JPH07247068A - エレベータの乗場位置表示器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】エレベータ乗場の出入口の幕板に取付けた到着
灯の保守点検のため、乗場戸を高くする必要があり、戸
が高価なものとなっている。乗場戸を高くせずに、取付
出来る表示器を得ることである。 【構成】表示器を表示部とランプ部に分割して夫々の箱
に収納して、点検口より斜めにして入れ込んで取付出来
るようにする。これにより乗場戸を低くすることが出来
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はエレベータ乗場に設ける
かごの位置等を表示する乗場位置表示器に関する。

【０００２】

【従来の技術】エレベータ乗場出入口の幕板に取付け、
エレベータかごの到着、方向等を表示する従来の乗場位
置表示器のうち到着予報装置について図３、図４を参照
して説明する。

【０００３】乗場出入口の幕板にかごの到着予報を表示
をするかご到着予報装置は、幕板に表示が出され、幕板
の裏面に表示部とランプを収納した照光部などからなる
装置箱が設けられている。

【０００４】到着予報灯１は、エレベータ乗場出入口の
上方の幕板２の穴３に表示部４を昇降路側より点検口蓋
５を外し、幕板２に設けた溶接ねじ６へ表示部４とラン
プ７を収納する装置箱８Ａに設けた穴９を介してねじ１
０で幕板２に取付けている。また、装置箱８Ａには、ラ
ンプ７を固定したカバー１２をねじ１３で取付る構造と
なっている。

【０００５】このような到着予報装置の幕板裏面にへの
組込み、或いは保守点検のための取付け取外しを容易に
出来るようにするため、乗場戸は装置箱を避けて、装置
箱の位置より更に上部から吊り下げている。装置箱の保
守・点検は、乗場戸を開け、かごを他の場所に移動させ
ておいて、幕板部分の点検口蓋５を開けて装置箱を点検
している。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】従来の装置の場合は、
装置箱８Ａを幕板２に取付けるため、点検口１１は装置
箱８Ａより大きく開け、かつ、乗場戸１４の高さを表示
装置箱８Ａの高さより高くしておき、乗場戸４を開け、
エレベータを途中階で止めて、装置箱８Ａの取付け及び
ランプ７の点検を実施している。

【０００７】乗場戸１４が必要以上に大きくなり、戸の
動作がしずらくなり、かつ各階床に大きくて高価な乗場
戸１４を設置することとなっていた。また、表示部４を
幕板２に設けず、出入口の横に設ける場合でも、乗場戸
を吊るすレール１５が障害物となり表示部４の取付け高
さが非常に低くなるので見ずらくなっていた。

【０００８】以上のことを鑑み、本発明は表示部４及び
ランプ７等よりなる照光部を収納する箱を別々に分割す
ることにより、乗場戸１４を高くせずに点検口１１より
取付け可能とした乗場表示器を提供することを目的とす
る。

【０００９】

【課題を解決するための手段】表示部４を収納する表示
箱８Ｂ、及びランプ７を収納する照光箱８Ｃに２分割し
たものを取付ける。点検口は従来のものより小さくす
る。

【００１０】

【作用】装置箱を２分割したので、小さい点検口からで
も各箱ごとに斜めにして順番に入れて、２個の箱を内部
で一体に組み立てて取付けが出来る。

【００１１】

【実施例】本発明を図１〜図３に示す乗場到着予報灯の
実施例に基づいて説明する。

【００１２】表示部４を、表示箱８Ｂの穴１６に溶接し
たスタッドねじ１８により固定する。この表示箱８Ｂを
点検口より斜めにして入れて、幕板２の穴３に固定す
る。

【００１３】一方、ランプ７とソケット２０を穴２１を
介してねじ２２で照光箱８Ｃに固定して照光箱を形成す
る。この照光箱８Ｃを点検口１１より斜めにして入れ、
表示箱穴８Ｂに幕板２に対して直列に連結に配置してね
じ１３で固定して到着予報灯を構成する。

【００１４】このように、点検口１１の上側より、箱８
Ｂや８Ｃの上側が幕板２に取付けたとき、高くなる大き
さでも、表示箱８Ｂを斜めにして先に幕板２へ取付け、
さらにランプ７が収納されている照光箱８Ｃをそのあと
に、斜めにして点検口１１より入れ取付けることができ
る。

【００１５】この結果、点検口１１より箱８Ｂ，８Ｃが
大きくても、箱を斜めにして収納取付け可能であるの
で、点検口１１の大きさを従来より小さくでき、従って
乗場戸１４の高さを、従来よりも大きくすることを必要
としないで済むことになる。

【００１６】上述では、装置箱を２分割としたが、点検
口より箱が更に大きい場合等、３分割するなど点検口１
１の大きさに応じて分割数を変えれば、種々な場合に対
応できる。

【００１７】更に分割した箱を幕板に平行に並べて取付
けても良い。この場合は、照光部に反射鏡を置いて、照
光部の光を直角に曲げて、表示部を照光する。

【００１８】

【発明の効果】本発明により、乗場戸が表示装置に余り
影響されずにすみ、乗場戸のコストダウンが出来るよう
になり、また、表示装置の保守点検も容易になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による表示器を備えた乗場幕板部の断面
図。

【図２】図１の表示器部分構成斜視図。

【図３】従来のエレベータ乗場出入口正面図。

【図４】図３のiv〜 iv線矢視図。

【符号の説明】

１ 到着灯 ２ 幕板 ４ 表示部 ５ 点検口の蓋 ７ ランプ ８Ａ， 装置箱 ８Ｂ 表示箱 ８Ｃ 照光箱 １１ 点検口 １４ 乗場戸

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】表示部、照光部などをまとめて乗場出入口
   の幕板裏面に設けてなるエレベータの乗場位置表示器に
   おいて、 前記表示部と照光部とに二分割して夫々箱に収納して構
   成したことを特徴とするエレベータの乗場位置表示器。
2. 【請求項２】表示部箱と照光部箱とを幕板に直角に縦に
   重ねて連結して構成したことを特徴とする請求項１記載
   のエレベータの乗場位置表示器。
3. 【請求項３】表示部箱と照光部箱とを幕板に並べて構成
   したことを特徴とする請求項１記載のエレベータの乗場
   位置表示器。