JPH07174436A - 河川水利用熱回収システム - Google Patents

河川水利用熱回収システム

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JPH07174436A
JPH07174436A JP31783393A JP31783393A JPH07174436A JP H07174436 A JPH07174436 A JP H07174436A JP 31783393 A JP31783393 A JP 31783393A JP 31783393 A JP31783393 A JP 31783393A JP H07174436 A JPH07174436 A JP H07174436A
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JP
Japan
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water
intake
heat
valve
flow rate
Prior art date
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Pending
Application number
JP31783393A
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English (en)
Inventor
Yoshimi Seya
慶身 瀬谷
Hideyuki Shin
英之 新
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
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Publication of JPH07174436A publication Critical patent/JPH07174436A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷・暖房混在時の冷房排熱の活用が可能にし
かつ河川水取水量を低減し省エネを図る。 【構成】 河川水を汲み上げる複数台の取水ポンプを有
する取水系3、21〜24、該取水系に共通に接続され
循環ポンプを有する複数の熱交換系2、4、5、取水系
側で取水温度と放水温度とを検出して温度差が所定の範
囲を外れた場合に河川水を取水側から放水側へバイパス
調整する第1のバルブ調整手段13〜16、熱交換系側
で入口温度と出口温度とを検出して温度差が所定の範囲
内になるように循環水量をバイパス調整する第2のバル
ブ手段6〜10、及び第1のバルブ調整手段と第2のバ
ルブ調整手段との間で圧力を検出すると共に各熱交換系
の流量を検出して取水系の取水ポンプの運転台数と取水
流量を制御する制御手段1、11を備え、冷・暖房混在
時の熱交換系で相互に冷房排熱を活用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、取水ポンプを使って河
川水を汲み上げて熱交換系に送り、ヒートポンプの熱源
として利用すると共に熱回収を行い温度差を所定内に調
整して放水する河川水利用熱回収システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図2は河川水利用熱回収システムの従来
例を示す図であり、31は制御盤、32、32′は熱交
換器、33、33′は流量計、34、34′はバルブ、
35はインバータ、36は圧力計、37は取水設備を示
す。
【0003】河川水の持つ熱エネルギーを回収し利用す
るシステムとして、河川水熱源を併用した密閉式ヒート
ポンプシステムがある。その従来の構成例を示したのが
図2であり、制御盤31は、各熱交換器32、32′に
おける流量計33、33′の流量計測値と圧力計36の
圧力計測値とを取り込み、河川水ポンプを有する取水設
備37の運転台数を制御すると共に、インバータ35に
より各取水設備37からの取水流量を制御する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来例の
河川水利用熱回収システムでは、河川水ポンプの1系統
で河川水を供給する場合、各熱交換器32、32′に並
列に河川水が導入される。そのため、河川水系は、各ヒ
ートポンプの運転台数により河川水ポンプ流量が段階的
な変化するだけで、定流量に近くなる。また、ヒートポ
ンプが一方は冷房、他方は暖房のような冷・暖房混在時
には、河川への放水温度が成り行きなり冷房負荷と暖房
負荷に応じて変動する。しかし、環境アセスメント等
で、河川水利用熱回収システムでは、河川からの取水温
度と放水温度との差が一定の範囲内に制限されており、
制限温度内になる最小河川水量とするのが省エネルギー
の観点からは望ましい。
【0005】本発明は、上記の課題を解決するものであ
って、冷・暖房混在時の排熱の活用が可能で省エネを図
った河川水利用熱回収システムを提供することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、取
水ポンプを使い河川水を汲み上げて熱交換系に送り、ヒ
ートポンプの熱源として利用すると共に熱回収を行い温
度差を所定内に調整して放水する河川水利用熱回収シス
テムであって、河川水を汲み上げる複数台の取水ポンプ
を有する取水系、該取水系に共通に接続され循環ポンプ
を有する複数の熱交換系、取水系側で取水温度と放水温
度とを検出して温度差が所定の範囲を外れた場合に河川
水を取水側から放水側へバイパス調整する第1のバルブ
調整手段、熱交換系側で入口温度と出口温度とを検出し
て温度差が所定の範囲内になるように循環水量をバイパ
ス調整する第2のバルブ手段、及び第1のバルブ調整手
段と第2のバルブ調整手段との間で圧力を検出すると共
に各熱交換系の流量を検出して取水系の取水ポンプの運
転台数と取水流量を制御する制御手段を備えたことを特
徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明の河川水利用熱回収システムでは、河川
水を汲み上げる複数台の取水ポンプを有する取水系、該
取水系に共通に接続され循環ポンプを有する複数の熱交
換系、取水系側で取水温度と放水温度とを検出して温度
差が所定の範囲を外れた場合に河川水を取水側から放水
側へバイパス調整する第1のバルブ調整手段、熱交換系
側で入口温度と出口温度とを検出して温度差が所定の範
囲内になるように循環水量をバイパス調整する第2のバ
ルブ手段、及び第1のバルブ調整手段と第2のバルブ調
整手段との間で圧力を検出すると共に各熱交換系の流量
を検出して取水系の取水ポンプの運転台数と取水流量を
制御する制御手段を備えたので、冷・暖房混在時の熱交
換系で相互に排熱の活用が可能になり、省エネを図るこ
とができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は本発明に係る河川水利用熱回収システム
