JPH0724940Y2 - モータ用回路構造体 - Google Patents

モータ用回路構造体

Info

Publication number
JPH0724940Y2
JPH0724940Y2 JP1987183151U JP18315187U JPH0724940Y2 JP H0724940 Y2 JPH0724940 Y2 JP H0724940Y2 JP 1987183151 U JP1987183151 U JP 1987183151U JP 18315187 U JP18315187 U JP 18315187U JP H0724940 Y2 JPH0724940 Y2 JP H0724940Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
insulating layer
base material
circuit structure
bracket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987183151U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0190276U (ja
Inventor
肇 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec America Corp
Original Assignee
Nidec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Corp filed Critical Nidec Corp
Priority to JP1987183151U priority Critical patent/JPH0724940Y2/ja
Publication of JPH0190276U publication Critical patent/JPH0190276U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0724940Y2 publication Critical patent/JPH0724940Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Brushless Motors (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はモータ用回路構造体に関する。
〔従来の技術とその問題点〕
一般に、第6図に示す様に、円筒部aを有するブラケッ
トbと、該ブラケットbの円筒部aに枢支される枢支軸
cと、該枢支軸cに固着されると共にロータマグネット
dが固着されたロータホルダeと、円筒部aに外嵌され
るステータfと、を備えたスピンドルモータでは、ブラ
ケットbのフランジ部gに、モータ用回路構造体hが設
けられている。そして、ロータ位置検出器iにてロータ
マグネットdの位置を検出し、そして、該検出器iから
の第9図Iに示す様な回転位置検出信号に基づいてステ
ータfのコイルjへの通電が切換制御されこのモータは
回転する。
しかして、このモータ用回路構造体hは、第5図に示す
様に、ブラケットbのフランジ部gに、ケイ素鋼板等の
金属からなるシールド板部kを介してプリント基板lが
付設されてなる。また、このプリント基板lは、非金属
体の基板mと、該基板mの表て面に形成される回路部n
と、からなる。つまり、フランジ部gとシールド板部k
とは電気的に接続され、該シールド板部kと回路部nと
絶縁されていることになる。
しかしながら、フランジ部gに外部から電磁気的ノイズ
が加えられれば、通常、基材mの厚さ寸法は80μm程度
であるので、該基材mを介してロータ位置検出回路を構
成する回路部nにそのノイズが波及し、第9図IIに示す
様に信号波形に影響を及ぼす。
すなわち、ノイズの発生には、電磁気的誘導障害と静電
的誘導障害とがあり、電磁気的には、磁束の過渡的変
化、即ち位置検出器iのスイッチングによる磁束の微分
波形の誘導パルス(第7図II参照)が第7図Iに示す励
磁電流に波及し、静電的には、基材mを介して対向する
異電位の電気回路間に生ずる静電結合による微分波形の
誘導パルス(第8図II参照)が第8図Iに示す励磁電流
に波及して、第9図IIに示す様に、信号波形に影響を及
ぼすのである。
そこで、本考案では、従来のこのような問題点を解消し
て、ブラケットに外部から電磁気的ノイズが発生した場
合もモータを常に滑からに回転させるモータ用回路構造
体を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案のモータ用回路構造体は、モータブラケットのフ
ランジ部に取付けられるモータ用回路構造体であって、
非金属基材の少なくとも表て面に電気回路部が形成され
てなるプリント基板の裏面側に、上記モータブラケット
のフランジ部と上記プリント基板との間に介装される絶
縁層を配置し、かつ、該絶縁層と上記基材との間に、接
地される介装層を介装し、該介装層に磁性材を用いたも
のである。
〔作用〕
モータブラケットのフランジ部とプリント基板との間に
設けられた、絶縁層と磁性材による介装層とにより、電
磁気的誘導パルスによるノズルの透過を防止して、プリ
ント基板の表て側である電気回路部へ影響を与えない。
そして電磁的誘導パルスにより、介装層に作用するうず
電流等の誘導電流は、接地されている介装層にて地絡さ
れる。また絶縁層により、上記誘導電流はフランジ部側
へ導通することがない。
また、介装層は、プリント基板の裏面側の非金属基材側
に設けられると共に、介装層は、フランジ部に絶縁層を
介して設けられている。しかも介装層は接地されてい
る。これにより、プリント基板の電気回路部と介装層と
の間、またフランジ部と介装層との間、は異電位による
静電的結合が生成されない。従って静電的誘導パルスに
よるノイズがこれらを透過してプリント基板の電気回路
部へ影響を与えない。
上記により、ブラケットに外部からこれら電磁気的ノイ
ズが発生しても、モータを常に滑らかに回転させること
ができる。
〔実施例〕
以下、実施例を示す図面に基づいて本考案を詳説する。
第2図は本考案に係るモータ用回路構造体1を使用した
スピンドルモータを示し、このモータは、略中央に円筒
部2を有するブラケット3と、該円筒部2に回転軸4を
介して回転自在に枢支されるロータホルダ5と、該ロー
タホルダ5の外周壁6に固着されるロータマグネット7
と、円筒部2に外嵌されるステータ8と、上記回転軸4
に固着されるハブ9と、を備えている。なおロータマグ
ネット7とロータホルダ5とでもってロータ13が形成さ
れる。
具体的には、回転軸4は軸受10,10を介してブラケット
3の円筒部2に回転自在に枢支され、該回転軸4は一端
11にロータホルダ5が固着され、他端12にハブ9が固着
