JPH07249627A - 半導体集積回路装置の製造方法および半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置の製造方法および半導体集積回路装置

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JPH07249627A
JPH07249627A JP6040042A JP4004294A JPH07249627A JP H07249627 A JPH07249627 A JP H07249627A JP 6040042 A JP6040042 A JP 6040042A JP 4004294 A JP4004294 A JP 4004294A JP H07249627 A JPH07249627 A JP H07249627A
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JP
Japan
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layer wiring
semiconductor integrated
circuit device
integrated circuit
uppermost layer
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Application number
JP6040042A
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English (en)
Inventor
Takashi Ishida
尚 石田
Ken Okuya
謙 奥谷
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/11Manufacturing methods

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  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 バンプ電極を有する半導体集積回路装置の表
面保護膜の信頼性を向上させる。 【構成】 最上層の第3層配線23を被覆する表面保護
膜24上に、下地金属パターン8を介してCCBバンプ
6を設けたチップキャリヤの製造方法であって、第3層
配線23をパターニングする際に、その側面にテーパ部
を形成するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路装置の
製造方法および半導体集積回路装置技術に関し、例えば
フリップチップ方式を用いる半導体集積回路装置の製造
方法および半導体集積回路装置技術に適用して有効な技
術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フリップチップ方式は、半導体チップ
を、その主面に形成されたCCB(Controlled Collaps
e Bonding )バンプを介して所定の配線基板上にフェイ
スダウンボンディングする実装方式である。
【0003】フリップチップ方式を用いる半導体集積回
路装置については、例えば株式会社オーム社、昭和59
年11月30日発行、「LSIハンドブック」P40
9,410に記載がある。
【0004】そのCCBバンプは、例えばPb/Sn等
のような半田からなる半球状の突起電極であり、その下
層に形成されたBLM(Ball Limitting Metalization
)上に形成されている。
【0005】BLMは、例えばクロム(Cr)等のよう
な比較的硬い材料からなる接着層と、銅(Cu)等から
なるバリア層と、金(Au)等からなる酸化防止層とが
下層から順に表面保護膜上に堆積されてなり、表面保護
膜に穿孔された接続孔を通じて下層に形成された断面矩
形状の最上層配線と電気的に接続されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
技術においては、以下の問題があることを本発明者は見
い出した。
【0007】すなわち、従来は最上層配線の断面が矩形
状であったために、最上層配線を被覆する表面保護膜に
おいて、最上層配線の側面近傍を被覆する部分の被覆性
が良好といえず、その部分では、膜の緻密度が低く膜が
弱くなる等、膜質が劣化する結果、その部分にBLM等
の比較的硬い材料の配線が形成されると、そのBLMの
