JP2596887Y2 - アンカープレートの固定部構造 - Google Patents
アンカープレートの固定部構造Info
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- JP2596887Y2 JP2596887Y2 JP1993014927U JP1492793U JP2596887Y2 JP 2596887 Y2 JP2596887 Y2 JP 2596887Y2 JP 1993014927 U JP1993014927 U JP 1993014927U JP 1492793 U JP1492793 U JP 1492793U JP 2596887 Y2 JP2596887 Y2 JP 2596887Y2
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- Japan
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ピラーにシートベルト
のアンカーを取り付けるためのアンカープレートの固定
部構造に関するものである。
のアンカーを取り付けるためのアンカープレートの固定
部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図6(A),(B)に示すよう
に、車体1(全体図省略)の後部ピラー2をインナプレ
ート3とアウタープレート4との合わせ構造により構成
すると共に、図示しないシートベルトアンカーを取り付
けるためのアンカーナット5を固定し且つインナプレー
ト3の内壁面3aに密着状態で固定される支持部6aを
備えたアンカープレート6がある。
に、車体1(全体図省略)の後部ピラー2をインナプレ
ート3とアウタープレート4との合わせ構造により構成
すると共に、図示しないシートベルトアンカーを取り付
けるためのアンカーナット5を固定し且つインナプレー
ト3の内壁面3aに密着状態で固定される支持部6aを
備えたアンカープレート6がある。
【0003】このアンカープレート6は、支持部6aの
車体1の略前後に位置する辺に車体前後方向に沿うフラ
ンジ6b,6cがそれぞれ形成されている。
車体1の略前後に位置する辺に車体前後方向に沿うフラ
ンジ6b,6cがそれぞれ形成されている。
【0004】フランジ6bは、インナプレート3とアウ
タプレート4の後部フランジ3b,4aと共にスポット
溶接され、フランジ6cは、後部ピラー2の補強を兼ね
る断面略ハット形状のレインフォースプレート7にスポ
ット溶接されている。なお、このレインフォースプレー
ト7を設けずに直接アウタプレート4に固定したもの
(例えば、実開昭60−16676号公報参照)もあ
る。
タプレート4の後部フランジ3b,4aと共にスポット
溶接され、フランジ6cは、後部ピラー2の補強を兼ね
る断面略ハット形状のレインフォースプレート7にスポ
ット溶接されている。なお、このレインフォースプレー
ト7を設けずに直接アウタプレート4に固定したもの
(例えば、実開昭60−16676号公報参照)もあ
る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記の如く
構成されたアンカープレート6にあっては、アンカーへ
の荷重の入力、例えば、車体衝突時等に乗員の上体が車
体前方へと急激に移動され、この上体の移動を拘束すべ
くシートベルトを介してアンカーに荷重が加わった場
合、アンカープレート6の支持部6a並びにフランジ6
b,6cは、いづれも支持部6aに対する直角方向の荷
重のみを吸収する構造となっている。
構成されたアンカープレート6にあっては、アンカーへ
の荷重の入力、例えば、車体衝突時等に乗員の上体が車
体前方へと急激に移動され、この上体の移動を拘束すべ
くシートベルトを介してアンカーに荷重が加わった場
合、アンカープレート6の支持部6a並びにフランジ6
b,6cは、いづれも支持部6aに対する直角方向の荷
重のみを吸収する構造となっている。
【0006】従って、アンカープレート6の支持部6a
に対する垂直方向、及び合力に対する衝撃を吸収・伝達
する構造とはなっていないため、アンカープレート6の
強度を確保して急激な荷重に対するアンカーナット5の
抜けや各プレート3,4,6の有害な変形を防止するた
めには、アンカープレート6の肉厚を十分に確保した重
いものとなるという問題点が生じていた。
に対する垂直方向、及び合力に対する衝撃を吸収・伝達
する構造とはなっていないため、アンカープレート6の
強度を確保して急激な荷重に対するアンカーナット5の
抜けや各プレート3,4,6の有害な変形を防止するた
めには、アンカープレート6の肉厚を十分に確保した重
いものとなるという問題点が生じていた。
【0007】本考案は上記事情に鑑みなされたものであ
って、薄肉で軽量なものでありながら、十分な強度を具
備することができるアンカープレートを提供することを
目的とするものである。
って、薄肉で軽量なものでありながら、十分な強度を具
