JPH07246847A - 小型荷役車両の動力伝達装置 - Google Patents

小型荷役車両の動力伝達装置

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JPH07246847A
JPH07246847A JP3827794A JP3827794A JPH07246847A JP H07246847 A JPH07246847 A JP H07246847A JP 3827794 A JP3827794 A JP 3827794A JP 3827794 A JP3827794 A JP 3827794A JP H07246847 A JPH07246847 A JP H07246847A
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JP
Japan
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gear
torque converter
switching
reverse
output shaft
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JP3827794A
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English (en)
Inventor
Naoto Iketani
直人 池谷
Atsushi Shiozawa
淳 塩澤
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TCM Corp
Original Assignee
Toyo Umpanki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高級なトランスミッションを要しない簡単な
構造で前後進の切換えをする。 【構成】 前後進ギア37,38と推進軸12との間に
シンクロメッシュ44を設ける。トルコン10の出力軸
11の回転を切換ブレーキ75により停止させてレバー
を前進位置へ切換えると、シフトフォーク45によりシ
ンクロメッシュ44が推進軸12上を前進ギア37方向
へ移動する。前進ギア37とシンクロメッシュ44とが
噛み合って前進ギア37と推進軸12との接続が完了す
る。切換ブレーキ75を解除してエンジン7の回転数を
上げると車両が前進する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォークリフト等の小
型の荷役車両において、エンジンの動力をトルクコンバ
ータを介してアクスルシャフトに伝達する動力伝達装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フォークリフト等の荷役車両は、
自重が重く、前後進の切換えが頻繁に行われるため、特
にエンジン式のフォークリフトにおいては、トルクコン
バータにトランスミッションが接続された自動変速機か
らなる動力伝達装置が多く採用されていた。これはトラ
ンスミッションに設けられた油圧多板クラッチによって
ギアチェンジが自動制御されるもので、クラッチ式の動
力伝達装置のようにクラッチを踏んでシフトレバーを操
作してギアチェンジをする等の煩わしさを解消するとと
もに、トルクコンバータの利点である低速トルクが大き
いことを生かして、運転および荷役作業が楽に行えるも
のであった。また、前後進の切換えは、前後進切換バル
ブを切換えることにより容易に行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常フ
ォークリフトの作業時の最高速度は遅く、特に小型フォ
ークリフトにおいては、最高速度が20km/h未満、
稼働率が3h/日程度であるため、前後進の切換えがフ
ィンガータッチで容易に行える特徴があるものの、乗用
車と同様のトルクコンバータ式の動力伝達装置は、構造
が複雑で、小型フォークリフトにとってコストが高く、
メンテナンス等が面倒であるといった問題を抱えてい
た。したがって、小型フォークリフトへのトルクコンバ
ータ式動力伝達装置の搭載は、コストアップ等の要因が
あるため普及が進んでいない。
【0004】本発明は、上記に鑑み、小型フォークリフ
トにおいて、高級なトランスミッションでない簡単な構
造で前後進の切換えが行えるトルクコンバータ式の動力
