JP2017180928A - 温風暖房装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】暖房器具間でデータの通信を行うことなく、かつ複数の暖房器具を併用して運転した際に夫々の持つ利点を最大限活用できるような暖房運転を行うことのできる暖房装置を提供すること。
【解決手段】設定温度と室温から暖房出力を設定する通常運転モードのほかに、他の暖房器具と併用して使用する際に選択する併用運転モードを備えた温風暖房装置であって、併用運転モードが選択された際には、併用運転開始時の室温に関する情報から運転継続時間を決定し、この運転継続時間が経過すると熱発生手段を停止して暖房運転を停止するようにした。これにより、運転開始時には温風暖房装置の暖房能力によって室温をすばやく上昇させ、運転継続時間が経過した後は他の暖房器具のみによって室温を設定温度に維持する。
【選択図】図3

Description

本発明は、温風を発生させて室内を暖房する温風暖房装置に関するものである。
従来、灯油やガスなどの燃料を燃焼させて、その燃焼排ガスを温風として排出することで室内を暖房する温風暖房装置が広く使用されている。この種の暖房器具は、速暖性に優れているという特徴があるが、その一方で燃料を燃焼させるという性質上、酸素が消費されて二酸化炭素が増加するため室内の空気を定期的に換気する必要がある。
また、上述の暖房器具以外にも、エアコンやオイルヒーターまたは蓄熱装置なども室内を暖房する器具として使用されている。これらの暖房器具は、酸素を消費しないため換気が不要であるという利点があるが、燃焼によって発生する熱を直接暖房に使用するものに比べ速暖性に劣るため暖房運転を開始してもすぐに部屋を暖めることができない。特に寒冷地ではエアコンやオイルヒーターだけで部屋を暖房しようとしてもなかなか室温が上昇しないので、運転を開始してもしばらくは寒い状態が続いてしまうという問題がある。
このように、暖房器具にはその方式によって夫々特徴がある。そのため、異なる特徴をもつ暖房器具を組み合わせて使用すれば夫々の欠点を補って快適な室内環境を作ることができると考えられる。例えば、エアコンやオイルヒーターなどを使用する際には、速暖性に優れる暖房器具を併用して運転させることで暖房能力不足を補うことができるようになるため、とりわけ運転開始時の室温上昇の改善に大きな効果が期待される。ところが、個々の暖房器具はそれ単独での使用を前提として暖房能力の制御を行うようになっているため、併用して使用したとしても必ずしもお互いの利点を最大限活用することができるものではない。
そこで、この問題を解決するため、複数の暖房器具間で制御データを通信して双方の暖房能力を制御する方法や暖房システムが考えられている(特許文献1)。このように制御データを通信し暖房器具を連動制御することで、部屋の暖めすぎを防止して快適性と省エネを同時に実現することができるのである。
特開2004−257656号公報
しかしながら、上記特許文献で提案されているような方法では制御データを通信することが前提となっているため、通信手段を有する限られた器具間でしか暖房運転を連動制御することができないものであり、一般的な暖房器具はそのような通信手段を備えていないものがほとんどである。そのため、もともとエアコンを使用していた部屋で暖房能力や速暖性を補うためにファンヒーターを追加したとしても、ファンヒーターとエアコンとを連動させて制御することは不可能である。
本発明は、上記課題を解決するためのもので、暖房器具間でデータの通信を行うことなく、かつ複数の暖房器具を併用して運転した際に夫々の持つ利点を最大限活用できるような暖房運転を行うことのできる暖房装置を提供することを目的とする。
運転モードを切り替える運転モード切替手段と、暖房出力を決定する出力決定手段と、前記出力決定手段が決定する暖房出力に基づき熱を発生させる熱発生手段と、室温を検知する室温検知手段を有し、前記運転モードには少なくとも通常運転モードと、他の暖房器具を併用して使用する際に選択する併用運転モードを備え、前記出力決定手段は前記通常運転モードでは室温と設定温度から室温を設定温度付近に維持するよう暖房出力を決定し、前記併用運転モードでは、併用運転開始時の室温に関する情報から運転継続時間を決定し、前記運転継続時間が経過すると前記熱発生手段を停止して暖房運転を停止することを特徴とする温風暖房装置である。
また、前記出力決定手段は、前記併用運転モードにおいて、併用運転の開始から所定時間が経過するかまたは所定温度に達すると暖房出力を低下させるよう前記熱発生手段を制御することを特徴とする請求項1記載の温風暖房装置である。
また、前記併用運転モードにおいて、前記運転継続時間を少なくとも第1期間と第2期間に分け、前記出力決定手段は前記第1期間では暖房出力を段階的に低下させ、前記第2期間では暖房出力を最小に固定することを特徴とする請求項2記載の温風暖房装置である。
