JPH07249161A - 自動販売機の残量検出装置 - Google Patents

自動販売機の残量検出装置

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Publication number
JPH07249161A
JPH07249161A JP6217094A JP6217094A JPH07249161A JP H07249161 A JPH07249161 A JP H07249161A JP 6217094 A JP6217094 A JP 6217094A JP 6217094 A JP6217094 A JP 6217094A JP H07249161 A JPH07249161 A JP H07249161A
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JP
Japan
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product
ultrasonic
remaining amount
ultrasonic wave
time
Prior art date
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Pending
Application number
JP6217094A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Fujitani
潔 藤谷
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Vending Machines For Individual Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 商品の残量を検出することにより商品補充の
効率を高めることのできる自動販売機の残量検出装置を
提供する。 【構成】 販売動作時にスパイラルを駆動装置にて回転
させることにより、商品搬出端に臨む商品を送出するよ
うにする。そして、超音波センサ12は超音波発射部か
らスパイラルの回転に伴う商品の移動方向に沿いスパイ
ラルに収納されている最後部の商品に向けて超音波を発
射すると共に超音波受信部により最終販売商品に当って
反射してくる超音波を受信する。そして、残量検出装置
13は、超音波センサ12が超音波を発射してから反射
波を受信するまでの時間を時間計測部14にて計測する
と共に、残量検出部15にて時間計測部14により計測
された時間に基づき超音波センサ12から最終販売商品
までの距離を求めて搬出部材の商品残量を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動販売機の残量検出
装置に関し、特にその商品残量を検出するための手段に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、配列方向において後方に位置して
いる商品は前方に位置している商品と略重なり合うよう
な関係で整列して収納されている商品群を、販売動作時
に商品搬出方向に移動させることで商品搬出端に達した
商品を送出する自動販売機がある。
【0003】そして、このような自動販売機としては、
例えば一定のピッチでワイヤを螺旋状に巻回し、各螺旋
の間に商品を収納して成るスパイラルを備えて、販売動
作時には駆動装置にてこのスパイラルを回転させて商品
搬出端に臨む商品を送出するようにした所謂スパイラル
式の商品搬出装置を備えた自動販売機がある。
【0004】そして、図9は、このようなスパイラル式
の商品搬出装置を備えた自動販売機の一例を示すもので
あり、自動販売機本体1内部に形成された商品収納庫2
にはスパイラル3が回転自在に複数列、複数段にわたり
水平方向に配置されている。ここで、このスパイラル3
の各螺旋の間は後ほど図示するように商品保持部となっ
ており、それぞれに商品4が充填されるようになってい
る。
【0005】一方、購入希望者が前扉1Aに設けられた
操作パネル5のコイン投入部5aからコインを入れ、購
入希望する商品4に対応する商品販売ボタン5bを押す
と、スパイラル3が回転し、このスパイラル3の回転に
よりスパイラル3の商品搬出端に臨む商品4がスパイラ
ル3の先端から下方の商品取り出し口6に送出落下され
るようになっている。なお、同図において、5cは投入
された金額を表示する金額表示部である。
【0006】ところで、このスパイラル3には、例えば
実開昭62−75573号公報に示されているように商
