JPH07248145A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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Publication number
JPH07248145A
JPH07248145A JP6042605A JP4260594A JPH07248145A JP H07248145 A JPH07248145 A JP H07248145A JP 6042605 A JP6042605 A JP 6042605A JP 4260594 A JP4260594 A JP 4260594A JP H07248145 A JPH07248145 A JP H07248145A
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JP
Japan
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air conditioner
set temperature
temperature
electric heating
hot carpet
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Application number
JP6042605A
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English (en)
Inventor
Masao Isshiki
正男 一色
Takashi Sato
尚 佐藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】空気調和機とホットカーペット等の他の電気暖
房器具とを併用運転する場合の快適性の向上と節電とを
共に図る。 【構成】室温を設定温度に制御する室内制御器10に、
暖房運転時他のホットカーペット等の電気暖房器具との
併用運転が選択されたときに、空気調和機1の設定温度
と運転電流最大値とを共に低下せしめる温度電流制御手
段10aを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和機とホットカー
ペット等の電気暖房器具とを併用運転したときの快適性
向上と節電とを共に図った空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
ホットカーペット等の電気暖房器具の普及に伴って、こ
れを同一室内で空気調和機と併用する場合がある。この
場合は、ホットカーペット等による暖房の分だけ、室温
が空気調和機の設定温度よりも高くなるうえに、その合
計消費電力量も増大する。
【0003】しかし、従来、この種の空気調和機では、
その設定温度を一旦設定すると、手動操作により設定温
度を変更しない限り、室温を設定温度でほぼ一定になる
ように運転するので、室内が暖か過ぎて却って快適性が
低下するうえに、他の電気暖房器具と空気調和機との合
計消費電力量が増大してブレーカをトリップさせる場合
がある。
【0004】そこで本発明は、上記事情に鑑みてなされ
たもので、その目的はホットカーペット等の他の電気暖
房器具と併用する場合の快適性の向上と節電とを共に図
ることができる空気調和機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等はかかる目的
を達成するために、まず、一般的な負荷条件における暖
房運転時の空気調和機の設定温度と快適度との相対関係
を調査する実験を行なったところ、図7で示す実験結果
を得た。図7中、A曲線は空気調和機の暖房運転中に、
ホットカーペットを中温度で併用運転した場合の快適性
の変化を示し、B曲線は同じくホットカーペットを弱温
度で併用運転した場合の快適性の変化を示し、C曲線は
空気調和機のみを単独で暖房運転し、ホットカーペット
等は併用しなかったときの快適性の変化を示している。
【0006】そして、空気調和機とホットカーペットと
を併用する場合に快適度が最も高いのはA,B曲線で示
すように空気調和機の設定温度を約21〜22°に設定
した場合である点が判明した。
【0007】また、空気調和機のみを、設定温度を約2
3℃で暖房運転したときの快適度Ksと同等の快適度を
ホットカーペットとの併用運転時に得るためには、その