また、前記併用運転モードにおいて、前記運転継続時間を少なくとも第1期間と第2期間に分け、前記出力決定手段は前記第1期間では暖房運転の目標となる目標温度を段階的に低下させ、前記第2期間では前記目標温度を所定温度に固定することを特徴とする請求項2記載の温風暖房装置である。
また、前記出力決定手段は、前記第2期間において、室温が設定温度よりも高い状態を維持したときには暖房運転を停止することを特徴とする請求項3または4記載の温風暖房装置である。
また、前記第1期間において、室温が設定温度に到達したときには前記第2期間へ移行することを特徴とする請求項5記載の温風暖房装置である。
また、前記併用運転モードにおいて暖房運転を停止した際には、表示部に暖房運転が停止していることを表示するとともに、自動での暖房運転の再開を行わないことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の温風暖房装置である。
上述のように構成することにより、複数の暖房器具を併用して暖房をおこなう場合に、夫々の暖房器具の持つ利点をうまく利用して快適に暖房をおこなうことができ、またデータ通信を必要としないためどのような暖房器具間においてもその制御をおこなうことが可能となる。
温風暖房装置の一例であるファンヒーターの内部構成図である。 温風暖房装置の一例であるファンヒーターの要部構成図である。 実施例1の併用運転モードにおけるファンヒーターの動作を表すフローチャートである。 実施例1の併用運転モードにおける暖房出力と室温の時間変化を説明するタイムチャートである。 実施例2の併用運転モードにおけるファンヒーターの動作を表すフローチャートである。 実施例2の併用運転モードにおける暖房出力と室温の時間変化を説明するタイムチャートである。 実施例3の併用運転モードにおけるファンヒーターの動作を表すフローチャートである。 実施例3の併用運転モードにおける目標温度と室温の時間変化を説明するタイムチャートである。 実施例4の併用運転モードにおけるファンヒーターの動作を表すフローチャートである。 実施例4の併用運転モードにおける暖房出力と室温の時間変化を説明するタイムチャートである。
好適と考える本発明の実施形態を、本発明の作用効果を示して簡単に説明する。
本発明は、設定温度と室温から暖房出力を設定する通常運転モードのほかに、他の暖房器具と併用して使用する際に選択する併用運転モードを備えた温風暖房装置であって、併用運転モードが選択された際には、併用運転開始時の室温に関する情報から運転継続時間を決定し、この運転継続時間が経過すると熱発生手段を停止して暖房運転を停止するようになっている。
本発明にかかる温風暖房装置は速暖性に優れるという特徴を有しており、この併用運転モードとは、速暖性に劣る暖房器具を併用して室内を暖房するときに選択することで、互いの持つ利点を最大限利用した暖房運転を行うものである。つまり、併用運転モードを選択すると、運転開始時には速暖性を有する温風暖房装置の暖房能力によって室温をすばやく上昇させ、そして運転継続時間が経過したら運転を停止して、他の暖房器具のみによって室温を設定温度に維持するのである。なお、この運転継続時間は、室温や設定温度さらには運転開始時の温度上昇勾配などの室温に関する情報から決定され、他の暖房器具とのデータ通信を必要としないため、どのような暖房器具とでも併用運転が可能となる。
また、併用運転の開始から所定時間が経過するかまたは所定温度に達すると熱発生手段を制御して暖房出力を低下させることで、暖房の主体を温風暖房装置から他の暖房器具へとスムーズに移行させることができる。このとき、結果として熱発生手段の出力が下がればその目的は達成されるため、暖房出力を低下させる具体的な手法については特に限定しない。よって、現在の暖房出力の大きさを直接下方に変更してもよいし、暖房運転の目標となる目標温度を下げることで間接的に暖房出力を低下させるようにしてもよい。
また、併用運転が開始されると、まず暖房出力を段階的に低下させていき、その後は出力が最小の状態を維持することとした。これにより、出力が最小の状態を維持している間に室温の安定化を図り、暖房運転を停止した後に急激に室温が低下してしまうことが防止されるので、快適性を損なうことなく暖房を行うことができる。
また、併用運転が開始されると、まず暖房運転の目標となる目標温度を段階的に低下させていき、その後は目標温度を所定の値に固定することとした。これにより、目標温度を固定している間に室温の安定化を図り、暖房運転を停止した後に急激に室温が低下してしまうことが防止されるので、快適性を損なうことなく暖房を行うことができる。
