JP5986183B2 - 燃焼装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃焼部、及び熱交換部を備えた給湯器と、給湯器の排気側に接続された排気筒とを有する燃焼装置に関する。
従来、ガスや石油等の燃料を燃焼させるバーナや燃焼ファンが設けられた燃焼部と、燃焼部の下流側に水を通水させる吸熱パイプが設けられた熱交換部とを備えた給湯器を有し、給湯器の排気側に燃焼排気を屋外に排出するための排気筒が接続された燃焼装置が知られている。
この種の燃焼装置には高い給湯能力を有する給湯器が使用されるため、正常に給湯運転が行われている場合でも、排気筒には高温の燃焼排気が排出される。一方、給湯運転中は発生するドレンが空気中の埃等とともに熱交換部のフィンに付着するため、フィンが詰まったり、水中の不純物が熱交換部の吸熱パイプ内にライムスケールとなって堆積したりする場合がある。それゆえ、このような経年劣化が進むと、熱交換率が低下して熱交換部で燃焼排気から回収される熱量が少なくなり、排気筒に排出される燃焼排気の排気温度が上昇して、排気筒が高温の燃焼排気によって損傷する虞がある。このため、給湯器から排出される燃焼排気の排気温度を検出する排気温度検出手段を設け、排気温度が所定の許容排気温度以上になると、強制的に給湯運転を停止させる燃焼装置や、排気温度に応じて給湯能力を増減させる燃焼装置が提案されている(例えば、特許文献1〜3)。
特開平11−211081号公報 特開平7−208810号公報 特開2007−187378号公報
ところで、上記燃焼装置では、給湯器への給水量を検出する水量センサや給水温度を検出する温度センサ等から種々の情報を取り込んで給湯運転の制御が行われており、例えば、給湯端末が開栓されて、給湯器への給水が開始されると、バーナの燃焼を開始させ、要求される給湯量と給湯設定温度とに基づき、給湯器の有する最小能力から最大能力の範囲で燃焼量を決定して、給湯運転が実行されている。そのため、上記従来の燃焼装置において、今回の給湯運転中に排気温度が許容排気温度以上になると、給湯運転の停止や給湯能力が変更されるものの、給湯運転が終了すると、次回の給湯運転では初期設定における最小能力から最大能力の範囲で給湯運転が実行される。
しかしながら、給湯器に給水される水の給水温度や給湯器の周囲の外気温等は使用状況によって変動するものであり、これらの温度の変動によって熱交換部で燃焼排気から回収される熱量や給湯器本体の温度が異なってきて、排気温度が変動する場合がある。例えば、水温が高い夏季では、給湯設定温度と給水温度との差が小さいため、熱交換率が低く、一方、水温が低い冬季では、給湯設定温度と給水温度との差が大きいため、熱交換率が高くなり、夏季における排気温度は冬季におけるそれよりも高くなる。それゆえ、経年劣化の程度が同程度であっても、夏季に給湯器の最大能力近傍で給湯運転が行われると、燃焼排気の排気温度が許容排気温度以上になりやすい。この場合、許容排気温度を高く設定することも考えられるが、排気筒の材質が限定されたり、異常検出の遅延を招く。従って、上記従来の燃焼装置のように、燃焼排気の排気温度のみに基づいて給湯運転を制御した場合、給湯運転が実行されるごとに給湯運転の停止や給湯能力の変更が行われやすいという問題がある。しかも、給水温度等は、夏季と冬季とでは温度差が大きいものの、数時間や数日の短時間内での温度差は小さい。それゆえ、これらの温度に起因して排気温度が上昇している場合、給湯運転の停止や給湯能力の変更が連続して生じてしまうため、使い勝手が悪く、また使用者は装置の故障と誤認する場合がある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、給湯器から排出される燃焼排気の排気温度を検出して、高温の燃焼排気による排気筒の損傷を防止しながら、円滑に給湯運転を実行可能な燃焼装置を提供することにある。
本発明は、燃料を燃焼させて燃焼排気を発生させる燃焼部、及び燃焼部で発生させた燃焼排気により給水された水を加熱する熱交換部を有する給湯器と、
給湯器の排気側に接続された排気筒と、
給湯器から排気筒に排出される燃焼排気の排気温度を検出する排気温度検出部と、
給水温度、外気温等の排気温度を変動させる変動要因温度を検出する変動要因温度検出部と、
給湯器の給湯運転を制御する制御部と、を有し、
制御部は、給湯運転中に排気温度検出部で検出される排気温度が所定の許容排気温度以上となった場合、給湯器の最大能力を、現在の最大能力より低燃焼量の補正最大能力に制限して、給湯運転を継続し、
給湯器の最大能力を補正最大能力に制限した給湯運転の継続中に、変動要因温度検出部で検出される変動要因温度が制限前の変動要因温度から所定の基準要因温度以上低下しているかどうかを判定して、次回の給湯運転の開始時における給湯器の最大能力を設定する燃焼装置である。