形成時に、そのBLMを構成する金属膜から最上層配線
側面近傍の表面保護膜部分に加わる応力によって、その
表面保護膜部分にクラックが生じる問題があった。
【0008】本発明は上記課題に着目してなされたもの
であり、その目的は、バンプ電極を有する半導体集積回
路装置の表面保護膜の信頼性を向上させることのできる
技術を提供することにある。
【0009】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、明細書の記述および添付図面から明らかにな
るであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0011】すなわち、本発明の半導体集積回路装置の
製造方法は、最上層配線を被覆する表面保護膜上に下地
金属膜を介してバンプ電極を設けた半導体集積回路装置
の製造方法であって、前記最上層配線をパターニングす
る際に、その側面にテーパ部を形成するものである。
【0012】また、本発明の他の半導体集積回路装置の
製造方法は、前記最上層配線をパターニングする際、前
記最上層配線の端部が、その最上層配線の下層の配線に
よって突状に形成された絶縁膜部分の角部近傍に配置さ
れるようにするものである。
【0013】また、本発明の半導体集積回路装置は、最
上層配線を被覆する表面保護膜上に下地金属膜を介して
バンプ電極を設けた半導体集積回路装置であって、前記
最上層配線の側面にテーパ部を設けたものである。
【0014】さらに、本発明の他の半導体集積回路装置
は、前記最上層配線の端部を、最上層配線の下層の配線
によって突状に形成された絶縁膜部分の角部近傍に配置
したものである。
【0015】
【作用】上記した本発明によれば、最上層配線の側面に
テーパ部を形成することにより、最上層配線の側面部を
被覆する表面保護膜部分の被覆性を向上させることがで
きる。このため、その表面保護膜部分の膜厚をある程度
確保することができるとともに、その膜部分が緻密とな
り膜質を良好にすることができるので、その表面保護膜
部分の強度を向上させることが可能となる。
【0016】したがって、その表面保護膜部分に、表面
保護膜上の下地金属膜側から加わった応力によってクラ
ックが生じるのを防止することが可能となる。
【0017】また、上記した本発明によれば、側面にテ
ーパ部を有する最上層配線を、下地絶縁膜の突部の角部
近傍で終端させるようにパターニングすることにより、
最上層配線端部のテーパ部の傾斜角度を小さくすること
ができ、下地絶縁膜の突部の上面と最上層配線の端部の
上面との高さをほぼ一致させることができる。
【0018】このため、最上層配線を被覆する表面保護
膜を平坦にすることができ、最上層配線の平坦部と端部
とで、それを被覆する表面保護膜部分の厚さをほぼ均一
にすることができる。
【0019】したがって、最上層配線の側面部を被覆す
る表面保護膜部分の被覆性をさらに向上させることがで
きるので、その表面保護膜部分の膜厚を充分確保するこ
とができるとともに、その膜部分が緻密となり膜質を良
好にすることができるので、その表面保護膜部分の強度
をさらに向上させることが可能となる。この結果、その
表面保護膜部分にクラックが生じるのを防止する能力を
さらに向上させることが可能となる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
詳細に説明する。
【0021】図1は本発明の一実施例である半導体集積
回路装置の要部断面図、図2および図3は図1の半導体
集積回路装置の要部拡大断面図、図4は図1の半導体集
積回路装置の断面図、図5および図6は本発明の半導体
集積回路装置の製造方法の一例を説明するための製造工
程中における半導体基板の要部断面図、図7は本発明の
半導体集積回路装置の製造方法の他の一例を説明するた
めの製造工程中における半導体基板の要部断面図、図8
は本発明の半導体集積回路装置の製造方法の他の一例を
説明するための製造工程中における半導体基板の要部断
面図、図9および図10は本発明の半導体集積回路装置
の製造方法の一例を説明するための製造工程中における
半導体基板の要部断面図である。
【0022】本実施例の半導体集積回路装置は、例えば
図4に示すチップキャリア1である。チップキャリア1
のパッケージ基板2は、例えばムライト等のようなセラ
ミックからなり、その上下面には、それぞれ電極3a,
3bが形成されている。
【0023】その電極3a,3bは、パッケージ基板2
の内部に形成された内部配線4によって電気的に接続さ