また、第2期間中に室温が設定温度よりも高い状態が継続した場合は、他の暖房器具だけでも室温を設定温度に維持することが可能と判断し、運転継続時間が経過する前であっても運手を停止する。これにより無駄にエネルギーを消費してしまうことを防止する。
また、第1期間中に室温が設定温度に到達した場合は、設定温度に対して暖房出力が過剰な状態と判断し、直ちに第2期間に移行することで他の暖房器具の能力を有効に活用する。
また、併用運転モード実行時に暖房運転が停止した場合は、自動での運転を再開させないようになっている。つまり、併用運転モード実行中に温風暖房装置の運転が停止した状態となっているとき、室温の低下を検知して自動での運転を再開する装置であると、もし使用者が併用運転モードで運転停止していることを忘れて(そもそも運転を行っていないと思って)、部屋を離れるために他の暖房器具の運転を停止させた場合、温風暖房装置は室温の低下を検知して誰もいない部屋で運転が再開されてしまうという事態が起こりうる。しかし、本発明の暖房装置は一旦運転を停止すると、自動での運転再開をしないので、誰もいない部屋で運転が行われてしまうといった使用者が予期しない状況を回避することができる。
以下、本発明の温風暖房装置の一実施例として、灯油を燃料としたファンヒーターを例に挙げ図面を用いて説明する。
図1は温風暖房装置の一例であるファンヒーターの内部構成図であり、本体1内には、灯油を加熱気化する気化器2と、気化器2で発生した気化ガスを燃焼し熱を発生させる熱発生手段としてのバーナ3と、本体1に着脱自在な給油タンク4と、給油タンク4から供給された灯油を貯留する油受皿5と、油受皿5上に載置され気化器2へ灯油を汲み上げる電磁ポンプ6を備えている。
また、本体1の背面には本体1内部に空気を供給する送風機7が取付けられていて、バーナ3での燃焼により発生した燃焼排ガスは、送風機7から供給される空気と混合されて温風となり本体1の前面から排出されることで室内の暖房が行われる。
図2は、温風暖房装置の動作を制御する制御部の構成を示すブロック図である。マイコンからなる制御部8の入力側には、室温を検知する室温検知手段9、バーナ3での燃焼状態を検知する炎検知手段10、使用者がボタンの操作を行う操作部12が接続されており、操作部12には運転の開始および停止を指示する運転ボタン13、温度を設定する温度設定ボタン14、運転モードの切替を行う運転モード切替手段としての運転切替ボタン15などが設けられている。また、制御部8の出力側には、前出の気化器2、電磁ポンプ6、送風機7のほか、温度や時刻またはエラーといった情報を表示する表示部11が設けられている。
そして制御部8は、室温検知手段9が検知した室温と温度設定ボタン14の操作によって設定された設定温度との差から暖房出力(燃焼量)を決定してバーナ3での燃焼を制御する出力決定手段16、送風機7の駆動を制御する送風機制御手段17、表示部11に表示する内容を制御する表示制御手段18、所定の時間を計時するタイマ手段19、室温に関する情報をもとに運転継続時間を決定する運転継続時間決定手段20を備えている。
また、ファンヒーターには、室温と設定温度の差から暖房出力を決定し室温を設定温度に維持するよう暖房運転を行う「通常運転モード」と、室温と設定温度の差によって燃焼を断続的に行う「セーブ運転モード」と、他の暖房器具を併用して暖房する際に使用する「併用運転モード」が備えられており、運転切替ボタン15を操作することにより複数の運転モードから所定の運転モードを選択して実行する。
ここで、前述の「併用運転モード」についてさらに詳細に説明する。室内の暖房を行う暖房器具には種々のものがあるが、その中でファンヒーターのように灯油やガスなどの燃料を燃焼させその燃焼排ガスを室温の上昇に用いる暖房器具は、速暖性に優れているという特徴を有している。一方で、エアコンやオイルヒーターまたは蓄熱装置など燃焼によって発生する熱を直接暖房に使用しない暖房器具も室内を暖房する手段として使用されており、これらの暖房器具は燃焼排ガスを発生させないため長時間連続して使用しても室内の酸素濃度を低下させる原因とはならないが、燃焼排ガスを室温の上昇に用いるものに比べて速暖性の面では劣るものである。そのため、春先や秋口など外気温がそれほど低くなければ、エアコン等の暖房だけでも部屋を暖めることはできるが、外気温がかなり低くなると室内の空気を暖めるまでに時間がかかり、暖房運転を開始してもなかなか室内が暖まらずに寒く感じることがある。そこで、エアコンやオイルヒーターなど速暖性に劣る暖房器具を使用する際には、ファンヒーターのように速暖性に優れる暖房器具を同時に運転させることで暖房能力の不足を補い、特に暖房開始時の快適性を向上させることが可能になる。
