JPH07248469A - アパーチャおよびそのアパーチャを用いた光学装置 - Google Patents

アパーチャおよびそのアパーチャを用いた光学装置

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JPH07248469A
JPH07248469A JP6041217A JP4121794A JPH07248469A JP H07248469 A JPH07248469 A JP H07248469A JP 6041217 A JP6041217 A JP 6041217A JP 4121794 A JP4121794 A JP 4121794A JP H07248469 A JPH07248469 A JP H07248469A
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aperture
glass
substrate
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Masayoshi Mori
正芳 森
Akira Chiba
明 千葉
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Mitsubishi Electric Corp
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    • G03F1/26Phase shift masks [PSM]; PSM blanks; Preparation thereof

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アパーチャおよびそのアパーチャを用いた光
学装置に関し、アパーチャの構造の改良を図ることによ
り、光学装置に要求される機能の向上を図ることにあ
る。 【構成】 光学装置に設けられた光源から発せられた光
が透過する第1光透過領域12と、この第1光透過領域
12の周囲に設けられ、透過する光に上記第1光透過領
域12を透過する光に対して180°の位相差を与える
第2光透過領域4bとを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はアパーチャおよびその
アパーチャを用いた光学装置に関し、特に、アパーチャ
の構造の改良を図ることにより、光学装置に要求される
機能の向上を図ることを目的とする。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の製造に用いられる光
学装置には、さまざまな種類のものが用いられている。
これらの光学装置の構成は、光を発生するための光源
と、光を平行光とするためのコリメータレンズと、この
コリメータレンズを透過した光を所定の形状に成形する
ためのアパーチャと、このアパーチャを透過した光を集
束するための対物レンズとを備えている。
【0003】上記構成を備えた光学装置としては、たと
えば、フォトマスクに発生した欠陥を修正するためのマ
スク欠陥修正装置や、半導体基板に形成されたパターン
の寸法を計測するための走査方式の測長機などがある。
以下、フォトマスクに発生した欠陥を修正するためのフ
ォトマスク欠陥修正装置について説明する。
【0004】まず図11を参照して、このフォトマスク
200は、透明ガラス基板202上に、光の透過部20
6と、光の遮光部204とを有する金属薄膜208が形
成されている。1つの半導体装置を作るためには、パタ
ーンの異なるフォトマスク200が、10〜20種類程
度必要とされている。これらのフォトマスクに欠陥が存
在すると、この欠陥もウェハ上に転写されるために、半
導体装置の品質と歩留りの低下を招くことになる。
【0005】フォトマスク200に発生する欠陥は、残
留欠陥210と、欠損欠陥220とに分けることができ
る。欠損欠陥220の修正は、通常FIBアシストデポ
ジション方式によるカーボン系膜224のデポジション
を行なうことにより、欠損欠陥部220を埋込むことで
修正を行なう。
【0006】また、残留欠陥部210の修正は、レーザ
光222を残留欠陥部210に集光照射して、金属薄膜
を蒸発させることにより行なう。現在は、YAG(Yttr
ium,Aluminum, Gahnite)レーザを用いた装置が、実用
化されている。その後、YAGレーザの第2高調波(波
長:0.53μm)を使用することにより、高分解能化
がなされ、この第2高調波を用いたマスク欠陥修正装置
が主流となっている。
【0007】このマスク欠陥修正装置の基本的な構成
は、特開昭60−132325号公報に開示されてい
る。この、特開昭60−132325号公報に開示され
たマスク欠陥修正装置250の構成は、図12を参照し
て、レーザ光254を発生するための光源(Nd.YA
Gレーザ)252と、レーザ光254を平行光とするた
めのコリメータレンズ256と、このコリメータレンズ
256を透過したレーザ光254を所定の矩形形状に成
形するための可変長方形型のアパーチャ258と、この
アパーチャ258を透過したレーザ光254をフォトマ
スク262の上の欠陥部264に集光するための対物レ