際の空気調和機の設定温度がA曲線の場合は約16.4
℃,B曲線の場合が約17.3℃まで低下させる必要が
あることが分った。
【0008】さらに、空気調和機の設定温度と消費電力
量との相対関係を求める実験を行なったところ、図8で
示す実験結果を得た。図8中、A0 曲線は空気調和機の
暖房運転中に、ホットカーペットを中温度で併用運転し
た場合、B0 曲線は同じくカーペットを弱温度で併用運
転した場合、C0 曲線は空気調和機のみを単独で暖房運
転した場合の各消費電力量をそれぞれ示している。
【0009】そして、設定温度を例えば約23℃で空気
調和機を単独で暖房運転する場合の消費電力量Psは、
A0 ,B0 曲線に示すようにホットカーペットと併用運
転する場合の空気調和機の設定温度を約21.5℃,約
19℃にそれぞれ設定する場合とほぼ等しいことが判明
した。
【0010】したがって、空気調和機とホットカーペッ
トとを併用運転する場合に、快適性と節電とを両立させ
るためには、空気調和機の暖房運転時の設定温度を、空
気調和機の単独運転の場合に比して、約3℃程度低下せ
しめる必要があることが分った。
【0011】本発明はこのような新しい知見に基づいて
次のように構成される。
【0012】本願の請求項1に記載の発明は、室温を設
定温度に制御する制御手段を有する空気調和機におい
て、前記制御手段に、暖房運転時他の電気暖房器具との
併用運転が選択されたときに、前記設定温度と運転電流
最大値とを共に低下せしめる温度電流制御手段を設けた
ことを特徴とする。
【0013】また、本願の請求項2に記載の発明は、空
調負荷を求め、その負荷に応じて設定温度を補正せしめ
る設定温度補正手段を有することを特徴とする。
【0014】さらに、本願の請求項3に記載の発明は、
空気調和機本体の運転を遠隔制御するリモコンに、他の
電気暖房器具との併用運転を選択せしめる選択手段を設
けたことを特徴とする。
【0015】さらにまた、本願の請求項4に記載の発明
は、前記リモコンの併用運転選択手段の選択を有効また
は無効に切り換える手動操作可能な切換手段を空気調和
機本体に設けたことを特徴とする。
【0016】
【作用】空気調和機の暖房運転時に、ホットカーペット
等の他の電気暖房器具との併用運転が選択されると、こ
の空気調和機の運転電流最大値と設定温度とが共に温度
電流制御手段により低下される。
【0017】このために、他の電気暖房器具との併用に
よる室温の上昇を、空気調和機の設定温度の低下により
抑制することができるので、暖め過ぎを防止して快適性
を向上させることができると共に節電を図ることができ
る。
【0018】また、空気調和機の運転電流最大値も低下
せしめるので、ホットカーペット等の併用による合計消
費電力量の増大によるブレーカのトリップを未然に防止
することができる。
【0019】また、一般にホットカーペット等の能力は
大きさ(畳数)で一定であるのに対し、部屋の空調負荷
は取り付けられた部屋の広さ,窓の置きさ,部屋の方角
等によって異なるため、この空調負荷を検出し、これに
応じて併用運転での空気調和機の設定温度をさらに補正
することで空気調和機が取り付けられた部屋の空調負荷
に応じたきめ細かな温度制御を行なうことができ、快適
性を一段と高めることができる。
【0020】さらにリモコンの操作によって併用運転で
の制御を可能とすることで操作を簡単化できる。
【0021】一方、リモコンでのかような操作を可能と
した場合、子供などが実際にはホットカーペット等の他
の電気暖房器具を使用していないにも拘らず併用運転を
選択する可能性がある。この併用運転での制御では設定
温度,電流値を低めに制御するため、他の電気暖房器具
を使用していない場合にこの制御が実施されたとき、室
温が上昇しない、すなわち十分に暖まらないという問題
が発生する可能性がある。このため、室内高所に取り付
けられ、若干操作しにくい空気調和機室内器本体にリモ
コンからの併用運転の選択を有効または無効に切り換え
る手動操作可能な切換手段を設けることで、このような
誤操作を排除できる。
【0022】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0023】図2は本発明の一実施例の要部外観斜視図
であり、この図において、空気調和機1は室内機2を図
示しない冷媒配管を介して室外機に接続して、冷媒を可
逆的に循環させる閉じた冷凍サイクルを構成しており、
冷暖房自在のヒートポンプ式に構成されている。