されている。つまり、ロータ13とハブ9とは、ブラケッ
ト3のフランジ部14を介して反対位置に形成されること
になる。また、ステータ8は薄板状のステータラミネー
ションが複数枚重合積層されてその複数本のティースが
ロータマグネット7の内周面に近接対峙するステータ本
体16と、該ステータ本体16のティースに巻設されるコイ
ル17と、からなる。そして、上記モータ用回路構造体1
がブラケット3のフランジ部14の裏面29に取付けられ、
また、この構造体1にはロータ位置検出器18が付設され
ている。
しかして、このモータは、モータ用回路構造体1のロー
タ位置検出器18にて、ロータマグネット7の位置を検出
し、そして、検出器からの回転位置検出信号に基づいて
ステータ8のコイル17への通電は切換制御され、ロータ
13が回転してハブ9が回転する。
また、このモータ用回路構造体1は、第1図に示す様
に、プリント基板19と、該プリント基板19とブラケット
3のフランジ部14との間に介装される絶縁層20と、から
なり、該絶縁層20がフランジ部14に取付けられる。そし
て、プリント基板19は、ガラス、エポキシ樹脂等の非金
属からなる非金属基材21の表て面22及び裏面30に電気回
路部24,24aが形成されてなる。即ち、プリント基板19の
裏面23側に絶縁層20が配設されたことになる。また絶縁
層20は絶縁紙からなり、電気回路部24a,24は銅箔からな
り、絶縁層20と基材21との間の介装層33(つまり、この
場合は電気回路部24a)がグランドラインとされる。電
気回路部24aと電気回路部24とは該電気回路部24の一番
電源に近いところにて電気的に接続されている。なお、
この回路構造体1は、高周波向きであって、実施例で
は、絶縁層20である絶縁紙の厚さ寸法は75μmとされ、
電気回路部24,24aを形成する銅箔の厚さ寸法は35μmと
され、基材21の厚さ寸法は0.5mmとされる。
従って、上述の如く構成されたモータ用回路構造体1を
使用すれば、フランジ部14とプリント基板19とは、絶縁
層20により絶縁されると共に、絶縁層20と基材21との間
の電気回路部24aが接地されているので、フランジ部14
に外部から電磁気的ノイズが乗った場合も、そのノイズ
が電気回路的にグランドへ吸収される。従って、表て面
の電気回路24に対する誘導も阻止されると共に、検出器
18からの検出信号も、第3図に示す様に、ノイズ波形
(グラフII)には影響されることなくグラフIに示す波
形となり、ステータ8のコイル17への通電の切換制御が
確実に行なわれ、このモータは常に滑らかに回転する。
次に、第4図は他の実施例を示し、この場合のモータ用
回路構造体1は、低周波向きであって、基材21の表て面
22に電気回路部24が形成されてなるプリント基板19と、
該基材21の裏面30(つまり、プリント基板19の裏面23)
に配置されるシールド板26と、該シールド板26の裏面に
配設される絶縁層20と、からなる。つまり、この場合
も、フランジ部14とプリント基板19との間に絶縁層20が
介装されることになる。
しかして、シールド板26は、ケイ素鋼板等の磁性材料か
らなり、該シールド板26がグランドラインとされる。つ
まり、この場合、シールド板26が介装層33とされる。な
お、この実施例では、シールド板26の厚さ寸法は0.35mm
とされ、他の部材の厚さ寸法は上述の実施例と同一寸法
とされている。
また、シールド板26と電気回路部24とは導体からなる連
結具27にて連結されている。即ち、シールド板26と基材
21と電気回路部24とに夫々挿通孔31,28,32を貫設し、該
挿通孔31,28,32に連結具27を挿通して、該連結具27の両
端を膨出状とする。
従って、このように構成された回路構造体1において
は、シールド板26が磁気シールドとノイズ吸収効果を兼
ねることになる。
なお、本考案は、図示の実施例に限定されず、本考案の
要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であり、例えば、
第1図に示す構造体1において、ブラケット部14と絶縁
層20との間にシールド板26を介装するような構造とする
も自由であり、また、各実施例において、シールド板2
6、回路部24、及び基材21の夫々の厚さ寸法は勿論自由
である。
〔考案の効果〕
本考案のモータ用回路構造体は、ブラケット3のフラン
ジ部14に外部からの電磁気的ノイズが乗った場合も、そ
のノイズは電気回路的にグランドへ吸収され、電気回路
24及び検出器18からの検出信号は、何ら影響されず、ス
テータ8のコイル7への通電の切換制御が確実に行なわ
れ、この構造体1が使用されるモータは常に滑らかに回
転することになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部拡大断面図、第2
図は使用状態を示す断面図、第3図は検出信号波形図、
第4図は他の実施例の要部拡大断面図である。第5図は
従来例の要部拡大断面図、第6図はその使用状態を示す
断面図、第7図と第8図は電磁気的ノイズを説明するた
めのグラフ図、第9図は検出信号波形である。 3…モータブラケット、14…フランジ部、19…プリント
基板、20…絶縁層、21…非金属基材、22…表て面、23…
裏面、24…電気回路部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータブラケット3のフランジ部14に取付
    けられるモータ用回路構造体であって、 非金属基材21の少なくとも表て面22に電気回路部24が形
    成されてなるプリント基板19の裏面23側に、上記モータ
    ブラケット3のフランジ部14と上記プリント基板19との
    間に介装される絶縁層20を配設し、かつ、該絶縁層20と
    上記基材21との間に、接地される介装層33を介装し、該
    介装層33に磁性材を用いた、ことを特徴とするモータ用
    回路構造体。
JP1987183151U 1987-11-30 1987-11-30 モータ用回路構造体 Expired - Lifetime JPH0724940Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987183151U JPH0724940Y2 (ja) 1987-11-30 1987-11-30 モータ用回路構造体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987183151U JPH0724940Y2 (ja) 1987-11-30 1987-11-30 モータ用回路構造体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0190276U JPH0190276U (ja) 1989-06-14
JPH0724940Y2 true JPH0724940Y2 (ja) 1995-06-05

