JP3273986B2 - 光露光用マスク板及びその製造方法 - Google Patents

光露光用マスク板及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置等の製造に
利用される光露光用マスク板及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体分野に於いて、集積度が増すに従
って、加工技術が微細化している。ミクロン・オーダー
の微細なパターンを形成するために、半導体基板上に塗
布された感光性樹脂(レジスト)にマスク・パターンを
縮小転写(1/5倍等)する光露光技術が使用されてい
る。現在量産がなされている1Mbit(メガビット)
DRAM(ダイナミック・ラム)や4MbitDRAM
における最少線幅はそれぞれ1.2μm、0.8μmが
採用されている。これらを生産する光露光装置(ステッ
パ)は大部分がg線と呼ばれる超高圧水銀ランプから発
する436nmの輝線を用いており、一部でi線と呼ばれ
る同ランプから発する365nmの輝線の利用が始まって
いる。
【0003】将来量産が予定されている64MbitD
RAM、及び256MbitDRAMでは、要求されて
いる最少線幅はそれぞれ0.3μm、0.2μmであ
る。これらの半導体装置を量産するためにはより解像度
の高い光露光技術の開発が求められている。露光光の短
波長化により解像度の向上を図るためg線に代えてi
線、更に248nmのクリプトン・フッ素(KrF)エキ
シマーレーザーの利用が検討されている。
【0004】これらの露光装置では石英等の透明基板上
に通常金属薄膜で形成された不透明パターンを配置した
マスクに裏面より光を照射し、マスクを透過した光束を
投影レンズを介して縮小して基板上に結像している。基
板上での光像のコントラストはパターンサイズが波長に
近づくにつれ、パターン端での光の回折により悪くな
り、レンズの開口数(NA)と波長によって決まる限界
解像度より遙かに悪い解像度しか実現できていない。最
近マスク上のパターン構造を改良し光像のコントラスト
を高め、実用解像度を飛躍的に改良する次の3つの位相
シフト法が提案されている。
【0005】上記位相シフト法は、位相シフトマスクが
使用される。第1の例を図5に示す。11は露光波長に
対して透明な石英基板であり、12は露光光を遮るクロ
ム薄膜である。13は露光光に対して透明な薄膜(位相
シフト膜)であり、その膜厚Tsは屈折率nと露光波長
λと次の関係にある。 Ts=λ/{2・(n−1)} (1) この条件は薄膜13を透過した露光光の位相がちょうど
半波長だけずれる様に設定されている。開口部14、1
5は通常マスクの開口部に対応しており、開口部15が
位相シフト膜13を伴って配置されている。
【0006】本位相シフトマスクでは開口部14を透過
した光と開口部15を透過した光の位相が180度異な
るため、開口部14から回折した光波と開口部15から
回折した光波が打ち消し合い、投影面では開口部14、
15それぞれの光の染みだしが抑制され、投映像のコン
トラストが改善される。次に第2の例を図6を用いて示
す。
【0007】図6において21は露光波長に対して透明
な石英基板であり、22は露光光を遮るクロム薄膜であ
る。23は位相シフト膜となるレジスト膜であり、その
膜厚は(1)式の関係を満たしている。本マスクの作製
工程では電子ビーム描画装置で図示しないレジストで開
口部24を形成した後、クロム膜22をエッチングし、
開口部24でのクロム膜を除去した後、位相シフト膜で
あるレジスト23を塗布し、透明基板21側から遠紫外
線によりクロム膜22をマスクとして露光することによ
り位相シフト膜23に開口部24を形成する。その後、
位相シフト膜23下のクロム膜をエッチングすることで
クロム膜22の開口部は24より大きくなり、クロム膜
の周辺部にはレジスト膜が覆いかぶさった領域25が形
成される。
【0008】領域25を透過した光と領域24を透過し
た光の位相は180度異なり、投影像において両者が重