【0024】室内機2はその内部に図示しない室内熱交
換器と室内ファンとを内蔵しており、前面パネル3の吸
込グリル4より内部へ吸い込んだ室内空気を室内熱交換
器により暖風または冷風に熱交換して室内ファンにより
吹出グリル5から室内へ送風し、暖房または冷房するよ
うになっている。
【0025】また、図2に示すように室内機2はその前
面パネル3より内方の本体ケース6の前面の図中右下端
部に本体操作部7を設ける一方、その下方の本体ケース
6の下端部前面には図3で示すリモコン8からの赤外線
等の制御信号を受信する受信部9を設けている。
【0026】本体操作部7は図2に示すように、電源の
入,切を選択する電源スイッチ7aと、リモコン8によ
るリモコン運転と自動や冷房の強制運転とを選択する運
転モード選択スイッチ7bと、ホットカーペット等他の
電気暖房器具との併用運転がリモコン8側で選択された
ときに、その選択の有効または無効に切り換えるホット
カーペット対応スイッチ7cとを有する。
【0027】一方、リモコン8は室内機2の運転を遠隔
操作するものであって、運転と停止を選択するボタンス
イッチ8aと、室温を適宜設定する室温設定ボタンスイ
ッチ8bと、その室温設定温度や冷暖房等の運転モード
を液晶パネル等により表示する表示部8cと、冷房と暖
房運転モードとを切り換える運転モード切換ボタンスイ
ッチ8dと、ホットカーペットや電気ヒータ,パネルヒ
ータ等他の電気暖房器具と併用するか否かを選択するホ
ットカーペット対応ボタンスイッチ8eと、これらスイ
ッチ8a〜8eのオンオフに応じて各種制御信号を所要
波長の赤外線で送信する送信部8fとを有する。
【0028】この送信部8fからの各種制御信号を受信
する室内機2の受信部9は図1に示すように制御手段で
ある例えばマイコン等よりなる室内制御器10に電気的
に接続されている。
【0029】室内制御器10は、室内機2内に内蔵され
て、室温を検出する室温センサ11と、前記室内ファン
12と、図示しない室外機の室外ファン13と、室外機
のコンプレッサ14の運転周波数を適宜制御してコンプ
レッサ14の回転数を制御するインバータ15と、この
インバータ15へ電源から給電される電流を検出する電
流検出器16とにそれぞれ電気的に接続されている。
【0030】室内制御器10は、受信部9で受信された
リモコン8からの制御信号を読み込み、その制御指令に
従って室内ファン12や室外ファン13の運転ないし回
転数を制御すると共に、インバータ15への周波数指令
によりコンプレッサ14の回転数を間接的に制御するよ
うになっている。
【0031】つまり、室内制御器10はリモコン8等に
より選択された運転モードと設定温度とを受信部9より
読み込むと共に、室温センサ11から室温を読み込み、
この室温が設定温度になるように室内外ファン12,1
3と、コンプレッサ14の運転ないし回転数を制御する
通常暖房制御手段を有する。
【0032】そして、室内制御器10は、暖房運転時
に、ホットカーペット等の他の電気暖房器具との併用運
転により、図2で示す室内機2のホットカーペット対応
スイッチ7cと、図3で示すリモコン8のホットカーペ
ット対応ボタンスイッチ8eとが、共にオン操作されて
いることを読み込んだときに、リモコン8等により設定
された設定温度を時間の経過に伴って徐々に低下せしめ
ると共に、コンプレッサ14に通電される運転電流最大
値を所定値低下せしめる温度電流制御手段10aを有す
る。この温度電流制御手段10aの制御プログラムの一
例を図4,図5のフローチャートに示す。なお、図4,
図5中、S1〜S27はフローチャートの各ステップを
示す。
【0033】室内制御器10はS1で暖房運転モードが
選択されているか否かをメモリより読み込み、NOのと
き、つまり、冷房運転や除湿運転モード等のときは、S
2でその運転モードに応じた制御を行ない、YESのと
きはS3で暖房運転がスタートしているか否か判断し、
NOのときはS6へジャンプする一方、YESのときは
S4で室温センサ11から暖房運転スタート時の室温T
a1 を室温センサ11から読み込み、所要のメモリに記
憶させる。
【0034】この後、S5で負荷判別用タイマT1 をス
タートさせ、S6で、この負荷判別用タイマT1 が負荷
判別時間Δt1 (例えば7〜8分)に到達したか否か判
断し、NOのときはS8へジャンプする一方、YESの
ときは、S7で負荷判別時間Δt1 到達時に、室温Ta
2 を室温センサ11から読み込み、所要のメモリに記憶
