JPH07250127A - 送信タイミング調整装置 - Google Patents

送信タイミング調整装置

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JPH07250127A
JPH07250127A JP6039375A JP3937594A JPH07250127A JP H07250127 A JPH07250127 A JP H07250127A JP 6039375 A JP6039375 A JP 6039375A JP 3937594 A JP3937594 A JP 3937594A JP H07250127 A JPH07250127 A JP H07250127A
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JP
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timing
time
reception
signal
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Toyohiko Yoshino
豊彦 吉野
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J3/00Time-division multiplex systems
    • H04J3/02Details
    • H04J3/06Synchronising arrangements
    • H04J3/0635Clock or time synchronisation in a network
    • H04J3/0638Clock or time synchronisation among nodes; Internode synchronisation
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    • HELECTRICITY
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    • H04J3/00Time-division multiplex systems
    • H04J3/02Details
    • H04J3/06Synchronising arrangements
    • H04J3/0635Clock or time synchronisation in a network
    • H04J3/0682Clock or time synchronisation in a network by delay compensation, e.g. by compensation of propagation delay or variations thereof, by ranging

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Bidirectional Digital Transmission (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 同一の通信路を用いて双方向通信を行う、現
用および予備の送受信手段を備えた送受信装置の送信タ
イミング調整装置に関し、通信の遮断を発生させること
なく現用系から予備系へ切り替えを行うことを目的とす
る。 【構成】 現用送受信手段2が、相手局4へ第1の送信
信号を送信し、相手局4は折り返し、第2の送信信号を
現用送受信手段2および予備送受信手段3へ送信する。
現用系時間検出手段5は、第1の送信信号を送信した第
1のタイミングから、第2の送信信号を現用送受信手段
2が受信した第2のタイミングまでの第1の時間を検出
する。また、予備系時間検出手段6は、第1のタイミン
グから、第2の送信信号を予備送受信手段3が受信した
第3のタイミングまでの第2の時間を検出する。差算出
手段7で第1の時間と第2の時間との差を算出し、送信
タイミング調整手段8が、この差に基づき、予備送受信
手段3の送信タイミングを予め調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同一の通信路を用いて
双方向通信を行う、現用および予備の送受信手段を備え
た送受信装置の送信タイミング調整装置に関し、特に、
PON(passive optical network )において光カプラ
