JP2017216862A - 制御装置一体型回転電機 - Google Patents

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洋 稲村
友樹 鈴木
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友樹 鈴木
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Yoshihiro Asano
喜大 浅野
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Isao Mawatari
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Abstract

【課題】回転電機からの磁束の影響による検出精度の低下が抑えられた回転角センサを備えた制御装置一体型回転電機を提供すること。【解決手段】本発明の制御装置一体型回転電機1は、固定子100と回転子101とを備えた回転電機10と、インバータ回路112を制御する制御回路116と回転子101の回転位置を検出する回転位置検出素子119とを備えた制御装置11と、を有し、制御装置11は、制御回路を実装する第1基板111と、回転位置検出素子119を実装する第2基板118とを、有し、第1基板111が回転位置検出素子119より、回転子101の軸方向で回転電機10側である軸方向前側に距離を隔てて設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、回転電機を制御する制御装置を一体に備えた制御装置一体型回転電機に関する。
従来、回転電機と、制御装置とを備えた制御装置一体型回転電機がある。
制御装置一体型回転電機は、回転電機と、制御装置(インバータアッセンブリとも称する)と、を備えている。制御装置は、パワーモジュールと、ヒートシンクと、接続ターミナルと、バスバーと、絶縁体とを備えている。パワーモジュールは、熱伝導性及び絶縁性を有する接着剤を介してヒートシンクに接着されている。接続ターミナル及びバスバーは、内壁部、外壁部及び平壁部を有し、ケース部材を構成する絶縁体にインサート成形されている。絶縁体は、接着剤を介してヒートシンクに接着され、絶縁体とヒートシンクによって構成される凹部にパワーモジュールが収容されている。パワーモジュールの端子は、接続ターミナル及びバスバーに接続されている。絶縁体とヒートシンクによって形成される凹部には、絶縁性を有する充填材が充填されている。
制御装置一体型回転電機では、特許文献1に記載のように、回転電機の制御のための回転角度センサを設け、回転子の回転を検知している。
特許文献1には、モータ(回転電機)のシャフトの端部に回転角度センサの被検出部を設け、シャフトの回転軸と同軸上の位置に回転角度センサの検出部であるセンサ部を設けた電装駆動装置であって、回転角度センサの被検出部は、突部を有し磁性を有するレゾルバ回転子で構成され、回転角度センサのセンサ部は、レゾルバ回転子の外周に設けられるレゾルバ固定子鉄心と、このレゾルバ固定子鉄心に巻回される励磁巻線と出力巻線で構成されるコイル、およびコイルと制御基板とを電気的に接続する接続部材とで構成され、センサ部のレゾルバ固定子鉄心をヒートシンクに設けられた凹部に配設すると共に、ヒートシンクおよび制御基板の配置は、モータのシャフトの回転軸に垂直な面に沿った配置とした電装駆動装置(制御装置一体型回転電機)を開示している。
従来の電装駆動装置(制御装置一体型回転電機)によると、制御基板と回転角度のセンサ部を別々に構成することで制御基板の実装面積を拡大できる。また、軸受けとシャフト端の回転角度センサの被検出部との間の距離が小さくなるため、振れが小さくなり、その結果、回転角度検出の精度が向上し、モータの振動騒音を低減できるという効果が得られる。
特開2015−202049号公報
しかしながら、従来の制御装置一体型回転電機では、回転電機の回転を検出するセンサ部及び被検出部が回転電機に近接した位置に配置されており、回転電機の磁束の影響を受け、検出精度が低下するという問題があった。
また、従来の制御装置一体型回転電機では、センサ部が制御基板に接続部材で接続・固定されている。パワーモジュール等が配されることから、制御基板が大きくなっていた。制御基板の大型化は、制御基板自身の変形(例えば、反り)が生じやすくなる。制御基板に変形が生じると、制御基板に固定したセンサ部の位置にズレが生じる。この結果、回転角度検出の精度の低下が生じる。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、回転電機からの磁束の影響による検出精度の低下が抑えられた回転角センサを備えた制御装置一体型回転電機を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の制御装置一体型回転電機は、電機子巻線を有する固定子と、界磁巻線を有する回転子と、を備えた回転電機と、電機子巻線に電力を供給するインバータ回路を制御する制御回路と、回転子の回転位置を検出する回転位置検出素子と、を備えた制御装置と、を有する制御装置一体型回転電機であって、制御装置は、制御回路を実装する第1基板と、回転位置検出素子を実装する第2基板とを、有し、第1基板は、回転位置検出素子より、回転子の軸方向で回転電機側である軸方向前側で距離を隔てて設けられている。
この構成では、回転位置検出素子が第1基板よりも軸方向後側に、距離を隔てて設けられており、回転位置検出素子が第1基板より回転電機からの距離が離れた位置に配置される。そうすると、回転電機からの距離が長くなり、回転電機が発する磁束の影響を低減できる。その結果、本発明の制御装置一体型回転電機は、回転位置検出素子が回転電機からの磁束の影響を受けることを抑えられる。
また、本発明の制御装置一体型回転電機は、制御回路を実装する第1基板と、回転位置検出素子を実装する第2基板とを有している。この構成によると、回転位置検出素子は、制御回路を実装する第1基板に実装されない。制御回路を実装する第1基板は、大きな基板であり、実装した制御回路も発熱量の大きな素子を搭載しており、第1基板自身の変形が生じやすい。大きな第1基板は組み付け時にも変形が生じやすい。回転位置検出素子が第2基板に実装することで、第1基板に変形が生じても、第2基板に実装した回転位置検出素子がその影響を受けない。その結果、回転位置検出素子の検出精度の低下が抑えられる。
請求項2に記載の制御装置一体型回転電機は、制御装置が、インバータ回路を構成するスイッチング素子モジュールと、スイッチング素子モジュールに接続するバスバーと、を有し、スイッチング素子モジュールとバスバーとの接続部が、スイッチング素子モジュールより軸方向前側の位置に設けられている。
この構成によると、接続部(及びバスバー)と回転位置検出素子との距離が長くなる。そして、接続部(及びバスバー)を流れる電流に起因する磁束が発生しても、この長い距離により回転位置検出素子が受ける磁束の影響を低減できる。
請求項3に記載の制御装置一体型回転電機は、制御装置が、インバータ回路を構成するスイッチング素子モジュールと、スイッチング素子モジュールの熱を放熱するヒートシンクと、を有し、回転位置検出素子は、回転子の径方向で軸心側である径方向内側の位置に設けられている。