Family

ID=31474583

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987183151U Expired - Lifetime JPH0724940Y2 (ja) 1987-11-30 1987-11-30 モータ用回路構造体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0724940Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0135575Y2 (ja) * 1984-11-28 1989-10-30
JPH028541Y2 (ja) * 1985-03-08 1990-02-28

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0190276U (ja) 1989-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4302692A (en) Rotational speed signal sensor
JPH06105522A (ja) ブラシレスモータ
JPS6052660B2 (ja) 回転速度信号検出器
JP6439572B2 (ja) 電子制御装置および駆動装置
JPH05207717A (ja) ブラシレスモータ
JP2013009573A (ja) モータ
JPH0724940Y2 (ja) モータ用回路構造体
JP2002090177A (ja) 無接点型変位検出装置
JPS60106344A (ja) 小型モ−タ
JPH01315244A (ja) アキシャルフラックス型ブラシレスモータ
JPH0452065B2 (ja)
JPH0419984Y2 (ja)
JP3214913B2 (ja) ラジアル型アウターロータ方式ブラシレスモータ
JPH0445423Y2 (ja)
JPH0678506A (ja) ラジアル型アウターロータ方式ブラシレスモータ
JP4798484B2 (ja) ギャップワインディングモータ
JP2017216862A (ja) 制御装置一体型回転電機
KR900000100B1 (ko) 브러시레스 모우터
JP2973214B2 (ja) モータ
JPH0424784Y2 (ja)
JPH0715336Y2 (ja) ブラシレスモータ
JP3118053B2 (ja) 周波数発電機を有する直流モータ
JPS5947943B2 (ja) 回転速度信号検出器
JP2546101Y2 (ja) ブラシレス直流電動機
JP2572760Y2 (ja) 回転ヨーク型偏平ブラシレスモータ