JPH07248414A - カラーフィルタおよびその製造方法 - Google Patents

カラーフィルタおよびその製造方法

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JPH07248414A
JPH07248414A JP2352395A JP2352395A JPH07248414A JP H07248414 A JPH07248414 A JP H07248414A JP 2352395 A JP2352395 A JP 2352395A JP 2352395 A JP2352395 A JP 2352395A JP H07248414 A JPH07248414 A JP H07248414A
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filter
filter pixel
photosensitive resist
colored resin
color filter
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JP2352395A
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Ryohei Okamoto
良平 岡本
Takashi Sato
尚 佐藤
Shinji Mizumoto
伸二 水元
Tadahiro Furukawa
忠宏 古川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】各フィルタ画素30R,30G,30Bの上面
部分だけでなく、側面部分についても耐性を有効に向上
させることができ、しかもまた、各フィルタ画素30
R,30G,30B上にマイクロレンズを有効に形成こ
とができる技術を提供する。 【構成】基板20上のフィルタ画素30R,30G,3
0Bの上面および側面を被う保護膜50があり、その保
護膜50が、各フィルタ画素ごとに分離されている。保
護膜50としては、感光性レジストが好ましい。特に、
各フィルタ画素30R,30G,30Bをオーバーエッ
チングし、ついで、保護膜50である感光性レジストを
加熱処理することによって、その感光性レジストを容易
にマイクロレンズ化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、液晶ディスプレイ等
のカラー表示のために用いるカラーフィルタの技術に関
し、特に、染料あるいは顔料分散タイプのカラーフィル
タを薄型化する上、あるいは溶剤等に対する耐性を高め
る上で有効な技術に関する。
【0002】
【先行する技術およびその問題点】この種の染料あるい
は顔料分散タイプのカラーフィルタは、たとえば、特開
昭62−147402号の公報が示すように、着色材
(染料、顔料)を予め混入した着色樹脂によって、赤、
緑、青等の各フィルタ画素を構成する点に特徴がある。
そのため、フィルタ画素をパターニングした後、それを
染料で着色する、いわゆる染色タイプのカラーフィルタ
と同等以上の色濃度を持たせることができ、しかも、染
色タイプのカラーフィルタの製造に比べて各フィルタ画
素を構成する色濃度のコントロールが不要のため、処理
工程が簡単である。しかし、この染料/顔料分散タイプ
のカラーフィルタにおいても、各フィルタ画素の耐性の
向上がさらに要望される。
【0003】この耐性の向上に関しては、2つの面から
考えることが必要である。一つは、各フィルタ画素群の
フィルタ画素をパターニングする段階での耐性、また、
もう一つは、パターニングを終えた各フィルタ画素上に
透明電極を形成する段階、あるいはその後の段階での耐
性である。前者の耐性については、各フィルタ画素群の
フィルタ画素をパターニングする際に、各フィルタ画素
から現像液などの処理液の中に着色材が溶け出るという
問題のほか、すでにパターニングした第1のフィルタ画
素群のフィルタ画素などが、それに続く第2のフィルタ
画素群のフィルタ画素のパターニング時に現像液等の処
理液中の溶剤等の影響によって損傷を受けるという問題
がある。こうした問題を解決するため、従来、たとえ
ば、特開昭55−134807号の公報が示すように、
第1のフィルタ画素群のフィルタ画素のパターン上に、
パターニングに利用したフォトレジストをそのまま残し
ておく方法、また、たとえば、特開昭60−24760
3号の公報が示すように、各フィルタ画素群のフィルタ
画素のパターニングを終える度ごとに、画素群の全体を
中間保護膜で被う方法が知られている。なお、特開昭5
5−134807号の公報のものと同様の考えに基づく
技術として、特開平4−110922号の公報は、特
に、着色樹脂として感光性のものを用いた例を明らかに
している。他方、後の段階での耐性を考慮した従来の技
