JPH07249908A - 誘電体フィルタ - Google Patents
誘電体フィルタInfo
- Publication number
- JPH07249908A JPH07249908A JP3696994A JP3696994A JPH07249908A JP H07249908 A JPH07249908 A JP H07249908A JP 3696994 A JP3696994 A JP 3696994A JP 3696994 A JP3696994 A JP 3696994A JP H07249908 A JPH07249908 A JP H07249908A
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- JP
- Japan
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- electrode
- molded body
- dielectric
- dielectric filter
- peripheral electrode
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- Pending
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は容易に帯域調整を行える誘電体フィ
ルタを提供することを目的とする。 【構成】 誘電体材料から成る柱状の成形体５と、この
成形体５の上、下面を貫通する貫通孔９と、その内周に
設けた内周電極９ａと、前記成形体５の側面と下面に設
けた外周電極５ａとを備え、前記外周電極５ａの一部を
少なくとも１箇所除去するとともに、この除去部６に結
合電極７を形成しており、前記結合電極７に対向した内
周電極９ａの一部Ａをトリミングすることにより帯域調
整をしたものである。
ルタを提供することを目的とする。 【構成】 誘電体材料から成る柱状の成形体５と、この
成形体５の上、下面を貫通する貫通孔９と、その内周に
設けた内周電極９ａと、前記成形体５の側面と下面に設
けた外周電極５ａとを備え、前記外周電極５ａの一部を
少なくとも１箇所除去するとともに、この除去部６に結
合電極７を形成しており、前記結合電極７に対向した内
周電極９ａの一部Ａをトリミングすることにより帯域調
整をしたものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、通信機器等に使用する
誘電体フィルタに関するものである。
誘電体フィルタに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】以下、従来の誘電体フィルタについて説
明する。図８に示すように、誘電体フィルタは、誘電体
材料からなる成形体１の上面から下面に向けて２つの貫
通孔２が設けられており、成形体１の側面には、入、出
力電極４が設けられている。また、成形体１の外周面に
は外周電極１ａが設けられており、貫通孔２内には内周
電極２ａが設けられている。さらに、貫通孔２間には帯
域調整用のスリット３が設けられている。
明する。図８に示すように、誘電体フィルタは、誘電体
材料からなる成形体１の上面から下面に向けて２つの貫
通孔２が設けられており、成形体１の側面には、入、出
力電極４が設けられている。また、成形体１の外周面に
は外周電極１ａが設けられており、貫通孔２内には内周
電極２ａが設けられている。さらに、貫通孔２間には帯
域調整用のスリット３が設けられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の誘電体フィ
ルタでは、帯域調整をする際は、成形体１の成形前にス
リット３の深さを調整して行わなければならない。つま
り、スリット３の深さは成形体１の成形時で決まり、成
形後、変化させることができず、成形体の成形後は帯域
調整ができないという問題点を有していた。
ルタでは、帯域調整をする際は、成形体１の成形前にス
リット３の深さを調整して行わなければならない。つま
り、スリット３の深さは成形体１の成形時で決まり、成
形後、変化させることができず、成形体の成形後は帯域
調整ができないという問題点を有していた。
【０００４】本発明は上記問題点を解決するものであ
り、成形体の成形後も帯域調整のできる誘電体フィルタ
を提供することを目的としている。
り、成形体の成形後も帯域調整のできる誘電体フィルタ
を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の誘電体フィルタでは、誘電体材料からなる柱
状の成形体と、前記成形体の上、下面を貫通する貫通孔