この構成によると、回転位置検出素子がヒートシンクより軸心側に位置しており、ヒートシンクに当たる冷却風が回転位置検出素子にも当たるようになり、回転位置検出素子(及び第2基板)が冷却される。
請求項4に記載の制御装置一体型回転電機は、制御装置が、インバータ回路を構成するスイッチング素子モジュールと、スイッチング素子モジュールの熱を放熱するヒートシンクと、を有し、回転位置検出素子は、軸方向後端部よりも軸方向前側の位置に設けられている。
この構成によると、回転位置検出素子がヒートシンクの軸方向後端部より回転電機側に位置しており、制御装置(及び制御装置一体型回転電機)の軸方向長さが長くなることを抑えられる。
請求項5に記載の制御装置一体型回転電機は、第2基板が、第1基板より小さい。
この構成によると、回転位置検出素子が実装する第2基板が第1基板より小さいことから、第2基板自身が変形(反り)を生じることが抑えられる。なお、第2基板が第1基板より小さいとは、軸方向から見た投影面積が小さいことが好ましい。
請求項6に記載の制御装置一体型回転電機は、回転位置検出素子が、磁気式の回転角センサである。
この構成によると、回転位置検出素子を小型化できる。
請求項7に記載の制御装置一体型回転電機は、制御装置は、第1基板と第2基板の少なくとも一方が樹脂で被覆されている。
この構成によると、熱抵抗を低下させ、放熱性を向上させることができる。
請求項8に記載の制御装置一体型回転電機は、制御装置は、回転位置検出素子の軸方向後端後側に配置された磁性部材を備える。
この構成によると、磁性部材内を磁束が流れることで、磁性部材の軸方向前方側に位置する回転位置検出素子を通過する磁束(詳しくは、回転位置検出素子が検出する磁束)の乱れが抑制される。このため、検出精度の低下を抑えられる。
また、制御装置一体型回転電機の外部のノイズ源が電磁ノイズを発生しても、ノイズ源と回転位置検出素子との間に磁性部材が位置するため電磁ノイズが遮蔽され、回転位置検出素子の検出精度の低下を抑えられる。
請求項9に記載の制御装置一体型回転電機は、制御装置は、回転電機の軸方向後端との間に第1基板及び第2基板を収容するケースを有し、磁性部材は、ケースに固定される。
この構成によると、磁性部材を簡単に固定できる。
請求項10に記載の制御装置一体型回転電機は、磁性部材が、第1基板、第2基板の少なくとも一方に固定される。
この構成によると、磁性部材を回転位置検出素子に対してより近接した位置に固定でき、回転電機から磁性部材に向かって流れる磁束が乱れることをより抑えられる。
請求項11に記載の制御装置一体型回転電機は、制御装置は、第2基板と回転電機との間に配置された磁気遮蔽部材を備える。
この構成によると、回転電機から第2基板に向かって流れる電磁ノイズを遮蔽でき、回転位置検出素子の検出精度の低下を抑えられる。
請求項12に記載の制御装置一体型回転電機は、電機子巻線を有する固定子と、界磁巻線を有する回転子と、を備えた回転電機と、電機子巻線に電力を供給するインバータ回路を制御する制御回路と、回転子の回転位置を検出する回転位置検出素子と、を備えた制御装置と、を有する制御装置一体型回転電機であって、回転位置検出素子の軸方向後端後側に配置された磁性部材を備える。
この構成によると、磁束は、回転電機から回転位置検出素子を透過し、軸方向後端後側に配置された磁性部材に流れる。回転電機と磁性部材との間に位置する回転位置検出素子を透過する磁束は、その流れの向きが一定となり、磁束の乱れが抑制される。すなわち、回転位置検出素子が検出する磁束の乱れが抑制される。この結果、回転位置検出素子の検出精度の低下が抑えられる。
請求項13に記載の制御装置一体型回転電機は、磁性部材が、制御装置を収容するケースの外表面に設けられる。
この構成によると、磁性部材を自由に設けることができ、磁束の乱れがより抑制できる。ハウジングの内部は、制御回路等の各種の部材が存在する。このため、ハウジングの内部に磁性部材を設ける場合には、これら他の部材との干渉を抑える必要がある。一方、ハウジングの外表面に設ける場合には、このような干渉が生じにくい。すなわち、磁性部材の形状や設置位置の自由度が高く、回転位置検出素子を透過する磁束を制御しやすくなる。つまり、磁束の乱れがより抑制できる。加えて、ハウジングの外表面には、磁性部材を簡単に設置できる。
請求項14に記載の制御装置一体型回転電機は、磁性部材が、回転電機と制御装置の少なくとも一方に固定される。
この構成によると、磁束の乱れがより抑制できる。磁性部材を回転電機と制御装置の少なくとも一方に固定することで、磁性部材のズレが生じなくなる。その結果、回転電機と磁性部材の位置(相対位置)が固定され、回転位置検出素子を透過する磁束の乱れが生じなくなる。
請求項15に記載の制御装置一体型回転電機は、磁性部材が、ケーブルを固定するケーブル固定部を有する。
この構成によると、新たな部材を追加することなく、制御装置一体型回転電機にケーブルを固定できる。ケーブルを固定することで、ケーブルの断線やケーブルが接続するコネクタの外れが抑えられる。ケーブルとは、電力線や通信線などの線状の部材である。
第1実施形態の制御装置一体型回転電機の軸方向断面図である。 ケースの蓋部を外した状態における制御装置での第1及び第2配線基板の構成を模式的に示す平面図である。 バスバーの接続部を説明するための制御装置一体型回転電機の軸方向部分断面図である。 第2実施形態の制御装置一体型回転電機の軸方向部分断面図である。 第3実施形態の制御装置一体型回転電機の軸方向後側を示す斜視図である。 第3実施形態の制御装置一体型回転電機の軸方向後側を示す平面図である。 第3実施形態の回転電機の回転軸の回転位置検出用磁石の磁束を示す図である。 第3実施形態の回転電機の回転軸の回転位置検出用磁石の乱れた磁束を示す図である。 第3実施形態の磁性部材を配した状態における回転軸の回転位置検出用磁石の磁束を示す図である。 第3実施形態の変形形態1での制御装置一体型回転電機の軸方向後側を示す平面図である。 第3実施形態の変形形態1での制御装置一体型回転電機の軸方向後側を示す平面図である。
以下、実施形態を用いて本発明をより詳しく説明する。実施形態では、本発明に係る制御装置一体型回転電機を、車両に搭載される制御装置一体型回転電機に適用した例を示す。
[第1実施形態]
図1〜図3を参照して本実施形態の制御装置一体型回転電機の構成について説明する。
本形態の制御装置一体型回転電機1は、図1に示したように、車両に搭載され、バッテリから電力が供給されることで、車両を駆動するための駆動力を発生する装置である。また、車両のエンジンから駆動力が供給されることで、バッテリを充電するための電力を発生する装置でもある。制御装置一体型回転電機1は、回転電機10と、制御装置11とを備えている。
なお、本形態において、軸方向とは回転電機10の回転子101の回転軸心が伸びる方向である軸方向(及びそれに平行な方向)を示す。図1に示したように、軸方向の前後方向の前方とは軸方向で制御装置11から回転電機10に向かう方向を示し、軸方向の前後方向の後方とは軸方向で回転電機10から制御装置11に向かう方向を示す。径方向とは回転子101の径方向を示す。径方向とは、軸方向に垂直な方向でもある。
(回転電機)