術としては、各フィルタ画素群をすべて形成し終えた後
で、それらを含む全体にトップコートとして保護膜を形
成する方法が良く知られている。
【0004】ここでは、各フィルタ画素群のフィルタ画
素を保護する技術として、前記のフォトレジストを残す
方法(前述した特開昭55−134807号の公報参
照)のように、各フィルタ画素のパターンの上だけに保
護膜を形成する方法に着目した。というのは、前記中間
保護膜のように全体を被う技術に比べて、基板上に余分
な保護膜を残さないので、それだけカラーフィルタ自体
を薄型化することができるからである。
【0005】ところが、各フィルタ画素のパターンの上
だけに保護膜を形成する従来の技術においては、各パタ
ーンの上面は保護されるが、その側面は何も保護されて
いない。そのため、パターンの側面部分の耐性が充分で
ないことが分かった。
【0006】
【発明の目的】この発明は、以上の検討結果に基づいて
なされたものであり、カラーフィルタ自体を薄型化する
ことができ、しかもまた、各フィルタ画素の上面部分だ
けでなく、側面部分についても耐性を有効に向上させる
ことができる技術を提供することを目的とする。また、
この発明は、そうした薄型化し、かつ耐性にすぐれたカ
ラーフィルタを製造する上で好適な技術を提供すること
をも目的とする。さらに、この発明は、各フィルタ画素
の上にマイクロレンズを形成し、液晶表示装置のバック
ライトの利用効率を高めることができる技術を提供する
ことを他の目的とする。
【0007】
【解決手段】この発明によるカラーフィルタ100で
は、実施例に対応する図1を参照して示すように、基板
20上のフィルタ画素30R,30G,30Bの上面お
よび側面を被う保護膜50があり、その保護膜50が、
各フィルタ画素ごとに分離されている。保護膜50とし
ては、樹脂をはじめとした有機膜を用いることができ
る。その中でも感光性レジスト、特に、透明性および耐
熱性にすぐれたアクリル系、あるいはポリイミド系の感
光性レジストが好ましい。感光性レジストの場合、各フ
ィルタ画素のパターンニングに用いたものを剥離せずに
そのまま利用することができるので、各フィルタ画素の
上を位置合わせの誤差を生じることなく(いわゆるセル
フアラインで)、確実に保護することができる。また、
カラーフィルタ100の各フィルタ画素群を構成する各
フィルタ画素30R,30G,30Bは、透明な樹脂
と、その樹脂に分散させた着色材からなる。着色材に
は、染料のほか、顔料、さらには染料と顔料とを混入し
たものも含む。しかし、染料は顔料に比べてフィルタ画
素からより溶け出しやすく、それだけ保護の必要性が高
いので、この発明は、特に染料分散タイプのものに適用
したときに、特に有効である。なお、透明樹脂として
は、耐熱性、耐溶剤性の点ですぐれたポリイミド系のも
のが最適である。
【0008】一方、カラーフィルタ100製造方法とし
ては、図1に加えて図2〜図7をも参照して示すよう
に、次の第1〜第5の各工程を備えるものが好ましい。
たとえば、赤色のフィルタ画素30Rを製造するに際し
て、 (a)基板20上に着色樹脂40を塗布する第1工程
(図2) (b)塗布した着色樹脂40上に感光性レジスト60を
塗布し、その感光性レジスト60を露光した後、着色樹
脂40をパターニングすることによって、第1のフィル
タ画素群31(フィルタ画素30Rに相当)のパターン
を得る第2工程(図3〜図5) (c)第2工程中、あるいはそれに続いて、着色樹脂4
0からなる第1のフィルタ画素群31(フィルタ画素3
0Rに相当)のパターンをオーバーエッチングする第3
工程(図6) (d)第3工程によって、第1のフィルタ画素群31
(フィルタ画素30Rに相当)のパターンよりも突き出
た感光性レジスト60の周縁部を垂れさせることによっ
て、着色樹脂40からなる第1のフィルタ画素群31
(フィルタ画素30Rに相当)のパターンの側面を被う
ようにする第4工程(図7A) (e)以上の第1〜第4の各工程を、第1のフィルタ画
素群31以外の他のフィルタ画素群32,33について
繰返し行う第5工程(図示しない) ところで、第3工程に続く第4工程を利用して、各フィ
ルタ画素30R上の感光性レジスト60をマイクロレン
ズ化することができる(図7B)。マイクロレンズ化
(レンズ効果により、結果的に、光の利用効率を高める
こと)を考えると、感光性レジスト60としては、透明
性にすぐれたアクリル系ネガレジストが最適であるが、
そのほか、加熱処理によって容易にレンズ形状にするこ
とができるノボラック系ポジレジストも好適である。
【0009】
【作用など】このようなカラーフィルタ100は、各フ
ィルタ画素群31,32,33の各フィルタ画素30
R,30G,30Bごとに、それぞれ分離した保護膜5
0を備えている。そのため、保護膜50が二重、三重に
重なることがないので、各フィルタ画素を被う保護膜5