の1実施例を示す図であり、1は制御盤、2、2′は熱
交換器、3は流量計、4、4′、24はポンプ、5〜
7、、14、21、22はバルブ、8、13は調節器、
9、10、15、16は温度計、11はインバータ、1
2は圧力計、23は逆止弁を示す。
【0009】図1において、熱交換器2、2′は、図示
しないが冷・暖房のための冷水や温水、冷温水をつくる
ヒートポンプと一対のものである。熱交換器2、2′に
流れるそれぞれの河川水の流量を確保するのがポンプ
4、4′である。バルブ5、5′は、ヒートポンプと一
対の熱交換器2、2′を使用する場合に開き、使用しな
い場合には閉じるものであり、ポンプ4の起動、停止時
には全閉して起動、停止を行うことによりウォーターハ
ンマーを防ぐようにしている。これら複数の熱交換系が
取水系に共通に接続されている。
【0010】温度計9は、熱交換器2、2′のそれぞれ
の熱交換系に分岐する前の入口温度を計測し、温度計1
0は、その出口温度を計測するものであり、バルブ6
は、出口流量を調節し、バルブ7は、それら入口、出口
間でのバイパス流量を調節するものである。調節器8
は、温度計9、10により計測した入口と出口の温度計
測値を入力して、その温度差が所定の範囲に入るように
バルブ6、7の開度を調節するものである。バルブ6、
7は、一方が開度を大きくする場合には、他方の開度を
小さくするというように開閉を逆にする。例えば温度差
が所定の範囲を越え開閉を調整する場合には、バルブ6
の開度を大きくしてバルブ7の開度を小さくし、熱交換
器2、2′の系で循環する流量を多くすることによっ
て、河川の取水量を少なくする。これらは、熱交換器側
で入口温度と出口温度とを検出して温度差が所定の範囲
内になるように循環水量をバイパス調整するものであ
る。
【0011】また、温度計15は、河川水ピット側の取
水温度を計測し、温度計16は、その放水温度を計測す
るものであり、バルブ14は、それら取水口と放水口と
の間にバイパス流量を発生させるものであり、調節器1
3は、温度計15、16により計測した取水口と放水口
の温度計測値を入力して、その温度差が所定の範囲を外
れた時にバルブ14の開度を調節するものである。これ
らは、取水系側で取水温度と放水温度とを検出して温度
差が所定の範囲外にならないように河川水を取水側から
放水側へバイパス調整するものである。
【0012】河川水ピット側には、手動のバルブ21と
制御バルブ22と逆止弁23とポンプ24からなる取水
設備が複数台用意され、制御盤1によって計測値に応じ
て制御バルブ22の開閉、ポンプ24の起動、停止、取
水流量が制御される。ポンプ24もポンプ吐出弁として
バルブ22を使い、ポンプ4と同様に全閉起動、全閉停
止を行うことによってウォーターハンマーを防止する。
これらにより河川水を汲み上げる複数台の取水ポンプを
有する取水系を構成している。
【0013】制御盤1は、流量計3による流量計測値と
圧力計12による圧力計測値から河川水ピット中のポン
プ24の台数とインバータによる流量制御を行うもので
ある。インバータ11は、制御盤1からの信号によりポ
ンプ24へ送る電流の周波数を変換し、ポンプによる取
水流量を制御するものである。
【0014】次に、全体の動作を説明する。まず、ヒー
トポンプと一対の熱交換器2を冷房運転で使用する場
合、バルブ5を全閉にしてポンプ4を起動した後、バル
ブ5を徐々に開くと同時に取水設備のいつも開いてお
り、メンテナンスの時に閉める制御バルブ22を開けて
ポンプ24も起動する。制御盤1では、流量計3による
流量計測値と圧力計12による圧力計測値からインバー
タ11の周波数を制御してポンプ24の取水流量を調整
する。この運転中において、調節器8は、冷房負荷が減
じて排熱量が少なくなり温度計9、10により計測した
入口と出口の温度差が所定の範囲を下回ると、バルブ
6、7の開度を調整することによって熱交換器側の循環
水量を増す。この結果、圧力計12により計測した圧力
計測値が高くなるので、制御盤1は、インバータ11の
周波数を調整してポンプ24による取水流量を抑えるよ
うに制御する。同様に、調節器13は、温度計15、1
6により計測した取水口と放水口の温度差が所定の範囲
を越えると、バルブ14の開度を調節することによって
取水口と放水口の温度差を所定の範囲に抑える。
【0015】さらに、熱交換器2′も冷房運転で運転す
ると、制御盤1は、取水設備側もそれに見合った取水量
を確保するように運転台数、ポンプ24の流量を制御す
る。また、熱交換器2′を暖房運転にすると、冷房の排
熱を暖房に利用することができ、かつ河川水量を抑える
ことができる。このような運転は、特に大規模のビルや
病院等において冬期に行われる。つまり、全体として暖
房をしながら大型コンピュータを導入した部屋や電源設
備等を設置した部屋等の大きな発熱源があるフロア、手
術室等では、冷房が必要になる。
【0016】このように熱交換器側と河川水ピット側に
それぞれバイパス流量の調整用にバルブを設けることに
よって、冷房・暖房混在時に取水温度と放水温度との差
を所定の範囲内に抑えながら、熱交換器側で冷房排熱を
回収して取水側で河川水量を減少させポンプ動力を低減
させることができる。すなわち、熱交換器側では、冷房
排熱量が多くなると、交換器側でのバイパス循環を多く
して排熱量の暖房側への活用を図り、また、河川側でも
河川水取水量の低減とポンプ動力の低減を図ることがで
きる。
【0017】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
るものではなく、種々の変形が可能である。例えば上記
の実施例では、取水口と熱交換器の入口の温度を計測す
るのにそれぞれ温度計を設けたが、これらはバルブの開
度調節によっても影響されず同じ温度が計測されるの
で、共用してもよいことはいうまでもない。また、取水
設備や熱交換器を2系統で構成する例を示したが、さら
に系統を増やしても同様に適用可能である。さらに、6
〜10の第2のバルブ手段で河川からの取水温度と放水
温度との差が一定の範囲内に十分制御できると考えられ
る場合には、13〜16の第1のバルブ手段を省略する
こともできる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、熱交換器側でバイパス調整のバルブを設けて
各熱交換器に分岐配管しているので、冷・暖房混在運転
時に排熱の回収利用を図ることができ、省エネを図るこ
とができる。さらに、河川水量も複数台のポンプを設け
て台数制御とインバータ制御により調整するので、容易
に河川水取水量の低減とポンプ動力の低減を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る河川水利用熱回収システムの1
実施例を示す図である。
【図2】 河川水利用熱回収システムの従来例を示す図
である。
【符号の説明】
1…制御盤、2、2′…熱交換器、3、3′…流量計、
4、4′、24…ポンプ、5〜7、、14、21、22
…バルブ、8、13…調節器、9、10、15、16…
温度計、11…インバータ、12…圧力計、23…逆止

