JPH07247834A - 排熱回収システム - Google Patents

排熱回収システム

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Publication number
JPH07247834A
JPH07247834A JP6064599A JP6459994A JPH07247834A JP H07247834 A JPH07247834 A JP H07247834A JP 6064599 A JP6064599 A JP 6064599A JP 6459994 A JP6459994 A JP 6459994A JP H07247834 A JPH07247834 A JP H07247834A
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JP
Japan
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exhaust heat
cooling
cooling water
temperature
heat recovery
Prior art date
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Pending
Application number
JP6064599A
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English (en)
Inventor
Koji Okuda
浩二 奥田
Kosuke Nakatani
浩介 中谷
Hiroshi Fujimoto
洋 藤本
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジントリップを発生させずに、エンジン
冷却部に供給される冷却水の温度を極力高くして排熱回
収効率を向上する。 【構成】 エンジン冷却部にその冷却排熱を利用するよ
うに吸収式冷凍機および給湯設備を接続し、エンジン冷
却部への冷却水供給側配管に、三方弁12とバイパス配
管とを介して排熱用熱交換器を接続し、三方弁12に供
給される冷却水の温度T1を入口温度センサ16で測定
するとともに、その変化率を算出し、変化率が設定値を
越えたときにのみ、変化率に応じた冷却量になるように
優先的に三方弁12の開度を調整し、一方、他の場合に
は、エンジン冷却部に供給される冷却水の温度が設定温
度になるように三方弁12の開度を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コジェネレーションシ
ステムなどに用いるために、ガスエンジンやディーゼル
エンジンの冷却ジャケットといったエンジン冷却部と、
吸収式冷凍機や給湯設備や暖房装置などの排熱回収部と
を配管を介して接続するとともに、排熱回収部からエン
ジン冷却部への冷却水供給側配管に、三方弁とバイパス
配管とから構成されるような冷却量変更手段を備えた排
熱用熱交換器を設け、かつ、冷却水供給側配管の排熱用
熱交換器よりも下流側で前記エンジン冷却部に供給され
る冷却水の温度を測定する冷却水温度センサを設けると
ともに、冷却水温度センサで測定される冷却水の温度が
設定温度になるように冷却量変更手段を作動する冷却量
制御手段を備えた排熱回収システムに関する。
【0002】
【従来の技術】上述のような排熱回収システムでは、一
般に、冷却水供給側配管のバイパス配管よりも下流側で
エンジン冷却部に供給される冷却水の温度を測定する冷
却水温度センサを設けるとともに、冷却水温度センサで
測定される冷却水の温度が設定温度になるように冷却量
変更手段を作動する冷却量制御手段を備え、エンジン冷
却部に供給される冷却水の温度が設定温度になるよう
に、排熱用熱交換器に分配供給する冷却水量を制御して
いる。これにより、冷却ジャケット内の冷却水の温度が
上昇しすぎてエンジン保護回路が作動し、エンジンを自
動的に停止する、いわゆるエンジントリップの発生を回
避できるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
では、例えば、冷房装置の冷房負荷が急激に減少するな
どのように排熱需要量が急激に減少した場合、後流に三
方弁を介して水温を下げるための排熱用熱交換器を設け
ていても、水温が急上昇すると排熱用熱交換器で熱が十
分奪われず、冷却水の温度が設定温度よりもオーバーシ
ュートし、高温の冷却水がエンジンに戻ってエンジンが
トリップする。
【0004】そのため、オーバーシュートによる最大温
度を見込んで設定温度を低くしている。ところが、通常
