JPH02155421A - サンプリング時刻同期方式 - Google Patents
サンプリング時刻同期方式Info
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- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
て同時サンプリングした情報を収集、処理するシステム
における、サンプリング同期方式に関するものであり、
特に電力系統の電流差動保護のための系統電気量収集シ
ステムに対して有効に利用できる。
護に使用した場合の一構成例を示す。
れ送電線の分岐端子に設けられ各端子における電流デー
タを収集する端局、101は各端局において各端子の電
流データを符号化する系統電気量人力手段、12.13
.14は端局間を下り方向に接続する伝送路、22.2
3.24は端局間を上り方向に接続する伝送路、6は端
局5に接続され、端局2.3,4.5が収集し伝送され
た各端子の電流データを基に電流差動保護演算を行なう
リレー演算端局を示す。
もとに本従来例の動作を説明する。
.4が送信するデータを示し、t12. t13゜t1
4は各端局間の伝送遅延時間を示す。
3゜4.5でサンプリングされた電流データ、F Hは
送受信処理の単位である伝送フレームの始まりを示すフ
レームヘッダ、SFはサンプリング時刻の基準となるパ
ターン(以下サンプリング同期フラグと呼ぶ)を示す。
9時間おきにサンプリング同期フラグSFを含む信号を
送出する。サンプリング同期フラグSFを含む伝送信号
TX2は伝送路12を介して端局3に受信される。1局
3は受信データ内のサンプリング同期フラグSFを検出
し、自局のサンプリング時刻をそれにあわせて制御する
とともに、自局でサンプリングし符号化した電流データ
IBを、受信信号TX2に付加して送信信号TX3とし
て送り出す。
端局4に受信され、前述した端局3と同様に電流データ
ICを付加されたのち端局5へ送出される9fk終的に
信号は端局2,3.4の収集した電流データを全て取り
込んだ形で端局5に入力される。
データ及び自端の電流データをリレー演算端局6に送る
。リレー演算端局6は上記電流データを基に電流差動演
算を行ない、系統に事故を検出した場合にはトリップ指
令を端局5に対して出力する。端局5はリレー演算端局
6から受は収ったトリップ指令を上り方向の伝送信号に
含ませ、伝送路24を介して端局4に対して出力する。
号に従って自端の遮断動作をすると同時に、トリップ指
令を伝送路23を介して端局3に送信する。以下同様に
端局3,2に端局5が送信したトリップ指令が到着し最
終的に系統全体のトリラグ動作が行なわれる。
で使用される電流データは、全て同一時刻にサンプリン
グされたものである必要がある。
準として自局のサンプリング時刻の調整を行なう。
号内のサンブリング同期フラグSF受信時刻と、自局の
サンプリング時刻が等しくなるように制御することであ
る。各端局はサンプリング同期フラグの検出手段及び自
局のサンプリング時刻を基準とした受信時刻の測定手段
を備え、受信時刻の測定値が常に0または予め定められ
た特定の値になるように自局のサンプリング時刻の制御
を行なう、これにより伝送遅延時間が小さい場合には、
サンプリング同期フラグの送信タイミング、即ち同期親
局のサンプリングタイミングと各子局のサンプリングタ
イミングを、比較的よく一致させることが可能である。
及び伝送路の遅延時間を正確に測定して端局に対して補
正値として入力しておき、サンプリング時刻制御時にそ
の値を考慮して時刻補正を行なうものもある。この方法
は端局間の伝送遅延によるサンプリング同期誤差を小さ
くできる利点がある。
不要である代りに各端局間の伝送路及び各端局内の遅延
時間が大きい場合には、各端局間のサンプリング時刻に
大きな誤差が生じ、差電流の増加することによるリレー
特性の悪化の虞れがあった。
りに、リレー設置時に測定した伝送遅延時間を使用して
捕正を行なうため、 (1)伝送路の切り代えができない、 (2)設置時の調整に手間がかかる、 (3)端局増膜時には他の端局の時刻の再設定が必要に
なる、 など設置上、運用上の問題点があった。