備することができるアンカープレートを提供することを
目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、その目的を達
成するため、インナプレートとアウタプレートとの合わ
せ構造により形成された車体のピラーと、前記インナプ
レートとで閉断面を形成する断面略ハット形状のレイン
フォースプレートと、前記インナプレートと前記レイン
フォースプレートとの間に位置して前記インナプレート
の内壁面に密着状態で接合される支持部を備えたアンカ
ープレートと、該アンカープレートに固定されたシート
ベルトアンカー取付用の支持部材とを備えたアンカープ
レートの固定部構造において、 前記レインフォースプレ
ートの前記支持部材よりも車体後方に位置する中途部に
形成され且つ前記支持部材への荷重入力方向に沿って延
在された傾斜部と、該傾斜部に接合されるように前記ア
ンカープレートに形成されたフランジと、前記インナプ
レートから離間するように前記支持部に形成された車体
前後方向に延びるビードと、該ビードの車体前方側端部
を閉塞するように一体に形成され且つ前記レインフォー
スプレートのうち前記インナプレートと前記支持部との
接合面と直交する面と当接する補強当接面とを備えてい
ると共に、前記インナプレートと前記アウタプレートと
前記レインフォースプレートの前記支持部材よりも車体
後方に位置する各縁部を前記荷重入力方向と直交させた
状態で接合したことを要旨とする。
成するため、インナプレートとアウタプレートとの合わ
せ構造により形成された車体のピラーと、前記インナプ
レートとで閉断面を形成する断面略ハット形状のレイン
フォースプレートと、前記インナプレートと前記レイン
フォースプレートとの間に位置して前記インナプレート
の内壁面に密着状態で接合される支持部を備えたアンカ
ープレートと、該アンカープレートに固定されたシート
ベルトアンカー取付用の支持部材とを備えたアンカープ
レートの固定部構造において、 前記レインフォースプレ
ートの前記支持部材よりも車体後方に位置する中途部に
形成され且つ前記支持部材への荷重入力方向に沿って延
在された傾斜部と、該傾斜部に接合されるように前記ア
ンカープレートに形成されたフランジと、前記インナプ
レートから離間するように前記支持部に形成された車体
前後方向に延びるビードと、該ビードの車体前方側端部
を閉塞するように一体に形成され且つ前記レインフォー
スプレートのうち前記インナプレートと前記支持部との
接合面と直交する面と当接する補強当接面とを備えてい
ると共に、前記インナプレートと前記アウタプレートと
前記レインフォースプレートの前記支持部材よりも車体
後方に位置する各縁部を前記荷重入力方向と直交させた
状態で接合したことを要旨とする。
【0009】
【作用】このような構成においては、シートベルトアン
カー取付用の支持部材に加わった荷重は車体の前後方向
に延びるビードを形成した支持部を介してアンカープレ
ートに伝達される。
カー取付用の支持部材に加わった荷重は車体の前後方向
に延びるビードを形成した支持部を介してアンカープレ
ートに伝達される。
【0010】
【実施例】次に、本考案のアンカープレートの固定部構
造の実施例を図面に基づいて説明する。
造の実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】図4において、11は車体(全体図省
略)、12は車体11の後部に位置したピラーである。
略)、12は車体11の後部に位置したピラーである。
【0012】ピラー12は、図3(A),(B)に示す
ように、インナプレート13とアウタプレート14との
合わせ構造により中空に形成されている。また、ピラー
12の内部12aにはインナプレート13とで閉断面を
形成する断面ハット形状のレインフォースプレート15
と、シートベルトアンカー(図示せず)を支持するため
のアンカープレート20とが設けられている。
ように、インナプレート13とアウタプレート14との
合わせ構造により中空に形成されている。また、ピラー
12の内部12aにはインナプレート13とで閉断面を
形成する断面ハット形状のレインフォースプレート15
と、シートベルトアンカー(図示せず)を支持するため
のアンカープレート20とが設けられている。
【0013】レインフォースプレート15は、図2に示
すように、車体の略前後に位置するフランジ15a,1
5bと、フランジ15a,15bからアウタプレート1
4に向けて折曲された傾斜部15c,15dと、傾斜部
15c,15dに連続してインナプレート13に沿う平
面部15eと、フランジ15bと傾斜部15dとの連続
する一部をインナパネル13側に向けて折曲した傾斜部
15fとを備えている。
すように、車体の略前後に位置するフランジ15a,1
5bと、フランジ15a,15bからアウタプレート1
4に向けて折曲された傾斜部15c,15dと、傾斜部
15c,15dに連続してインナプレート13に沿う平
