JPH07249293A - 低電圧フラッシュeepromメモリセル - Google Patents

低電圧フラッシュeepromメモリセル

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JPH07249293A
JPH07249293A JP6245865A JP24586594A JPH07249293A JP H07249293 A JPH07249293 A JP H07249293A JP 6245865 A JP6245865 A JP 6245865A JP 24586594 A JP24586594 A JP 24586594A JP H07249293 A JPH07249293 A JP H07249293A
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transistor
voltage
transistors
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line
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JP6245865A
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Arrigo Iano D
ダリゴ イアノ
Falessi Georges
ファレシ ジョルジュ
C Smayling Michael
シー スメリング マイケル
G Marotta Giulio
ジー マロッタ ジュリオ
Santin Giovanni
サンチン ジオヴァンニ
Mousumi Bhat
バット モウスミ
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Texas Instruments Inc
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    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
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    • G11C16/0408Erasable programmable read-only memories electrically programmable using variable threshold transistors, e.g. FAMOS comprising cells containing floating gate transistors
    • G11C16/0416Erasable programmable read-only memories electrically programmable using variable threshold transistors, e.g. FAMOS comprising cells containing floating gate transistors comprising cells containing a single floating gate transistor and no select transistor, e.g. UV EPROM
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
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    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/08Address circuits; Decoders; Word-line control circuits
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B69/00Erasable-and-programmable ROM [EPROM] devices not provided for in groups H10B41/00 - H10B63/00, e.g. ultraviolet erasable-and-programmable ROM [UVEPROM] devices

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  • Semiconductor Memories (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は低電圧EEPROMセルを提供す
る。 【構成】 行線と、列線と、仮想接地線との間に対称ア
レイに接続されている複数のメモリセルを含む。各メモ
リセルは、制御ゲートに接続されている組合せパスゲー
トを含む。浮遊ゲートが形成され、活動領域の上に伸び
るトンネルダイオード部分と制御ゲート部分とを有する
非積重ね構造が使用されている。トンネルダイオード部
分は薄いトンネル酸化物層上に配置されトンネルダイオ
ードを形成し、制御ゲート部分は遥かに厚い酸化物層の
上に配置される。浮遊ゲートの一方の側のゲート酸化物
層の上には制御ゲートの延長部分が伸びて浮遊ゲートセ
ルと直列のパスゲート構造を形成している。組合せパス
ゲートはセルが選択されない時に不要に導通することな
く、浮遊ゲートセルを過消去させ得る制御可能なしきい
値を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的には消去可能
な、電気的にプログラム可能なメモリセル(EEPRO
M)及びその関連駆動回路に関し、具体的には低電圧動
作を行わせるために、組合せ制御トランジスタと、ファ
ウラ・ノルトハイムトンネルダイオードとを使用するE
EPROMに関する。
【0002】
【従来の技術】普通のEEPROMは、典型的には3乃
至4個のトランジスタを使用し、センス(もしくは読出
し)トランジスタの浮遊ゲートに結合されていてこの浮
遊ゲートを帯電させるトンネルダイオードと、セルを活
動させる選択トランジスタ(もしくは行トランジスタ)
を含んでいる。3乃至4個のトランジスタを使用してセ
ルを実現すると、EEPROMアレイの大きさを縮小さ
せることが実質的に制限されるようになる。更に、典型
的なEEPROMセルは15Vを超える電圧を印加する
必要がある。このため、漏洩を減少させるための特別な
処理を必要とし、またフィールドトランジスタの不要な
ターンオンを避けるためにより大きいレイアウトが必要
になる(高電圧トランジスタを使用すると、典型的には
より長いチャネル長が必要になり、従って大きさがかな
り大きくなる)。「消去」モード中はソースに高電圧が
印加されるから、これは特に行トランジスタに対して然
りである。これらの高電圧駆動信号を取り扱うために、
周辺駆動回路にも高電圧トランジスタが必要になる。電
圧を低下させるための一つの技術は、非対称トランジス
タを使用してプログラミング及び「消去」モード中に低
めの電圧を使用することである。このような例が 1990
年 7月30日付け合衆国特許 4,939,558号に開示されてい
る。この特許にはファウラ・ノルトハイムトンネリング
技術を使用する非対称メモリセルが開示されており、そ
れによれば、浮遊ゲートの一方の側だけにリーチスルー
( reach-through ) 領域を設けてゲートのリーチスルー
側だけに電子のトンネリングが発生するようにし、それ
によってプログラミング及び消去の両方の目的のために
トランジスタに非対称性を持たせている。
【0003】メモリセルの行トランジスタは典型的には
“選択”トランジスタと呼ばれ、メモリセルを「列」線
もしくは「ビット」線から絶縁するために使用される。
更にファウラ・ノルトハイム型のEEPROMセルと組
合せて行トランジスタを使用すると、行トランジスタに
よってメモリセルトランジスタは広範囲のしきい値電圧
を許されるようになる。典型的なメモリセルトランジス
タは、100オングストロームより薄いゲート酸化物の
薄層によって浮遊ゲートがチャネル領域から絶縁された
積重ね構造からなっている。浮遊ゲートの表面上にはレ
ベル間酸化物の層が沈積され、このレベル間酸化物の上
に制御ゲートが沈積されている。製造する際に、これら
の構造は二重レベルポリプロセスを用いて形成される。
即ち、レベル間酸化物によって分離された多結晶シリコ
ンの2つの層がサブストレート上に沈積され、パターン
化され、そして積重ねゲート構造を画定するようにエッ
チングされるのである。この構造では、自己整列ゲート
プロセスによって制御ゲートの横縁が浮遊ゲートの横縁
と整列される。次いで、ソース/ドレイン領域の注入中
に積重ねゲート構造を使用してチャネル領域をマスクす
る。積重ねゲート構造の一つの欠点は、そのしきい値電
圧の制御である。「消去」動作中に浮遊ゲートが正に帯
電すると、しきい値は実際に負に移り得る。このため、
もし行トランジスタを使用しなければ、選択されない行
内に不要の導通が生じ得る。しかしながら、メモリセル
トランジスタと並列に行トランジスタを配置すると、そ
のしきい値電圧がこの不要なターンオンを阻止する。こ
れは、行トランジスタのゲートが低い場合には、メモリ
セルトランジスタの導電には無関係に、行トランジスタ
がオフを維持するからである。しかしながら、行トラン
ジスタを使用する場合の欠点は、アレイの対称性が欠
け、メモリセルの行毎に付加的な選択線を必要とし、そ
して行トランジスタとして比較的高電圧のトランジスタ
を使用する必要があることである。
【0004】
【発明の概要】本発明は、メモリアレイを有する電気的
に消去可能な、電気的にプログラム可能な読出し専用メ
モリに関する。このメモリアレイは、行及び列に配列さ
れている複数の非対称蓄積トランジスタを含む。これら
の非対称トランジスタは、制御ゲートと、チャネルによ
って分離されているソース及びドレインと、浮遊ゲート
とを有している。非対称トランジスタは、チャネルのプ
ログラミング側を構成しているチャネルの一方の側だけ
からファウラ・ノルトハイムトンネリングによってプロ
グラムされるように動作可能である。複数の行線が設け
られており、これらの行線は非対称トランジスタの各行
に関連付けられ、関連非対称トランジスタの制御ゲート
に接続されている。複数の列線が設けられており、これ
らの各列線はトランジスタの列の1個に関連付けられて