で結合された2:nの冗長系を構成し、さらに時間圧縮
多重伝送方式(TCM, time compression multiplex)
により局装置と複数の加入者装置との間で1本の光ファ
イバを介して光通信を行う送受信装置の送信タイミング
調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、TCM−TDMA(time divisio
n multiple access)方式の伝送装置では、複数の加入者
装置から各光ファイバを介して局装置へ向けた各伝送信
号をスターカプラにおいて多重することが行われてい
る。この多重時に、各加入者装置からのバースト信号が
重なり合わないようにするために、配列制御が行われ
る。この配列制御において、単純に各バースト信号のバ
ースト長だけに基づき各バースト信号の位置決めを行う
と、適切な配列制御が行えない。すなわち、各加入者装
置からスターカプラまでの光ファイバの線長には一般に
差が存在するので、この線長差によって各バースト信号
に異なる量の伝送遅延が発生し、これによって各バース
ト信号の各所定位置での多重ができなくなり、バースト
信号どうしが重なり合うことも発生する。
【0003】これを避けるために、局装置で、各加入者
装置から送られるバースト信号に対し、予め遅延時間の
測定を行い、それらの測定値の差に基づき各バースト信
号の加入者装置からの送信タイミングを調整して各バー
スト信号の多重位置の補正を行うようにしている。
【0004】しかし、こうした補正方法は局装置に冗長
性が無い場合は有効であるが、局装置に冗長性を持た
せ、かつ現用装置と予備装置との間にスターカプラまで
の光ファイバの線長差がある場合には、現用装置から予
備装置に切り替えたときに、下記に示すような上り信号
と下り信号とが重なり合うという問題が生じる。なお、
光通信装置ではないが、こうした現用装置と予備装置と
の切り替えに伴う上り信号と下り信号との重なり合いの
問題を解決した衛星通信装置が、例えば特開昭56−2
1436号公報にて知られる。この衛星通信装置は、冗
長構成のTDMA方式の衛星通信装置であり、予備系か
ら常時、送信電波を送出してバースト信号の多重位置を
補正するようにして、現用装置が予備装置に切り替えら
れたときにシステム断が発生しないように構成されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図8に示すように、局
装置101に現用の送受信回路101aと予備の送受信
装置101bとを設けた場合に、スターカプラ102か
ら現用の送受信回路101aまでの光ファイバ103の
線長と、そのスターカプラ102から予備の送受信回路
101bまでの光ファイバ104の線長との間には一般
に線長差がある。なお、前述のように、スターカプラ1
02の他方側には複数の加入者装置105〜107が各
光ファイバを介して接続されている。
【0006】ここで、現用の送受信回路101aから予
備の送受信装置101bに切り替えようとすると、上り
信号(加入者装置側から局装置方向への信号)の送信タ
イミングの補正が必要となる。これを、局装置と各加入
者装置との間の信号の送受信タイミングを示す図9を参
照して説明する。
【0007】すなわち、先ず、局装置101の現用の送
受信回路101aから各加入者装置105〜107へ、
下り信号S21,S26が単位時間毎に送信される。一
方、各加入者装置105〜107から局装置101の現
用の送受信回路101aへのバースト状の各上り信号S
22〜S24は、下り信号S21の送信タイミングを基
準にした各所定のタイミングで各加入者装置105〜1
07からそれぞれ送信される。勿論、これらの各所定の
タイミングは、基準加入者装置と現用の送受信回路10
1aとの間での遅延を考慮に入れて決定されるととも
に、前述のような、各加入者装置105〜107とスタ
ーカプラ102との間の各線長の差に基づくタイミング
補正を施されている。したがって、各上り信号S22〜
S24は、下り信号S21,S26の間に所定の間隔で
配置される得る。
【0008】しかし、現用の送受信回路101aから予
備の送受信装置101bに切り替えたときに、例えばス
ターカプラ102から現用の送受信回路101aまでの
光ファイバ103の線長よりも、スターカプラ102か
ら予備の送受信回路101bまでの光ファイバ104の
線長が長いと、上り信号S22〜S24が予備の送受信
回路101bに届くタイミングが遅れる。そのため、例