上記燃焼装置によれば、給湯運転中に排気温度検出部で検出される燃焼排気の排気温度が所定の許容排気温度以上であっても、給湯器の最大能力を、現在の最大能力より低燃焼量の補正最大能力に制限して給湯運転を継続させるから、燃焼排気の排気温度が低下する。これにより、給湯運転を継続しながら、許容排気温度以上の燃焼排気が排気筒に排出するのを防止できる。そして、給湯器の最大能力を補正最大能力に制限した給湯運転の継続中に、変動要因温度検出部で検出される給水温度や外気温等の変動要因温度が、制限前の変動要因温度から所定の基準要因温度以上低下しているかどうかを判定するから、排気温度の上昇が変動要因温度に起因するものかを判定できる。これにより、今回の給湯運転における排気温度及び変動要因温度の判定に基づいて、次回の給湯運転の開始時における燃焼機器の最大能力を設定することができる。
上記燃焼装置において、好ましくは、
制御部は、給湯器の最大能力を補正最大能力に制限した給湯運転の継続中に、変動要因温度検出部で検出される変動要因温度が制限前の変動要因温度から基準要因温度以上低下しておらず、且つ排気温度検出部で検出される排気温度が許容排気温度未満である場合、次回の給湯運転の開始時における給湯器の最大能力を今回の給湯運転における補正最大能力に設定する。
給湯器の最大能力を補正最大能力に制限した給湯運転の継続中に、変動要因温度検出部で検出される変動要因温度が制限前の変動要因温度から所定の基準要因温度以上低下していなければ、制限前後で変動要因温度の温度差は小さい。従って、排気温度検出部で検出される排気温度が許容排気温度未満となっている場合、排気温度の低下は最大能力の制限によるものであり、制限前の燃焼排気の排気温度の上昇は経年劣化でなく変動要因温度に起因するものと考えられる。そして、給水温度や外気温等の排気温度を変動させる変動要因温度の短時間内での温度差は小さいから、次回の給湯運転の開始時における最大能力を今回の給湯運転における補正最大能力に制限すれば、補正最大能力近傍で給湯運転が実行されても、正常な給湯運転が行われている限り燃焼排気の排気温度が許容排気温度以上になり難い。これにより、次回の給湯運転において、頻繁な最大能力の変更を防止できる。
上記燃焼装置において、好ましくは、
制御部は、給湯器の最大能力を補正最大能力に制限した給湯運転の継続中に、変動要因温度検出部で検出される変動要因温度が制限前の変動要因温度から基準要因温度以上低下しており、且つ排気温度検出部で検出される排気温度が許容排気温度未満である場合、次回の給湯運転の開始時における給湯器の最大能力を今回の給湯運転における補正最大能力より高燃焼量の補正最大能力または初期設定における最大能力に設定する。
給湯器の最大能力を補正最大能力に制限した給湯運転の継続中に、変動要因温度検出部で検出される変動要因温度が制限前の変動要因温度から所定の基準要因温度以上低下していれば、制限前後で変動要因温度の温度差が大きい。従って、排気温度が許容排気温度未満となっている場合、制限前の排気温度の上昇は変動要因温度の変動に起因するものと考えられる。それゆえ、次回の給湯運転における給湯器の最大能力を今回の給湯運転で設定された補正最大能力よりも高燃焼量の補正最大能力または初期設定における最大能力に設定することにより、給湯能力の制限の少ない範囲で給湯運転を実行することができる。
上記燃焼装置において、好ましくは、
制御部は、給湯器の最大能力を補正最大能力に制限した給湯運転の継続中に、排気温度検出部で検出される排気温度が許容排気温度未満となっても、今回の給湯運転における給湯器の最大能力を補正最大能力に制限する。
給湯器の最大能力を補正最大能力に制限した給湯運転の継続中に、排気温度が許容排気温度未満であれば、今回の給湯運転で最大能力を増加させることもできると考えられる。特に、制限前後で変動要因温度の温度差が大きければ、排気温度が上昇する可能性も少ない。一方、給湯運転中に燃焼排気の排気温度が許容排気温度以上になった場合、何らかの異常が生じていた可能性がある。従って、最大能力の制限を緩和すると、再度、燃焼排気の排気温度が許容排気温度以上となる虞がある。そして、上記燃焼装置では、燃焼排気の排気温度が許容排気温度以上になると、給湯器の最大能力を補正最大能力に制限するから、最大能力が頻繁に変更されてしまう。
しかしながら、上記燃焼装置によれば、給湯運転中に、一旦、燃焼排気の排気温度が許容排気温度以上となって最大能力が補正最大能力に制限されると、今回の給湯運転では変動要因温度に関わらず給湯器の最大能力を補正最大能力に制限するから、同一の給湯運転中における最大能力の頻繁な変更を確実に防止できる。
上記燃焼装置において、好ましくは、