いる。各トランジスタは、そのソースが1本の列線に接
続され、そのドレインは別の列線に接続されている。同
一行内の少なくとも2個のトランジスタのソースもしく
はドレインの一方が複数の列線の共通する列線に接続さ
れ、これらの少なくとも2個のトランジスタの1個だけ
のプログラミング側が共通列線に接続されている。実質
的に全ての非対称トランジスタの浮遊ゲートを負に帯電
させるためのフラッシュ書込み回路が設けられている。
各トランジスタは、それらから選択的に電荷を除去する
ことによってビットワイドのプログラミングのための消
去された状態を選択することができる。少なくとも2個
のトランジスタの選択された1個の浮遊ゲートが負に帯
電されているか否かを選択的に決定するための読出し回
路が設けられている。
【0005】本発明の別の面においては、トランジスタ
はXセル構成に配列されている。即ち、これらのトラン
ジスタはそれらのソースがプログラミング側になってお
り、隣接する2つのノードからのトランジスタはそれら
のソースが共通列線に接続され、2つの行からの他の2
個のトランジスタはそれらのドレインが共通列線に接続
されている。本発明の別の面においては、フラッシュ書
込み回路は、全てのトランジスタの制御ゲートに負電圧
を印加し、全てのトランジスタのソース及びドレインに
正電圧を印加して複数のトランジスタの中のある選択さ
れたトランジスタの浮遊ゲートから負電荷を選択的に除
去し、この選択されたトランジスタに関連している行線
上に負電圧を印加し、この選択されたトランジスタのプ
ログラミング側に関連しているソース上に正電圧を印加
するように動作可能である。この選択されたトランジス
タのドレインは、残余の行線及び残余の列線と共に接地
される。正電圧は中庸の電圧で印加され、負電圧はゲー
ト/ソースにまたがる電界が減少するように接地よりも
低い負の中庸の電圧で印加される。負の中庸の電圧を使
用するために、トランジスタは高電圧タンク内に配置さ
れている。
【0006】本発明の別の面においては、フラッシュE
EPROMは、第1の導電型の半導体サブストレートの
面上に行及び列に配列されているEEPROMメモリセ
ルのメモリアレイを有している。各メモリセルは活動領
域を備え、この活動領域はその中に画定されたチャネル
領域を有し、ソース及びドレイン領域はこのチャネル領
域の何れかの側に限定されている。浮遊ゲート構造が設
けられ、この浮遊ゲート構造はチャネル領域の一部の上
に伸びる制御ゲート部分と、ソース及びドレイン領域の
一方の上に伸びるトンネルダイオード部分とを有してい
る。トンネルダイオード部分と活動領域との間にトンネ
ル酸化物層が配置され、それを通してファウラ・ノルト
ハイム電子トンネリングが発生するようになっている。
制御ゲート部分とチャネル領域との間にゲート酸化物領
域が配置されている。制御ゲート構造が浮遊ゲート構造
の上に配置され、レベル間酸化物の層によって浮遊ゲー
ト構造とは分離されている。制御ゲート構造はチャネル
領域内の浮遊ゲート構造に重なり、且つ浮遊ゲート構造
から遠去かるように伸びていて、浮遊ゲート構造によっ
て覆われていない実質的に全ての残余のチャネル領域上
に伸びる重なり部分をなし、制御ゲート構造と、浮遊ゲ
ート構造と、チャネル領域とによって形成されている浮
遊ゲートトランジスタに直列のパストランジスタを形成
している。
【0007】本発明の別の面においては、浮遊ゲート構
造のトンネルダイオード部分はソース領域の上に伸びて
いる。ソース領域は3つのドープされた領域に分割され
ている。即ち、第2の導電型の材料の第1のドープされ
た領域はチャネル領域と境を接しており、第2の導電型
材料のトンネルダイオードドープされた領域は第1のド
ープされた領域に接しており、そして第2の導電型材料
の第3のドープされた領域はトンネルダイオード領域を
挟んで第1のドープされた領域からは反対側にある。ト
ンネル酸化物層がトンネルダイオード領域上に配置さ
れ、その上に浮遊ゲート構造のトンネルダイオード部分
が配置されている。従ってトンネルダイオードは浮遊ゲ
ートトランジスタと直列に配置され、トンネルダイオー
ドドープされた領域の抵抗は第1及び第2のドープされ
た領域の抵抗よりも大きい。本発明のさらなる面におい
ては、浮遊ゲート構造は第1の厚みを有する第1のポリ
層から形成され、制御ゲート構造は第2の厚みを有する
第2のポリ層から形成されている。第2のポリ層は、浮
遊ゲート構造を形成している第1のポリ層の実質的に全
ての縁に重なるようにパターン化されている。この重な
り部分は第1のポリ層の縁から外向きに伸び、その幅は
第1のポリ層の厚みのほぼ3倍より大きくしてある。
【0008】本発明の更に別の面においては、活動領域
は、第1の導電型材料のタンク内に配置され、ソース及
びドレイン領域に印加することができる全ての電圧に対
してソース及びドレイン領域と第1の導電型のタンクと
の間の半導体接合が順方向にバイアスされるのを防ぐよ
うな電圧にバイアスされる。第1の導電型のタンクは、
第1の導電型のタンクと第2の導電型のタンクとの間の
半導体接合が順方向にバイアスされるのを防ぐような電
圧にバイアスされている第2の導電型のタンク内に配置
されている。本発明のより完全な理解及びその長所は、
以下の添付図面に基づく説明から明白になるであろう。
【0009】
【実施例】図1は、独立した集積回路として独立するこ
とができ、またより高レベルの集積回路内にその集積回
路の単一のモジュールとして組入れられるEEPROM
メモリのアーキテクチャの概要ブロック線図である。E
EPROMメモリは、N行M列に配置されN×Mビット
のアレイを提供するメモリセルのアレイ10を含んでい
る。典型的な例では、アレイは256語、8ビット/
語、合計2048ビットを有するように配列することが
できる。これらは、例えば32行×64列、もしくは6
4行×32列のアレイに編成することができる。後述す
るように、アレイ10内の各ビットはEEPROMメモ
リセルに対応付けられる。これもまた後述するように、
各メモリセルは、専用の語線とビット線とを必要とし、
隣接する語線及びビット線はプログラミングにも使用さ
れる。語線を適切な電圧に駆動するために、語線をイン
タフェースする行デコーダ/レベルシフタ12が設けら
れている。列デコーダ/レベルシフタ/センス増幅器区
分14はビット線を適切な電圧で駆動し、また読出し動
作中には適切なビット線をセンス増幅器に接続するよう
に動作可能である。
【0010】ブロック16はEEPROMアレイ10へ
のアクセスのタイミングを制御する回路と、アレイ1
0、行デコーダ/レベルシフタ12及び列デコーダ/レ
ベルシフタ/センス増幅器14に制御信号及び適切な電
圧を供給するチャージポンプとを含む。制御/チャージ
ポンプ回路16は入力/出力(I/O)インタフェース
18に接続され、I/Oインタフェース18はチップの
残余部分、外部チップ、もしくはそれらからアドレス信
号を受信する装置の何れか、及び入力及び出力データを
インタフェースする。I/Oインタフェース18は、ア
ドレスバス20からのアドレスを使用し、データバス2
2からデータを受信し、そしてデータバス22へデータ
を転送する。図2は、アレイの詳細図である。後述する
ように、非対称浮遊ゲートセルである複数の非対称EE
PROMトランジスタセルが設けられている。メモリセ
ル24の記号は、制御ゲートとチャネル領域との間に配
置されている浮遊ゲートが本質的に非対称であって、
“プログラミング”側である一方の側だけに浮遊ゲート
が配置されていることを示している。メモリセル24の
行毎に1本ずつ、複数の語線26が設けられており、こ
れらの語線26はそれぞれのメモリセル24の制御ゲー
トに接続されている。ビット線と命名されている複数の
列線28が設けられ、各列線は複数のXセルノード30
に接続されている。上述したように、列デコーダ/レベ
ルシフタ/センス増幅器14は各列線28への接続を制
御するように動作可能である。後述するように、図2の
アレイのアーキテクチャは普通のXセルである。
【0011】図2の例では、語線26はWL0、WL1
及びWL2で示され、5本の列線28はBL0、BL
1、BL2、BL3及びBL4で示されている。語線W
L0及び列線BL0−BL4に関連しているメモリセル
24は、それぞれC00、C01、C02及びC03と
名付けてある。同様に、語線WL1及びビット線BL0
−BL4に関連しているメモリセル24はそれぞれC1
0、C11、C12及びC13と名付けてある。WL2
と命名されている語線26及びBL0−BL4と命名さ
れている列線に関連しているメモリセル24はそれぞれ
C20、C21、C22及びC23と命名してある。各
メモリセル24のドレインは1本の列線28内のXセル
ノード30の1つに接続され、またそのソースは隣接す
る列線28のXセルノード30の1つに接続されてい
る。後述するように各メモリセル24のソースは、その
ソースの側においてのみ電子のトンネリングが発生する
ような、従ってその側だけからプログラムすることがで
きるような非対称リーチスルー領域、即ち“プログラミ
ング”側を有している。例えばC00で示されているメ
モリセル24のドレインはBL0で示されている列線2
8のXセルノード30に接続され、そのソースはBL1
で示されている列線28のXセルノード30に接続され
ている。
【0012】セルに書込みするためには、即ちその浮遊
ゲートを負に帯電させるためには、語線26に正電圧を
印加し、そのソース及びドレインに負電圧を印加してゲ
ートにまたがってある電界を生じさせ、電子が各メモリ
セル24のソース側から浮遊ゲートへトンネルすること
ができるようにする必要がある。これは2つの方法で達
成することができる。一つの方法では、約18Vの高電
圧レベルを全ての語線26に印加し、列線28を接地も
しくは0Vにすることである。代替として、そして好ま
しい実施例では、語線26に約9Vの中庸の電圧を印加
し、列線28に−9Vの負の中庸の電圧を印加する。セ
ルを「フラッシュ消去」するためには語線に負の中庸の
電圧を印加し、そして列線に正の中庸の電圧を印加する
だけでよい。個々のビットプログラミングを行い得るよ
うにセルの1つを選択的に「消去」するためには、選択
トランジスタの制御ゲートに対して、そのソースに正電
圧を印加する必要がある。しかしながら、アレイ内の隣
接するセル及び他のセルの制御ゲート上の電荷が乱され
ないように、これらのセルに別の電圧を印加することも