しかしながら、個々の暖房器具はそれ単独での使用を前提として暖房能力の制御を行うようになっているため、夫々に目標温度を設定して使用したとしても必ずしも個々の利点を最大限活用することができるわけではない。つまり、ファンヒーターとエアコンを同時に運転させたとすると、ファンヒーターの発する熱をエアコンが検知して部屋が暖まっていると判断してしまうため、エアコンは暖房出力を落として運転するので、室温の上昇・維持のためにエアコンの暖房能力はあまり活用されないことになる。これでは、使用者が意図するような併用運転を行っていることにはならない。
そこで、室内の暖房にファンヒーターと他の暖房器具を併用して運転させる場合にはこの併用運転モードを選択し、夫々の暖房器具の持つ利点を生かして室内の暖房を行うようにファンヒーターの運転を制御する。具体的には、まず最初にファンヒーターを運転する時間(運転継続時間)を決定し、運転継続時間が経過したらファンヒーターの運転を停止して、他の暖房器具のみでの運転に切り替える。ここで、運転継続時間とは、ファンヒーターの運転を開始してから室温をある程度設定温度に近づけるために必要な時間であり、室温や設定温度さらには必要に応じて運転開始時の温度上昇勾配などの室温に関する情報から決定されるものである。これにより、暖房運転の開始時には、ファンヒーターの持つ速暖性を生かしてすばやく室温を上昇させ、室温が設定温度に近づいたら自動的に他の暖房器具のみでの運転に切り替えることになるため、快適に暖房運転を行わせることができる。
また、ファンヒーターは運転を開始してから所定時間が経過するかもしくは所定の温度に到達すると、その後は他の暖房器具が暖房出力を落として運転してしまわないよう暖房出力を低下させて運転を行う。
次に、上述の構成におけるファンヒーターの動作について図3、4を用いて説明する。
操作部12に設けられた運転ボタン13の操作により運転開始が指示されると、気化器2のヒータへ通電が行われ気化器2の加熱が開始される。気化器2が加熱されて灯油を気化することのできる温度まで上昇すると、電磁ポンプ6が始動して油受皿5内の灯油を汲み上げ、灯油が気化器2に供給される。
気化器2に供給された灯油は、加熱気化されて気化ガスとなり、気化器2の先端に設けられた噴出口からバーナ3に向けて噴出される。バーナ3に向けて噴出された気化ガスは、噴出された際のエジェクタ効果により周囲の空気を一次空気として取り込むため、バーナ3内部で気化ガスと一次空気とが混合されて混合ガスとなる。この混合ガスはバーナ3から噴出して、図示しない点火手段により点火され燃焼が開始される。
燃焼開始に伴い、送風機7の駆動も開始される。送風機7の回転によって本体1内に取り込まれた空気は一部が二次空気として火炎に供給されて火炎が完全燃焼し、燃焼によって発生した排ガスは、本体1内に取り込まれた空気と混合されて温風となり本体1前面より排出される。このようにして暖房運転が開始されると、運転切替ボタン15によって設定された運転モードに基づき出力決定手段16は暖房出力を決定し、室内の暖房を行うようになっている。
<通常運転モード>
運転切替ボタン15にて「通常運転モード」が選択されているときは、出力決定手段16は室温Txと設定温度T0との差から暖房出力を決定し、この暖房出力に基づいて気化器2を加熱するヒータの温度、電磁ポンプ6が汲み上げる灯油の量が制御され、送風機7は送風機制御手段17により回転数が制御されて、室温Txが設定温度T0を維持するようバーナ3で燃焼が行われる。なお、春先や秋口など比較的外気温が高いときは、暖房出力を最小にしても室温Txが設定温度T0を超える場合があるが、このときも燃焼の停止は行わず最小出力での燃焼を継続する。
<セーブ運転モード>
運転開始から室温Txが設定温度T0に到達するまでは通常運転モードと同様に、室温Txと設定温度T0の差から暖房出力を決定し、この暖房出力に基づいて気化器2を加熱するヒータの温度、電磁ポンプ6が汲み上げる灯油の量が制御され、送風機7は送風機制御手段17により回転数が制御される。ここで、通常運転モードとの違いは、暖房出力を最小にしても室温Txが設定温度T0を超えるような場合には燃焼を停止させる点である。
具体的には、室温Txと設定温度T0を比較し、室温Txが設定温度T0より所定温度(例えば3℃)高くなったと判断されるとバーナ3での燃焼を停止し、表示部11にはセーブ運転モードで燃焼待機状態であることを表示する。そして燃焼が停止することで徐々に室温が下がり、室温Txが設定温度T0よりも所定温度(例えば1℃)低くなったと判断されると燃焼を再開させる。つまり、室温Txと設定温度T0の差によって燃焼の停止と再開とが繰り返されるものであり、これにより室温Txが設定温度T0を上回る状態を抑えて灯油の消費を抑えた運転が可能となる。
<併用運転モード>
他の暖房器具を併用して運転させる際に選択するモードであり、ここでいう他の暖房器具とは、エアコンやオイルヒーターまたは蓄熱装置など速暖性の面でファンヒーターに比べて劣る暖房器具を指す。