面部15eと、フランジ15bと傾斜部15dとの連続
する一部をインナパネル13側に向けて折曲した傾斜部
15fとを備えている。
【0014】フランジ15aは、インナプレート13の
内壁面13aにスポット溶接により接合される。また、
フランジ15aにはインナプレート13に形成された凸
部13bに沿う変位フランジ15gが形成されている。
内壁面13aにスポット溶接により接合される。また、
フランジ15aにはインナプレート13に形成された凸
部13bに沿う変位フランジ15gが形成されている。
【0015】フランジ15bは、インナプレート13の
車体後部側フランジ13cとアウタプレート14の車体
後部側フランジ14aとの間に位置し、これら各フラン
ジ13c,14a,15bが一体にスポット溶接により
接合される。
車体後部側フランジ13cとアウタプレート14の車体
後部側フランジ14aとの間に位置し、これら各フラン
ジ13c,14a,15bが一体にスポット溶接により
接合される。
【0016】アンカープレート20は、内壁面13aに
スポット溶接される支持部21と、支持部21の一辺か
ら凸部13bに向けて折曲され且つ傾斜部15cの内面
に当接する矩形の当接部22と、当接部22の端部から
外側に折曲された支持部21と平行なフランジ23と、
当接部22に隣接する支持部21の2辺に位置して当接
部22と離反する方向に立ち上げられた立壁24,25
と、立壁24,25の端部から当接部22と面一となる
ように折曲されたフランジ26,27と、立壁24,2
5の上端から外側に折曲された支持部21と平行なフラ
ンジ28,29と、当接部22と対向する支持部21の
一辺に形成されたフランジ30とを有する。
スポット溶接される支持部21と、支持部21の一辺か
ら凸部13bに向けて折曲され且つ傾斜部15cの内面
に当接する矩形の当接部22と、当接部22の端部から
外側に折曲された支持部21と平行なフランジ23と、
当接部22に隣接する支持部21の2辺に位置して当接
部22と離反する方向に立ち上げられた立壁24,25
と、立壁24,25の端部から当接部22と面一となる
ように折曲されたフランジ26,27と、立壁24,2
5の上端から外側に折曲された支持部21と平行なフラ
ンジ28,29と、当接部22と対向する支持部21の
一辺に形成されたフランジ30とを有する。
【0017】フランジ23は凸部13bに対応した内壁
面13aに変位フランジ15gと一体にスポット溶接さ
れ、フランジ26,27は傾斜部15cの内面にスポッ
ト溶接され、フランジ28,29は平面部15eの内面
にスポット溶接され、フランジ30は傾斜部15fの内
面にスポット溶接されている。
面13aに変位フランジ15gと一体にスポット溶接さ
れ、フランジ26,27は傾斜部15cの内面にスポッ
ト溶接され、フランジ28,29は平面部15eの内面
にスポット溶接され、フランジ30は傾斜部15fの内
面にスポット溶接されている。
【0018】支持部21は、平面部15eに形成された
作業穴15hからスポット溶接用の治具(図示せず)が
挿入されてインナプレート13にスポット溶接される。
また、支持部21には、図1に示すように、シートベル
トアンカー(図示せず)を取り付けるためのアンカーナ
ット(支持部材)16が座金17と一体に固定されてい
る。さらに、支持部21には、車体11の前後方向に延
びるビード31,31が形成されている。
作業穴15hからスポット溶接用の治具(図示せず)が
挿入されてインナプレート13にスポット溶接される。
また、支持部21には、図1に示すように、シートベル
トアンカー(図示せず)を取り付けるためのアンカーナ
ット(支持部材)16が座金17と一体に固定されてい
る。さらに、支持部21には、車体11の前後方向に延
びるビード31,31が形成されている。
【0019】ビード31,31は、アンカープレート2
0の全体の剛性を高めると共に、当接部22に対応した
部分に強度の高い補強当接面22’,22’を形成し、
この補強当接面22’により当接面22の傾斜部15c
に対する当接面積が広く設定されている。
0の全体の剛性を高めると共に、当接部22に対応した
部分に強度の高い補強当接面22’,22’を形成し、
この補強当接面22’により当接面22の傾斜部15c
に対する当接面積が広く設定されている。
【0020】ところで、傾斜部15cと当接部22及び
フランジ26,27は車体11の前後方向、即ち、イン
ナプレート13の内壁面13aと略直交する面を備え、
支持部21及び平面部15eとフランジ28,29とは
内壁面13aに沿う面を備えている。
フランジ26,27は車体11の前後方向、即ち、イン
ナプレート13の内壁面13aと略直交する面を備え、
支持部21及び平面部15eとフランジ28,29とは
内壁面13aに沿う面を備えている。
【0021】一方、傾斜部15fとフランジ30とは、
車体11の前方衝突によって発生するシートベルトの引
っ張り方向、即ち、シートバルトアンカーを介してのア