せしめる。
【0035】次のS8では、室内機2の受信部9が、リ
モコン8のホットカーペット対応ボタンスイッチ8eが
オン操作されたときに送信されるホットカーペット対応
信号を受信済であるか否か、つまり、ホットカーペット
等の他の電気暖房機器を併用運転するか否か判断し、N
OのときはS9で通常の暖房運転制御を行なう。つま
り、室温Taが設定温度Tsで一定になるように制御
し、しかも、コンプレッサ14の運転電流最大値Isは
変えない。
【0036】また、次のS10では、室内機2の本体操
作部7のホットカーペット対応スイッチ7cがONか否
か判断し、NOのときは前記S9へ進み、YESのとき
はS11で、設定温度変更タイマT2 が動作中か否か判
断し、NOの場合はS12で設定温度変更タイマT2 を
スタートさせ、負荷判別用タイマT1 がカウントした時
間T1 を負荷判別時間Δt1 と比較し、T1 >Δt1 が
成立するとき、つまり、YESのときはS14へ進み、
NOのときは図5で示すS15へそれぞれ進む。
【0037】S15では、設定温度変更タイマT2 がカ
ウントした時間T2 、つまり、リモコン8のホットカー
ペット対応ボタンスイッチ8eが押されてから何分経過
したか否か判別し、その時間T2 に応じて設定温度Ts
を時間の経過に伴って徐々に低下させていくために、S
16〜S19へそれぞれ分岐させる。
【0038】つまり、ホットカーペット対応ボタンスイ
ッチ8eがオン操作されてから10分未満の場合、すな
わち、T2 <10分の場合はS16へ進み、ここで、設
定温度Tsが変更されずに保持され、10分≦T2 <2
0分の場合はS17で設定温度Taが1°差し引かれる
(Ts−1)。
【0039】また、20分≦T2 <30分の場合はS1
8へ進み、ここで、設定温度Tsが2℃低下(Ts−
2)され、T2 ≧30分の場合はS19で設定温度Ts
が3℃低下される(Ts−3)。
【0040】この後、S20で室温Taと設定温度Ts
とを比較し、室温Ta>設定温度Tsが成立したとき、
つまり、YESのときは室温Taが高過ぎるので、イン
バータ15の運転を停止せしめてコンプレッサ14の運
転を停止させる。
【0041】一方、S20でNOのとき、つまり、Ta
>Tsが不成立のときは、コンプレッサ14の最大運転
電流設定値Isをその3/4まで低下せしめ、この低下
した最大運転電流設定値Isを、S23で電流検出器1
6により検出した電流検出値Iと比較し、I≧Isが成
立したとき、つまり、YESのときは、S24へ進み、
ここで、インバータ15からコンプレッサ14へ与えら
れる指令周波数を、これら電流I,Isの偏差に相当す
る周波数分だけ低下せしめてからS6へ戻り、以下のス
テップを繰り返す。また、S23でI≧Isが不成立の
ときは、S25で、室温Taと設定温度Tsとの偏差に
応じてインバータ15の指令周波数を制御してからS6
へ戻る。
【0042】一方、S13でT1 >Δt1 が成立したと
き、空調負荷の大きさを求めるために、S14で暖房運
転立上げ時の室温Ta1 と負荷判別時間Δt1 経過時の
室温Ta2 との偏差(Ta2 −Ta1 )を、所定の下限
値ΔT1 と上限値ΔT2 と比較し、部屋の大小等による
空調負荷の大きさを求め、その空調負荷に対応した補正
値により設定温度Tsを補正する。
【0043】つまり、Ta2 −Ta1 <ΔT1 が成立す
る場合は、部屋等の空調負荷が大きいために、暖房運転
スタートから負荷判別時間Δt1 経過後までに上昇する
温度上昇幅が小さいので、次のS26で設定温度Tsに
例えば1℃を加算することにより設定温度Tsを高くす
る補正をして図5のS15へ進む。
【0044】また、ΔT1 ≦Ta2 −Ta1 <ΔT2 が
成立する場合は、空調負荷が中位であるので、設定温度
Tsを補正しないで、S15へ進む。
【0045】しかし、ΔT2 ≦Ta2 −Ta1 が成立す
る場合は、部屋等の空調負荷が小さいために上昇する温
度幅が大きいので、S27で設定温度Tsから例えば1
℃を差し引いて設定温度Tsを低くする補正をしてから
S15へ進む。
【0046】つまり、暖房運転スタートしてから負荷判
別時間Δt1 が経過した後は、暖房運転スタート時の室
温Ta1 と負荷判別時間Δt1 経過時の室温Ta2 との
差(Ta2 −Ta1 )の大小に基づいて、まず空調負荷
の大小を求めてから、その空調負荷の大小に基づいて設
定温度Tsを補正し、しかる後に、S15以下のステッ