回転電機10は、電力が供給されることで、車両を駆動するための駆動力を発生する機器である。また、エンジンから駆動力が供給されることで、バッテリを充電するための電力を発生する機器でもある。回転電機10は、固定子100と、回転子101と、ハウジング104と、回転位置検出用磁石105とを備えている。
固定子100は、磁路の一部を構成するとともに、電力が供給されることで磁束を発生する部材である。具体的には、交流が供給されることで磁束を発生する部材である。また、回転子101の発生する磁束と鎖交することで交流を発生する部材でもある。固定子100は、固定子コア100aと、電機子巻線100bとを備えている。
固定子コア100aは、磁路の一部を構成するとともに、電機子巻線100bを保持する磁性材からなる円環状の部材である。図示は省略されているが、固定子コア100aは、電機子巻線100bを収容する複数のスロットを備えている。
電機子巻線100bは、交流が供給されことで磁束を発生する部材である。また、回転子101の発生する磁束と鎖交することで交流を発生する部材でもある。電機子巻線100bは、2組のY結線された3相巻線によって構成されている。電機子巻線100bは、固定子コア100aのスロットに収容され保持されている。
回転子101は、磁路の一部を構成するとともに、電力が供給されることで磁束を発生する部材である。具体的には、直流が供給されることで磁束を発生する部材である。回転子101は、電機子巻線100bの発生した磁束と鎖交することで回転力を発生する。また、車両のエンジンから供給される駆動力によって回転することで、発生した磁束が電機子巻線100bと鎖交し、電機子巻線が100b交流を発生する。回転子101は、回転子コア101aと、界磁巻線101bと、ファン101cと、回転軸102とを備えている。
回転子コア101aは、磁路の一部を構成するとともに、界磁巻線101bを保持する磁性材からなる部材である。いわゆるランデル型ポールコアである。回転子コア101aは、界磁巻線101bを収容する円環状の中空部101dを備えている。また、回転軸102が挿通した状態で固定される貫通孔部101eを備えている。
界磁巻線101bは、直流が供給されることで磁束を発生し、回転子コア101aの外周面に磁極を形成する部材である。界磁巻線101bは、回転子コア101aに形成されている円環状の中空部に収容され保持されている。
ファン101cは、回転子コア101aに設けられ、回転子コア101aとともに回転することで制御装置一体型回転電機1の外部の空気を回転電機10内部及び制御装置11内部に流通させる部材である。ファン101cは、回転子コア101aの前端面及び後端面にそれぞれ設けられている。
回転子101は、回転子コア101aの外周面を、固定子コア100aの内周面と所定間隔を隔てて対向させた状態で設けられている。
回転軸102は、回転子コア101aに固定されるとともにハウジング104に回転可能に支持され、回転子コア101aとともに回転する円柱状の部材である。回転軸102は、回転子コア101aの貫通孔部101eに挿通した状態で、軸方向中央部が回転子コア101aに固定されている。回転軸102は、スリップリング102aを備えている。
スリップリング102aは、界磁巻線101bに直流を供給する金属からなる円筒状の部材である。スリップリング102aは、回転軸102の後端部の外周面に絶縁部材102bを介して固定され、配線部材を介して界磁巻線101bに接続されている。
ハウジング104は、固定子100及び回転子101の回転子コア101aの軸方向両端部を覆うとともに、回転軸102を回転可能に支持する部材である。また、制御装置11が固定される部材でもある。ハウジング104は、フロントハウジング104aと、リヤハウジング104bとを備えている。
フロントハウジング104aは、固定子100及び回転子101の回転子コア101aの軸方向前端部を覆うとともに、回転軸102の前側を回転可能に支持する部材である。フロントハウジング104aは、底部104cと、周壁部104dとを備えている。底部104cと周壁部104dにはそれぞれ貫通孔が形成されている。フロントハウジング104aは、固定子100及び回転子101の回転子コア101aの軸方向前端部を覆うように、周壁部104dが固定子コア100aの前端部に固定されている。また、回転軸102の前端部を前方に突出させた状態で、軸受104eを介して回転軸102の前側を回転可能に支持している。
リヤハウジング104bは、固定子100及び回転子101の回転子コア101aの軸方向後端部を覆うとともに、回転軸102の後側を回転可能に支持する部材である。また、制御装置11が固定される部材でもある。リヤハウジング104bは、底部104fと、周壁部104gと備えている。底部104f及び周壁部104gには貫通孔部がそれぞれ形成されている。リヤハウジング104bは、固定子100及び回転子101の回転子コア101aの軸方向後端部を覆うように、周壁部104gが固定子コア100aの後端部に固定されている。また、回転軸102の後端部を後方に突出させた状態で、軸受104hを介して回転軸102の後側を回転可能に支持している。
回転位置検出用磁石105は、回転子101の回転位置(あるいは、回転角度)を検出するための磁界を発生する部材である。回転位置検出用磁石105は、磁石ホルダに保持又は収容された状態で、回転軸102の軸方向後端部に固定されている。
(制御装置)
制御装置11は、回転電機10に駆動力を発生させるために、バッテリから回転電機10に供給される電力を制御する装置である。また、バッテリを充電するために、回転電機10の発生した電力を変換してバッテリに供給する装置でもある。
制御装置11は、図1、図2及び図3に示すように、ケース110と、第1配線基板111と、インバータ回路112と、界磁回路114と、ブラシ115と、制御回路116と、インバータ用バスバー117と、第2配線基板118と、回転位置検出素子119と、磁性部材120と、磁気遮蔽部材121とを備えている。
ケース110は、リヤハウジング104bの軸方向後端部に設けられ、第1配線基板111、インバータ回路112、界磁回路114、ブラシ115、制御回路116、第2配線基板118及び回転位置検出素子119を収容する樹脂からなる箱状の部材である。また、インバータ用バスバー117及びその他の配線用のバスバーを固定する部材でもある。ケース110は、本体部110aと、蓋部110bとを備えている。
本体部110aは、インバータ回路112、界磁回路114及び制御回路116を固定するとともに、ブラシ115を径方向に移動可能に保持する部材である。また、インバータ用バスバー117及びその他の配線用のバスバーを固定する部材でもある。本体部110aは、中央部に貫通孔部110cを備えている。本体部110aは、リヤハウジング104bの軸方向後端部に固定されている。径方向とは、回転電機10の回転軸心と直交する面に沿った方向であって、回転軸心に近接−離反する方向である。
蓋部110bは、本体部110aの後側を覆う部材である。蓋部110bは、底部110dと、周壁部110eとを備えている。周壁部110eのうち、後述するヒートシンク113のフィン部113bと対向する部分には開口部110fが形成されている。