品の売り切れを検知するための売切スイッチが先端部に
設けられている。ここで、この売切スイッチは、図10
に示すようにスパイラル3が回転する毎にスパイラル3
の先端3aに移動してくる商品4により圧接されて下方
に回動するアクチュエータ7を有しており、このアクチ
ュエータ7が下方回動することにより売切スイッチ8は
商品4が販売されたことを検知することができるように
なっている。また、この売切スイッチ8は所定時間が経
過してもアクチュエータ8が下方回動しない場合には、
売り切れを検知するようになっている。
【0007】なお、同図において、9は略箱状の商品収
納コラム本体、10はスパイラル3の商品保持部3bに
挾持保持され、スパイラル3の回転に伴ってスパイラル
3の先端3aに前進していく商品4を載置するスパイラ
ルアングル、11はスパイラル3を回転させるための駆
動装置である駆動モータである。そして、この駆動モー
タ11は商品収納コラム本体9に駆動モータ取付板9a
を介して固定されている。この場合、各商品保持部3b
の商品4は配列方向において後方に位置している商品は
前方に位置している商品と略重なり合うような関係で配
列されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の自動販売機においては、商品の売り切れは検知で
きるが商品の残量を検知することはできないため、例え
ば外部から内部を見ることのできない構造の商品収納コ
ラムを備えた自動販売機の場合、残りの商品の数が僅か
であっても売り切れではないので、オペレータは売り切
れが検知された商品収納コラムには商品を補充するが、
残り数が少ない商品収納コラムに商品を補充することは
ない。
【0009】このため、オぺレータが帰った後、直ぐに
他の商品収納コラムに売り切れが生じることがあり、こ
の場合にはオペレータは再びこの自動販売機まで戻って
商品を補充しなければならず、商品補充の効率が悪いと
いう問題点が生じる。
【0010】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、商品の残量を検出することに
より商品補充の効率を高めることのできる自動販売機の
残量検出装置を提供すること目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、配列
方向において後方に位置している商品は前方に位置して
いる商品と略重なり合うような関係で並べて収納されて
いる商品群を販売動作時に一定ピッチで商品搬出方向に
移動させる商品搬出装置と、前記配列方向に沿い前記商
品群の最後部の商品に向けて超音波を発射する超音波発
射部と、前記最終販売商品に当って反射してくる超音波
を受信する超音波受信部とを備えた超音波センサと、前
記超音波センサが前記超音波を発射してから前記反射波
を受信するまでの時間を計測する時間計測部と、前記時
間計測部にて計測された時間に基づいて求められる前記
超音波センサから前記最終販売商品までの距離により商
品残量を検出する残量検出部とを有する残量検出装置と
を備えたものである。
【0012】請求項2の発明は、一定のピッチでワイヤ
を螺旋状に巻回し、各螺旋の間に商品を収納して成るス
パイラル式商品搬出装置と、販売動作時に前記商品搬出
装置を回転させて商品搬出端に臨む商品を送出する駆動
装置と、前記商品搬出装置の回転に伴う商品の移動方向
に沿い該商品搬送装置に収納されている最後部の商品に
向けて超音波を発射する超音波発射部と、前記最終販売
商品に当って反射してくる超音波を受信する超音波受信
部とを備えた超音波センサと、前記超音波センサが前記
超音波を発射してから前記反射波を受信するまでの時間
を計測する時間計測部と、前記時間計測部にて計測され
た時間に基づいて求められる前記超音波センサから前記
最終販売商品までの距離により商品残量を検出する残量
検出部とを有する残量検出装置とを備えたものである。
【0013】請求項3の発明は、コンベア上に複数の商
品を規則的に並べて配置しており、販売動作時に前記コ
ンベアを駆動して商品搬出端に臨む商品を送出するコン
ベア式商品搬出装置と、前記コンベア上の商品の配列方
向に沿いこの商品群の最後部の商品に向けて超音波を発
射する超音波発射部と、前記最終販売商品に当って反射
してくる超音波を受信する超音波受信部とを備えた超音
波センサと、前記超音波センサが前記超音波を発射して
から前記反射波を受信するまでの時間を計測する時間計
測部と、前記時間計測部にて計測された時間に基づいて
求められる前記超音波センサから前記最終販売商品まで