なる場合には互いに打ち消し合うため、領域24から周
辺部への光の染みだしは抑制される。従って、結像面で
の光の強度分布は非常にシャープとなり、実用解像度を
向上する事ができる。第3の例を図7を用いて示す。
【0009】図7において、31は露光波長に対して透
明な石英基板であり、33は位相シフト膜となる透明膜
であり、その膜厚は(1)式の関係を満たしている。本
マスクの作成工程では位相シフト膜33の上に図示しな
いレジストを塗布し電子ビーム描画装置で所望のパター
ンを描画した後、通常の方法による現像によりレジスト
パターン36を得る(図7a)。このようにして得られ
たレジストパターン36をマスクとして位相シフト膜3
3を加工する(図7b)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の位相シフト
法の第1の方法は、位相シフトマスクがレジストに投影
されるパターンのコントラストを改善するため、実用解
像度は大幅に向上する。しかし図5のごときマスクを製
造するためには電子ビーム描画装置によりクロムパター
ンを形成するための第1のレジスト像を描画した後、位
相シフト膜を規定するための第2のレジスト像を形成し
なければならない。長時間を要する電子ビーム描画を2
度行う必要がある上に第1のパターンに第2のパターン
を高精度に重ね合わせる必要があり、マスク作製は技術
的に難度が増すと同時にコストが高くなってしまうとい
う問題がある。
【0011】第2の方法は、電子ビーム露光装置の描画
回数は増えないが、マスク作製工程は繁雑である。ま
た、位相シフト膜として残されたレジスト膜は脆い材料
であるため、マスク上のゴミを除去するための洗浄を実
施することが困難であり、実用的な方法ではない。
【0012】第3の方法は、位相シフト膜33を透過し
た光と透明基板を透過した光の位相は180°異なり、
レジスト面上での光強度は位相シフト部と透明基板の境
界部分に暗部が生じる。特に位相シフト膜33の幅を制
御することによりマスク透過後の光の位相及びレジスト
面上での光強度をそれぞれに従来の不透明な遮光膜を利
用したマスクと同等の効果が得られる。このようなシフ
ター遮光方式位相シフトマスクを、レジストi線ステッ
パによる露光に用いると投影メモリ面上0.20μm
(マスク面上1.0μm)幅の位相シフト膜を用いると
シフターが遮光部として作用する。今、0.55μmピ
ッチのライン&スペースパターンの解像を考えると隣合
うシフターの間隔がレジスト面上に換算して0.35μ
mとなり、光源波長の365nmと同程度となり、0.6
μmピッチのライン&スペースパターンは従来マスクと
同様に解像がほとんど不可能であることが判る。
【0013】また、同様にKrFエキシマレーザを光源
とするステッパによる露光に用いると、投影面上0.1
5μm(マスク面上0.75μm)幅のシフターを用い
るとシフターが遮光部として作用する。今、0.4μm
ピッチのライン&スペースの解像を考えると隣合うシフ
ターの間隔が投影面上に換算して0.25μmとなり、
光源波長の248nmと同程度となり、0.4μmピッチ
のライン&スペースパターンは従来マスクと同様に解像
がほとんど不可能であることが判る。従って本マスク
は、作成方法は簡便ではあるが解像力の向上は約10%
〜20%程度で十分でないという問題がある。
【0014】この発明は、上記問題を解決するためにな
されたものであって、作製方法が容易で耐久性があり解
像力の高い光露光用マスク板及びその製造方法を提供し
ようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、可視
光または紫外光に対して透明な基板内に、底部に高低差
が3〜10nmである微細な凹凸を有する溝を設けて前
記光に対して半透明な領域を形成し、かつこの半透明な
領域と残る透明な領域との透過光に対する位相差を実質
的に180°にした光露光用マスク板が提供される。
【0016】上記透明な基板は、例えばSiO2 系化合