第1配線基板111は、インバータ回路112、界磁回路114及び制御回路116を実装する基板である。これらの回路112,114,116の間を配線するための板状の内部配線基板でもある。第1配線基板111は、表面及び内層に配線パターンが形成されている。第1配線基板111は、第1基板に相当する。
第1配線基板111は、U字状を有する。第1配線基板111は、距離を隔ててブラシホルダー部110hを囲むようにケース110内に収容・固定されている。インバータ回路112より軸方向前側の位置にリヤハウジング104b及びインバータ回路112と距離を隔てて設けられている。第1配線基板111は、その表面が樹脂110gで被覆されている。インバータ回路112及び制御回路116も、ケース110内において樹脂110gで封止されている。
インバータ回路112は、電機子巻線100bに交流を供給する回路である。また、電機子巻線100bから供給される交流を直流に変換する回路でもある。インバータ回路112は、3個のスイッチング素子モジュール112aを備えている。インバータ回路112は、ケース110内に収容され、リヤハウジング104bと距離を隔てて設けられている。
電機子巻線100bが2組の3相巻線によって構成されているため、インバータ回路112は、2組の3相インバータによって構成されている。3相インバータが6個のインバータ用スイッチング素子によって構成されるため、インバータ回路112は、12個のインバータ用スイッチング素子によって構成されている。
スイッチング素子モジュール112aは、インバータ回路112を構成するインバータ用スイッチング素子112bのうち、4個のインバータ用スイッチング素子が一体化された素子である。
ヒートシンク113は、スイッチング素子モジュール112aごとに設けられ、スイッチング素子モジュール112a内のインバータ用スイッチング素子112bで発生した熱を放熱する金属からなる部材である。ヒートシンク113は、本体部113aと、フィン部113bとを備えている。
本体部113aは、矩形板状の部位である。フィン部113bは、本体部113aの一面側に所定間隔を空けて複数形成される薄板状の部位である。
ヒートシンク113は、リヤハウジング104bと距離を隔てた位置に、本体部113aの他面を回転電機側に露出させるとともに、フィン部113bを反回転電機側に露出させた状態で、ケース110の本体部110aにインサート成形されている。スイッチング素子モジュール112aは、ヒートシンク113の回転電機側でヒートシンク113に接触している。つまり、ヒートシンク113は、インバータ用スイッチング素子112bの反回転電機側でインバータ用スイッチング素子112bに接触している。スイッチング素子モジュール112a及びヒートシンク113は、周方向に距離を隔てて隣接して配置されている。
インバータ回路112は、第1配線基板111に実装するためのインバータ用バスバー117に接続する。インバータ用バスバー117は、インバータ回路112に接続する配線に用いられる金属からなる部材である。インバータ用バスバー117は、インバータ回路112と接続する接続部117aを露出させた状態でケース110の本体部110aにインサート成形されている。インバータ用バスバー117の接続部117aは、フィン部113bの径方向内側で、軸方向の前方側に伸びた状態でケース110の本体部110aにインサート成形されている。
インバータ回路112は、スイッチング素子モジュール112aを電機子巻線100bに配線する金属からなる電機子巻線用バスバー(図示せず)にも接続する。電機子巻線用バスバーと電機子巻線100bの接合部も、インバータ用バスバー117の接続部117aと同様に、周方向に隣接したスイッチング素子モジュール112a及びヒートシンク113の間で、第1配線基板111より軸方向前方側になるように設けられている。
界磁回路114は、界磁巻線101bに直流を供給する回路である。界磁回路114は、界磁用スイッチング素子114aを備えている。界磁用スイッチング素子114aは、第1配線基板111に接触させた状態で設けられている。
ブラシ115は、界磁回路114から界磁巻線101bにスリップリング102aを介して直流を供給する部材である。ブラシ115は、ケース110内に収容されている。具体的には、本体部110aの中央部に設けられたブラシホルダー部110hに保持されている。そして、リヤハウジング104b、インバータ回路112及び制御回路116と距離を隔てて設けられている。
制御回路116は、インバータ回路112及び界磁回路114を制御する回路である。制御回路116は、制御回路を構成する電子部品を備える。
第2配線基板118は、回転位置検出用磁石105の発生した磁界から回転子101の回転位置を検出する回転位置検出素子119を実装する基板である。第2配線基板118は、回転位置検出素子119、及び回転位置検出素子119が回転位置(あるいは回転角度)を検出するための回路を実装する。第2配線基板118は、回転位置検出素子119を配線するための板状の内部配線基板でもある。第2配線基板118は、表面及び内層に配線パターンが形成されている。第2配線基板118は、第2基板に相当する。
第2配線基板118は、図1に示したように、軸方向に垂直な方向に沿って広がる状態でケース110内に収容されている。第2配線基板118は、軸方向前方側の表面に回転位置検出素子119が実装されている。回転位置検出素子119は、回転位置検出用磁石105の軸方向後方側に、小間隔を隔てた状態で設けられている。
第2配線基板118は、図2に示したように、径方向に延びる略帯状を有する。一方の端部(図2では、径方向内方側の端部)は、回転位置検出素子119が実装する。他方の端部(図2では、径方向外方側の端部)は、その幅が、一方の端部の幅より短く形成されている。第2配線基板118は、その長手方向が、第1配線基板111のU字状の開口から軸心の中空部に沿うように一方の端部が挿入した状態で組み付けられる。第2配線基板118は、一方の端部に実装した回転位置検出素子119が回転位置検出用磁石105の軸方向後方側に位置する状態で組み付けられる。
第2配線基板118は、第1配線基板111よりも面積が小さい。第2配線基板118も、その表面を樹脂110gで被覆するように、ケース110内で樹脂110gにより封止されている。
第2配線基板118及びそれに実装する回転位置検出素子119は、図3に示したように、ヒートシンク113の軸方向後方側の端面より、軸方向で前方側に配置されている。回転位置検出素子119は、ヒートシンク113の軸方向前方側の端面より、軸方向で後方側に配置されている。換言すると、回転位置検出素子119は、ヒートシンク113が回転軸を中心に周方向に回転したときに、区画される軸芯部の空間内に配置されている。
回転位置検出素子119は、回転位置検出用磁石105の発生した磁界(磁束)を検出する素子(センサ)であり、具体的には磁気センサ(磁気角度センサ)である。
磁性部材120は、磁性材料よりなる板状の部材である。本形態では、磁性材料として軟磁性材料が用いられ、具体的には鉄系金属である鉄が用いられる。磁性部材120は、第2配線基板118より面積が大きな板状の部材である。磁性部材120は、第2配線基板118(及びそれに実装する回転位置検出素子119)の軸方向後方側で間隔を隔てた位置(すなわち、回転位置検出素子119の軸方向後端より後側)に、第2配線基板118の広がる方向と平行に広がる状態で設けられている。磁性部材120は、ケース110の蓋部110bに固定されている。