重要である。例として、C11で示されているメモリセ
ル24を考えよう。以下の表1は「フラッシュ書込
み」、「消去」「読出し」及び「フラッシュ消去」動作
のために必要な電圧を示す。 表 1 モード WL0 WL1 WL2 BL0 BL1 BL2 BL3 BL4 フラッシュ +MV +MV +MV -MV -MV -MV -MV -MV 書込み +HV +HV +HV 0V 0V 0V 0V 0V セル消去 0V -MV 0V 0V 0V +MV 0V 0V セル読出し -Vr +Vr -Vr 浮動 0V Vs 浮動 浮動 フラッシュ -MV -MV -MV +MV +MV +MV +MV +MV 消去 注:HV=高電圧(18V) MV=中庸の電圧(9V) Vr=語線読出し電圧(3V) Vs=ビット線センス電圧(1.2V) セルを消去するためには、WL1を除く全ての語線26
に0電圧を印加し、WL1には負の中庸の電圧を印加す
る。BL2を除く全ての列線28にも0Vを印加し、B
L2には正の中庸の電圧を印加する。従って、セル24
のプログラミング側には、関連トンネルダイオードにま
たがって18Vの電圧が印加され、通常のEEPROM
セルに必要な高いノード電位を必要とせずに、浮遊ゲー
トから電荷を除去する。しかしながら、Xセル配列で
は、WL1で示されている語線26に関連している行内
の全てのメモリセル24の電荷が乱されないようにする
こと、及びソースがビット線BL2に接続されているメ
モリセル24の制御ゲート上の電荷が乱されないように
することが重要である。ビット線BL2に関連している
全てのメモリセル24のソースには正の中庸の電圧が印
加されているから、各メモリセル24の制御ゲートとソ
ースとの間には少なくとも中庸の電圧が印加されること
になる。更に、語線WL1に関連する各メモリセル24
も、その制御ゲートとそのソースとの間には少なくとも
中庸の電圧が印加されている。メモリセルC11及びメ
モリセルC12を除くこれら全てのメモリセル24はソ
ースとゲートとの間に中庸の電圧が印加されているだけ
である。この電圧はプログラミング動作に影響したり、
消去を遂行するには不充分なレベルである。しかしなが
ら、C12で示されているメモリセル24の制御ゲート
には負の中庸の電圧が印加され、またそのドレインには
正の中庸の電圧が印加されている。メモリセル24は
“非対称”であるからトンネリングはそのソース側だけ
で発生し、従ってメモリセルC12の浮遊ゲート上の電
荷が乱されることはない。これに関しては後に詳述す
る。
【0013】メモリセルC11を読出すためには、メモ
リセルC11の制御ゲートに3Vが印加されるように語
線WL1に約3Vの正の読出し電圧を印加する。メモリ
セルC11のソース及びドレインに接続されている2本
の列線28を除く全ての列線28は浮かせることができ
る。メモリセルC11のソースに関連する列線28は約
1.2Vであるビット線センス電圧に接続され、メモリ
セルC11のドレインに関連する列線28は0Vに接続
される。従ってもしこのメモリセルが消去されていれば
それは導通し、またもしメモリセルが消去されていなけ
ればそれは導通しない。列線28が仮想接地動作とセン
ス動作の両方を遂行することも理解されよう。従って、
メモリセルが初期位置においてそれらに関連する特別な
列線を有するように、メモリセル毎にそれに関連した2
本の列線を設ける必要がある。図3は、図2のアレイの
レイアウトを示す。中心となる複数のn+拡散領域34
が行及び列に配列され、それらに関連してそれらの角か
ら伸びるソース/ドレイン領域36を有している。各拡
散領域34の形状は実質的に矩形であり、ソース/ドレ
イン領域36がその四隅から伸びている。拡散領域34
は、Xセル形態を形成するように互いにずれて配列さ
れ、隣接し合う行の拡散領域34の四隅が整列するよう
にしてある。浮遊ゲート構造38は隣接する拡散領域3
4のソース/ドレイン領域間に配置されていて、それら
の間にチャネルを形成している。従ってこれはトランジ
スタを構成している。Xセル構成は公知であり、極めて
緻密なレイアウト構造を与える。しかしながら、この実
施例ではビットプログラミングのための制御トランジス
タは使用されていない。そうではなく、これらのトラン
ジスタの非対称性と低い正電圧とが、付加的なトランジ
スタを必要とすることなく、より小さい低電圧トランジ
スタとビットワイドプログラミングとを提供しているの
である。列線28は図示してないが、これらは上側レベ
ル金属層で形成されており、各拡散領域34の中央に配
置されている接点40が列線28と接触している。行線
26も図示してないが、これらは浮遊ゲート構造38上
に直接配置され、各行のトランジスタ24に接続されて
いる。
【0014】製造に際して、第1のポリシリコン層が形
成され、次いで浮遊ゲートの“端”が画定される。次に
レベル間酸化物(ILO)の層が沈積され、それに続い
て第2のポリシリコン層が沈積される。第2のポリシリ
コン層は、行線及び残りの浮遊ゲート構造38を画定す
るためにパターン化される。これは自己整列構造であ
り、ソース及びドレイン接合を浮遊ゲート構造38の縁
と整列させる。これは普通のプロセスである。図4は拡
散領域34の1つとそれに関連する4個のトランジスタ
のレイアウトの詳細図である。各浮遊ゲート構造38
は、ソース/ドレイン領域36間のチャネル領域の上に
配置され、約100オングストロームの絶縁用酸化物層
によってそれらから分離されている浮遊ゲート44から
なる。浮遊ゲート44はドープされたポリの層から形成
される。次いで約300オングストロームの厚みの酸化
物/窒化物のサンドウィッチ材料のレベル間酸化物(I
LO)層が浮遊ゲート44の上に沈積される。次いで制
御ゲートがレベル間酸化物(ILO)層の上に形成され
る。後述するように、典型的にはこれは自己整列プロセ
スであり、第1のポリシリコンの層がサブストレート上
に配置され、それに続いてこの層の上面にILOが形成
される。次いでILOの上に第2のポリシリコンの層が
配置され、パターン化され、そしてエッチングされて行
線/制御ゲート/浮遊ゲートの全体構造が形成されるの
である。行線/制御ゲート/浮遊ゲート構造がフィール
ド酸化物層の上に伸びていて、浮遊ゲート44と制御ゲ
ートとの間に高度の結合を与えていることに注目された
い。
【0015】拡散領域34に関連しているソース/ドレ
イン領域が共通導電領域を共有するように形成されてい
るが、領域34に関連しているトランジスタは“非対
称”である。この非対称性は、チャネルの一方の側だけ
にリーチスルー領域が形成されていることから得られる
のである。図4には4個のトランジスタ、即ちトランジ
スタ50、トランジスタ52、トランジスタ56及びト
ランジスタ58が共通拡散領域34の周囲に形成されて
いるように示してある。しかしながら、トランジスタ5
0は拡散領域34とは反対の側のチャネル上に形成され
たリーチスルー領域60を有しており、トランジスタ5
2も拡散領域34とは反対の側のチャネル領域上に形成
されたリーチスルー領域62を有している。これらのト
ランジスタ50及び52は拡散領域34に接続されてい
るドレインを有している。反対に、トランジスタ56は
共通拡散領域34と同一の側のチャネル領域上に配置さ
れているリーチスルー領域64を有しており、トランジ
スタ58も拡散領域34と同一の側のチャネル領域上に
配置されているリーチスルー領域66を有している。従
って拡散領域34がトランジスタ56及び58のソース
を構成している。トランジスタ56及び58を消去する
ためには、トランジスタ56及び58の制御ゲートに負
の中庸の電圧を印加し、また領域34に正の中庸の電圧
を印加する必要がある。しかしながら、たとえトランジ
スタ50もしくは52の何れの制御ゲートに負電圧を印
加したとしても、非対称構造の故にこれらのトランジス
タの浮遊ゲート44上の電荷が乱されることはない。
【0016】図5は、チャネル領域を通る面で見た各ト
ランジスタ50、52、56及び58の断面図である。
このトランジスタはn−チャネルトランジスタであっ
て、p−型サブストレート70の上に形成されている。
活動領域が普通の手法で形成され、次いで約100オン
グストローム厚の薄い酸化物の層が熱酸化によって成長
されてゲート酸化物層72が形成される。約2000オ
ングストローム厚の多結晶シリコン(ポリ)の層が、標
準技術を使用して全表面の上に沈積される。次いでこの
層は種々の浮遊ゲートを画定し、それらの間を分離する
ためにパターン化される。これに続いて、約300オン
グストローム厚のゲート酸化物の層が形成され、この層
は浮遊ゲートと制御ゲートとの間のゲート酸化物層74
になる。次に全表面上に第2のレベルのポリ層が沈積さ
れ、第1のポリ層及び第2のポリ層が共にパターン化さ
れ、エッチングされて浮遊ゲート76及び制御ゲート7
8が形成される。これは自己整列プロセスである。これ
により浮遊ゲート76は薄いゲート酸化物72によって
サブストレート70から分離され、また制御ゲート78
はより厚いゲート酸化物層74によって浮遊ゲート76
から分離される。浮遊ゲート76及び制御ゲート78の
形成に続いて、全表面上に酸化物の層が形成されて酸化
物の順応層になる。次いでこの層に対して、例えば合衆
国特許 4,297,162号に開示されているようなプラズマエ
ッチングを使用して方向性の、もしくは異方性のエッチ
ングを行って全水平表面上の酸化物を除去し、一方浮遊
ゲート76及び制御ゲート78の側壁上の側壁酸化物層
は残す。次に、一方の側壁酸化物層だけを残すようにレ
ジスト層を塗布してパターン化する。これにより側壁酸
化物層がトランジスタのソース側から除去される。
【0017】フォトレジスト層を除去した後に、砒素を
注入して重くドープされたソース/ドレイン領域80及
び82を作る。これに続いて、約8×1014乃至2×1
14イオン/cm3 の線量で燐を注入する。次いでサブ
ストレートを約950°C乃至1000°Cの温度で焼
き戻し、注入した燐を横方向に拡散させて領域80及び
領域82の下にそれぞれ軽くドープされた領域84及び
86を形成させる。領域84が浮遊ゲート76の部分の
下に位置していることに注目されたい。これをリーチス
ルー領域88と呼ぶ。側壁酸化物を形成した方法の故に
領域86が浮遊ゲート76をアンダカットしていないこ
とにも注目されたい。これにより、制御ゲート78に高
電圧を印加し、ソース/ドレイン領域(この例ではトラ