成でかつ無調整で各端局におけるサンプリング時刻を正
確に一致させることの可能なサンプリング時刻同期方式
を提供することを目的としている。
定の状態に設定することにより、信号の到着時刻の差を
利用して端局間の伝送遅延時間を算出し自動的にサンプ
リング同期制御を行なうものであり、第2図に本発明の
構成例を示す。第2図において端局5は、伝送路の端と
して、下り方向の自端の送信信号が、上り方向の伝送路
の受信信号になるように接続されている。これにより端
局2(以下同期親局と呼ぶ)を起点として下り方向に伝
送された信号は、伝送タイミング的には端局5で折り返
した形で同期親局2に帰ることになる。同期親局2以外
の各端局(以下子局と呼ぶ)は2つの伝送路に応じて2
つの信号受信時刻測定手段を持ち、伝送されてきた信号
のそれぞれの受信時刻を測定する。各端局は時刻制御が
可能なサンプリング信号発振器を内蔵し、上記受信時刻
より計算した値に応じた時刻にサンプリング時刻を制御
する。
送信された信号が伝送路12.13.14を介して端局
5に達し、折り返して同期親局2へ戻ってくるときの伝
送のようすを表したものである。
遅延のようすを示し、点線は上り方向に伝送する信号の
遅延のようすを示す。説明のため、第1図においては端
局5は下り方向の伝送信号を受信すると同時に、上り方
向に送信を開始するものとして表す。
同期基準となる信号(サンプリング同期フラグと称す)
を送り出す、この信号は送信信号TX2に含まれる特定
ビットで表すもので良い、サンプリング同期フラグは全
端局を通過したのち端局5で折り返し、再び前端局を通
過して同期親局2へ帰ってくる。同期親局2は自局がサ
ンプリング同期フラグを送り出してからそれが折り返し
て戻ってくるまでの時間tLPを測定し、送信データに
伝送路を介して各子局に伝送する。
つのサンプリング同期フラグを受信している。同期親局
2の送信時刻TSから子局が上り方向の伝送路でそれを
受信するまでの時間t[は、上記伝送路の往復に要する
時間tLPから各端局から同期親局2への上り方向の伝
送遅延時間tVを引いたものに等しい。同一区間の伝送
に要する伝送遅延時間は伝送方向によらず等しいと仮定
できるので、子局から親局へ向かう上り方向の伝送遅延
時間tLHは、同一区間の下り方向の伝送遅延時間tR
と等しい。
の和は、1式に示すように伝送路の往復に要する時間t
LPに等しい。
子局で測定した前記2つのサンプリング同期フラグの受
信時間差はtL−tRで表わされるので、この関係を1
式に代入すると2式に示すように伝送遅延時間tR及び
t[を計算できる。
)tLP+ (tL −tR) =2tL ・・
・(2−2)受信時間差tt−tnは各子局において正
確に測定可能であり、伝送遅延時間tLPは前述したよ
うに同期親局から伝送されるので、伝送遅延時間t[及
びtRは各子局で式2に従って容易に計算することがで
きる。各子局はサンプリング同期フラグの受信時刻TR
またはTLに対して、自端のサンプリング時刻を2式で
計算した伝送遅延時間分、前に制御することにより、同
期親局のサンプリング時刻と同時刻のサンプリングを行
なうことが可能となる。
プリング同期を行なうことが可能である。
来例と同一の番号を付したものは従来例と同一の機能を
持つものであり説明は省略する。
送信のために符号化する系統電気量入力手段、102及
び202は伝送路よりデータを受信し、自局向けのデー
タを受は取ると同時に受信信号を送信手段に対して出力
する受信手段、103 、203は前記系統電気量入力
手段101の出力及び受信手段102 、202の出力
を入力とし、自局で収集した電流データを受信信号に付
加して送信する送信手段、104 、204は受信デー
タ内のサンプリング同期フラグを検出するフラグ検出手
段、105は前記サンプリング同期フラグ検出手段10
4 、204の出力を入力とし、受信時刻差tRL=T
L−TRを測定するフラグ到着時刻差測定手段、106
はサンプリング発振器108の出力及びフラグ検出手段
104の出力を入力とし、自局のサンプリング時刻を基
準にフラグの到着時刻を測定するフラグ到着時刻測定手