ンカーナット16への荷重の入力F3の方向に沿う面を
備えている。また、フランジ13c,14a,15b
は、この入力F3と略直交する方向に沿う面を備えてい
る。
車体11の前方衝突によって発生するシートベルトの引
っ張り方向、即ち、シートバルトアンカーを介してのア
ンカーナット16への荷重の入力F3の方向に沿う面を
備えている。また、フランジ13c,14a,15b
は、この入力F3と略直交する方向に沿う面を備えてい
る。
【0022】上記の構成において、例えば、車体11が
前方衝突し、シートベルトを介してアンカーナット16
に急激な荷重が加わった場合、入力F3は、フランジ3
0及びフランジ15fを介してインナプレート13、ア
ウタプレート14及びレインフォースプレート15へと
効率良く分散される。また、入力F3は、当接部22及
びフランジ26,27を介してインナプレート13及び
レインフォースプレート15へと分力F1として分散さ
れると共に、支持部21及びフランジ28,29を介し
てインナパネル13及びレインフォースプレート15へ
と分力F2として効率良く分散される。
前方衝突し、シートベルトを介してアンカーナット16
に急激な荷重が加わった場合、入力F3は、フランジ3
0及びフランジ15fを介してインナプレート13、ア
ウタプレート14及びレインフォースプレート15へと
効率良く分散される。また、入力F3は、当接部22及
びフランジ26,27を介してインナプレート13及び
レインフォースプレート15へと分力F1として分散さ
れると共に、支持部21及びフランジ28,29を介し
てインナパネル13及びレインフォースプレート15へ
と分力F2として効率良く分散される。
【0023】これらの各力F1,F2,F3を受けたピ
ラー12は、図4に示すように、原形状態から鎖線で示
す状態へと一旦変形した後、さらに実線で示すような状
態へと全体的に変形する。
ラー12は、図4に示すように、原形状態から鎖線で示
す状態へと一旦変形した後、さらに実線で示すような状
態へと全体的に変形する。
【0024】従って、アンカープレート20への入力F
3は、インナプレート13、アウタプレート14、及び
レインフォースプレート15に効率良く分散しつつ全体
が変形し、ビード31,31を設けたことと相俟って、
薄肉で軽量なものでありながら、ピラー12の局部的な
変形、ピラー12の折れ、アンカーナット16の抜け等
を防止することができる。また、荷重の入力方向に沿う
傾斜部15fとフランジ30とを接合したことにより、
入力F3に対してせん断方向に作用してスポット剥がれ
が防止されると共に荷重分散効果を向上させることがで
きる。さらに、アンカーナット16よりも車体後方に位
置するフランジ13c,14a,15bを入力F3と直
交する方向で接合したことにより、入力F3に対するア
ンカープレート20の変形並びにピラー12の変形や折
れをより一層防止することができる。
3は、インナプレート13、アウタプレート14、及び
レインフォースプレート15に効率良く分散しつつ全体
が変形し、ビード31,31を設けたことと相俟って、
薄肉で軽量なものでありながら、ピラー12の局部的な
変形、ピラー12の折れ、アンカーナット16の抜け等
を防止することができる。また、荷重の入力方向に沿う
傾斜部15fとフランジ30とを接合したことにより、
入力F3に対してせん断方向に作用してスポット剥がれ
が防止されると共に荷重分散効果を向上させることがで
きる。さらに、アンカーナット16よりも車体後方に位
置するフランジ13c,14a,15bを入力F3と直
交する方向で接合したことにより、入力F3に対するア
ンカープレート20の変形並びにピラー12の変形や折
れをより一層防止することができる。
【0025】
【考案の効果】以上説明した様に、本考案のアンカープ
レートの固定部構造にあっては、レインフォースプレー
トの支持部材よりも車体後方に位置する中途部に形成さ
れ且つ支持部材への荷重入力方向に沿って延在された傾
斜部と、傾斜部に接合されるようにアンカープレートに
形成されたフランジと、インナプレートから離間するよ
うに支持部に形成された車体前後方向に延びるビード
と、ビードの車体前方側端部を閉塞するように一体に形
成され且つレインフォースプレートのうちインナプレー
トと支持部との接合面と直交する面と当接する補強当接
面とを備えていると共に、インナプレートとアウタプレ
ートとレインフォースプレートの支持部材よりも車体後
方に位置する各縁部を前記荷重入力方向と直交させた状
態で接合したことにより、薄肉で軽量なものでありなが
ら、荷重分散効率が良く、しかも、十分な強度を具備す
ることができる。
レートの固定部構造にあっては、レインフォースプレー
トの支持部材よりも車体後方に位置する中途部に形成さ
れ且つ支持部材への荷重入力方向に沿って延在された傾
斜部と、傾斜部に接合されるようにアンカープレートに
形成されたフランジと、インナプレートから離間するよ
うに支持部に形成された車体前後方向に延びるビード