磁気遮蔽部材121は、磁性部材120と同様に磁性材料よりなる板状の部材である。磁気遮蔽部材121は、第1配線基板111の軸方向後端より前側で間隔を隔てた位置に、第1配線基板111の広がる方向と平行に広がる状態で設けられている。本形態では、磁気遮蔽部材121は、回転電機10のリヤハウジング104bの軸方向後端部に設けられている。ケース110の蓋部110bに固定されている。
(制御装置一体型回転電機の動作)
本形態の制御装置一体型回転電機1の動作について説明する。
まず、車両を駆動するための駆動力を発生する際の動作について説明する。
車両のイグニッションスイッチがオン状態になると、インバータ用バスバー117等を介してインバータ回路112のスイッチング素子モジュール112aに直流が供給される。また、その他の配線用のバスバー及び第1配線基板111を介して、界磁回路114及び制御回路116に直流が供給される。
直流が供給されることで、界磁回路114及び制御回路116は動作を開始する。制御回路116は、外部から入力される指令等に基づいて、インバータ回路112及び界磁回路114を制御する。界磁回路114は、制御回路116によって制御され、ブラシ115及びスリップリング102aを介して界磁巻線101bに直流を供給する。インバータ回路112は、制御回路116によって制御され、インバータ用バスバー117等を介して供給された直流を交流に変換し、電機子巻線用バスバー等を介して電機子巻線100bに供給する。その結果、回転電機10は、車両を駆動するため駆動力を発生する。
回転電機10が駆動力を発生した状態は、回転子101及び回転軸102が回転した状態である。この状態では、回転軸102の軸方向後端部に固定された回転位置検出用磁石105も回転し、回転位置検出用磁石105近傍の磁束を変化させる。この磁束の変化を回転位置検出素子119が検出し、回転子101及び回転軸102の回転状態を検知する。得られた回転状態は、制御回路116で制御装置一体型回転電機1の回転の制御に利用される。
次に、バッテリを充電するための電力を発生する際の動作について説明する。
エンジンから駆動力が供給されることで、電機子巻線100bは交流を発生する。制御回路116は、スイッチング素子モジュール112aのインバータ用スイッチング素子112bのスイッチングを停止させる。インバータ用スイッチング素子112bに形成されているダイオードによって、電機子巻線100bから電機子巻線用バスバー等を介して供給される交流を直流に変換し、バッテリに供給する。その結果、バッテリは、回転電機10の発生した電力によって充電される。なお、インバータ用スイッチング素子を、回転位置検出素子から得られた回転角度に基づきスイッチングし、固定子巻線が発生させた交流を直流に変換しても良い。
エンジンからの駆動力による回転子101及び回転軸102の回転を検知することで、インバータ用スイッチング素子112bのスイッチングを停止させることができる。
(本形態の効果)
本実施形態の制御装置一体型回転電機の効果について説明する。
本形態の制御装置一体型回転電機1は、電機子巻線を有する固定子と、界磁巻線を有する回転子と、を備えた回転電機10と、電機子巻線に電力を供給するインバータ回路を制御する制御回路と、回転子の回転位置を検出する回転位置検出素子119と、を備えた制御装置11と、を有する制御装置一体型回転電機1であって、制御装置11は、制御回路を実装する第1配線基板111と、回転位置検出素子119を実装する第2配線基板118とを、有し、第1配線基板111は、回転位置検出素子119より、回転子の軸方向で回転電機側である軸方向前側に距離を隔てて設けられている。
本形態の制御装置一体型回転電機1では、回転位置検出素子119が第1配線基板111よりも軸方向後側に、距離を隔てて設けられている。回転位置検出素子119と回転電機10の距離が長くなり、回転電機10が発する磁束が回転位置検出素子119に届きにくくなり、回転電機10が発する磁束が回転位置検出素子119に影響を及ぼすことを抑えることができる。その結果、本形態の制御装置一体型回転電機1は、回転位置検出素子119が回転電機10の発生する磁束の影響を受けることが抑えられる。
また、本形態の制御装置一体型回転電機1は、制御回路を実装する第1配線基板111と、回転位置検出素子119を実装する第2配線基板118とを有している。この構成によると、回転位置検出素子119は、制御回路を実装する第1配線基板111に実装されない。制御回路を実装する第1配線基板111は、第2配線基板118より大きな基板であり、実装した制御回路も発熱量の大きな素子を搭載している。このため、発生した熱により第1配線基板111自身に変形が生じやすい。また、第1配線基板111は面積も大きく組み付け時にも変形が生じやすい。本形態のように回転位置検出素子119が第2配線基板118に固定することで、第1配線基板111に変形が生じても、第2配線基板118に固定した回転位置検出素子119が変形の影響を受けない。結果、回転位置検出素子119の検出精度の低下が抑えられる。
本形態の制御装置一体型回転電機1は、制御装置11が、インバータ回路を構成するスイッチング素子モジュールと、スイッチング素子モジュールに接続するバスバーと、を有し、スイッチング素子モジュールとバスバーとの接続部が、第1配線基板111より軸方向前側の位置に設けられている。
本形態によれば、接続部(及びバスバー)と回転位置検出素子119との距離が長くなる。そして、接続部(及びバスバー)を流れる電流に起因する磁束が発生しても、この長い距離により磁束密度が減少し、回転位置検出素子119が受ける磁束の影響を低減できる。
本形態の制御装置一体型回転電機1は、制御装置11が、インバータ回路を構成するスイッチング素子モジュールと、スイッチング素子モジュールの熱を放熱するヒートシンクと、を有し、回転位置検出素子119が、回転子101の径方向でヒートシンクより軸心側である径方向内側の位置に設けられている。
本形態によれば、回転位置検出素子119がヒートシンクより軸心側に位置しており、ヒートシンクに当たる冷却風(第1の冷媒流通路を流れる空気)が回転位置検出素子119にも当たるようになり、回転位置検出素子119(及び第2配線基板118)が冷却される。
より詳しくは、本形態の制御装置一体型回転電機1は、回転子101が回転すると、ファン101cによって空気の流れが発生する。この空気を冷媒として制御装置11を冷却することができる。そして、制御装置一体型回転電機1は、ケース110やリヤハウジング104bに区画される冷媒通路を備えている。
この冷媒流通路は、蓋部110bの開口部110fからヒートシンク113に空気を流通させるとともに、ヒートシンク113を流通した空気を、リヤハウジング104b内を通ってリヤハウジング104b外に流通させる。この冷媒流通路を流れる空気により、回転位置検出素子119(及び第2基板)が冷却される。
なお、本形態の制御装置一体型回転電機1は、この冷媒流通路以外の冷媒流通路を備える。例えば、別の冷媒流通路としては、制御回路116とリヤハウジング104bの間に空気を流通させるとともに、制御回路116とリヤハウジング104bの間を流通した冷媒を、リヤハウジング104b内を通ってリヤハウジング104b外に流通させる。