ンズ260とを備えている。
【0008】このマスク欠陥修正装置250に用いられ
るアパーチャ258の構造は、図13を参照して、レー
ザ光254を所定の矩形形状に成形するための開口部2
62と、レーザ光を遮光するための遮光部260とから
構成されている。
【0009】次に、測長機300の構成について、図1
4を参照して説明する。この測長機300は、レーザ光
301aを発生するためのレーザ光源302と、レーザ
光301aを平行なレーザ光301bとするためのコリ
メータレンズ304と、レーザ光301bを所定の矩形
形状を有するレーザ光301cにするためのアパーチャ
306と、レーザ光301cをウェハ314の表面に集
束させるための対物レンズ310とを備えている。この
ウェハ314は、基板314bの上に、導電材や絶縁材
などからなる所定形状のパターン314aが形成されて
いる。さらに、ウェハ314から反射されたレーザ光
は、ハーフミラー308を反射して、検出器312に入
光する。
【0010】ウェハ314のパターン314aの測長
は、たとえば図15を参照して、レーザ光301dをパ
ターン314aに対して相対的に矢印の方向に移動させ
て、基板314bとパターン314aとのレーザ光30
1dの反射率の違いを、検出器50の受光強度の変化を
用いて観測し、パターン314aの幅dを測長する。
【0011】以下、このパターン314aの幅dの測長
の原理について、図16を参照して説明する。図16に
おいて、横軸には、走査光(レーザ光)の半値幅Wとパ
ターン幅dとの比を示しており、縦軸には、検出器によ
り受光される信号強度が示されている。この図より、測
長機の分解能について説明する。分解能は、通常、反射
光強度が低下する直前のW/dの数値で示される。たと
えば、パターン幅dを認識するためには、2つのエッジ
部分を認識することができれば、パターン幅dを測長す
ることができる。したがって、図16から、W/dの数
値の値が2までならば、パターン幅dを測長することが
できる。これを、図17ないし図21を用いて詳細に説
明する。
【0012】図17は、W/dが0.5の場合の、走査
光の移動における、信号強度の変化を示したものであ
る。基板314d上の反射強度をA、パターン314a
上の反射強度をB(A>B)とした場合、走査光の中心
点がパターン314aのエッジ部分にきた時信号強度が
(A+B)/2となる。したがって、(A+B)/2と
なる信号強度を認識することができれば、パターン幅d
を測長することができる。
【0013】次に、図18は、W/dが1.0の場合の
走査光の移動における信号強度の変化を示したものであ
る。この場合も、図17で示したのと同様に、信号強度
が(A+B)/2となる信号強度を認識することで、パ
ターン幅dを測長することができる。
【0014】次に、図19は、W/dが2.0の場合の
信号強度の変化を示したものである。この場合、(A+
B)/2の信号強度の示す間隔と、パターン幅dの間隔
が対応したものとなるために、容易にパターン幅dを測
長することができる。
【0015】次に、図20は、W/dの値が2.5の場
合の信号強度の変化を示した図である。この場合、パタ
ーン幅dに対応する幅を示す信号を測定することができ
ない。したがって、パターン幅dを測長することができ
ないことになる。
【0016】以上のことから、W/d>2の場合には、
パターン幅dを測長することができないということにな
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】近年、半導体装置は微
細化による高集積化および高機能化が望まれている。し
たがって、半導体装置内に形成される各素子のパターン
もさらに微細化が要求されつつある。したがって、これ
らの微細化に対応したパターン欠陥修正装置および測長
機などの光学機器が必要となってきている。
【0018】これらの光学機器において、パターンの微
細化に対応するためには、まず、レーザ光のスポット系
つまり半値幅を小さくする必要がある。この半値幅を小
さくする方法としては、アパーチャの開口幅を小さくす
ればよい。このとき、アパーチャの開口幅が光の波長に
比べて大きいときは問題はないが、パターンが微細化
し、アパーチャの開口幅も小さくなると、光の回折現象
が無視できなくなる。これは、図21(a)〜(d)に
示すように、アパーチャを透過した直後の光の振幅は、
図21(b)に示すように、シャープな像を有してい
る。しかし、ウェハ上においては、図21(c)を参照
して、光の回折現象のために、像の裾が広がった形状と
なる。したがって、ウェハ上の光強度は、図21(d)
に示すように、ぼけた状態となり、半値幅が大きくなっ
てしまうという問題点がある。
【0019】また、上述した回折効果により、アパーチ
ャを透過した光のコーナー部分には、光の波長程度の曲
率半径の丸みが生じることが知られている。この場合、
たとえば0.53μmのレーザ光を用いた場合、レーザ
光の半値幅は最小1.06μmということになる。この
ために、パターン欠陥の修正において、1μm幅のパタ
ーンに存在する残留欠陥を高精度に修正することが非常
に困難となる。
【0020】また、測長機においても、半値幅が、1.