制御部は、給湯運転中、給湯器の最大能力を補正最大能力に制限した後、排気温度検出部で検出される排気温度が許容排気温度以上となった場合、給湯運転を停止する。
給湯運転中に給湯器の最大能力が補正最大能力に制限された後でも、排気温度検出部で検出される排気温度が許容排気温度以上となった場合、異常が生じている可能性が高いから、給湯運転を停止することにより、高い安全性を確保できる。
以上のように本発明の燃焼装置によれば、燃焼排気の排気温度だけでなく、給水温度や外気温等の排気温度を変動させる要因となる変動要因温度にも基づいて、給湯運転が実行されるから、燃焼排気の排気温度の上昇が経年劣化による異常に起因するものか、変動要因温度に起因するものかを判定することができる。
そして、本発明の燃焼装置によれば、今回の給湯運転における燃焼排気の排気温度の上昇が変動要因温度に起因するかどうかを判定して、次回の給湯運転の開始時の最大能力が設定されるため、次回の給湯運転で正常な給湯運転が行われていれば、最大能力近傍で給湯運転が実行されても、燃焼排気の排気温度は許容排気温度以上になり難い。これにより、頻繁な給湯運転の停止や給湯能力の変更を防止できるから、使用者に不便を感じさせることなく、円滑に給湯運転を継続させることができる。また、今回の給湯運転では、燃焼排気の排気温度が許容排気温度以上になると、給湯器の最大能力を補正最大能力に制限するから、排気温度を低下させることができ、給湯運転を継続させることができる。さらに、今回の給湯運転では、給湯器の最大能力を補正最大能力に制限した後、燃焼排気の排気温度が許容排気温度未満となっても、給湯器の最大能力が補正最大能力に制限されるから、最大能力の頻繁な変更を防止できるとともに、高温の燃焼排気による排気筒の損傷を確実に防止できる。また、同一の給湯運転中に、最大能力を補正最大能力に制限した後、排気温度が許容排気温度以上となった場合には、給湯運転を停止させるから、高い安全性を確保できる。
図1は、本発明の実施の形態に係る燃焼装置の一例を示す概略模式図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る燃焼装置の制御構成の一例を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る燃焼装置の給湯運転の動作の一例を示すフローチャートの一部である。 図4は、本発明の実施の形態に係る燃焼装置の給湯運転の動作の一例を示すフローチャートの一部である。 図5は、本発明の実施の形態に係る燃焼装置の給湯運転の動作の一例を示すフローチャートの一部である。
以下、図面を参照しながら、本実施の形態に係る燃焼装置について具体的に説明する。
図1は、本実施の形態に係る燃焼装置の一例である潜熱回収型の給湯器を備えた強制給排気式(FF式)の燃焼装置を示す概略模式図である。この燃焼装置の給湯器1は、例えば、屋内の内壁などに取り付けられる。給湯器1の上方には、排気筒31と給気筒32とが接続され、これらの開放端(図示せず)は、屋外に開放している。
給湯器1内には、下方から順に、燃焼部を構成する燃焼室10と、熱交換部を構成する顕熱熱交換室11及び潜熱熱交換室12とが収容されている。排気筒31は、潜熱熱交換室12に連通しており、給気筒32は、燃焼室10、顕熱熱交換室11、及び潜熱熱交換室12の周壁を形成するケーシング20,21,22と給湯器1の構成壁との間の空間16に連通している。
燃焼室10内には、ガスバーナ19が配設されており、ガスバーナ19には、ガス供給管25が接続されている。ガス供給管25には、上流側から順に、元電磁弁26、及びガス供給量調整用の比例電磁弁27が配設されている。元電磁弁26の開閉、及び比例電磁弁27の開度は、制御装置Cによって通電制御される。
燃焼室10の下方には、給気筒32から給湯器1内に燃焼用空気を取り込み、取り込まれた燃焼用空気を燃焼室10内に供給するための燃焼ファン14が取り付けられている。燃焼ファン14は、図示しないファンモータと接続されており、燃焼ファン14の回転数は、制御装置Cによって通電制御される。顕熱熱交換室11及び潜熱熱交換室12の内部にはそれぞれ、銅製の吸熱パイプ群11a及び耐食性を有するステンレス製の吸熱パイプ群12aが収容されている。そして、吸熱パイプ群12aの上流端は給水管17と接続され、吸熱パイプ群12aの下流端は吸熱パイプ群11aの上流端と接続されており、吸熱パイプ群11aの下流端は図示しないカランなどの給湯端末を有する給湯管18と接続されている。また、給水管17と給湯管18との間には、バイパス管181が設けられている。