本形態の制御装置一体型回転電機1において、制御装置11が、インバータ回路を構成するスイッチング素子モジュールと、スイッチング素子モジュールの熱を放熱するヒートシンクと、を有し、回転位置検出素子119は、ヒートシンクの軸方向後端部よりも軸方向前側の位置に設けられているものとなっている。
本形態によれば、回転位置検出素子119がヒートシンクの軸方向後端部より回転電機側に位置しており、制御装置11(及び制御装置一体型回転電機1)の軸方向長さが長くなることを抑えられる。
本形態の制御装置一体型回転電機1は、第2配線基板118が、第1配線基板111より小さい。
本形態によれば、回転位置検出素子119が実装する第2配線基板118が第1配線基板111より小さい(例えば、表面積や軸方向から見た投影面積が小さい)ことから、第2配線基板118自身が第1配線基板111のような変形(反り)を生じることが抑えられる。
本形態の制御装置一体型回転電機1において、回転位置検出素子119が、磁気式の回転角センサである。本形態によれば、回転位置検出素子119を小型化できる。
更に、第2配線基板118が小さくなると、第2配線基板118自身の熱容量も小さくなる。そうすると、第1配線基板111のスイッチング素子モジュールの熱が第2配線基板118に伝達しても、小さな熱容量により、第2配線基板118の過剰な変形が抑えられる。すなわち、回転位置検出素子119のズレが過剰になることが抑えられる。
本形態の制御装置一体型回転電機1は、制御装置が、第1配線基板111と第2配線基板118の少なくとも一方が樹脂で被覆されている。
本形態によれば、熱抵抗を低下させ、放熱性を向上させることができる。
本形態の制御装置一体型回転電機1において、制御装置11が、回転位置検出素子119の軸方向後端後側に配置された磁性部材120を備える。
本形態によれば、磁性部材120を磁束が流れる。磁性部材120内を磁束が流れると、磁性部材120の軸方向前方側に位置する回転位置検出素子119を通過する磁束(詳しくは、回転位置検出素子119が検出する磁束)の乱れが抑制される。このため、検出精度の低下を抑えられる。磁性部材120が配置されていない場合では、制御装置11(又は制御装置一体型回転電機1)の近傍に別の磁性体が配置されている場合(例えば、制御装置一体型回転電機1の周辺に配されるワイヤハーネス)、回転位置検出素子119を通過する磁束(詳しくは、回転位置検出素子119が検出する磁束)は、磁性体内を流れる。つまり、別の磁性体が存在することで、回転位置検出素子119が検出する磁束)に乱れが生じる。つまり、回転位置検出素子119の検出精度が低下する。
このように、磁性部材120を備えることで、回転位置検出素子119を通過する磁束(詳しくは、回転位置検出素子119が検出する磁束)の乱れを抑えることができ、検出精度の低下が抑えられる。
さらに、制御装置一体型回転電機1の外部の部材(ノイズ源)が電磁ノイズを発生しても、ノイズ源と回転位置検出素子119との間に磁性部材120が位置することから、電磁ノイズが遮蔽され、回転位置検出素子119が電磁ノイズの影響を受けることが抑えられる。
本形態の制御装置一体型回転電機1において、制御装置11が、回転電機10の軸方向後端との間に第1配線基板111及び第2配線基板118を収容するケース110を有し、磁性部材120は、ケース110に固定されるものとなっている。
本形態によれば、磁性部材120を簡単に固定できる。
本形態の制御装置一体型回転電機1において、制御装置が、第2配線基板118と回転電機10との間に配置された磁気遮蔽部材121を備えるものとなっている。本形態によると、磁気遮蔽部材121が回転電機10から軸方向後方側(第2配線基板118)に向かって流れる電磁ノイズを遮蔽する。回転電機10が発する電磁ノイズが、回転位置検出素子119の検出結果に影響を与えることが抑えられ、検出精度の低下を抑えられる。
[実施形態2]
本形態は、磁性部材120が第2配線基板118に固定されたこと以外は、実施形態1と同様な構成の制御装置一体型回転電機1である。
本形態は、図4に示したように、磁性部材120が第2配線基板118を封止する樹脂110gの軸方向後方側の表面に密着した状態で固定している。すなわち、磁性部材120は、樹脂110gを介して第2配線基板118に固定されている。
(本形態の効果)
本形態は、磁性部材120が第2配線基板118に固定されたこと以外は、実施形態1と同様な構成であるため、実施形態1と同様な効果を発揮する。
そして、本形態の制御装置一体型回転電機1は、磁性部材120が、第2配線基板118に固定される。
本形態によると、磁性部材120を回転位置検出素子119に対してより近接した位置に固定でき、回転電機10から磁性部材120に向かって流れる磁束が乱れることを抑えられる。
なお、本形態では、磁性部材120が、第2配線基板118に固定されているが、第1配線基板111に固定した場合でも、同様な効果を発揮できる。
[実施形態1〜2の変形形態]
上記の各形態では、第2配線基板118が他方の端部側の幅が短い略帯状に形成されているが、第2配線基板118はこの形状に限定されるものではない。
例えば、回転位置検出素子119が実装される一方の端部側から他方の端部側にかけて幅が広くなる形状や、径方向で幅が増減する変化する形状(例えば、瓢箪形状)を挙げることができる。
上記の第2配線基板118は、第1配線基板111よりも小さいものであるが、第1配線基板111の略U字状の軸芯部に挿入された部分の面積が小さいものであっても良い。このような径方向に長い形状の場合、回転位置検出素子119に近接した位置で第2配線基板118を固定することが好ましい。そうすると、固定する部分から一方の端部までの長さが短くなり、回転位置検出素子119のズレが生じにくくなる。
[実施形態3]
本形態は、磁性部材120が制御装置11の外表面に設けられたこと以外は、実施形態1と同様な構成の制御装置一体型回転電機1である。
本形態において、磁性部材120は、図5〜図6に示したように、制御装置一体型回転電機1の制御装置11の回転位置検出素子119の軸方向後端後側に設けられている。磁性部材120は、図5に斜視図で示されるように、制御装置11のケース110の蓋部110bの外表面(詳しくは、軸方向後側の表面)に固定されている。
磁性部材120は、本体部120a、側面部120b、固定部120c、ケーブル固定部120fを有する。
本体部120aは、ケース110の蓋部110bの軸方向後側の表面に沿って広がる板状の部材である。本形態では、蓋部110bの軸方向後側の表面(あるいは、軸方向後側の端面)の一部を覆うように略弓形形状をなすように形成されている。本体部120aは、図6に平面図(端面図)で示したように、軸方向後側の表面のうち、一部の端縁部を被覆する。本体部120aは、回転電機10の回転軸102(あるいは、回転位置検出用磁石105)の軸方向後側の延長線上を被覆しない。
側面部120bは、本体部120aと一体に形成され、ケース110の蓋部110bの側面に沿って配される。側面部120bは、本体部120aと固定部120cを接続する。
固定部120cは、磁性部材120を回転電機10に固定するための部分である。固定部120cは、側面部120bから径方向外方に広がり、ボルト120dが貫通する貫通穴が開口している。ボルト120dは、貫通穴を貫通した状態で、回転電機10に設けられたブラケット120eに螺合して固定する。