プでホットカーベット対応ボタンスイッチ8eがオン操
作されてからの時間T2 の経過に従って、再度設定温度
Tsを徐々に低下せしめる制御と、コンプレッサ14の
運転電流最大値を所定値に低下せしめる制御とを行う。
【0047】したがって、例えばS14で空調負荷大と
判断され、S26で設定温度Tsに1℃を加える補正を
行なっても、ホットカーペット対応ボタンスイッチ8e
がオン操作されてからの時間T2 が10分未満の場合
は、この1℃を加算された設定温度TsがS16では全
く補正されないが、T2 が10分を超えた場合はS17
で設定温度Tsから1℃が差し引かれるので、結局、設
定温度Tsは負荷判別以前の設定温度Tsに戻され、以
下、設定温度変更タイマT2 の経過時間に応じて設定温
度TsはS18で2℃,S19で3℃と徐々に差し引か
れていく。つまり、設定温度は徐々に低下され、最終的
には設定温度がTs−2になる。一方、空調負荷中で
は、設定温度がTs−3℃,負荷小ではTs−4℃とな
り、部屋の空調負荷に対応して設定温度Tsが変化す
る。
【0048】したがって本実施例によれば、空気調和機
1の暖房運転時に、本体操作部7のホットカーペット対
応スイッチ7cと、リモコン8のホットカーット対応ボ
タンスイッチ8eとが共にオン操作され、ホットカーペ
ット等の他の電気暖房器具との併用運転が選択される
と、設定温度Tsと、この空気調和機1の運転電流最大
値とが共に室内制御器10の温度電流制御手段10aに
より低下される。
【0049】このために、他の電気暖房器具との併用に
よる室温Taの上昇を、空気調和機1の設定温度Tsの
低下により抑制することができるので、暖め過ぎを防止
して快適性を向上させることができると共に、節電を図
ることができる。
【0050】また、このとき、空気調和機1の運転電流
最大値も低下せしめるので、ホットカーペット等の併用
による合計消費電力量の増大によるブレーカのトリップ
を未然に防止することができる。
【0051】そして、暖房運転起動後、負荷判別時間Δ
t1 が経過した後は、室内制御器10の温度電流制御手
段10aにより空気調和機1の設定温度Tsを空調負荷
の大小に応じて補正せしめるので、室内の大小等空調負
荷に応じたきめ細かな温度制御行なうことができる。こ
のために、快適性を一段と高めることができる。
【0052】さらにリモコン8の操作によって併用運転
での制御を可能とすることで操作を簡単化できる。
【0053】一方、リモコン8での操作を可能とした場
合、子供などが実際にはホットカーペット等の他の電気
暖房器具を使用していないにも拘らず、併用運転を選択
する可能性がある。この併用運転での制御では設定温度
Ts,電流値Isを低めに制御するため、他の電気暖房
器具を使用していない場合にこの制御が実施されると、
室温が上昇しない、すなわち十分にあたたまらないとい
う問題が発生する可能性がある。このため、室内高所に
取り付けられ、若干操作しにくい室内機2の本体操作部
7にリモコン8からの併用運転の選択を有効または無効
に切り換えるホットカーペット対応スイッチ7cを設け
ることで、このような誤操作を極力排除できる。
【0054】なお、前記実施例では、暖房運転起動時の
室温Ta1 と負荷判別時間Δt1 経過時の室温Ta2 と
の差(Ta2 −Ta1 )に基づいて空調負荷を求める方
法について説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、例えば図6に示すように暖房運転起動時の室
温Ta0 から所定温度ΔTa上昇した室温Taまでの運
転時間Δtaに基づいて空調負荷D1 を求めてもよい。
【0055】そして、この実負荷D1 を空気調和機1の
工場出荷時に仮定した初期設定負荷D0 と比較するため
に、ΔD=D1 −D0 とした場合、ΔD>−D0 のと
き、空調負荷大と判断して設定温度Tsの補正量ΔT2
を+1℃とする。
【0056】また、ΔD<0のとき、空調負荷小と判断
して設定温度Tsの補正量ΔT2 を−1℃としてもよ
い。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、空気調和
機の暖房運転時に、ホットカーペット等の他の電気暖房
器具との併用運転が選択されると、この空気調和機の運
転電流最大値と設定温度とを共に温度電流制御手段によ
り低下させる。
【0058】このために、他の電気暖房器具との併用に
よる室温の上昇を、空気調和機の設定温度の低下により
