JPH072476U - 合糸機 - Google Patents

合糸機

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JPH072476U
JPH072476U JP036411U JP3641193U JPH072476U JP H072476 U JPH072476 U JP H072476U JP 036411 U JP036411 U JP 036411U JP 3641193 U JP3641193 U JP 3641193U JP H072476 U JPH072476 U JP H072476U
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yarn
roller
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ceramic
winding
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貞一 村瀬
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貞一 村瀬
村瀬 幸子
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溝付きドラムにより合糸を巻取る際における
分れ巻きの発生を防止する。 【構成】 巻取りパツケージを回転駆動し該巻取りパツ
ケージに供給される合糸15をトラバース移動させる溝
付きドラムをそなえた合糸機において、溝付きドラムに
至る合糸15をガイドする支点ガイド20を、ころがり
軸受で回転自在に支持されたつば付きのセラミツクロー
ラ21で構成するとともに、このセラミツクローラの中
心軸線26を、該ローラへの給糸経路に対して傾斜させ
て、該ローラへ給糸される合糸15がつば部25に摺接
したのち細径部24に巻掛けられるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、単糸を複数本合せて合糸として巻取る合糸機に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に合糸機としては、巻取りパツケージを回転駆動し該巻取りパツケージに 供給される合糸をトラバース移動させる溝付きドラムを、合糸の巻取装置として そなえたものが広く用いられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが上記の合糸機によつて、たとえばナイロンやポリエステルその他の化 学繊維から成る長繊維の単糸と、羊毛や綿などの短繊維の単糸とを合糸する場合 に、前者がオーバーフイードされて糸割れが生じやすく、この糸分れ部が溝付き ドラムのトラバース溝の交差部に至ると逆方向の螺旋溝中に進入して、いわゆる 分れ巻きが多発するという問題点があつた。
【0004】 上記のオーバーフイード現象は、考案者の研究によると、次のような原因によ るものと推察される。すなわち一般に合糸機では、合糸をガイドするガイドロー ラとしてクロムメツキした金属ローラが使用されているが、図5に示すように、 この金属ローラ51に、長繊維の単糸1aと短繊維の単糸1bとを合糸部52で 集束した合糸15が巻掛けられて通過する際に、金属ローラ51との摩擦、接触 、分離等によつて発生する静電気により、長繊維の単糸1aの方が金属ローラ5 1の表面に吸着されやすく、また金属ローラ51の滑らかすぎる表面部に単糸1 aが一時的に張付いた状態となつたのち引出側で剥離することになるため、長繊 維の単糸1aがたるんだオーバーフイード状態となるものと思われる。
【0005】 そこで考案者は上記従来の問題点を解決するために、カイドローラ部における 合糸の挙動について種々研究を重ねた結果、この考案を完成するに至つたもので あり、この考案は、溝付きドラムにより合糸を巻取る際における分れ巻きの発生 を防止できる合糸機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成するために、この考案の合糸機は、巻取りパツケージを回転駆動 し該巻取りパッケージに供給される合糸をトラバース移動させる溝付きドラムを そなえた合糸機において、前記溝付きドラムに至る合糸をガイドする支点ガイド を、ころがり軸受で回転自在に支持されたつば付きのセラミツクローラで構成す るとともに、このセラミツクローラの中心軸線を該ローラへの給糸経路に対して 傾斜させて、該ローラに給糸される合糸が該ローラのつば部に摺接した後該ロー ラの細径部に巻掛けられるようにしたことを特徴とする。
【0007】 この考案において、セラミツクローラを構成するセラミツクス材料としては、 アルミナ、ジルコニア、チタニアその他の各種のセラミツクスを使用できるが、 特にセラミツクローラをたとえば電導性チタニア磁器などの導電性を有する導電 性セラミツクスで構成するとともに、該ローラを軸受を介して合糸機のフレーム に接地するとよい。
【0008】
【作用】