と、前記貫通孔の内周面を導体で被覆した内周電極と、
前記成形体の側面と上面、あるいは側面と下面とを導体
で被覆した外周電極と、前記成形体の側面に被覆した前
記外周電極の一部を除去して設けた結合電極とからな
り、前記結合電極と対向した前記内周電極の一部を除去
した構成である。
に本発明の誘電体フィルタでは、誘電体材料からなる柱
状の成形体と、前記成形体の上、下面を貫通する貫通孔
と、前記貫通孔の内周面を導体で被覆した内周電極と、
前記成形体の側面と上面、あるいは側面と下面とを導体
で被覆した外周電極と、前記成形体の側面に被覆した前
記外周電極の一部を除去して設けた結合電極とからな
り、前記結合電極と対向した前記内周電極の一部を除去
した構成である。
【０００６】
【作用】上記構成により、成形体の側面に設けた結合電
極と対向した内周電極をトリミングすることにより、成
形体の成形後も帯域調整を行うことができるものであ
る。
極と対向した内周電極をトリミングすることにより、成
形体の成形後も帯域調整を行うことができるものであ
る。
【０００７】
（実施例１）図１に本発明の第１の実施例の誘電体フィ
ルタの斜視図を示す。図１において、５は誘電体材料か
ら成る角柱状もしくは円柱状の成形体で、その上面から
下面に向けて貫通孔９が設けられている。またこの成形
体５の上面以外の部分には外周電極５ａが設けられ、貫
通孔９内には内周電極９ａが設けられ、これらの外周電
極５ａ、内周電極９ａは成形体５の下面にて導通させら
れている。また、外周電極５ａの一部に除去部６を１箇
所設け、その除去部６内に結合電極７を１つ設けてお
り、内周電極９ａと結合電極７は容量結合されており、
結合電極７を入、出力端子とした１段の帯域阻止型の誘
電体フィルタとなる。図２にこの誘電体フィルタの等価
回路を示す。１０は誘電体共振器８の共振部で、１５は
内周電極９ａと結合電極７間の結合容量である。１６は
入、出力端子である。図３に第１の実施例におけるフィ
ルタ波形１７を示す。そして、図１に示すように、結合
電極７に対向した内周電極９ａの一部Ａをトリミングす
ることにより図２に示す結合容量１５を調整することが
でき、フィルタ特性を調整することが可能となる。
ルタの斜視図を示す。図１において、５は誘電体材料か
ら成る角柱状もしくは円柱状の成形体で、その上面から
下面に向けて貫通孔９が設けられている。またこの成形
体５の上面以外の部分には外周電極５ａが設けられ、貫
通孔９内には内周電極９ａが設けられ、これらの外周電
極５ａ、内周電極９ａは成形体５の下面にて導通させら
れている。また、外周電極５ａの一部に除去部６を１箇
所設け、その除去部６内に結合電極７を１つ設けてお
り、内周電極９ａと結合電極７は容量結合されており、
結合電極７を入、出力端子とした１段の帯域阻止型の誘
電体フィルタとなる。図２にこの誘電体フィルタの等価
回路を示す。１０は誘電体共振器８の共振部で、１５は
内周電極９ａと結合電極７間の結合容量である。１６は
入、出力端子である。図３に第１の実施例におけるフィ
ルタ波形１７を示す。そして、図１に示すように、結合
電極７に対向した内周電極９ａの一部Ａをトリミングす
ることにより図２に示す結合容量１５を調整することが
でき、フィルタ特性を調整することが可能となる。
【０００８】また、本実施例では、貫通孔９を形成した
もので説明したが、成形体５の下面から上面近傍まで設
けた非貫通の穴を設けたものでも同様の効果を生じる。
もので説明したが、成形体５の下面から上面近傍まで設
けた非貫通の穴を設けたものでも同様の効果を生じる。
【０００９】（実施例２）図４は本発明の第２の実施例
の誘電体フィルタの斜視図であり、図５はそのフィルタ
を構成する誘電体共振器の斜視図である。図５におい
て、５は誘電体材料から成る角柱状もしくは円柱状の成
形体で、その上面から下面に向けて貫通孔９が設けられ
ている。またこの成形体５の上面以外の部分には外周電
極５ａが設けられ、貫通孔９内には内周電極９ａが設け
られ、これらの外周電極５ａ、内周電極９ａは成形体５
の下面で導通させられている。また、外周電極５ａの一
部に除去部６を２箇所設け、その除去部６内に結合電極
７を２つ設けており、内周電極９ａと結合電極７は容量
結合されている。図４は図５に示した誘電体共振器８を
２個用いたフィルタを示している。２つの誘電体共振器
８ａ，８ｂの一方の結合電極７ａと外周電極５ａがそれ
ぞれ他方の結合電極７ａと外周電極５ａに互いに電気的
に接続されるよう当接させてあり、これによって誘電体
共振器８ａ，８ｂはそれぞれの結合電極７ａを介して結
合されている。また、他方の結合電極７ｂはそれぞれの
誘電体共振器８ａ，８ｂと容量結合され、入、出力端子
の働きをし、全体として２段のフィルタが構成されてい
る。
