JPH07246950A - 自動車の前部車体構造 - Google Patents

自動車の前部車体構造

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JPH07246950A
JPH07246950A JP4012494A JP4012494A JPH07246950A JP H07246950 A JPH07246950 A JP H07246950A JP 4012494 A JP4012494 A JP 4012494A JP 4012494 A JP4012494 A JP 4012494A JP H07246950 A JPH07246950 A JP H07246950A
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JP
Japan
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front side
side member
bead
body structure
tension rod
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JP4012494A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Tateno
英之 舘野
Misae Hosaka
美佐恵 保坂
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ファーストクロスメンバとフロントサイドメ
ンバとの結合剛性の向上と、前面衝突時のフロントサイ
ドメンバの軸圧潰モードの実現とを可能とし、かつテン
ションロッドブラケットの取付剛性との向上を可能とす
ること。 【構成】 上面及び下面パネル41及び42を有する結
合部材4が、ファーストクロスメンバ2とフロントサイ
ドメンバ3とを接合して形成されるコーナ部に取付けら
れており、上面及び下面パネル41及び42にはフロン
トサイドメンバ3に直行する方向のパネル潰れビード
7,8がフロントサイドメンバ3には長さ方向に直行す
るメンバ潰れビード6がそれぞれ形成されており、かつ
フロントサイドメンバ3の下面32cにはフロントサス
ペンション700のテンションロッド500の先端部5
00aを取付けるテンションロッドブラケット5が取付
けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特にFR車のファース
トクロスメンバとフロントサイドメンバとの接合部位に
対応する自動車の前部車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車の前部車体構造は、ファー
ストクロスメンバの両側端をフロントサイドメンバに接
合して構成されている。図4は従来のFR車の前部車体
構造の片側部分のみを示す。
【0003】すなわち、従来のFR車の前部車体構造は
図4に示すようにファーストクロスメンバ100とフロ
ントサイドメンバ200とがその端部同士を略直角に接
合してコーナ部110を形成しており、細長のパン形状
に形成されたテンションロッドブラケット300がその
底部301の両側面をそれぞれファーストクロスメンバ
100及びフロントサイドメンバ200の下面に当接さ
せると共に、ボルト120により固着して前記コーナ部
110を三角形状に仕切るようにして取付けられれてフ
ァーストクロスメンバ100とフロントサイドメンバ2
00との結合剛性を維持している。このテンションロッ
ドブラケット300の固着は底部301に穿設したボル
ト孔301a,ファーストクロスメンバ100に穿設し
たボルト孔100a,及びフロントサイドメンバ200
に設けたウエルドナット200aに螺合する4本のボル
ト120により行われる。
【0004】また、フロントサイドメンバ200のテン
ションロッドブラケット300の固着部位にはコ字形断
面のテンションロッドブラケットレインフォース400
がフロントサイドメンバ200の内壁面に固着して設け
られており、このテンションロッドブラケット300に
ウエルドナット200aが溶接されている。
【0005】さらに、テンションロッドブラケット30
0にはそのフロントサイドメンバ200への固着部位下
部両側に下方へ突出するテンションロッド取付部302
が形成されると共にこのテンションロッド取付部302
にロッド取付用孔302aが形成されており、このロッ
ド取付用孔302aにテンションロッド500の先端部
500aの両側部が挿入係合されて取付けられるように
なっている。
【0006】テンションロッド500は図5に示すよう
にフロントサスペンション700の両側に設けられたト
ランスバースリンク600にその後端部500bを固着
