JP4798484B2 - ギャップワインディングモータ - Google Patents
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Description
図4は、従来のギャップワィンディングモータの構造を示す側断面図である。図において、4はコイル結線部、5はフレーム、6は位置検出器基板、7は永久磁石、8は回転子ヨーク、10は固定子積層コア、11はコイル、12は負荷側ブラケット、13は反負荷側ブラケット、14は位置検出器カバーである。固定子積層コア10は、複数の集中巻きコイルであるコイル11を固定子積層コア10内径面に等間隔に配置し、コイル結線部4を含んで樹脂にてモールドされて固定子を形成している。また、固定子は、フレーム5内に挿入し固定されており、フレームの端面に負荷側ブラケット12と反負荷側ブラケット13が固定されている。フレーム5は、鉄等の導電物質で形成されており、外部配線を通じて接地されている。負荷側ブラケット12と反負荷側ブラケット13とフレーム5は導通しており、コイル結線部4より発生するスイッチングノイズを外部へ漏らさないシールドの働きをしている。位置検出器基板6は、永久磁石7や固定子積層コア10、コイル11、コイル結線部4等で構成されるモータ電磁部である固定子と、反負荷側ブラケット13を隔てて配置しており、コイル結線部4より発生するスイッチングノイズの影響を受けないようにしていた。
また、特許文献1の従来のモータステータ構造においても、コイルとコイル結線基板の配線パターンとの間における電磁気ノイズの影響を抑制しているに過ぎず、固定子内部の空間へのノイズ対策がされていないため、従来のギャップワインディングモータ同様の問題点があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、モータを小型化するとともに安価であり、位置検出器への固定子コイル結線部の発生するノイズの影響を抑制するギャップワインディングモータを提供することを目的とする。
筒状部を有するカップ形状の回転子ヨークの外周面上に複数の永久磁石が取り付けられるとともに、前記筒状部の反負荷側の軸方向端面が、前記永久磁石の反負荷側の軸方向端面よりも反負荷側に突出している回転子と、
固定子コアの内周面に回転磁界形成用の複数の空芯形状固定子コイルが装着され、前記固定子コイルとそのコイル結線部と前記固定子コアが樹脂モールドされ、前記回転子ヨークの筒状部の軸方向端面に対して前記コイル結線部表面の樹脂が軸方向に細隙を介して対向し、かつ前記固定子コイルが前記永久磁石と空隙を介して対向するように配置され、さらに、前記回転子ヨークの筒状部の内径にある空隙部に配置された位置検出器を有する固定子とを備え、
前記固定子が、前記位置検出器と前記樹脂モールド間を電磁気遮蔽するシールドを有するものである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1記載における前記シールドが、導電塗料であり、前記樹脂モールド表面に吹き付けて形成されるものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2記載における前記シールドが、モータフレームを介して接地されるものである。
また、請求項2または3に記載の発明によると、容易にノイズ対策を実施することができ、位置検出器が安定動作し信頼性を確保することができる。また、位置検出器精度への影響も抑制でき、位置検出器の性能を十分に発揮させることができる。
なお、実施例において、導電塗料を塗布することに依るシールドを形成することを示したが、同様のシールド効果をもたらす導電テープ等を貼付しても良い。
2 回転子
3 シールド形成範囲
4 コイル結線部
5 フレーム
6 位置検出器基板
7 永久磁石
8 回転子ヨーク
9 モールド樹脂
10 固定子積層コア
11 コイル
12 負荷側ブラケット
13 反負荷側ブラケット
14 検出器カバー
Claims (3)
- 筒状部を有するカップ形状の回転子ヨークの外周面上に複数の永久磁石が取り付けられるとともに、前記筒状部の反負荷側の軸方向端面が、前記永久磁石の反負荷側の軸方向端面よりも反負荷側に突出している回転子と、
固定子コアの内周面に回転磁界形成用の複数の空芯形状固定子コイルが装着され、前記固定子コイルとそのコイル結線部と前記固定子コアが樹脂モールドされ、前記回転子ヨークの筒状部の軸方向端面に対して前記コイル結線部表面の樹脂が軸方向に細隙を介して対向し、かつ前記固定子コイルが前記永久磁石と空隙を介して対向するように配置され、さらに、前記回転子ヨークの筒状部の内径にある空隙部に配置された位置検出器を有する固定子とを備え、
前記固定子が、前記位置検出器と前記樹脂モールド間を電磁気遮蔽するシールドを有することを特徴とするギャップワインディングモータ。 - 前記シールドが、導電塗料であり、前記樹脂モールド表面に吹き付けて形成されるものであることを特徴とする請求項1記載のギャップワインディングモータ。
- 前記シールドが、モータフレームを介して接地されることを特徴とする請求項1または2記載のギャップワインディングモータ。
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JP2005317875A JP4798484B2 (ja) | 2005-11-01 | 2005-11-01 | ギャップワインディングモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005317875A JP4798484B2 (ja) | 2005-11-01 | 2005-11-01 | ギャップワインディングモータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007129785A JP2007129785A (ja) | 2007-05-24 |
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Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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