固定部120cの数は、磁性部材120を固定できれば限定されず、本形態では2カ所(複数箇所)で固定する。固定部120cの数が多くなるほど、磁性部材120を強固に、かつズレを生じさせることなく固定できる。
ブラケット120eは、回転電機10のハウジング104(詳しくは、リヤハウジング104b)に設けられるが、回転電機10のフロントハウジング104aに設けても、制御装置11のケース110に設けてもよい。なお、ブラケット120eが制御装置11のケース110に設けられる場合には、固定部120cは、磁性部材120を制御装置11に固定するための部分となる。
ケーブル固定部120fは、ケーブルを固定する。ケーブル固定部120fが固定するケーブルは、その種類が限定されない。本形態の制御装置一体型回転電機1に接続するケーブルであっても、本形態の制御装置一体型回転電機1に接続しない状態で周囲に配されたケーブルであっても、いずれでもよい。本形態では、制御装置一体型回転電機1の動作時の電流が流れる電力線120g、及び制御装置一体型回転電機1の動作時の制御信号が流れる通信線120hである。
ケーブル固定部120fは、ケーブルを固定できる構成であれば限定されない。本形態では、電力線120g及び通信線120hを保持するクランプ120iや、通信線120hを結束して保持するタイバンド120jに設けられた係止ツメを、本体部120aや側面部120bに開口した貫通孔に係合する構成である。
ケーブル固定部120fの数は、ケーブルを固定できれば限定されず、本形態では電力線120gは一カ所で、線長が長い通信線120hは2カ所(複数箇所)で固定する構成となっている。
(本形態の効果)
本形態は、磁性部材120が制御装置一体型回転電機1の外表面に設けられたこと以外は、実施形態1と同様な構成の制御装置一体型回転電機1であるため、実施形態1と同様な効果を発揮する。
そして、本形態の制御装置一体型回転電機1は、磁性部材120が、回転位置検出素子119の軸方向後端後側に配置されている。この構成によると、回転電機10から磁性部材120に向かって流れる磁束が乱れることを抑えられる。
具体的には、回転電機10の回転位置検出用磁石105の磁束は、軸方向の後側に放射して流れる。そして、軸方向後端の後側に磁性部材120が配置されていることで、回転位置検出用磁石105の磁束は、磁性部材120を透過するように、一定の流れとなる。本形態では、回転位置検出用磁石105、回転位置検出素子119、磁性部材120がこの順序で磁束が放射する方向に並んでおり、回転位置検出用磁石105と磁性部材120を流れる一定の磁束の中に回転位置検出素子119が配置すされる。つまり、回転電機10から磁性部材120に向かって流れる磁束が乱れることが抑えられ、回転位置検出素子119の検出精度の低下が抑えられる。なお、「軸方向後端後側」とは、軸方向での位置が、回転位置検出素子119の軸方向後端よりも後側に配置されている状態を示すものであり、軸方向の延長線上に配置している状態のみを示すものではない。
より具体的には、回転電機10の回転軸102の軸方向後端部に固定された回転位置検出用磁石105が発する磁束は、図7に示すように、周囲に何もない場合には、ほぼ均一に放射状に広がる。
そして、回転位置検出用磁石105の磁束が流れる位置(例えば、制御装置一体型回転電機1の外表面に間隔を隔てた位置)に、磁性材料よりなる外部磁性材料が配置すると、図8に示したように、磁束は外部磁性材料に引き寄せられる。そうすると、外部磁性材料に磁束が引き寄せられることで、磁束の流れに乱れが生じる。より具体的には、外部磁性材料がないときに破線で示した流れの磁束が、外部磁性材料に引き寄せられて実線で示した磁束流れとなる。そうすると、回転位置検出素子119に流れる磁束の量及び磁束の方向が変化する(乱れる)。この場合、回転位置検出素子119の検出精度の低下が生じていた。
これに対し、図9に示すように、磁性部材120を回転位置検出素子119の軸方向後端後側に配置すると、回転位置検出用磁石105の磁束は、磁性部材120に引き寄せられる。外部磁性材料が配置されていても、磁性部材120により磁束が引き寄せられる。そして、磁性部材120を透過する一定の流れとなる。その結果、外部磁性材料が配置されていても、回転電機10から磁性部材120に向かって流れる磁束が乱れることを抑えられる。
また、本形態の制御装置一体型回転電機1は、磁性部材120が、制御装置11のケース110の蓋部110bの外表面(詳しくは、軸方向後側の表面)に固定される。ケース110の蓋部110bの外表面であっても、回転電機10からの磁束が磁性部材120を流れることができ、回転電機10から磁性部材120に向かって流れる磁束が乱れることを抑えられる。
さらに、磁性部材120を制御装置11のケース110の蓋部110bに組み付けて設置できる。このことは、ケース110の内部に磁性部材120を組み付ける場合と比較して、簡単に組み付けを行うことができる。
本形態の制御装置一体型回転電機1は、磁性部材120が制御装置一体型回転電機1(具体的には、回転電機10のハウジング104)に固定される。
この構成によると、磁束の乱れがより抑制できる。磁性部材120を制御装置一体型回転電機1のハウジング104に固定することで、磁性部材120のズレ(詳しくは、回転位置検出素子119と磁性部材120との相対位置のズレ)が生じなくなる。回転電機10の回転位置検出用磁石105と磁性部材120の位置(相対位置)が固定されると、回転位置検出素子119を透過する磁束の乱れが生じなくなる。
本形態の制御装置一体型回転電機1は、磁性部材120が、ケーブル(詳しくは、電力線120g,通信線120h)を固定するケーブル固定部120fを有する。
この構成によると、新たな部材を追加することなく、制御装置一体型回転電機1にケーブル120g,120hを固定できる。ケーブル120g,120hを固定することで、ケーブル120g,120hの断線やケーブル120g,120hが接続するコネクタの外れ等が抑えられる。
[実施形態3の変形形態1]
実施形態3では、磁性部材120の本体部120aが略弓形形状を形成しているが、この形状に限定されるものではない。例えば、図10〜図11に示した形状としてもよい。なお、図10〜図11は、ケーブル120g,120hを外した状態を、図6と同様に示した平面図である。
図10に平面図で示した本体部120aは、実施形態3の略弓形形状の本体部120aに対して、更に蓋部110bの軸方向後側の表面の中心部を覆うことが可能な略T字状の形状に形成されている。
図11に平面図で示した本体部120aは、蓋部110bの軸方向後側の表面の全面を覆うこと形状に形成されている。
なお、図10〜図11に示した形状の本体部120aは、いずれも蓋部110bの軸方向後側の表面の中心部を少なくとも被覆する。蓋部110bの軸方向後側の表面の中心部は、回転電機10の回転軸102(すなわち、回転軸102の軸方向後端部に固定された回転位置検出用磁石105)の軸方向の延長線上の位置に当たる。これらの構成では、回転位置検出用磁石105と最も近い距離で磁性部材120が配される。
(本形態の効果)
本形態は、磁性部材120の本体部120aの形状が異なること以外は、実施形態3と同様な構成の制御装置一体型回転電機1であるため、実施形態3と同様な効果を発揮する。