段、107は前記フラグ到着時刻差測定手段105の出
力及び受信手段102の出力を入力とし、同期親局と自
局との間の伝送遅延時間を演算する遅延時間演算手段、
110は遅延時間演算手段107及びフラグ到着時刻測
定手段106の出力を入力とし、同期親局との間のサン
プリング同期誤差を計算してその結果に応じて自局のサ
ンプリング時刻を制御するサンプリング時刻制御手段、
108はサンプリング時刻制御手段110により制御さ
れ、自局のサンプリング時刻をつくりだすサンプリング
発振器を示す。
は下り方向の伝送路のフラグ検出手段104の出力TR
としたが、これは上り方向の伝送路204の測定値T[
を基準入力にしても何ら問題はない。
であるが、下り方向の送信信号は上り方向の受信入力に
接続し、信号の折り返し接続を行なう。また、リレー演
算手段6は、受信手段202の出力を入力して電流差動
演算を行ない、トリップ指令を送信手段103の入力と
して各端局に伝送するように構成されている。
て、サンプリング発振器108は周期的に送信タイミン
グ基準信号を発生し、送信手段103に入力する。送信
手段103は自局の系統電気量入力手段101及びフラ
グ到着時刻差測定手段105の出力する往復伝送遅延時
間tLPを送信のためのデータ入力とし、サンプリング
発振器108からの送信タイミング基準信号に同期して
、サンプリング同期フラグSFを含む信号を下り方向伝
送路に送り出す。
力とし、サンプリング同期フラグを受信したときにはサ
ンプリング同期フラグ検出信号をフラグ到着時刻差測定
手段105に出力する。フラグ到着時刻差測定手段10
5は、送信タイミング基準信号及び曲記フラグ検出信号
を入力し、両者の時間差を測定することにより伝送路の
往復に要する時間tcpを測定し、測定結果を伝送デー
タに含ませて各子局に伝送する。
細な説明する。第5図は、先に原理を説明した第1図を
さらに詳細に表したもので、各端局間のデータ伝送のよ
うすを時間を基準に記述したものである。第5図におい
て、斜めの矢印は第1図と同じく、伝送路上を伝送され
る信号の特定の部分、例としてサンプリング同期フラグ
SFの各端局への到着時刻を示す。
し、上り方向の矢印は上り方向の伝送のようすを示す。
間、3−4間、4−5間の伝送遅延時間を示す。
ングに1回、サンプリング時刻TSと同時に送信手段1
03に送信タイミング基準信号を与え、自局電流データ
1^、往復伝送遅延時間tcp及びサンプリング同期フ
ラグSFを含む信号を伝送路12に送出する。同期親局
2から送信された下り方向の信号は伝送遅延時間t12
後に第2図に示す子局3に到着し端子3の電流データI
Bを付加されたのち、伝送路13に送出される。送出さ
れた信号は伝送路13を通って子局4に到着し、以下同
様の処理が行なわれて最終的に同期親局2へ戻る。この
とき各子局における信号の受信時刻’I”llRは、同
期親局2のサンプリング時刻TSを基準として1−1〜
1−4式で表される。
−(1−1)子局4 : T4R= t 12+ t
13 ・・・(1−2)子局5 : T5R
= t 12+t 13+ t14 ・・・(1−
3)次に端局5に到着し、上り方向の伝送路に送り返さ
れた信号について検討する。この場合、同一の伝送路の
上り方向/下り方向の伝送遅延時間は等しいと考えられ
るので、各端局における信号の到着時刻は2式で表され
る。
・・・(2−2)子局3 : T3L=T5R+
t 14+ t 13・・・(2−3)同期親局2 :
T2L=T5R+ t 14+t 13+ t 12
= t tp ・・・(2−4)例として
子局4の場合のタイミングを比較すると、下り方向デー
タの受信時刻T4Rと上り方向データの受信タイミング
T4Lの関係は下記3式で表される。
12+ t 13)= 2 x t 14= t 4R
L ・・・(3)3−1式及び3−2式から下
記4式が得られる。
t 13= t 4R・・・14−1) (t LP+ t 4RL ) / 2 = t 12
+ t 13+ 2 t 14=t4[・・・(4−2
) 4式において、t4Rは同期親局2から送られた信号が
下り方向の伝送路を介して端局4に到着するまでの時間
を示し、t4Lは1配信号が端局5で折り返し、上り方