物等から作成することができる。SiO2 系化合物とし
ては、例えばガラス、石英等がある。上記半透明な領域
は、非露光領域を形成するためものであって、露光光の
実質的な光透過率が透明な領域の光透過率に対して10
〜90%である。この光透過率は、露光光の入射面に形
成される極微細な凹凸によって入射光(露光光)が散乱
する結果達成される。
【0017】この凹凸は、凸部の数が通常1000〜5
000ヶ/mm2 であり凹凸の高低差が通常3〜10nm
である。上記透明な領域は、露光領域を形成するための
ものであって、露光光の入射面が平滑である。上記半透
明な領域と透明な領域とをそれぞれ通過する光は、解像
度を高めるために、それぞれの領域の境界付近で回折光
が互いに干渉して消去しあうのがよく、位相差が実質的
に180°であるのがよい。
【0018】位相差が実質的に180°となるために
は、半透明な領域と透明な領域とが、入射光(露光光)
の入射方向に式(1) mλ/{2・(n−1)} (1) (ただしmは正の奇数、λは露光光の波長、nは基板の
屈折率である)に相当する距離の光路差を有するのがよ
い。
【0019】この発明の光露光用マスク板は、例えば次
のようにして製造することができる。すなわち、表面に
レジストパターンが形成されたSiO2 系の基板に、C
HF 3 またはCF4 とH2 の混合気体からなる第1のエ
ッチングガスを用いてエッチングしおよそ式(I) mλ/{2(n−1)} (I) (ただしmは正の奇数、λは光の波長、nは基板の屈折
率である)の距離に相当する深さの溝を予備形成し、こ
の後に第1のエッチングガスに0.5〜10vol%の
炭化水素ガスを混合した第2のエッチングガスを用いて
再びエッチングして式(I)に相当する深さで底面に光
を反射する微細な凹凸を形成して溝を完成させ光露光用
マスク板を製造する。
【0020】上記第1のエッチングガスは、基板に溝を
予備形成するためのものであって、CHF3 又はCF4
とH2 の混合ガスが用いられる。このガスに少量のO2
を混合することもできる。予備形成された溝は、底面が
平滑であり深さがおよそ式(I) mλ={2(n−1)} (1) (ただしmは正の奇数、λは光の波長、nは基板の屈折
率である)の距離に相当するが、具体的には式(I)の
距離に相当するよりも通常10〜50nm浅く設定され
る。
【0021】上記第2のエッチングガスは、溝の底面に
光反射性の凹凸を形成して溝を完成するためのものであ
って、第1のエッチングガスに0.5〜10vol%、
好ましくは1〜2vol%の炭化水素ガスを混合して作
製される。炭化水素ガスは、例えばメタン、エタン等を
用いることができる。混合する炭化水素の量は、10v
ol%以上では凹凸が大きく不均一となるので好ましく
ない0.5vol%未満では凹凸が小さく光透過率を十
分に下げることができないので好ましくない。
【0022】このエッチングは、通常10〜50nmの深
さだけ行なわれ、溝の深さを式(I)の距離に相当する
ようにして溝を完成する。得られた光露光用マスク板
は、投影露光装置に配置し、例えば表面に感光性材料が
形成されたウェハ等にこのマスク板を透過した光が露光
されるようにして用いられる。
【0023】
【作用】本発明により得られる光露光用マスクの作用を
図1を用いて説明する。図1(a)は、透明基板及び位
相シフト領域の境界付近を拡大した模式図で1は基板の
溝以外の領域、2は溝の領域(位相シフト領域)、3は
溝の深さ、4は微細な凹凸である。
【0024】位相シフト領域の深さ3は式(I)に従い
表1に示すように露光光の波長及び透明基板の屈折率に
よって最適値が存在し、これは溝以外の透明領域と光反
射性の凹凸を有する溝の半透明領域を通過する光の位相
が180°異なる条件であるが実際には、実質的な位相
差が180°であればよいから、位相シフト領域の深さ
3は下記の表1に示す深さの奇数倍であってもかまわな
い。
【0025】
【表1】 このマスクの位相シフト領域2を通った光は微細な凹凸
4により散乱され、結果として位相シフト領域2の透過