抑制することができるので、暖め過ぎを防止して快適性
を向上させることができると共に、節電を図ることがで
きる。。
【0059】また、空気調和機の運転電流最大値も低下
せしめるので、ホットカーペット等の併用による消費電
力量の増大によるブレーカのトリップを未然に防止する
ことができる。
【0060】また、一般にホットカーペット等の能力は
大きさ(畳数)で一定であるのに対し、部屋の空調負荷
は取り付けられた部屋の広さ,窓の置きさ,部屋の方角
等によって異なるため、この空調負荷を検出し、これに
応じて併用運転での空気調和機の設定温度をさらに補正
することで空気調和機が取り付けられた部屋の空調負荷
に応じたきめ細かな温度制御を行なうことができ、快適
性を一段と高めることができる。
【0061】さらにリモコンの操作によって併用運転で
の制御を可能とすることで操作を簡単化できる。
【0062】一方、リモコンでのかような操作を可能と
した場合、子供などが実際にはホットカーペット等の他
の電気暖房器具を使用していないにも拘らず併用運転を
選択する可能性がある。この併用運転での制御では設定
温度,電流値を低めに制御するため、他の電気暖房器具
を使用していない場合にこの制御が実施されたとき、室
温が上昇しない、すなわち十分に暖まらないという問題
が発生する可能性がある。このため、室内高所に取り付
けられ、若干操作しにくい空気調和機室内器本体にリモ
コンからの併用運転の選択を有効または無効に切り換え
る手動操作可能な切換手段を設けることで、このような
誤操作を排除できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気調和機の一実施例の制御系の
要部ブロック図。
【図2】図1で示す室内制御器等を内蔵する室内器の外
観とその本体操作部とを示す図。
【図3】図2で示す室内機の運転を遠隔操作するリモコ
ンの拡大正面図。
【図4】図1で示す室内制御器の制御プログラムの前半
部のフローチャート。
【図5】図1で示す室内制御器の制御プログラムの後半
部のフローチャート。
【図6】本発明における他の空調負荷判別方法の一例を
説明するためのグラフ。
【図7】空気調和機の設定温度と快適性との相対関係を
示すグラフ。
【図8】空気調和機の設定温度と消費電力量との相対関
係を示すグラフ。
【符号の説明】
1 空気調和機 2 室内機 3 前面パネル 4 吸込口 5 吹出口 7 本体操作部 7c ホットカーペット対応スイッチ 8 リモコン 8e ホットカーペット対応ボタンスイッチ 9 受信部 10 室内制御器 10a 温度電流制御手段 11 室温センサ 14 コンプレッサ 15 インバータ 16 電流検出器 Ta 室温 Δt1 負荷判別時間 T1 負荷判別用タイマ T2 設定温度変更用タイマ Ts 設定温度 I 電流検出値 Is 設定電流

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室温を設定温度に制御する制御手段を有
    する空気調和機において、前記制御手段に、暖房運転時
    他の電気暖房器具との併用運転が選択されたときに、前
    記設定温度と運転電流最大値とを共に低下せしめる温度
    電流制御手段を設けたことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 空調負荷を求め、その負荷に応じて設定
    温度を補正せしめる設定温度補正手段を有することを特
    徴とする請求項1記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】 空気調和機本体の運転を遠隔制御するリ
    モコンに、他の電気暖房器具との併用運転を選択せしめ
    る選択手段を設けたことを特徴とする請求項1または2
    記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】 前記リモコンの併用運転選択手段の選択
    を有効または無効に切り換える手動操作可能な切換手段
    を空気調和機本体に設けたことを特徴とする請求項3記
    載の空気調和機。
JP6042605A 1994-03-14 1994-03-14 空気調和機 Pending JPH07248145A (ja)

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