向の伝送路で端局4に到着するまでの時間を示す、4式
において、往復伝送遅延時間の値tLPは同期親局2て
測定し、各子局へ伝送データ内に含ませて送っているの
で子局4で既知である。またt 4RLの値は、下り方
向信号の到着時刻と上り信号の到着時刻の差としてフラ
グ到着時刻差測定手段105により容易に測定できる。
(t 12+t 13)が子局4で計算できる。
到着時刻T4Rに対して、(t 12+ t 13)先
行するように制御を行なう。これにより同1tlJ親局
2と子局4の間の伝送遅延時間が自動的に補正され、子
局4は同期親局2と同一時期Tsでサンプリングを行な
うことができる。
なりたつ、すなわち、同期親局から伝送された往復伝送
遅延時間tLPと自局で測定したフラグ到着時刻差tR
Lの和は、どの子局でも同期親局−子局間の下り方向の
伝送遅延時間の2倍と等しくなる。下り方向の信号の到
着時刻をもとにして、前記伝送遅延時間で同期親局の送
信時刻(=サンプリング時刻)を演算し、自局のサンプ
リング時刻を上記値に等しくすることにより、同期親局
及び子局含めた全体のサンプリング同期制御が可能であ
る。
間を演算してサンプリング同期を補正する場合について
述べたが、4−2式を使用して上り方向の伝送遅延時間
を計算しサンプリング同期制御を行なうこともいうまで
もなく可能である。
の到着時刻が同一時刻と考えることができるので、t5
RL=oとして他の端局と同一の処理を行なえば良い。
て、第3図及び第4図に示した構成例をもとに説明する
。
器108はサンプリング時刻′rSに、系統電気量入力
手段101に対してサンプリング信号を入力すると同時
に送信手段103に対して送信タイミング基準信号を与
える。送イΔ手段103は伝送路12に対して、サンプ
リング時刻TSと同時にサンプリング同期フラグSFを
含む信号を送信する。
108の出力する送信基準タイミング′r sでカウン
ト・を開始し、フラグ検出手段204の出力するフラグ
到着時刻T2Rでカウントを終了する。これによりフラ
グ到着時刻差測定手段105の出力として、伝送系の往
復に要する時間tLPが得られる。
延時間tLPの値は送信手段103に入力され、送信信
号内に含ませて各子局に伝送する。
子局に8ける制御の説明を行なう。
された受信信号は検出手段104 、204に入力する
。検出手段104 、204は受信信号内のサンプリン
グ同期フラグSFのパターンを検出するとフラグ到着時
刻差測定手段105、フラグ到着時刻測定手段106に
対してサンプリング同期フラグ検出、信号を出力する。
サンプリング同期フラグ検出信号でカウントを開始し、
上り方向のサンプリング同期フラグ検出信号でカウント
を終了する。これによりフラグ到着時刻差測定手段10
5の出力として、2つの逆方向の伝送路によるサンプリ
ング同期フラグの到着時間の差t4RL = (T4L
−T0n)が得られる。フラグ到着時刻差t 4RLの
測定結果は遅延時間演算手段107に入力する。
たデータの中から前記往復伝送遅延時間tLPの値を取
出し、同じく遅延時間演算手段107に入力する。
RL及び往復伝送遅延時間tLPの値をもとに、4−1
式に従って同期親局2と子局4の間の伝送遅延時間(t
12+ t 13)を演算し、サンプリング時刻制御
手段110に入力する。
ング基準時刻’r4sでカウントを開始し、下り方向の
伝送信号のサンプリング同期フラグの到着時刻74Rで
カウントを停止する。これにより、自局のサンプリング
基準時刻に対するサンプリング同期フラグの受信時刻T
4R8が得られる。サンプリング同期フラグの自局到着
時刻T4R8はサンプリング時刻制御手段110へ入力
する。
ラグの自局到着時刻T4R3と、同期親局との間の伝送
遅延時間(t 12+ t 13)の間の差をサンプリ
ング同期誤差ΔTとして演算し、同期誤差が0になる゛
ように自局のサンプリング同期発振器108を制御する
。
−T4RL ) /2−T4nS <Oの場合には自局
のサンプリング時刻が遅れているものと判定してサンプ
リング発振器108の発振周波数をわずかに上昇させ、
Δ’r= (TLP−74R1) /2−T4n8>0