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取水ポンプを使い河川水を汲み上げて熱
    交換系に送り、ヒートポンプの熱源として利用すると共
    に熱回収を行い温度差を所定内に調整して放水する河川
    水利用熱回収システムであって、河川水を汲み上げる複
    数台の取水ポンプを有する取水系、該取水系に共通に接
    続され循環ポンプを有する複数の熱交換系、取水系側で
    取水温度と放水温度とを検出して温度差が所定の範囲を
    外れた場合に河川水を取水側から放水側へバイパス調整
    する第1のバルブ調整手段、熱交換系側で入口温度と出
    口温度とを検出して温度差が所定の範囲内になるように
    循環水量をバイパス調整する第2のバルブ手段、及び第
    1のバルブ調整手段と第2のバルブ調整手段との間で圧
    力を検出すると共に各熱交換系の流量を検出して取水系
    の取水ポンプの運転台数と取水流量を制御する制御手段
    を備えたことを特徴とする河川水利用熱回収システム。
JP31783393A 1993-12-17 1993-12-17 河川水利用熱回収システム Pending JPH07174436A (ja)

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JP31783393A JPH07174436A (ja) 1993-12-17 1993-12-17 河川水利用熱回収システム

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JP (1) JPH07174436A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006292313A (ja) * 2005-04-13 2006-10-26 Nippon Steel Engineering Co Ltd 地中熱利用装置
CN105201806A (zh) * 2015-10-13 2015-12-30 珠海格力电器股份有限公司 一种热回收水泵控制方法及系统
JP2019174025A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 ゼネラルヒートポンプ工業株式会社 地下水利用システム
CN113375370A (zh) * 2021-07-22 2021-09-10 青岛腾远设计事务所有限公司 一种水源热泵系统及其运行控制方法

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