時においてエンジン冷却部から取り出される冷却水の温
度が低くなってしまい、排熱回収効率が低下する欠点が
あった。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、請求項1に係る発明の排熱回収システ
ムは、エンジントリップを発生させずに、エンジン冷却
部に供給される冷却水の温度を極力高くして排熱回収効
率を向上できるようにすることを目的とし、また、請求
項2に係る発明の排熱回収システムは、既製の制御シス
テムに合理的に組み込めるようにすることを目的とし、
また、請求項3に係る発明の排熱回収システムは、異常
発生時でも継続して運転できるようにすることを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の排
熱回収システムは、上述のような目的を達成するため
に、エンジン冷却部と排熱回収部とを配管を介して接続
するとともに、排熱回収部からエンジン冷却部への冷却
水供給側配管に、冷却量変更手段を備えた排熱用熱交換
器を設け、かつ、冷却水供給側配管の排熱用熱交換器よ
りも下流側で前記エンジン冷却部に供給される冷却水の
温度を測定する冷却水温度センサを設けるとともに、冷
却水温度センサで測定される冷却水の温度が設定温度に
なるように冷却量変更手段を作動する冷却量制御手段を
備えた排熱回収システムにおいて、冷却水供給側配管の
排熱用熱交換器よりも上流側で排熱用熱交換器への入口
側での冷却水の温度を測定する入口温度センサを設け、
その入口温度センサで測定される冷却水の温度の変化率
を算出する変化率算出手段を備えるとともに、変化率算
出手段で算出される変化率に応じた冷却量を演算する冷
却量演算手段を設け、かつ、変化率算出手段で算出され
た変化率が設定値を越えたときにのみ、冷却量演算手段
で演算された冷却量になるように冷却量変更手段を作動
制御する優先制御手段を設けて構成する。
【0007】排熱回収部としては、温水吸収式冷凍機や
給湯設備や蒸気圧縮式冷凍機や暖房装置などが用いられ
る。
【0008】また、請求項2に係る発明の排熱回収シス
テムは、上述のような目的を達成するために、請求項1
に係る発明の排熱回収システムにおいて、入口温度セン
サで測定される冷却水の入口温度が設定温度を越えたと
きにのみ優先制御手段を作動する制御規制手段を備えて
構成する。
【0009】また、請求項3に係る発明の排熱回収シス
テムは、上述のような目的を達成するために、請求項1
または請求項2のいずれかに記載の排熱回収システムに
おいて、優先制御手段での異常を検出して異常信号を出
力する異常検出手段を設け、異常信号に応答して優先制
御手段の作動を停止する安全手段を備えて構成する。
【0010】
【作用】請求項1に係る発明の排熱回収システムの構成
によれば、通常時には、エンジン冷却部に供給される冷
却水の温度を設定温度に維持するように制御しながら、
排熱需要量が急激に減少したり増大したりした場合に、
そのことを排熱用熱交換器への入口側での冷却水の温度
の設定値以上の変化率で判別し、急激な温度変化があっ
たときに、温度の変化率に応じた冷却量を冷却量演算手
段で演算し、その演算された冷却量になるように冷却量
変更手段を即座に作動させ、排熱用熱交換器での冷却量
を制御し、排熱需要量の急激な変動にかかわらず、エン
ジン冷却部に供給される冷却水の温度変化を精度良く抑
えることができる。
【0011】また、請求項2に係る発明の排熱回収シス
テムの構成によれば、エンジン冷却部に供給される冷却
水の温度を測定して冷却量変更手段を制御する、既製の
冷却量制御手段と併用し、エンジン冷却部に供給する冷
却水の温度が必要以上に高温になる虞の無いときには、
既製の冷却量制御手段による制御を行い、一方、排熱需
要量が急激に減少して排熱用熱交換器に戻されてくる冷
却水の温度が設定温度以上に高くなり、エンジン冷却部
に供給する冷却水の温度が必要以上に高温になる虞のあ
るときに、優先制御手段を優先させて作用することがで
きる。
【0012】また、請求項3に係る発明の排熱回収シス
テムの構成によれば、断線やCPUの異常など、優先制
御手段で異常が発生したときに、安全手段を働かせて優
先制御手段の作動を停止し、温度変化率の変化のいかん
にかかわらず、既製の冷却量制御手段による制御を行わ
せることができる。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0014】図1は、本発明に係る排熱回収システムの
実施例を示すブロック図であり、ガスエンジン1に、伝
動クラッチ2を介して発電機3が連動連結されている。
【0015】ガスエンジン1のエンジン冷却部の出口と