れている。内部配線4は、例えばタングステン等のよう
な高融点金属からなる。
【0024】パッケージ基板2の下面の電極3bには、
CCBバンプ5が接合されている。CCBバンプ5は、
例えば3.5重量%程度の銀(Ag)を含有するスズ(S
n)/Ag合金(融点:220〜250℃程度)からな
る。
【0025】また、パッケージ基板2の上面の電極3a
には、パッケージ基板2の下面側のCCBバンプ5より
も小径のCCBバンプ6が接合されている。CCBバン
プ6は、例えば1〜5重量%程度のSnを含有する鉛
(Pb)/Sn合金(融点:320〜330℃程度)か
らなる。
【0026】CCBバンプ6は、半導体チップ7の主面
上の後述する下地金属パターン8に接合されている。す
なわち、パッケージ基板2の主面上には、半導体チップ
7が下地金属パターン8およびCCBバンプ6を介して
実装されている。
【0027】一方、半導体チップ7は、キャップ9によ
って気密封止されている。キャップ9は、例えばAlN
からなり、封止用半田10aを介してパッケージ基板2
の主面に接合されている。封止用半田10aは、例えば
10重量%程度のSnを含有するPb/Sn合金(融
点:290〜300℃程度)からなる。
【0028】また、半導体チップ7の裏面は、伝熱用半
田10bを介してキャップ9の下面と接合されており、
これにより、回路動作時に半導体チップ7で発生した熱
が伝熱用半田10bを経てキャップ9の表面から放散さ
れる構造となっている。伝熱用半田10bは、例えば封
止用半田10aと同一のPb/Sn合金からなる。
【0029】封止用半田10aと、伝熱用半田10bと
は、金属層11によって接続されている。金属層11
は、封止用半田10aおよび伝熱用半田10bの濡れ性
を良好にするための金属層であり、例えばチタン(T
i)/ニッケル(Ni)/Auの積層金属によって構成
されている。
【0030】次に、上記した半導体チップ7を図1〜図
3によって詳細に説明する。
【0031】図1に示すように、半導体チップ7を構成
する半導体基板12は、支持基板12a上に絶縁層12
bを介して半導体層12cを設けたSOI(Silocon On
Insulator)構造を有している。
【0032】支持基板12aは、半導体基板12の強度
を確保するための基板部であり、例えばシリコン(S
i)単結晶からなる。絶縁層12bは、主として素子分
離部として機能する基板構成部であり、例えば二酸化ケ
イ素(SiO2)からなる。半導体層12cは、半導体集
積回路素子を形成するための活性領域であり、例えばp
形Si単結晶からなる。
【0033】半導体層12cおよびエピタキシャル層1
3において、素子分離部14aおよびフィールド絶縁膜
14bに囲まれた素子形成領域には、例えばバイポーラ
トランジスタ15が形成されている。
【0034】なお、素子分離部14aは、半導体層12
cの主面から絶縁層12bに達する接続孔に、例えばS
iO2 からなる絶縁膜を埋め込むことによって形成され
ている。また、フィールド絶縁膜14bは、例えばSi
2 からなる。フィールド絶縁膜14cは、素子内の電
極間を分離する部分であり、例えばSiO2 からなりフ
ィールド絶縁膜14bと同時に形成されている。
【0035】バイポーラトランジスタ15は、コレクタ
埋込領域15C1 と、コレクタ領域15C2 と、コレク
タ引出し領域15C3 と、ベース領域15Bと、エミッ
タ領域15Eとを有している。
【0036】コレクタ埋込領域15C1 は、半導体層1
2cとエピタキシャル層13との間に形成されており、
例えばn形不純物のアンチモンが導入され構成されてい
る。コレクタ領域15C2 は、コレクタ埋込領域15C
1 上に形成されており、例えばn形不純物のヒ素が導入
され構成されている。
【0037】また、コレクタ引出し領域15C3 は、フ
ィールド絶縁膜14b,14cによって囲まれたエピタ
キシャル層13に形成されており、例えばn形不純物の
リンが導入され構成されている。コレクタ引出し領域1
5C3 は、第1層配線16aと電気的に接続されてい
る。
【0038】ベース領域15Bは、コレクタ領域15C
2 の上部に形成されており、中央の真性ベース領域15
B1 と、その周囲のグラフトベース領域15B2 とを有
している。ベース領域15Bは、例えばp形不純物のホ
ウ素が導入され構成されている。
【0039】グラフトベース領域15B2 は、ベース引
出し用電極17の一端と電気的に接続されている。ベー
ス引出し用電極17の他端は、第1層配線16bと電気
的に接続されている。