えば最後の上り信号S24が予備の送受信回路101b
に届き終わる前に(図9にS25で示す)、予備の送受
信回路101bが下り信号S26の送信を始めてしまう
ような事態が発生する。
【0009】こうした事態を避けるためには、現用の送
受信回路101aから予備の送受信装置101bに切り
替える際に、一度、現用の送受信回路101aを完全に
遮断して局装置101と各加入者装置105〜107と
のデータのやり取りを完全にリセットした上で、予備の
送受信装置101bと各加入者装置105〜107との
間で遅延測定をそれぞれ行い、バースト信号の多重位置
の組み直しをする必要があった。遅延測定は各加入者装
置毎に行うために、復旧には相当の時間を必要とし、そ
の間、通信が全く行えないという問題点があった。
【0010】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、同一の通信路を用いて双方向通信を行う、現
用および予備の送受信手段を備えた送受信装置が、通信
の遮断を発生させることなく現用系から予備系へ切り替
えできる送信タイミング調整装置を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明では上記目的を達
成するために、図1に示すように、同一の通信路1を用
いて双方向通信を行う、現用および予備の送受信手段
2,3を備えた送受信装置に、下記構成の送信タイミン
グ調整装置を備えるようにする。
【0012】すなわち、送信タイミング調整装置は、現
用送受信手段2が第1の送信信号を送信した第1のタイ
ミングから、第1の送信信号の受信に伴い相手局4が折
り返し送信した第2の送信信号を現用送受信手段2が受
信した第2のタイミングまでの第1の時間を検出する現
用系時間検出手段5と、現用送受信手段2が第1の送信
信号を送信した第1のタイミングから、第1の送信信号
の受信に伴い相手局4が折り返し送信した第2の送信信
号を予備送受信手段3が受信した第3のタイミングまで
の第2の時間を検出する予備系時間検出手段6と、第1
の時間と第2の時間との差を算出する差算出手段7と、
差算出手段7が算出した差に基づき、予備送受信手段3
の送信タイミングを予め調整する送信タイミング調整手
段8と、から構成される。
【0013】
【作用】以上のように構成される送信タイミング調整装
置において、現用送受信手段2が、或る加入者装置に相
当する相手局4へ第1の送信信号を送信し、相手局4は
この第1の送信信号を受信すると、折り返し第2の送信
信号を現用送受信手段2および予備送受信手段3へ送信
する。なお、予備送受信手段3は受信を行うだけで、予
備側にある間は送信を行わない。
【0014】現用系時間検出手段5は、現用送受信手段
2が第1の送信信号を送信した第1のタイミングから、
相手局4が送信した第2の送信信号を現用送受信手段2
が受信した第2のタイミングまでの第1の時間を検出す
る。また、予備系時間検出手段6は、上記の第1のタイ
ミングから、上記の第2の送信信号を予備送受信手段3
が受信した第3のタイミングまでの第2の時間を検出す
る。現用送受信手段2から相手局4までの伝送路距離
と、予備送受信手段3からその相手局4までの伝送路距
離とが異なると、第1の時間と第2の時間とは異なる。
【0015】この第1の時間と第2の時間とを、或る加
入者装置と局装置との接続図である図2を参照して説明
する。図中、或る加入者装置11は光ファイバ12を介
してスターカプラ13に接続され、一方、スターカプラ
13は光ファイバ14を介して局装置15の現用系15
aに接続されるとともに、光ファイバ16を介して局装
置15の予備系15bに接続される。光ファイバ12,
14,16の各長さをLcom,Lact,Lstby
とすると、上記の第1の時間は、距離2×(Lact+
Lcom)にほぼ比例する時間であり、また、第2の時
間は、距離(Lact+2×Lcom+Lstby)に
ほぼ比例する時間である。
【0016】図1に戻って、差算出手段7で第1の時間
と第2の時間との差を算出する。すなわち、距離2×
(Lact+Lcom)と距離(Lact+2×Lco
m+Lstby)との差(Lact−Lstby)に比
例する時間差を算出する。送信タイミング調整手段8
は、差算出手段7が算出した差に基づき、予備送受信手
段3の送信タイミングを予め調整する。すなわち、いず
れ予備送受信手段3が現用系になって送信を行うように
なったときに、相手局4が、現在の現用送受信手段2か