伝達装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、図1の如く、エンジン7にトルクコンバータ10
が接続され、該トルクコンバータ10の出力軸11に前
進一速と後進一速を機械的に切換えるシンクロメッシュ
式前後進切換手段43を介して推進軸12が接続されて
おり、前記トルクコンバータ10の出力軸11の駆動ギ
ア36に、互いに逆方向に回転する前進ギア37および
後進ギア38が噛合され、前記前後進切換手段43は、
前記推進軸12に前記前進ギア37または後進ギア38
を切り離しあるいは接続させる噛合クラッチ44と、該
噛合クラッチ44をレバー操作により作動させるシフト
フォーク45とから構成されたものである。また、前後
進切換え時に、前記トルクコンバータ10の出力軸11
の回転を減速または停止させる切換ブレーキ75が設け
られていて、前進ギア37あるいは後進ギア38と噛合
クラッチ44とを同期させるようになっている。
【0006】
【作用】上記課題解決手段において、車両本体1を停止
状態から前進させるとき、エンジン7をアイドリング状
態のまま、トルクコンバータ10の出力軸11の回転を
切換ブレーキ75により停止に近い状態にさせ、前後進
切換レバーをニュートラル位置から前進位置へ切換え
る。するとシフトフォーク45が推進軸方向に移動し、
噛合クラッチ44がシフトフォーク45によって推進軸
12上を前進ギア37方向へ移動して、前進ギア37と
噛合クラッチ44とが噛み合って前進ギア37と推進軸
12との接続が完了する。
【0007】そして、切換ブレーキ75を解除して、エ
ンジン7の回転数を上げるとトルコン10、出力軸1
1、前進ギア37、噛合クラッチ44および推進軸12
を介して動力が駆動車輪5に伝達され、車両が前進す
る。
【0008】また、車両を前進状態から後進させるとき
には、車両を停止させて切換ブレーキ75を掛けなが
ら、前後進切換レバーを前進位置から後進位置へと切換
える。すると噛合クラッチ44が作動して後進ギア38
と噛み合って、推進軸12と後進ギア38とが接続され
て車両が後進する。
【0009】
【実施例】本実施例の小型フォークリフトは、図3の如
く、車両本体1の前部にフォーク2がマスト3に昇降自
在に支持された荷役装置4が設けられており、本体下部
の前側に装着された左右一輪ずつの駆動車輪5と、後側
に装着された左右一輪ずつの換向車輪6と、本体1内の
中央に配置されたエンジン7と、該エンジン7からの動
力を駆動車輪5に伝達する動力伝達装置8とを備えてい
る。
【0010】該動力伝達装置8は、図1の如く、エンジ
ン7に接続されたトルクコンバータ(以下、トルコンと
称す)10と、該トルコン10の出力軸11に接続され
た後述する切換ブレーキ、さらに前後進の切換えを行う
左右一対のシンクロメッシュ式前後進切換手段と、それ
を支える推進軸12に接続されたデファレンシャル13
と、該デファレンシャル13に接続された左右のフロン
トアクスルシャフト14,15とから構成されており、
エンジン7から前方へ向かってトルコン10、トルコン
10の出力軸11、推進軸12、およびデファレンシャ
ル13とフロントアクスルシャフト14,15の順で配
置されている。そして、これらはそれぞれハウジングに
内装されており、トルコンハウジング16およびアクス
ルハウジング17の順番に接続され、動力伝達装置8と
して一体化されている。
【0011】前記トルコン10は、エンジン7からの動
力を流体(本実施例ではオイル)の媒介により自動的に
接続するとともに、回転力を増強して出力軸11から駆
動車輪5に伝達するもので、エンジン7の出力軸19に
接続されている。トルコン10は、エンジン7の出力軸
19に固定されたフライホイール20と、フライホイー
ル20に取付けられたリング状のトルコンカバー21
と、該トルコンカバー21を介して回転するドーナツ状
のポンプ羽根車(以下、ポンプと称す)22と、出力軸
11に取付けられポンプ22と対向位置に配置されたド
ーナツ状のタービン羽根車(以下、タービンと称す)2
3と、ポンプ22とタービン23との間に設けられたド
ーナツ状の案内羽根車(以下、ステータと称す)24と
から構成されている。そして、トルコン10内に図示し
ない油圧ポンプからオイルが供給されており、ポンプ2
2が回転することにより、オイルがポンプ22、タービ
ン23およびステータ24を循環して出力軸11が回転
する。なお、トルコン10へのオイル供給は、荷役装置
4へオイル供給する油圧ポンプから供給されており、油
圧ポンプを共用することによって部品削減によるコスト