顕熱熱交換室11と潜熱熱交換室12とは、燃焼室10で発生させた燃焼排気を送り込むための排気入口40で連通している。また、潜熱熱交換室12の下流側には、燃焼排気を排出するための排気出口41が開口しており、排気出口41は排気筒31と連通している。潜熱熱交換室12の排気出口41と排気筒31との間の排気流路には、燃焼排気の排気温度を検出する排気温センサ(排気温度検出部)33が配設されている。排気温センサ33で検出される排気温度の検出信号は、制御装置Cに出力される。
給水管17には、上流側から順に、水量サーボ弁2と、単位時間あたりの給水量を検出する水量センサ4と、給水管17からの水の一部を給湯管18に合流させる混合弁3と、給水温度を検出する給水温センサ(変動要因温度検出部)5とが設けられており、給湯管18には、給湯温度を検出する給湯温センサ6が設けられている。水量サーボ弁2は、給水量を制限する調整弁であり、水量サーボ弁2の弁開度は、制御装置Cによって通電制御される。また、混合弁3は、給水管17とバイパス管181との分岐点に設けられており、混合弁3の弁開度は、制御装置Cによって通電制御される。水量センサ4で検出される給水量や温度センサ5,6で検出される検出信号は、制御装置Cに出力される。
制御装置Cは、マイクロコンピュータから構成され、CPU、ROM、RAM、タイマなどを備えている。制御装置Cは、既述した元電磁弁26、比例電磁弁27、排気温センサ33、水量サーボ弁2、混合弁3、水量センサ4、給水温センサ5、給湯温センサ6、給湯温度を設定するリモコンRや、図示しないイグナイタ、フレームロッド、ファンモータと電気配線を介して接続されている。
図2に示すように、本実施の形態の制御装置Cは、回路構成として、給湯運転を制御する給湯運転制御部50、給湯器1の給湯能力を設定する給湯能力設定部51、排気温センサ33で検出される排気温度に基づき異常を判定する排気温度判定部52、給水温センサ5で検出される給水温度に基づき変動要因温度を判定する変動要因温度判定部53、給湯運転を強制停止する強制運転停止部54、報知部55の他、各種データが格納されているデータ格納部56を備えている。
給湯運転制御部50は、水量センサ4の検出信号に基づき、ガスバーナ19の点消火を制御する。また、水量センサ4で検出される給水量と、給水温センサ5で検出される給水温度と、給湯温センサ6で検出される給湯温度と、リモコンRで設定された給湯設定温度とに基づき、給湯設定温度の湯を給湯するための燃焼量を給湯能力設定部51で設定されている最小能力から最大能力の範囲内で演算して求め、比例電磁弁27の開度を調整してガスバーナ19へのガス供給量を制御するとともに、混合弁3の開度を制御する。さらに、給湯能力設定部51で設定されている最大能力が後述する第1または第2補正最大能力E1,E2に制限されると、水量サーボ弁2の開度をそれぞれ所定開度に絞り、最大給水量を減少させて燃焼量を制限する。
給湯能力設定部51は、最小能力Dを設定する最小能力設定部と、今回の給湯運転における最大能力Exを設定する現最大能力設定部と、次回の給湯運転の開始時における最大能力Eyを設定する次最大能力設定部とを備える。なお、本実施の形態の給湯器1は、初期設定として最小能力D(2号)から最大能力E0(28号)の範囲の給湯能力を有しており、最大能力を制限する場合、初期設定における最大能力E0から所定号数(2号)ずつ段階的に燃焼量を低減させた第1補正最大能力E1(26号)または第2補正最大能力E2(24号)が最大能力Ex,Eyに設定される。なお、給湯能力の1号は、1分間に1Lの水を25℃上昇させる能力であり、号数は、給水温度と給湯温度との温度差、及び給水量によって決定される。従って、給湯温度の維持を優先させる場合、給水量を減少させることにより、号数を低減させることができる。最大能力の低減方法は、燃焼装置の使用形態に応じて適宜選択することができる。
排気温度判定部52は、給湯運転中、排気温センサ33で検出される排気温度Txをモニタし、排気温度Txが所定の許容排気温度Ta以上を、所定の判定時間ta以上示すかどうかを判定する。
変動要因温度判定部53は、給湯運転中、給水温センサ5で検出される給水温度Tyをモニタし、給湯器1の最大能力が第1補正最大能力E1または第2補正最大能力E2に制限された給湯運転中に、給水温センサ5で検出される給水温度Tyが、制限前の給水温度Tmから所定の基準要因温度Tb以上低下しているかどうかを判定する。
強制運転停止部54は、給湯器1の最大能力が第2補正最大能力E2に制限された給湯運転中に、排気温度Txが所定の許容排気温度Ta以上を、所定の判定時間ta以上示す場合、給湯運転制御部50に給湯運転の停止を指示する。