【0040】エミッタ領域15Eは、ベース領域15B
の上部に形成されており、例えばn形不純物のヒ素が導
入され構成されている。エミッタ領域15Eは、エミッ
タ引出し用電極18と電気的に接続されている。エミッ
タ引出し用電極18は、例えばn形不純物のヒ素または
リンを含有するポリシリコンからなり、第1層配線16
cと電気的に接続されている。
【0041】上記した第1層配線16a〜16cは、例
えばタングステン膜、アルミニウム(Al)膜およびタ
ングステン膜が下層から順に堆積されてなり、第1層目
の配線形成工程で同時に形成されている。
【0042】ここで第1層配線16a〜16cの最下層
のタングステン膜は、例えばスパッタリング処理とCV
D処理との連続処理で形成され、下地絶縁膜に対して良
好な接着性を維持し、かつ、高いアスペクトを有するコ
ンタクト孔に対して良好な被着性を有している。
【0043】また、そのタングステン膜の上層のAl膜
は、例えば純AlまたはAlにSiもしくはCuあるい
は両者を添加してなるAl合金からなり、配線抵抗を下
げることを目的として用いられている。なお、AlにC
uを添加している理由の1つとして、Cuがマイグレー
ションを低減する作用を有するからである。
【0044】さらに、その最上層のタングステン膜は、
反射防止膜としての作用を有している。なお、絶縁膜1
9a,19bは、例えばSiO2 からなる。
【0045】第1層配線16a〜16cは、層間絶縁膜
20a〜20cによって被覆されている。層間絶縁膜2
0a〜20cは、例えばSiO2 からなる。ここで、層
間絶縁膜20aは、例えばCVD法によって形成されて
いる。また、その上の層間絶縁膜20bは、層間絶縁膜
20a上に、例えばSiO2 からなる絶縁膜を塗布法に
より堆積した後、その絶縁膜を、層間絶縁膜20aの窪
みの部分にのみに残るようにエッチバックすることによ
り形成されている。また、層間絶縁膜20cは、層間耐
圧を確保する等の機能を有する膜であり、例えばCVD
法によって形成されている。
【0046】層間絶縁膜20c上には、第2層配線21
a,21bが形成されている。第2層配線21a,21
bも、例えば第1層配線16a〜16cと同じ金属膜が
積層されて構成されている。そして、その各金属膜の機
能も第1層配線16a〜16cと同じである。
【0047】第2層配線21aは、層間絶縁膜20a,
20cに穿孔された接続孔22aを通して第1層配線1
6aと電気的に接続されている。この接続孔22aは垂
直に加工されている。接続孔22aは、例えばタングス
テン選択CVD法等によって形成されたタングステンに
よって埋め込まれている。なお、第2層配線21a,2
1bは、第2層目の配線形成工程時に同時に形成されて
いる。
【0048】第2層配線21a,21bは、層間絶縁膜
20dによって被覆されている。この層間絶縁膜20d
は、例えばCVD法によって形成されたSiO2 からな
り、第2層配線21a,21bに対して、良好な被着性
を有している。
【0049】層間絶縁膜20dの上面には、例えばAl
またはAl合金からなる第3層配線(最上層配線)23
が形成されている。ここで、本実施例においては、その
第3層配線23の側面部にテーパ部が形成されている。
【0050】これにより、第3層配線23を被覆する表
面保護膜24において、第3層配線23の側面部を被覆
する部分の被覆性を向上させることができるようになっ
ている。すなわち、表面保護膜24において、第3層配
線23の側面部を被覆する膜部分が緻密となり膜質を良
好にすることができるので、その表面保護膜24の被覆
部分の強度を向上させることが可能となっている。
【0051】また、第3層配線23の端部が下地の層間
絶縁膜20dにおける突状部20d1 の角部近傍に配置
されている。
【0052】これにより、図2に示すように、第3層配
線23の端部のテーパ部の傾斜角度θを小さくすること
ができ、その端部の上面と、下地の層間絶縁膜20dの
突部20d1 の上面との面位をほぼ一致させることがで
きるので、第3層配線23を被覆する表面保護膜24を
平坦に、しかもその厚さを、第3層配線23の平坦部と
端部とでほぼ均一にすることができるようになってい
る。
【0053】したがって、第3層配線23の端部を下地
の層間絶縁膜20dにおける突状部20d1 の角部近傍
に配置しない場合に比べて、第3層配線23の側面部を
被覆する表面保護膜24部分の被覆性をさらに向上させ
ることができるので、その表面保護膜24部分の強度を
さらに向上させることが可能となる。