率は、溝以外の透明基板領域1と比較すると小さくな
る。このようにマスクを通過した光の振幅分布は、図1
(b)に示すように溝以外の透明領域1と通過した光の
位相が正であるのに対し、位相シフト領域2を通過した
光の位相は反転し負の符号となる。この光をレンズを通
し試料基板上に投影すると、図1(c)に示すように、
溝以外の透明基板領域1と位相シフト領域2の境界で位
相反転しているため、その直下で光強度がほぼ0とな
る。そのため光強度分布の広がりが押さえられ、コント
ラストの高い微細なパターンが形成できる。
【0026】
【実施例】
実施例1 本発明の実施例を図2にしたがって説明する。石英製の
基板1の上に電子ビーム用レジストを塗布し、電子ビー
ム描画装置により所望のパターンを描画し、現像後レジ
ストパターン6を得る(図2a)。
【0027】続いて、レジストパターン6をマスクとし
て、通常の反応性イオンエッチング法(RIE)により
位相シフト領域3を形成する(図2b)。さらに、エッ
チング条件を炭化水素系ガスを添加した条件に変えてエ
ッチングし位相シフト領域3の底部に極微細な凹凸4を
形成する(図2c)。このようにして形成した位相シフ
ト領域3の深さは、先の(I)式より露光光の波長によ
り先の表1に示す値となるようにエッチング時間により
調整する。
【0028】なお、第1のエッチング深さは、第2のエ
ッチング深さが10nmから50nmになるように調整す
る。その後レジストを除去し、光露光用マスク板9を完
成する(図2d)。本実施例では、電子ビーム用レジス
トを用い、電子ビーム描画によりパターンを形成したが
フォトレジストを用い、光露光法によりパターンを形成
しても同様の結果を得ることが可能である。
【0029】表1に示す位相シフト領域の深さは、本実
施例に示す方法では、レジストパターン6及び基板のエ
ッチングにより形成した位相シフト領域3の端部を垂直
に近い角度にて形成することが好ましい。
【0030】実施例2 本発明の第2の実施例を図3にしたがって説明する。石
英製のマスク基板1の上に厚さ100nm程度の金属薄膜
7を堆積し、さらにその上に電子ビーム用レジスト8を
塗布する(図3a)。電子ビーム描画装置により所望の
パターンを描画し、現像後レジストパターン8’を得る
(図3b)
【0031】続いて、レジストパターン7をマスクとし
て、通常の反応性イオンエッチング法(RIE)あるい
は液相エッチング法により金属薄膜7をエッチングしパ
ターンを形成する(図3c)。続いて、レジストパター
ン8’及び金属薄膜パターン7’をマスクとしてRIE
により位相シフト領域3を形成する。さらに、エッチン
グ条件を変えて位相シフト領域3の底部に極微細な凹凸
4を形成する(図3d)。このようにして形成した位相
シフト領域3の深さは、表1に示す値となるようにエッ
チング時間により調整する。その後、レジスト及び金属
薄膜を剥離して所望の光露光用マスク板を得る(図3
e)。
【0032】なお、第1のエッチング深さ及び第2のエ
ッチング深さの関係及び実質的な位相シフト領域の深さ
は、実施例1と同様である。本実施例にしたがってKr
Fエキシマレーザ(光源波長=248nm)ステッパ用の
光露光用マスク板の製造工程では、石英製基板上に金属
薄膜として厚さ100nmのCr膜を堆積し、パターン形
成用レジストとしては500nmのポジ型レジストを用い
た。本実施例ではレジスト及び金属薄膜をマスクとした
位相シフト領域の形成はRIE法で行った。これらのプ
ロセス技術はIC製造工程において公知の技術である。
【0033】以上の材料及び工程で作成された光露光用
マスクを用いた場合のレジスト面上での0.2μmライ
ンアンドスペースパターンの光強度分布の計算結果を図
4に示す。透明性位相シフトマスクを用いた場合より半
透明位相シフトを用いた場合にコントラストが向上する
ことが伺える。実際にこのマスクを用いてNA=0.4
5のKrFエキシマレーザステッパで露光量の最適化を
行った上で露光テストを行った。従来のマスクでは0.