報知部55は、給湯運転が強制停止された場合、リモコンRの液晶表示部やスピーカ等から異常を報知する。また、データ格納部56には、ガスバーナ19を点消火させる最低作動水量W、初期設定における最小能力D及び最大能力E0の燃焼量、第1及び第2補正最大能力E1,E2の燃焼量、排気温度の異常を判定する許容排気温度Ta、排気温度の異常を判定する判定時間ta、給湯運転中に最大能力が第1補正最大能力E1または第2補正最大能力E2に制限された場合に、制限前後の給水温度の温度差を判定する基準要因温度Tb、制限前後の給水温度の温度差を判定するための待機時間tb、給水量、給水温度、給湯温度、及び給湯設定温度から燃焼量を演算する演算式、最大能力と水量サーボ弁2の開度や、燃焼量とガス供給量及び比例電磁弁27の開度とを対応させたデータテーブル、給湯運転プログラム等の各種プログラムが格納されている。
次に本実施の形態の給湯運転の運転動作について、図3〜図5のフローチャートを参照して説明する。
使用者が、リモコンRの運転スイッチをオン操作し、給湯設定温度を設定して、給湯栓を開栓すると、制御装置Cは、給湯運転プログラムをスタートさせ、点火処理を行う(ステップST1)。この点火処理では、燃焼ファン14が所定回転数で回転されるとともに、水量サーボ弁2が全開で開弁される。そして、給水量が所定の最低作動水量W(例えば、2.7L/min)以上になると、元電磁弁26が開弁されるとともに、比例電磁弁27が所定開度で開弁される。次いで、イグナイタ35を作動させて、点火電極36を火花放電させることにより、ガスバーナ19が点火される。
ガスバーナ19が点火すると、制御装置Cは、給湯能力設定部51の最小能力設定部、及び次最大能力設定部にそれぞれ設定されている最小能力D、及び最大能力Eyを参照し(ステップST2)、今回の給湯運転における最小能力D、及び現最大能力設定部の最大能力Exをそれぞれ設定する。なお、本実施の形態では、最小能力Dとして、初期設定における固定値(例えば、2号)が設定される。
例えば、次最大能力設定部の最大能力Eyが初期設定における最大能力E0(例えば、28号)に設定されている場合、現最大能力設定部の最大能力ExがE0に設定される(ステップST3)。そして、給湯運転中の給水量が最低作動水量W以上かどうかが確認され(ステップST6)、給水量が最低作動水量W以上であれば(ステップST6で、Yes)、設定された最小能力Dから最大能力E0の範囲で給湯運転が継続される。
給湯運転中、排気温センサ33で検出される排気温度Txがモニタされ、排気温度Txが所定の許容排気温度Ta(例えば、85℃)以上を、所定の判定時間ta(例えば、90秒間)以上示すかどうかが確認される(ステップST8)。
給湯運転中、排気温度Txが許容排気温度Ta以上を、判定時間ta以上示さなければ(ステップST8で、No)、経年劣化による異常は生じていないと考えられるから、使用者が給湯栓を閉栓して水量センサ4で検出される給水量が最低作動水量W未満となるまで、設定された給湯能力の範囲で給湯運転が継続される(ステップST6〜ST8)。
一方、上記初期設定における最小能力Dから最大能力E0の範囲での給湯運転中、排気温度Txが許容排気温度Ta以上を、判定時間ta以上示す場合(ステップST8で、Yes)、同じ給湯能力の範囲で給湯運転を継続すると、排気筒31に高温の燃焼排気が大量に排出される虞がある。このため、現最大能力設定部及び次最大能力設定部に設定されている最大能力Ex,Eyがいずれも、初期設定における最大能力E0から第1補正最大能力E1(例えば、26号)に更新される。そして、制御装置Cは、最大能力Exの制限に対応させて水量サーボ弁2を所定開度に絞り、給湯栓を最大に開栓したときの最大給水量を制限する(ステップST9)。
これにより、同一の給湯設定温度の湯を給湯する場合、制限された給水量と対応させたガス供給量となるように比例電磁弁27の開度が絞られるから、第1補正最大能力E1近傍で給湯運転が実行されても、制限前よりも燃焼量が減少し、排気温度Txを低下させることができる。そして、排気温度Txが許容排気温度Ta以上となった最大能力の制限前の判定時給水温度Tmが記憶される(ステップST10)。
次いで、現最大能力設定部に設定されている最大能力Exを第1補正最大能力E1に制限して給湯運転が継続され、制限後の水量サーボ弁2の開度での給水量が安定する所定の待機時間tb(例えば、30秒間)が経過すると、上記と同様に、水量センサ4で検出される給水量が最低作動水量W以上かどうかを判定する(ステップST11〜ST12)。
給水量が最低作動水量W以上であり(ステップST12で、Yes)、給湯運転が継続している場合、現在の給水温度Tyが、制限前の判定時給水温度Tmから所定の基準要因温度Tb(例えば、5℃)以上低下しているかどうかが判定される(ステップST14)。