【0054】第3層配線23の端部のテーパ部の傾斜角
度θは、例えば30度から60度が表面保護膜24の被
覆性を高め強度を向上させる上において良好である。本
実施例においては、その傾斜角度θが、例えば45度に
設定されている。
【0055】第3層配線23は、表面保護膜24によっ
て被覆されている。表面保護膜24は、第1の絶縁膜2
4aと、第2の絶縁膜24bとが下層から順に堆積され
て構成されている。第1の絶縁膜24aは、例えば窒化
シリコン(Si3 4)からなる。また、第2の絶縁膜2
4bは、例えばSiO2 からなる。いずれの絶縁膜24
a,24bも、例えばプラズマCVD法によって形成さ
れている。
【0056】ここで、本実施例においては、表面保護膜
24の平坦性が良好になっているので、表面保護膜24
上の下地金属パターン8の平坦性も良好となり、マイグ
レーション耐性等を向上させることができるので、半導
体集積回路装置の信頼性を向上させることが可能となっ
ている。
【0057】表面保護膜24の上面には、下地金属パタ
ーン8が形成され、さらに、その上層には上記したCC
Bバンプ6が形成されている。
【0058】下地金属パターン8は、図3に示すよう
に、第1の金属膜8aと、第2の金属膜8bと、第3の
金属膜8cとが下層から順に堆積されて構成されてい
る。第1の金属膜8aは、例えばCrからなる。第2の
金属膜8bは、例えばCuからなる。第3の金属膜8c
は、例えばAuからなる。なお、下地金属パターン8
は、図示しない接続孔を通じて第3層配線23と電気的
に接続されている。
【0059】次に、本実施例の半導体集積回路装置の製
造方法のいくつかの例を図5〜図10によって説明す
る。
【0060】第1の方法を図5および図6によって説明
する。
【0061】まず、図5に示すように、例えばAlまた
はAl合金からなる第3層配線形成用の導体膜23a
を、例えばスパッタリング法を用いて層間絶縁膜20d
上に堆積した後、その導体膜23a上に、第3層配線形
成用のフォトレジストパターン(マスクパターン)25
を通常のフォトリソグラフィ技術によって形成する。
【0062】この際、フォトレジストパターン25の側
面の位置が、第2層配線21bの端部に位置されるよう
にフォトレジストパターン25を形成する。
【0063】続いて、本実施例においては、導体膜23
aを、フォトレジストパターン25をエッチングマスク
として、例えばウエットエッチング法によってパターニ
ングすることにより、図6に示すように、第3層配線2
3を形成する。
【0064】この際、導体膜23aのエッチング現象が
等方的に進行するため、フォトレジストパターン25の
端部の下方の導体膜23a部分もエッチング除去され
る。
【0065】このため、第3層配線23の端部のテーパ
部の傾斜角度を小さくすることができ、下地の層間絶縁
膜20dの突状部20d1 の上面と、第3層配線23の
端部の上面との高さとをほぼ一致させることができるの
で、その部分の平坦性を確保することができるようにな
っている。
【0066】次いで、第2の方法を図5および図7によ
って説明する。
【0067】まず、上記したのと同様に、図5に示すよ
うに、導体膜23a上に、第3層配線形成用のフォトレ
ジストパターン25を通常のフォトリソグラフィ技術に
よって形成する。この際、本実施例においては、導体膜
23aとフォトレジストパターン25との接着性を低下
させておく。
【0068】続いて、導体膜23aを、そのフォトレジ
ストパターン25をエッチングマスクとして、例えばド
ライエッチング法によってパターニングすることによ
り、図7に示すように、第3層配線23を形成する。こ
の際、本実施例においては、導体膜23aとフォトレジ
ストパターン25との接着性を低下させてあるので、エ
ッチング現象が導体膜23aとフォトレジストパターン
25との接着界面部分でも進行することになり、フォト
レジストパターン25の端部の下方の導体膜23a部分
もエッチング除去される。
【0069】このため、第3層配線23の端部のテーパ
部の傾斜角度を小さくすることができ、下地の層間絶縁
膜20dの突状部20d1 の上面と、第3層配線23の
端部の上面との高さとをほぼ一致させることができるの
で、その部分の平坦性を確保することができるようにな
っている。
【0070】次いで、第3の方法を図5および図8によ
って説明する。
【0071】まず、上記したのと同様に、図5に示すよ
うに、導体膜23a上に、第3層配線形成用のフォトレ
ジストパターン25を通常のフォトリソグラフィ技術に