06μmとすれば、上述したW/d=2.0の関係より
パターン幅が0.53μm以下のものは測長することが
できないということになる。
【0021】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたもので、アパーチャを透過する光の回折現象の
低減を図ることにより、光の半値幅の減少を可能とする
アパーチャを提供し、さらに、このアパーチャを用いた
光学機器を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】この発明に基づいた請求
項1に記載のアパーチャにおいては、光学装置用のアパ
ーチャであって、第1光透過領域と第2光透過領域とを
備えている。
【0023】上記第1光透過領域は、上記光学装置に設
けられた光源から発せられる光が透過する。上記第2光
透過領域は、上記第1光透過領域の周囲に設けられ、透
過する光に上記第1光領域を透過する光に対して180
°の位相差を与える。
【0024】次に、この発明に基づいた請求項2に記載
のアパーチャにおいては、光学装置に用いられるアパー
チャであって、所定形状の第1の開口部を有し、透過す
る光に180°の位相差を与える位相シフト基板と、上
記第1の開口部よりも大きい相似形状の第2の開口部を
有し、光を遮光する遮光基板とを備えている。さらに、
上記第2の開口部が上記第1の開口部を取囲むように、
上記位相シフト基板と上記遮光基板とが配置されてい
る。
【0025】次に、この発明に基づいた請求項3に記載
のアパーチャにおいては、請求項2に記載のアパーチャ
であって、光を透過する透明基板の上に、上記位相シフ
ト基板と上記遮光基板とが配置されている。
【0026】次に、この発明に基づいた請求項4に記載
のアパーチャにおいては、光学装置に用いられるアパー
チャであって、位相シフト基板と、遮光基板とを備えて
いる。
【0027】上記位相シフタ基板は、所定の膜厚さを有
する第1の光透過部と、この第1の光透過部を透過する
光との位相差が180°となる、上記第1の光透過部よ
りも厚い膜厚さを有する第2の光透過部とを有してい
る。
【0028】上記遮光基板は、上記第1の光透過部と、
上記第1の光透過部の周囲の上記第2の光透過部の所定
の領域のみとを開口し、他の領域を遮光している。
【0029】次に、この発明に基づいた請求項5に記載
のアパーチャにおいては、請求項2または請求項4に記
載のアパーチャであって、上記位相シフト基板は、酸化
物ガラス、ソーダ石灰ガラス、ホウケイ酸ガラス、鉛ガ
ラス、アルミナケイ酸塩ガラス、ホウ酸塩ガラス、リン
酸塩ガラス、アルミ酸塩ガラス、チタン酸塩ガラス、フ
ッ化物ガラス、カルコゲンガラス、金属ガラスおよび結
晶化ガラスの群より選択されるガラス基板である。
【0030】次に、この発明に基づいた請求項6に記載
のアパーチャにおいては、請求項2または請求項4に記
載のアパーチャであって、前記位相シフト基板は、シリ
コン窒化膜、シリコン炭化膜、クロム酸化膜、モリブデ
ンシリサイド酸化膜、モリブデンシリサイド窒化膜およ
びPMMA膜の群より選択された材料である。
【0031】
【作用】この発明に基づいた請求項1に記載のアパーチ
ャによれば、第1光透過領域の周囲に、透過する光に対
して180°の位相差を与える第2光透過領域を備えて
いる。
【0032】これにより、第1光透過領域を透過した光
の、特に、この第1光領域の周縁部を透過した光の一部
分が、第2光領域を透過した位相差が180°異なる光
によって相殺されるため、第1光透過領域を透過した光
の回折現象による半値幅の広がりを解消することができ
る。その結果、第1光透過領域を透過した光の半値幅の
減少が可能となり、明瞭な光学像を得ることができる。
【0033】次に、この発明に基づいた請求項2、請求
項3、請求項5および請求項6に記載のアパーチャによ
れば、光が透過する第1の開口部と、この第1の開口部
の周囲のみに、透過する光に180°の位相差を与える
位相シフト基板が露出するように第2の開口部を有する
遮光基板が設けられている。
【0034】これにより、第1の開口部と透過した光
の、特に、この第1の開口部の周縁部を透過した光の一
部分が、第1の開口部の周囲の第2の開口部より開口さ
れた位相シフタ基板を透過して位相が180°異なる光
によって相殺されるため、第1の開口部を透過した光の