ンジスタのソースからなる)80に低電圧を印加する
と、ファウラ・ノルトハイムトンネリングがリーチスル
ー領域88に発生し、電子が浮遊ゲート76を通して流
れて浮遊ゲート76を負に帯電させ、それによってトラ
ンジスタのしきい値を上昇させる。トランジスタのチャ
ネル領域は、領域84と86との間に位置する領域90
からなる。ソース/ドレイン領域80、82及びリーチ
スルー領域88を形成させた後、サブストレート上に酸
化物の層92を沈積させ、次いでソース/ドレイン接点
(図示してない)の形成と、種々の領域との接触のため
の金属層(図示してない)の形成とを遂行する。図5に
示すトランジスタの構造は、 1988 年 5月 3日付けの合
衆国特許 4,742,492号に開示されている。
【0018】図6は、図5のトランジスタの等価回路で
ある。トランジスタはドレイン93と、浮遊ゲート94
と、リーチスルー領域88に対応するボディ抵抗96
と、トンネルダイオード98とからなる。トンネルダイ
オード98は浮遊ゲート94によって覆われているリー
チスルー領域88のリーチスルー通路を構成している。
制御ゲート100が浮遊ゲートの上に配置され、ソース
102はボディ抵抗96の他方の端に接続されている。
ドレイン93を浮かせ、ソース102に接地電位にし、
そして制御ゲート100に高電圧を印加すると、リーチ
スルー領域88内の酸化物層72を横切って電子のトン
ネリングが発生する。これは浮遊ゲートを負に帯電させ
る。これが「書込み」動作に相当する。「消去」モード
では、再びドレイン93を浮かせ、ソース102に正の
電圧(好ましい実施例では中庸の電圧)を印加し、そし
て制御ゲート100には負の中庸の電圧を印加する。こ
れにより電子は浮遊ゲート94からリーチスルー領域8
8へトンネルし、浮遊ゲート94を正に帯電させる。
「読出し」モードでは、ソース102に事前充電電圧を
印加し、次いで制御ゲート100(このトランジスタが
選択されるとアレイの行線に接続される)に3.0Vの
電圧を印加する。もしこのトランジスタが選択されてい
なければ、このトランジスタの制御ゲートには−3.0
Vの電圧が印加される。浮遊ゲート94が負に帯電して
いると、電流はチャネルを通って流れないので事前充電
電圧は一定に維持される。しかしながら、もし浮遊ゲー
ト94が正に帯電していれば、電流がソース102から
ドレイン93へ流れて事前充電電圧は低下する。これが
センス増幅器によって感知される。しかしながら、ビッ
ト線を事前充電し、トランジスタのソースを接地して、
このトランジスタが導通したか否かを決定するためにセ
ンス増幅器によって事前充電電圧を感知する代替方法を
使用することもできる。
【0019】図7は、トランジスタが、どのように不要
な寄生トランジスタから保護されているかを詳細に示す
図である。この技術においては、サブストレート70は
その中にn−型不純物を低線量で注入することによって
形成したn−ウェル104を有している。この後に、n
−領域104内にp−領域106を形成させる。これら
の領域は、領域104が領域106よりも深く駆動され
るように、従ってn−領域104がp−領域106を取
り囲むように、焼き戻しプロセスによってサブストレー
ト70内へ駆動される。次いで、チャネル領域114上
に形成された浮遊ゲート108及び制御ゲート110か
らなる積重ねゲートを有するトランジスタが形成され
る。次に、図5に関して説明した技術に従って、n+ソ
ース/ドレイン領域116をチャネル領域114の両側
に形成させる。p−領域106内にp+接点領域118
を形成させ、n−領域104内にn+接点領域120を
形成させる。n+接点領域120に接地参照電圧を印加
し、n−領域104に対して負の電圧をp−領域106
に印加する。これにより、領域104と106との間の
pn接合は逆バイアスされ、従って電流は流れなくな
る。従って、p−サブストレート70に対して負の電圧
をソース/ドレイン領域116の一方のトランジスタの
ソースに印加すると、このpn接合を横切る導通が発生
する。これは、1992年10月20日付け合衆国特許 5,157,2
81号に開示されている高電圧タンク構造を構成してい
る。
【0020】図8は、Hセル形態及び本発明による非対
称トランジスタを使用したアレイを示す。このアレイに
は、R0で示されている行線128と、R1で示されて
いる行線130の2本の行線が示されている。複数の列
線132はCOL0、COL1及びCOL2で示されて
いる。複数の仮想接地線134はVG0、VG1及びV
G2と命名されている。各列線132には4つのメモリ
セルが関連している。列線COL0にはメモリセル13
6、138、140及び142が関連しており、各メモ
リセルは図2で説明したような非対称トランジスタから
なっている。各メモリセル即ちトランジスタ136及び
142のソース/ドレイン通路のプログラミング側は列
線COL0に接続されている。トランジスタ136及び
140のソース/ドレイン通路の他方の側はノード14
4に接続されている。一方トランジスタ138及び14
2のソース/ドレイン通路の他方の側はVG0線134
に接続されている。列線COL1にも4つのメモリセル
146、148、150及び152が関連している。し
かしながら、メモリセル即ちトランジスタ146−15
2は、各トランジスタのソース/ドレイン通路のプログ
ラミング側とは反対の側が列線COL1に接続されるよ
うに構成されている。トランジスタ146及び150の
プログラミング側は仮想接地線VG0に接続され、トラ
ンジスタ148及び152のプログラミング側は仮想接
地線VG1に接続されている。
【0021】全てのメモリセルに「フラッシュ書込み」
するためには、全ての行線に正の中庸の電圧を印加し、
次いで全ての列線もしくは仮想接地線に負の中庸の電圧
を印加する必要がある。これによって浮遊ゲートは負に
帯電する。セルの1つを選択的に「消去」するために
は、そのセルに関連する行線に負の中庸の電圧を印加
し、そのトランジスタのプログラミング側に接続されて
いる仮想接地線もしくは列線の1つに正の中庸の電圧を
印加し、残余の仮想接地線及び列線を0電圧に維持する
必要がある。例えば、もしメモリセル146を消去する
のであれば、行線128に負電圧を印加し、VG0線に
接続されているトランジスタ146のプログラミング側
に正電圧を印加する必要がある。トランジスタ150の
制御ゲートに接続されている行線130には0電圧を印
加して、そのゲートとソースにまたがって中庸の電圧だ
けが印加され、全プログラミング電圧が印加されないよ
うにする。従ってトランジスタ150の浮遊ゲート上の
電荷が乱されることはない。更に、“ドレイン”がVG
0線に接続されている2つのトランジスタ138及び1
42は、これらのトランジスタのプログラミング側がV
G0線に接続されていないので、浮遊ゲート上の電荷は
乱されない。トランジスタ138もしくは142の何れ
かを消去する場合には、列線COL0に正の中庸の電圧
を印加し、消去するトランジスタの選択されたゲートに
負の中庸の電圧を印加する必要がある。「読出し」動作
中には、選択されたトランジスタに関連している行を+
3Vに接続し、関連仮想接地線を事前充電電圧に接続
し、そして関連列線をセンス増幅器に接続する。例え
ば、もしトランジスタ146を「読出す」のであれば、
行線128を正の3Vに接続し、行線130を負の3V
に接続し、VG0線を事前充電電圧に接続し、そして列
線COL1をセンス増幅器に接続する。これによりトラ
ンジスタ150は効果的にターンオフされ、センス増幅
器はトランジスタ146を通る導通もしくは非導通だけ
を感知するようになる。代替として、仮想接地線を接地
し、列線を事前充電することができる。この場合、セン
ス増幅器は選択されたセルが列線を放電させたか否かを
感知し、そのセルが導通したか否かを決定することにな
る。
【0022】図9は、図8のアレイのレイアウトを示す
図であって、トランジスタ160、162、164及び
166が図示されている。共通拡散領域168はトラン
ジスタ162のプログラミング側と、トランジスタ16
0の非プログラミング側を構成している。共通拡散領域
170はトランジスタ166のプログラミング側と、ト
ランジスタ164の非プログラミング側を構成してい
る。トランジスタ160及び164の他のソース/ドレ
イン領域は共通拡散領域172である。同様に、共通拡
散領域174はトランジスタ162及び166の他のソ
ース/ドレイン領域を構成している。拡散領域168に
は接点175が設けられ、拡散領域170には接点17
6が設けられている。ソース/ドレイン領域174には
接点178が設けられ、ソース/ドレイン領域172に
は接点180が設けられている。制御ゲート/浮遊ゲー
ト構造がトランジスタ160−166の各チャネル領域
上に設けられている。トランジスタ160及び162の
制御ゲート/浮遊ゲート構造は制御ゲート186とその
下の浮遊ゲート184とからなっている。制御ゲート1
86はトランジスタ160及び162の行線を構成して
いる。同様に、浮遊ゲート188は制御ゲート190の
下に位置し、これらのゲートがトランジスタ164及び
166の制御ゲート/浮遊ゲート構造を構成している。
【0023】トランジスタ160のリーチスルー領域1
92はソース/ドレイン領域172側に設けられてい
る。トランジスタ162のリーチスルー領域194は拡
散領域168側に設けられている。トランジスタ164
のリーチスルー領域196はソース/ドレイン領域17
2側に設けられている。トランジスタ166のリーチス
ルー領域198は拡散領域170側に設けられている。
図10は、代替アレイ実施例の詳細図である。複数のE
EPROMトランジスタセル224が行及び列に配列さ
れ、プログラミング動作にファウラ・ノルトハイムトン
ネリングを使用する浮遊ゲートトランジスタメモリセル
が使用されている。複数の語線226の1つ1つは各行
のメモリセル224に関連付けられ、それぞれのメモリ
セル224の制御ゲートに接続されている。複数の列線
228の1つ1つはメモリセル224の1つの列に関連
付けられ、関連するメモリセルのドレインに接続されて
いる。各列線はビット線BL0、BL1...BLnと
して示されている。また、複数の仮想接地線229の1
つ1つがメモリセル224の1つの列に関連付けられて
いる。各仮想接地線229は関連する列内の関連メモリ
セルトランジスタ224のソースに接続されている。仮