よって形成する。この際、本実施例においては、フォト
レジストパターン25の材料として導体膜23aとのエ
ッチング選択比が小さい材料を用いる。
【0072】続いて、導体膜23aを、そのフォトレジ
ストパターン25をエッチングマスクとして、例えばド
ライエッチング法によってパターニングすることによ
り、図8に示すように、第3層配線23を形成する。こ
の際、本実施例においては、導体膜23aとフォトレジ
ストパターン25との選択比が小さいので、フォトレジ
ストパターン25もエッチングされる結果、フォトレジ
ストパターン25の端部の下方の導体膜23a部分も若
干エッチング除去される。
【0073】このため、第3層配線23の端部のテーパ
部の傾斜角度を小さくすることができ、下地の層間絶縁
膜20dの突状部20d1 の上面と、第3層配線23の
端部の上面との高さとをほぼ一致させることができるの
で、その部分の平坦性を確保することができるようにな
っている。
【0074】次いで、第4の方法を図5、図9および図
10によって説明する。
【0075】まず、上記したのと同様に、図5に示すよ
うに、導体膜23a上に、第3層配線形成用の通常のフ
ォトレジストパターン25を通常のフォトリソグラフィ
技術によって形成する。
【0076】続いて、導体膜23aを、そのフォトレジ
ストパターン25をエッチングマスクとして、例えばド
ライエッチング法によってパターニングすることによ
り、図9に示すように、第3層配線23を形成する。
【0077】その後、フォトレジストパターン25を除
去した後、フォトレジストパターン25を用いないで第
3層配線23を軽くエッチングすることにより、図10
に示すように、第3層配線23の端部におけるテーパ部
の傾斜を小さくする。これにより、第3層配線23の平
坦性を確保することができるようになっている。
【0078】このように、本実施例によれば、以下の効
果を得ることが可能となる。
【0079】(1).最上層の第3層配線23の側面にテー
パ部を形成することにより、第3層配線23の側面部を
被覆する表面保護膜24部分の被覆性を向上させること
ができるので、その表面保護膜24部分の強度を向上さ
せることが可能となる。このため、その表面保護膜24
部分に、表面保護膜24上の下地金属パターン8側から
加わった応力によってクラックが生じるのを防止するこ
とが可能となる。
【0080】(2).上記(1) により、半導体集積回路装置
の信頼性および歩留りを向上させることが可能となる。
【0081】(3).側面にテーパ部を有する第3層配線2
3を、下地の層間絶縁膜20dの突状部20d1 の角部
近傍で終端させるようにパターニングすることにより、
第3層配線23端部のテーパ部の傾斜角度θを小さくす
ることができ、下地の層間絶縁膜20dの突状部20d
1 の上面と、第3層配線23の端部の上面との高さをほ
ぼ一致させることができるので、第3層配線23を被覆
する表面保護膜24を平坦に、しかもその厚さを、第3
層配線23の平坦部と端部とでほぼ均一にすることがで
きる。したがって、第3層配線23の側面部を被覆する
表面保護膜24部分の被覆性をさらに向上させることが
できるので、その表面保護膜24部分の強度をさらに向
上させることが可能となる。
【0082】(4).上記(2) により、その表面保護膜24
部分にクラックが生じるのを防止する能力を向上させる
ことができるので、半導体集積回路装置の信頼性および
歩留りをさらに向上させることが可能となる。
【0083】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0084】例えば前記実施例においては、下地金属パ
ターンの第2の金属膜を、例えばCuとした場合につい
て説明したが、これに限定されるものではなく種々変更
可能であり、例えばモリブデン(Mo)、パラジウム
(Pd)、ニッケル(Ni)またはプラチナ(Pt)で
も良い。
【0085】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるCCB
バンプを用いたチップキャリヤに適用した場合について
説明したが、これに限定されず種々適用可能であり、例
えばテープ状のフィルムに繰り返し形成された導体リー
ドと、半導体チップ上のバンプ電極の対応する部分とを
重ね合わせ接合するTAB(Tape Automated Bonding)
方式を用いる半導体集積回路装置等のような他の半導体
集積回路装置に適用することも可能である。この場合、