回折現象による半値幅の広がりを解消することができ
る。その結果、第1の開口部を透過した光の半値幅の減
少が可能となり、明瞭な光学像を得ることができる。
【0035】次に、この発明に基づいた請求項4ないし
請求項6に記載のアパーチャによれば、同一の位相シフ
ト基板の第1の光透過部と、この第1の光透過部の周囲
の所定の領域に、遮光基板により開口された透過する光
に180°の位相差を与える第2の光透過部とを備えて
いる。
【0036】これにより、第1の光透過部を透過した光
の、特に、この第1の光透過部の周縁部を透過した光の
一部分が、第2の光透過部を透過した位相差が180°
異なる光によって相殺されるため、第1の光透過部を透
過した光の回折現象による半値幅の広がりを解消するこ
とができる。その結果、第1の光透過部を透過した光の
半値幅の減縮が可能となり、明瞭な光学像を得ることが
できる。
【0037】次に、この発明に基づいた請求項7に記載
の光学装置によれば、第1光透過領域の周囲に透過する
光に対して180°の位相差を与える第2光透過領域を
備えたアパーチャを有している。
【0038】これにより、上記アパーチャの第1光透過
領域を透過した光の、特に、この第1光透過領域の周縁
部を透過した光の一部分が第2光透過領域を透過した位
相が180°異なる光によって相殺されるため、第1光
透過領域を透過した光の回折減少による半値幅の広がり
を解消することができる。したがって、第1光透過領域
を透過した光の半値幅の減縮が可能となる。
【0039】その結果、光学装置に要求される機能の向
上が図れ、たとえば、パターン欠陥修正装置において
は、より微細化されたパターンの欠陥を修正することが
でき、また、測長機においては、より微細化されたパタ
ーン寸法を測定することが可能となる。
【0040】
【実施例】以下、この発明に基づいた第1の実施例にお
けるアパーチャの構造について、図1および図2を参照
して説明する。
【0041】両図を参照して、この実施例におけるアパ
ーチャ100は、透過する光に180°の位相差を与え
る位相シフト基板4と、光を遮光する遮光基板2とを備
えている。
【0042】この位相シフト基板4には、通常、酸化物
ガラス、ソーダ石灰ガラス、ホウケイ酸ガラス、鉛ガラ
ス、アルミナケイ酸塩ガラス、ホウ酸塩ガラス、リン酸
塩ガラス、アルミ酸塩ガラス、チタン酸塩ガラス、フッ
化物ガラス、カルコゲンガラス、金属ガラスおよび結晶
化ガラスなどのガラス材料や、または、シリコン窒化膜
(SiN)、シリコン炭化膜(SiC)、クロム酸化膜
(CrO)、モリブデンシリサイド酸化膜(MoSi
O)、モリブデンシリサイド窒化膜(MoSiN)およ
びPMMA(Poly Methyl Methacrylate)などの膜が用
いられている。また、位相シフト基板4の厚さDは、
【0043】
【数1】
【0044】で求めることができる。なお、λは光源の
波長、n0 は大気の屈折率、n1 は位相シフト基板の屈
折率を示している。この位相シフト基板4には、所定形
状の開口部4aが設けられている。
【0045】次に、遮光基板2は、アルミニウム、銅、
シリコンおよびプラスチックなどの材料が用いられてい
る。遮光基板2の厚さは、光を100%遮光する厚さに
設定されている。遮光基板2には、上述した開口部4a
よりも大きい相似形状の開口部2aが設けられている。
【0046】遮光基板2と位相シフト基板4とは、開口
部2aが開口部4aを取囲むように配置され、開口部2
aと開口部4aとにより光透過部12を形成し、位相シ
フト基板4の露出した部分により位相シフタ部4bを形
成している。ここで、開口部4aの幅(W1 )と、位相
シフタ部4bの幅(W2 )との関係は、
【0047】
【数2】
【0048】の値に設定されている。
【0049】次に、上記構造よりなるアパーチャ100
を透過した光の振幅および光の強度について、図3
(a)〜(c)および図4を参照して説明する。
【0050】図3(a)に示す断面形状を有するアパー
チャ100を透過した直後の光の振幅は、図3(b)に
示すようになる。つまり、光透過部12を透過した光の
振幅は何ら変化せず、位相シフト部4bを透過した光の
振幅は、光透過部12を透過した光に対して位相が18
0°ずれている。その後、透過した光の振幅は、光の回
折現象などにより、図3(c)に示すような分布とな
る。
【0051】次に、図4を参照して、最終的な光強度の