25μmのラインアンドスペースの解像が限界であった
のに本マスクでは0.2μmのラインアンドスペースを
解像することができ10%以上の解像度向上を確認し
た。
【0034】本実施例の作成工程としては上記材料、手
法以外に多様な材料、手法を用いることができる。位相
シフト領域を形成するためのマスク材料としては、本実
施例で使用したCrの他にAl,W,Ti,Cu等の金
属、Al−Si,W−Si等の合金すなわち、透明性基
板とエッチングの選択比が実現可能な材料であればいず
れも利用できる。
【0035】また、位相シフト領域の深さを表1に従っ
て決定することで露光光源の波長が代わっても対応する
ことが可能である。例えば上記の実施例に従いi線(3
65nm)ステッパでは位相シフト領域の深さを397nm
に設定することで同様の結果が得られている。
【0036】
【発明の効果】この発明によれば、微細なパターンを高
い解像度で転写することができ、作製が容易で耐久性に
富む光露光用マスク板及びその製造方法を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の作用の説明図である。
【図2】この発明の実施例で作製した光露光用マスク板
の製造工程説明図である。
【図3】この発明の実施例で作製した光露光用マスク板
の製造工程説明図である。
【図4】この発明の光露光用マスク板を用いて光露光し
たときの試料基板上の相対光強度の説明図である。
【図5】従来の光露光用マスク板の説明図である。
【図6】従来の光露光用マスク板の説明図である。
【図7】従来の光露光用マスク板の説明図である。
【符号の説明】
1 石英製の基板 3 位相シフト領域 4 微細な凹凸 6 レジストパターン 7 金属薄膜 8レジスト層 9 光露光用マスク板

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可視光または紫外光に対して透明な基板
    内に、底部に高低差が3〜10nmである微細な凹凸を
    有する溝を設けて前記光に対して半透明な領域を形成
    し、かつこの半透明な領域と残る透明な領域との透過光
    に対する位相差を実質的に180°にしたことを特徴と
    する光露光用マスク板。
  2. 【請求項2】 半透明な領域が、透明な領域に対して1
    0〜90%の光透過率である請求項1の光露光用マスク
    板。
  3. 【請求項3】 微細な凹凸において、凸部の数が100
    0〜5000ヶ/mm2である請求項1の光露光用マス
    ク板。
  4. 【請求項4】 表面にレジストパターンが形成されたS
    iO2 系の基板に、CHF3 またはCF4 とH2 の混合
    気体からなる第1のエッチングガスを用いてエッチング
    し、およそ式(I) mλ/{2(n−1)} (I) (ただしmは正の奇数、λは光の波長、nは基板の屈折
    率である) の距離に相当する深さの溝を予備形成し、この後に第1
    のエッチングガスに0.5〜10vol%の炭化水素ガ
    スを混合した第2のエッチングガスを用いて再びエッチ
    ングして式(I)に相当する深さで底面に光を反射する
    微細な凹凸を形成して溝を完成させ光露光用マスク板を
    製造することを特徴とする光露光用マスク板の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 SiO2 系の基板が、金属薄膜を堆積し
    たSiO2 系の基板上にレジストパターンを形成し、前
    記レジストパターンをマスクとして金属薄膜をエッチン
    グしてパターンを形成することで、レジストパターン及
    び金属薄膜パターンをマスクとする請求項4に記載の光
    露光用マスク板の製造方法。
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