図3は併用運転モードにおけるファンヒーターの動作を表したフローチャートであって、ここではファンヒーター、他の暖房器具とも設定温度を同じT0として運転を開始したものとして説明する。
ファンヒーターの運転切替ボタン15を操作して「併用運転モード」を選択すると、出力決定手段16は通常運転モードと同様に室温Txと設定温度T0との差から暖房出力を決定し、この暖房出力に基づいて気化器2を加熱するヒータの温度、電磁ポンプ6が汲み上げる灯油の量、送風機7の回転数を制御してバーナ3での燃焼が行われる。このとき、他の暖房器具も暖房運転を行っているが、室温の上昇には主としてファンヒーターの発する燃焼熱が用いられることになり、ファンヒーターの速暖性を生かして暖房が行われる。
併用運転モードが開始されると、運転継続時間決定手段20は、現在室温や設定温度、さらには必要に応じて運転開始時の温度上昇勾配などといった室温に関する情報をもとに運転継続時間Sを決定し(ステップ1)、これと同時にタイマ手段19が作動して運転時間の計時を開始する(ステップ2)。
そして、タイマ手段19の計時する時間が所定時間(第1所定時間)となったかを判断する(ステップ3)。併用運転モードでは、出力決定手段16は併用運転モードの開始から第1所定時間が経過するまでは設定温度T0を目標にして暖房を行うが、第1所定時間が経過していれば暖房出力を一段階下げ(ステップ4)、この暖房出力にてバーナ3での燃焼が継続される。室温Txを設定温度T0に到達させるためには、ファンヒーターの暖房出力と他の暖房器具の暖房出力を合わせたトータルでの暖房出力が必要であるが、ファンヒーターの暖房出力を強制的に下げたことにより、必然的に他の暖房器具の暖房出力が必要となるため、他の暖房器具は暖房出力を落とすことなく運転し続けることになる。そして暖房出力を低下させてから所定時間(第2所定時間)経過したかを判断し(ステップ5)、第2所定時間が経過したら次に暖房出力が最小まで低下したかを判断する(ステップ6)。暖房出力が最小に低下していなければステップ4に戻り暖房出力をまた一段階下げてバーナ3で燃焼が継続される。
つまり、暖房出力を下げてから第2所定時間が経過したら、暖房出力を段階的に下げることを繰り返すため、ファンヒーターの暖房出力が下がることにより、他の暖房器具は暖房出力を落とすことなく運転を行うことになる。言い換えれば、ファンヒーターの暖房出力を段階的に制御することによって、暖房器具間で制御データを通信しなくとも使用者が意図するような暖房運転を行わせることができるのである。
また、ステップ6でファンヒーターの暖房出力が最小に低下したことを検知したら、次にステップ1で決定した運転継続時間Sが経過したかを判定して(ステップ7)、運転継続時間Sが経過するまでは最小で燃焼を継続し、運転継続時間Sが経過したらファンヒーターの運転を停止して他の暖房器具のみで暖房を行わせる。
このように、併用運転モードを選択すると、併用運転モードを開始してから所定時間はファンヒーターの持つ速暖性を生かして効率よく室温を上昇させ、その後は他の暖房器具が暖房出力を落として運転してしまわないよう、ファンヒーターの暖房出力を段階的に低下させるようになっており、使用者が意図するような暖房運転を実行することで夫々の暖房器具の持つ利点をうまく利用して快適な室内環境を作ることができる。またデータ通信を必要としないため、併用運転の対象となる暖房器具が限定されず汎用性にも優れる。
なお、ステップ3で第1所定時間が経過したかを判定して暖房出力の低下を開始しているが、所定温度に到達したかを判定するようにしても良い。
図4は上述の併用運転モードにおけるファンヒーターの暖房出力と室温の時間変化を表したタイムチャートである。併用運転モードの開始から第1所定時間が経過するまでは通常運転モードと同様の暖房出力にて運転するため、ファンヒーターは徐々に出力を上げていく。そして、第1所定時間が経過した時点で暖房出力の低下を開始して、暖房出力が最小となるまで段階的に低下させていく(第1期間)。そして、暖房出力が最小となると以後は最小出力で運転を継続し(第2期間)、運転継続時間Sが経過した時点で運転が停止する。
このように、第1期間ではファンヒーターが段階的に暖房出力を落とすことにより、徐々にファンヒーター主体の暖房から他の暖房器具主体の暖房へと移行し、室温は設定温度T0に向かって緩やかに上昇する。そして第2期間ではファンヒーターの出力を最小に維持することで室温の安定化を図り暖房運転を停止した際に急激に室温が低下してしまうことを防止する。そして、ファンヒーターの運転が停止した後は、他の暖房器具のみの暖房により設定温度T0に室温が維持されるようになる。