分布について説明する。ここで、たとえば光源としてN
d.YAGレーザの第2高調波530nmの波長を用い
たレーザ光で、上記アパーチャ100を透過したレーザ
光の光強度分布のシミュレーションを行なった場合につ
いて説明する。なお、このシミュレーションにおいて
は、位相シフト基板4の屈折率を1.46としている。
【0052】次に、上記シミュレーションに用いた計算
式について説明する。アパーチャ上での座標を(x′,
y′)、光の照射面上の座標を(x,y)とすれば、ア
パーチャと対物レンズを透過してきた後の光の照射面上
の光の振幅分布u(x,y)は以下の式で与えられる。
【0053】
【数3】
【0054】ここで、Aは光の通るアパーチャの面積、
F(x′,y′)はアパーチャの振幅透過率関数、G
(x′−x,y′−y)は円形開口の対物レンズからの
フラウンホーファ回折像の振幅分布である。
【0055】従来のアパーチャを用いた場合は、可変長
方形スリットの全開口においてF(x′,y′)=1で
あり、それ以外の領域では、レーザ光は透過しないの
で、F(x′,y′)=0に相当する。
【0056】本実施例におけるアパーチャ100によれ
ば、図2の断面に示されているように、位相シフト基板
4の位相シフタ部4bにおいて、位相変化Δθを振幅透
過率関数に導入した。この位相変化は、(1)式で示し
たように位相シフト基板4の厚みで制御することができ
る。次に、振幅透過率関数を、アパーチャ内の位相シフ
タ部4bの領域と、開口部4aとの領域に適用すると、
光の照射面上のレーザ光の振幅分布は以下の式で与えら
れる。
【0057】
【数4】
【0058】ここで、A1 は、開口部4aの開口面積、
2 は、位相シフタ部4bの面積、G′(x′−x,
y′−y)は、上述した関数G(x′−x,y′−y)
の位相シフト基板4をレーザ光が通過する際に位相シフ
ト基板4の屈折率によって波長が短くなったことを考慮
した関数である。また、光の照射面上のレーザ光の光の
強度分布I(x,y)は、u′(x,y)を共益複素関
数として以下の式で計算することができる。
【0059】
【数5】
【0060】以上の結果より、(5)式を用いて、波長
0.53μmのレーザ光の光の照射面上の光強度分布の
シミュレーションを行なったものが図4である。なお、
このときの対物レンズの開口数(N.A)は0.75と
し、光の照射面上のアパーチャの像の幅を0.5μmと
している。
【0061】図4には、従来のアパーチャを用いた場合
の光強度分布(a)と、この実施例におけるアパーチャ
による光強度分布(b)を示している。このシミュレー
ション結果から明らかなように、本実施例におけるアパ
ーチャを用いた場合、スリット像の広がりが小さく抑え
られ、従来の半値幅よりも2割程度半値幅を小さくする
ことができる。
【0062】以上、この実施例によれば、開口部4aを
透過した光、特にこの開口部4aの周縁部を透過した光
の一部分が、位相シフタ部4bを透過し、位相が180
°異なる光によって相殺されるために、開口部4bを透
過した光の回折現象による半値幅の広がりを解消するこ
とができ、その結果開口部12を透過した光の半値幅の
減縮が可能となる。
【0063】なお、図2に示した断面図においては、位
相シフト基板4と遮光基板2とが密着するように配置さ
れているが、この構造に限らず、図5に示すように位相
シフト基板4と遮光基板2との間に隙間を設けてあって
も何ら問題はない。
【0064】また、開口部4aおよび開口部2aの開口
面積の大きさを変化させるためには、図6に示すよう
に、たとえば位相シフト基板の場合では4枚の位相シフ
ト基板10a〜10dを図に示すように組合せて、矢印
X,矢印Y方向に適宜移動させることにより、任意形状
の開口部12を形成することが可能となる。
【0065】さらに、上記本実施例におけるアパーチャ
をパターン欠陥修正装置に用いた場合、欠陥部に照射さ
れる光の像を従来よりも小さくできるために、より小さ
い欠陥を修正することができる。また、測長機に用いた
場合でも、被測定パターンに照射される光の像を小さく
できることから、従来技術で説明したW/d=2の関係
から、より小さいパターン幅も測定することができるよ
うになる。
【0066】次に、この発明に基づいた第2の実施例に
おけるアパーチャの構造について、図7および図8を参
照して説明する。
【0067】両図を参照して、この実施例におけるアパ