の距離により商品残量を検出する残量検出部とを有する
残量検出装置とを備えたものである。
【0014】請求項4の発明は、一定間隔で商品を載置
するラックを配列しており、販売動作時に前記ラックを
商品搬出方向に移動させて商品送出位置に達したラック
による商品の支持を解除して商品を送出するラック式商
品搬出装置と、前記ラックの配列方向に沿い、前記商品
搬出端と最も遠い位置にある商品に向けて超音波を発射
する超音波発射部と、前記最終販売商品に当って反射し
てくる超音波を受信する超音波受信部とを備えた超音波
センサと、前記超音波センサが前記超音波を発射してか
ら前記反射波を受信するまでの時間を計測する時間計測
部と、前記時間計測部にて計測された時間に基づいて求
められる前記超音波センサから前記最終販売商品までの
距離により商品残量を検出する残量検出部とを有する残
量検出装置とを備えたものである。
【0015】請求項5の発明は、商品を上下方向に積み
重ねて収納する商品収納コラムと、前記商品収納コラム
内の最下位の商品を送出する商品送出装置と、前記商品
収納コラム内の商品積み重ね方向に沿い該商品収納コラ
ム内の最上位の商品に向けて超音波を発射する超音波発
射部と、前記最終販売商品に当って反射してくる超音波
を受信する超音波受信部とを備えた超音波センサと、前
記超音波センサが前記超音波を発射してから前記反射波
を受信するまでの時間を計測する時間計測部と、前記時
間計測部にて計測された時間に基づいて求められる前記
超音波センサから前記最終販売商品までの距離により商
品残量を検出する残量検出部とを有する残量検出装置と
を備えたものである。
【0016】
【作用】請求項1の発明では、配列方向において後方に
位置している商品が前方に位置している商品と略重なり
合うような関係で並べて収納されている商品群を、販売
動作時には商品搬出装置により一定ピッチで商品搬出方
向に移動させて商品を搬出するようにする。そして、超
音波センサは、超音波発射部から配列方向に沿い商品群
の最後部の商品に向けて超音波を発射すると共に超音波
受信部により最終販売商品に当って反射してくる超音波
を受信するようにする。また、残量検出装置は、超音波
センサが超音波を発射してから反射波を受信するまでの
時間を時間計測部にて計測すると共に、残量検出部にて
時間計測部により計測された時間に基づき超音波センサ
から最終販売商品までの距離を求め、この距離から商品
残量を検出するようにする。
【0017】請求項2の発明では、一定のピッチでワイ
ヤを螺旋状に巻回し、各螺旋の間に商品を収納して成る
スパイラル式商品搬出装置を販売動作時に駆動装置にて
回転させることにより、商品搬出端に臨む商品を送出す
るようにする。そして、超音波センサは、超音波発射部
から商品搬出装置の回転に伴う商品の移動方向に沿い商
品搬出装置に収納されている最後部の商品に向けて超音
波を発射すると共に超音波受信部により最終販売商品に
当って反射してくる超音波を受信するようにする。ま
た、残量検出装置は、超音波センサが超音波を発射して
から反射波を受信するまでの時間を時間計測部にて計測
すると共に、残量検出部にて時間計測部により計測され
た時間に基づき超音波センサから最後部の商品までの距
離を求め、この距離から商品残量を検出するようにす
る。
【0018】請求項3の発明では、コンベア式商品搬出
装置のコンベア上に複数の商品を規則的に並べて配置
し、販売動作時にコンベアを駆動することにより、商品
搬出端に臨む商品を送出するようにする。そして、超音
波センサは、超音波発射部からコンベア上の商品の配列
方向に沿いこの商品群の最後部の商品に向けて超音波を
発射すると共に超音波受信部により最終販売商品に当っ
て反射してくる超音波を受信するようにする。また、残
量検出装置は、超音波センサが超音波を発射してから反
射波を受信するまでの時間を時間計測部にて計測すると
共に、残量検出部にて時間計測部により計測された時間
に基づき超音波センサから最後部の商品までの距離を求
め、この距離から商品残量を検出するようにする。
【0019】請求項4の発明では、ラック式商品搬出装
置に一定間隔で配列されたラックに商品を載置し、販売
動作時にラックを商品搬出方向に移動させて商品送出位
置に達したラックにより商品の支持を解除して商品を送
出するようにする。そして、超音波センサは、超音波発
射部からラックの配列方向に沿い商品搬出端と最も遠い
位置にある商品に向けて超音波を発射すると共に超音波
受信部により最終販売商品に当って反射してくる超音波
を受信するようにする。また、残量検出装置は、超音波
センサが超音波を発射してから反射波を受信するまでの