ダウン、および車両の軽量化が図れる。
【0012】前記推進軸12は、トルコン10の出力軸
11とデファレンシャル13との間に設けられており、
トルコン10の出力軸11に直交して配置され、両端部
がアクスルハウジング17にベアリング33を介して回
転可能に支持されている。推進軸12の中央にはデファ
レンシャル13と噛み合う伝達ギア34が形成されてい
る。
【0013】そして、前記トルコン10の出力軸11
は、トルコンハウジング16の仕切り壁16aに固定さ
れた円筒状のステータホルダ26内にベアリング35を
介して回転可能に内装されており、出力軸11の先端に
は推進軸12へ回転力を伝達する駆動ギア36が連結さ
れている。該駆動ギア36は出力軸11の回転力を出力
軸方向に対して直角方向へ伝達するカサ歯車とされてお
り、駆動ギア36には、それに従動して車両本体1を前
進あるいは後進させる一対の前進ギア37および後進ギ
ア38が噛合されている。
【0014】該前進ギア37および後進ギア38は、互
いに逆方向に回転するよう駆動ギア36に噛合されたカ
サ歯車で、駆動ギア36の回転力により推進軸12を正
回転あるいは逆回転させる。前進ギア37および後進ギ
ア38には、それぞれ側方に突出したボス部39が形成
されており、ボス部39が推進軸12にベアリング40
を介して回転可能に外嵌され、推進軸12の中央の伝達
ギア34を挟んで両側に前進ギア37および後進ギア3
8が配置されている。また、ボス部39の端部には、前
後進切換手段と係合する噛合ギア41と、噛合ギア41
からボス部39先端に向かって狭くなるよう傾斜した雄
摩擦面42とが形成されている。
【0015】そして、本実施例では、前進ギア37ある
いは後進ギア38と推進軸12とを断続することにより
車両の前進一速と後進一速の切換えが行われるもので、
前進ギア37および後進ギア38を機械的に切換える前
後進切換手段43が設けられている。該前後進切換手段
43は、図2の如く、推進軸12に前進ギア37または
後進ギア38を切り離しあるいは接続させる一対のシン
クロメッシュとされた噛合クラッチ44と、前後進の切
換えを行う車両本体1の運転席内に設けられた前後進切
換レバー(図示せず)と、前後進切換レバーの操作によ
りシンクロメッシュ44を作動させるシフトフォーク4
5とから構成されている。なお、図2中、46はクラッ
チハブ、47はインサート、48は環状スプリング、4
9はスリーブ、50はブロックリングである。
【0016】前記シフトフォーク45は、略U字状に形
成され、スリーブ49に嵌め込まれている。シフトフォ
ーク45は、前後進切換レバーに連結されたチェンジロ
ッドおよびシフトフォークシャフトからなるリンク機構
(図示せず)により作動される。
【0017】前記デファレンシャル13は、図1のよう
に推進軸12の前側に配置され、デファレンシャルケー
ス(以下、デフケースと称す)64に推進軸12の伝達
ギア34に噛合されるリングギア65が取付けられてお
り、デフケース64内に、リングギア65の回転に伴い
公転する一対の差動小ギア66,67と、差動小ギア6
6,67により回転される一対の差動大ギア68,69
と、差動大ギア68,69の回転軸上にそれぞれ取付け
られたフロントアクスルシャフト14,15とを備えて
いる。デフケース64は、アクスルハウジング17の左
右両側に固定されたアクスルケース70にベアリング7
1を介して回転可能に支持されている。
【0018】そして、前記トルコン10の出力軸11に
は、車両の前後進切換え時に出力軸11の回転を停止さ
せるための切換ブレーキ75が設けられている。該切換
ブレーキ75は、車両本体1の運転席の床に設けられた
切換ペダル(図示せず)と、トルコン10の出力軸11
に取付けられたブレーキホイール76と、ブレーキホイ
ール76の外周面に配置されたブレーキシュー77と、
ブレーキシュー77をブレーキホイール76の外周面に
押し付けるよう縮めるカム機構78とからなり、切換ペ
ダルとカム機構78とが図示しないケーブルにより連結
されている。ブレーキホイール76は、トルコン10と
トルコン10の出力軸先端の駆動ギア36との間に配置
されており、出力軸11にスプライン嵌合されている。
そして、切換ペダルを踏み込むことによりケーブルを介
してカム機構78が作動して、トルコン10の出力軸1
1の回転が停止される。なお、切換ブレーキ75は、前
後進ギア37,38とシンクロメッシュ44とを接続さ
せるときに使用するもので、車両を停止させるブレーキ