想接地線229はそれぞれVG1、VG2...VGn
と命名してある。
【0024】図10に示す例には2本の語線WLn 及び
WLn+1 と、3本のビット線BLn、BLn+1 及びBL
n+2 と、3本の仮想接地線VGn 、VGn+1 及びVG
n+2 とが示されている。語線WLn に関連しているメモ
リセルトランジスタ224は関連しているビット線BL
n 、BLn+1 及びBLn+2 毎にC00、C01及びC0
2と命名されている。また語線WLn+1 に関連している
メモリセルトランジスタ224にはC10、C11及び
C12と命名してある。セルに書込むためには、即ち浮
遊ゲートを負に帯電させるためには、語線226に正電
圧を印加し、メモリセルトランジスタ224のソース及
びドレインに負電圧を印加して各メモリセル224のソ
ース側から浮遊ゲートへ電子がトンネルできるようにす
る必要がある。これは、2つの方法によって達成するこ
とができる。一つの方法では、約18Vの高電圧レベル
を全ての語線226に印加し、列線228及び仮想接地
線229には接地もしくは0電圧を与える。代替とし
て、そして好ましい実施例では、語線226には約9V
の中庸の電圧を印加し、列線228及び仮想接地線22
9には−9Vの負の中庸の電圧を印加する。セルを「フ
ラッシュ消去」するためには、語線226に負の中庸の
電圧を印加し、列線228に正の中庸の電圧を印加する
だけでよい。
【0025】本発明のプログラミングモードでは、アレ
イに対して先ず「フラッシュ消去」動作を遂行し、次い
で選択したセルに対して「書込み」動作を遂行する。個
々のビットプログラミングを行うことができるようにメ
モリセルトランジスタ224の1つに選択的に「書込
み」を行うためには、選択したトランジスタのソース及
びドレインに対して正の電圧をその制御ゲートに印加す
る必要がある。しかしながら、選択されないセルの浮遊
ゲート上の電荷が乱されないように、アレイ内の隣接す
るセル及び他のセルのソース及びドレインに別の電圧を
印加することも重要である。例えば、C11と命名され
ているメモリセルトランジスタ224を考えよう。以下
の表2は「フラッシュ書込み」、「書込み」「読出し」
及び「フラッシュ消去」動作のために必要な電圧を示
す。 表 2 モード WLn WLn+1 VGn BLn VGn+1 BLn+1 VGn+2 BL+2 フラッシュ +MV +MV MV -MV -MV -MV -MV -MV 書込み +HV +HV 0V 0V 0V 0V 0V 0V セル書込み +HV/2 +HV 浮動 +HV/2 浮動 0V 浮動 +HV/2 セル読出し -Vr +Vr O 浮動 0V Vs 0 浮動 フラッシュ -MV -MV 浮動 +MV 浮動 +MV 浮動 +MV 消去 注:HV=高電圧(18V) MV=中庸の電圧(9V) Vr=語線読出し電圧(5V(VDD)) Vs=ビット線センス電圧(1.2V) 始めに、全ての語線に例えば9Vの正の中庸の電圧を印
加し、ビット線に例えば−9Vの負の中庸の電圧を印加
して、全てのメモリセルトランジスタ224の浮遊ゲー
トから全ての負の電荷を除去する。セルが過消去になら
ないように、即ちそのしきい値電圧が負にならないよう
に、負の中庸の電圧のレベルを調整することができる。
セルC11に「書込む」には、語線WLn+1 に+18V
の高電圧を印加し、残余の語線にはこの高電圧の半分の
電圧、即ち+9Vを印加する。ビット線BLn+1 には0
Vの値を印加し、残余のビット線には高電圧の半分の電
圧即ち+9Vを印加し、そして全ての仮想接地線を浮か
せる。従って、セルC11のトンネルダイオードにはそ
れにまたがって+18Vの電圧が印加され、通常のEE
PROMセルでは必要な高いノード電位を必要とするこ
となく、関連浮遊ゲートから電荷が除去される。しかし
ながら、制御ゲートが語線WLn+1 に接続されている同
一行内の他のメモリセルC10及びC12の浮遊ゲート
上の電荷が、いわゆる“書込み擾乱”動作によって乱さ
れないようにすることが重要である。これは語線WL
n+1 に関連する行内の選択されないセルに関連するビッ
ト線に+9Vを印加し、この選択されないセルの関連ト
ンネルダイオードにまたがって+9Vだけが印加される
ようにすることによって達成される。これにより、この
電圧はファウラ・ノルトハイム形態でのトンネリングを
生じさせるには不充分なレベルになる。
【0026】選択されない語線上の残余のセルに関して
は、選択されないセルの語線上の電圧が高電圧レベルの
半分であり、また選択されないセルの関連ビット線には
0電圧レベルが印加されているので、選択されたセルC
11に比して低い電圧がそれらのトンネルダイオードに
またがって印加されている。そのため、この電圧はファ
ウラ・ノルトハイム形態でのトンネリングを生じさせる
には不充分なレベルである。代替として、「書込み」動
作のためにC11の語線に例えば+9Vのような正の中
庸の電圧を印加し、残余の語線に0Vの電圧を印加し、
選択されたセルのビット線に例えば−9Vのような負の
中庸の電圧を印加し、そして選択されないセルのビット
線に0電圧レベルを印加してもよい。接地に対して負の
電圧及び正の電圧を使用し、単一の正のプログラミング
電圧を使用することにより、分離した制御トランジスタ
の使用を必要とせずにアレイをビットプログラミングモ
ードで動作させることが可能になり、従ってアレイの大
きさをより小型にすることが可能になる。図11は、メ
モリアレイの平面図である。このメモリアレイは4個の
メモリセルトランジスタ、即ちトランジスタ230、ト
ランジスタ232、トランジスタ234及びトランジス
タ236を含み、トランジスタ230及び232が共通
の行内にあり、トランジスタ234及び236が別の共
通の行内にあり、トランジスタ230及び234が共通
の列内にあり、そしてトランジスタ232及び236が
別の共通の列内にある。各トランジスタは、ビット線2
28に接続されているソース拡散領域238に関連付け
られ、また仮想接地線229に接続されているドレイン
拡散領域240に関連付けられている。これらのトラン
ジスタは、各ソース拡散領域238が共通列内の2個の
トランジスタによって共有され、また各ドレイン拡散領
域240が共通列内の2個のトランジスタによって共有
されるように配列されている。ドレイン拡散領域240
は、関連する列に沿って伸びている活動領域内に形成さ
れている。
【0027】2つの部分、即ち第1のトンネルダイオー
ド部分244と、第2の制御ゲート部分246とを有す
る浮遊ゲート構造242が設けられている。トンネルダ
イオード部分244はドレイン拡散領域240に接する
活動領域の上に伸びており、約100オングストローム
厚の薄いトンネル酸化物層247によって活動領域から
分離されている。このトンネル酸化物層247は、トン
ネルダイオード部分244が薄いトンネル酸化物層24
7によって活動領域から分離されるように窓内に形成さ
れている。浮遊ゲート構造242の制御ゲート部分24
6は、活動領域の別のそして分離した部分の上に伸びて
いるが、約350オングストローム厚の高電圧酸化物に
よって活動領域から分離されている。制御ゲート250
が浮遊ゲート242の縁に重なるような積重ねではない
形態で、制御ゲート250が浮遊ゲート242の上に配
置されている。この構造は 1993 年 7月 6日付け合衆国
特許 5,225,700号に開示されている。しかしながらこの
特許と唯一異なる箇所は、後に詳述するように番号25
2を付した制御ゲート250の重なり部分がゲート構造
として組合せパスゲートを構成していることである。ト
ランジスタ230及び232の制御ゲート250は語線
254の一部をなし、トランジスタ234及び236の
制御ゲート250は語線256の一部をなしている。各
ドレイン拡散領域240はその中に形成された接点25
8を有し、また各ソース拡散領域238はその中に形成
された接点260を有している。破線で示すように上側
レベル金属層が形成されていて、ビット線262及び仮
想接地線264を構成している。金属ビット線262は
関連する列内の全てのトランジスタのドレイン拡散領域
240をインタフェースするように動作可能であり、ま
た仮想接地線264は関連する列内の全てのトランジス
タのソース拡散領域238をインタフェースするように
動作可能である。
【0028】図12は、図11のメモリセルの1つの第
2のポリレベルにおける断面斜視図である。製造に際し
て、p−型サブストレート270が準備され、その中に
高電圧n−タンク272が形成される。この高電圧n−
タンク272内に低電圧p−タンク274が形成され
る。n−タンク272によって取り囲まれたこの低電圧
p−タンク274は、メモリセルトランジスタ224を
含んでいる。n−タンク272及びp−タンク274
は、先ず、これらのタンクを形成させるべき領域を除く
チップの部分をマスクすることによって形成される。次
いで、n−型材料を高エネルギレベルで注入する。次に
サブストレート上に第2のマスクを配置してn−タンク
272内に1つの領域を画定する。次いでこの第2のマ
スクされた領域内に、硼素を例えば約1×1014イオン
/cm2 で且つ約40keVの注入エネルギで注入して
低電圧p−注入領域を形成し、低電圧p−タンク274
を形成させる。次にサブストレート270に駆動段階を
遂行してタンク272及び274をサブストレート内へ
駆動する。タンク272はタンク274より深くサブス
トレート内へ駆動される。n−タンク272及びp−タ
ンク274を形成した後に濠埋め酸化物及び濠埋め窒化
物(図示してない)を沈積させ、パターン化し、そして
エッチングする。次いでフォトレジストの層(図示して
ない)を沈積させ、パターン化してメモリセルの周縁に
生ずるチャネルストップ注入を画定する。チャネルスト
ップフォトレジスト層を剥した後に、窒化物/酸化物層
によってマスクされていないこれらの場所のエピタキシ
層の表面にLOCOS酸化物(図示してない)を成長さ
せて活動領域を画定する。
【0029】LOCOS酸化物を形成させた後に、p−
タンク274内の少なくともトンネル酸化物層247に
なるべき領域を取り囲む領域内にダミー酸化物(図示し
てない)を成長させる。次いでこのダミー酸化物(図示
してない)を通して燐のトンネルダイオード注入を遂行
する。例えば、約5.0×1014イオン/cm2 の線量
で、且つ約100keVの注入エネルギで燐を注入す