現在の給水温度Tyが、排気温度Txが許容排気温度Ta以上であったときの判定時給水温度Tmから基準要因温度Tb以上低下していない場合(ステップST14で、No)、制限前の給水温度と同等の給水温度の水が給水されているから、短時間内での給水温度の温度差は少ないと考えられる。このため、再度、排気温度Txが許容排気温度Ta以上となっているかどうかが確認される(ステップST16)。このとき、排気温度Txが許容排気温度Ta以上を、判定時間ta以上示さなければ(ステップST16で、No)、給水温度は安定しており、また給湯器1の最大能力を第1補正最大能力E1に制限したことにより、排気温度Txを低下させることができたと考えられるから、現最大能力設定部及び次最大能力設定部に設定されている最大能力Ex,Eyはいずれも、第1補正最大能力E1に維持される。そして、給水量が最低作動水量W未満になるか、後述するように再度、排気温度Txが許容排気温度Ta以上となるまで、現最大能力設定部における最大能力Exを第1補正最大能力E1に制限して、給湯運転が継続される。
なお、現在の給水温度Tyが、判定時給水温度Tmから基準要因温度Tb以上低下している場合(ステップST14で、Yes)、排気温度Txが許容排気温度Ta以上であったときから給水温度Tyは大きく低下している。従って、経年劣化による異常が生じていなければ、最大能力の制限を緩和しても、排気温度Txの上昇は少ないと考えられる。しかしながら、一旦、排気温度Txの上昇が確認されている場合、一時的に給水温度Tyが低下している可能性がある。それゆえ、現最大能力設定部における最大能力Exを初期設定における最大能力E0に戻した場合、給水温度Tyが変動すると、排気温度Txの上昇によって最大能力が再度、第1補正最大能力E1に制限され、頻繁な給湯量の変更が生じうる。このため、今回の給湯運転では、制限前後で給水温度の温度差が大きくても、現最大能力設定部における最大能力Exを第1補正最大能力E1に制限して、給湯運転が継続される。
一方、制限前に比べて、変動要因温度である給水温度Tyが大きく低下していれば、次回の給湯運転においては、開始時に最大能力Exを高く設定し、給湯量を増加させる方が使用者の使い勝手がよい。また、最大能力Exの制限を緩和して次回の給湯運転を開始し、排気温度Txが上昇しても、初期設定における最大能力E0から第1補正最大能力E1への変更は1回のみであるから、頻繁に最大能力Exが変更されることもない。このため、制限前後で給水温度の温度差が大きければ、次最大能力設定部における最大能力Eyは、第1補正最大能力E1から初期設定における最大能力E0に更新される(ステップST15)。
現最大能力設定部における最大能力Exを第1補正最大能力E1に制限した給湯運転の継続中、排気温度Txが許容排気温度Ta以上を、判定時間ta以上示す場合(ステップST16で、Yes)、上記と同様に、現最大能力設定部及び次最大能力設定部に設定されている最大能力Ex,Eyがいずれも、第2補正最大能力E2(例えば、24号)に更新される。そして、制御装置Cは、最大能力Exの制限に対応させて水量サーボ弁2を所定開度に絞り、給湯栓を最大に開栓したときの最大給水量をさらに制限する(ステップST17)。また、排気温度Txが許容排気温度Ta以上となった最大能力の制限前の判定時給水温度Tmが記憶される(ステップST18)。
現最大能力設定部における最大能力Exを第2補正最大能力E2に制限した後の制御動作は、排気温度Txが再度、上昇した場合を除いて、上記した第1補正最大能力E1に制限した後のそれと同様であり、給湯運転中の給水温度Tyに関わらず、現最大能力設定部に設定されている最大能力Exは、第2補正最大能力E2に維持される。また、最大能力Exを第2補正最大能力E2に制限した給湯運転中、待機時間tbが経過すると、現在の給水温度Tyが制限前の判定時給水温度Tmから基準要因温度Tb以上低下しているかどうかが判定される。そして、制限前後で給水温度の温度差が小さければ、次最大能力設定部における最大能力Eyは、第2補正最大能力E2に維持される。一方、制限前後で給水温度の温度差が大きければ、次最大能力設定部における最大能力Eyは、第2補正最大能力E2から初期設定における最大能力E0に更新される(ステップST19〜ST24)。
現最大能力設定部における最大能力Exを第2補正最大能力E2に制限した給湯運転の継続中、排気温度Txが再度、許容排気温度Ta以上を、判定時間ta以上示す場合(ステップST24で、Yes)、同一の給湯運転中、複数回、最大能力が低減されているにも関わらず、排気温度が上昇しているから、最大能力の制限だけでは排気温度を低下させることができないと考えられる。このため、制御装置Cは、給湯運転を強制停止させる(ステップST25)。この強制停止処理では、元電磁弁26が閉弁されてガスバーナ19が消火されるとともに、水量サーボ弁2が閉弁される。そして、リモコンRの液晶表示部やスピーカから排気温度エラーが報知される(ステップST26)。これにより、高温の排気温度が長時間、継続して排気筒に排出されるのを防止できるとともに、使用者に異常を認識させることができる。