の場合には発振周波数を下降させる。
局のサンプリング同期フラグ送信時刻TSと同一時刻に
保持されることになり、サンプリング時刻が親局と子局
の間で高い精度で一致する。
.5に関してもまったく同様の制御を行なうことにより
、各子局と同期親局との間でサンプリング時刻を一致さ
せることができる。端局5の場合には、T5R1=0と
して適用すれば良い。
その値をもとに各子局のサンプリング時刻を制御する場
合について行なったが、上り方向の伝送路で受信した時
刻T4Lを基にしてもまったく同じように計算できるの
で同様の制御が可能である。
御方法によれば、各端局間の伝送遅延時間に拘らず、各
子局のサンプリング時刻を自動的に一定に保つことが可
能であり、またシステム設置時や伝送系変更時のサンプ
リング同期制御に要する調整作業を大幅に削減可能であ
る。
受信信号の再送信に要する時間をOとして説明を行なっ
たが、本発明はこれに制限されるものではない、直前の
端局からの信号を受信してから自局のデータを付加して
送り出すまでに処理時間tpがかかる場合でも、本発明
は容易に適用可能である。
説明するタイミング図を第6図に示す。
グ同期フラグ受信時刻を式5−1〜5−4に示し、逆方
向に伝送される信号内のサンプリング同期フラグ送信時
刻を弐〇−1〜6−3に示す。
着時間から同期親局との間の伝送遅延時間を計算する方
法を1−1〜7−2式に示す。
る場合には既知のtpの値で伝送遅延時間の計算結果を
補正することにより本発明の一実施例で説明したのと同
様のサンプリング同期制御を行なうことが可能である。
刻 子局3 : T31t= t 12
・・・(5−1)子局4 : T4R=t12+
tp +t13 ・・・(5−2)子局5 :T
5R=t12+t(1+t13+tl)+t14
・・・+5−3)同期親局2 : TLP=2X
(t12+tl) +t13+tl) +t14)
+tl)・・・(5−4)上り方向の伝送路によるサン
プリング同期フラグ受信時刻 子局5 : T5L=TSR+t p ・
・・(6−1)子局4 : T4L=T511+t
p 十t 14 ・・・(6−2)子局3 :
T3L=T5R−t−t p 十t 14f t p
+t13 ・・・(6−3)下り方向の伝送
路における同期親局との間の伝送遅延時間 子局3 : t3R= (tLP−2x (t14
+t13)−5xtp )/2 = (t LP−(T3L−7311−1p )
)/2 ・・・ 7−1)子局4 :t4
R=(tLP−(T4L−T0n−tp ) )/
2 ・・・ 7−2)子局5 :t5R=(
tLP−tl/2・・・7−3)上記第1図に示した実
施例では、伝送路の往復に要する時間は1サンプリング
の時間以下と仮定して説明を行なったが本発明はこれに
制限されるものではない、往復に要する時間がサンプリ
ング間隔を越える場合には、各端局がサンプリング同期
フラグを受信する間隔が1周に要する時間以上になるよ
う、サンプリング同期フラグを送信信号に含ませる時間
間隔を大きくすれば良い。
プリング時刻を同期親局のサンプリング同期フラグ送信
時刻と同一タイミングとして説明を行なったが、本発明
はこれに限定されるものではない。同期親局のサンプリ
ング時刻は、サンプリング同期フラグ送信タイミングに
対して任意のタイミングに設定することが可能である。
際、同期親局のサンプリングタイミングとサンプリング
同期フラグ送信タイミングの差の時間を補正してやれば
良い。
の伝送システムを構成する伝送装置は、各端局の同一の
ユニット内に収納されているものとして説明を行なった
が、本発明はこれに制限されるものではない、2つのル
ープの伝送システムがハード的に完全に分割されている
ときでも本発明は適用可能である。その場合にはそれぞ
れの端子に設けられた下り方向用/上つ方向用の2つの
伝送端局間に、サンプリング同期フラグの受信時刻及び
サンプリング時刻信号をやりとりするための伝達手段を
設ければ良い。
を受信しながら行なっているものとして説明を行なった
が、本発明はこれに限定されるものではない、一般に伝
送路の伝送遅延時間は一旦敷設されると大幅な変化がな
いので、4式で計算した伝送遅延時間の値は伝送路が決