0があるにもかかわらず、カラーフィルタ100は薄く
なる。また、保護膜50は、各フィルタ画素の上面だけ
でなく、側面をも被っているので、側面部分の耐性も有
効に高まる。さらに、図6に示したように、保護膜50
を感光性レジスト60で形成し、着色樹脂40のパター
ンをオーバーエッチングし、ついで、熱処理等によって
感光性レジストの周縁部を垂れ下げるようにする方法に
よれば(図7Aおよび図7B)、フィルタ画素30Rの
側面を確実に被う構成とすることができる。その場合、
感光性レジスト60は、アメが曲がるように垂れ下がる
ので、側面を被う保護膜も上面とほぼ同じ厚さであり、
フィルタ画素30Rを充分保護することができる。その
他、オーバーエッチングの結果、図6に示したように、
感光性レジスト60の周縁部60sが着色樹脂40のエ
ッジ部分よりもはみ出しているため、そのレジスト材料
に応じた加熱処理によって容易に感光性レジスト60を
マイクロレンズ化することができる。しかも、マイクロ
レンズ化した感光性レジスト60は、図7Bに示したよ
うに、フィルタ画素30Rの側面をも被うようになるた
め、フィルタ画素30Rを透過する光の全体をより有効
に収束し、その利用効率を高めることになる。その結
果、従来の表示装置よりも明るい表示を行うことができ
る。
【0010】
【カラーフィルタの実施例】図1は、この発明の一実施
例であるカラーフィルタ100の断面構造を示してい
る。カラーフィルタ100は、ガラス板あるいはアクリ
ル樹脂板などの透明な基板20上に、クロムからなるブ
ラックマトリックス70のほか、赤、緑、青の3つのフ
ィルタ画素群31,32,33を備える。各フィルタ画
素群31,32,33は、たとえば、一辺が80〜20
0μm程度の大きさのフィルタ画素30R,30G,3
0Bを多数含む(図1では、その一部のみを示してい
る)。各フィルタ画素30R,30G,30Bはブラッ
クマトリックス70の上に乗っているが、隣合うフィル
タ画素同士の間にはわずかながらすき間80がある。
【0011】しかし、このカラーフィルタ100では、
各フィルタ画素30R,30G,30Bを被う保護膜5
0を各画素ごとに分離するようにして設け、しかも、そ
の保護膜50が各フィルタ画素30R,30G,30B
の上面だけでなく、側面をも被う構成としている。各フ
ィルタ画素30R,30G,30Bが染料分散ポリイミ
ド系樹脂からなるのに対し、保護膜50は、感光性のア
クリル系あるいはポリイミド系樹脂からなる。この保護
膜50が各フィルタ画素30R,30G,30Bを有効
に保護するので、いわゆるトップコートを省略すること
ができる。勿論、トップコートを設けることもでき、そ
れによって、保護をより強固なものとすることができ
る。
【0012】
【製造方法の実施例】図2〜図7が、図1に示すカラー
フィルタ100を製造する処理工程を示す図である。こ
こに示す例では、残存させた感光性レジスト60を保護
膜50として利用している。なお、これらの図には、ブ
ラックマトリックス70を省略してある。たとえば、フ
ィルタ画素30Rを形成する場合について以下に説明す
る。まず、透明な基板20の上に、染料分散ポリイミド
からなる着色樹脂40を塗布する(図2)。着色樹脂4
0の膜厚は、1〜2μm程度、好ましくは1.8μmで
ある。着色樹脂40となる染料分散ポリイミド系樹脂の
塗布材料は、ポリミド前駆体、染料、溶剤としてのメチ
ルセロソルブを含む溶液であり、塗布にはスピンコータ
を用いることができる。
【0013】次に、塗布した着色樹脂40をプレベーク
する。プレベークの条件として、たとえば、ホットプレ
ート上で80℃、10分間の加熱処理を適用する。この
プレベーク後、着色樹脂40の上に感光性レジスト60
を均一に塗布する(図3)。感光性レジスト60の膜厚
は、0.3〜2μm、好ましくは0.3〜1μmの範囲
であれば保護膜としての機能を果たすことができ、ま
た、特に保護膜50のマイクロレンズ化を考える場合に
は1μm前後と比較的に厚く設定するのが好ましい。感
光性レジスト60としては、ネガ型のみならず、ポジ型
をも利用することができるが、ここでは、ネガ型のアク
リル系のもの(CFPR CL−015、東京応化工業
株式会社製)を利用する。これは、前記したように、そ
の材料が特に透明性にすぐれているからである。感光性
レジスト60の塗布は、スピンコータによる。塗布後、
感光性レジスト60をプレベークする。プレベークの条
件としては、ホットプレート上で80℃、5分間の加熱
処理を適用する。
【0014】プレベーク後、所定のマスク90を通し
て、感光性レジスト60を露光する(図4)。ネガ型の
感光性レジスト60は、露光した部分が反応し、現像液
などに溶解しないようになる。そこで、現像およびエッ
チングの工程に入る。この場合、下層の着色樹脂40お