ーチャ110は、位相シフト基板4と遮光基板2とを有
している。位相シフト基板2には、膜厚がD1 の光透過
部4cと、この光透過部4cを取囲むように膜厚さがD
2 の光透過部4dとが形成されている。このとき、光透
過部4cと光透過部4dとの膜厚さの関係は、 D=D2 −D1 となるように設定する。ここで、Dは、(1)式に示さ
れる関係を満たす必要がある。さらに、W1 とW2 との
関係も、第1の実施例と同様に(2)式を満たすように
設定する。
【0068】また、この位相シフト基板2には、酸化物
ガラス、ソーダ石灰ガラス、ホウケイ酸ガラス、鉛ガラ
ス、アルミナケイ酸塩ガラス、ホウ酸塩ガラス、リン酸
塩ガラス、アルミ酸塩ガラス、チタン酸塩ガラス、フッ
化物ガラス、カルコゲンガラス、金属ガラスおよび結晶
化ガラスなどのガラス材料や、シリコン窒化膜(Si
N)、シリコン炭化膜(SiC)、クロム酸化膜(Cr
O)、モリブデンシリサイド酸化膜(MoSiO)、モ
リブデンシリサイド窒化膜(MoSiN)およびPMM
A(Poly Methyl Methacrylate)膜などの膜が用いられ
ている。
【0069】次に、位相シフト基板4の上の、光透過部
4dの所定の領域を開口するように、遮光基板2が配置
されている。この遮光基板2には、アルミニウム、銅、
シリコン、プラスチックなどの材料が用いられ、遮光基
板2の厚さは、光を100%遮光する厚さに設定されて
いる。
【0070】以上、この第2の実施例によれば、開口部
14を透過した光、特にこの開口部14の周縁部を透過
した光の一部分が、位相シフタ部4dを透過し、位相が
180°異なる光によって相殺されるために、開口部1
4を透過した光の回折現象による半値幅の広がりを解消
することができ、その結果開口部12を透過した光の半
値幅の減縮が可能となる。また、図8において、位相シ
フト基板4と遮光基板2とが密着した状態になっている
が、この構造に限られることなく第1の実施例で示した
図5のように所定の空間部を設けるようにしても同様の
作用効果を得ることができる。
【0071】次に、この発明に基づいた第3の実施例に
ついて、図9および図10を参照して説明する。両図を
参照して、この実施例におけるアパーチャ120によれ
ば、透明ガラス基板6の上に、所定形状の開口部4eを
有する位相シフタ基板4と、開口部4eよりも大きい、
相似形状の開口部2aを有する遮光基板2とを有してい
る。
【0072】位相シフト基板4には、SOGや、BPS
Gなどの誘電体膜が用いられている。また、位相シフト
基板4の厚さDは、第1の実施例で説明した(1)式で
求めることができる。次に、遮光基板2は、アルミニウ
ム、銅、シリコン、プラスチックなどの材料が用いられ
ている。遮光基板2の厚さは、光を100%遮光する厚
さに設定されている。
【0073】位相シフト基板4と遮光基板2とは、開口
部2aが開口部4eを取囲むように配置され、開口部2
aと開口部4eとにより光透過部16を形成し、位相シ
フト基板4の露出した部分により位相シフタ部4fを形
成している。ここで、開口部2a(W1 )と位相シフタ
4f(W2 )との関係は、第1の実施例と同様に(2)
式の値に設定されている。
【0074】以上、この第3の実施例によれば、光透過
部16を透過した光、特に、この光透過部16の周縁部
を透過した光の一部分が、位相シフタ部4fを透過し、
位相が180°異なる光によって相殺されるために、光
透過部16を透過した光の回析現象による半値幅の広が
りを解消することができ、その結果光透過部16を透過
した光の半値幅の減縮が可能となる。なお、図10にお
いて遮光基板2を位相シフト基板4の上に配置するよう
に設けているが、遮光基板2をガラス基板6と位相シフ
ト基板4との間に挟み込むように形成しても同様の作用
効果を得ることができる。
【0075】さらに、上述した各実施例におけるアパー
チャを光学機器に用いた場合、たとえばフォトマスク欠
陥修正装置に用いた場合は、欠陥部分に照射される露光
光の大きさを小さくすることができるために、従来装置
に比べ、より小さい欠陥であっても、修正を行なうこと
が可能となる。また、測長機に用いた場合であっても、
光の半値幅を小さくすることができるため、上述したW
/d=2.0の関係から、より小さいパターン寸法の測
長が可能となる。
【0076】なお、光学機器の一例として、フォトマス