して設けられており、その先端部500aを前記したよ
うにテンションロッドブラケット300に取付けること
によってフロントサスペンション700の入力をテンシ
ョンロッドブラケット300に伝達するようになってい
る。
【0007】このため従来の自動車の前部車体構造は、
テンションロッドブラケット300がファーストクロス
メンバ100とフロントサイドメンバ200との結合剛
性の維持と、フロントサイドメンバ700からの入力に
耐える実用強度とを有するように高剛性に形成されてい
る。
【0008】なお、図5中、符号701はストラットア
ッシ、符号702はフロントサスペンションメンバ、及
び符号703はスタビライザをそれぞれ示す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の自
動車の前部車体構造は、テンションロッドブラケット3
00が高剛性に形成されていることに起因して次のよう
な不具合い生じる虞れがある。
【0010】すなわち、従来の自動車の前部車体構造
は、前面衝突時の衝突入力F1 がテンションロッドブラ
ケット300の長さ方向に入力してフロントサイドメン
バ200に車体外方向の力F2 となって作用し、この結
果フロントサイドメンバ200がその軸圧潰モードを阻
害されて衝撃エネルギーの吸収効率を低下させると共
に、最悪の場合外方向へ折れる(図4中二点鎖線で示
す)虞れがある。
【0011】このため従来の自動車前部車体構造は、フ
ロントサイドメンバ200の構成部材の板厚を厚くして
フロントサイドメンバ200の前記した外方向の折れを
防止していたが、この場合重量増加とコスト高を招くと
いう新たな課題を有していた。
【0012】本発明は前記した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、重量増加、コスト高、及びテン
ションロッドブラケットの取付剛性の低下を招くことな
く、ファーストクロスメンバとフロントサイドメンバと
の結合剛性の向上と、前面衝突時の衝撃エネルギーの吸
収効率の向上を可能とした自動車の前部車体構造を提供
するにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ため、請求項1記載の発明は、三角形状に形成された上
面及び下面パネルの各斜辺部間を斜辺側壁で連結すると
共に他の二辺を開口して形成された結合部材が、前記上
面及び下面パネルの一辺側の側縁部をそれぞれファース
トクロスメンバの上側及び下側縁部に接合すると共に、
その他辺側の側縁部をそれぞれフロントサイドメンバの
上面および下面に接合して、前記ファーストクロスメン
バとフロントサイドメンバを接合して形成されるコーナ
部に取付けられており、前記上面及び下面パネルには前
記フロントサイドメンバに直行する方向のパネル潰れビ
ードが前記両パネルの全巾に亘って形成されており、前
記フロントサイドメンバの端部の内側面にはフロントサ
イドメンバの長さ方向に直行するメンバ潰れビードが形
成されており、かつ前記フロントサイドメンバの下面に
はフロントサスペンションのテンションロッドの先端部
を取付けるテンションブラケットが取付けられているこ
とを特徴としている。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載の自
動車の前部車体構造であって、前記上面及び下面パネル
の他辺側の側縁部が前記フロントサイドメンバに接合す
る凸部と前記メンバ潰れビードを逃げる凹部とを交互に
連続させて形成されており、かつ前記パネル潰れビード
が前記凸部形成部位に形成された凸ビードであることを
特徴としている。
【0015】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の自動車の前部車体構造であって、前記上面及び下面
パネルの他辺側の側縁部が前記フロントサイドメンバに
接合する凸部と前記メンバ潰れビードを逃げる凹部とを
交互に連続させて形成されており、かつ前記パネル潰れ
ビードが前記凸部形成部位に形成された凸ビードと、前
記凹部形成部位に形成された凹ビードとからなることを
特徴としている。
【0016】さらに、請求項4記載の発明は、請求項1
乃至4記載のいずれか1項記載の自動車の前部車体構造
であって、前記テンションロッドブラケットが取付基板
を有して形成され、前記取付基板を前記フロントサイド
メンバの下面に当接させると共に、前記フロントサイド
メンバの上下面に透通する透通ボルトにより固着したこ
とを特徴としている。
【0017】
【作用】請求項1乃至4記載の発明は前記した構成にな
っているので次の作用を奏する。
【0018】すなわち、請求項1記載の発明は、三角形
状の上面及び下面パネルを有する結合部材がファースト
クロスメンバとフロントサイドメンバを接合して形成さ