よび上層の感光性レジスト60が共にアルカリに可溶で
あるので、感光性レジスト60の現像と着色樹脂40の
エッチングとを同時に行うことができる(図5)。処理
液としては、たとえば0.5〜1%のNa2CO3を用い
る。この処理時、下層の着色樹脂40を、たとえば2μ
m程度、少なくとも着色樹脂40の膜厚よりも大きく、
オーバーエッチングするようにする。その結果、上層の
感光性レジスト60の周縁部60sが下層の着色樹脂4
0よりも突き出た形態になる(図6)。なお、オーバー
エッチングの量を余りにも大きくすると、処理中に感光
性レジスト60の周縁部60sが欠けるおそれがあるの
で、着色樹脂40の膜厚をわずかに越えるような量に設
定するのが好ましい。
【0015】そうしたオーバーエッチングの後、感光性
レジスト60および着色樹脂40をポーストベークす
る。このポーストベークは、感光性レジスト60および
着色樹脂40を硬化することに加えて、感光性レジスト
60の周縁部60sを垂れ下がらせ、フィルタ画素30
Rの側面を密着し被う構造を得るために行う。その結
果、残存した感光性レジスト60は、フィルタ画素30
Rを保護する保護膜50となる。ポーストベークの条件
として、たとえば、クリーンオーブンの中で200〜2
30℃、30分間の加熱処理を適用する。
【0016】以上のような処理工程を残りの緑、青の他
のフィルタ画素群32,33に対しても行い、最終的に
図1に示すカラーフィルタ100を完成する。なお、各
フィルタ画素30R,30G,30Bのパターニングお
よびそれに続くオーバーエッチングの両方をウエットエ
ッチングで行えば、処理も簡単であるし、各フィルタ画
素30R,30G,30Bのパターンの側面がテーパ状
になるので、その上を感光性レジスト60の周縁部60
sがより密に被うこととなり、側面の保護を充分に行え
る点から好ましい。また、各フィルタ画素30R,30
G,30Bのパターニングをドライエッチングで行い、
その後のオーバーエッチングをウエットエッチングで行
うこともできる。ここで、マイクロレンズ化に関連して
少し説明を加える。感光性レジスト60がアクリル系ネ
ガレジストの場合、ガラス転移温度を越える200℃以
上で容易にマイクロレンズ化した保護膜50(図7B参
照)とすることができ、特に、マイクロレンズ化のため
の加熱処理に先立ち、フィルタ画素30Rをオーバーエ
ッチング(この実施例では、図6に示すように)してい
るため、パターニングした感光性レジスト60の周縁部
60sは垂れやすく(別にいうと、表面移動抵抗が小さ
く)、マイクロレンズ化が容易である。マイクロレンズ
化する点からすると、たとえば特開昭62−94826
号の公報が示すように、ノボラック系ポジレジストは特
にレンズ化しやすいが、そのポジレジストに対しても前
記オーバーエッチングすることによりレンズ化を促進す
ることができる。なお、ノボラック系ポジレジストを感
光性レジスト60に用いた場合、保護膜50をマイクロ
レンズ化する加熱温度は130〜150℃であり、前記
アクリル系ネガレジストに比べて低い温度で良い。
【0017】
【発明の効果】この発明では、基板10上の各フィルタ
画素30R,30G,30Bを個別に保護膜50で被う
構成であるため、カラーフィルタ100を薄型化するこ
とができ、しかも、各保護膜50は、各画素の上面だけ
でなく側面をも被っているため、側面部分の耐性をも有
効に高めることができ、各フィルタ画素の着色材等の不
純物が液晶中に溶出することもなくなる。また、そうし
たカラーフィルタ100を得る手段として、着色樹脂4
0上の感光性レジスト60で保護膜50を形成し、その
着色樹脂40のパターンをオーバーエッチングし、つい
で、熱処理等によって感光性レジスト60の周縁部60
sを垂れ下げるようにする方法をとることによって、セ
ルフアラインで適正な保護膜50を形成することができ
る。さらに、感光性レジスト60の下層に位置する着色
樹脂40のパターンを予めオーバーエッチングし、感光
性レジスト60の材料に適した温度による加熱処理によ
って有効にマイクロレンズ化された保護膜50を得るこ
とができ、また、各フィルタ画素の側面をも被うマイク
ロレンズは、フィルタ画素を透過する光の全体を有効に
収束することができ、明るいカラー液晶表示装置を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるカラーフィルタの一実施例を示
す部分断面構造図である。
【図2】製造方法を示す工程途中の図であり、着色樹脂
の塗布を終えた状態を示す図である。
【図3】製造方法を示す工程途中の図であり、感光性レ
ジストの塗布を終えた状態を示す図である。
【図4】製造方法を示す工程途中の図であり、露光状態
を示す図である。
【図5】製造方法を示す工程途中の図であり、現像およ
びエッチングを終えた状態を示す図である。