バンプ電極が接合される下地金属パターンは、例えばT
i膜、Ni膜およびAu膜を下層から順に堆積すること
によって形成されている。
【0086】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0087】(1).本発明によれば、最上層配線の側面に
テーパ部を形成することにより、最上層配線の側面部を
被覆する表面保護膜部分の被覆性を向上させることがで
きるので、その表面保護膜部分の強度を向上させること
が可能となる。このため、その表面保護膜部分に、表面
保護膜上の下地金属膜側から加わった応力によってクラ
ックが生じるのを防止することが可能となる。したがっ
て、半導体集積回路装置の信頼性および歩留りを向上さ
せることが可能となる。
【0088】(2).また、本発明によれば、側面にテーパ
部を有する最上層配線を、下地絶縁膜の突部の角部近傍
で終端させるようにパターニングすることにより、最上
層配線端部のテーパ部の傾斜角度を小さくすることがで
き、下地絶縁膜の突部の上面と最上層配線の端部の上面
との高さをほぼ一致させることができるので、最上層配
線を被覆する表面保護膜を平坦に、しかもその厚さを、
最上層配線の平坦部と端部とでほぼ均一にすることがで
きる。
【0089】したがって、最上層配線の側面部を被覆す
る表面保護膜部分の被覆性をさらに向上させることがで
きるので、その表面保護膜部分の強度をさらに向上させ
ることが可能となる。この結果、その表面保護膜部分に
クラックが生じるのを防止する能力をさらに向上させる
ことができるので、半導体集積回路装置の信頼性および
歩留りをさらに向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である半導体集積回路装置の
要部断面図である。
【図2】図1の半導体集積回路装置の要部拡大断面図で
ある。
【図3】図1の半導体集積回路装置の要部拡大断面図で
ある。
【図4】図1の半導体集積回路装置の断面図である。
【図5】本発明の半導体集積回路装置の製造方法の一例
を説明するための製造工程中における半導体基板の要部
断面図である。
【図6】本発明の半導体集積回路装置の製造方法の一例
を説明するための製造工程中における半導体基板の要部
断面図である。
【図7】本発明の半導体集積回路装置の製造方法の他の
一例を説明するための製造工程中における半導体基板の
要部断面図である。
【図8】本発明の半導体集積回路装置の製造方法の他の
一例を説明するための製造工程中における半導体基板の
要部断面図である。
【図9】本発明の半導体集積回路装置の製造方法の一例
を説明するための製造工程中における半導体基板の要部
断面図である。
【図10】本発明の半導体集積回路装置の製造方法の一
例を説明するための製造工程中における半導体基板の要
部断面図である。
【符号の説明】
1 チップキャリア(半導体集積回路装置) 2 パッケージ基板 3a,3b 電極 4 内部配線 5 CCBバンプ 6 CCBバンプ(バンプ電極) 7 半導体チップ 8 下地金属パターン(下地金属膜) 8a 第1の金属膜 8b 第2の金属膜 8c 第3の金属膜 9 キャップ 10a 封止用半田 10b 伝熱用半田 11 金属層 12 半導体基板 12a 支持基板 12b 絶縁層 12c 半導体層 13 エピタキシャル層 14a 素子分離部 14b,14c フィールド絶縁膜 15 バイポーラトランジスタ 15C1 コレクタ埋込領域 15C2 コレクタ領域 15C3 コレクタ引出し領域 15B ベース領域 15B1 真性ベース領域 15B2 グラフトベース領域 15E エミッタ領域 16a〜16c 第1層配線 17 ベース引出し用電極 18 エミッタ引出し用電極 19a,19b 絶縁膜 20a〜20d 層間絶縁膜 20d1 突状部 21a,21b 第2層配線 22a 接続孔 23 第3層配線(最上層配線) 23a 導体膜 24 表面保護膜 24a 第1の絶縁膜 24b 第2の絶縁膜 25 フォトレジストパターン(マスクパターン) θ 傾斜角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 23/12 L Q

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最上層配線を被覆する表面保護膜上に下
    地金属膜を介してバンプ電極を設けた半導体集積回路装
    置の製造方法であって、前記最上層配線をパターニング
    する際に、その側面にテーパ部を形成することを特徴と