れるコーナ部に閉断面構造に接合されているので、前記
ファーストクロスメンバ及びフロントサイドメンバの骨
格部材としての結合剛性が向上すると共に、車体の前面
衝突時にパネル潰れビードが潰れてフロントサイドメン
バの軸圧潰モードを阻害することがない。
【0019】また、請求項1記載の発明は、テンション
ロッドを介してのフロントサスペンションからの入力を
前記テンションロッドブラケット及び結合部材を介して
フロントサイドメンバへ効率良く伝達することができ
る。
【0020】請求項2記載の発明は、車体の前面衝突時
にパネル潰れビードとしての凸ビードが潰れてフロント
サイドメンバの軸圧潰モードを誘発する。
【0021】また、請求項3記載の発明は、車体前面衝
突時にパネル潰ビードとしての凸ビード及び凹ビードが
潰れてフロントサイドメンバの軸圧潰モードを一層誘発
する。
【0022】さらに、請求項4記載の発明は、テンショ
ンロッドブラケットがその取付基板をフロントサイドメ
ンバの下面に当接させると共に前記フロントサイドメン
バの上下面に透通する透通ボルトで固着して取付けられ
ているので、テンションロッドを介してのフロントサス
ペンションからの入力を前記取付基板を介してフロント
サイドメンバ全体へ一層効率良く伝達することができ
る。
【0023】
【実施例】以下、本発明を図示した実施例に基づいて具
体的に説明する。図1は一実施例としてのFR車の前部
車体構造1を示す。この自動車の前部車体構造は、ファ
ーストクロスメンバ2の両側端をフロントサイドメンバ
3に接合して構成されている。図1はこのFR車の前部
車体構造1の片側部分のみを示すが、他側部分も同様に
形成されている。
【0024】前部車体構造1は、端部同士を略直角に接
合したファーストクロスメンバ2及びフロントサイドメ
ンバ3と、このファーストクロスメンバ2とフロントサ
イドメンバ3の接合により形成されるコーナ部に接合さ
れる結合部材4と、フロントサイドメンバ3の下面に取
付けられるテンションロッドブラケット5とから大略構
成されている。
【0025】ファーストクロスメンバ2はハット形断面
のアウタ部21と帯状部材からなるインナ部22との接
合により閉断面形状に形成されており、かつフロントサ
イドメンバ3は帯状部材からなるアウタ部31とハット
形断面のインナ部32との接合により閉断面形状に形成
されると共に、その端部のインナ部32の側面32aに
はフロントサイドメンバ3の長さ方向に直行するメンバ
潰れビードとしての凹ビード6が形成されている。
【0026】また、結合部材4は、図1乃至図3に示す
ようにファーストクロスメンバ2とフロントサイドメン
バ3の接合により形成されるコーナ部に相応する三角形
状に形成された上面及び下面パネル41及び42を有し
ており、この上面および下面パネル41及び42の斜辺
部間を斜辺側壁43で連結すると共に、他の二辺を開口
して形成されている。前記開口に対応する上面及び下面
パネル41及び42の一辺側の側縁部にはそれぞれ上フ
ランジ部41a及び下フランジ部42aが形成されてお
り、その他辺側の側縁部には上面パネル41に凸部41
bと凹部41cとが交互に連続するように形成されてい
ると共に、下面パネル42に上面パネル41と同一間隔
で凸部42bと凹部(図示せず)とが交互に連続するよ
うに形成されている。また、斜辺側壁43の両側端には
接合フランジ部43a及び43bが形成されている。
【0027】そしてこの結合部材4は、一辺側の上フラ
ンジ部41a及び下フランジ部42aをそれぞれファー
ストクロスメンバ2のインナ部22の上側及び下側縁部
に接合すると共に接合フランジ部43aをインナ部22
の中央部に接合してファーストクロスメンバ2に接合
し、かつ他辺側の凹部41cが凹ビード6を逃げるよう
にして(下面パネル42に形成した凹部も同様にして)
凸部41b及び42bをそれぞれフロントサイドメンバ
3のインナ部32の上面32b及び下面32cに接合す
ると共に接合フランジ部43bをインナ部32の側面3
2aに接合してフロントサイドメンバ3に接合すること
によって、ファーストクロスメンバ2とフロントサイド
メンバ3とが形成するコーナ部に閉断面構造に接合され
ている。
【0028】この結合部材4の上面及び下面パネル41
及び42には、その凸部41b及び42bの形成部位
に、フロントサイドメンバ3に直行する方向のパネル潰
れビードとしての凸ビード7が両パネル41及び42の
全巾に亘って形成されている。結合部材41は凸ビード
7の形成により前面衝突時の良好な潰れ状態を得ること
ができるが、本実施例のようにさらに両パネル41及び
42の凹部41c(及び下面パネル42の凹部を含む)
の形成部位に、フロントサイドメンバ3に直行する方向
のパネル潰れビードとしての凹ビード8を両パネル41
及び42の全巾に亘って形成することによって、一層良
好な潰れ状態を得ることができる。このためパネル潰れ