時間を時間計測部にて計測すると共に、残量検出部にて
時間計測部により計測された時間に基づき超音波センサ
から商品搬出端と最も遠い位置にある商品までの距離を
求め、この距離から商品残量を検出するようにする。
【0020】請求項5の発明では、商品収納コラム内に
上下方向に積み重ねて収納された商品の最下位の商品を
商品送出装置にて送出するようにする。そして、超音波
センサは超音波発射部から商品収納コラム内の商品積み
重ね方向に沿い商品収納コラム内の最上位の商品に向け
て超音波を発射すると共に超音波受信部により最終販売
商品に当って反射してくる超音波を受信するようにす
る。また、残量検出装置は、超音波センサが超音波を発
射してから反射波を受信するまでの時間を時間計測部に
て計測すると共に、残量検出部にて時間計測部により計
測された時間に基づき超音波センサから最上位の商品ま
での距離を求め、この距離から商品残量を検出するよう
にする。
【0021】
【実施例】以下、本発明を図面を参照して説明する。
【0022】まず、請求項1から請求項4までに係る第
1の発明を説明する。図1は、スパイラル式の商品搬出
装置を備えた自動販売機での実施例を示すものであり、
図9,10と同一符号は同一又は相当部分を示してい
る。
【0023】同図において、12はスパイラル3のほぼ
中心に設けられている超音波センサであり、この超音波
センサ12はスパイラル3に挿入された最終販売商品4
Aに向けて超音波を発射する超音波発射部と、最終販売
商品4Aに当って反射してくる超音波を受信する超音波
受信部とを備えたものである。
【0024】そして、この超音波センサ12は、例えば
オペレータが商品補充時、スパイラル3の商品残量を調
べるための所定の操作を行うと、最終販売商品4Aに向
けて超音波を発射するようになっており、この超音波発
射時間と、超音波受信部にて受信される反射波の受信時
間は、自動販売機本体1の所定位置に設けられた図2に
示すような残量検出装置13の時間計測部14に入力さ
れるようになっている。
【0025】ここで、この残量検出装置13は、スパイ
ラル3に収納されている商品4の残量を検出するための
ものであり、超音波センサ12が超音波を発射してから
反射波を受信するまでの時間を計測する時間計測部14
の他に、時間計測部14により計測される超音波の往復
時間に基づいて求められる超音波センサ12から最終販
売商品4Aまでの距離により商品残量を検出する残量検
出部15とを有するものである。
【0026】また、この残量検出装置13は、時間計測
部14により計測される超音波の往復時間に基づいて求
められる超音波センサ12から最終販売商品4Aまでの
距離と商品残量との関係を示すテーブルを記録する記憶
部16を有しており、残量検出部15は時間計測部14
にて計測された時間と、この記憶部16のテーブルとに
基づいて商品残量を検出するようにしている。
【0027】そして、この残量検出部15は、例えば図
3に示すようにスパイラル3に商品41,42が残って
おり、時間計測部14により計測される超音波の往復時
間により求められる、この場合の最終販売商品4Aであ
る2個目の商品42と超音波センサ12との距離を記憶
部16のテーブルに照らし合わせて商品残量を検出する
ようにしている。なお、超音波センサ12は最終販売商
品42が同図においてaで示すような所定の範囲にある
ことがわかる程度の距離精度を有するものである。
【0028】ここで、この所定の範囲はスパイラル3の
挟持部3bの間隔とほぼ等しいものであり、超音波の往
復時間に基づき最終販売商品42がaで示す範囲にある
ことがわかれば、この商品42は前から2番目の挟持部
3b2に挟持されたものであることがわかり、これによ
り商品残量は2個であることが検出できるようになって
いる。なお、このような距離精度の低い超音波センサ1
2を使用することにより、コストを低く抑えることがで
きるようにしている。
【0029】一方、後述する図5に示すように商品4が
売り切れた場合には、超音波センサ12は、超音波セン
サ12と商品収納庫2の前壁2aとの距離(同図におい
てはcとして示す)を検出するようになる。そして、こ
のような距離が検出された場合には、売り切れを検知す
ることができるようになっている。なお、このようにし
て残量検出装置13により求められた商品残量は、例え
ば金額表示部5c等の表示手段17にて表示されるよう
になっている。
【0030】次に、このように構成されたスパイラル式
の商品搬出装置を備えた自動販売機の商品残量検知動作
について説明する。
【0031】商品残量を検知するため、オペレータは商