と、ビードの車体前方側端部を閉塞するように一体に形
成され且つレインフォースプレートのうちインナプレー
トと支持部との接合面と直交する面と当接する補強当接
面とを備えていると共に、インナプレートとアウタプレ
ートとレインフォースプレートの支持部材よりも車体後
方に位置する各縁部を前記荷重入力方向と直交させた状
態で接合したことにより、薄肉で軽量なものでありなが
ら、荷重分散効率が良く、しかも、十分な強度を具備す
ることができる。
【図1】本考案のアンカープレートの拡大斜視図であ
る。
る。
【図2】図4のA部に対応したピラー内部の拡大図であ
る。
る。
【図3】(A)は図2のB−B線に対応したピラーの断
面図、(B)は図2のC−C線に対応したピラーの断面
図である。
面図、(B)は図2のC−C線に対応したピラーの断面
図である。
【図4】本考案のアンカープレートを装着した車体後部
の側面図である。
の側面図である。
【図5】本考案の作用を示す要部の模式図である。
【図6】(A)は従来のアンカープレートを装着した車
体後部の側面図、(B)はピラーの内部構造を示す要部
の断面図である。
体後部の側面図、(B)はピラーの内部構造を示す要部
の断面図である。
11…車体 12…ピラー 13…インナプレート 14…アウタプレート 15…レインフォースプレート 15c…傾斜部 16…アンカーナット(支持部材) 20…アンカープレート 21…支持部22’…補強当接面 31…ビード30…フランジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 22/24
Claims (1)
- 【請求項1】インナプレートとアウタプレートとの合わ
せ構造により形成された車体のピラーと、前記インナプ
レートとで閉断面を形成する断面略ハット形状のレイン
フォースプレートと、前記インナプレートと前記レイン
フォースプレートとの間に位置して前記インナプレート
の内壁面に密着状態で接合される支持部を備えたアンカ
ープレートと、該アンカープレートに固定されたシート
ベルトアンカー取付用の支持部材とを備えたアンカープ
レートの固定部構造において、 前記レインフォースプレートの前記支持部材よりも車体
後方に位置する中途部に形成され且つ前記支持部材への
荷重入力方向に沿って延在された傾斜部と、該傾斜部に
接合されるように前記アンカープレートに形成されたフ
ランジと、前記インナプレートから離間するように前記
支持部に形成された車体前後方向に延びるビードと、該
ビードの車体前方側端部を閉塞するように一体に形成さ
れ且つ前記レインフォースプレートのうち前記インナプ
レートと前記支持部との接合面と直交する面と当接する
補強当接面とを備えていると共に、前記インナプレート
と前記アウタプレートと前記レインフォースプレートの
前記支持部材よりも車体後方に位置する各縁部を前記荷
重入力方向と直交させた状態で接合した ことを特徴とす
るアンカープレートの固定部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993014927U JP2596887Y2 (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | アンカープレートの固定部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993014927U JP2596887Y2 (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | アンカープレートの固定部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0672763U JPH0672763U (ja) | 1994-10-11 |
JP2596887Y2 true JP2596887Y2 (ja) | 1999-06-21 |
Family
ID=11874606
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993014927U Expired - Lifetime JP2596887Y2 (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | アンカープレートの固定部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2596887Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-29 JP JP1993014927U patent/JP2596887Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0672763U (ja) | 1994-10-11 |
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