る。これにより注入領域276が形成される。次いでダ
ミー酸化物(図示してない)をエッチングにより除去す
る。次に、露出された半導体エピタキシ層の表面上に、
例えば350オングストロームの深さのトランジスタゲ
ート絶縁体層を成長させて酸化物層278を作る。次い
で、後にトンネル酸化物層247を含むようになる窓内
のこの酸化物層を剥がして除き、その中にトンネル酸化
物層247を約100オングストロームの深さまで成長
させる。酸化物層を成長させた後に、サブストレート上
に第1の多結晶シリコン(ポリ)の層を約2,000オ
ングストロームの厚みに沈積させる。次に、この層をパ
ターン化し、エッチングして浮遊ゲート242を形成さ
せ、トンネルダイオード部分244及び制御ゲート部分
246を活動領域上に伸ばす。次いでレベル間窒化物及
び酸化物層を浮遊ゲート242の露出された表面上に形
成させる。
【0030】次に、第2のレベルのポリ層を沈積させ、
ドープし、パターン化し、そしてエッチングして制御ゲ
ート250及び行線254を画定する。次いで、側壁酸
化物及び頂部酸化物(図示してない)を制御ゲート25
0上に沈積させる。側壁酸化物は爾後の注入のための自
己整列マスクを形成する。側壁酸化物及び頂部酸化物を
形成させた後に、活動領域の露出された表面から燐及び
砒素の両方もしくは何れか一方のn+ソース/ドレイン
注入を遂行する。これにより、n+ソース領域238及
びn+ドレイン領域240が形成され、また制御ゲート
250の2つの延長部分(即ち、浮遊ゲート242のト
ンネルダイオード部分244及び制御ゲート部分246
を覆っている重なり部分)252の間にn+領域280
が形成される。しかし、ソース領域238は制御ゲート
250の延長部分252の外側の縁288に整列してい
るチャネルの側284を有し、これは浮遊ゲート242
の制御ゲート部分246の縁から離れて位置しているこ
とに注目することが重要である。好ましい実施例では、
延長部分252は浮遊ゲートの縁から約1ミクロンだ
け、もしくは浮遊ゲートを形成した第1のポリ層の厚み
の約3倍だけ遠去かって伸びている。これによりチャネ
ルはソース拡散領域238からドレイン拡散領域240
まで伸び、後述する“パス”トランジスタと呼ばれるト
ランジスタが形成される。
【0031】図13は、図12の構造の等価回路であ
る。この等価回路は、パストランジスタ290と、浮遊
ゲートトランジスタ292と、トンネルダイオード29
4とからなる。図示のように、パストランジスタ290
は浮遊ゲートトランジスタ292と直列になっている。
浮遊ゲートトランジスタ292は、浮遊ゲート242の
制御ゲート部分246に関連付けられ、また約350オ
ングストロームの酸化物部分に関連付けられている。こ
れにより浮遊ゲート242のこの部分にファウラ・ノル
トハイム電子トンネリングが発生する。「書込み」動作
中、制御ゲート250には正の中庸の電圧が印加され、
ソース及びドレインには負の中庸の電圧が印加されるの
で、トランジスタにまたがって約+18Vが印加され
る。これは浮遊ゲート242を負に帯電させ、その結果
トンネル酸化物層247を横切ってトンネリングが発生
する。プログラミング状態を変化させる、即ち、浮遊ゲ
ートを正に帯電させるためには、制御ゲート250に負
の中庸の電圧を印加し、ドレイン240に正の中庸の電
圧を印加し、そしてソース(接点)260は浮かせるこ
とができる。図13のセルの浮遊ゲートトランジスタ部
分292は約0.5−1.0Vのしきい値電圧を有し、
一方パストランジスタ部分290も0.5−1.0Vの
しきい値電圧を有している。しかしながら、パストラン
ジスタ290のしきい値電圧は“制御可能”であるのに
対して、トンネルダイオード294と組合った浮遊ゲー
トトランジスタ292のしきい値電圧は浮遊ゲート上の
電荷の関数である。これは−1.0V程度まで低くもな
り得るし、3.0V程度まで高くもなり得る。もしパス
ゲート構造290が存在しなければ、トンネルダイオー
ド294を通しての浮遊ゲートトランジスタ292のプ
ログラミング動作は、低しきい値電圧を達成するために
より精密に制御する必要があろう。この理由は、もしセ
ルをVdd=3.0Vで動作するような低電圧システムに
使用するのであれば、“消去”モードにおけるしきい値
は0.5−1.0Vの間になければならず、換言すれば
決して負になってはならないからである。これらのトラ
ンジスタのしきい値はしきい値注入で調整されるから、
チップ全体では0.5V程度までの大きさでばらつき得
るしきい値の分布が存在するようになる。従って、トラ
ンジスタが負のしきい値電圧を有することを許さずに、
低電圧動作で低しきい値電圧を達成することが比較的困
難であることが理解されよう。このようにトランジスタ
が負のしきい値電圧を有すると、制御ゲート250に制
御電圧が存在していないにも拘わらずトランジスタは導
通させられる。しかしながら、本発明の組合せパスゲー
ト構造を使用することによって、パストランジスタ29
0は単一の制御ゲートを有するメモリセルと組合わせる
ことが可能になり、このセルは、隣接する行内の隣接す
るセルの「書込み」動作中に、選択されていないセルを
導通させることなく、その浮遊ゲート部分が負のしきい
値電圧を有することができるようになる。
【0032】図14は、n−高電圧タンク272及びp
−低電圧タンク274の詳細を示す図である。n−タン
ク272はそれに関連するn+接点領域300を有し、
この領域は接地もしくは0電圧に接続される。またp−
タンク274はそれに関連するp+接点領域302を有
し、この領域は領域238、240もしくは280の何
れに印加される何れの電圧よりも負である負電圧に接続
される。これにより、n−タンク272とp−タンク2
74との間のpn接合は逆バイアスされ、また領域23
8、240もしくは280とp−タンク274との間の
pn接合も逆バイアスされるので、サブストレートへの
導通を生じさせることなく領域238、領域240もし
くは領域280に負電圧を印加できるようになる。図2
及び図10に示すセル24及び224を駆動するために
必要な回路を図15及び図16に示す。図15は、必要
なバイポーラ電圧レベルを発生するために必要な回路の
ブロック線図であり、一方図16は、各線を特定の動作
モードに必要な電圧で駆動するのに必要なスイッチング
回路を示す。図15において、例えば5Vの単一の電圧
源が線355への入力として使用され、線359は接地
されるか、もしくはサブストレート電圧にされる。公知
の設計の3つのチャージポンプ357、356及び35
8が、線355と359とにまたがって並列に接続され
ている。各チャージポンプ357、356及び358
は、関連出力線364、362及び360にそれぞれ出
力電圧−Vgg、−Vpp及び+Vppを供給する。
【0033】図16の回路は、入力線370から受信す
る入力制御信号に応答して動作する。入力制御信号はイ
ンバータ372と、Vddもしくは+5Vがゲートに印加
されている電界効果トランジスタ376のソース・ドレ
インとに並列に供給される。インバータ372の出力
も、Vddもしくは+5Vがゲートに印加されている電界
効果トランジスタ374を通過する。トランジスタ37
4の出力は、nチャネルトランジスタ377のゲート
と、pチャネルトランジスタ378のゲートと、pチャ
ネルトランジスタ380のドレインとに並列に接続され
ている。トランジスタ380のソースはVpp線382に
接続され、ゲートはトランジスタ377のドレインに接
続されている。トランジスタ377のソースはVss線3
84において接地され、トランジスタ378のソースは
pp線382に接続されている。トランジスタ376の
出力はトランジスタ390、392及び394(トラン
ジスタ390及び394はpチャネルトランジスタ)の
ゲートに供給される。トランジスタ390及び392の
ドレインはトランジスタ396のゲートと、トランジス
タ394のソースとに接続されている。トランジスタ3
94のドレインはVgg線400と、pチャネルトランジ
スタ398のゲートとに接続されている。トランジスタ
396のソースはVpp線382に接続され、そのドレイ
ンはトランジスタ376の出力に接続されている。トラ
ンジスタ390のソースはVpp線382に接続され、一
方トランジスタ392のソースはVss線404に接続さ
れている。
【0034】出力トランジスタ379のソースはVpp
382に接続され、そのドレインは出力線386に接続
されている。一方その相補ドライバトランジスタ398
のドレインは−Vpp線406に接続され、そのソースは
出力線386に接続されている。出力線386は、Vss
に接続されている出力コンデンサ388によって充放電
される。動作を説明する。入力線370からの入力が0
電圧であるとインバータ372の出力には正の信号が現
れ、この信号はトランジスタ377及び378のゲート
に印加される。それに応答してトランジスタ377が導
通してトランジスタ379及び380のゲートを接地し
両者を導通させる。ターンオンしたトランジスタ379
はVpp線382を出力線386へ接続する。チャージポ
ンプ358は、コンデンサ388を+Vppまで充電する
ように動作する。同時に、トランジスタ380がVpp
382をトランジスタ377及び378のゲートに接続
するのでトランジスタ377はオン状態を維持し、トラ
ンジスタ378のソース・ゲートにまたがる正味の電圧
を0にするのでトランジスタ378を遮断させる。トラ
ンジスタ374はVppがインバータ372に伝わるのを
阻止する。従って、コンデンサ388はトランジスタ3
79のチャネル抵抗を通してVppまで充電される。
【0035】トランジスタ376を通して0出力が印加
されると、トランジスタ390及び394が導通して線
382上の+Vppがトランジスタ398のゲートに印加
され、トランジスタ398はオフを維持する。入力信号
が論理“1”であると、インバータ372は論理“0”
信号をトランジスタ377及び378のゲートに供給し
てトランジスタ378を導通させ、線382上のVpp
トランジスタ379のゲートに印加させる。これにより
トランジスタ379は遮断され、オフ状態を維持する。
論理“1”の入力信号はトランジスタ392を導通さ
せ、0電圧をトランジスタ392のソースに印加させる
のでトランジスタ392をオフにさせ続ける。そこで−
ggチャージポンプ357及び−Vpp356チャージポ