らの信号の受信タイミングと何らの違いの無いタイミン
グで予備送受信手段3からの信号を受信できるように調
整する。
【0017】これにより、送受信手段の現用系から予備
系への切り替えが行われても、その間に通信の遮断が発
生することがない。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図3は、本発明に係る局装置の内部構成を示す
ブロック図である。局装置は、図8の局装置と同様に、
複数の加入者装置(図示せず)に光ファイバで接続さ
れ、TCM−TDMA方式で光通信を行う装置であり、
局装置は同一構成の現用系の送受信装置20と予備系の
送受信装置30とからなる。両装置20,30はどちら
か一方が現用系となれば他方が予備系となる関係にあ
り、ここでは装置20が現用系である場合で説明する。
予備系の送受信装置30は常時、受信だけ行い、送信は
行わない。
【0019】現用系の送受信装置20は、まず基本的
に、受信信号を受信して受信データを取り出して出力す
るバースト受信回路21と、送信データを送信信号に変
換して出力するバースト送信回路22とを備える。バー
スト受信回路21は、入力する受信信号の位相に追従す
るための位相同期回路21aと、受信信号中のフレーム
パターンを検出するフレーム検出回路21bとを含む。
フレーム検出回路21bの内部構成は図4を参照して後
述する。バースト送信回路22は、自らの送受信装置2
0が現用系である間は作動するが、予備系になると作動
を停止する。
【0020】バースト受信回路21には、伝送路での信
号伝送遅延時間を測定する遅延測定回路23が接続され
る。遅延測定回路23は、バースト受信回路21の位相
同期回路21aに接続される選択位相検出回路23a
と、フレーム検出回路21bに接続される遅延測定カウ
ンタ23bとから構成される。遅延測定カウンタ23b
は、伝送路での信号伝送遅延時間を、基準クロックの数
をカウントすることにより検出して出力するものであ
り、他方の選択位相検出回路23aは、この信号伝送遅
延時間を、基準クロックの1周期以下の微細な値にまで
及んで検出して出力するものである。選択位相検出回路
23aの詳しい内部構成については図6を参照して後述
し、また、遅延測定カウンタ23bの詳しい内部構成に
ついては図4を参照して後述する。
【0021】遅延測定回路23の選択位相検出回路23
aおよび遅延測定カウンタ23bからの出力は、通信回
路24および減算器25へ送られる。通信回路24は予
備系送受信装置30の通信回路34に接続され、遅延測
定回路23からの信号伝送遅延時間に係る2つのデータ
を通信回路34に送信したり、また、通信回路34から
送られる予備系側の信号伝送遅延時間に係る2つのデー
タを受信して減算器25へ送る。減算器25は、遅延測
定回路23から送られた現用系側の信号伝送遅延時間に
係る2つのデータと、通信回路24から送られた予備系
側の信号伝送遅延時間に係る2つのデータとの対応する
データどうしの差を求め、シフトレジスタ26には基準
クロックのカウント値に係る差を送り、ディレイライン
27には基準クロックの1周期以下の微細な値に係る差
を送る。なお、減算器25は、自らの送受信装置20が
現用系である間は作動せず、予備系になったときに作動
する。したがって、シフトレジスタ26およびディレイ
ライン27も、同様に自らの送受信装置20が現用系で
ある間は作動せず、予備系になったときに作動する。
【0022】シフトレジスタ26およびディレイライン
27は、バースト送信回路22の出力側に接続される。
シフトレジスタ26は、減算器25からの基準クロック
のカウント値に係る差に応じた数だけのレジスタが作動
して、シリアル入力信号のビット単位の位相調整を行う
可変シフトレジスタであり、ディレイライン27は、減
算器25からの基準クロックの1周期以下の微細な値に
係る差に応じた遅延を行うものである。すなわち、例え
ば、送受信装置20のスターカプラまでの光ファイバの
長さが送受信装置30のスターカプラまでの光ファイバ
の長さよりも長く、送受信装置20での受信タイミング
が送受信装置30での受信タイミングよりも遅い場合
は、自らの送受信装置20が予備系になったときに、シ
フトレジスタ26は、自らの送受信装置20の送信タイ
ミングを早い方向にシフトする。ディレイライン27は
基準クロックの1周期以下の範囲において微調整をす
る。
【0023】予備系送受信装置30も現用系送受信装置
20と全く同じ構成を備えるので、説明を省略する。つ