としては、駆動車輪5および換向車輪6にドラム式のサ
ービスブレーキ(図示せず)が設けられており、運転席
の床に配置された図示しないブレーキペダルを踏み込む
ことにより車両が停止する。
【0019】また、前記切換ブレーキ75は、運転席の
床に設けられた図示しないブレーキレバーの操作により
作動するように構成されており、カム機構78とブレー
キレバーとがケーブルにより連結され、車両を駐車させ
るときに切換ブレーキ75を作動させる。ただし、切換
ブレーキ75を駐車ブレーキとして利用する場合、例え
ばエンジン7が起動状態で前進ギア37あるいは後進ギ
ア38が推進軸12に接続されていてブレーキレバーを
操作すると、エンジン7がアイドリング状態であれば車
両を停止させられるが、エンジン7の回転数が上昇する
と車両が走行してしまう。また、エンジン7が停止状態
であっても、推進軸12に前進ギア37あるいは後進ギ
ア38が接続されていないと、推進軸12が空回りして
車両は動いてしまう。そのため、車両を駐車させるとき
は、前進ギア37あるいは後進ギア38と推進軸12と
をシンクロメッシュ44により接続させ、エンジン7を
停止させておく必要がある。
【0020】そこで、本実施例では、前進ギア37ある
いは後進ギア38が推進軸12に接続された状態でブレ
ーキレバーを操作したときにエンジン7を停止させるエ
ンジン停止機能と、前後進ギア37,38が接続されず
にブレーキレバーを操作したときに報知する誤操作報知
機能とが備えられている。これはブレーキレバーおよび
前後進切換レバーにリミットスイッチが設けられてお
り、リミットスイッチからの出力信号に基づいて、エン
ジン7への燃料供給およびプラグ等への電源供給を断っ
てエンジンを停止させたり、ブザーを鳴らして知らせた
りする。したがって、切換ブレーキ75を駐車ブレーキ
として利用しても、エンジン7が停止するので、車両が
クリープを始めて動いたり、駐車ブレーキとして役目を
果たさないといった問題は発生しない。
【0021】上記構成において、車両本体1をギアがニ
ュートラルの停止状態から前進させるとき、まず切換ペ
ダルを踏み込んでトルコン10の出力軸11の回転を切
換ブレーキ75により停止に近い状態にさせ、前後進切
換レバーをニュートラル位置から前進位置へ切換える。
するとリンク機構を介して、シフトフォーク45が推進
軸方向に移動してシンクロメッシュ44が作動し、前進
ギア37が推進軸12に接続される。
【0022】そして、切換ペダルの踏み込みを止め、ア
クセルペダルを踏み込んでエンジン7の回転数を上げる
とトルコン10、出力軸11、前進ギア37、シンクロ
メッシュ44、推進軸12、デファレンシャル13、ア
クスルシャフト14,15を介して動力が駆動車輪5に
伝達され、車両が前進する。
【0023】また、車両を前進状態から後進させるとき
には、サービスブレーキを効かせて車両を停止させ、切
換ペダルを踏み込んで前後進切換レバーを前進位置から
後進位置へと切換える。するとシンクロメッシュ44が
作動して後進ギア38と推進軸12とが接続され、車両
が後進する。
【0024】そして、荷役作業が終了して車両を駐車さ
せる場合は、エンジン7を停止させ、前後進切換レバー
によりシンクロメッシュ44を作動させて前進ギア37
あるいは後進ギア38と推進軸12とを接続し、ブレー
キレバーを操作すると切換ブレーキ75が掛かってトル
コン10の出力軸11、推進軸12、デファレンシャル
13およびアクスルシャフト14,15が固定され、車
両が駐車状態となる。
【0025】このように、トルコン式の動力伝達装置に
シンクロメッシュ44を設けて、トルコン10の出力軸
11の駆動ギア36に噛合された前進ギア37あるいは
後進ギア38と推進軸12とをシンクロメッシュ44に
よって機械的に断続することにより、車両の前後進の切
換えが容易に行えるので、従来のような高級なトランス
ミッションが不要になる。したがって、その廃止によ
り、従来のような変速ギア、油圧多板クラッチおよびそ
れを作動させる油圧装置等が不要になって、装置の構造
が簡単になるので、部品削減によるコストダウン、装置
の軽量化および小型化が可能となり、クラッチ式の小型
フォークリフトの車両価格に近づけることができる。
【0026】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
【0027】例えば、上記実施例では、噛合クラッチと
してシンクロメッシュ44を使ったが、ドッグクラッチ