使用者が運転スイッチをオフ操作して、強制停止以外により今回の給湯運転が終了した後、使用者が次回の給湯運転を開始すると、既述したように、制御装置Cは、前回の給湯運転の終了時に次最大能力設定部に設定されている最大能力Eyを参照して、現最大能力設定部における最大能力Exを設定し、対応する最大給水量となるように水量サーボ弁2の開度を調整して、給湯運転を開始する(ステップST3〜ST5)。これにより、前回の給湯運転の終了から短時間内に給湯運転が再開された場合に、排気温度Txの上昇を抑えることができた最大能力で給湯運転を開始することができる。そして、排気温度Txの変動要因温度である給水温度Tyの変動が小さく、また経年劣化による異常も生じていなければ、排気温度Txは上昇し難いから、最大能力の変更による給湯量の変動を招くことなく、安定して給湯運転を継続させることができる。
以上詳細に説明したように、本実施の形態の燃焼装置によれば、給湯運転中、排気温センサ33で検出される排気温度が許容排気温度以上になれば、給湯器1の最大能力を、現在の最大能力から低燃焼量の補正最大能力に制限して給湯運転を継続させるから、経年劣化による異常が生じていなければ、燃焼排気の排気温度が低下する。これにより、給湯運転を継続しながら、許容排気温度以上の燃焼排気が排気筒31に排出するのを防止できる。
そして、給湯器1の最大能力を補正最大能力に制限した給湯運転中に、給水温センサ5で検出される給水温度が、制限前の給水温度よりも基準要因温度以上低下しているかどうかを判定するから、排気温度の上昇が変動要因温度である給水温度に起因するかどうかを判定できる。これにより、今回の給湯運転における排気温度及び変動要因温度の判定に基づいて、次回の給湯運転の開始時における給湯器の最大能力を設定することができる。
また、給湯器1の最大能力を補正最大能力に制限した給湯運転中、給水温度が制限前の給水温度よりも基準要因温度以上低下していなければ、制限前後で給水温度の温度差は小さい。従って、排気温度が許容排気温度未満になっていれば、排気温度の低下は最大能力の制限によるものであり、制限前の燃焼排気の排気温度の上昇は経年劣化による異常でなく給水温度に起因するものと考えられる。そして、短時間内の給水温度の温度差は小さいから、次回の給湯運転の開始時における最大能力を今回の給湯運転における補正最大能力に制限すれば、補正最大能力近傍で給湯運転が実行されても、正常な給湯運転が行われている限り燃焼排気の排気温度は許容排気温度以上になり難い。これにより、次回の給湯運転において、頻繁な最大能力の変更を防止できるから、給湯量の変動による不便や燃焼装置の故障の誤認を防止できる。
一方、給湯器1の最大能力を補正最大能力に制限した給湯運転中、給水温度が制限前の給水温度よりも基準要因温度以上低下していれば、制限前後で給水温度の温度差が大きい。従って、排気温度が許容排気温度未満となっている場合、制限前の排気温度の上昇は給水温度の変動に起因するものと考えられる。それゆえ、次回の給湯運転における給湯器1の最大能力を今回の給湯運転で設定された補正最大能力よりも高燃焼量の初期設定における最大能力に設定することにより、給湯能力の制限の少ない範囲で給湯運転を実行することができる。なお、本実施の形態のように、最大能力を複数段階で低減させる場合、最大能力の変更の可能性を低減するために、次回の給湯運転における最大能力を、初期設定における最大能力でなく、今回の給湯運転における補正最大能力よりも高燃焼量の補正最大能力に設定してもよい。
なお、給湯器1の最大能力を補正最大能力に制限した給湯運転中、排気温度が許容排気温度未満であれば、今回の給湯運転における最大能力の制限を緩和することも考えられる。特に、制限前後で給水温度の温度差が大きければ、排気温度が上昇する可能性も少ない。しかしながら、上記実施の形態の燃焼装置によれば、一旦、燃焼排気の排気温度が許容排気温度以上となって最大能力が補正最大能力に制限されると、今回の給湯運転では給水温度に関わらず給湯器1の最大能力が補正最大能力に制限されるから、一時的な給水温度の変動があっても、排気温度が許容排気温度以上になり難い。これにより。同一の給湯運転における最大能力の頻繁な変更を確実に防止できる。そして、給湯器1の最大能力を補正最大能力に制限しても、排気温度が許容排気温度以上になれば、給湯運転が強制停止されるから、高い安全性を確保できる。
(その他の実施の形態)
(1)上記実施の形態では、最大能力の制限前後で給湯温度の維持を優先させるため、排気温度が許容排気温度以上となった場合、給湯設定温度の湯が給湯されるように給水量を制限して、最大能力が制限されるが、給水量を制限することなく、ガス供給量のみを制限して、最大能力を制限してもよい。ただし、給湯設定温度よりも余りに低温の湯が給湯されると、使用者の違和感が大きくなる。このため、好ましくは、給水量を制限することにより、最大能力が制限される。