さらに、本形態では、回転位置検出用磁石105と磁性部材120との距離を短くすることができ、回転電機10から磁性部材120に向かって流れる磁束が乱れることをより抑えられる。
加えて、磁性部材120の本体部120aが略弓形形状の場合と比較して、その面積が広くなっている。換言すると、磁性部材120(及び本体部120a)が被覆する面積が広がる。つまり、磁性部材120が制御装置一体型回転電機1(回転電機10、制御装置11)に外部から熱が伝達することを遮蔽する効果を発揮する。すなわち、耐熱性が向上する。
上記のように、実施形態3及びその変形形態1から、磁性部材120は、回転位置検出素子119の軸方向の延長線上だけでなく、軸方向で後方側の位置に配置されていれば、回転位置検出素子119を透過する磁束の乱れを抑えることができる。
[実施形態3の変形形態2]
実施形態3及びその変形形態1では、実施形態1〜2と同様に、制御装置11が第1配線基板111と第2配線基板118とを有する構成となっているが、これら2つの配線基板を備えた構成のみに限定されない。
すなわち、従来の制御装置と同様に、回転位置検出素子119が、インバータ回路112、界磁回路114,制御回路116とともに1つの回路基板に実装した構成に適用してもよい。
[実施形態1〜3の変形形態1]
実施形態1〜3及びそれらの変形形態では、回転位置検出用磁石105と回転位置検出素子119とからなるセンサにより回転軸102の回転を検出しているが、このセンサに限定されない。すなわち、これらの形態に、レゾルバ式センサを適用してもよい。
[実施形態1〜3の変形形態2]
実施形態3及びその変形形態1〜2では、1つの回転位置検出素子119が実装した構成を示しているが、回転位置検出素子11の数は限定されない。すなわち、配線基板の異なる位置に複数が実装した構成であってもよい。例えば、基板の表面の異なる位置に実装した構成、基板の裏面の異なる位置に実装した構成、基板の表面と裏面とに実装した構成、のいずれの構成も含む。基板の表面と裏面とに実装した構成は、基板の厚さ方向の両面の対称な位置に実装する構成であってもよい。
[実施形態1〜3の変形形態3]
実施形態3及び変形形態1〜3では、回転子101に界磁巻線101bを備えた回転電機10を用いた制御装置一体型回転電機に適用した例を示しているが、回転電機の構成はこの構成に限定されない。すなわち、回転子に永久磁石を備えた永久磁石型の回転電機を用いた制御装置一体型回転電機に適用した構成としてもよい。
さらに、各実施形態及び各変形形態に示した構成は、適宜組み合わせてもよい。
1・・・制御装置一体型回転電機、10・・・回転電機、100・・・固定子、100b・・・電機子巻線、101・・・回転子、101b・・・界磁巻線、102・・・回転軸、104・・・ハウジング、11・・・制御装置、110・・・ケース、111・・・第1配線基板、118・・・第2配線基板、119・・・回転位置検出素子、120・・・磁性部材、121・・・磁気遮蔽部材

Claims (15)

  1. 電機子巻線(100b)を有する固定子(100)と、界磁巻線(101b)を有する回転子(101)と、を備えた回転電機(10)と、
    前記電機子巻線に電力を供給するインバータ回路(112)を制御する制御回路(116)と、前記回転子の回転位置を検出する回転位置検出素子(119)と、を備えた制御装置(11)と、
    を有する制御装置一体型回転電機(1)であって、
    前記制御装置は、前記制御回路を実装する第1基板(111)と、前記回転位置検出素子を実装する第2基板(118)とを、有し、
    前記第1基板は、前記回転位置検出素子より、前記回転子の軸方向で回転電機側である軸方向前側で距離を隔てて設けられている制御装置一体型回転電機。
  2. 前記制御装置は、前記インバータ回路を構成するスイッチング素子モジュール(112a)と、前記スイッチング素子モジュールに接続するバスバー(117)と、を有し、
    前記スイッチング素子モジュールと前記バスバーとの接続部(117a)が、前記スイッチング素子モジュールより軸方向前側の位置に設けられている請求項1記載の制御装置一体型回転電機。
  3. 前記制御装置は、前記インバータ回路を構成するスイッチング素子モジュールと、前記スイッチング素子モジュールの熱を放熱するヒートシンク(113)と、を有し、
    前記回転位置検出素子は、前記回転子の径方向で前記ヒートシンクより軸心側である径方向内側の位置に設けられている請求項1〜2の何れか1項に記載の制御装置一体型回転電機。
  4. 前記制御装置は、前記インバータ回路を構成するスイッチング素子モジュールと、前記スイッチング素子モジュールの熱を放熱するヒートシンクと、を有し、
    前記回転位置検出素子は、前記ヒートシンクの軸方向後端部よりも軸方向前側の位置に設けられている請求項1〜3の何れか1項に記載の制御装置一体型回転電機。
  5. 前記第2基板は、前記第1基板より小さい請求項1〜4の何れか1項に記載の制御装置一体型回転電機。
  6. 回転位置検出素子は、磁気式の回転角センサである請求項1〜5の何れか1項に記載の制御装置一体型回転電機。
  7. 前記制御装置は、前記第1基板と前記第2基板の少なくとも一方が樹脂(110g)で被覆されている請求項1〜6の何れか1項に記載の制御装置一体型回転電機。
  8. 前記制御装置は、前記回転位置検出素子の軸方向後端後側に配置された磁性部材(120)を備える請求項1〜7の何れか1項に記載の制御装置一体型回転電機。
  9. 前記制御装置は、前記回転電機の軸方向後端との間に前記第1基板及び前記第2基板を収容するケース(110)を有し、
    前記磁性部材は、前記ケースに固定される請求項8記載の制御装置一体型回転電機。
  10. 前記磁性部材は、前記第1基板、前記第2基板の少なくとも一方に固定される請求項8記載の制御装置一体型回転電機。
  11. 前記制御装置は、前記第2基板と前記回転電機との間に配置された磁気遮蔽部材(121)を備える請求項1〜10の何れか1項に記載の制御装置一体型回転電機。
  12. 電機子巻線(100b)を有する固定子(100)と、回転子(101)と、を備えた回転電機(10)と、
    前記電機子巻線に電力を供給するインバータ回路(112)を制御する制御回路(116)と、前記回転子の回転位置を検出する回転位置検出素子(119)と、を備えた制御装置(11)と、
    を有する制御装置一体型回転電機(1)であって、
    前記回転位置検出素子の前記軸方向後端後側に配置された磁性部材(120)を備える制御装置一体型回転電機。
  13. 前記磁性部材は、前記制御装置を収容するケース(110)の外表面に設けられる請求項12記載の制御装置一体型回転電機。
  14. 前記磁性部材は、前記回転電機と前記制御装置の少なくとも一方に固定される請求項12〜13のいずれか1項に記載の制御装置一体型回転電機。
  15. 前記磁性部材は、ケーブル(120g、120h)を固定するケーブル固定部(120f)を有する請求項12〜14のいずれか1項に記載の制御装置一体型回転電機。
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