JPH07248301A - 走行線状体における被覆層の異常検出方法 - Google Patents

走行線状体における被覆層の異常検出方法

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JPH07248301A
JPH07248301A JP6066697A JP6669794A JPH07248301A JP H07248301 A JPH07248301 A JP H07248301A JP 6066697 A JP6066697 A JP 6066697A JP 6669794 A JP6669794 A JP 6669794A JP H07248301 A JPH07248301 A JP H07248301A
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JP
Japan
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light
coating layer
linear body
coated layer
optical fiber
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Pending
Application number
JP6066697A
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English (en)
Inventor
Mare Agawa
希 阿川
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、裸の光ファイバなどの線状体に樹
脂などの光透過性の被覆層をコーティングする際、泡な
どの発生や異物などの混入を的確に検出するようにした
走行線状体における被覆層の異常検出方法を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 かゝる本発明は、走行する線状体4に光透過
性の被覆層をコーティングする工程において、前記コー
ティング後の線状体被覆層部分に光を照射すると共に、
当該光照射による前記線状体被覆層部分での散乱光をモ
ニタして、被覆層中における異常の発生を検出するよう
にした走行線状体における被覆層の異常検出方法にあ
り、線状体の被覆層中に泡や異物などが存在すると、散
乱光のモニタ状態に変化が起こるため、当該変化を利用
して、線状体被覆層の異常を極めて簡単にかつ迅速に検
出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、裸の光ファイバなどの
線状体に熱硬化型やUV硬化型樹脂などからなる光透過
性の被覆層をコーティングする際、泡などの発生や異物
などの混入を的確に検出するようにした走行線状体にお
ける被覆層の異常検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、線引き後の光ファイバにあって
は、ゴミの付着や傷などの発生を防止するため、被覆層
コーティング工程を設けて被覆層をコーティングしてい
る。例えば、図7に示したように、上端が昇降自在な支
持ロッド1で支持された光ファイバ母材(プリフォー
ム)2を加熱炉3中に挿入し、当該母材1の下方先端か
ら線引きされた裸の光ファイバ4を線径測定部5を通し
た後、被覆層コーティング工程6に導き、ソフトな1次
被覆とハードな2次被覆などを施している。
【0003】この被覆層コーティング工程6では、先
ず、1次被覆層7の充填されたコーティングポット8に
通して当該1次被覆層7を被覆し、その後、被覆層硬化
装置9に導いて被覆層を硬化させ、光ファイバ素線4a
を得る一方、次に、引き続き、2次被覆層10の充填さ
れたコーティングポット11に通して当該2次被覆層1
0を被覆し、その後、やはり次の被覆層硬化装置12に
導いて被覆層を硬化させて、光ファイバ素線4bを得て
いる。この光ファイバ素線4bは、さらに、引き取り機
13により引き取られた後、巻き取り機14に巻き取ら
れている。なお、上記線径測定部5からの線径データ
は、線径制御装置15に入力され、引き取り機13にフ
ィードバックさせて引取り速度を制御している。図中、
16は必要に応じて設けられる裸ファイバ4の冷却筒で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようにして得られ
た光ファイバ素線4bの長手方向における障害点(異常
点)などの検出は、OTDR(Optical Tim
e Domain Reflectometer)など
によって行われているが、走行している線状体の被覆層
部分の異常の検出にあたっては、従来、適当な方法がな
かった。
【0005】本発明は、このような従来の実情に鑑み、
光ファイバの被覆層の場合、光透過性の樹脂が使用され
ることに着目してなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】かゝる本発明の特徴とす
る点は、走行する線状体に光透過性の被覆層をコーティ
ングする工程において、前記コーティング後の線状体被
覆層部分に光を照射すると共に、当該光照射による前記
線状体被覆層部分での散乱光をモニタして、被覆層中に
おける異常の発生を検出するようにした走行線状体にお
ける被覆層の異常検出方法にある。
【0007】
【作用】このように本発明では、線状体の被覆層中に泡
や異物などが存在すると、光照射による散乱光や反射光
のモニタ状態に変化が起こるため、当該変化を利用し
て、線状体被覆層の異常を極めて簡単にかつ迅速に検出
することができる。
【0008】
【実施例】図1〜図3は、本発明に係る走行線状体にお
ける被覆層の異常検出方法の一実施例を示したものであ
る。この方法で用いる光の照射手段としては、例えば発
光素子21などが挙げられ、また、走行する線状体であ
る光ファイバ素線4aの被覆層7a部分からの散乱光を
受ける手段としては、例えば受光素子22などが挙げら
れる。そして、これらの各素子21,22の数は、特に
問わないが、被覆層7a部分における気泡や異物などの
存在を全周に渡って万遍なく検出するためには多い方が
よいものの、現実的には、図3に示したように、光ファ
イバ素線4aの外周を取り巻く4方向程度に設置すれば
よい(なお、図1中では前後の素子を省略してある)。
また、良好なスポット照射やスポット受光を得るには、
各素子21,22の先端に光導通路としての光ファイバ