この考案の合糸機においては、溝付きドラムに至る合糸をガイドする支点ガイ ドが、ころがり軸受で回転自在に支持したセラミツクローラから成るので、化学 繊維製の長繊維の単糸と羊毛や綿などの短繊維の単糸とを合せた合糸を巻掛けて 溝付きドラムに給糸する際にも、セラミツクローラは低トルクで回転し各単糸と の摩擦が低減化されるうえ、両単糸とも静電気の帯電量は小さく、またセラミツ ク表面は多孔質状で長繊維の単糸が張付くことも少ないので、長繊維の単糸のオ ーバーフイードは生じにくく、従つて溝付きドラム部での分れ巻きも発生しにく い。
【0009】 またセラミツクローラに給糸される合糸は、該ローラのつば部(詳しくはつば 部の内側面)に摺接したのち細径部に走入して巻掛けられるため、回転中の前記 つば部との摺接により合糸には仮撚りがかかり、短繊維の単糸の毛羽が長繊維の 単糸に絡み合い、合糸は一体化するため、溝付きドラム部での分れ巻きが一層確 実に防止される。
【0010】 またセラミツクローラを導電性セラミツクで構成し、ころがり軸受を介して合 糸機のフレームに接地すれば、該ローラ部に発生する静電気による帯電量は減少 し、静電気に起因するオーバーフイード現象が防止されるので、分れ巻きがさら に少なくなる。
【0011】
【実施例】
以下図1および図2によりこの考案の一実施例を説明する。図中、1a及び1 bは給糸パツケージ2a,2bから引出された単糸、3はこれらの単糸に張力を 与えるテンサー、4および5は下部ガイドローラ、6は上部ガイドローラである 。また7はスプリング加圧デイスク式のテンサー、8はヤーンカツターで、いず れも上部ガイドローラ6を軸支するブラケツト9に取付けてある。なおテンサー 3の出側に設ける糸切れ検出装置の図示は省略してある。
【0012】 また11は図示しない駆動機構により回転駆動される溝付きドラムで、その表 面部に無端螺旋状のトラバース溝12が刻設されている。13は図示しないクレ ードルアームによつて溝付きドラム11上に押圧され、該ドラムによつて回転駆 動される巻取パツケージである。
【0013】 20はテンサー7部から給糸される合糸15を巻掛けて溝付きドラム11へ給 糸する支点ガイドで、アルミナ製のセラミツクローラ21を、図示しないころが り軸受(この実施例ではボールベアリング)によつて鋼製の支軸22に回転自在 に支持し、この支軸22を、合糸機のフレーム16に立設固着した鋼板製のブラ ケツト23に取り付けて成る。
【0014】 セラミツクローラ21は細径部24につば部25を連設した糸巻状を呈し、図 2に示すようにその中心軸線26をテンサー7から給糸される合糸15の給糸経 路(その延長線を鎖線17で示す)に対して直交させずに傾斜させて、合糸15 がつば部25の内側面25aに摺接した後細径部24に巻付くように配置してあ る。
【0015】 またセラミツクローラ21から走出する合糸15は、前記溝付きドラム11の トラバース溝12内に係合し、ドラム回転中にこのトラバース溝12によって左 右方向にトラバースされ矢印R方向に一定の角度で揺動する合糸15の支点とし て、支点ガイド20が機能するものである。なおこの実施例では下部ガイドロー ラ4、5および上部ガイドローラ6も、アルミナにより構成してある。
【0016】 上記構成の合糸機30においては、テンサー3により張力調整された各単糸1 a,1bは、上部ガイドローラ6を通過後、テンサー7部において集束合糸され 、合糸15として支点ガイド20のセラミツクローラ21に走入するが、このと き合糸15はつば部25の内側面25aに摺接して仮撚りされ、細径部24上か ら溝付きドラム11に給糸され、巻取りパツケージ13に巻取られる。
【0017】 このとき合糸15が巻掛けられるのは、セラミツクス製のセラミツクローラ2 1であるため、合糸15とローラの間の摩擦は小さく、かつ静電気の発生も少な く、さらにローラ表面は多孔質で滑らかすぎることもないので、長繊維の単糸1 aがセラミツクローラ21に張付いて短繊維の単糸1bに対してオーバーフイー ドを生じることがない。さらに合糸15は回転中のつば部25の内側面25aに 摺接して仮撚りがかかるため、両単糸1a,1bは一体化した良好な合糸状態で 溝付きドラム11のトラバース溝12部に走入係合し、分れ巻きは殆ど発生する ことがないのである。
【0018】 なおこの実施例では、下部ガイドローラ4、5および上部ガイドローラ6もセ ラミツク製としたので、たとえば糸切れ時におけるこれらローラへの単糸1aの 巻付きなどを防止できるという長所を有するものである。
【0019】 次に図3および図4はこの考案の他の実施例を示し、前記の上部ガイドローラ 6を有しない形式の合糸機40にこの考案を適用した例を示すものである。図中 、図1と同一または相当部分には、同一符号を付してある。
【0020】 この実施例ではテンサー3を通過した単糸1aおよび1bは、ヤーンカツター 8のガイド溝部8aにおいて集束合糸され、支点ガイド20を経て溝付きドラム 11部へ給糸される。支点ガイド20のセラミツクローラ41はV溝状のガイド 溝42を有し、ヤーンカツター8から給糸される合糸15は、セラミツクローラ 41のつば部43の内側面43aに摺接したのち、V溝底である細径部44に巻 掛けられている。そして上記摺接により合糸15には仮撚りがかけられる。なお セラミクツクローラ41は玉軸受により支軸22に回転自在に支持されている点 は、前記実施例と同様である。