入口とにわたって、第1のポンプ4を介装した主配管5
が接続されている。主配管5に、排熱回収部としての吸
収式冷凍機6と給湯設備7それぞれが、互いに並列に送
り配管8aおよび戻り配管8bを介して接続されてい
る。更に、吸収式冷凍機6に、第2のポンプ9を介装し
た冷房用配管10を介して冷房装置11…が接続され、
エンジン冷却によって発生する排熱を冷房や給湯の熱源
として利用するように構成されている。前記主配管5と
送り配管8aおよび戻り配管8bの全体を配管と称す
る。
【0016】また、主配管5の戻り配管8bとの接続箇
所よりも下流となる冷却水供給側配管に、冷却量変更手
段としての三方弁12とバイパス配管13とを介して排
熱用熱交換器14が接続されている。三方弁12は排熱
用熱交換器14の出口側に設けても良い。
【0017】前記冷却水供給側配管のバイパス配管13
よりも下流側に、エンジン冷却部に供給される冷却水の
温度を測定する冷却水温度センサ15が設けられてい
る。また、冷却水供給側配管の三方弁12よりも上流側
に、三方弁12に供給される冷却水、すなわち、排熱用
熱交換器14への入口側での冷却水の温度を測定する入
口温度センサ16が設けられている。
【0018】冷却水温度センサ15が第1のマイクロコ
ンピュータ17に接続されるとともに入口温度センサ1
6が第2のマイクロコンピュータ18に接続され、その
第1および第2のマイクロコンピュータ17,18それ
ぞれに三方弁12のドライバ19(図2参照)が接続さ
れている。
【0019】第1のマイクロコンピュータ17には、図
2のブロック図に示すように、第1および第2の比較手
段20,21と異常検出手段22と制御規制手段23と
が備えられ、一方、第2のマイクロコンピュータ18に
は、変化率算出手段24と第3の比較手段25と冷却量
演算手段26とが備えられている。
【0020】第1の比較手段20では、冷却水温度セン
サ15で測定されるエンジン冷却部に供給する冷却水の
温度Tを入力し、その温度Tと第1の設定温度Ta(例
えば、75℃)と比較し、測定温度Tが第1の設定温度T
aよりも高いときには閉じ信号を出力し、開度が小にな
る側に、すなわち、排熱用熱交換器14に流す冷却水量
を増加し、逆に、測定温度Tが第1の設定温度Taより
も低いときには開き信号を出力し、開度が大になる側
に、すなわち、排熱用熱交換器14に流す冷却水量を減
少するように、それぞれ指令信号を制御規制手段23を
介してドライバ19に出力するようになっている。この
冷却水温度センサ15と第1の比較手段20とから成る
構成をして冷却量制御手段と称する。
【0021】変化率算出手段24では、入口温度センサ
16で測定される冷却水の入口温度T1を入力し、その
温度の変化率dTを算出するようになっている。そし
て、この算出した変化率dTを第3の比較手段25に入
力して設定値Kと比較し、変化率dTが設定値Kを越え
たときに、または、ある範囲内の値を一定時間以上保持
した場合(入口温度が上昇し続けた場合)、冷却量演算
手段26で変化率dTに応じた冷却量を演算するように
なっている。すなわち、変化率dTが大きい程排熱用熱
交換器14に流す冷却水の量が増すような三方弁12の
所定開度を演算するようになっている。この演算された
開度に対応した駆動信号を制御規制手段23を介してド
ライバ19に出力するようになっている。この入口温度
センサ16と変化率算出手段24と第3の比較手段25
と冷却量演算手段26とから成る構成をして優先制御手
段と称する。
【0022】第2の比較手段21では、入口温度センサ
16で測定される冷却水の入口温度T1を入力して第2
の設定温度Tbと比較し、入口温度T1が第2の設定温
度Tbを越えたときにのみ制御規制手段23に優先信号
を出力し、上述優先制御手段を作動して変化率dTに基
づく制御を行うようになっている。
【0023】また、異常検出手段22では、第2のマイ
クロコンピュータ18に対する断線を検知して異常検知
信号を出力する断線検知器27、および、第2のマイク
ロコンピュータ18の電圧降下などに起因する動作異常
を検出して異常検知信号を出力する動作異常検出器28
それぞれからの異常検知信号に応答して制御規制手段2
3に異常信号を出力し、その制御規制手段23におい
て、異常信号に応答して上述優先制御手段の作動を停止
するようになっている。この断線検知器27、動作異常
検出器28および異常検出手段22から成る構成をして
安全手段と称する。
【0024】次に、上記構成による制御動作を図3のフ
ローチャートを用いて説明する。先ず、異常信号が有る
かどうかを判断し(S1)、異常信号が無ければ入口温
度センサ16で測定される入口温度T1を入力して(S