ぎに、フレーム検出回路21b,31b、選択位相検出
回路23a,33aおよび遅延測定カウンタ23b,3
3bの詳しい内部構成について説明する。
【0024】図4は、フレーム検出回路および遅延測定
カウンタの詳しい内部構成およびフレームパターンを示
す図である。まず、本発明に係る光通信システムでは、
加入者装置から局装置に向けて、局装置からの下り信号
の受信直後に遅延測定用バースト信号が送信されるよう
に構成されており、この遅延測定バースト信号は、8ビ
ットの交番信号からなるプリアンブル、および図4
(A)に示す「10110010」のフレームパターン
から構成されている。
【0025】フレーム検出回路は、シフトレジスタ4
1、AND回路42から構成され、遅延測定カウンタ
は、SRラッチ43、カウンタ44から構成される。シ
フトレジスタ41には、局装置に入力された入力データ
がシリアルに送られ、シフトレジスタ41は、ビット毎
にシフトを行い、8ビットのパラレル出力をAND回路
42へ送る。AND回路42の第2,5,6,8番目の
入力端子には反転回路がそれぞれ挿入されている。した
がって、シフトレジスタ41に「10110010」の
フレームパターンが入力されると、AND回路42自身
には「11111111」が入力され、このときだけA
ND回路42が検出位置パルス「1」をSRラッチ43
のR端子に出力する。
【0026】SRラッチ43のS端子およびカウンタ4
4のロード(L)端子には、下りバースト送出終了信号
が入力される。この下りバースト送出終了信号は、現用
系の送受信装置20が所定の加入者装置へ下りバースト
信号を送出し終えた時点で発生される信号である。ま
た、カウンタ44のクロック(C)端子には基準クロッ
クが入力され、イネーブル(E)端子にはSRラッチ4
3の出力(Q)端子が接続される。したがって、SRラ
ッチ43のQ端子からは、下りバースト送出終了信号が
入力した時点から、AND回路42より検出位置パルス
「1」が入力される時点まで高レベルとなるイネーブル
信号が出力され、カウンタ44は、このイネーブル信号
が入力されている間だけ基準クロックの入力数をカウン
トして、そのカウント値を出力(O)端子から出力す
る。
【0027】こうした構成のフレーム検出回路および遅
延測定カウンタの動作を、これらの動作タイミングを示
す図5を参照して説明する。まず、局装置の現用系の送
受信装置20が所定の加入者装置へ下りバースト信号を
出力し終えた時点T1で、現用系および予備系の遅延測
定カウンタ23b,33bは基準クロックの入力数のカ
ウントを0からそれぞれ開始する。そして、下りバース
ト信号が所定の加入者装置へ遅延して到着し、受信され
ると、所定の加入者装置から局装置の現用系および予備
系の送受信装置20,30へ所定の時間後に、遅延測定
用バースト信号が送出される。これが、局装置の現用系
および予備系の送受信装置20,30にそれぞれ遅延し
て到着すると、現用系および予備系の送受信装置20,
30内の各フレーム検出回路21b,31bが、フレー
ムパターンの検出をそれぞれ行い、検出時点T2(現用
系と予備系とでは一般に異なる)で遅延測定カウンタ2
3b,33bのカウントをそれぞれ停止させる。これら
の各遅延測定カウンタ23b,33bのカウント値は、
図2で示した距離2×(Lact+Lcom)と距離
(Lact+2×Lcom+Lstby)とに比例する
各時間値を基準クロックの数で表現したものである。こ
れらの値が、予備系の減算器35へ送られて差(Lac
t−Lstby)が算出され、この差に基づき、予備系
のシフトレジスタ36が、予備系の送受信装置30の送
信タイミングを調整する。
【0028】図6は、選択位相検出回路の内部構成を示
すブロック図である。上記の遅延測定カウンタの検出す
る遅延時間は、基準クロックの1周期分以下の細かさで
検出され得ないので、この選択位相検出回路によって、
さらに基準クロックの1周期分以下の細かさで遅延時間
を検出しようとしたものである。
【0029】選択位相検出回路は、エッジ検出部51、
カウンタ52、デコーダ53、エッジ検出部54、SR
ラッチ55、カウンタ56から構成される。エッジ検出
部51には、局装置に入力された遅延測定用バースト信
号のうちから交番信号からなるプリアンブルが入力さ
れ、エッジ検出部54には基準クロックが入力され、カ
ウンタ52およびカウンタ56の各クロック(C)端子
にはサンプリングクロックが入力される。サンプリング
クロックは、基準クロックよりも周期が短いクロックで