また、この併用運転モードにおいて、運転継続時間が経過し運転が停止した際には、表示部11に運転停止中であることを表示し、以後は運転ボタン13を操作しない限り運転は開始しない。つまりセーブ運転モードのように、室温を検知して自動での運転再開は行わない。運転が停止した状態となっているとき、室温の低下を検知して自動での運転を再開するようになっていると、もし使用者が併用運転モードで運転停止していることを忘れて、部屋を離れるために他の暖房器具の運転を停止させた場合、ファンヒーターは室温の低下を検知して誰もいない部屋で運転が再開されてしまうという事態が起こりうる。しかし、一旦運転を停止すると自動での運転再開をしないようにすれば、誰もいない部屋で運転が行われてしまうといった使用者が予期しない状況を回避することができる。
本実施例では運転モードとして、「通常運転モード」「セーブ運転モード」「併用運転モード」の3つを備えたものとして説明したが、少なくとも「通常運転モード」と「併用運転モード」の2つを備えていればよく、その他の運転モードは本実施例に限定されるものではない。
また、ファンヒーターと他の暖房器具の設定温度をどちらも同じT0として運転を開始すると説明したが、設定温度は必ずしも同じである必要はなく、異なっていたとしても併用運転を行わせることは可能である。
次に、本発明の実施例2について図5、6を用いて説明する。なお、本実施例のファンヒーターの構成は実施例1と同じであるため同じ符号を付し説明を省略する。
併用運転モードでは、最初に決定した運転継続時間Sの中で暖房出力を段階的に低下させて、暖房出力が最小になると以後は最小に固定して運転を行うよう構成されているが、本実施例では運転継続時間Sのうち暖房出力を最小に固定する期間を予め定め、その残りの時間で段階的に暖房出力を最小まで低下させるようにしている。
図5は実施例2の併用運転モードにおけるファンヒーターの動作を表したフローチャートである。併用運転モードが開始されると、運転継続時間決定手段20は、現在室温や設定温度、さらには必要に応じて運転開始時の温度上昇勾配などといった室温に関する情報をもとに運転継続時間Sを決定し(ステップ1)、これと同時にタイマ手段19が作動して運転時間の計時を開始する(ステップ2)。
次に、出力決定手段16は暖房出力の低下割合を決定する(ステップ3)。この低下割合は、ステップ1で決定した運転継続時間Sと暖房出力から算出されるものであり、具体的には、本実施例では運転継続時間の半分S/2の時間で暖房出力を最小にするように低下割合を決定している。
そして、タイマ手段19の計時する時間が所定時間(第1所定時間)となったかを判断する(ステップ4)。併用運転モードでは、出力決定手段16は併用運転モードの開始から第1所定時間が経過するまでは最大出力にて暖房を行うが、第1所定時間が経過していれば暖房出力を一段階下げ(ステップ5)、この暖房出力にてバーナ3での燃焼が継続される。室温Txを設定温度T0に到達させるためには、ファンヒーターの暖房出力と他の暖房器具の暖房出力を合わせたトータルでの暖房出力が必要であるが、ファンヒーターの暖房出力を強制的に下げたことにより、必然的に他の暖房器具の暖房出力が必要となるため、他の暖房器具は暖房出力を落とすことなく運転し続けることになる。そして暖房出力を低下させてから所定時間(第2所定時間)経過したかを判断し(ステップ6)、第2所定時間が経過したら次に暖房出力が最小まで低下したかを判断する(ステップ7)。暖房出力が最小に低下していなければステップ5に戻り暖房出力をまた一段階下げてバーナ3で燃焼が継続される。
また、ステップ7でファンヒーターの暖房出力が最小に低下したことを検知したら、次にステップ1で決定した運転継続時間Sが経過したかを判定して(ステップ8)、運転継続時間Sが経過するまでは最小で燃焼を継続し、運転継続時間Sが経過したらファンヒーターの運転を停止して他の暖房器具のみで暖房を行わせる。
図6は上述の併用運転モードにおけるファンヒーターの暖房出力と室温の時間変化を表したタイムチャートである。併用運転モードの開始から第1所定時間が経過するまでは通常運転モードと同様の暖房出力にて運転するため、ファンヒーターは徐々に出力を上げていく。そして、第1所定時間が経過した時点で暖房出力の低下を開始して、暖房出力が最小となるまで段階的に低下させていく(第1期間)。そして、暖房出力が最小となると以後は最小出力で運転を継続し(第2期間)、運転継続時間Sが経過した時点で運転が停止する。
このように、第1期間ではファンヒーターが段階的に暖房出力を落とすことにより、徐々にファンヒーター主体の暖房から他の暖房器具主体の暖房へと移行し、室温は設定温度T0に向かって緩やかに上昇する。そして第2期間ではファンヒーターの出力を最小に維持することで室温の安定化を図り暖房運転を停止した際に急激に室温が低下してしまうことを防止する。なお、この第2期間が短いと室温の安定化を図るには不十分となることも考えられるが、第2期間は運転継続時間Sに基づいて確保するようになっているので、ファンヒーターの運転が停止する前により確実に室温を安定させることができる。そして、ファンヒーターの運転が停止した後は、他の暖房器具のみの暖房により設定温度T0に室温が維持されるようになる。