2)第2の設定温度Tbと比較する(S3)。ここで、
入口温度T1が第2の設定温度Tbを越えるときには、
変化率dTを算出して(S4)から、その変化率dTが
設定値Kより大きいか、または、一定時間増加が続いて
いるかどうかを判断する(S5)。
【0025】変化率dTが設定値Kより大きいときに
は、変化率dTに対応する冷却量を演算する(S6)と
ともに、その冷却量に対応した開度の駆動信号を出力し
(S7)、冷房負荷の急激な減少といった排熱需要量の
急激な減少などに起因して、入口温度が設定温度を越え
た状態で急激に上昇したときに、三方弁12を即座に制
御して排熱用熱交換器14に流す冷却水量を増加させ
る。このステップS4、S5、S6およびS7の制御が
優先制御手段に相当する。
【0026】ステップS1において異常信号が有ると判
断したとき、および、ステップS3において入口温度T
1が第2の設定温度Tbを越えると判断したとき、なら
びに、ステップS5において変化率dTが設定値Kより
大きくないと判断したときには、いずれもステップS8
に移行してエンジン冷却部に供給する冷却水の温度Tを
入力し、その冷却水温度Tと第1の設定温度Taとを比
較する(S9)。
【0027】ここで、冷却水温度Tが第1の設定温度T
aを越えるときには、閉じ信号を出力し(S10)、排
熱用熱交換器14側に流される冷却水の流量を多くして
冷却水温度Tが第1の設定温度Taになるように三方弁
12の開度を調整する。一方、冷却水温度Tが第1の設
定温度Taよりも低いときには、開き信号を出力し(S
11)、排熱用熱交換器14側に流される冷却水の流量
を少なくして冷却水温度Tが第1の設定温度Taになる
ように三方弁12の開度を調整する。このステップS
9、S10およびS11の制御が冷却量制御手段に相当
する。
【0028】図4は、変形例を示すブロック図であり、
主配管5が二次側配管として排熱用熱交換器14aに接
続され、その排熱用熱交換器14aに、冷却装置29に
接続されるとともに吐出容量可変型の可変ポンプ30を
介装した一次側配管31が接続され、その吐出容量を変
更することにより排熱用熱交換器14aでの冷却量を変
更できるように構成されている。この構成、ならびに、
前述実施例における三方弁12とバイパス配管13とに
よって排熱用熱交換器14を接続する構成をして冷却量
変更手段と総称する。
【0029】前述のような変形例の冷却量変更手段を備
えている排熱用熱交換器14aを用いる場合、冷却量を
増加するときには可変ポンプ30による吐出容量を増加
し、一方、冷却量を減少するときには可変ポンプ30に
よる吐出容量を減少するようにそれぞれ制御すれば良
い。
【0030】また、排熱用熱交換器14に流す冷却水流
量を変更するのに、三方弁12に代えて、例えば、主配
管5の冷却水供給側配管とバイパス配管13それぞれに
個別に流量調整弁を設け、両流量調整弁を互いに連動さ
せて排熱用熱交換器14に流す冷却水流量を変更するよ
うに構成するものでも良い。
【0031】前述実施例では、優先制御手段を第2のマ
イクロコンピュータ18に組み込み、その第2のマイク
ロコンピュータ18での異常発生時に、第1のマイクロ
コンピュータ17と容易に切り離して冷却量制御手段に
よる動作を行わせるように構成しているが、優先制御手
段と冷却量制御手段をひとつのマイクロコンピュータに
組み込むものでも良い。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に係る発明の排熱回収システムによれば、排熱需要量
の急激な減少に起因する排熱用熱交換器の入口側での冷
却水の急激な温度上昇に即座に対応して冷却量変更手段
を作動し、排熱用熱交換器での冷却量を増加することが
でき、排熱需要量の急激な変動にかかわらず、エンジン
冷却部に供給される冷却水の温度変化を精度良く抑える
から、エンジントリップを発生させずに、エンジン冷却
部に供給される冷却水の温度を極力高くして排熱回収効
率を向上できるようになった。
【0033】また、請求項2に係る発明の排熱回収シス
テムによれば、エンジン冷却部に供給される冷却水の温
度を測定して冷却量変更手段を制御する、既製の冷却量
制御手段と併用し、排熱用熱交換器の入口側での冷却水
の温度が設定温度以上でかつ温度変化率が設定値以上に
高くなり、エンジン冷却部に供給する冷却水の温度が必
要以上に高温になる虞のあるときにのみ、優先制御手段
を優先させて作用するから、既製の制御システムを生か
しながら合理的に組み込めるようになった。
【0034】また、請求項3に係る発明の排熱回収シス
テムの構成によれば、断線やCPUの異常など、優先制