あり、その周期を、例えば基準クロックの周期の1/6
とする。
【0030】以下、選択位相検出回路の構成および動作
を、選択位相検出回路の各部における信号タイミングを
示す図7を参照して説明する。エッジ検出部51は、プ
リアンブルの交番信号の立ち上がりエッジおよび立ち下
がりエッジを検出し、カウンタ52のロード(L)端子
へ出力する。したがって、カウンタ52は、プリアンブ
ルの交番信号の立ち上がりエッジ(図7のタイミングT
3)から次の立ち下がりエッジまで、または立ち下がり
エッジから次の立ち上がりエッジまでの間、サンプリン
グクロックをカウントし(図7の「位相カウンタ値」
欄)、そのカウント値をデコーダ53へ出力する。デコ
ーダ53には、予め、例えば値「3」がセットされてお
り、デコーダ53は、カウンタ52から入力される値が
「3」になると(図7のタイミングT4)、選択位相ク
ロック信号をSRラッチ55へ出力する。このデコーダ
53に予めセットされる値「3」は、プリアンブルの交
番信号の周期、基準クロックの周期、およびサンプリン
グクロックの周期に基づいて予め選択される値であり、
プリアンブルの交番信号の周期の中程の位相に相当する
値として選択される。
【0031】エッジ検出部54は、基準クロックの立ち
上がりエッジを検出し(図7のタイミングT5)、カウ
ンタ56のロード(L)端子およびSRラッチ55のS
端子へ出力する。SRラッチ55の出力(Q)端子はカ
ウンタ56のイネーブル(E)端子に接続される。した
がって、SRラッチ55のQ端子からは、基準クロック
の立ち上がりエッジ検出時点(図7のタイミングT5)
から、デコーダ53の選択位相クロック信号の出力時点
(図7のタイミングT4)まで高レベルとなるイネーブ
ル信号がカウンタ56のイネーブル端子に出力され、カ
ウンタ56は、このイネーブル信号が入力されている間
だけサンプリングクロックの入力数をカウントして、そ
のカウント値を出力(O)端子から出力する。すなわ
ち、カウンタ56のカウント出力値は、基準クロックの
立ち上がりエッジ検出時点(図7のタイミングT5)に
対する選択位相(図7のタイミングT4)のずれ量を、
サンプリングクロックの数で表現したものである。
【0032】こうした構成により、局装置の現用系およ
び予備系の各選択位相検出回路23a,33aが、プリ
アンブルの同一位相位置である選択位相を、基準クロッ
クに対するずれ量としてそれぞれ検出する。そして、予
備系の減算器35でそれらの差を求めることにより、現
用系の遅延量と予備系の遅延量との間の、基準クロック
の1周期分以下のずれ量が検出でき、この差に基づき、
予備系のディレイライン37が、予備系の送受信装置3
0の送信タイミングを調整する。
【0033】なお、図3の遅延測定回路23,33は、
それぞれ検出した2つのデータ値を即座に出力せず、複
数回行われた検出によって得られた複数データを平均化
した上で出力するようにしてもよい。
【0034】また、図3の選択位相検出回路23,33
およびディレイライン27,37は、予備系の送受信装
置の送信タイミングの微調整には必要なものであるが、
この微調整は必ず行わなければならないものではなく、
したがって、選択位相検出回路23,33およびディレ
イライン27,37が無くとも本発明の装置は実現可能
である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、局装置
の現用系および予備系の各送受信装置が、相手局からの
受信信号を利用して伝送路の遅延時間をそれぞれ測定
し、それらの差を算出して、その差に応じて予備系の送
受信装置の送信タイミングを予め調整しておく。したが
って、予備系の送受信装置が現用系になっても、相手局
で受信される信号の受信タイミングは切り替え前と変わ
らないタイミングであり、切り替えに伴う新たな遅延測
定やバースト信号の多重位置の組み直し等をする必要が
なく、通信の遮断も発生しない。
【0036】また、基準クロックよりも周期の短いサン
プリングクロックを用いて位相差を検出することによ
り、より正確な送信タイミングの調整が実現可能となっ
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】或る加入者装置と局装置との接続図である。
【図3】本発明に係る局装置の内部構成を示すブロック
図である。
【図4】フレーム検出回路および遅延測定カウンタの詳
しい内部構成およびフレームパターンを示す図である。