品補充時、所定の操作を行うと、まず超音波センサ12
の超音波発射部から超音波が最終販売商品4Aに向けて
発射され、この超音波発射時間と、超音波受信部にて受
信される反射してくる超音波の受信時間は、残量検出装
置13の時間計測部14に入力される。
【0032】そして、この時スパイラル3に残っている
商品4が、図3に示すように2個の場合には、残量検出
部15は時間計測部14にて計測される超音波の往復時
間により求められる超音波センサ12から最終販売商品
42までの距離と記憶部13のテーブルとにより、最終
販売商品42が前から2番目の挟持部3b2に挟持され
たものであることを検知し、これにより商品残量が2個
であることを検出して金額表示部5cに表示する。
【0033】また、図4に示すようにスパイラル3に残
っている商品42が1個の場合には、残量検出部15は
時間計測部14にて計測される超音波の往復時間とテー
ブルとにより最終販売商品42が前から1番目の挟持部
3b1に挟持されたものであることを検知し、これによ
り商品残量が1個であることを検出して金額表示部5c
に表示する。
【0034】なお、図5に示すようにスパイラル3には
商品4が残っていない場合には、超音波は自動販売機本
体2の前壁2aに当たって反射されてくるようになり、
この時の超音波の往復時間と、テーブルとにより商品残
量が0個であることを検出して金額表示部5cに表示す
る。
【0035】このように、超音波センサ12によりスパ
イラル3に挿入された最終販売商品4Aに超音波を当て
る一方、残量検出装置13により超音波の往復時間に基
づき超音波センサ12から最終販売商品4Aまでの距離
を求めることによりスパイラル3の商品残量を検出する
ことができる。
【0036】図6は、コンベア式商品搬出装置の場合で
の実施例を示すものである。同図において、コンベア式
商品搬出装置20のコンベア21の上には複数の商品
4,4,4Aが配列方向において後方に位置している商
品は前方に位置している商品と略重なり合うような関係
で配置されている。
【0037】そして、販売動作時には、駆動装置22に
よりコンベア21を矢印に示すような商品配列方向に周
回運動させて商品搬出端21aに臨む商品4を順次搬出
する一方、商品収納庫2の商品送出方向と反対側の壁面
2bに配された超音波センサ12は超音波発射部から、
コンベア21上の商品4,41,42の配列方向に沿い
この商品群の最後部の商品4Aに向けて超音波を発射す
るようになっている。
【0038】そして、残量検出装置13は、既述したよ
うにこの超音波の往復時間に基づき超音波センサ12か
ら最後部の商品4Aまでの距離を求めることにより商品
残量を検出することができるようになっている。なお、
同図において23は、通常は商品搬出端21aに臨む商
品4を保持するストッパである。そして、このストッパ
23は、販売動作時、商品搬出端21aから落下する商
品4に押されて下方回動すると共に、この商品4が通過
した後は、図示しない弾性部材にて次の商品4を係止す
る位置に戻るように構成されたものである。
【0039】このように、コンベア式商品搬出装置20
を備えた自動販売機においても、超音波センサ12から
最後部の商品4Aに超音波を当てることにより商品残量
を検出することができる。
【0040】図7は、ラック式商品搬出装置の場合での
実施例を示すものである。同図において、ラック式商品
搬出装置23は矢印に示すような商品配列方向に周回運
動するベルト等の周回部材26に一定間隔で配列固定さ
れたラック25を具備している。この場合も、各ラック
25に載置された商品4は配列方向において後方に位置
している商品は前方に位置している商品と略重なり合う
ような関係となっている。
【0041】そして、販売動作時には周回部材26を駆
動装置27によりラック25を周回運動させてラック2
5を商品搬出端26a方向に移動させ、商品送出位置に
達したラック25により商品4の支持を解除して商品4
を送出する一方、商品収納庫2の商品送出方向と反対側
の壁面2cに配された超音波センサ12は超音波発射部
から、ラック25に載置された商品4,41,42の配
列方向に沿い商品搬出端26aと最も遠い位置にある商
品4Aに向けて超音波を発射するようになっている。
【0042】そして、残量検出装置13は、既述したよ
うにこの超音波の往復時間に基づき超音波センサ12か
ら商品搬出端26aと最も遠い位置にある商品4Aまで
の距離を求めることにより商品残量を検出することがで
きるようになっている。このように、ラック式商品搬出
装置23を備えた自動販売機においても、超音波センサ