ク欠陥修正装置、測長機について述べたが、これらの機
器に限られることなく、たとえばレーザトリミング装
置、FPICを用いたはんだ付装置、レーザCVD装
置、レーザドーピング装置、レーザアブレーションによ
るパターニング装置、書換可能型光ディスク装置、YA
Gレーザによるマイクロ溶接装置、レーザエッチング装
置および穴径制御加工システム装置などに用いられる対
物レンズに、光が入射する手前で本実施例におけるアパ
ーチャを用いることにより、同様の作用効果を得ること
ができる。
【0077】
【発明の効果】この発明に基づいた請求項1に記載のア
パーチャによれば、第1光透過領域の周囲に、透過する
光に対して180°の位相差を与える第2光透過領域を
備えている。
【0078】これにより、第1光透過領域を透過した光
の、特に、この第1光透過領域の周縁部を透過した光の
一部分が第2光透過領域を透過した位相が180°異な
る光によって相殺されるため、第1光透過領域を透過し
た光の回折現象による半値幅の広がりを解消することが
できる。その結果、第1光透過領域を透過した光の半値
幅の減縮が可能となり、明瞭な光学像を得ることができ
る。
【0079】次に、この発明に基づいた請求項2、請求
項3、請求項5および請求項6に記載のアパーチャによ
れば、光が通過する第1の開口部と、この第1の開口部
の周囲を透過する光に180°の位相差を与える位相シ
フト基板とが露出するように第2の開口部を有する遮光
基板とが設けられている。
【0080】これにより第1の開口部を透過した光の、
特に、この第1の開口部の周縁部を透過した光の一部分
が第1の開口部の周囲の第2の開口部により開口された
位相シフト基板を透過して位相が180°異なる光によ
って相殺されるため、第1の開口部を透過した光の回折
現象による半値幅の広がりを解消することができる。そ
の結果、第1の開口部を透過した光の半値幅の減縮が可
能となり、明瞭な光学像を得ることができる。
【0081】次に、この発明に基づいた請求項4ないし
請求項6に記載のアパーチャによれば、同一の位相シフ
タ基板において、第1の光透過部とこの第1の光透過部
の周囲の所定の領域に遮光基板により開口された透過し
た光を180°の位相差を与える第2の光透過部とを備
えている。
【0082】これにより、第1の光透過部を透過した光
の、特に、この第1の光透過部の周縁部を透過した光の
一部分が第2の光透過部を透過した位相が180°異な
る光によって相殺されるため第1の光透過部を透過した
光の回折現象による半値幅の広がりを解消することがで
きる。その結果、第1の光透過部を透過した光の半値幅
の減縮が可能となり、明瞭な光学像を得ることができ
る。
【0083】次に、この発明に基づいた請求項7に記載
の光学装置によれば、第1光透過領域の周囲に、透過す
る光に対して180°の位相差を与える第2光透過領域
を備えたアパーチャを有している。
【0084】これにより、このアパーチャの第1光透過
領域の周縁部を透過した光の一部分が第2光透過領域を
透過した位相が180°異なる光によって相殺されるた
め、第1光透過領域を透過した光の回折現象による半値
幅の広がりを解消することができる。したがって、第1
光透過領域を透過した光の半値幅の減縮が可能となる。
【0085】その結果、光学装置に要求される機能の向
上が図れ、たとえばパターン欠陥修正装置においてはよ
り微細化されたパターンの欠陥を修正することができ
る。また、測長機においては、より微細化されたパター
ン寸法を測定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に基づいた第1の実施例におけるアパ
ーチャの全体斜視図である。
【図2】図1中X−X線矢視断面図である。
【図3】(a)は、第1の実施例におけるアパーチャの
断面図である。(b)は、(a)に示すアパーチャを透
過した直後の光の光の振幅を示す図である。(c)は、
(a)に示すアパーチャを透過した光の投影面上での光
の振幅を示す図である。
【図4】この実施例におけるアパーチャを用いた場合の
投影面における光の強度を示す図である。
【図5】第1の実施例におけるアパーチャの他の構造を
示す断面図である。
【図6】第1の実施例におけるアパーチャの他の構造を
示す斜視図である。
【図7】第2の実施例におけるアパーチャの全体斜視図
である。
【図8】図7中Y−Y線矢視断面図である。