(2)上記実施の形態では、給水管に設けた水量サーボ弁で給水量を制限することにより最大能力を制限しているが、給水量を制限する方法は特に限定されない。例えば、給湯管に水量サーボ弁を設けて給水量を制限してもよい。
(3)上記実施の形態では、2段階の補正最大能力が設定されているが、単一の補正最大能力が設定されていてもよいし、3段階以上の補正最大能力が設定されていてもよい。また、複数の補正最大能力を設定する場合、低減量は各段階で異なっていてもよい。
(4)上記実施の形態では、変動要因温度として給水温度が用いられているが、排気温度を変動させる外気温等の他の変動要因温度を用いてもよいし、2以上の変動要因温度を用いてもよい。ただし、既述したように、給水温度は給湯能力を直接、決定するものであり、また排気温度の変動に大きく影響するため、少なくとも給水温度を含む変動要因温度が好ましく用いられる。
(5)上記実施の形態では、制限前の変動要因温度として排気温度を判定するときの変動要因温度が用いられているが、制限前の変動要因温度であれば、給湯運転開始時の変動要因温度や所定時間内の変動要因温度の平均値が用いられてもよい。
(6)上記実施の形態では、給水温センサから直接、給水温度を検出しているが、流量、熱交換部の熱効率、燃焼量、及び給湯温センサで検出される給湯温度から逆算して給水温度を検出してもよい。この場合、給湯温センサが、変動要因温度検出部として機能する。
(7)上記実施の形態では、強制給排気式の燃焼装置が用いられているが、強制排気式(FE式)の燃焼装置であってもよい。
1 給湯器
3 給水温センサ(変動要因温度検出部)
10 燃焼室(燃焼部)
11 顕熱熱交換室(熱交換部)
12 潜熱熱交換室(熱交換部)
31 排気筒
33 排気温センサ(排気温度検出部)
C 制御装置(制御部)

Claims (5)

  1. 燃料を燃焼させて燃焼排気を発生させる燃焼部、及び燃焼部で発生させた燃焼排気により給水された水を加熱する熱交換部を有する給湯器と、
    給湯器の排気側に接続された排気筒と、
    給湯器から排気筒に排出される燃焼排気の排気温度を検出する排気温度検出部と、
    給水温度、外気温等の排気温度を変動させる変動要因温度を検出する変動要因温度検出部と、
    給湯器の給湯運転を制御する制御部と、を有し、
    制御部は、給湯運転中に排気温度検出部で検出される排気温度が所定の許容排気温度以上となった場合、給湯器の最大能力を、現在の最大能力より低燃焼量の補正最大能力に制限して、給湯運転を継続し、
    給湯器の最大能力を補正最大能力に制限した給湯運転の継続中に、変動要因温度検出部で検出される変動要因温度が制限前の変動要因温度から所定の基準要因温度以上低下しているかどうかを判定して、次回の給湯運転の開始時における給湯器の最大能力を設定する燃焼装置。
  2. 請求項1に記載の燃焼装置であって、
    制御部は、給湯器の最大能力を補正最大能力に制限した給湯運転の継続中に、変動要因温度検出部で検出される変動要因温度が制限前の変動要因温度から基準要因温度以上低下しておらず、且つ排気温度検出部で検出される排気温度が許容排気温度未満である場合、次回の給湯運転の開始時における給湯器の最大能力を今回の給湯運転における補正最大能力に設定する燃焼装置。
  3. 請求項1または2に記載の燃焼装置であって、
    制御部は、給湯器の最大能力を補正最大能力に制限した給湯運転の継続中に、変動要因温度検出部で検出される変動要因温度が制限前の変動要因温度から基準要因温度以上低下しており、且つ排気温度検出部で検出される排気温度が許容排気温度未満である場合、次回の給湯運転の開始時における給湯器の最大能力を今回の給湯運転における補正最大能力より高燃焼量の補正最大能力または初期設定における最大能力に設定する燃焼装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃焼装置であって、
    制御部は、給湯器の最大能力を補正最大能力に制限した給湯運転の継続中に、排気温度検出部で検出される排気温度が許容排気温度未満となっても、今回の給湯運転における給湯器の最大能力を補正最大能力に制限する燃焼装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の燃焼装置であって、
    制御部は、給湯運転中、給湯器の最大能力を補正最大能力に制限した後、排気温度検出部で検出される排気温度が許容排気温度以上となった場合、給湯運転を停止する燃焼装置。
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