12から商品搬出端26aと最も遠い位置にある商品4
Aに超音波を当てることにより商品残量を検出すること
ができる。
【0043】なお、これまで第1の発明の実施例とし
て、スパイラル3、コンベア式商品搬出装置20、ラッ
ク式商品搬出装置24を備えた自動販売機について述べ
てきたが、本発明はこれに限らず、配列方向において後
方に位置している商品は前方に位置している商品と略重
なり合うような関係で並べて収納されている商品群を販
売動作時に一定ピッチで商品搬出方向に移動させること
のできるような商品搬出装置を備えた自動販売機に適用
させることができるのは言うまでもない。
【0044】次に、第2の発明を図8にて説明する。同
図において、28は商品41,42,4Aを上下方向に
積み重ねて収納する商品収納コラムであり、29は商品
収納コラム内の最下位の商品41を送出するようにした
商品送出装置である。なお、本実施例においては商品収
納コラム28には商品が2列に積み上げられるようにな
っている。
【0045】また、この場合、商品送出装置29が最下
位の商品41を送出すると、上方の積み重なっている商
品42,4Aは自重により落下するために、販売動作時
に商品群を一定ピッチで商品搬出方向に移動させるよう
な第1の発明における商品搬出装置は存在しない。
【0046】この商品送出装置29は、商品収納コラム
28の底面に形成された2つの商品搬出口30を開閉す
るよう商品搬出口30の縁部にそれぞれ回動自在に設け
られた開閉部材31と、商品収納コラム28内に垂設さ
れた駆動軸32の下端部に水平に取り付けられると共
に、通常は開閉部材31に下方から当って開閉部材31
を商品搬出口30を閉鎖すると共に商品を支える位置に
保つ販売制御部材33と、この販売制御部材33を駆動
軸32を介して水平方向に回転させる駆動部34と、開
閉部材31が下方回動した場合には次販売商品42を支
える次販売商品保持部材35を備えたものである。
【0047】そして、販売動作時には、駆動部34によ
り販売制御部材33を回転させて、販売制御部材33に
よる開閉部材31の当りを解除することにより、開閉部
材31を商品の加重により下方回動させ、これにより最
下位商品41を送出するようになっている。
【0048】一方、商品収納コラム28の天面28aに
配された超音波センサ12は超音波発射部から、商品収
納コラム28に積み上げ収納された最上位の商品4Aに
向けて超音波を発射するようになっている。そして、残
量検出装置13は、既述したようにこの超音波の往復時
間に基づき超音波センサ12から最上位の商品4Aまで
の距離を求めることにより商品残量を検出するようにな
っている。
【0049】このように、商品収納コラム28に積み上
げ収納するような自動販売機においても、超音波センサ
12から最上位の商品4Aに超音波を当てることにより
商品残量を検出することができる。
【0050】
【発明の効果】以上の第1及び第2の発明によれば、超
音波センサから最終販売商品に向けて発射される超音波
の往復時間に基づいて商品残量を検出することができる
ので、商品が内部が見えない商品収納コラムに収納され
た場合でも商品残量を検出することができる。これによ
り、残量が少ないと判断すれば、商品が売り切れる前に
オペレータは必要に応じて商品を補充することができ、
商品補充の効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の第1実施例に係るスパイラル型自
動販売機の商品収納コラムの構造側面図。
【図2】上記スパイラル型自動販売機の残量検出装置の
構成を示すブロック図。
【図3】商品残量が2個である場合の残量検出装置の検
出動作を示す図。
【図4】商品残量が1個である場合の残量検出装置の検
出動作を示す図。
【図5】商品残量が0個である場合の残量検出装置の検
出動作を示す図。
【図6】第1の発明の第2実施例に係る自動販売機のコ
ンベア式商品搬出装置の略構成図。
【図7】第1の発明の第3実施例に係る自動販売機のラ
ック式商品搬出装置の略構成図。
【図8】第2の発明の一実施例に係る自動販売機の商品
収納コラム部の略構成図。
【図9】従来のスパイラル型自動販売機の正面図。
【図10】従来のスパイラル型自動販売機の商品収納コ
ラムの構造側面図。
【符号の説明】
3 スパイラル 4A 最終販売商品 9 商品収納コラム本体 12 超音波センサ 13 残量検出装置 14 時間計測部 15 残量検出部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列方向において後方に位置している商
    品は前方に位置している商品と略重なり合うような関係