の誘電体フィルタの斜視図であり、図５はそのフィルタ
を構成する誘電体共振器の斜視図である。図５におい
て、５は誘電体材料から成る角柱状もしくは円柱状の成
形体で、その上面から下面に向けて貫通孔９が設けられ
ている。またこの成形体５の上面以外の部分には外周電
極５ａが設けられ、貫通孔９内には内周電極９ａが設け
られ、これらの外周電極５ａ、内周電極９ａは成形体５
の下面で導通させられている。また、外周電極５ａの一
部に除去部６を２箇所設け、その除去部６内に結合電極
７を２つ設けており、内周電極９ａと結合電極７は容量
結合されている。図４は図５に示した誘電体共振器８を
２個用いたフィルタを示している。２つの誘電体共振器
８ａ，８ｂの一方の結合電極７ａと外周電極５ａがそれ
ぞれ他方の結合電極７ａと外周電極５ａに互いに電気的
に接続されるよう当接させてあり、これによって誘電体
共振器８ａ，８ｂはそれぞれの結合電極７ａを介して結
合されている。また、他方の結合電極７ｂはそれぞれの
誘電体共振器８ａ，８ｂと容量結合され、入、出力端子
の働きをし、全体として２段のフィルタが構成されてい
る。
【００１０】図６にこの誘電体フィルタの等価回路を示
す。図６（ｂ）は図５に示す誘電体フィルタの等価回路
で、１０は誘電体共振器８の共振部で、１１は内周電極
９ａと結合電極７ａ間の結合容量である。１２は入、出
力電極である。図６（ａ）は図４に示す誘電体フィルタ
の等価回路で１０ａ，１０ｂはそれぞれ誘電体共振器８
ａ，８ｂの共振部で、１１ａは内周電極９ａと結合電極
７ａの結合容量、１１ｂは内周電極９ａと結合電極７ｂ
間の結合容量となり、結合電極７ａどうしを当接させる
とそれぞれの結合容量１１ａは直列結合されるため２段
のフィルタが構成される。１２ａ，１２ｂは入、出力電
極である。図７に第２の実施例における誘電体フィルタ
のフィルタ波形１３を示す。そして、図４に示すよう
に、結合電極７ａ、または結合電極７ｂに対向した内周
電極９ａの一部Ａを除去して、トリミングすることによ
り図６（ａ）に示す結合容量１１ａ，１１ｂを調整する
ことができ、フィルタ特性を調整することが可能とな
る。なお、本実施例では誘電体共振器は当接させて接続
したが、基板を用い基板上に構成した配線で、接続して
も同様の効果を生じる。
す。図６（ｂ）は図５に示す誘電体フィルタの等価回路
で、１０は誘電体共振器８の共振部で、１１は内周電極
９ａと結合電極７ａ間の結合容量である。１２は入、出
力電極である。図６（ａ）は図４に示す誘電体フィルタ
の等価回路で１０ａ，１０ｂはそれぞれ誘電体共振器８
ａ，８ｂの共振部で、１１ａは内周電極９ａと結合電極
７ａの結合容量、１１ｂは内周電極９ａと結合電極７ｂ
間の結合容量となり、結合電極７ａどうしを当接させる
とそれぞれの結合容量１１ａは直列結合されるため２段
のフィルタが構成される。１２ａ，１２ｂは入、出力電
極である。図７に第２の実施例における誘電体フィルタ
のフィルタ波形１３を示す。そして、図４に示すよう
に、結合電極７ａ、または結合電極７ｂに対向した内周
電極９ａの一部Ａを除去して、トリミングすることによ
り図６（ａ）に示す結合容量１１ａ，１１ｂを調整する
ことができ、フィルタ特性を調整することが可能とな
る。なお、本実施例では誘電体共振器は当接させて接続
したが、基板を用い基板上に構成した配線で、接続して
も同様の効果を生じる。
【００１１】
【発明の効果】このように本発明によれば、成形体の側
面に設けた結合電極と対向した内周電極の一部を除去し
てトリミングすることにより、成形体の成形後も帯域調
整が行える誘電体フィルタを提供できるものである。
面に設けた結合電極と対向した内周電極の一部を除去し
てトリミングすることにより、成形体の成形後も帯域調
整が行える誘電体フィルタを提供できるものである。
【００１２】また、成形体には上、下面を貫通しない非
貫通孔を設けた誘電体フィルタでも同様の効果を生じる
ものである。
貫通孔を設けた誘電体フィルタでも同様の効果を生じる
ものである。
【００１３】さらに、外周電極を被覆していない成形体
の一面に接合電極を当接すれば、成形体の一面の表面部
分の内周電極をトリミングすれば帯域調整ができるの
で、容易に同様の効果を生じるものである。
の一面に接合電極を当接すれば、成形体の一面の表面部
分の内周電極をトリミングすれば帯域調整ができるの
で、容易に同様の効果を生じるものである。
【００１４】これらの誘電体フィルタは、複数個接続で
きるので、誘電体フィルタの使用目的に応じて、随時組
み合わせることができる。
きるので、誘電体フィルタの使用目的に応じて、随時組
み合わせることができる。
【図１】本発明の第１の実施例における誘電体フィルタ
の斜視図
の斜視図