ビードは好ましくは本実施例のように交互に形成される
凸ビード7と凹ビード8とから構成される。
【0029】さらに、テンションロッドブラケット5は
矩形状の取付基板51を有して形成されており、この取
付基板51の下面には図5に示すフロントサスペンショ
ン700のテンションロッド500の先端部500aを
枢支するロッド枢支部52が下方へ突出するように形成
されている。そしてこのテンションロッドブラケット5
はその取付基板51をフロントサイドメンバ32のイン
ナ部32の下面32cに当接させると共に、インナ部3
2の上,下面32b,32cに透通する2本の透通ボル
ト9によりフロントサイドメンバ3に取付けられてい
る。このフロントサイドメンバ3のテンションロッドブ
ラケット5の取付けられる部位は結合部材4の結合後端
部位に対応している。なお図1中符号10は透通ボルト
9に螺合するナットである。
【0030】テンションロッド500はその先端部50
0aをフロントサイドメンバ3に取付けられたテンショ
ンロッドブラケット5のロッド枢支部52に両側部を枢
支させて取付けられている。
【0031】以上のように組付けられたFR車の前部車
体構造1は、上面及び下面パネル41及び42を有する
結合部材4がファーストクロスメンバ2とフロントサイ
ドメンバ3を接合して形成されるコーナ部に閉断面構造
に接合されているので、ファーストクロスメンバ2及び
フロントサイドメンバ3の骨格部材としての結合剛性特
にねじり剛性が向上して操安性、こもり音防止による振
動特性等の向上を図ることができる。
【0032】また、前部車体構造1は車体の前面衝突時
に凸ビード7及び凹ビード8が潰れの切掛となって結合
部材4が潰れることによってフロントサイドメンバ3の
軸圧潰モードを誘発して圧潰圧力の向上と、安定した軸
圧潰モードの実現を図ることができ、この結果衝突時の
衝撃エネルギーの吸収効率を向上させることができる。
【0033】さらに、テンションロッドブラケット5
は、その取付基板51をフロントサイドメンバ3のイン
ナ部32の下面32cに当接させると共に、インナ部3
2の上,下面32b,32cに透通する2本の透通ボル
ト9で固着して取付けられているのでテンションロッド
500を介してのフロントサスペンション700からの
入力を取付基板51を介してフロントサイドメンバ3の
全体に効率良く伝達することができ、これによってテン
ションロッドブラケット5の取付剛性の向上を図ること
ができる。
【0034】その上テンションロッドブラケット5は2
本の透通ボルト9によって取付けられているので4本の
ボルトを用いる従来の前部車体構造に比べて取付作業性
が向上している。
【0035】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明は次の
効果を奏する。すなわち、請求項1記載の発明によれ
ば、三角形状の上面及び下面パネルを有する結合部材が
ファーストクロスメンバとフロントサイドメンバを接合
して形成されるコーナ部に閉断面構造に接合されている
ので、前記ファーストクロスメンバ及びフロントサイド
メンバの骨格部材としての結合剛性が向上して操安性,
振動特性等の向上を図ることができると共に、車体の前
面衝突時にパネル潰れビードが潰れの切掛けとなって結
合部材が潰れることによってフロントサイドメンバの軸
圧潰モードを阻害することなく、圧潰反力の向上と、安
定した軸圧潰モードの実現を図ることができ、この結果
衝突時の衝撃エネルギーの吸収効率を向上させることが
できる。
【0036】その上、請求項1記載の発明によれば、テ
ンションロッドを介してのフロントサスペンションから
の入力を前記テンションロッドブラケット及び結合部材
を介してフロントサイドメンバへ効率良く伝達すること
ができ、この結果テンションロッドブラケットは簡単な
構造にも拘らずその変形が防止されて充分な取付剛性を
有することができる。
【0037】請求項2記載の発明によれば、車体の前面
衝突時にパネル潰れビードとしての凸ビードが潰れの切
掛となって結合部材が潰れることによってフロントサイ
ドメンバの軸圧潰モードを誘発することができ、これに
よって、請求項1記載の発明と同様の効果を奏すること
ができる。
【0038】また、請求項3記載の発明によれば、車体
の前面衝突時にパネル潰れビードとしての凸ビード及び
凹ビードが潰れの切掛となって結合部材が潰れることに
よってフロントサイドメンバの軸圧潰モードを一層効率
良く誘発することができ、これによって請求項1記載の
発明と同様の効果に加えて一層安定したフロントサイド
メンバの軸圧潰モードを確保することができる。
【0039】さらに、請求項4記載の発明によれば、テ
ンションロッドブラケットがその取付基板をフロントサ
イドメンバの下面に当接させると共に前記フロントサイ