    で並べて収納されている商品群を販売動作時に一定ピッ
    チで商品搬出方向に移動させる商品搬出装置と、 前記配列方向に沿い前記商品群の最後部の商品に向けて
    超音波を発射する超音波発射部と、前記最終販売商品に
    当って反射してくる超音波を受信する超音波受信部とを
    備えた超音波センサと、 前記超音波センサが前記超音波を発射してから前記反射
    波を受信するまでの時間を計測する時間計測部と、前記
    時間計測部にて計測された時間に基づいて求められる前
    記超音波センサから前記最終販売商品までの距離により
    商品残量を検出する残量検出部とを有する残量検出装置
    とを備えたことを特徴とする自動販売機の残量検出装
    置。
  2. 【請求項2】 一定のピッチでワイヤを螺旋状に巻回
    し、各螺旋の間に商品を収納して成るスパイラル式商品
    搬出装置と、 販売動作時に前記商品搬出装置を回転させて商品搬出端
    に臨む商品を送出する駆動装置と、 前記商品搬出装置の回転に伴う商品の移動方向に沿い該
    商品搬送装置に収納されている最後部の商品に向けて超
    音波を発射する超音波発射部と、前記最終販売商品に当
    って反射してくる超音波を受信する超音波受信部とを備
    えた超音波センサと、 前記超音波センサが前記超音波を発射してから前記反射
    波を受信するまでの時間を計測する時間計測部と、前記
    時間計測部にて計測された時間に基づいて求められる前
    記超音波センサから前記最終販売商品までの距離により
    商品残量を検出する残量検出部とを有する残量検出装置
    とを備えたことを特徴とする自動販売機の残量検出装
    置。
  3. 【請求項3】 コンベア上に複数の商品を規則的に並べ
    て配置しており、販売動作時に前記コンベアを駆動して
    商品搬出端に臨む商品を送出するコンベア式商品搬出装
    置と、 前記コンベア上の商品の配列方向に沿いこの商品群の最
    後部の商品に向けて超音波を発射する超音波発射部と、
    前記最終販売商品に当って反射してくる超音波を受信す
    る超音波受信部とを備えた超音波センサと、 前記超音波センサが前記超音波を発射してから前記反射
    波を受信するまでの時間を計測する時間計測部と、前記
    時間計測部にて計測された時間に基づいて求められる前
    記超音波センサから前記最終販売商品までの距離により
    商品残量を検出する残量検出部とを有する残量検出装置
    とを備えたことを特徴とする自動販売機の残量検出装
    置。
  4. 【請求項4】 一定間隔で商品を載置するラックを配列
    しており、販売動作時に前記ラックを商品搬出方向に移
    動させて商品送出位置に達したラックによる商品の支持
    を解除して商品を送出するラック式商品搬出装置と、 前記ラックの配列方向に沿い、前記商品搬出端と最も遠
    い位置にある商品に向けて超音波を発射する超音波発射
    部と、前記最終販売商品に当って反射してくる超音波を
    受信する超音波受信部とを備えた超音波センサと、 前記超音波センサが前記超音波を発射してから前記反射
    波を受信するまでの時間を計測する時間計測部と、前記
    時間計測部にて計測された時間に基づいて求められる前
    記超音波センサから前記最終販売商品までの距離により
    商品残量を検出する残量検出部とを有する残量検出装置
    とを備えたことを特徴とする自動販売機の残量検出装
    置。
  5. 【請求項5】 商品を上下方向に積み重ねて収納する商
    品収納コラムと、 前記商品収納コラム内の最下位の商品を送出する商品送
    出装置と、 前記商品収納コラム内の商品積み重ね方向に沿い該商品
    収納コラム内の最上位の商品に向けて超音波を発射する
    超音波発射部と、前記最終販売商品に当って反射してく
    る超音波を受信する超音波受信部とを備えた超音波セン
    サと、 前記超音波センサが前記超音波を発射してから前記反射
    波を受信するまでの時間を計測する時間計測部と、前記
    時間計測部にて計測された時間に基づいて求められる前
    記超音波センサから前記最終販売商品までの距離により
    商品残量を検出する残量検出部とを有する残量検出装置
    とを備えたことを特徴とする自動販売機の残量検出装
    置。
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