片fを接続して、上記被覆層7a部分に近接対峙させて
おくとよい。
【0009】これらの各素子21,22は、図1に示し
たように、外部装置であるコントローラ23に接続され
ていて、発光素子21は、当該コントローラ23からの
通電によって点灯されるようになっている。一方、受光
素子22では、図2に示したように、上記発光素子21
からの照射光r1 が被覆層7部分に入力されて伝わり、
例えば当該被覆層7a部分に気泡や異物などの光の直進
を妨げる異常点Aがあれば、当該部分において、散乱光
2 などが外部に洩れるようになるため、この洩れた光
がモニタされるようになっている。この受光素子22か
らの受光データは、常時コントローラ23に入力され、
受光量の増大などとして現れる異常検出時には、例えば
当該コントローラ23からの出力がエラーメッセージ出
力装置24に入力されて、適当な警報音発生用のブザー
出力や、警報ランプ点灯用などの通電出力などが得られ
るようになっている。
【0010】しかして、本発明の場合、被覆層コーティ
ング工程6のコーティングポット8によって、光透過性
の樹脂材料などからなる1次被覆材7の塗布された光フ
ァイバ素線4aが下方に走行して行く際、常に1次被覆
層7a部分には、発光素子21からの光を照射させる一
方、当該被覆層7a部分からの散乱光などは、常に受光
素子22によってモニタし、その受光データをコントロ
ーラ23に入力させておく。
【0011】したがって、上述したように、光ファイバ
素線4aの被覆層7a中に泡や異物などの異常点Aが存
在すると、散乱光などの受光量が変化するため、当該変
化がコントローラ23によって処理され、上述したよう
に適当な警報音や警報ランプ出力などが得られるため、
直ちに被覆層7a部分の異常を極めて簡単にかつ迅速に
検出することができる。
【0012】図4〜図6は、本発明に係る走行線状体に
おける被覆層の異常検出方法の他の実施例を示したもの
で、この方法も、基本的には、上記図1〜図3の場合と
ほぼ同様であるが、被覆層7aにUV光照射によって硬
化するUV硬化型樹脂を用いた場合、被覆層硬化装置9
内に組み込まれているUVランプ25からの照射光r3
を利用しようとするものである。つまり、UVランプ2
5からの照射光r3 も、上記図1〜図3の場合と同様、
被覆層7a部分に入力されて伝わるため、図5に示した
ように、やはり被覆層7a部分に気泡などの異常点Aが
あれば、散乱光r2 などが外部に洩れるようになるた
め、この洩れた光を、受光素子22でモニタし、異常点
Aを検出できるようにしてある。もちろん、この場合に
は、発光素子21を設置する必要はない。
【0013】なお、上記実施例では、ソフトな1次被覆
層7a部分における泡や異物などの検出についてであっ
たが、本発明の場合、図示しないが、ハードな2次被覆
層部分における泡や異物などの検出についても、同様に
して行うことができる。また、本発明の場合、光の照射
手段として、特定波長の光を発する発光素子21や上記
UVランプ25などの使用が、その後の受光による検出
を考慮すると、好ましいが、必ずしもこれらの照射手段
に限定されず、通常の発光ランプなどを用いることも、
もちろん可能である。
【0014】
【発明の効果】このように本発明によれば、走行する線
状体に光透過性の被覆層をコーティングする工程におい
て、前記コーティング後の線状体被覆層部分に光を照射
すると共に、当該光照射による前記線状体被覆層部分で
の散乱光や反射光をモニタして、被覆層中における異常
の発生を検出するようにした走行線状体における被覆層
の異常検出方法であるため、線状体の被覆層中に泡や異
物などが存在すると、散乱光や反射光のモニタ状態に変
化が起こるため、当該変化を利用して、線状体被覆層の
異常を極めて簡単にかつ迅速に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバ走行線状体における被
覆層の異常検出方法を実施するための装置系の要部を示
した部分縦断図である。
【図2】図1の装置系における光の伝送状態を示した概
略説明図である。
【図3】図1の装置系における光の照射手段および受光
手段の配置状態を示した部分横断平面図である。
【図4】本発明に係る光ファイバ走行線状体における被
覆層の異常検出方法を実施するための他の装置系の要部
を示した部分縦断図である。
【図5】図4の装置系における光の伝送状態を示した概
略説明図である。
【図6】図4の装置系における光の照射手段および受光
手段の配置状態を示した部分横断平面図である。
【図7】従来の光ファイバ製造装置系の一例を示した概
略縦断面図である。
【符号の説明】
4 裸の光ファイバ 6 被覆層コーティング工程 7 被覆材 7a 被覆層 8 コーティングポット 9 被覆層硬化装置 21 発光素子 22 受光素子 23 コントローラ 24 エラーメッセージ出力装置 A 異常点 f 光ファイバ片

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行する線状体に光透過性の被覆層をコ
    ーティングする工程において、前記コーティング後の線
    状体被覆層部分に光を照射すると共に、当該光照射によ
    る前記線状体被覆層部分での散乱光をモニタして、当該
    線状体被覆層中における異常の発生を検出するようにし
    たことを特徴とする走行線状体における被覆層の異常検
    出方法。
  2. 【請求項2】 走行する線状体が裸の光ファイバ又は光
    ファイバ素線であることを特徴とする請求項1記載の走
    行線状体における被覆層の異常検出方法。
JP6066697A 1994-03-09 1994-03-09 走行線状体における被覆層の異常検出方法 Pending JPH07248301A (ja)

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JP6066697A JPH07248301A (ja) 1994-03-09 1994-03-09 走行線状体における被覆層の異常検出方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111007612A (zh) * 2019-12-27 2020-04-14 宁波格亿达光缆科技有限公司 一种带有屏蔽层的粗光缆结构及其破损检测方法

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