ドメンバの上下面に透通する透通ボルトで固着して取付
けられているので、テンションロッドを介してのフロン
トサスペンションからの入力を前記取付基板を介してフ
ロントサイドメンバの全体へ一層効率良く伝達すること
ができ、これによって請求項1乃至4記載のいずれか1
項記載の発明と同様の効果に加えてテンションロッドブ
ラケットの取付剛性の一層の向上を図ることができる。
【0040】その上請求項1乃至4記載の発明は、従来
のテンションロッドブラケットに替えて結合部材を設け
るものであるから従来の車体構造に比べて重量増加及び
コスト高を招くことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例としてのFR車の前部車体構造の一部
を示す斜視図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図1のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】従来のFR車の前部車体構造の一部を示す分解
斜視図である。
【図5】フロントサスペンションの概略斜視図である。
【符号の説明】
1 FR車の前部車体構造 2 ファーストクロスメンバ 3 フロントサイドメンバ 4 結合部材 5 テンションロッドブラケット 6 凹ビード(メンバ潰れビード) 7 凸ビード(パネル潰れビード) 8 凹ビード(パネル潰れビード) 9 透通ボルト 32a 上面(フロントサイドメンバの) 32c 下面(フロントサイドメンバの) 41a 上フランジ部(上面パネルの一辺側の側縁部) 41b 凸部(上面パネルの他辺側の) 42a 下フランジ部(下面パネルの一辺側の側縁部) 42b 凸部(下面パネルの他辺側の) 41c 凹部(上面パネルの他辺側の) 43 斜辺側壁 500 テンションロッド 500a 先端部(テンションロッドの) 700 フロントサスペンション

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三角形状に形成された上面及び下面パネ
    ルの各斜辺部間を斜辺側壁で連結すると共に他の二辺を
    開口して形成された結合部材が、前記上面及び下面パネ
    ルの一辺側の側縁部をそれぞれファーストクロスメンバ
    の上側及び下側縁部に接合すると共に、その他辺側の側
    縁部をそれぞれフロントサイドメンバの上面及び下面に
    接合して、前記ファーストクロスメンバとフロントサイ
    ドメンバを接合して形成されるコーナ部に取付けられて
    おり、 前記上面及び下面パネルには前記フロントサイドメンバ
    に直行する方向のパネル潰れビードが前記両パネルの全
    巾に亘って形成されており、 前記フロントサイドメンバの端部の内側面にはフロント
    サイドメンバの長さ方向に直行するメンバ潰れビードが
    形成されており、かつ前記フロントサイドメンバの下面
    にはフロントサスペンションのテンションロッドの先端
    部を取付けるテンションロッドブラケットが取付けられ
    ていることを特徴とする自動車の前部車体構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動車の前部車体構造で
    あって、前記上面及び下面パネルの他辺側の側縁部が前
    記フロントサイドメンバに接合する凸部と前記メンバ潰
    れビードを逃げる凹部とを交互に連続させて形成されて
    おり、かつ前記パネル潰れビードが前記凸部形成部位に
    形成された凸ビードであることを特徴とする自動車の前
    部車体構造。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の自動車の前部車体構造で
    あって、前記上面及び下面パネルの他辺側の側縁部が前
    記フロントサイドメンバに接合する凸部と前記メンバ潰
    れビードを逃げる凹部とを交互に連続させて形成されて
    おり、かつ前記パネル潰れビードが前記凸部形成部位に
    形成された凸ビードと、前記凹部形成部位に形成された
    凹ビードとからなることを特徴とする自動車の前部車体
    構造。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至4記載のいずれか1項記載
    の自動車の前部車体体構造であって、 前記テンションロッドブラケットが取付基板を有して形
    成され、前記取付基板を前記フロントサイドメンバの下
    面に当接させると共に、前記フロントサイドメンバの上
    下面に透通する透通ボルトにより固着したことを特徴と
    する自動車の前部車体構造。
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