ンプが活動し、トランジスタ398が導通して出力線3
86を−Vppに向かって充電する。同時にVpp線382
がVdd線355に結ばれる。図15の回路が発生する電
圧は要求に応じて様々であることは明白である。図14
のセルの場合には、ビット線及び語線の両方もしくは何
れか一方のためと、p−タンク276のための負電圧と
して+18V、+9V、−9V、+3.0V及び−3V
が適切であろう。
【0036】要約すれば、Xセルレイアウトを使用した
フラッシュEEPROMメモリアレイが提供されてい
る。Xセルレイアウト内の各セルは浮遊ゲートEEPR
OMメモリセルからなり、この浮遊ゲートEEPROM
メモリセルはその一方の側だけからしかプログラムする
ことができないので非対称である。各列線は共通拡散ノ
ードを有し、これらのノードは分離した行の2個のトラ
ンジスタのソースと、分離した2つの行の2個のトラン
ジスタのドレインとに接続されている。トランジスタの
プログラミング側は、所与の行内では一方のトランジス
タだげが共通拡散領域に接続されているプログラミング
側を有するようになっている。行線に正の中庸の電圧を
印加し、列線に負の中庸の電圧を印加して、そのトラン
ジスタのプログラミング側のファウラ・ノルトハイムト
ンネル用ダイオードを通して浮遊ゲートを負に帯電させ
ることによって全アレイは「フラッシュ書込み」動作に
される。各セルは、それをプログラムする目的で選択的
に消去することが可能であり、この場合には選択された
トランジスタに関連する列線を除く全ての列線に0電圧
を印加し、選択されたトランジスタに関連する列線には
正の中庸の電圧を印加する。選択されたトランジスタの
語線には負の中庸の電圧を印加する。同一の列線及び同
一の行線に関連付けられている2個のトランジスタに関
しては、その列線に接続されているプログラミング側を
有している方のトランジスタだけが消去される。各メモ
リセル内の各トランジスタは、高電圧タンク内に配置さ
れ、この高電圧タンクはそれを取り囲むチャネル領域と
は反対の導電型である。逆バイアスされたpn接合が形
成され、それによりメモリセルトランジスタのソース/
ドレインに負の電圧を印加することができるように、こ
の高電圧タンクの電圧はサブストレートよりも小さい電
圧にされる。
【0037】また組合せパスゲート/浮遊ゲートメモリ
セルを使用したフラッシュEEPROMメモリアレイも
提供されている。このメモリセルは非積重ね構造を含
み、この構造の浮遊ゲートは2つの部分、即ち能動トラ
ンジスタ領域上に位置して比較的厚いゲート酸化物を有
する浮遊ゲートを形成している1つの部分と、活動領域
上に位置して比較的薄いトンネル酸化物を有するトンネ
ルダイオード領域を形成している1つの部分とを有して
いる。このトンネルダイオード領域が、ファウラ・ノル
トハイムトンネリングの発生をもたらす。制御ゲート構
造は浮遊ゲート構造上に位置してそれらの縁が重なり合
っている。浮遊ゲートトランジスタの一方の側に、制御
ゲート構造とその下のチャネル領域とに重要な重なりが
存在し、チャネル領域は浮遊ゲート構造のその縁から遠
く伸びてパスゲート構造を形成している。このパスゲー
ト構造は、浮遊ゲートセルと直列のパスゲートを形成し
ている。以上の記載に関連して、以下の各高を開示す
る。 1. メモリアレイを有する電気的に消去可能な、電気
的にプログラム可能な読出し専用メモリにおいて、上記
メモリアレイは、行及び列に配列された複数の非対称蓄
積トランジスタと、複数の行線と、複数の列線と、フラ
ッシュ書込み回路と、選択消去回路と、読出し回路とを
備え、上記非対称トランジスタは、制御ゲートと、チャ
ネルによって分離されているソース及びドレインと、浮
遊ゲートとを有し、上記非対称トランジスタは、上記チ
ャネルのプログラミング側を構成している上記チャネル
の一方の側だけからファウラ・ノルトハイムトンネリン
グによってプログラムされるように動作可能であり、上
記複数の行線は、それぞれ上記非対称トランジスタの上
記行の1つに関連付けられていて、関連非対称トランジ
スタの制御ゲートに接続され、上記複数の列線は、それ
ぞれ上記非対称トランジスタの上記列の1つに関連付け
られており、上記各非対称トランジスタは、上記列線の
1つの線に接続されているソースと、上記列線の別の線
に接続されているドレインとを有し、同一の行内の上記
非対称トランジスタの少なくとも2つは上記列線の共通
の線に接続されているソースもしくはドレインの一方を
有していて、上記少なくとも2つの非対称トランジスタ
の1つだけのプログラミング側が上記共通列線に接続さ
れ、上記フラッシュ書込み回路は、実質的に全ての上記
非対称トランジスタの浮遊ゲートを負に帯電させ、上記
選択消去回路は、上記少なくとも2つの非対称トランジ
スタの選択された1つから電荷を選択的に除去し、上記
読出し回路は、上記少なくとも2つの非対称トランジス
タの選択された1つの上記浮遊ゲートが負に帯電してい
るか否かを選択的に決定することを特徴とする電気的に
消去可能な、電気的にプログラム可能な読出し専用メモ
リ。
【0038】2. 上記各非対称トランジスタのプログ
ラミング側は、そのソースである上記1項に記載のメモ
リ。 3. 上記各非対称トランジスタは、上記列線の1つの
線に接続されているソースと、上記列線に隣接する線に
接続されているドレインとを有している上記1項に記載
のメモリ。 4. 上記非対称トランジスタの少なくとも4つは、上
記列線の共通の線に接続されているソースもしくはドレ
インを有し、上記4つのトランジスタは上記複数の行の
1つの行からの2つの上記非対称トランジスタと、上記
複数の行の別の行からの2つの上記非対称トランジスタ
とからなり、ある共通の行内の上記4つのトランジスタ
の1つはある共通の行内の上記非対称トランジスタの1
つだけのプログラミング側が上記共通列線に接続される
ように配向されている上記1項に記載のメモリ。 5. 上記4つのトランジスタは、Xセル構成に配列さ
れている上記4項に記載のめもり。 6. 上記各非対称トランジスタは高電圧タンク内に収
納され、上記高電圧タンクは上記各非対称トランジスタ
のソース及びドレインの導電型と同一の導電型であって
上記関連非対称トランジスタのソース及びドレインを取
り囲む半導体材料より低い電圧に接続され、逆バイアス
されたpn接合を形成している上記5項に記載のメモ
リ。
【0039】7. 上記選択消去回路は、正電圧と、負
電圧と、上記負電圧を上記2つの非対称トランジスタの
選択された1つのプログラミング側に関連している上記
列線の1つの線に接続し、上記正電圧を上記2つのトラ
ンジスタの選択された1つに関連している上記行線に接
続する回路とを備えている上記1項に記載のメモリ。 8. 上記負電圧は接地電圧より低く、上記正電圧は上
記接地電圧より高い上記7項に記載のメモリ。 9. 上記負電圧の絶対値は、上記正電圧に実質的に等
しい上記7項に記載のメモリ。 10. 上記各非対称トランジスタは高電圧タンク内に
収納され、上記高電圧タンクは上記各非対称トランジス
タのソース及びドレインの導電型と同一の導電型であっ
て上記関連非対称トランジスタのソース及びドレインを
取り囲む半導体材料より低い電圧に接続され、逆バイア
スされたpn接合を形成している上記9項に記載のメモ
リ。
【0040】11. 上記フラッシュ書込み回路は、正
電圧と、負電圧と、上記負電圧を全ての上記列線に接続
し、上記正電圧を全ての上記行線に接続する回路とを備
えている上記1項に記載のメモリ。 12. 上記負電圧は接地電圧より低く、上記正電圧は
上記接地電圧より高い上記7項に記載のメモリ。 13. 上記負電圧の絶対値は、上記正電圧に実質的に
等しい上記7項に記載のメモリ。 14. 上記読出し回路は、正の読出し電圧と、負の読
出し電圧と、上記正の読出し電圧を上記非対称トランジ
スタの選択された1つの線に関連している上記行線の1
つに接続し、上記負の読出し電圧を上記行線の残余の線
に接続する回路と、上記非対称トランジスタのソース及
びドレインのチャネルにまたがって電圧を印加して上記
非対称トランジスタが導通しているか否かを決定する感
知回路とを備えている上記1項に記載のメモリ。
【0041】15. 上記各非対称トランジスタは高電
圧タンク内に収納され、上記高電圧タンクは上記各非対
称トランジスタのソース及びドレインの導電型と同一の
導電型であって上記関連非対称トランジスタのソース及
びドレインを取り囲む半導体材料より低い電圧に接続さ
れ、逆バイアスされたpn接合を形成している上記14
項に記載のメモリ。 16. 上記負の読出し電圧は接地である上記14項に
記載のメモリ。 17. 上記負の読出し電圧は接地電圧より低い電圧で
あり、上記正の読出し電圧は上記接地電圧より高い上記
14項に記載のメモリ。 18. 第1の導電型の半導体サブストレートの表面上
に行及び列に配列されているEEPROMメモリセルの
メモリアレイを有するフラッシュEEPROMメモリに
おいて、メモリセルの各々は、内部に画定されているチ
ャネルを有する活動領域と、上記チャネル領域の一方の
側の上記活動領域内に画定されているソース領域と、上
記ソース領域とは反対の上記チャネル領域の他方の側に
形成されているドレイン領域と、上記チャネル領域の一
部分の上に伸びている制御ゲート部分と、上記ソース及
びドレイン領域の一方の上に伸びているトンネルダイオ
ード部分とを有する浮遊ゲート構造と、上記トンネルダ
イオード部分と上記活動領域との間に配置され、それを
通してファウラ・ノルトハイムトンネリングを可能にす
るトンネル酸化物層と、上記制御ゲート部分と上記チャ
ネル領域との間に配置されているゲート酸化物と、上記
浮遊ゲート構造の上に配置され、レベル間酸化物の層に
よって上記浮遊ゲート構造から分離されている制御ゲー
ト構造とを備え、上記制御ゲート構造は、上記浮遊ゲー
ト構造の上記制御ゲート部分によって覆われない上記チ
ャネル領域の実質的に全てを覆う重なり部分を有し、上
記制御ゲート構造の上記重なり部分は、上記浮遊ゲート
構造の上記制御ゲート部分が重なっている上記制御ゲー
ト構造の部分によって形成されている浮遊ゲートセルと
直列のパストランジスタを形成していることを特徴とす
るフラッシュEEPROMメモリ。
【0042】19. 上記浮遊ゲート構造のトンネルダ
イオード部分は、上記ソース領域の上に伸びている上記
18項に記載のメモリ。 20. 上記ソース領域は、第1の導電型材料とは反対
の第2の導電型材料でドープされ、上記チャネル領域と