    する半導体集積回路装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記最上層配線をパターニングする際、
    前記最上層配線の端部が、その最上層配線の下層の配線
    によって突状に形成された絶縁膜部分の角部近傍に配置
    されるようにすることを特徴とする請求項1記載の半導
    体集積回路装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記最上層配線をウエットエッチング法
    によってパターニングすることにより、側面にテーパ部
    を有する最上層配線を形成することを特徴とする請求項
    1または2記載の半導体集積回路装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記最上層配線をパターニングする際
    に、前記最上層配線を形成するための導体膜上に接着性
    を弱くした状態でマスクパターンを形成した後、前記マ
    スクパターンをエッチングマスクとして、前記導体膜を
    ドライエッチング法によってパターニングすることによ
    り、側面にテーパ部を有する最上層配線を形成すること
    を特徴とする請求項1または2記載の半導体集積回路装
    置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記最上層配線をパターニングする際
    に、前記最上層配線を形成するための導体膜上にその導
    体膜とのエッチング選択比の小さいマスクパターンを形
    成した後、前記マスクパターンをエッチングマスクとし
    て、前記導体膜をエッチング法によってパターニングす
    ることにより、側面にテーパ部を有する最上層配線を形
    成することを特徴とする請求項1または2記載の半導体
    集積回路装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記表面保護膜を、窒化ケイ素からなる
    第1の絶縁膜と、二酸化ケイ素からなる第2の絶縁膜と
    を下層から順にプラズマCVD法によって堆積すること
    によって形成することを特徴とする請求項1〜5のいず
    れか一項に記載の半導体集積回路装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 最上層配線を被覆する表面保護膜上に下
    地金属膜を介してバンプ電極を設けた半導体集積回路装
    置であって、前記最上層配線の側面にテーパ部を設けた
    ことを特徴とする半導体集積回路装置。
  8. 【請求項8】 前記最上層配線の端部を、最上層配線の
    下層の配線によって突状に形成された絶縁膜部分の角部
    近傍に配置したことを特徴とする請求項7記載の半導体
    集積回路装置。
  9. 【請求項9】 前記バンプ電極がCCBバンプであり、
    前記下地金属膜がクロムからなる第1の金属膜と、銅か
    らなる第2の金属膜と、金からなる第3の金属膜とを下
    層から順に堆積して構成されていることを特徴とする請
    求項7または8記載の半導体集積回路装置。
JP6040042A 1994-03-10 1994-03-10 半導体集積回路装置の製造方法および半導体集積回路装置 Pending JPH07249627A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998011605A1 (fr) * 1995-06-19 1998-03-19 Ibiden Co., Ltd. Carte de circuit permettant le montage de pieces electroniques
CN100433305C (zh) * 1996-09-12 2008-11-12 揖斐电株式会社 电路部件搭载用基板

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WO1998011605A1 (fr) * 1995-06-19 1998-03-19 Ibiden Co., Ltd. Carte de circuit permettant le montage de pieces electroniques
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