なお第2期間については、本実施例では運転継続時間Sの半分として説明したが、運転継続時間Sに対する割合はこれに限るものではなく、また運転継続時間Sに関わらず一定の時間としてもよい。
本発明の実施例3について図7、8を用いて説明する。なお、本実施例のファンヒーターの構成は実施例1、2と同じであるため同じ符号を付し説明を省略する。
併用運転モードでは、ファンヒーターの暖房出力を徐々に低下させることで、暖房の主体をファンヒーターから他の暖房器具へと移行させるようになっている。本実施例では、暖房運転の目標となる目標温度を下げることで間接的に暖房出力を低下させるようにしている。
図7は実施例3の併用運転モードにおけるファンヒーターの動作を表したフローチャートである。ステップ3で併用運転モードの開始から第1所定時間が経過したことが検知されると、暖房運転の目標となる目標温度を1段階低下させる(ステップ4)。すると、出力決定手段16は室温Txと目標温度から暖房出力を決定し、この暖房出力にてバーナ3での燃焼が継続されるが、目標温度が下がったことで、暖房出力は以前と比べて低下することになる。暖房出力が低下したことで必然的に他の暖房器具の暖房出力が必要となるため、他の暖房器具は暖房出力を落とすことなく運転し続ける。
その後は、目標温度を低下させることを繰り返し(ステップ4〜6)、ステップ6で目標温度が所定値まで低下したことを検知したら、運転継続時間Sが経過するまで目標温度を所定値に固定して燃焼を継続する。そして、運転継続時間Sが経過したらファンヒーターの運転を停止して他の暖房器具のみで暖房を行わせる。
図8は上述の併用運転モードにおけるファンヒーターの目標温度と室温の時間変化を表したタイムチャートである。併用運転モードの開始から第1所定時間が経過するまでは通常運転モードと同様に設定温度T0を目標温度として運転し、第1所定時間が経過した時点で目標温度の低下を開始して、目標温度が所定値となるまで段階的に低下させていく(第1期間)。なお、この第1期間では目標温度が徐々に低下するのに伴い、暖房出力も低下している。その後、目標温度を所定値に固定して運転を継続し(第2期間)、運転継続時間Sが経過した時点で運転が停止する。
このように、目標温度を低下させることによってもファンヒーターの暖房出力を低下させることになるので、第1期間では徐々にファンヒーター主体の暖房から他の暖房器具主体の暖房へと移行させることができる。そして第2期間ではファンヒーターの目標温度を固定することで室温の安定化を図り暖房運転を停止した際に急激に室温が低下してしまうことを防止する。
本発明の実施例4について図9、10を用いて説明する。なお、本実施例のファンヒーターの構成は実施例1〜3と同じであるため同じ符号を付し説明を省略する。
併用運転モードでは、最初に決定した運転継続時間Sの中で暖房出力を段階的に低下させる段階(第1期間)と、暖房出力を最小に固定する段階(第2期間)を設けているが、本実施例では室温と設定温度とを比較して、所定の条件を満たした場合には強制的に次の段階に移行するようにしている。
図9は実施例4の併用運転モードにおけるファンヒーターの動作を表したフローチャートである。併用運転モードが開始されると、運転継続時間決定手段20は、現在室温や設定温度、さらには必要に応じて運転開始時の温度上昇勾配などといった室温に関する情報をもとに運転継続時間Sを決定し(ステップ1)、これと同時にタイマ手段19が作動して運転時間の計時を開始する(ステップ2)。
そして、タイマ手段19の計時する時間が所定時間(第1所定時間)となったかを判断する(ステップ3)。併用運転モードでは、出力決定手段16は併用運転モードの開始から第1所定時間が経過するまでは設定温度T0を目標にして暖房を行うが、第1所定時間が経過していれば暖房出力を一段階下げ(ステップ4)、この暖房出力にてバーナ3での燃焼が継続される。室温Txを設定温度T0に到達させるためには、ファンヒーターの暖房出力と他の暖房器具の暖房出力を合わせたトータルでの暖房出力が必要であるが、ファンヒーターの暖房出力を強制的に下げたことにより、必然的に他の暖房器具の暖房出力が必要となるため、他の暖房器具は暖房出力を落とすことなく運転し続けることになる。そして暖房出力を低下させてから所定時間(第2所定時間)経過したかを判断し(ステップ5)、第2所定時間が経過したら次に室温と設定温度を比較して(ステップ6)、室温が設定温度以下であった場合には、暖房出力が最小まで低下したかを判断する(ステップ7)。暖房出力が最小に低下していなければステップ4に戻り暖房出力をまた一段階下げてバーナ3で燃焼が継続される。