【図２】同誘電体フィルタの等価回路図
【図３】本発明の第１の実施例の同誘電体フィルタのフ
ィルタ波形図
ィルタ波形図
【図４】本発明の第２の実施例における誘電体フィルタ
の斜視図
の斜視図
【図５】同誘電体フィルタに使用する誘電体共振器の斜
視図
視図
【図６】（ａ）同誘電体フィルタの等価回路図 （ｂ）同誘電体フィルタに使用する誘電体共振器の等価
回路図
回路図
【図７】同誘電体フィルタのフィルタ波形図
【図８】従来の誘電体フィルタの斜視図
５ 成形体 ５ａ 外周電極 ６ 除去部 ７ 結合電極 ８ 誘電体共振器 ９ 貫通孔 ９ａ 内周電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三宅 秀行 京都府綴喜郡田辺町大字大住小字浜55−12 松下日東電器株式会社内
Claims (4)
- 【請求項１】 誘電体材料からなる柱状の成形体と、前
記成形体の上、下面を貫通する貫通孔と、前記貫通孔の
内周面を導体で被覆した内周電極と、前記成形体の側面
と上面、あるいは側面と下面とを導体で被覆した外周電
極と、前記成形体の側面を被覆した前記外周電極の一部
を除去して設けた結合電極とからなり、前記結合電極と
対向した前記内周電極の一部を除去した誘電体フィル
タ。 - 【請求項２】 成形体の上、下面を貫通する貫通孔に代
えて、成形体の上面から下面へ向かって、あるいは下面
から上面へ向かって貫通しない程度に設けた非貫通孔と
した請求項１記載の誘電体フィルタ。 - 【請求項３】 外周電極を被覆していない成形体の一面
に結合電極が当接するように設けた請求項１または請求
項２記載の誘電体フィルタ。 - 【請求項４】 請求項１または請求項２記載の誘電体フ
ィルタを複数個設けるとともに、前記誘電体フィルタの
結合電極を互いに接続して電気的な接続をした多段型の
誘電体フィルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3696994A JPH07249908A (ja) | 1994-03-08 | 1994-03-08 | 誘電体フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3696994A JPH07249908A (ja) | 1994-03-08 | 1994-03-08 | 誘電体フィルタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07249908A true JPH07249908A (ja) | 1995-09-26 |
Family
ID=12484576
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3696994A Pending JPH07249908A (ja) | 1994-03-08 | 1994-03-08 | 誘電体フィルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07249908A (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04103202A (ja) * | 1990-08-22 | 1992-04-06 | Murata Mfg Co Ltd | 誘電体フィルタ |
| JPH05121905A (ja) * | 1991-10-23 | 1993-05-18 | Murata Mfg Co Ltd | 誘電体共振器およびその特性調整方法 |
| JPH0613802A (ja) * | 1992-06-26 | 1994-01-21 | Sanyo Electric Co Ltd | 同軸共振器及びこれを用いた誘電体フィルタ |
-
1994
- 1994-03-08 JP JP3696994A patent/JPH07249908A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04103202A (ja) * | 1990-08-22 | 1992-04-06 | Murata Mfg Co Ltd | 誘電体フィルタ |
| JPH05121905A (ja) * | 1991-10-23 | 1993-05-18 | Murata Mfg Co Ltd | 誘電体共振器およびその特性調整方法 |
| JPH0613802A (ja) * | 1992-06-26 | 1994-01-21 | Sanyo Electric Co Ltd | 同軸共振器及びこれを用いた誘電体フィルタ |
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