【図6】製造方法を示す工程途中の図であり、オーバー
エッチングを終えた状態を示す図である。
【図7】製造方法を示す工程途中の図であり、ポースト
ベークを終えた状態を示し、特に、Bはマイクロレンズ
化した状態を示す。
【符号の説明】
20 基板 30R,30G,30B フィルタ画素 31,32,33 フィルタ画素群 40 着色樹脂 50 保護膜 60 感光性レジスト 60s 周縁部 100 カラーフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古川 忠宏 東京都文京区小石川4丁目14番12号 共同 印刷株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に互いに分光特性の異なる複数の
    フィルタ画素群があり、それらの各フィルタ画素群を構
    成する各フィルタ画素が、着色樹脂からなるカラーフィ
    ルタにおいて、前記各フィルタ画素の上面および側面を
    被う保護膜があり、その保護膜が、各フィルタ画素ごと
    に分離されていることを特徴とするカラーフィルタ。
  2. 【請求項2】 前記保護膜は、感光性レジストからな
    る、請求項1のカラーフィルタ。
  3. 【請求項3】 前記着色樹脂は、透明な樹脂と、その樹
    脂に分散させた染料あるいは顔料とを含む、請求項1の
    カラーフィルタ。
  4. 【請求項4】 基板上に互いに分光特性の異なる複数の
    フィルタ画素群があり、それらの各フィルタ画素群を構
    成する各フィルタ画素が、着色樹脂からなり、さらに、
    前記各フィルタ画素の上面および側面を被う保護膜があ
    り、その保護膜が、各フィルタ画素ごとに分離されてい
    るカラーフィルタを製造する方法であって、前記基板上
    に着色樹脂を塗布する第1工程と、塗布した着色樹脂上
    に感光性レジストを塗布し、その感光性レジストを露光
    した後、前記着色樹脂をパターニングすることによっ
    て、第1のフィルタ画素群の各フィルタ画素のパターン
    を得る第2工程と、第2工程中、あるいはそれに続い
    て、前記第1のフィルタ画素群の各フィルタ画素のパタ
    ーンをオーバーエッチングする第3工程と、第3工程に
    よって、前記第1のフィルタ画素群の各フィルタ画素の
    パターンよりも突き出た感光性レジストの周縁部を垂れ
    させることによって、前記第1のフィルタ画素群の各フ
    ィルタ画素のパターンの側面を被うようにする第4工程
    と、以上の第1〜第4の各工程を、第1のフィルタ画素
    群以外の他のフィルタ画素群について繰返し行う第5工
    程とを備える、カラーフィルタの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記感光性レジストは、アクリル系ある
    いはポリイミド系である、請求項4のカラーフィルタの
    製造方法。
  6. 【請求項6】 基板上に互いに分光特性の異なる複数の
    フィルタ画素群があり、それらの各フィルタ画素群を構
    成する各フィルタ画素が、着色樹脂からなり、さらに、
    前記各フィルタ画素上に、それらの各フィルタ画素のパ
    ターニングにマスクとして用いた感光性レジストが残存
    するカラーフィルタを製造する方法であって、前記基板
    上に着色樹脂を塗布する第1工程と、塗布した着色樹脂
    上に感光性レジストを塗布し、その感光性レジストを露
    光した後、前記着色樹脂をパターニングすることによっ
    て、第1のフィルタ画素群の各フィルタ画素のパターン
    を得る第2工程と、第2工程中、あるいはそれに続い
    て、前記第1のフィルタ画素群の各フィルタ画素のパタ
    ーンをオーバーエッチングする第3工程と、この第3工
    程の後、加熱処理することによって、各フィルタ画素上
    の感光性レジストをマイクロレンズ化する第4工程と、
    以上の第1〜第4の各工程を、第1のフィルタ画素群以
    外の他のフィルタ画素群について繰返し行う第5工程と
    を備える、カラーフィルタの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第4工程によってマイクロレンズ化
    した感光性レジストは、フィルタ画素の上面のみならず
    側面をも被っている、請求項6のカラーフィルタの製造
    方法。
  8. 【請求項8】 前記感光性レジストは、アクリル系ネガ
    レジストあるいはノボラック系ポジレジストである、請
    求項6あるいは7のカラーフィルタの製造方法。
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