当する対価を返却する返却手段を備えることを特徴とする、料金徴収システム。
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