【図5】フレーム検出回路および遅延測定カウンタの動
作を示すタイミングチャートである。
【図6】選択位相検出回路の内部構成を示すブロック図
である。
【図7】選択位相検出回路の各部における信号タイミン
グチャートである。
【図8】冗長構成の局装置と各加入者装置との接続図で
ある。
【図9】局装置と各加入者装置との間の信号の送受信タ
イミングを示す図である。
【符号の説明】
1 通信路 2 現用送受信手段 3 予備送受信手段 4 相手局 5 現用系時間検出手段 6 予備系時間検出手段 7 差算出手段 8 送信タイミング調整手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一の通信路(1)を用いて双方向通信
    を行う、現用および予備の送受信手段(2,3)を備え
    た送受信装置の送信タイミング調整装置において、 前記現用送受信手段(2)が第1の送信信号を送信した
    第1のタイミングから、前記第1の送信信号の受信に伴
    い相手局(4)が折り返し送信した第2の送信信号を前
    記現用送受信手段(2)が受信した第2のタイミングま
    での第1の時間を検出する現用系時間検出手段(5)
    と、 前記現用送受信手段(2)が第1の送信信号を送信した
    第1のタイミングから、前記第1の送信信号の受信に伴
    い前記相手局(4)が折り返し送信した第2の送信信号
    を前記予備送受信手段(3)が受信した第3のタイミン
    グまでの第2の時間を検出する予備系時間検出手段
    (6)と、 前記第1の時間と前記第2の時間との差を算出する差算
    出手段(7)と、 前記差算出手段(7)が算出した差に基づき、前記予備
    送受信手段(3)の送信タイミングを予め調整する送信
    タイミング調整手段(8)と、 を有することを特徴とする送信タイミング調整装置。
  2. 【請求項2】 基準クロックを発生する基準クロック発
    生手段を更に有し、前記現用系時間検出手段(5)およ
    び前記予備系時間検出手段(6)は、前記基準クロック
    発生手段が発生する基準クロックの数をカウントするこ
    とにより前記第1の時間および前記第2の時間をそれぞ
    れ検出することを特徴とする請求項1記載の送信タイミ
    ング調整装置。
  3. 【請求項3】 前記送信タイミング調整手段(8)は可
    変シフトレジスタから構成されることを特徴とする請求
    項2記載の送信タイミング調整装置。
  4. 【請求項4】 前記基準クロックの周期よりも短い周期
    のサンプリングクロックを発生するサンプリングクロッ
    ク発生手段と、 前記基準クロックに対する前記第2のタイミングのずれ
    量を前記サンプリングクロックの数で検出する現用系ず
    れ時間検出手段と、 前記基準クロックに対する前記第3のタイミングのずれ
    量を前記サンプリングクロックの数で検出する予備系ず
    れ時間検出手段と、 前記現用系ずれ時間検出手段および前記予備系ずれ時間
    検出手段の検出した各ずれ量に基づき、前記予備送受信
    手段の送信タイミングを前記基準クロックの1周期内で
    予め調整する送信タイミング微調整手段と、 を更に有することを特徴とする請求項2記載の送信タイ
    ミング調整装置。
  5. 【請求項5】 前記送信タイミング微調整手段はディレ
    イラインから構成されることを特徴とする請求項4記載
    の送信タイミング調整装置。
  6. 【請求項6】 前記通信路(1)は光通信路であること
    を特徴とする請求項1記載の送信タイミング調整装置。
  7. 【請求項7】 前記現用および予備の送受信手段(2,
    3)はTCM−TDMA方式の通信を行うことを特徴と
    する請求項1記載の送信タイミング調整装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の送信信号は所定のフレームパ
    ターンを含んだ遅延測定用バースト信号であり、前記第
    2のタイミングおよび前記第3のタイミングは、前記現
    用系時間検出手段(5)および前記予備系時間検出手段
    (6)が前記所定のフレームパターンをそれぞれ検出し
    た時点であることを特徴とする請求項1記載の送信タイ
    ミング調整装置。
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