【図9】第3の実施例におけるアパーチャの全体斜視図
である。
【図10】図9中Z−Z線矢視断面図である。
【図11】フォトマスクに生じた欠陥およびその欠陥の
修正を示す模式図である。
【図12】従来技術における欠陥修正装置の構成を示す
概略図である。
【図13】従来技術におけるアパーチャの構造を示す断
面図である。
【図14】従来技術における測長機の構成を示す概略図
である。
【図15】測長機におけるパターンの寸法測定の原理を
示す模式図である。
【図16】測長機の分解能を説明するための図である。
【図17】測長機における測定原理を示す第1の図であ
る。
【図18】測長機における測定原理を示す第2の図であ
る。
【図19】測長機における測定原理を示す第3の図であ
る。
【図20】測長機における測定原理を示す第4の図であ
る。
【図21】(a)は、従来のアパーチャの断面構造図で
ある。(b)は、(a)に示すアパーチャを透過した直
後の光の振幅を示す図である。(c)は、(a)に示す
アパーチャを透過した光の投影面上での光の振幅を示す
図である。(d)は、(a)に示すアパーチャを透過し
た光の投影面上における光の強度を示す図である。
【符号の説明】
2 遮光基板 4 位相シフト基板 2a 第1の開口部 4a,4e 第1の開口部 100,110,120 アパーチャ なお、図中同一符号は、同一または相当部分を示す。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学装置用のアパーチャであって、 前記光学装置に設けられた光源から発せられる光が透過
    する第1光透過領域と、 前記第1光透過領域の周囲に設けられ、透過する光に前
    記第1光透過領域を透過する光に対して180°の位相
    差を与える第2光透過領域と、を備えたアパーチャ。
  2. 【請求項2】 光学装置用のアパーチャであって、 所定形状の第1の開口部を有し、透過する光に180°
    の位相差を与える位相シフト基板と、 前記第1の開口部よりも大きい相似形状の第2の開口部
    を有し、光を遮光する遮光基板と、を備え、 前記第2の開口部が前記第1の開口部を取囲むように、
    上記位相シフト基板と上記遮光基板とを配置した、アパ
    ーチャ。
  3. 【請求項3】 前記位相シフト基板と前記遮光基板と
    を、光を透過する透明基板の上に配置した、請求項2に
    記載のアパーチャ。
  4. 【請求項4】 光学装置用のアパーチャであって、 所定の膜厚さを有する第1の光透過部と、この第1の光
    透過部を透過する光との位相差が180°となる、前記
    第1の光透過部よりも厚い膜厚さを有する第2の光透過
    部とを有する位相シフト基板と、 前記第1の光透過部と、前記第1の光透過部の周囲の前
    記第2の光透過部の所定の領域のみとを開口し、他の領
    域を遮光する遮光基板と、を備えたアパーチャ。
  5. 【請求項5】 前記位相シフト基板は、 酸化物ガラス、ソーダ石灰ガラス、ホウケイ酸ガラス、
    鉛ガラス、アルミナケイ酸塩ガラス、ホウ酸塩ガラス、
    リン酸塩ガラス、アルミ酸塩ガラス、チタン酸塩ガラ
    ス、フッ化物ガラス、カルコゲンガラス、金属ガラスお
    よび結晶化ガラスからなる群より選択されたガラス基板
    である、請求項2または請求項4に記載のアパーチャ。
  6. 【請求項6】 前記位相シフト基板は、 シリコン窒化膜、シリコン炭化膜、クロム酸化膜、モリ
    ブデンシリサイド酸化膜、モリブデンシリサイド窒化膜
    およびPMMA膜からなる群より選択された膜である、
    請求項2または請求項4に記載のアパーチャ。
  7. 【請求項7】 光を発生するための光源と、 前記光を平行光にするための第1のレンズと、 前記第1のレンズを通過した光を所定の形状に成形する
    ためのアパーチャと、 前記アパーチャを透過した光を集束するための第2のレ
    ンズと、を備え、 前記アパーチャは、 前記光源から発せられた光が透過する第1光透過領域
    と、 前記第1光透過領域の周囲に設けられ、透過する光に、
    前記第1光透過領域を透過する光に対して180°の位
    相差を与える第2光透過領域と、を備えた、光学装置。
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