【0021】 細径部44通過後の合糸15は、トラバース溝12による矢印Rで示す揺動に より、他側のつば部45の内側面45aに摺接してさらに仮撚りをかけられ(つ ば部45側へ揺動したとき)あるいはこの仮撚りをかけられることなく(つば部 45から離間する側へ揺動したとき)、溝付きドラム11へ給糸されるものであ る。そしてこれらの仮撚りによる合糸15の一体化作用、およびセラミツクロー ラ41による長繊維の単糸1aのオーバーフイード防止作用は、前記実施例と同 様である。
【0022】 この考案は上記各実施例に限定されるものではなく、たとえば単糸1a,1b の合糸は、図1における上部ガイドローラ6部においておこなうなどしてもよく も、この場合はこの合糸専用の上部ガイドローラ6も、セラミツク製とし、ある いはさらに導電性セラミツク製としてフレーム16に接地する構成とするのがよ く、これによつて合糸時の単糸1aのオーバーフイードが防止できる。
【0023】 また以上は、長繊維の単糸と短繊維の単糸の合糸について説明したが、これ以 外の組合せによる単糸の合糸や、3本以上の単糸の合糸を行なう合糸機にも、こ の考案は適用できるものである。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したようにこの考案によれば、支点ガイドを構成するセラミツクロー ラ部における静電気およびローラとの張り付きに起因する単糸のオーバーフイー ドが防止されるとともに、セラミツクローラのつば部との摺接により仮撚りがか けられるので、合糸は良好な一体状態で溝付きドラムに給糸され、該溝付きドラ ム部における分れ巻きを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す合糸機の要部斜視図
である。
【図2】図1における支点ガイド部の正面図である。
【図3】この考案の他の実施例を示す合糸機の要部斜視
図である。
【図4】図3における支点ガイド部の平面図である。
【図5】従来の金属ローラ部におけるオーバーフイード
現象を説明するための略示正面図である。
【符号の説明】
1a…単糸、1b…単糸、7…テンサー、11…溝付き
ドラム、12…トラバース溝、13…巻取りパツケー
ジ、15…合糸、16…フレーム、20…支点ガイド、
21…セラミツクローラ、22…支軸、23…ブラケツ
ト、24…細径部、25…つば部、25a…内側面、2
6…中心軸線、30…合糸機、40…合糸機、41…セ
ラミツクローラ、43…つば部、43a…内側面、44
…細径部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻取りパツケージを回転駆動し該巻取り
    パッケージに供給される合糸をトラバース移動させる溝
    付きドラムをそなえた合糸機において、前記溝付きドラ
    ムに至る合糸をガイドする支点ガイドを、ころがり軸受
    で回転自在に支持されたつば付きのセラミツクローラで
    構成するとともに、このセラミツクローラの中心軸線を
    該ローラへの給糸経路に対して傾斜させて、該ローラに
    給糸される合糸が該ローラのつば部に摺接した後該ロー
    ラの細径部に巻掛けられるようにしたことを特徴とする
    合糸機。
  2. 【請求項2】 セラミツクローラが導電性セラミツクか
    ら成り、該ローラをころがり軸受を介して合糸機のフレ
    ームに接地してある請求項1記載の合糸機。
JP3641193U 1993-06-07 1993-06-07 合糸機 Expired - Lifetime JP2548367Y2 (ja)

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JP3641193U JP2548367Y2 (ja) 1993-06-07 1993-06-07 合糸機
ES94304073T ES2120572T3 (es) 1993-06-07 1994-06-07 Una maquina de hilar.
KR1019940012730A KR100212934B1 (ko) 1993-06-07 1994-06-07 합사기
AT94304073T ATE170821T1 (de) 1993-06-07 1994-06-07 Aufwickelmaschine für garne
EP94304073A EP0628508B1 (en) 1993-06-07 1994-06-07 A yarning machine
DE69413126T DE69413126T2 (de) 1993-06-07 1994-06-07 Aufwickelmaschine für Garne
SI9430176T SI0628508T1 (en) 1993-06-07 1994-06-07 A yarning machine
CN94108868A CN1040525C (zh) 1993-06-07 1994-06-07 一种纱线卷绕机

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109505083A (zh) * 2019-01-11 2019-03-22 广东溢达纺织有限公司 取纱样装置、浆纱系统及取纱样方法
KR102090322B1 (ko) * 2018-10-30 2020-03-17 (주)대동정공 중공사 합사장치

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