まれば一般に一定の値となる。従って、2つの伝送系の
両方が正常の時に伝送路の伝送遅延時間を測定、記憶し
ておき、片方の伝送系が不良になったときには正常な方
の伝送系の受信時刻TNRtたはTNL(Nは端局の番
号)と前記予め測定しておいた伝送遅延時間を使用して
サンプリング同期制御を行なうことが可能である。
を、フラグ到着時刻差測定手段とフラグ到着時刻測定手
段の21a類の測定手段で測定しているものとして説明
を行なったが、本発明はこれに制限されるものではない
、下り方向/上つ方向伝送路のそれぞれにフラグ到着時
刻測定手段を設け、フラグ到着時刻差はそれぞれの測定
手段の測定値の差として演算しても、本発明はまったく
同様の制御が可能である。
配置されたものとして説明を行なったが、本発明はこれ
に制限されるものではない。同期親局は伝送路で接続さ
れた端局の中間に配置することも可能である。
接続を表す構成図、第8図は第7図の接続における伝送
タイミングを示すものである。以下第7図及び第8図を
使用して、同期親局が中間に配置された場合の動作を説
明する。
グ同期フラグを下り伝送路に送出する。
端局4を通過し端局5で折り返し同期親局3に上り伝送
路で戻る。同期親局3は上り伝送路で戻ってきた信号を
自局を通過させてそのまま子局2へ伝送するが、このと
き下り方向の往復伝送遅延時間t dLPを測定する。
2でデータを収集したのち端局7で折り返し、下り伝送
路で同期親局3へ戻る。同期親局3は下り伝送路のサン
1リング同期フラグを受信した時刻を測定することによ
り、上り方向の往復伝送遅延時間t uLPを測定する
。
それぞれの往復伝送π延時間tdLP。
伝送遅延時間を計算し、同期制御を?rなう。
路のサンプリング同期フラグよりも先に受信した子局(
第7図における子局4.5)→t dLPの値をtLP
として使用し、式4の演算により伝送遅延時間を演算す
る。
送路のサンプリング同期フラグよりも先に受信した子局
(第7図における子局2,7)→t ULPの値をtL
Pとして使用し、式4の演算により同期親局3を上り方
向に通過してからの伝送遅延時間を測定したのち、演算
結果に下り方向の往復伝送遅延時間t dLPを加算し
て、同期親局3が下り方向にサンプリング同期フラグを
受信してから子局に到着するまでのトータルの伝送遅延
時間tURを算出する。
に配置されなくとも同期制御を行なうことが可能である
0本変形例は、伝送路の一部に不良が発生し、ループバ
ック接続を行なっているときのサンプリング同期制御方
式として特に有効である。
内の1つに接続され、他の端局はデータ収集と転送され
たトリップ信号によるしゃ断機の8+1fn6!能のみ
持つものとして説明を行なったが、本発明はこれに制限
されるものではない。リレー演算端局6は任意の複数の
端子に配置することが可能である。その場合には、同期
親局は下り方向の受信データを一旦記憶し、その一部あ
るいは全部を、自端のサンプリング発振器の出力する送
信基準タイミングTSに下り方向に送り出すように構成
する。これにより各端局の収集して電流データは伝送路
上のいずれの端局でも利用可能となり、任意の端局での
電流差動演算が可能となる。
り/下り伝送路用としてそれぞれ1組ずつ持つものとし
て説明したが、本発明はこれに制限されるものではない
。同期親局が受信データ内のトリップ指令を、変形例で
述べたような手段で中継することにより、トリップ指令
はいずれの端局でも下り伝送データとして受信可能とな
る。これにより、下り方向のみ送受信回路を設け、上り
方向はフラグの到着時刻を測定手段のみを設置する構成
が可能である。
ハード構成を取るものとして説明したが、本発明はこれ
に制限されるものではない。
であり、子局の構成を持つ端局は、制御の変更で容易に
同期親局の機能を持たせることが可能である。これによ
り、全部の端局を同一のハード構成で製作し、必要に応
じて同期親局を決定できるよう構成することが可能であ
る。
時間に拘らず全端局のサンプリング時刻を正確に一致さ
せることができ、電流差動継電システムで問題となるサ
ンプリング時間差によるリレー精度の悪化をなくすこと
ができる。またサンプリング同期は伝送路の条件に合せ