つまり、暖房出力を下げてから第2所定時間が経過したら、暖房出力を段階的に下げることを繰り返すため、ファンヒーターの暖房出力が下がることにより、他の暖房器具は暖房出力を落とすことなく運転を行うことになる。言い換えれば、ファンヒーターの暖房出力を段階的に制御することによって、暖房器具間で制御データを通信しなくとも使用者が意図するような暖房運転を行わせることができるのである。
一方、ステップ6で室温が設定温度以上となっていた場合には、暖房出力を低下させているものの設定温度に対して現在の暖房出力が過剰な状態であると考えられる。そこで、強制的に暖房出力を最小に変更する(ステップ8)。これにより、他の暖房器具の能力を有効に活用することができる。
また、ステップ7でファンヒーターの暖房出力が最小に低下したことを検知したときには、室温が設定温度より高い状態になっていないかを判定する(ステップ9)。つまり、ステップ9の時点では暖房出力は最小になっているので、それでも室温が設定温度より高い状態になるということは、他の暖房器具だけでも室温を維持することができると考えられる。そのため、室温が設定温度より高い状態を所定時間継続したり一定温度以上高くなったりしたときにはファンヒーターの運転を停止する。これにより、無駄にエネルギーを消費してしまうことを防止する。一方で、室温が設定温度に到達していなければステップ1で決定した運転継続時間Sが経過したかを判定して(ステップ10)、運転継続時間Sが経過するまでは最小で燃焼を継続し、運転継続時間Sが経過したらファンヒーターの運転を停止して他の暖房器具のみで暖房を行わせる。
図10は上述の併用運転モードにおけるファンヒーターの暖房出力と室温の時間変化を表したタイムチャートである。A点では暖房出力を段階的に低下させているときに室温が設定温度に到達したため、暖房出力を最小に変更している。その後、暖房出力を最小にした状態で暖房運転を継続したが、B点で室温が設定温度より高い状態を継続したため暖房運転を停止させている。
このように、予め設定した運転継続時間Sよりも前に室温が設定温度より高い状態になった場合には、運転継続時間Sを待たずにファンヒーターの運転を停止することで、室温の上がり過ぎを防止して快適な室内環境を維持するとともに、無駄なエネルギーの消費も防止することができる。
3 バーナ(熱発生手段)
9 室温検知手段
11 表示部
15 運転切替ボタン(運転モード切替手段)
16 出力決定手段

Claims (7)

  1. 運転モードを切り替える運転モード切替手段と、暖房出力を決定する出力決定手段と、前記出力決定手段が決定する暖房出力に基づき熱を発生させる熱発生手段と、室温を検知する室温検知手段を有し、前記運転モードには少なくとも通常運転モードと、他の暖房器具を併用して使用する際に選択する併用運転モードを備え、前記出力決定手段は前記通常運転モードでは室温と設定温度から室温を設定温度付近に維持するよう暖房出力を決定し、前記併用運転モードでは、併用運転開始時の室温に関する情報から運転継続時間を決定し、前記運転継続時間が経過すると前記熱発生手段を停止して暖房運転を停止することを特徴とする温風暖房装置。
  2. 前記出力決定手段は、前記併用運転モードにおいて、併用運転の開始から所定時間が経過するかまたは所定温度に達すると暖房出力を低下させるよう前記熱発生手段を制御することを特徴とする請求項1記載の温風暖房装置。
  3. 前記併用運転モードにおいて、前記運転継続時間を少なくとも第1期間と第2期間に分け、前記出力決定手段は前記第1期間では暖房出力を段階的に低下させ、前記第2期間では暖房出力を最小に固定することを特徴とする請求項2記載の温風暖房装置。
  4. 前記併用運転モードにおいて、前記運転継続時間を少なくとも第1期間と第2期間に分け、前記出力決定手段は前記第1期間では暖房運転の目標となる目標温度を段階的に低下させ、前記第2期間では前記目標温度を所定温度に固定することを特徴とする請求項2記載の温風暖房装置。
  5. 前記出力決定手段は、前記第2期間において、室温が設定温度よりも高い状態を維持したときには暖房運転を停止することを特徴とする請求項3または4記載の温風暖房装置。
  6. 前記第1期間において、室温が設定温度に到達したときには前記第2期間へ移行することを特徴とする請求項5記載の温風暖房装置。
  7. 前記併用運転モードにおいて暖房運転を停止した際には、表示部に暖房運転が停止していることを表示するとともに、自動での暖房運転の再開を行わないことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の温風暖房装置。
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