御手段で異常が発生したときに、安全手段を働かせて優
先制御手段の作動を停止し、温度変化率の変化のいかん
にかかわらず、冷却量制御手段による制御を行わせるか
ら、その異常を解消するまで運転を中断するといったこ
とをせずに継続して運転でき、実用的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る排熱回収システムの実施例を示す
ブロック図である。
【図2】CPUの構成を示すブロック図である。
【図3】フローチャートである。
【図4】変形例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…ガスエンジン 5…主配管 6…吸収式冷凍機 7…給湯設備 8a…送り配管 8b…戻り配管 12…三方弁 13…バイパス配管 14,14a…排熱用熱交換器 15…入口温度センサ 16…出口温度センサ 17…冷却水温度センサ 22…異常検出手段 23…制御規制手段 24…変化率算出手段 26…冷却量演算手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F28F 27/00 511 M

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン冷却部と排熱回収部とを配管を
    介して接続するとともに、前記排熱回収部からエンジン
    冷却部への冷却水供給側配管に、冷却量変更手段を備え
    た排熱用熱交換器を設け、かつ、前記冷却水供給側配管
    の前記排熱用熱交換器よりも下流側で前記エンジン冷却
    部に供給される冷却水の温度を測定する冷却水温度セン
    サを設けるとともに、前記冷却水温度センサで測定され
    る冷却水の温度が設定温度になるように前記冷却量変更
    手段を作動する冷却量制御手段を備えた排熱回収システ
    ムにおいて、 前記冷却水供給側配管の前記排熱用熱交換器よりも上流
    側で前記排熱用熱交換器への入口側での冷却水の温度を
    測定する入口温度センサを設け、その入口温度センサで
    測定される冷却水の温度の変化率を算出する変化率算出
    手段を備えるとともに、前記変化率算出手段で算出され
    る変化率に応じた冷却量を演算する冷却量演算手段を設
    け、かつ、前記変化率算出手段で算出された変化率が設
    定値を越えたときにのみ、前記冷却量演算手段で演算さ
    れた冷却量になるように前記冷却量変更手段を作動制御
    する優先制御手段を設けたことを特徴とする排熱回収シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の排熱回収システムにお
    いて、入口温度センサで測定される冷却水の入口温度が
    設定温度を越えたときにのみ優先制御手段を作動する制
    御規制手段を備えた排熱回収システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の排熱回
    収システムにおいて、優先制御手段での異常を検出して
    異常信号を出力する異常検出手段を設け、前記異常信号
    に応答して前記優先制御手段の作動を停止する安全手段
    を備えた排熱回収システム。
JP6064599A 1994-03-07 1994-03-07 排熱回収システム Pending JPH07247834A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1273785A2 (en) 2001-07-03 2003-01-08 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Waste heat recovering apparatus for an engine
WO2004015253A1 (ja) * 2002-08-09 2004-02-19 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha 熱交換器における作動媒体の供給制御装置

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US6739389B2 (en) 2001-07-03 2004-05-25 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Waste heat recovering apparatus for an engine
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