を使用してもよい。
【0028】そして、トルコン10の出力軸11を停止
させる切換ブレーキ75を設けたが、前後進の切換えは
車両を停止させてシンクロメッシュ44によって駆動ギ
ア36と前後進ギア37,38とを断続させるので、切
換ブレーキ75を廃止してもよい。これにより、前後進
切換レバーの操作に必要な力はクラッチ式と同等程度と
なり、部品削減によるコストダウンが可能となる。
【0029】また、駐車ブレーキとして切換ブレーキ7
5を共用したが、サービスブレーキを共用してもよい。
【0030】さらに、上記実施例では、推進軸12にデ
ファレンシャル13のリングギア65を直接噛み合わせ
て、動力伝達装置として一体化したが、推進軸12にユ
ニバーサルジョイントを介して延長軸を接続し、延長軸
にデファレンシャル13を接続してもよい。これによ
り、エンジン7および動力伝達装置の搭載位置を限定す
る必要がなく、自由に配置できるとともに、エンジン振
動を遮断することができる。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明請
求項1,2によると、トルコン式の動力伝達装置に噛合
クラッチを設けて、トルコンの出力軸の駆動ギアに噛合
された前進ギアあるいは後進ギアと推進軸とを噛合クラ
ッチによって機械的に断続することにより、車両の前後
進の切換えが容易に行えるので、従来のような変速ギ
ア、油圧多板クラッチおよびそれを作動させる油圧装置
等が不要になる。そのため、装置の構造が簡単になるの
で、部品削減によるコストダウン、装置の軽量化および
小型化が可能になり、クラッチ式の小型荷役車両の車両
価格に近づけることができる。
【0032】請求項3によると、切換ブレーキを設け
て、前後進切換え時にトルコンの出力軸の回転を停止さ
せるので、噛合クラッチによる前進ギアあるいは後進ギ
アと推進軸との接続がスムーズに行えるといった優れた
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における小型荷役車両の動力
伝達装置の横断面図
【図2】シンクロメッシュの構成図
【図3】小型フォークリフトの全体構成図
【符号の説明】
7 エンジン 10 トルクコンバータ 11 トルクコンバータの出力軸 12 推進軸 13 デファレンシャル 14,15 アクスルシャフト 36 駆動ギア 37 前進ギア 38 後進ギア 43 前後進切換手段 44 シンクロメッシュ 45 シフトフォーク 75 切換ブレーキ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンにトルクコンバータが接続さ
    れ、該トルクコンバータの出力側にシンクロメッシュ式
    前後進切換手段を介して駆動力伝達することを特徴とす
    る小型荷役車両の動力伝達装置。
  2. 【請求項2】 トルクコンバータの出力軸の駆動ギア
    に、互いに逆方向に回転する前進ギアおよび後進ギアが
    噛合され、前後進切換手段は、推進軸に前記前進ギアま
    たは後進ギアを切り離しあるいは接続させる噛合クラッ
    チと、該噛合クラッチをレバー操作により作動させるシ
    フトフォークとから構成されたことを特徴とする請求項
    1記載の小型荷役車両の動力伝達装置。
  3. 【請求項3】 前後進切換え時に、トルクコンバータの
    出力軸の回転を停止させる切換ブレーキが設けられたこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の小型荷役車両の
    動力伝達装置。
JP3827794A 1994-03-09 1994-03-09 小型荷役車両の動力伝達装置 Withdrawn JPH07246847A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114278713A (zh) * 2021-12-22 2022-04-05 采埃孚合力传动技术(合肥)有限公司 一种小吨位叉车液力变速箱

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114278713A (zh) * 2021-12-22 2022-04-05 采埃孚合力传动技术(合肥)有限公司 一种小吨位叉车液力变速箱

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Effective date: 20010605