て自動的に行なわれるため、従来性なわれてきた伝送遅
延時間の実機測定による補正方法と比較して、システム
設置時や伝送系統組替え時の調整及び確認作業を大幅に
省力化することが可能である。
発明によるサンプリング時刻同期方式を説明する一実施
例の概要構成図、第3図は本発明装置の子局の内部構成
例を表す図、第4図は本発明装置の同期親局の内部構成
例を表す図、第5図は本発明の原理を表す詳細タイミン
グ図、第6図は端局通過時に遅延tpを生ずる場合のタ
イミング図、第7図は本発明の1変形例を表す構成図、
第8図は本発明の1変形例の動作を表すタイミング図、
第9図は従来の電流差動継電装置構成図、第10図は電
流差動継電装置の送信データの伝送フォーマット例を表
す図である。 1・・・送電線 2,3,4.5・・・端局
6・・・リレー演算端局 12、13.14.15・・・伝送り(下り方向)22
、23.24.25・・・伝送路(上り方向)101・
・・系統電気量入力手段 102 、202・・・受信手段 103・・・送信手
段104 、204・・・フラグ検出手段105・・・
フラグ到着時刻差測定手段106・・・フラグ到着時刻
測定手段 107遅延時間演算手段 108・・・サンプリング発振器
Claims (1)
- 各端局を互いに伝送方向が逆の複数の伝送路で接続した
伝送システムにおいて、端局の内1つ(以下同期親局と
呼ぶ)は複数の伝送路の内の1つに対して一定時間おき
にタイミング基準信号を送り出し、前記同期親局は前記
タイミング基準信号が自局に戻つてくるまでに要する時
間tLPを測定し測定結果に応じた量を同期親局以外の
端局(以下子局と呼ぶ)に伝送し、前記子局は他の端局
からの信号を受信後一定時間後に自局の送信を開始し、
前記子局は互いに伝送方向が逆の複数の伝送路より受信
した複数の前記タイミング基準信号の受信時刻の差tR
Lを測定し、前記子局は前記受信時刻差tRL及び前記
伝送路の往復に要する時間tLPに応じた量より前記同
期親局と子局の間の伝送遅延時間に対応する量を計算す
るとともに、前記子局は前記タイミング基準信号受信時
刻を計算した前記伝送遅延時間で補正した時刻を基準に
自局のサンプリング時刻を制御することを特徴とするサ
ンプリング時刻同期方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63309159A JP2692907B2 (ja) | 1988-12-07 | 1988-12-07 | サンプリング時刻同期方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63309159A JP2692907B2 (ja) | 1988-12-07 | 1988-12-07 | サンプリング時刻同期方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02155421A true JPH02155421A (ja) | 1990-06-14 |
JP2692907B2 JP2692907B2 (ja) | 1997-12-17 |
Family
ID=17989636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63309159A Expired - Lifetime JP2692907B2 (ja) | 1988-12-07 | 1988-12-07 | サンプリング時刻同期方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2692907B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1988
- 1988-12-07 JP JP63309159A patent/JP2692907B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2692907B2 (ja) | 1997-12-17 |
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