境を接している第1のドープされた領域と、上記第2の
導電型材料でドープされ、上記第1のドープされた領域
に接して配置されているトンネルダイオード領域と、上
記第1のドープされた領域とは反対の上記トンネルダイ
オード領域に接して配置されている上記第2の導電型材
料の第2のドープされた領域とを備え、上記浮遊ゲート
構造の上記トンネルダイオード部分は上記トンネルダイ
オード領域の上に伸び、上記トンネル酸化物層によって
上記トンネルダイオード領域から分離されており、上記
トンネルダイオード領域は上記第1及び第2のドープさ
れた領域よりも高い抵抗を有している上記19項に記載
のメモリ。
【0043】21. 上記浮遊ゲート構造は、上記トン
ネルダイオード部分と上記制御ゲート部分との間に配置
され、且つ上記活動領域の外側に配置されている結合部
分を含む上記18項に記載のメモリ。 22. 上記ゲート酸化物層は、上記トンネル酸化物層
より厚い上記18項に記載のメモリ。 23. 上記浮遊ゲート構造は多結晶シリコン材料の第
1の層を備え、上記制御ゲート構造は多結晶シリコン材
料の第2の層を備え、上記第2の多結晶シリコン層は上
記第1の多結晶シリコン層の実質的に全ての縁に重なっ
て上記浮遊ゲート構造を形成している上記18項に記載
のメモリ。 24. 上記浮遊ゲート構造は導電性材料の第1の層を
備え、上記制御ゲート構造は導電性材料の第2の層を備
え、上記制御ゲート構造の上記重なりの部分の幅は上記
第1の層の厚みの3倍より大きい上記18項に記載のメ
モリ。 25. 上記制御ゲート構造の上記重なりの部分は、上
記浮遊ゲート構造から外向きに、上記浮遊ゲート構造の
上記トンネルダイオード部分とは反対の側の上記チャネ
ル領域に伸びている上記18項に記載のメモリ。
【0044】26. 上記活動領域は第1の導電型の第
1のタンク内に配列され、上記第1のタンクは上記ソー
スもしくはドレイン領域の何れかと上記タンクとの間の
半導体接合の逆バイアスを防ぐような電圧にバイアスさ
れ、上記第1のタンクは第2の導電型の第2のタンク内
に配列されていて上記第1のタンクはサブストレートか
ら分離され、上記第2のタンクは上記第1のタンクと上
記第2のタンクとの間の半導体接合の順バイアスを防ぐ
ような電圧にバイアスされている上記18項に記載のメ
モリ。 27. EEPROMメモリアレイ(10)は、行線
(226)と、列線(228)と、仮想接地線(22
9)との間に対称アレイに接続されている複数のメモリ
セル(224)を含む。各メモリセルは、制御ゲートに
接続されている組合せパスゲートを含む。浮遊ゲート
(242)が形成され、活動領域の上に伸びる2つの部
分、即ちトンネルダイオード部分(244)と制御ゲー
ト部分(246)とを有する非積重ね構造が使用されて
いる。トンネルダイオード部分(244)は薄いトンネ
ル酸化物層(247)上に配置され、ファウラ・ノルト
ハイムトンネリングを発生させ得るトンネルダイオード
を形成している。制御ゲート部分(246)はトンネリ
ングが発生しないように遥かに厚い酸化物層の上に配置
されている。浮遊ゲート(242)の一方の側のゲート
酸化物層の上には制御ゲートの延長部分(252)が伸
びてパスゲート構造を形成している。パスゲート構造は
浮遊ゲートセルと直列に形成された組合せ構造である。
組合せパスゲートは、セルが選択されない時に不要に導
通することなく、浮遊ゲートセルを過消去させ得る制御
可能なしきい値を有している。
【0045】以上に好ましい実施例を説明したが、特許
請求の範囲によって限定される本発明の思想及び範囲か
ら逸脱することなく、多くの変更、置換及び代替をなし
得ることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】EEPROMのブロック線図である。
【図2】アレイの回路図である。
【図3】金属レベルを取り除いたアレイのセルレイアウ
トの概要図である。
【図4】Xセルレイアウト内の1組のセルの詳細図であ
る。
【図5】EEPROMメモリセルの1つの断面図であ
る。
【図6】図5のトランジスタの等価回路である。
【図7】セルの断面図であって、高電圧タンクを示す図
である。
【図8】本発明の非対称セルを使用したHセルレイアウ
トの回路図である。
【図9】Hセル構成のレイアウトの平面図である。
【図10】アレイの代替実施例の回路図である。
【図11】アレイの代替実施例のセルレイアウトの平面
図である。
【図12】EEPROMメモリセルの1つの断面斜視図
である。
【図13】EEPROMメモリセルの等価メモリの回路
図である。
【図14】メモリセルの断面図であって、高電圧タンク
を示す図である。
【図15】各セルに必要な種々の電圧レベルを供給する
ための電気回路のブロック線図である。
【図16】アレイの各語線を駆動するための回路の回路
図である。
【符号の説明】
10 メモリセルのアレイ 12 行デコーダ/レベルシフタ 14 列デコーダ/レベルシフタ/センス増幅器 16 制御/チャージポンプ回路 18 I/Oインタフェース 20 アドレスバス 22 データバス 24 メモリセル 26 語線 28 列(ビット)線 30 Xセルノード 34 拡散領域 36 ソース/ドレイン領域 38 浮遊ゲート構造 40 接点 44 浮遊ゲート 50、52、56、58 トランジスタ 60、62、64、66 リーチスルー領域 70 サブストレート 72、74 ゲート酸化物層 76 浮遊ゲート 78 制御ゲート 80 ソース領域 82 ドレイン領域 84、86 軽くドープされた領域 88 リーチスルー領域 90 チャネル領域 92 酸化物の層 93 ドレイン 94 浮遊ゲート 96 ボディ抵抗 98 トンネルダイオード 100 制御ゲート 102 ソース 104 n−ウェル 106 p−領域 108 浮遊ゲート 110 制御ゲート 114 チャネル領域 116 ソース/ドレイン領域 118、120 接点領域 128、130 行線 132 列線 134 仮想接地線 136、138、140、142、146、148、1
50、152メモリセル 144 ノード 160、162、164、166 トランジスタ 168、170、172、174 共通拡散領域 175、176、178、180 接点 184、188 浮遊ゲート 186、190 制御ゲート 192、194、196、198 リーチスルー領域 224 EEPROMトランジスタセル 226 語線 228 列線 229 仮想接地線 230、232、234、236 メモリセルトランジ
スタ 238 ソース拡散領域 240 ドレイン拡散領域 242 浮遊ゲート構造 244 トンネルダイオード部分 246 制御ゲート部分 247 トンネル酸化物層 250 制御ゲート 252 制御ゲートの重なり(延長)部分 254、256 語線 258、260 接点 262 ビット線 264 仮想接地線 270 p−サブストレート 272 n−タンク 274 p−タンク 276 燐注入領域 278 酸化物層 280 n+領域 284 チャネルの側 288 制御ゲートの延長部分の外側の縁 290 パストランジスタ 292 浮遊ゲートトランジスタ 294 トンネルダイオード 300 n+接点領域 302 p+接点領域 356、357、358 チャージポンプ 372 インバータ 374、376 電界効果トランジスタ 377、392 nチャネルトランジスタ 378、379、380、390、394、396、3
98 pチャネルトランジスタ 388 出力コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マイケル シー スメリング アメリカ合衆国 テキサス州 77459 ミ ズーリー シテイ オイスタ クリーク ドライヴ 8115 (72)発明者 ジュリオ ジー マロッタ イタリー 02100 リエッチ ヴィア デ イ ミルチ 9 (72)発明者 ジオヴァンニ サンチン イタリー 02010 エッセ ルフィナ リ エッチ ヴィア ダキリオ 10 (72)発明者 モウスミ バット アメリカ合衆国 テキサス州 78705 オ ースチン ウェスト ストリート 1008─ 25─1─2 アパートメント 107

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリアレイを有する電気的に消去可能
    な、電気的にプログラム可能な読出し専用メモリにおい
    て、上記メモリアレイは、 行及び列に配列されている複数の非対称蓄積トランジス
    タと、複数の行線と、複数の列線と、フラッシュ書込み
    回路と、選択消去回路と、読出し回路とを備え、上記メ
    モリアレイは、 上記非対称トランジスタは、制御ゲートと、チャネルに
    よって分離されているソース及びドレインと、浮遊ゲー
    トとを有し、上記非対称トランジスタは、上記チャネル
    のプログラミング側を構成している上記チャネルの一方
    の側だけからファウラ・ノルトハイムトンネリングによ
    ってプログラムされるように動作可能であり、 上記複数の行線は、それぞれ上記非対称トランジスタの
    上記行の1つに関連付けられていて、関連非対称トラン
    ジスタの制御ゲートに接続され、 上記複数の列線は、それぞれ上記非対称トランジスタの
    上記列の1つに関連付けられており、 上記各非対称トランジスタは、上記列線の1つの線に接
    続されているソースと、上記列線の別の線に接続されて
    いるドレインとを有し、同一の行内の上記非対称トラン
    ジスタの少なくとも2つは上記列線の共通の線に接続さ
    れているソースもしくはドレインの一方を有していて、
    上記少なくとも2つの非対称トランジスタの1つだけの
    プログラミング側が上記共通列線に接続され、 上記フラッシュ書込み回路は、実質的に全ての上記非対
    称トランジスタの浮遊ゲートを負に帯電させ、 上記選択性消去回路は、上記少なくとも2つの非対称ト
    ランジスタの選択された1つから電荷を選択的に除去
    し、 上記読出し回路は、上記少なくとも2つの非対称トラン
    ジスタの選択された1つの上記浮遊ゲートが負に帯電し
    ているか否かを選択的に決定することを特徴とする電気
    的に消去可能な、電気的にプログラム可能な読出し専用
    メモリ。
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